JP2000506587A - 双円筒インペラ型ポンプ - Google Patents

双円筒インペラ型ポンプ

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JP2000506587A JP10522408A JP52240898A JP2000506587A JP 2000506587 A JP2000506587 A JP 2000506587A JP 10522408 A JP10522408 A JP 10522408A JP 52240898 A JP52240898 A JP 52240898A JP 2000506587 A JP2000506587 A JP 2000506587A
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チャン ラー,フィル
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Abstract

(57)【要約】 双円筒インペラ型ポンプが提示される。このポンプにおいて、双円筒インペラにはインペラとポンプケーシング間の接合部のギャップを除去するための弾性密閉手段が提供され、インペラはその上死点又は下死点に位置する。前記ポンプの伝動ギヤ機構において、駆動軸は従動軸と直接噛み合わなく二つのアイドルギヤを介して従動軸と間接的に噛み合う。各々のアイドルギヤにおいて、真円同心ギヤと楕円偏心ギヤの両者は軸に装着されて双ギヤを形成する。二つの楕円偏心ギヤは互いに噛み合う反面、二つの真円同心ギヤはそれぞれ駆動ギヤと従動ギヤと噛み合うので、ポンプ作動中の作動騒音及び振動を効率的に減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】 双円筒インペラ型ポンプ 技術分野 本発明は、双円筒インペラ型ポンプの作動時、インペラの上死点と下死点位置 でインペラとケーシング間に発生する隙間を遮断させることで吸入力と吐出力を 増強させて効率を増大させ、ギヤ手段を改善して騒音及び振動を減少させる双円 筒インペラ型ポンプに関するものである。 背景技術 従来の一般的なポンプらは主として羽形、ギア形、ネジ形又はカム形のインペ ラをポンプ胴体内の一位置で回転させて流体送出作用を起こすようになっている が、これらはインペラの1吸出行程当たりインペラの運動距離が長く、そのイン ペラと送出インペラ間の接触面積が非常に大きいとともに、渦流状の激しい接触 状態となるため、力の浪費が高いだけでなく、高い摩擦熱及び摩耗現象が随伴す るため、高速運転が難しくポンプの寿命が短い欠点があった。 また、このような一般的なポンプは特有の複雑なインペラ及びインペラ室の構 造を有するため、設計上の制約が多く、使用用途に制限される問題点がある。 韓国特許公告第91−4769号及び日本国特願昭63−126511号にはロータリー型コ ンプレッサが開示されている。このコンプレッサは一つの円形ロータの偏心旋回 運動のみで流体の吸入吐出作用を起こすようになっているため、流体に対する一 度の完全吸入吐出作用を起こすに必要なロータの運動距離が長くてポンプ効率が 低く、比較的 薄いブレード構造物と、ロータの吸入行程時、吐出口からの流体逆流を防止する ためのバルブ手段などの設置を必要とするため、脆弱部位の多い複雑な構造とな って、正度以上の高圧高速運転が難しく寿命が短い欠点がある。 また、韓国特許公告第90−3682号及び日本国実願昭61−178289号に開示されて いる種類のメインポンプも多数の薄い板状ベーンの設置が必要なポンプ構造によ り、前述した先行技術に類似した欠点を有する。 また、韓国特許公告第89-628号、日本国特願昭59−222753号、日本国特願昭59 −168236号などに開示されたような種類のスクロール流体機械はインボリュート 及び円弧などの複合曲線に従う複雑な渦巻状の構造物となるため、製作が極めて 難しく、全体的に高価の費用が要求される複雑な構成となり、揺動スクロールの 揺れ運動時、この揺動スクロールと固定スクロール間に形成される小面積の連続 可変流体室を介して流体の吸入吐出が行われるため、揺動スクロールの一回転当 たり吸入吐出量が少ない問題点がある。 本出願人により出願された韓国特許出願第94-10299号は、このような従来のポ ンプが有する諸般問題点及び欠点を効果的に解消するため、簡素で効率的な構成 によりその構成製作が容易であり、高ポンプ効率及び多様な用途を有する新たな タイプの双円筒インペラ型ポンプである。図1及び図2に示すように、前記ポン プは同一大きさの同一偏心ギヤ形態に噛合設置された伝動ギヤ116,117に結合さ れた各々の軸に対して同一偏心量を有し、前記軸の周囲に相互等距離を維持し相 互反対方向に旋回運動する一対の同一円筒体でなった第1及び第2インペラ103 ,104と、最隣接部位に相互連通されるようにスリットが形成され、その両側壁 に相互対向する吸入口107及び吐出口108が形成され、前記インペラ103,104の外 周面が円周方 向にそれぞれ内接スライディングする一対の同一円筒形の第1及び第2インペラ 105,106と、前記二つのインペラ103,104間を連結し、前記吸入口と吐出口間に 設置される隔板とを包含する構成である。 このポンプは流体の吸出作用を起こすインペラ103,104及びインペラ室105,1 06が単純真円体でなり、さらに円筒体の両インペラ103,104及びこれらの間の堅 実な連結隔板を除き、流体の吸出作用を起こすのにほかの脆弱な可動要素の設置 具備が全く不要であるため、ポンプの構成、製作が非常に容易であり、故障ない 長久の寿命を提供する。また、真円筒体の二つのインペラ103,104が真円筒体の 二つのインペラ室の内周面に沿って滑らかにスライドしつつ連続交互的流体吸出 作用をなすため、脈動現象がほとんどなく、インペラ103,104の1運動サイクル 間のインペラ103,104の運動距離が短く、かつインペラ103,104と送出流体間の 接触面積が極小化するとともに、激しい渦流又は乱流状の流動を誘発しないため 、力の浪費がなく、高速、高圧の運転にも全然無理がない。 しかし、このような従来の双円筒インペラ型ポンプは、図2にSで表示したよ うに、各インペラ103,104が上死点又は下死点位置で、インペラ103,104の隔板 の両側でケーシングのインペラ室105,106との隙間により圧力漏出現象が発生し 、一対の比較的大きい伝動ギヤl16,l17に両インペラの偏心支軸112,113をそれ ぞれ固定するため、作動効率が低く、インペラが上死点又は下死点を外れた位置 では偏心支軸112,113間の距離が大きくなる問題点を解決するために伝動ギヤ11 6,117を偏心に相互噛み合うようにしたが、偏心伝動ギヤ116,117の相対加速度 が相違して、偏心方向と偏心方向に対する垂直方向では両伝動ギヤ116,117が過 度に噛み合えない点のため、必要以上の大きい遊隔が必要であって騒音及び振動 が発生する問 題点があった。 発明の要約 したがって、本発明はこのような従来の双円筒インペラ型ポンプの問題点を解 決するために創出されたもので、インペラの上死点と下死点位置でのインペラと ケーシング間の隙間の発生を防止し、必要以上の遊隔がなくても偏心伝動ギヤが 円滑に作動するようにして吸入及び吐出力を増強させ騒音及び振動を除去するこ とをその技術的課題とする。 前記技術的課題を解決するため、本発明の双円筒インペラ型ポンプは、同一大 きさと同一偏心ギヤ形態に噛み合った駆動ギヤと従動ギヤが結合された各々の軸 に対して同一偏心量を有し、前記軸周囲を相互ほぼ等距離を維持して相互反対方 向に旋回運動する一対の同一円筒体でなった第1及び第2インペラと前記第1及 び第2インペラを連結する隔板とから構成される双円筒インペラと、最隣接部位 に相互連通されるようにスリットが形成され、その両側壁に対向吸入口と吐出口 が形成され、その間に前記隔板が位置し、前記インペラの外周面が円周方向にそ れぞれ内接スライディングされる一対の同一円筒形の第1及び第2インペラ室を 備えるケーシングとから構成される双円筒インペラ型ポンプにおいて、前記駆動 ギヤ及び従動ギヤが真円ギヤとして互いに離隔設置され、前記駆動ギヤ及び従動 ギヤは、偏心方向の直径より偏心方向に対する垂直方向の直径が小さく形成され 、互いに噛み合う二つの偏心楕円ギヤとそれぞれ前記偏心楕円ギヤと同一軸上に 結合され、前記偏心楕円ギヤの一側面に結合された二つの真円同心ギヤとから構 成されるアイドルギヤ双の前記真円同心ギヤにそれぞれ結合されることを特徴と する双円筒インペラ型ポンプ。 そして、前記第1及び第2インペラはそれぞれ前記隔板引接位置に弾性密閉手 段を形成したことを特徴とする。 また、前記双円筒インペラ型ポンプの前記吸入口及び吐出口は前記インペラの 直径とインペラ室直径の差より大きくなく形成されることを特徴とする。 図面の簡単な説明 本発明の前記及びその他の目的、特徴及び利点は添付図面を参考とする以下の 詳細な説明からより明らかに理解できる。 図1は従来の双円筒インペラ型ポンプの要部断面図である。 図2は従来の双円筒インペラ型ポンプのポンプ室の横断面図である。 図3は本発明による双円筒インペラ型ポンプの分解斜視図である。 図4は本発明による双円筒インペラ型ポンプの縦断面図である。 図5は本発明による双円筒インペラ型ポンプのギヤ構成を示す図である。 図6Aないし図6Cは本発明に使用される偏心楕円ギヤの作動理論をそれぞれ 示す図である。 図7は本発明による双円筒インペラの横断面図である。 図8A及び図8Bは本発明による双円筒インペラの平面図及び横断面図である 。 図9Aないし図9Fは本発明による双円筒インペラ型ポンプの作動原理を示す 断面図である。 発明を実施するための最良の様態 図3は本発明の双円筒インペラ型ポンプの全構成要素を示す分解 斜視図、図4は結合状態の同断面図である。本発明では、モータの動力により駆 動される駆動軸11に駆動ギヤ13が結合され、前記駆動軸11の対向位置の従動軸12 には従動ギヤ16が結合される。そして、前記駆動軸11の先端と従動軸12の先端に はそれぞれ偏心軸1と2が結合され、これは当該インペラ3,4の内部に回動可 能に固定される。 前記駆動ギヤ13と従動ギヤ16は、同一大きさと同一方向への同一偏心量を有し 、相互噛合い、偏心方向の直径より偏心方向に対する垂直方向の直径が小さく形 成された二つの偏心楕円ギヤ15,18と、前記偏心楕円ギヤ15,18と同軸上に固定 され、前記偏心楕円ギヤにそれぞれ一体に結合された二つの真円同心ギヤ14,17 にそれぞれ結合されて2対のアイドルギヤを構成する。 すなわち、図5のギヤ結合図に示すように、駆動ギヤ13は偏心楕円ギヤ15と真 円同心ギヤ14で構成された一対のアイドルギヤの真円同心ギヤ14と噛み合い、従 動ギヤ16は前記偏心楕円ギヤ15と噛み合った偏心楕円ギヤ18と真円同心ギヤ17で 構成された一対のアイドルギヤの真円同心ギヤ17と噛み合う。 したがって、モータの動力源により駆動される駆動ギヤ13の回転力が前記2対 のアイドルギヤ14,15及び17,18を介して伝達されて従動ギヤ16を回転させるの で、駆動ギヤ13と従動ギヤ16は互いに反対方向に回動することになる。 ところで、駆動軸11の回転力が2対のアイドルギヤの噛み合った偏心楕円ギヤ 15,18を介して伝達されるので、従来のように両軸の角速度が相違しても、前記 駆動軸11及び従動軸12の先端にそれぞれ結合された偏心支軸1,2の軸間距離が 一定に維持される。 ところで、従来には、偏心支軸112,113間の距離を一定に維持するため、前記 偏心支軸112,113の各偏心ギヤ116,117を真円偏心ギ ヤを噛み合わせて構成したため、角速度の差によってギヤが噛み合って回転しな いので、これを補償するため、両偏心ギヤ116,117間に無駄な遊隔が必要になる 。 しかし、本発明では噛み合った偏心ギヤ15,18を形成することにあって、偏心 方向と垂直方向の直径を偏心方向の直径より小さくして楕円に形成したものであ る。したがって、最偏心楕円15,18間の無駄な遊隔の必要性が除去される。また 、駆動ギヤ13と従動ギヤ16を2対のアイドルギヤ14,15及び17,18を介して連結 することにより、駆動ギヤ13及び従動ギヤ14の大きさが縮小できるので、作動効 率が増加される。 本発明の偏心楕円ギヤの作動理論を図6Aないし図6Cを参考して説明する。 図6Aないし図6Cは噛み合った二つの楕円偏心ギヤG1及びG2を示す。こ こで、S1,S2:二つの偏心軸、C:二つの偏心軸間の距離、C1:前記偏心 軸の二つの偏心部中心間の距離、e:各偏心ギヤの偏心度、P(P−2e):各 偏心軸の偏心度、a:前記各楕円ギヤに相当する楕円の短軸の半径、b:楕円の 長軸の半径、R1,R2:角変化によって変化される偏心楕円の可変半径、Q1 ,Q2:ギヤ回転によって変化される可変角、E:偏心度である。この場合、偏 心度Eは次の式で表現される。 r=a2/b ここで、rは変数である。 R1+R2=C及びR1dQ1=R2dQ2である場合、前記二つのギヤG1 及びG2は互いに回転可能に噛み合える。また、R1=r/(1−E cosQ1) 及びR2=r/(1−E cosQ2)である場合、第2ギヤG2は第1ギヤG1に より回転できる。したがっ て、二つのギヤG1及びG2は同一大きさ及び形状を有しb=C/ −E2)〕である。 図6Bは半径“a”を計算するほかの方法を示す。本方法によると、半径R1 ,R2は可変角Q1によって変化され、二つの半径R1,R2の総合は各Q1に かかわらず変化しない。すなわち、R1+R2=C=2bである。各Q1が変化 して二つの半径R1,R2の頂点を楕円の短軸に位置させるとき、R1及びR2 は互いに同一である。この場合、2R1=2b、よってR1=bである。したが 第1ギヤG1が角Q1で回転するとき、第2ギヤG2の回転角Q2’は次のよ うに計算される。 R1’=r/(1−E cosQ1’) R2’=r/(1−E cosQ2’) Q2’=cos-1{1/E〔(r/R2’)−1〕} 二つのギヤG1及びG2がそれぞれ各Q1’及びQ2’で全く回転したとき、 前記偏心軸S1及びS2の二つの偏心部中心間の距離(C1)は次の式で表現さ れる。 sinQ2)2〕 したがって、距離C1はCと同一であり二つの偏心軸S1及びS2の位置にか かわらず一定であり、各ギヤG1及びG2は360°の角度で回転することが明ら かである。 したがって、双円筒インペラ型ポンプの二つのインペラがそれぞ れ偏心軸の偏心部に連結されるとき、ポンプは何の作動問題なく円滑に作動され る。 アイドルギヤの楕円偏心ギヤ15及び18の代わりに二つの真円偏心ギヤが使用さ れると、二つの真円偏心ギヤはその歯で干渉を形成し得る。このような干渉は二 つの偏心ギヤ間の接合部にバックラッシュを提供することにより克服し得る。し かし、各真円偏心ギヤが大きい偏心度を有するとき、二つの真円偏心ギヤに大き いバックラッシュが提供されるべきであるが、このような大きいバックラッシュ は偏心ギヤの実用化を防止する。 本発明のインペラポンプにおいて、双円筒インペラには、インペラがその上死 点又は下死点に位置するとき、インペラとポンプケーシング10間の接合部のギャ ップを除去するための弾性密閉手段が提供される。この密閉手段は隔板5の周囲 に位置する双円筒インペラ3,4の外部にそれぞれ提供される。 図6は本発明による双円筒インペラの横断面図で、両インペラ3,4の外周の 隔板5の隣接位置に両側にそれぞれ弾性遮断片32を進退可能に設置したものであ る。 より具体的に説明すると、例えば、全体を金属材で形成した双円筒インペラの 両インペラ3,4の外周の隔板5の隣接位置の両側にそれぞれ固定段部34を含む 挿入溝31を両インペラ3,4の軸方向に貫通形成し、前記溝31内に内側にはスプ リング33を、外側には例えばゴム材のような弾性材の遮断片32を挿入したもので ある。前記遮断片32は前記固定段34にかけられ内側のスプリング33により外側に 弾支される。 したがって、ポンプ作動中、インペラ3,4の上死点又は下死点位置で、ケー シング10の吸入口6及び吐出口7の先端両側内面とインペラ3,4間に形成され る空間に前記遮断片32が作用して、ケー シング10のインペラ室の直径とインペラ3,4の直径の差に起因して発生する隙 間を遮蔽する。 したがって、従来ポンプのインペラの上死点と下死点位置で発生する圧力漏出 現象が防止される。 図8A及び図8Bは本発明のほかの例による双円筒インペラを示す平面図及び 横断面図で、金属材の双円筒インペラの外表面を一定厚さに弾性材、例えば天然 ゴ又は合成ゴム材の被覆材で被覆させたものである。 より詳細に説明すると、両インペラ3,4の偏心支軸1,2が回動可能に固定 される内表面を除く両インペラ3,4及び隔板5の全外表面を弾性材で一定厚さ に被覆したもので、被覆部41は両インペラ3,4の外周の隔板隣接位置の両側に それぞれ突出部42を形成することで、ポンプの作動時、両インペラ3,4の上死 点又は下死点位置で前記突出部42がケーシング10の内壁に弾性的に密着して圧力 漏出現象を防止するようにしたものである。 図9は本発明による双円筒インペラ型ポンプの作動を示す断面図である。図4 及び図9に示したように、モータのような外部駆動源より一定方向に回転される 駆動軸11に一定偏心量に偏心結合された偏心軸1がその内部に回動可能に固定さ れた真円筒形のインペラ3と、前記駆動軸11に近接設置され、前記駆動軸の回動 力が前述したようなギヤ手段13,14,15,16,17,18を介して伝達されて前記駆 動軸11の反対方向に回転される従動軸12に前記偏心軸1と同偏心量に偏心結合さ れた偏心軸2が内部に回動可能に固定された、前記インペラ3と同大きさ及び形 態の第2インペラ4との外周にはそれぞれ隔板5の両側隣接位置に進退可能に固 定された遮断片32が挿設されている。 一方、前記ケーシング10は、両側に前記両インペラ3,4がそれ ぞれ内接スライディングするインペラ室8,9が形成され、前記両インペラ室8 ,9間の最隣接位置に相互連通されるようにスリット5’が形成され、その両側 壁に吸入口6と吐出口7が対向形成され、前記吸入口6と吐出口7の幅は前記イ ンペラ室8,9と両インペラ3,4間の最大間隔より大きくなく形成されたもの である。 図9において、各インペラ3,4は、相互等距離を維持し便宜上点で表示され た各々の偏心軸1,2の回転により互いに反対方向に旋回運動するようそれぞれ インペラ室8,9内に設置されている。 前記インペラ室8,9は対向設置された吸入口6と吐出口7間のスリット5’ を介して互いに連通されるので、前記スリット5’内に前記両インペラ3,4を 連結する隔板5が設置されるので、前記吸入口6と吐出口7が直接連通されるこ とを遮断する。 以下、本発明による双円筒インペラ型ポンプの作動効果を説明する。 図9Aは図面の上側の第1インペラ3が初期状態の上死点位置から反時計方向 に第1インペラ室8の壁に接触スライティングしつつ旋回して図面の右側空間を 負圧にしてスラリー又は流体を吸入した状態を示すもので、下側の第2インペラ 4は前記の反対方向に第2インペラ室9の壁に接触スライティングしつつ旋回す る。 そして、図9Bに示すように、両インペラ3,4が相互反対方向に旋回して、 第2インペラ4が吸入を開始し、次いで第1インペラ3が下死点位置に360°旋 回すると、第2インペラ4は上死点位置に旋回し、第1インペラは吸入を完了し 、第2インペラは本格的に吸入を進行する。 ところで、本発明では、図9Cに示すように、第1インペラ3の下死点位置で も遮断片32によりインペラ室8との隙間が発生しないので、圧力漏出現象が起こ らない。 次いで、第1インペラ3は下死点を外れ第2インペラは上死点を外れると、図 9Dに示すように、第1インペラ室8では吐出が開始され、第2インペラでは本 格的に吸入が進行される。 そして、図9Eに示すように、第1インペラ3の吐出が進行されるとともに吸 入が開始されるとき、第2インペラ4は吸入をほとんど終了する。次いで、図9 Fに示すように、第2インペラ4が吸入を終了すると、第1インペラは吐出とと もに吸入を本格的に進行し、次いで、図9Aの位置に変位して第2インペラ4が 吸入とともに本格的に吐出を進行し第1インペラ3は吐出とともに本格的に吸入 を開始する。このように各インペラ3,4が吸入と吐出を同時に行い、それぞれ 上死点と下死点位置で吸入量と吐出量の比が交互逆転される。 すなわち、第1インペラ3の吸入量が吐出量より多くなると、第2インペラ4 は吐出量より吸入量が多くなり、それぞれ上死点と下死点を通過しつつ逆転され る過程が連続的に繰り返されて、脈動現象なしにほぼ一定量に吸入及び吐出が行 われ、前述した密閉手段により圧力漏出が防止されるので、吸入及び吐出力が大 きく増大されるものである。 産業上の利用可能性 以上詳細に説明したように、本発明の双円筒インペラ型ポンプは、駆動軸の駆 動力を、直接噛み合わせなく、真円ギヤと偏心楕円ギヤが結合された2対のアイ ドルギヤを介して従動軸に伝達させることにより、ギヤ間の遊隔を除去して騒音 と振動を除去し、ギヤの大きさを小型化して作動効率を増大させ、両インペラに 遮断手段を形成することにより、圧力漏出現象を防止して吸入及び吐出力を大き く増大させる利点を有する。 本発明の好ましい具体例は例示目的として提示したが、当業者であれば添付す る特許請求の範囲に提示したような本発明の範囲及び精神から外れなく色々の変 形、付加及び代替が可能であることが分かる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.円筒形の二つの室と吸引ポートと吐出ポートとを備えたポンプケーシング を具備し、前記二つの室は前記ケーシング内に対称に形成され、前記二つの室の 間には中間のど部が形成され、前記二つの室は、前記のど部の位置に形成された 開口を通じて互いに連通しており、前記吸引ポートと前記吐出ポートとは、前記 のど部に向かい合った側壁に形成されており、更に 前記ポンプケーシング内に移動可能に収容されると共に、ウェブによって単一 構造に一体化された円筒形の二つのインペラからなる双円筒形ランナを具備し、 前記円筒形の二つのインペラは、前記ケーシングの前記二つの室内に偏心して収 容され、かつ、前記ウェブは、前記ケーシングののど部の開口を通っており、前 記円筒形の二つのインペラは、それぞれの室に摺動可能に内接しており、更に 前記双円筒形ランナに回転力を伝達するのに適したギヤ機構を具備し、前記ラン ナの前記二つのインペラが、前記二つの室内を対向する向きに移動される、双円 筒インペラ型ポンプであって、前記ギヤ機構が、 互いに間隔をあけて配置されると共に、それぞれ偏心シャフト上に同心に固定 して取付けられた円形の駆動ギヤと円形の被駆動ギヤとを具備し、各偏心シャフ トは、一端に偏心部分を有すると共に、前記偏心部分において前記二つの円筒形 のインペラのそれぞれに回転可能に結合され、更に 前記駆動ギヤと前記被駆動ギヤとの間に配置された二つのアイドルギヤを具備 することにより、前記駆動ギヤと前記被駆動ギヤとは反対方向に回転され、各ア イドルギヤは、一つのシャフトに結合されると共に、ツインギヤとして一体化さ れた円形の同心ギヤと楕円 形の偏心ギヤとからなり、二つの前記同心ギヤがそれぞれ前記駆動ギヤ及び前記 被駆動ギヤと歯合し、かつ、二つの前記偏心ギヤが互いに歯合することにより、 前記駆動ギヤから前記被駆動ギヤに回転力が伝達され、前記駆動ギヤと前記被駆 動ギヤとは反対方向に回転され、それぞれの楕円形の偏心ギヤは、偏心方向に長 軸を有すると共に、前記偏心方向に対して垂直な他の方向に短軸を有する、双円 筒インペラ型ポンプ。 2.前記双円筒形ランナは、上死点又は下死点に配置された時の前記ランナと 前記ポンプケーシングののど部との間の接合部から隙間を排除するための弾性密 閉手段を有する請求項1に記載の双円筒インペラ型ポンプ。 3.前記密閉手段は、 前記ウェブのまわりの位置においてそれぞれの円筒形のインペラの外側壁上に 軸方向に形成されたブレード溝を具備し、前記ブレード溝は、前記ブレード溝の 内部の側壁に段部分をそれぞれ有し、更に 前記ブレード溝内に移動可能に収容されかつ前記溝の前記段部分によって把持 された長手方向の密閉ブレードを具備し、前記密閉ブレードは、前記密閉ブレー ドの下部の表面においてスプリングによって付勢されることにより、前記溝の外 側に対して垂直に付勢される、請求項2に記載の双円筒インペラ型ポンプ。 4.前記密閉手段は、 前記双円筒形ランナ上に覆われた弾性カバーを具備し、前記ウェブのまわりの 位置において、前記カバーの外側壁上には密閉張出部が軸方向に形成されている 、請求項2に記載の双円筒インペラ型ポンプ。 5.前記吸引ポート及び前記吐出ポートのそれぞれの幅は、各円 筒形インペラの外側表面と対応する室の内側表面との間の最大隙間よりも小さい 、請求項1に記載の双円筒インペラ型ポンプ。
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