JP2000357683A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

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JP2000357683A
JP2000357683A JP2000112601A JP2000112601A JP2000357683A JP 2000357683 A JP2000357683 A JP 2000357683A JP 2000112601 A JP2000112601 A JP 2000112601A JP 2000112601 A JP2000112601 A JP 2000112601A JP 2000357683 A JP2000357683 A JP 2000357683A
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plasma
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勉 手束
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一郎 佐々木
Taketo Usui
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Hironori Kawahara
博宣 川原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チャンバ内に電磁波を導入してプラズマを形成
するプラズマ処理装置において、プラズマの密度分布が
中心部に偏るのを補正し、チャンバ内に均一に分布させ
て、大きな口径の基板をプラズマ処理する際に、基板面
内の均一な処理を可能にするプラズマ処理装置及びプラ
ズマ処理方法を提供する。 【解決手段】電磁波を第1板に供給し、第1板とこれに
対向して配置した第2板との間の真空雰囲気にプラズマ
を生成させ、第2板の上に設置した基板を処理するプラ
ズマ処理装置において、前記第1板の外周部に電磁波を
伝播させる誘電体の窓12を設け、この窓の中に、前記
第1板と離して電気的導体もしくは誘電体製の電磁波分
布補正体14を、該磁波分布補正体の少なくとも側面及
び下面が前記真空雰囲気に露出しないようにして埋設し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマを利用し
たエッチング装置またはCVD装置に係わり、半導体素
子基板や液晶基板等の試料に対し、プラズマにより解離
したガスを利用して基板を処理するに際し、基板内の処
理速度の分布制御を図るのに好適なプラズマ処理装置及
びこの装置を利用して基板表面を処理するプラズマ処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマ処理装置は、例えば、電
磁波をマイクロ波導入窓からチャンバ内に導入し、別途
処理室に磁場を形成し、プラズマを生成させる。
【0003】従来のマイクロ波プラズマ生成装置におい
ては、例えば日本の特開平5―263274号公報に見
られるようなマイクロ波プラズマ装置では、マイクロ波
導入窓と基板までの距離を増加させてプラズマを拡散さ
せることにより、基板上のプラズマ分布特にイオンフラ
ックス分布の均一化が行われてきた。さらに特開平6―
104210号公報では、処理室の中に誘電体を複数個
設置して、それらの間に窓から入射したマイクロ波を分
配することにより、マイクロ波によって生成されるラジ
カルの分布を処理室内で均一になるように工夫してい
た。
【0004】さらに特開平6―104210号公報で
は、マイクロ波プラズマ発生室からプラズマ反応室を遮
蔽する遮蔽板をこれらの室の間に設け、かつこれらの室
を細孔で連通させるようにしていた。また、特開平7―
263348号公報では、プラズマ発生室とマイクロ波
導入手段とを仕切るマイクロ波導入窓材のマイクロ波入
射面上に複数の誘電体片を配置し、プラズマ発生室内に
放射されるマイクロ波強度分布を制御するようにしてい
た。さらに特開平9―148097号公報では、電磁波
伝送部と放電室を隔離する誘電体窓を電磁波伝送部に設
け、この誘電体窓の放電室側に電磁波反射板を設け、放
電室にリング状プラズマを生成させるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近の半導体メモリ、
例えば256MDRAM(Dynamic Random Access Memor
y)以降のデバイスでは、微細コンタクトホール形成等の
ために、SiO2膜エッチングでのSiO2/SiN選択
比を大きく、例えば20以上にすることが要求されてい
る。一方、半導体メモリの製造に使用される基板(ウエ
ハ)の口径は年々大きくなり、例えばφ300mmのもの
が採用されつつある。このような、大きな口径の基板を
プラズマ処理するにあたっては、プラズマの径方向での
均一性確保が重要な課題である。
【0006】プラズマ処理装置として、例えば450MH
zの電磁波でプラズマを生成させるものは、例えば2.
45GHzの電磁波の場合と比較して、プラズマ中の電磁
波伝播理論により、29倍の高電子密度、5.4倍の高
圧力条件のプラズマの中を電磁波が伝播することにな
る。一方、高密度、高圧力ほどプラズマ中の電磁波の減
衰(吸収)が大きい。従って450MHzの電磁波はプラ
ズマ中に入射するとECR面に届かぬ前に直に減衰する
ようになる。また、ECR面より低い磁界領域でも、減
衰した電界が存在する。このように、アンテナ直下のシ
ース近傍で電磁波はプラズマ中に吸収される。中心高の
電界が生成し、中高のパワーデポジション、その結果中
高の電子密度分布が得られている。
【0007】前記従来技術では、チャンバの高さを低く
した場合、パワーが低いと、全体的に中心に集中したプ
ラズマが十分周辺に拡散しないため、基板へのイオンフ
ラックスが外周ほど低下する不具合が発生した。また、
基板と対向する壁(石英窓)にバイアス電圧を負荷する
ための電極を設置する構造を持つ装置では、磁界の条件
によっては、マイクロ波がその電極の下に集中し、生成
するプラズマ密度が半径方向に不均一になる不具合が生
じた。
【0008】また、マイクロ波プラズマ処理装置におい
て、マイクロ波を吸収する部材または反射する部材を導
波管内に固定して設け、プラズマ発生室内に入射ならび
に乱反射して再入射するマイクロ波のプラズマ発生室で
の電磁界強度分布の均一化を図った構造及び、窓のマイ
クロ波入射面上に複数の誘電体片を配置し、プラズマ発
生室内に放射されるマイクロ波強度分布を制御するよう
な構造、またはマイクロ波導入窓材の放電室側に電磁波
反射板を設けた構造などが提案されているが、中心部に
電極を持つ構造に適用すると、電磁波反射板または誘電
体片が中心部の電極面から離れる構造となり、または、
プラズマから離れた構造となり、電極の外周付近の電界
を強める効果は小さいという問題があった。また、電磁
波反射板または誘電体片が直接プラズマに接触している
と、ガスの種類によってはそれらの角部に電磁波が集中
して局所的に強いプラズマが生成し、電磁波反射板また
は誘電体片が消耗したり、その摩耗分が飛散して基板を
汚染する問題が生じた。
【0009】本発明の目的は、チャンバ内に電磁波を導
入してプラズマを形成するプラズマ処理装置において、
プラズマの密度分布が中心部に偏るのを補正し、チャン
バ内に均一に分布させて、大きな口径の基板をプラズマ
処理する際に、基板面内の均一な処理を可能にするプラ
ズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、電磁波を第1板に供給し、第1板とこれ
に対向して配置した第2板との間の真空雰囲気にプラズ
マを生成させ、第2板の上に設置した基板を処理するプ
ラズマ処理装置において、前記第1板の外周部に電磁波
を伝播させる誘電体の窓を設け、この窓の中に、前記第
1板と離して電気的導体もしくは誘電体製の電磁波分布
補正体を、該磁波分布補正体の少なくとも側面及び下面
が前記真空雰囲気に露出しないようにして埋設したこと
を特徴とする。
【0011】本発明の他の特徴は、電磁波を第1板に供
給し、第1板とこれに対向して配置した第2板との間の
真空雰囲気にプラズマを生成させ、前記第2板の上に設
置した基板を処理するプラズマ処理方法において、前記
第2板の上に前記基板が載置された雰囲気を真空雰囲気
にするステップと、前記真空雰囲気にガスを導入するス
テップと、前記第1板の外周部に設けられ内部に前記第
1板と離して電気的導体もしくは誘電体製の電磁波分布
補正体が設けられた誘電体の窓を通して、前記真空雰囲
気に、100〜900MHzの電磁波を導入し、プラズマ
を生成するステップと、該プラズマを利用して前記第2
板の上に設置した前記基板をエッチングするステップ
と、前記基板を前記真空雰囲気から取り出すステップを
含むことにある。
【0012】本発明によれば、第1板の外径付近の電磁
波が導入される窓の中に、電磁波の分散を変化させる物
質、例えば、導体のリングを挿入することにより、電磁
波の中心集中を抑え、プラズマの半径方向の密度分布を
制御でき、大きな口径の基板をプラズマ処理する際に、
基板面内の均一な処理を可能にするプラズマ処理装置及
びプラズマ処理方法を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1〜図
4により説明する。図1は本発明の方法によるプラズマ
処理装置の断面図である。図2は実施例の詳細断面図で
ある。図3、図4は本実施例の効果を示す概念図であ
る。ここではエッチング処理を事例として説明する。
【0014】図1、図2において、チャンバ1の内部
に、第1板2と対向させて配置した第2板3の上に基板
4が載せてある。第1板2には、100〜900MHz、
例えば450MHzの電磁波を供給する同軸ケーブル11
が設けてあり、450MHzの電源(図示せず)と結ばれ
ている。450MHzの電磁波はチャンバ1と同軸ケーブ
ル11の間を伝播し、石英ブロック12を通過して処理
室6内に導入される。チャンバ1と同軸ケーブル11の
間の空間は、電磁波が伝播しやすいように誘電体16が
詰められていても良い。また、電磁波の周波数は、UH
F帯、VHF帯、マイクロ波帯、RF帯などの周波数で
も良い。
【0015】チャンバ1の外には電磁コイル13が設置
されており、磁界を発生する。電磁波の周波数が300
〜600MHzのうち450MHzの場合、磁界強度は0.0
161テスラ(161ガウス)で電子サイクロトロン共
鳴(ECR)が起きる。このようにして、第1板2と第
2板3との間の処理室6内にはプラズマ7が生成され、
基板4を処理するようになっている。第1板2及び第2
板3にはそれぞれバイアス電圧が負荷されるようRF
(高周波)補助電源5a、5bが接続されている。
【0016】チャンバ1の外には電磁コイル13が設置
されており、磁界を発生する。電磁波の周波数が300
〜600MHzのうち450MHzの場合、磁界強度は0.0
161テスラ(161ガウス)で電子サイクロトロン共
鳴(ECR)が起きる。このようにして、第1板2と第
2板3との間の処理室6内にはプラズマ7が生成され、
基板4を処理するようになっている。第1板2及び第2
板3にはそれぞれバイアス電圧が負荷されるようRF
(高周波)補助電源5a、5bが接続されている。これら
の補助電源5a、5bにより、周波数が100kHzから
14MHzの高周波電力を第1板2、第2板3及び基板
4に単位面積あたり0.5W/cm2から8W/cm2
加するようになっている。
【0017】第1板2の中心部は、多数のガス穴2aが
開いており、ガス供給手段8と接続されて、いわゆるシ
ャワーヘッドを形成している。また、第2板3の外周に
排気口9が設けられ、真空ポンプ(図示せず)により排
気されている。また、第1板2の材質には、カーボンや
シリコン等が用いられる。
【0018】エッチング用のプラズマ生成ガスとして
は、アルゴンとCF4またはC48等のフロロカーボン
系のガスの混合ガスや、Cl2、BCl3、SF6、HB
r等のガスが、被エッチング膜によって使い分けられ
る。
【0019】以上の装置構成において、本実施例では、
石英ブロック12に設けられた環状の凹部に導体リング
からなる電磁波分布補正体14が配置固定されている点
に特徴がある。図2は、図1におけるA−A断面図であ
る。石英ブロック12は、電磁波分布補正体14を包ん
で一体として形成されても良い。しかし、これらを一体
成形することは一般的に製作が困難であるので、好まし
くは、石英ブロック12を複数に分割し電磁波分布補正
体14を挿入後、一体に組み立てる構造とするのが良
い。
【0020】ここでは、電磁波分布補正体(導体リン
グ)14はアルミや銅、鉄などの導体で出来たリング状
の形状をしており、この導体リング14は、第1板2及
びチャンバ1とは電気的には接続されていないフローテ
ィング状態である。
【0021】また、石英ブロック12は導体リング14
を完全に覆わなくても良く、導体リング14が直接プラ
ズマ中に曝されないように、プラズマと接触する面が石
英板などで覆われていれば良い。すなわち、導体リング
14の少なくとも側面及び下面がプラズマ雰囲気に曝さ
れないようにするために、チャンバの表面と導体リング
14の間に挿入される石英の厚みは、例えば6mm前後
に設定される。第1板2の直径は、使用される条件によ
りいろいろな径が設計されるが、例えば基板直径の1.
2倍より小さく設定される。導体リング14は、第1板
2の外径近くにある間隔を空けて設置される。この間隔
は例えば10mm前後である。多くの場合、導体リング
14は第1板2の横に設置される。すなわち、導体リン
グ14と第1板2は、プラズマに対向する面の軸方向高
さがほぼ同じに設定される。
【0022】本実施例によれば、電磁波は、図3に示す
ように第1板2に沿って中央部へ向う伝播以外に、電磁
波分布補正体である導体リング14の内側と外側に沿っ
ても伝播する。
【0023】ここで、従来型のプラズマ処理装置と本発
明の導体リングを具備したプラズマ処理装置に対して、
シミュレーションを行った。その結果得られた、UHF
電界強度Eab、パワーデポジション、電子密度分布の等
高線図を、図4に示した。従来型では、中心高の電界が
生成し、中高のパワーデポジション、その結果中高の電
子密度分布が得られている。
【0024】一方、導体リングを採用すると、外周部の
導体の直下に補助電界が保持され、そこにパワーデポが
プラスされ、W型の電子密度分布となり、半径方向に均
一化の効果がある。これらの結果より、導体リングは、
中高のプラズマ分布の外周を高くする効果が高いことが
わかる。
【0025】このように、導体リングを採用することに
より、第1板2の下の電界と共に導体リング14の下に
も強電界が保持される。従って、図3に示すように、第
1板2の中央部でのパワーデポジション15aと同様に
導体リング14の下にも補助パワーデポジション15b
が行われ、それぞれプラズマ生成が行われる為、中心付
近で最大となるプラズマ分布の外周部を増加させ、プラ
ズマ分布を均一化させる。このリングの材質は、石英ブ
ロック12と異なる誘電率を持つ誘電媒質でもよい。こ
のように構成することにより、導体リング14の誘電率
を選ぶことにより、この下に保持出来る電界の強さを調
節出来る効果がある。
【0026】従って、本発明によれば、φ200mm〜3
50mmの大きな口径の基板を、面内均一にプラズマ処理
することが出来る。
【0027】なお、導体リングの材料は固体とは限ら
ず、液体であっても良い。この液体としては、例えば、
窓の温度調節を兼ねた水や冷媒であっても良い.このよ
うに構成することにより、プラズマ分布が均一でかつ経
時変化の少ない装置を提供できる効果がある。また、導
体の場合、外側の殻だけで中が空の形状でも良い。この
ように構成することにより、軽量でプラズマ分布が均一
なプラズマ処理装置を提供できる効果がある。
【0028】また、導体リング14と、第1板2または
チャンバ1とをスイッチ(図示せず)を介して電線で接
続しても良い。このような構成でスイッチをオンにする
と、導体リング14と第1板2またはチャンバ1とは電
気的に導通し同電位となる。このような動作で、導体リ
ング14の下に形成される電界の強さを制御することに
より、チャンバ内のプラズマの分布を任意に制御するこ
とができる効果がある。また、このような導体リング1
4を径方向に複数個設置しても良い。これらの導体リン
グ14の幅と間隔を変化させることにより、導体リング
14の下に保持される電界の強さの分布を変化させるこ
とができる効果がある。
【0029】次に、図5は、本発明の他の実施例を示す
図であり、電磁波分布補正体、すなわち導体リング14
の厚みが第1板2の厚みよりも厚く、上面が第1板の上
面と同じ高さに配置された導体リング14の下面が、第
1板の下面位置より、下方まで突き出ている。
【0030】図6は本発明のもう一つの実施例を示す図
であり、電磁波分布補正体、すなわち導体リング14の
厚みが第1板2の厚みよりも薄く、従って、導体リング
14の下面は第1板の下面位置より、上方に引っ込んで
いる。図5の例のように導体リング14の下面が下方に
突きだすと、電磁波の電界が導体リング14の下に保持
されやすくなり、導体リング14下でのプラズマ密度が
高くなる。逆に図6の例のように導体リング14の下面
が引っ込むと、導体リング14下での電界が弱くなり、
導体リング14下のプラズマ密度が低下する。
【0031】図5、図6の実施例のように配置位置を変
えた場合の、導体リングの特性を調べるため、アンテナ
径、導体リングの材質(誘電率)、導体リングの厚みを
変えて、基板に入射するイオン電流密度(ICF)の分
布をシミュレーションで調べた。石英の比誘電率は3.
5とした。その結果を図7に示す。シミュレーションに
よれば、リングは下へ突き出した厚肉形状のものが、I
CFの外周を増加させる効果が大きいことがわかった。
【0032】図8は本発明のもう一つの実施例を示す図
であり、電磁波分布補正体としての導体リング14が石
英ブロック12の下部に位置している。すなわち、導体
リング14の上面が第1板2aの下面相当位置にある。
このように導体リング14を構成することにより、小型
で効率良く電界を保持できる効果がある。
【0033】図9は、薄型導体リングの外周隙間の効果
を示す図である。また、外周隙間とは、図8において導
体リング14の外周と石英ブロック12の外周の半径方
向の間隙Gを言う。外周隙間を小さく、例えば13mm
程度以下にすることにより、導体リング直下の電界の強
さ、その結果としてのパワーデポ、その結果としての補
助プラズマ密度を変化させられることが分かる。もし、
強磁界条件を常用する場合は、導体リングの外周隙間を
大きくすれば良い。
【0034】図10は本発明のもう一つの実施例の断面
図であり、電磁波分布補正体14が一続きのリングでは
なく、周方向に分割され等間隔に配置された複数の導体
片からなっている。このように電磁波分布補正体14を
複数の導体片とすることにより、電磁波分布補正体の単
体の大きさを小型にでき加工コストの低減が図れる効果
がある。
【0035】図11は本発明のもう一つの実施例の断面
図であり、石英ブロック12の空洞14a内に設置され
た導体リングからなる電磁波分布補正体14には移動機
構17が接続され、上下に動けるようになっている。こ
のように構成することにより、電磁波分布補正体14の
下部に保持する電界の強さを変化させることができ、プ
ラズマの径方向の分布を制御できる効果がある。
【0036】図12は本発明のもう一つの実施例の断面
図であり、チャンバ1と同軸ケーブル11、第1板2で
挟まれる空間には、誘電体16が挿入されており、電磁
波分布補正体14は、補正体本体14aと補助板14b
から構成されており、補助板14bは誘電体16内に突
き出ている。補助板14bは導体で形成されている。こ
の補助板14bは補正体本体14aに接続されても、微
小な距離離れていても良い。
【0037】このような軽量の部材からなる補助板14
bの追加によりプラズマの径方向の分布を制御できる効
果がある。すなわち、補助板14bの表裏を電磁波が分
配されて補正体本体14aに導かれるため、第1板の下
に形成される電界と電磁波分布補正体14の下部に保持
する電界の強さの比を変化させることができ、プラズマ
の径方向の分布を制御できる効果がある。
【0038】また、この電磁波分布補正体14の補正体
本体14aと補助板14bは薄い導体膜で形成しても良
い。アルミナなどの誘電体板にアルミ等の導体膜を蒸着
して補正体本体14aと補助板14bを形成してもよ
い。このような構成により、軽量かつ低コストの装置が
得られる効果がある。
【0039】図13は本発明のもう一つの実施例の断面
図であり、チャンバ1と第1板2及び石英ブロック12
で挟まれる第1板2上の誘電体16部分の空間は、隙間
変更板1aにより、軸方向隙間が半径方向で変化してい
る。特に、電磁波分布補正体14の上の軸方向隙間が他
より狭くなっている。このように構成することにより、
電磁波分布補正体14と隙間変更板1aとの間に形成さ
れる電磁波の電界が強くなるため、第1板の下に保持さ
れる電界に対し、電磁波分布補正体14の下部に保持す
る電界の強さの比を大きくさせることができ、電磁波分
布補正体14の下に生成されるプラズマの密度を高める
効果がある。
【0040】図14は本発明のもう一つの別な実施例の
断面図であり、第1板2の第2板3と対向する面にシャ
ワーヘッドが形成された石英ブロック12が設置されて
いる。石英ブロック12の外周に電磁波分布補正体14
が挿入されている。このような、装置構成は基板と対向
する面に直接電極が露出するのを嫌う装置の場合に適用
される。このような構成により、電極の消耗が抑えら
れ、装置寿命が長くなる効果がある。
【0041】図15は本発明のもう一つの別な実施例の
断面図である。電磁波分布補正体14は装置の中心に対
向した板14aとこれに接続された板14bで構成され
ている。このように構成すると、装置の中心に対向した
面14aの側に生成される補助パワーデポジション15
bが装置の中心に形成されるパワーデポジション15a
の近くに生成される。板14bは導体で形成されてお
り、チャンバ1及び第1板2との間隔を調整し、板14
aの面に強い電界を導くようにする働きを持つものであ
る。このように構成することにより、小さい半径内に半
径方向に均一で高密度のプラズマを形成でき、省エネル
ギの効果がある。
【0042】図16(a)(b)は本発明のもう一つの別な実
施例の断面図である。電磁波分布補正体14は装置の中
心に対向した第1補正板14aとこれに接続された第2
補正板14bで断面が略L字型に構成されている。すな
わち、電磁波分布補正体は、第1板と90度±45度以
内の角度θ1をなす第1補正板14aとこの第1補正板
と90度±45度以内の角度θ2で交わる第2補正板と
からなっている。θ1とθ2は、90度の時、電磁波分布
補正体14やこれを囲む石英ブロック12を制作し易い
が、補助パワーデジション15bを第1板2に対して斜
めに生成させて径を広げるように設計する場合、θ1は
90度以上に設定される。
【0043】電磁波分布補正体14をこのように略L字
型に構成すると、装置の中心に対向した第1補正板14
aの側に生成される補助パワーデポジション15bが装
置の中心に形成されるパワーデポジション15aの近く
に生成される。第2補正板14bは導体で形成されてお
り、チャンバ1及び第1板2との間隔を調整し、第1補
正板14aの面に強い電界を導くようにする働きを持つ
ものである。このように構成することにより、小さい半
径内に半径方向に均一で高密度のプラズマを形成でき、
省エネルギの効果があると同時に、図15の実施例に比
べ、構造が簡単となり、石英ブロック12との組み立て
が容易となり、製造コストが低減する効果がある。
【0044】図17は、縦形補助プラズマを生成するた
めの導体リングの加工性の検討から生まれた電磁波分布
補正体14の構造とそれらのシミュレーション結果を示
す。UHF電界分布は等高線と電界のベクトルを併せて
示した。羽がアンテナ裏まで伸びると構造が複雑であ
る。そこで、図17aの横羽付きヒシャク型導体リング
を考案した。さらに、簡単な構造を検討するなかで、図
17bの略L型導体リングでも同等な性能をもつことが
判明した。
【0045】図18は本発明のもう一つの別な実施例の
断面図である。図16に示した略L型の電磁波分布補正
体を図14に示すような電極構造に適用したものであ
る。第1板2の第2板3と対向する面にシャワーヘッド
が形成された石英ブロック12が設置されている。石英
ブロック12は石英ブロック12aとそれからプラズマ
中に突き出した石英ブロック12bからなっている。略
L型の電磁波分布補正体14は石英ブロック12bに中
に挿入されている。石英ブロック12aと石英ブロック
12bは別体でも、一体でも良い。石英ブロック12の
分割方法は、部品の組み立て易さから決定される。この
ような装置構成は基板と対向する面に直接電極が露出す
るのを嫌う装置の場合に適用される。このような構成に
より、電極の消耗が抑えられ、装置寿命が長くなる効果
がある。
【0046】図19は本発明のもう一つの別な実施例の
断面図である。電磁波分布補正体14のさらに外側のチ
ャンバ1の壁面に、電磁波分布補正体14に対して間隙
を置いて、外周リング18を設けたものである。このよ
うに構成することにより、電磁波分布補正体14の外側
をチャンバ1の壁面に沿って排気口9へ漏出する電磁波
の量を少なくし、パワーデポジション15の強度を高め
る効果がある。
【0047】図20は本発明のもう一つの別な実施例の
断面図である。電磁波分布補正体14は装置の中心に対
向した板14aとこれに接続された複数板の板14b、
14cで構成されている。複数板の板14b、14cは
軸方向に間隙を置いて配置されている。電磁波分布補正
体14をこのように構成すると、装置の中心に対向した
面14aの側に生成される補助パワーデポジション15
bの強度が高まり、高密度のプラズマを形成でき、省エ
ネルギの効果がある。
【0048】また、本発明を適用したプラズマ処理装置
を、半導体基板を処理しLSIを製造する方法に用いる
と、プラズマの不均一によるダメージが発生しないた
め、非常に信頼性の高い製品が得られる効果がある。
【0049】以上は、UHF電磁波ECRプラズマ装置
への実施例であるが、本発明は、他に無磁界のUHFプ
ラズマ装置や2.45GHzのマイクロ波プラズマ装置
などの波動励起プラズマ装置にも共通に実施出来る。例
えば、図21〜図24は、無磁場のUHFプラズマ装置
へ本発明を適用した実施例である。
【0050】まず、図21〜図22の実施例において、
第1板2は、スポーク2cを有するスポークアンテナを
構成している。このように構成することにより、磁界発
生用コイルを必要とせず、部品点数の少ない安価なプラ
ズマ装置を製造できる効果がある。
【0051】また、図23〜図24の実施例において、
第1板2は複数の開口を有し、チャンバ1の壁面まで広
がったアンテナを構成している。このように構成するこ
とにより、図21の実施例より、プラズマの均一な径を
大きくできる効果がある。
【0052】さらに、図25は表面波プラズマ装置へ本
発明を適用した実施例である。電磁波は、空間16'に
表面波として入射し、スロット19、20から電磁波が
石英ブロック12を介して、処理室6に入射してプラズ
マを生成するようになっている。このように構成するこ
とにより、均一で安定なプラズマを発生することがで
き、処理速度の基板面内の均一性の悪化を防止できる効
果がある。また、プラズマCVD装置やスパッタ装置の
場合にも、適用できる。また、平行平板容量結合型プラ
ズマ装置や誘導結合式プラズマ装置にも適用できる。1
00MHZ以下の周波数の電源を用いる場合、電気的に
フローティングされた電磁波分布補正体においてプラズ
マと対向した面には、電荷が誘起され、電界が発生し、
補助プラズマを生成する。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、大きな口径の基板をプ
ラズマ処理する際に、基板面内の均一な処理を可能にす
るプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例になるプラズマ処理装置の
断面図である。
【図2】 図1のプラズマ処理装置のA−A断面図であ
る。
【図3】 図1のプラズマ処理装置の作用効果を説明す
る概念図である。
【図4】 従来型のプラズマ処理装置と本発明の一実施
例になる導体リングを具備したプラズマ処理装置に対し
て、シミュレーションを行って得られた、UHF電界強
度Eab、パワーデポジション、電子密度分布の等高線を
示す図である。
【図5】 本発明のもう一つの実施例の説明図である。
【図6】 本発明のもう一つの実施例の説明図である。
【図7】 図5、図6の実施例の装置における導体リン
グの特性を調べるため、アンテナ径、導体リングの材質
(誘電率)、導体リングの厚みを変えて、ICFの分布
をシミュレーションで調べた結果を示す図である。
【図8】 本発明のもう一つの実施例の説明図である。
【図9】 本発明のもう一つの実施例の説明図である。
【図10】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図11】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図12】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図13】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図14】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図15】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図16】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図17】 電磁波分布補正体14の構造とそれらのシ
ミュレーション結果を示す図である。
【図18】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図19】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図20】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図21】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図22】 図21のBB断面である。
【図23】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【図24】 図23のBB断面である。
【図25】 本発明のもう一つの実施例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…チャンバ、2…第1板、2a…ガス孔、2c…スポ
ーク、3…第2板、4…基板、5a、5b…電源、6…処
理室、7…プラズマ、8…ガス供給手段、9…排気口、
11…アンテナ、12…石英ブロック、13…電磁コイ
ル、14、14a、 14b、14c…電磁波分布補正体、
15a、b…パワーデポジション、16…誘電体、1
6' …空間、17…移動機構、18…外周リング、1
9、20…スロット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/205 H01L 21/205 H05H 1/46 H05H 1/46 C B (72)発明者 佐々木 一郎 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 臼井 建人 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 川原 博宣 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁波を第1板に供給し、第1板とこれに
    対向して配置した第2板との間の真空雰囲気にプラズマ
    を生成させ、前記第2板の上に設置した基板を処理する
    プラズマ処理装置において、 前記第1板の外周部に電磁波を伝播させる誘電体の窓を
    設け、この窓の中に、前記第1板と離して電気的導体も
    しくは誘電体製の電磁波分布補正体を、該電磁波分布補
    正体の少なくとも側面及び下面が前記真空雰囲気に露出
    しないようにして埋設したことを特徴とするプラズマ処
    理装置。
  2. 【請求項2】真空を保持する真空チャンバと、該チャン
    バに所定の流量のガスを導入して所定の圧力を保持する
    機構と、導入されたガスをプラズマ化するための電磁波
    を導入する機構と、前記真空チャンバ内に前記電磁波を
    導入させる窓と、前記真空チャンバ内に磁場を生成する
    磁場発生機構とを備えたプラズマ処理装置において、 前記第1板の外周部に電磁波を伝播させる誘電体の窓を
    設け、この窓の中に、前記第1板と離して電気的導体も
    しくは誘電体製の電磁波分布補正体を、該電磁波分布補
    正体の少なくとも側面及び下面が前記真空チャンバに露
    出しないようにして埋設したことを特徴とするプラズマ
    処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2のプラズマ処理装置にお
    いて、前記電磁波分布補正体が前記基板とほぼ同じ中心
    軸を持つリング形状をしていることを特徴とするプラズ
    マ処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2のプラズマ処理装置にお
    いて、前記電磁波分布補正体が周方向に分割された断片
    形状をしていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2のプラズマ処理装置にお
    いて、前記電磁波分布補正体の材質が、アルミまたは銅
    または鉄などの電気的導体であることを特徴とするプラ
    ズマ処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1または2のプラズマ処理装置にお
    いて、前記電磁波分布補正体が液体であることを特徴と
    するプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】請求項2のプラズマ処理装置において、前
    記電磁波分布補正体が前記チャンバや前記電磁波を伝播
    させる誘電体の窓機構の導体面から電気的に浮いている
    ことを特徴とするプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1または2のプラズマ処理装置にお
    いて、前記電磁波分布補正体と前記チャンバとがスイッ
    チを介して接続され、該電磁波分布補正体の電位を制御
    できようになっていることを特徴とするプラズマ処理装
    置。
  9. 【請求項9】請求項1または2のプラズマ処理装置にお
    いて、前記電磁波分布補正体が上下に移動可能になって
    いることを特徴とするプラズマ処理装置。
  10. 【請求項10】請求項1または2のプラズマ処理装置に
    おいて、前記チャンバと前記第1板及び前記窓の上面の
    間の空間に、隙間変更板を配置し、該空間の軸方向隙間
    を半径方向で変化させ、前記電磁波分布補正体の上の軸
    方向隙間を他より狭くしたことを特徴とするプラズマ処
    理装置。
  11. 【請求項11】請求項1または2のプラズマ処理装置に
    おいて、前記電磁波分布補正体が前記第1板に対して9
    0度±45度以下の角度をなす第1分布補正板と、この
    第1分布補正板に対して90度±45度以下の角度で交
    わる第2分布補正板とからなっていることを特徴とする
    プラズマ処理装置。
  12. 【請求項12】請求項1または2のプラズマ処理装置に
    おいて、前記電磁波分布補正体が前記第1板に対して9
    0度±45度以下の角度をなす第1分布補正板と、この
    第1分布補正板に対して90度±45度以下の角度で交
    わる複数の第2分布補正板とからなっていることを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  13. 【請求項13】請求項1または2のプラズマ処理装置に
    おいて、前記電磁波分布補正体が前記第1板に対して9
    0度±45度以下の角度をなす第1分布補正板と、この
    第1分布補正板に対して90度±45度以下の角度で交
    わる複数の第2分布補正板とからなっており、この第2
    分布補正板の外周側に対応する前記チャンバの壁面に、
    リングを設置したことを特徴とするプラズマ処理装置。
  14. 【請求項14】請求項11〜13のいずれかのプラズマ
    処理装置において、前記電磁波分布補正体の第1分布補
    正板が前記第1板に対しほぼ垂直になっていることを特
    徴とするプラズマ処理装置。
  15. 【請求項15】請求項11〜13のいずれかのプラズマ
    処理装置において、前記電磁波分布補正体の前記第1分
    布補正板において前記第2分布補正板との交差部が第1
    板より遠い端になっていることを特徴とするプラズマ処
    理装置。
  16. 【請求項16】請求項11〜13のいずれかのプラズマ
    処理装置において、電磁波分布補正体を構成する第2分
    布補正板面の第1分布補正板面との交差部と反対の端
    が、第1板の裏のチャンバ壁面近くまで伸びていること
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  17. 【請求項17】請求項1〜7のいずれかに記載のプラズ
    マ処理装置を用いたプラズマ処理方法において、前記第
    1板2に100〜900MHz電磁波を供給し、前記第2
    板上の被加工試料に100kHzから14MHzの高周
    波電力を該被加工試料の単位面積あたり0.5W/cm
    2から8W/cm2印加し、前記被加工試料の表面処理を
    行うことを特徴とするプラズマ処理方法。
  18. 【請求項18】電磁波を第1板に供給し、第1板とこれ
    に対向して配置した第2板との間の真空雰囲気にプラズ
    マを生成させ、前記第2板の上に設置した基板を処理す
    るプラズマ処理方法において、 前記第2板の上に基板が載置された雰囲気を真空雰囲気
    にするステップと、 前記真空雰囲気にガスを導入するステップと、 前記第1板の外周部に設けられ内部に前記第1板と離し
    て電気的導体もしくは誘電体製の電磁波分布補正体が設
    けられた誘電体の窓を通して、前記真空雰囲気に、10
    0〜900MHzの電磁波を導入し、プラズマを生成する
    ステップと、 該プラズマを利用して前記第2板の上に設置した前記基
    板をエッチングするステップと、 前記基板を前記真空雰囲気から取り出すステップを含む
    ことを特徴とするプラズマ処理方法。
  19. 【請求項19】真空を保持する真空チャンバと、該真空
    チャンバに導入されたガスをプラズマ化するための電磁
    波を導入する機構と、前記真空チャンバ内に前記電磁波
    を導入させる誘電体の窓と、前記真空チャンバ内に磁場
    を生成する磁場発生機構とを備えたプラズマ処理装置に
    よる基板のプラズマ処理方法において、 前記第2板の上に基板が載置された前記真空チャンバを
    真空排気するステップと、 前記真空チャンバにガスを導入するステップと、 前記第1板の外周部に設けられ内部に前記第1板と離し
    て電気的導体もしくは誘電体製の電磁波分布補正体が設
    けられた前記窓を通して、前記真空雰囲気に、100〜
    900MHzの電磁波を導入し、プラズマを生成するステ
    ップと、 該プラズマを利用して、前記第2板の上に設置した前記
    基板をエッチングするステップと、 前記基板を前記真空チャンバから取り出すステップを含
    むことを特徴とするプラズマ処理方法。
  20. 【請求項20】請求項17〜19のいずれかのプラズマ
    処理方法において、前記基板がφ200mm〜350mmの
    口径を有することを特徴とするプラズマ処理方法。
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