JP2000356453A - 店舗管理システム - Google Patents

店舗管理システム

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JP2000356453A
JP2000356453A JP17078699A JP17078699A JP2000356453A JP 2000356453 A JP2000356453 A JP 2000356453A JP 17078699 A JP17078699 A JP 17078699A JP 17078699 A JP17078699 A JP 17078699A JP 2000356453 A JP2000356453 A JP 2000356453A
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temperature
controller
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JP17078699A
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Inventor
Hiroyuki Kurihara
弘行 栗原
Kazuya Imamura
和哉 今村
Moichi Kawai
茂一 川合
Takeshi Aoki
健 青木
Katsumi Maekawa
勝美 前川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 店舗における消費電力量を管理でき、且つ、
システム構築も容易とした店舗管理システムを提供す
る。 【解決手段】 店舗管理システムは、店舗に設けられた
電気機器の運転を管理するものであって、電気機器の運
転を制御するコントローラ16と、信号線17を介して
このコントローラに接続され、店舗にて消費される電力
量を検出する電力量検出装置26とを備えており、この
電力量検出装置は、消費電力量を検出する検出手段と、
自らのIDコードを保有する記憶手段と、信号線を介し
てコントローラとデータの授受を行う送受信手段と、検
出手段にて検出された消費電力量に関するデータを送受
信手段によりコントローラに送信する制御手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台のショーケ
ース等が設置されるコンビニエンスストアなどの店舗管
理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンビニエンスストア等の店舗
には複数台のオープンショーケースやクローズドタイプ
のショーケース、業冷庫などが設置されている。また、
店舗の天井部には空気調和機や照明が取り付けられ、こ
れらは全て電力を消費している。
【0003】また、従来各ショーケース等はそれぞれ温
度調節器によって個別に制御されており、従って、ショ
ーケースの温度等の各種設定作業は個々のショーケース
毎に行われていた。また、各種設定値やショーケース等
の温度等の運転状態を把握する場合にも個々のショーケ
ース毎に調べる以外にないのが現状であった。
【0004】そこで、例えば特開平7−114657号
公報(F25D11/00)では、マイクロコンピュー
タ(或いはパソコンなど)により構成した主制御装置に
通信線によって各ショーケースの温度調節器(マイクロ
コンピュータにて構成される制御装置)を接続し、各シ
ョーケースの各種設定作業を主制御装置にて行い、且
つ、ショーケースの運転状況に関するデータを主制御装
置に収集して一括管理するよう構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種コン
ビニエンスストアは24時間営業の店舗が多く、従っ
て、ショーケース等や照明、空気調和機は通年で運転さ
れる。一方で、コンビニエンスストアは店舗規模が小さ
いため、一店舗当たりの消費電力量はスーパーマーケッ
トなどに比して小さいが、近年コンビニエンスストアは
増加の一歩を辿っており、全国規模では膨大な消費電力
量となる。
【0006】また、季節毎や一日毎に消費電力量は変化
するものであるが、電気会社と契約する際には最大値
(ピーク値)で行われる。そこで、この種コンビニエン
スストアにおいても店舗における消費電力量を低減でき
るトータルな管理システムの開発が望まれていた。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、店舗における消費電力量
を管理でき、且つ、システム構築も容易とした店舗管理
システムを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の店舗管理
システムは、店舗に設けられた電気機器の運転を管理す
るものであって、電気機器の運転を制御する主制御装置
と、信号線を介してこの主制御装置に接続され、店舗に
て消費される電力量を検出する電力量検出装置とを備え
ており、この電力量検出装置は、消費電力量を検出する
検出手段と、自らのIDコードを保有する記憶手段と、
信号線を介して主制御装置とデータの授受を行う送受信
手段と、検出手段にて検出された消費電力量に関するデ
ータを送受信手段により主制御装置に送信する制御手段
とを有することを特徴とする。
【0009】請求項2の発明の店舗管理システムは、上
記において電力量検出装置は、消費電力量を検出してパ
ルス出力を発生する電力量計と、記憶手段、送受信手段
および制御手段を備えるカウンタとから構成され、この
カウンタは電力量計のパルス出力を計数するカウント手
段を有し、制御手段は、送受信手段によりこのカウント
手段のカウントデータを主制御装置に送信することを特
徴とする。
【0010】請求項3の発明の店舗管理システムは、上
記各発明において主制御装置は、電力量検出装置から送
信されたデータに基づき、店舗の消費電力量が一定の値
を越えるものと判断される場合、低い電力消費となる運
転状態に電気機器を制御することを特徴とする。
【0011】本発明によれば、電力量検出装置の制御手
段は、検出手段が検出した店舗の消費電力量に関するデ
ータを送受信手段により信号線を介して主制御装置に送
信するので、主制御装置は支障無く店舗における消費電
力量に関するデータを取り込むことができる。この場
合、電力量検出装置は記憶手段に自らのIDコードを保
有しているので、信号線に電力量検出装置を接続するこ
とにより、主制御装置は電力量検出装置を識別できるよ
うになり、電力量検出装置の配線は完了する。
【0012】これにより、本発明によれば所謂プラグイ
ンによって電力量検出装置を配線することが可能とな
り、店舗における著しい配線の簡素化とシステム構築の
容易化を図ることが可能となる。そして、請求項3の如
く主制御装置により、電力量検出装置から送信されたデ
ータに基づいて、店舗の消費電力量が一定の値を越える
ものと判断される場合には、低い電力消費となる運転状
態に電気機器を制御するようにすれば、店舗における消
費電力量を抑制し、或いは、ピーク値を下げて著しい省
エネ化を図ることが可能となる。
【0013】特に、請求項2の発明によれば、主制御装
置においてカウンタからのカウントデータに基づき、消
費電力量を判断するようにすることにより、通常の電力
量計を用いてシステムを構成することが可能となり、汎
用性に富んだものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用する実施例として
のコンビニエンスストアCVSの店舗管理システム1の
構成図を示し、図2は店舗管理システム1のうちの店舗
機器監視システム6の構成図を示している。実施例の店
舗管理システム1は、コンビニエンスストアCVS側に
設置された店舗システム2と、当該コンビニエンススト
アCVSが所属するチェーンの本部Cや保守・メンテナ
ンスを行う保守管理会社Mなどから成るセンターシステ
ム3にて構成される。そして、これら店舗システム2と
センターシステム3は、ターミナルアダプタTA・・お
よび公衆回線ISDNを介して接続されている。
【0015】上記本部Cや保守管理会社Mでは店舗機器
の監視業務を行われるものであり、それぞれにパソコン
Pが設置され、それぞれがターミナルアダプタTAに接
続されている。
【0016】一方、店舗システム2は店内や裏口などを
撮影するための店舗映像システム4と、店舗に設置され
た後述するショーケースや照明などの各電気機器の運転
を監視する店舗機器監視システム6とから構成されてい
る。このうち、店舗映像システム4は、送信機7とそれ
に接続された複数台の固定カメラ8・・・およびスピー
カ9、マイク11などから構成されており、各固定カメ
ラ8・・・は店内の各所および出入り口(裏口など)を
撮影できるように例えば店内の天井面などに据え付けら
れている。
【0017】固定カメラ8はCCD撮像素子を用いて動
画を撮影可能とされたものであり、各固定カメラ8・・
・により撮影された動画映像データは送信機7に送られ
る。送信機7は各固定カメラ8・・・から送信された映
像データを、ターミナルアダプタTAおよびISND回
線を経由して本部Cや保守管理会社MのパソコンP、P
に配信する。配信された映像データは各パソコンPのデ
ィスプレイに映し出される。
【0018】そして、本部Cや保守管理会社Mのパソコ
ンPからは送信機7に制御データが送られ、送信機7は
各固定カメラ8・・・の指向方向制御やズーム制御を行
う。これにより、本部Cや保守管理会社MはパソコンP
によりコンビニエンスストアCVSにおける窃盗の発生
などを監視し、遠隔警備を行うことが可能となる。
【0019】一方、コンビニエンスストアCVSの店内
には複数台のオープンショーケースS1・・・(制御機
器)やアイスクリームストッカS2、一台或いは二台の
冷蔵ウォークイン貯蔵庫(プレハブ冷蔵庫)S3(制御
機器)、クローズドタイプのリーチインショーケースS
4(制御機器)、一台或いは二台の業冷庫S5が設置さ
れており、天井部には空気調和機12(実施例では2
台)や蛍光灯および調光器などから成る照明13が取り
付けられている。
【0020】このうち、オープンショーケースS1・・
・や冷蔵ウォークイン貯蔵庫S3およびリーチインショ
ーケースS4は、コンビニエンスストアCVSの機械室
或いは屋外に設置された冷凍機(コンデンシングユニッ
ト)R1、R2と配管接続されており、これらから冷媒
の供給をうけて冷却能力を発揮する。尚、アイスクリー
ムストッカS2および業冷庫S5は冷却装置が内蔵さ
れ、独自の温度調節器も搭載されたものを採用してい
る。
【0021】そして、店舗監視システム6は、主制御装
置としてのコントローラ16と、このコントローラ16
に接続され、店舗内に配線された一連の信号線17と、
この信号線17にカプラにより接続されたボタンリーダ
18、複数の制御用の温度センサ19・・・および監視
用の温度センサ20・・・、複数の電子サーモユニット
21・・、複数のI/Oセンサユニット22・・・、高
温センサユニット23、カウンタとしてのカウンタセン
サユニット24と、このカウンタセンサユニット24と
共に電力量検出装置26を構成する電力量計27などか
ら構築される。
【0022】次に、上記コントローラ16の構成を図3
に示す。コントローラ16はコンビニエンスストアCV
Sの事務室などに設置されるものであり、CPU(マイ
クロコンピュータ)31、フラッシュメモリなどから構
成される記憶手段としてのメモリ32、I/Oインター
フェース33及び送受信手段としてのバスI/Oインタ
ーフェース34などから構成されている。また、コント
ローラ16にはLEDなどから構成された表示器37
と、入力手段としてのスイッチ38などが設けられてい
る。
【0023】また、前記バスI/Oインターフェース3
4はコントローラ16のポート36を介して前記信号線
17に接続されており、このポート36及び信号線17
を介して前記ボタンリーダ18、温度センサ19・・
・、温度センサ20・・・、電子サーモユニット21・
・、I/Oセンサユニット22・・・、高温センサユニ
ット23、カウンタセンサユニット24とデータの授受
を行う。
【0024】コントローラ16のメモリ32には前記ボ
タンリーダ18、温度センサ19・・・、温度センサ2
0・・・、電子サーモユニット21・・、I/Oセンサ
ユニット22・・・、高温センサユニット23、カウン
タセンサユニット24とデータ通信を行うための所定の
通信プロトコルやボタンリーダ18、温度センサ19・
・・、温度センサ20・・・、電子サーモユニット21
・・、I/Oセンサユニット22・・・、高温センサユ
ニット23、カウンタセンサユニット24を識別するた
めのソフトウエア及び運転制御を行う上での制御プログ
ラムが設定されている。
【0025】更に、コントローラ16のI/Oインター
フェース33はRS−232Cケーブルを経由して店舗
側のターミナルアダプタTAに接続されると共に、バス
I/Oインターフェース34は同様の信号線17を経由
して店舗映像システム4の送信機7にも接続されてい
る。
【0026】一方、前記電子サーモユニット21は、各
オープンショーケースS1・・・、冷蔵ウォークイン貯
蔵庫S3およびリーチインショーケースS4にそれぞれ
設けられている。この電子サーモユニット21は図4に
示す如く、チップ状に構成されたサーモスタットチップ
41から構成されており、このサーモスタットチップ4
1には切換器42を介してショーケースの庫内に設けら
れた前記制御用の温度センサ19が接続され、切換器4
2は更に信号線17に接続されている。
【0027】そして、サーモスタットチップ41にはボ
リューム43と、トランジスタやサイリスタなどから構
成されるスイッチング素子44と、フォトカプラから構
成されたリレー46などが配線接続されている。
【0028】このサーモスタットチップ41は、図5に
詳細に示す如くロジック回路にて構成されたインターフ
ェースロジック47と、サーモスタットレジスタ(記憶
手段)48と、コンパレータ(比較手段)49と、温度
データレジスタ51と、シフトレジスタ52と、A/D
コンバータ53(設定手段を構成する)と、動作モード
(コンフィギュレーション)レジスタ(記憶手段)54
とを備えており、これらが一チップで構成されている。
【0029】インターフェースロジック47は温度セン
サ19と切換器42を介してデータの授受を行うための
シリアル通信機能、レジスタ、プロトコルなどを有して
いる。従って、切換器42により温度センサ9と接続さ
れることにより、温度センサ19からのデータを受信
し、また、温度センサ19にデータを送信する機能を奏
する。また、サーモスタットレジスタ48には後述する
如く温度センサ19から取り込んだ上限温度THと下限
温度TLが書き込まれる。
【0030】温度データレジスタ51には後述する如く
温度センサ19からインターフェースロジック47が受
け取った庫内温度TPのデータが書き込まれる。また、
A/Dコンバータ53にボリューム43が外付けされ
る。そして、このボリューム43の抵抗値をA/Dコン
バータ53で温度シフト値TCに変換する(64ポジシ
ョンデジタルレジスタ)。また、A/Dコンバータ53
にはレジスタビットシフトにより、温度シフト値TCの
変更幅である64℃、32℃、16℃、8℃、4℃の値
が設定でき、これは動作モードレジスタ54によって何
れかに設定される。また、シフトレジスタ52は温度シ
フト値の何桁を使用するが設定される。
【0031】前記温度データレジスタ51内の庫内温度
TPのデータは、コンパレータ49に送られる。また、
コンパレータ49にはサーモスタットレジスタ48内の
上限温度TH及び下限温度TLも送られる。更に、シフ
トレジスタ52を介して前記温度シフト値TCもコンパ
レータ49に送られる。
【0032】そして、このコンパレータ49の出力がス
イッチング素子44のゲートに接続されている。このス
イッチング素子44はリレー46を制御し、リレー46
はショーケースS1、S3、S4の冷媒制御用の電磁弁
V(除霜用の電気ヒータの制御も行う)への通電を制御
する。
【0033】このような各機能の動作モードは動作モー
ドレジスタ54によって決定される。そして、この動作
モードレジスタ54により設定される動作モードは生産
時に設定される。特に、動作モードレジスタ54により
A/Dコンバータ53における温度シフト値TCの変更
幅も、前記64℃、32℃、16℃、8℃、4℃の何れ
かの値に選択される。
【0034】一方、前記温度センサ19(温度センサ2
0も同様)は、図6に詳細に示す如く端末側制御手段と
しての制御部61と、メモリ62と、I/Oインターフ
ェース63と、センサ部64と、THレジスタ66と、
TLレジスタ67と、状態を決定する設定レジスタ68
と、通信の整合性を取るCRCジェネレータ69と、後
述するVcc電源を検知する電源検知部71と、コンデ
ンサ72と、ダイオード73、73などから構成されて
いる。
【0035】この場合、コンデンサ72はダイオード7
3の出力側に接続され、入力端子76はこのダイオード
73とI/Oインターフェース63に接続されている。
そして、入力端子76は切換器42を介してサーモスタ
ットチップ41或いは信号線17に接続され、コンデン
サ72はI/Oインターフェース63にも接続される。
信号線17或いはサーモスタットチップ41の出力に
は、例えば+5Vの電位(高電位)と0V(低電位)に
て構成されるパルス信号によりデータが作られて送られ
る。
【0036】そして、温度センサ19が信号線17或い
はサーモスタットチップ41に接続されると、データを
構成する高電位と低電位のパルス信号が高電位となって
いる間はそのまま各素子に給電が成され、コンデンサ7
2にも充電される。そして、低電位となっている間はコ
ンデンサ72から放電され、各素子の電源が賄われる構
成とされている。
【0037】尚、温度センサ19にはVcc(DC+5
V)電源端子77も設けられ、ダイオード74に接続さ
れており、温度センサ19は、このVcc電源端子77
を電源線に接続すれば、各素子は電源線からの給電によ
っても動作することができるように構成されている。即
ち、その場合にはコンデンサ72に充填すること無く、
各素子は動作するようになるので、検査時などの温度セ
ンサ19を迅速に動作させたい場合に利便性が向上す
る。
【0038】また、制御部61はセンサ部64が検出す
る庫内の温度データを取り込み、一旦メモり62に書き
込む。そして、I/Oインターフェース63により、サ
ーモスタットチップ41からポーリングされると、メモ
リ62に書き込まれた温度データをI/Oインターフェ
ース63によりサーモスタットチップ41に送信する。
【0039】ここで、I/Oインターフェース63には
温度センサ19自体のIDコードやセンサである旨の識
別データが書き込まれ、THレジスタ66には当該ショ
ーケースの上限温度THが、また、TLレジスタ67に
は下限温度TLが書き込まれる。これらの上限温度T
H、下限温度TLのデータはコントローラ16から信号
線17、切換器42を介して送信される。また、メモリ
62にはサーモスタットチップ41やコントローラ16
との間のデータ通信を行うための通信プロトコルなどが
記憶されている。また、温度センサ19において故障が
生じている場合には当該故障データもメモリ62に書き
込まれ、サーモスタットチップ41やコントローラ16
に送信される。また、温度センサ19はサーモスタット
チップ41などとの間の通信が断たれた場合には、現在
の状態を保持する自己保持機能を有している。
【0040】次に、前記切換器42の内部構成のブロッ
ク図を図7に示す。切換器42はIC1とIC2及びI
C3の三つのICから構成され、それぞれはデータライ
ンで接続されている。そして、IC1が前記信号線17
に接続され、IC2に前記サーモスタットチップ41
が、IC3に前記温度センサ19の入力端子76がそれ
ぞれ接続されたかたちとされている。
【0041】そして、常にはサーモスタットチップ41
(インターフェースロジック47)と温度センサ19の
間の回線を接続しているが、コントローラ16からデー
タ(接続指示)が送られると、このサーモスタットチッ
プ41と温度センサ19間の回線を断ち、信号線17と
温度センサ19間の回線を優先的に接続する。
【0042】尚、監視用の温度センサ20の構成は前記
温度センサ19と同様であるが、直接信号線17に接続
されると共に、それぞれ店舗の室内(店内)、各ショー
ケース等(S1、S2、S3、S4、S5)の庫内およ
び冷凍機R1、R2の周囲(機械室内など)に配設され
ている。
【0043】一方、前記I/Oセンサユニット22の構
成を図8に示す。I/Oセンサユニット22は端末側制
御手段としての制御部81と、メモリ82、83と、I
/Oインターフェース84と、入出力部86と、この入
出力部86が入力状態か出力状態かを記憶する状態記憶
部87と、自らのIDコードを記憶するID部88と、
コンデンサ89と、ダイオード91、92などから構成
されている。
【0044】この場合、コンデンサ89はダイオード9
1、92の出力側に接続され、このコンデンサ89の端
子に各素子が接続されるI/Oセンサユニット22の入
力端子93が信号線17に接続されると、前述の如くデ
ータを構成する高電位と低電位のパルス信号が高電位と
なっている間はそのまま各素子に給電が成され、コンデ
ンサ89にも充電される。そして、低電位となっている
間はコンデンサ89から放電され、各素子の電源が賄わ
れる構成とされている。
【0045】尚、I/Oセンサユニット22にもダイオ
ード92の入力側に接続されたVcc(DC+5V)電
源端子94が設けられ、このVcc電源端子94を電源
線に接続すれば、I/Oセンサユニット22の各素子は
電源線からの給電によっても動作することができるよう
になる。即ち、その場合にはコンデンサ89に充填する
こと無く、各素子は動作するようになるので、検査時な
どのI/Oセンサユニット22を迅速に動作させたい場
合に利便性が向上する。
【0046】また、制御部81はI/Oインターフェー
ス84により、信号線17を介してコントローラ16か
らON/OFFデータが送信されると、このON/OF
Fデータに基づき、入出力部86により入出力端子9
6、96(二端子あり)をON/OFFする(出力モー
ド)。
【0047】ここで、ID部88には前述の如くI/O
センサユニット22自体のIDコードやI/Oセンサユ
ニットである旨の識別データが記憶され、メモリ82に
は各種データやコントローラ16との間のデータ通信を
行うための通信プロトコルなどが記憶されている。ま
た、I/Oセンサユニット22において故障が生じてい
る場合には当該データもメモリ82に書き込まれ、コン
トローラ16に送信される。また、I/Oセンサユニッ
ト22もコントローラ16との間の通信が断たれた場合
には、現在の状態を保持する自己保持機能を有してい
る。
【0048】係るI/Oセンサユニット22(入出力部
86は出力モード)は基板上において図9の如く配線さ
れる。即ち、101はフォトダイオード101Aとフォ
トトライアック101Bから成るフォトカプラであり、
102は抵抗、103は整流素子としてのダイオード、
104は蓄電素子としてのコンデンサである。
【0049】この場合、コンデンサ104はダイオード
103の出力側に接続され、このダイオード103とコ
ンデンサ104との接続点とI/Oセンサユニット22
の入出力端子96間に抵抗102とフォトダイオード1
01Aが直列に接続される。また、I/Oセンサユニッ
ト22のVcc電源端子94はダイオード103の手前
に接続される。そして、フォトトライアック101Bは
電源ACと交流制御素子(サイリスタなど)106間に
接続される。この交流制御素子106により前記空気調
和機12の運転を制御し、照明13を調光すると共に、
送信機7にも制御出力を送信することになる。
【0050】ここで、ダイオード103が信号線17に
接続されると、データを構成する高電位と低電位のパル
ス信号が高電位となっている間はそのまま抵抗102を
介してフォトダイオード101Aに給電が成され、コン
デンサ104にも充電される。そして、低電位となって
いる間はコンデンサ104から放電されて、フォトダイ
オード101Aの電源を賄う構成とされている。
【0051】尚、同様にダイオード103とコンデンサ
104の接続点にVcc電源端子107を接続し、この
Vcc電源端子107を電源線に接続すれば、フォトダ
イオード101Aは電源線からの給電によっても動作す
ることができるようになる。即ち、その場合にはコンデ
ンサ104に充填すること無く、各素子は動作するよう
になるので、検査時などに迅速に動作させたい場合に利
便性が向上する。
【0052】また、冷凍機R1、R2に取り付けられた
I/Oセンサユニット22の入出力部86は入力モード
とされ、冷凍機R1、R2の運転状態を検出してコント
ローラ16にデータを送信する。更に、前記高温センサ
ユニット23は冷凍機R1、R2の異常高温を検出して
コントローラ16にデータを送信する。
【0053】次に、前記カウンタセンサユニット24の
構成を図10に示す。カウンタセンサユニット24は端
末側制御手段としての制御部111と、記憶手段として
のメモリ112、113と、端子123にて信号線17
に接続される送受信手段としてのインターフェースロジ
ック114と、カウンタ116と、トリガーカウンタ1
17と、自らのIDコードを記憶するID部118と、
図示しないコンデンサ、ダイオードなどから構成されて
いる。
【0054】そして、この場合も前述の如くデータを構
成する高電位と低電位のパルス信号が高電位となってい
る間はそのまま各素子に給電が成され、前記コンデンサ
にも充電される。そして、低電位となっている間はコン
デンサから放電され、各素子の電源が賄われる構成とさ
れている。
【0055】尚、カウンタセンサユニット24にもVc
c(DC+5V)電源端子119が設けられ、このVc
c電源端子119を電源線に接続すれば、カウンタセン
サユニット24の各素子は電源線からの給電によっても
動作することができるようになる。即ち、その場合には
コンデンサに充填すること無く、各素子は動作するよう
になるので、検査時などのカウンタセンサユニット24
を迅速に動作させたい場合に利便性が向上する。
【0056】前記電力量計27はコンビニエンスストア
CVSにおいて消費されている電力を検出し、パルス出
力を発生する。即ち、その時点の消費電力が低い場合に
はパルスの間隔は長くなり、高い場合には間隔が短くな
る。
【0057】係るパルス出力はカウンタセンサユニット
24の入力端子121、121(二端子あり)に入力さ
れる。トリガーカウンタ117は係るパルスの立ち上が
りにより電力量計27のパルス出力を検出し、カウンタ
116はトリガーカウンタ117が検出したパルス出力
を計数(積算)する。
【0058】制御部111はコントローラ16からポー
リングされると、カウンタ116が計数したカウントデ
ータを取り込み、インターフェースロジック114によ
り当該カウントデータを信号線17を介してコントロー
ラ16に送信する。
【0059】ここで、ID部118にはカウンタセンサ
ユニット24自体のIDコードやカウンタセンサユニッ
トである旨の識別データが書き込まれ、メモリ113に
はコントローラ16との間のデータ通信を行うための通
信プロトコルなどが記憶されている。また、カウンタセ
ンサユニット24において故障が生じている場合には当
該故障データもメモリ113に書き込まれ、コントロー
ラ16に送信される。また、カウンタセンサユニット2
4はコントローラ16との間の通信が断たれた場合に
は、現在の状態を保持する自己保持機能を有している。
【0060】次に、以上までの構成における動作を説明
する。今、切換器42は温度センサ19と信号線17の
間の回線を接続しているものとする。コントローラ16
のCPU31は先ず信号線17への各素子(温度センサ
19、20、I/Oセンサユニット22、高温センサユ
ニット23、カウンタセンサユニット24など)の接続
状況をスキャンする。
【0061】このスキャン動作は図11に示す手順で各
温度センサ19、20、I/Oセンサユニット22、高
温センサユニット23、カウンタセンサユニット24の
IDコードを読み出すことによって行われる。以下、こ
れらを全て端末装置と呼び、例えば四つの端末装置のI
Dコードが以下に示す如き64ビットのものであったと
して説明する。
【0062】 ビット 012345678・・・・・・63 第1の端末装置 001100000・・・・・・0 第2の端末装置 101100000・・・・・・0 第3の端末装置 110000000・・・・・・0 第4の端末装置 001000000・・・・・・0
【0063】コントローラ16(CPU31)は最初に
通信コマンドを各端末装置に送信し、各端末装置はOK
コマンドを返信する。次に、コントローラ16がID検
索コマンドを送信すると、端末装置は自らのIDコード
から、応答1として0ビット目を返信し、その補数を応
答2として以下の如く返信する。尚、実際には、0ビッ
ト目が0の場合は信号線17の接続端子を「L」とし、
1の場合には端子を「H」とする。
【0064】 ビット0 応答1 応答2 第1の端末装置 0 1 第2の端末装置 1 0 第3の端末装置 1 0 第4の端末装置 0 1 論理積 0 0
【0065】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、各端末装置の0ビット目に0と1が存在すること
を判定する。尚、実際には信号線17に接続された各端
末装置の接続端子の中に「L」が一つでもあれば信号線
17は「L」となり、全て「H」なら「H」となる。コ
ントローラ16はこの信号線17の電位を判断するの
で、結果として論理積の情報をコントローラ16が検出
することになる。
【0066】そこで、コントローラ16は1ビット目の
検索コマンド0、1を送信する。このとき、0を送信し
た場合には、0ビット目が0の端末装置のみ1ビット目
を返信し、1を送信したときには、0ビット目が1のも
ののみ1ビット目を返信するように構成されている。
【0067】従って、1ビット目の検索時における0に
対する応答は以下の如く、第1及び第4の端末装置から
為される。
【0068】 ビット1 応答1 応答2 第1の端末装置 0 1 第2の端末装置 第3の端末装置 第4の端末装置 0 1 論理積 0 1
【0069】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の1ビット目に0のみ存在することを判
定する。従って、00のIDコードのものがあることが
確定する。
【0070】また、1ビット目の検索時における1に対
する応答は以下の如く、第2及び第3の端末装置から為
される。
【0071】 ビット1 応答1 応答2 第1の端末装置 第2の端末装置 0 1 第3の端末装置 1 0 第4の端末装置 論理積 0 0
【0072】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の1ビット目に0と1が存在することを
判定する。そのため、この場合には10と11のIDコ
ードのものが存在することが分かる。
【0073】次に、IDコード00の存在確定を受けて
コントローラ16は2ビット目の検索コマンド0を送信
する。2ビット目の検索時における0に対する応答は以
下の如く、第1、第2及び第4の端末装置から為され
る。
【0074】 ビット2 応答1 応答2 第1の端末装置 1 0 第2の端末装置 1 0 第3の端末装置 第4の端末装置 1 0 論理積 1 0
【0075】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の2ビット目に1のみ存在することを判
定する。従って、001のIDコードのものがあること
が確定する。
【0076】次に、IDコード001の存在確定を受け
てコントローラ16は3ビット目の検索コマンド1を送
信する。3ビット目の検索時における1に対する応答は
第1及び第2の端末装置から為される。
【0077】 ビット3 応答1 応答2 第1の端末装置 1 0 第2の端末装置 1 0 第3の端末装置 第4の端末装置 論理積 1 0
【0078】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の3ビット目に1のみ存在することを判
定する。従って、0011のIDコードのものがあるこ
とが確定する。
【0079】次に、IDコード0011の存在確定を受
けてコントローラ16は4ビット目の検索コマンド1を
送信する。4ビット目の検索時における1に対する応答
は第1及び第2の端末装置から為される。
【0080】 ビット4 応答1 応答2 第1の端末装置 0 1 第2の端末装置 0 1 第3の端末装置 第4の端末装置 論理積 0 1
【0081】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の4ビット目に0のみ存在することを判
定する。従って、00110のIDコードのものがある
ことが確定する。
【0082】次に、IDコード00110の存在確定を
受けてコントローラ16は5ビット目の検索コマンド0
を送信する。5ビット目の検索時における0に対する応
答は全てから為される。
【0083】 ビット5 応答1 応答2 第1の端末装置 0 1 第2の端末装置 0 1 第3の端末装置 0 1 第4の端末装置 0 1 論理積 0 1
【0084】コントローラ16はその論理積から判定を
行い、この場合の5ビット目に0のみ存在することを判
定する。従って、001100のIDコードのものがあ
ることが確定する。以後は検索コマンド0のみを63ビ
ット目まで繰り返せば、001100・・・・0、即
ち、このIDコードの端末装置が接続されていることが
確定する。
【0085】また、前記1ビット目の検索時における1
に対する応答で1ビット目には1と0が存在することか
ら、今度は2ビット目の検索で0と1を送信して同様に
絞り込んで行く。そして、最終的に0と1が存在するビ
ットを無くしていけば全ての端末装置のIDコードが確
定することになる。
【0086】コントローラ16のCPU31はこのよう
にして収集したIDコードにより、温度センサ19、2
0、I/Oセンサユニット22、高温センサユニット2
3、カウンタセンサユニット24の接続状況を識別し、
メモリ32に保有すると共に、以後はこのIDコードを
用いて各温度センサ或いはセンサユニットとの間でデー
タの送受信を行う。
【0087】次ぎに、コントローラ16のCPU31は
収集したIDコードを用いて各温度センサ19・・・に
前記上限温度THと下限温度TLのデータを送信する。
温度センサ19の制御部61はインターフェース63を
介して係るデータを受け取ると、THレジスタ66に上
限温度THを、また、TLレジスタ67に下限温度TL
を書き込む。
【0088】そして、切換器42がサーモスタットチッ
プ41と温度センサ19を接続すると、インターフェー
スロジック47により温度センサ19のTHレジスタ6
6およびTLレジスタ67内の上限温度THおよび下限
温度TLが取り込まれ、サーモスタットレジスタ48に
格納される。尚、インターフェースロジック47によ
り、サーモスタットレジスタ48には、例えば上限温度
THとして4℃(レジスタの内容としては000001
00Bとなる)と、下限温度TLとして0℃(レジスタ
の内容としては00000000Bとなる)が書き込ま
れたものとする。
【0089】動作モードレジスタ54はA/Dコンバー
タ53において、温度シフト値TCの変更幅を16℃と
しているものとし、動作モードレジスタ54にはサーモ
スタット動作が設定されているものとする。これによ
り、電源立ち上げ後もサーモスタットチップ41は単独
でサーモスタット動作を開始することになる。
【0090】そして、ボリューム43の抵抗値を変化さ
せて温度シフト値TCを変更幅16℃の中央値である8
℃(レジスタの内容としては00001000B)とし
たものとすると、コンパレータ49は前記上限温度TH
(4℃:00000100B)に温度シフト値TCを加
算する。これにより、シフトされた上限温度は0000
0100B+00001000B=00001100
B、即ち、12℃となる。
【0091】また、コンパレータ49は前記下限温度T
L(0℃:00000000B)に温度シフト値TCを
加算する。これにより、シフトされた下限温度は000
00000B+00001000B=00001000
B、即ち、8℃となる。
【0092】一方、サーモスタットチップ41のインタ
ーフェースロジック47は温度センサ19にポーリング
を行う。温度センサ19の制御部61はこのポーリング
に応え、メモリ62に書き込まれている温度データ(庫
内温度TP)をインターフェース63によりサーモスタ
ットチップ41に送信する。インターフェースロジック
47はこの温度データを受け取り、温度データレジスタ
51に書き込む。
【0093】そして、コンパレータ49は前述の如くシ
フトされた上限温度:12℃と下限温度8℃と温度デー
タレジスタ51に温度センサ19から送られた庫内温度
TPとを比較し、庫内温度TPが12℃(上限温度)に
達した場合にはスイッチング素子44をONし、庫内温
度TPが8℃(下限温度)に降下した場合にはスイッチ
ング素子44をOFFする出力を発生する。
【0094】スイッチング素子44がONされると、リ
レー46により電磁弁Vに通電され、電磁弁Vを開くと
共に、スイッチング素子44がOFFされるとリレー4
6によって電磁弁Vの通電が停止される。冷凍機R1、
R2は図示しない低圧スイッチの制御により、何れかの
ショーケースS1、S3、S4の電磁弁Vが開いていれ
ば運転され、全てが閉じれば停止する。これにより、例
えばオープンショーケースS1の庫内は12℃と8℃の
間で温度制御されることになるものである。
【0095】また、コントローラ16は監視用の温度セ
ンサ20・・・にポーリングを行う。このときの手順
(通信プロトコル)を図12を用いて説明する。コント
ローラ16は通信コマンドを送信し、温度センサ20か
らはOKコマンドが返信される。コントローラ16は温
度センサ20の呼び出しコマンドと温度センサ20の上
記IDコードを送信する。
【0096】そして、温度計測開始コマンドを送信す
る。温度センサ20の制御部61はこのポーリングに応
えて温度データを計測し、メモリ62に格納する。次
に、コントローラ16は再び通信開始コマンドを送信
し、温度センサ20からはOKコマンドが返信される。
コントローラ16は温度センサ20の呼び出しコマンド
と温度センサ20の上記IDコードを送信する。
【0097】そして、メモリ呼び出しコマンドを送信す
る。温度センサ20の制御部61はこのポーリングに応
えて前述の如くメモリ62に格納した温度データを返信
する。そして、最後にコントローラ16はリセットコマ
ンドを送信し、温度センサ20からはOKコマンドが返
信される。尚、前記サーモスタットチップ41と温度セ
ンサ19の間の温度データ収集も同様である。
【0098】コントローラ16のCPU31はこのよう
にして収集した温度データを一旦メモり32に書き込
み、当該温度データを本部Cや保守管理会社Mのパソコ
ンPに送信する。これによって、本部Cや保守管理会社
Mでは店舗の室内や各ショーケースの庫内温度、機械室
の温度などを集中監視することが可能となる。
【0099】また、コントローラ16のCPU31は制
御データをそのIDコードと共に信号線17を介して各
I/Oセンサユニット22・・に送信する。空気調和機
12、照明13のI/Oセンサユニット22の制御部8
1は自らのIDコードの制御データを受信すると、それ
に基づいて前述の如く入出力端子96をON/OFFす
る。このON/OFFによりフォトダイオード101A
がON(発光)/OFF(消灯)し、それによって、フ
ォトトライアック101BがON/OFFされ、これに
よって、交流制御素子106がON/OFFされる。
【0100】通常空気調和機12はこの交流制御素子1
06によって100%運転されると共に、照明13も1
00%の照度で発光される。
【0101】このようなショーケースS1〜S5や冷凍
機R1、R2、空気調和機12の運転、照明13の点灯
によって店舗(コンビニエンスストアCVS)では電力
が消費されているが、電力量計27は係る店舗において
消費されている電力を検出し、前述の如くパルス出力を
発生している。そして、カウンタセンサユニット24の
カウンタ116は係るパルス出力を計数(積算)してい
る。
【0102】そして、コントローラ16はカウンタセン
サユニット24にポーリングを行う。このときの手順
(通信プロトコル)を図13を用いて説明する。コント
ローラ16は通信コマンドを送信し、カウンタセンサユ
ニット24からはOKコマンドが返信される。コントロ
ーラ16はカウンタセンサユニット24の呼び出しコマ
ンドとカウンタセンサユニット24のIDコードを送信
する。
【0103】そして、コントローラ16はカウンタ呼び
出しコマンドを送信する。カウンタセンサユニット24
の制御部111はこのポーリングに応えて前述の如くカ
ウンタ116が計数しているカウントデータを返信す
る。そして、最後にコントローラ16はリセットコマン
ドを送信し、カウンタセンサユニット24からはOKコ
マンドが返信される。
【0104】コントローラ16のCPU31はこのよう
にして取り込んだカウントデータを一旦メモり32に書
き込み、次にその日当該店舗にて消費された電力および
その増加傾向を算出する。そして、当該店舗で許容され
ている一日の消費電力を越えてしまうと予測判断される
場合、コントローラ16のCPU31は制御データをそ
のIDコードと共に信号線17を介して空気調和機12
と照明13の各I/Oセンサユニット22・・に送信す
る。
【0105】この場合の制御データは空気調和機12の
運転率を例えば10%低下させ、照明13の照度を例え
ば20%低下させる調光を行う旨のデータとなる。空気
調和機12、照明13のI/Oセンサユニット22の制
御部81は自らのIDコードの係る制御データを受信す
ると、それに基づいて前述の如く入出力端子96をON
/OFFする。このON/OFFによりフォトダイオー
ド101AがON(発光)/OFF(消灯)し、それに
よって、フォトトライアック101BがON/OFFさ
れ、これによって、交流制御素子106がON/OFF
されるので、空気調和機12は90%運転されると共
に、照明13も80%の照度に調光(減光)される。
【0106】このように、カウンタセンサユニット24
から送信されたカウントデータに基づいて、コントロー
ラ16は店舗の消費電力量が一定の値を越えるものと判
断される場合には、空気調和機12の運転率を低下さ
せ、且つ、照明13を減光(これらをデマンド制御と云
う)させるので、店舗における消費電力量を抑制し、著
しい省エネ化を図ることが可能となる。
【0107】尚、上記実施例では消費電力量の増加傾向
で空気調和機12と照明13をデマンド制御したが、そ
れに限らず、電力消費がピークとなる昼時などに行うよ
うにしても良い。係る制御によれば、ピーク電力を抑制
して電気料金の低い契約とすることも可能となる。
【0108】また、実施例では空気調和機12と照明1
3の双方を同時にデマンド制御したが、何れか一方でも
良く、消費電力の変化に応じて段階的(空気調和機12
と照明13を順次)に制御する方式も考えられる。
【0109】尚、図14は図2のボタンリーダ18に接
続されるボタン型温度メモリ131の外観を示し、図1
5はその内部詳細ブロック図を示している。温度メモリ
131は図14に示す如くボタン電池形状を呈してお
り、その内部には送受信手段となるインターフェース1
32、自らのIDコードを保持するID部133、メモ
リ制御部136、メモリ137、138、発振器13
9、時計制御部141およびそのレジスタ142、タイ
ムスタンプメモリ143、ヒストグラムメモリ144、
温度履歴メモリ146、リチウム電池147、計測制御
部148およびセンサ部149が内蔵されている。
【0110】この温度メモリ131は、例えばコンビニ
エンスストアCVSに配送される弁当や飲料などの冷蔵
食品を収納したコンテナ内に投入され、当該食品の温度
を検出して記録するために用いられる。即ち、計測制御
部148はセンサ部149により所定のサンプリング周
期で上記食品温度(コンテナ内の温度)を計測する。そ
して、計測した温度データを、時計制御部141から送
られる時刻データと共に三種類の形式で記録する。
【0111】即ち、計測制御部148は時刻データによ
り温度データにタイムスタンプを負かしてタイムスタン
プメモリ143に書き込む。また、計測制御部148は
食品温度をゾーン分けし(例えば、0℃以下のゾーン、
0℃〜+5℃のゾーン、+5℃〜+10℃のゾーン、+
10℃〜+15℃のゾーン、+20℃以上のゾーンな
ど)、計測した温度データを各ゾーンに振り分けて計数
することにより、ヒストグラムを作成してヒストグラム
メモリ144に書き込む。
【0112】この場合、例えば食品温度が0℃以下とな
ったことが1回あれば0℃以下のゾーンを1とし、0℃
〜+5℃であったことが100回あれば0℃〜+5℃の
ゾーンを100とし、+5℃〜+10℃であったことが
10000回あれば+5℃〜+10℃のゾーンを100
00とし、+10℃〜+15℃であったことが10回あ
れば+10℃〜+15℃のゾーンを10とし、+20℃
以上となったことが1回あれば+20℃以上のゾーンを
1とする。
【0113】また、計測制御部148は時間の経過と共
に温度データをプロットして温度履歴メモリ146に書
き込む。
【0114】そして、店舗に食品が配送された場合、温
度メモリ131をコンテナから取り出してボタンリーダ
18に装着する。これによって、温度メモリ131は信
号線17に接続される。コントローラ16は前記温度セ
ンサ20からのデータ(IDコード、温度データ)収集
と同様の方式で温度メモリ131からデータを収集す
る。
【0115】即ち、コントローラ16は先ず温度メモリ
131のID部133内のIDコードを取り込み、この
IDコードと共に温度メモリ131にポーリングする。
温度メモリ131のメモリ制御部136は、コントロー
ラ16からのポーリングに応えてヒストグラムメモリ1
44内のデータをインターフェース132により信号線
17を介し、コントローラ16に送信する。
【0116】コントローラ16では温度メモリ131か
ら送信されたヒストグラムデータに基づいて配送された
食品が安全か否か判断できる。例えば冷蔵食品の場合、
上記+20℃のゾーンに数多く計数値がある場合や0℃
以下のゾーンに数多く計数値がある場合には、食品が腐
敗し、或いは、凍結して変質している可能性がある。こ
れにより、低温食品物流の安全を極めて容易に管理する
ことが可能となる。
【0117】特に、ヒストグラムにて温度データを記録
する方式を採れるので、メモリ144の容量は極めて少
なくて済むようになる。尚、コントローラ16はタイム
スタンプメモリ143或いは温度履歴メモリ146内の
データも同様に取り込んで判断に供するものである。
【0118】尚、コントローラ16は上記の如き温度セ
ンサ20による監視により、異常が生じている場合に
は、I/Oセンサユニット22により送信機7に指示を
行い、固定カメラ8を制御して異常発生箇所を撮影させ
ることもできるものである。
【0119】また、実施例ではコンビニエンスストアC
VSに本発明を適用したが、それに限らず、スーパーマ
ーケットやレストランなどの店舗にも本発明は有効であ
る。更に、店舗の解釈としては一般事務所ビルなども含
まれるものである。
【0120】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、電力
量検出装置の制御手段は、検出手段が検出した店舗の消
費電力量に関するデータを送受信手段により信号線を介
して主制御装置に送信するので、主制御装置は支障無く
店舗における消費電力量に関するデータを取り込むこと
ができる。この場合、電力量検出装置は記憶手段に自ら
のIDコードを保有しているので、信号線に電力量検出
装置を接続することにより、主制御装置は電力量検出装
置を識別できるようになり、電力量検出装置の配線は完
了する。
【0121】これにより、本発明によれば所謂プラグイ
ンによって電力量検出装置を配線することが可能とな
り、店舗における著しい配線の簡素化とシステム構築の
容易化を図ることが可能となる。そして、請求項3の如
く主制御装置により、電力量検出装置から送信されたデ
ータに基づいて、店舗の消費電力量が一定の値を越える
ものと判断される場合には、低い電力消費となる運転状
態に電気機器を制御するようにすれば、店舗における消
費電力量を抑制し、或いは、ピーク値を下げて著しい省
エネ化を図ることが可能となる。
【0122】特に、請求項2の発明によれば、主制御装
置においてカウンタからのカウントデータに基づき、消
費電力量を判断するようにすることにより、通常の電力
量計を用いてシステムを構成することが可能となり、汎
用性に富んだものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する実施例としてのコンビニエン
スストアの店舗管理システムの構成図である。
【図2】店舗管理システムのうちの店舗機器監視システ
ムの構成図である。
【図3】コントローラの電気回路のブロック図である。
【図4】電子サーモユニットのブロック図である。
【図5】サーモスタットチップの電気回路のブロック図
である。
【図6】温度センサの電気回路のブロック図である。
【図7】切換器の電気回路のブロック図である。
【図8】I/Oセンサユニットの電気回路のブロック図
である。
【図9】I/Oセンサユニットと周辺回路の電気回路図
である。
【図10】カウンタセンサユニットの電気回路のブロッ
ク図である。
【図11】コントローラによる各温度センサ、カウンタ
センサユニットなど(端末装置)のIDコード読み出し
手順を示す図である。
【図12】コントローラによる温度センサからの温度デ
ータの収集手順を示す図である。
【図13】コントローラによるカウンタセンサユニット
からのカウントデータの収集手順を示す図である。
【図14】温度メモリの斜視図である。
【図15】温度メモリの電気回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 店舗管理システム 2 店舗システム 3 センターシステム 4 店舗映像システム 6 店舗機器監視システム 12 空気調和機 13 照明 16 コントローラ 17 信号線 18 ボタンリーダ 19、20 温度センサ 21 電子サーモユニット 22 I/Oセンサユニット 24 カウンタセンサユニット 26 電力量検出装置 27 電力量計 CVS コンビニエンスストア
フロントページの続き (72)発明者 川合 茂一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 青木 健 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 前川 勝美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 HA02 HA09 LA16 LA18 MA02 MA05 MA20 NA19 PA01 PA02 PA06 5H215 AA20 BB20 CC09 CX01 CX08 GG02 GG03 KK04 9A001 BB01 BB02 BB03 BB04 BB05 CC04 CC06 EE05 FF03 HH24 HH30 JJ61 KK15 KK16 KK31 KK37 KK42 KK55 LL02 LL03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 店舗に設けられた電気機器の運転を管理
    するシステムにおいて、 前記電気機器の運転を制御する主制御装置と、信号線を
    介してこの主制御装置に接続され、前記店舗にて消費さ
    れる電力量を検出する電力量検出装置とを備え、この電
    力量検出装置は、消費電力量を検出する検出手段と、自
    らのIDコードを保有する記憶手段と、前記信号線を介
    して前記主制御装置とデータの授受を行う送受信手段
    と、前記検出手段にて検出された消費電力量に関するデ
    ータを前記送受信手段により前記主制御装置に送信する
    制御手段とを有することを特徴とする店舗管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 電力量検出装置は、消費電力量を検出し
    てパルス出力を発生する電力量計と、記憶手段、送受信
    手段および制御手段を備えるカウンタとから構成され、
    このカウンタは前記電力量計のパルス出力を計数するカ
    ウント手段を有し、制御手段は、前記送受信手段により
    このカウント手段のカウントデータを主制御装置に送信
    することを特徴とする請求項1の店舗管理システム。
  3. 【請求項3】 主制御装置は、電力量検出装置から送信
    されたデータに基づき、店舗の消費電力量が一定の値を
    越えるものと判断される場合、低い電力消費となる運転
    状態に電気機器を制御することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2の店舗管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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