JP2000355180A

JP2000355180A - 事務用シート

Info

Publication number: JP2000355180A
Application number: JP11167515A
Authority: JP
Inventors: Takaharu Yoshisato; 高治吉郷
Original assignee: TOYO CONSULTANT KK
Current assignee: TOYO CONSULTANT KK
Priority date: 1999-06-14
Filing date: 1999-06-14
Publication date: 2000-12-26

Abstract

(57)【要約】【課題】書類の分類整理に使用される見出しラベルを
貼り付ける際に、１回１回位置を調整しながら貼り付け
るという手間を省き、目的とする項目を検索しやすく、
外観のよい見出しラベルの貼り付けを実現する。【解決手段】シート１１の綴じ込み部１１ａと対向す
る端辺１１ｂ側の周縁部に、シート１１の端辺１１ｂと
平行な直線及び垂直な直線からなる十字形の目印１２を
形成し、この目印１２の交点１２ａに、見出しラベルと
しての定形インデックスラベル１３の上端の一角を合わ
せるようにして貼り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、定形インデックス
ラベルや付箋等の見出しラベルを容易に貼り付けること
ができる事務用シートに関する。なお、本発明における
事務用シートは、所定のサイズに裁断された印刷用シー
ト、筆記用シート、ルーズリーフ形式に綴じられたシー
ト、ノート形式に製本されたシートなどを含み、これら
を総称して事務用シートという。

【０００２】

【従来の技術】事務用の書類や資料などの見出し用に使
用される見出しラベルは、用途に応じて２種類に大別さ
れる。書類等を項目別に分類するときには、項目名等を
記入した定形インデックスラベルをラベルの一部がファ
イルから突出するように目的のページに貼り付ける。あ
るいは、資料書やファイルの重要項目をチェックすると
きには、剥離可能な付箋等をラベルの一部がファイルか
ら突出するように目的のページに貼り付ける。

【０００３】一般に、Ａ４判あるいはＢ５判などの各種
定形サイズの書類（シート）を整理するために、穴を開
けて書類を綴じる方式のファイルや、穴を開けずに書類
を綴じる方式のファイルが市販されている。このような
ファイル等の書類（シート）を分類整理するため、図８
に示すような定形インデックスラベルが使用される。シ
ート７１に定形インデックスラベル７２を貼り付けると
き、定形インデックスラベル７２が同じ部分で重ならな
いように、綴じ込み部と対向する一辺に、既に貼り付け
られた定形インデックスラベル７２を基準として、１回
１回位置合わせしながら上下方向にずらして貼り付ける
ようにする。

【０００４】一方、剥離可能な付箋の場合、シート７１
を傷めることなく貼り付けと剥離を繰り返し使用するこ
とができる。付箋は剥離可能なため、位置合わせは定形
インデックスラベルよりも比較的容易である。また、付
箋にメモやコメントや注意事項等を記すことにより、内
容の把握や他の使用者への情報伝達を容易にする等、付
箋には多彩な利用方法がある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】定形インデックスラベ
ル７２をシート７１に貼り付けて書類などを分類整理す
る場合、定形インデックスラベル７２を無造作に貼り付
けていくと、定形インデックスラベル７２が同じ部分で
何枚も重複してしまい書類内容の把握がしづらくなる。

【０００６】一方、付箋は、主に内容の把握や他の使用
者への情報伝達を容易にするために用いられているが、
定形インデックスラベル７２と同様に書類の分類に使用
することもあり、付箋が重複すると書類内容の把握がし
づらくなるという問題がある。

【０００７】本発明が解決しようとする課題は、書類の
分類整理に使用される定形インデックスラベルや書類内
容の把握に使用される付箋等の見出しラベルを貼り付け
る際に、既に貼り付けられた見出しラベルを基準にして
１回１回位置を調整しながら貼り付けるという手間を省
き、作業を円滑に進めることで精神的疲労を軽減するこ
とにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の事務用シート
は、シート本体の周縁部に、見出しラベルの貼り付けの
基準となる目印が複数個形成されたものである。

【０００９】従来は前後のシートに貼り付けた見出しラ
ベルを基準にして目測で１回１回位置を調整しながら次
の見出しラベルを貼り付けていたが、本発明によれば、
シート本体の周縁部に形成された目印、例えば一辺の長
さが約４〜８ｍｍの十字形の目印を基準として容易に見
出しラベルを貼り付けることができる。したがって、１
回１回位置を調整しながら貼り付ける手間を省き、作業
を円滑に進めることで精神的疲労を軽減することが可能
となる。

【００１０】ここで、目印は等間隔に配置されるのが望
ましい。等間隔に配置された目印を基準として見出しラ
ベルを等間隔に貼り付けることが可能となり、目的とす
る項目を検索しやすくし、外観のよい見出しラベルの貼
り付けを実現できる。また、これによって書類の分類や
書類内容の把握が容易に可能である。

【００１１】また、目印は、２５ｍｍ以上の間隔で配置
されるのが望ましい。この２５ｍｍは、市販されている
見出しラベルとしての定形インデックスラベルの横幅の
寸法を基準としている。２５ｍｍ以上の間隔で目印が配
置されていることによって、この目印を基準に見出しラ
ベルを貼り付けると、見出しラベルの一部が重なること
がなくなり、目的とする項目を検索しやすくすることが
可能である。

【００１２】また、一定個数毎に同一形状の目印を形成
し配置することによって、目印を配置する間隔を短くし
ても目印の見易さを損なわないため、貼り付ける見出し
ラベルの枚数が増えても、その枚数に応じた間隔で見出
しラベルを貼り付けることが可能である。

【００１３】また、目印を見出しラベルの一角に合わせ
た角形、Ｔ字形、十字形または円弧形で形成することに
よって、使用する見出しラベルの角の形状に合わせた見
易い目印を使用することができ、見出しラベルを貼り付
け易くすることができる。

【００１４】

【発明の実施の形態】図１は本発明の第１実施形態にお
ける事務用シートをファイルに綴じた状態を示す斜視
図、図２は図１に示す事務用シートのＡ部拡大図であ
る。

【００１５】本実施形態における事務用シート（以下、
たんにシートという）１１は、一般に市販されているフ
ァイル１０に綴じ込まれるシートであり、図１はファイ
ル１０を見開いた状態を示している。シート１１の綴じ
込み部１１ａと対向する端辺１１ｂ側の周縁部には、シ
ート１１の端辺１１ｂと平行な直線及び垂直な直線から
なる十字形の目印１２が形成されている。この十字形の
目印１２は一辺の長さ約６ｍｍであり、シート１１の端
辺１１ｂ周縁部の上端部から下端部まで約２５ｍｍの等
間隔に複数個形成されている。また、端辺１１ｂから目
印１２の十字の交点１２ａまでの距離は約５ｍｍとして
いる。

【００１６】このようなシート１１に対して、図２に示
すように十字形の目印１２の交点１２ａに見出しラベル
としての定形インデックスラベル１３の上端の一角を合
わせるようにして貼り付ける。複数のページに定形イン
デックスラベル１３を貼り付ける場合、貼り付けるペー
ジの各シート１１に形成されている目印１２を基準とし
て位置合わせしながら貼り付けることができる。

【００１７】すなわち、既に他のシート１１に貼り付け
られた定形インデックスラベル１３に対して１回１回位
置合わせしながら貼り付ける必要がないため、定形イン
デックスラベル１３を容易に貼り付けることができる。
また、目印１２は等間隔に配置されいるため、この目印
１２を基準として貼り付けた定形インデックスラベル１
３は自動的に等間隔に配置される。

【００１８】なお、本実施形態においては、シート１１
はファイル１０に綴じ込まれるものとして説明している
が、これに限定されず、一般に市販されているノートや
本類のように予めシート１１が製本された状態のもので
もよいことは言うまでもない。

【００１９】また、目印１２はシート１１の端辺１１ｂ
周縁部に約２５ｍｍの間隔で複数個形成されたものであ
るが、この複数個の目印１２の間隔は２５ｍｍ以上とす
ることもできる。この場合、この目印１２の交点１２ａ
にシート１１の上端もしくは下端を合わせて貼り付ける
ことによって、定形インデックスラベル１３の一部が重
なることがなく、整然と並んだ定形インデックスラベル
１３によって目的とする項目を検索することが容易とな
る。

【００２０】図３は本発明の第２実施形態における事務
用シートの要部詳細図である。図３に示すシート１１に
おいては、端辺１１ｂの内側約５ｍｍの位置に、端辺１
１ｂと平行な長さ約８ｍｍの直線２２ａとこの直線２２
ａの中点から端辺１１ｂ側に向かって約４ｍｍ延ばされ
た直線２２ｂとからなるＴ字形の目印２２が形成されて
いる。このＴ字形の目印２２は、図１に示す例と同様、
シート１１の端辺１１ｂ周縁部の上端部から下端部まで
約２５ｍｍの等間隔に複数個形成されている。

【００２１】このような目印２２のＴ字形の交点２２ｃ
に、定形インデックスラベル２３の上端の一角を合わせ
るようにして貼り付けることによって、図１に示す例と
同様の効果が発揮され、定形インデックスラベル２３を
容易に等間隔に貼り付けることができる。

【００２２】図４は本発明の第３実施形態における事務
用シートの要部詳細図である。図４に示すシート１１に
おいては、端辺１１ｂの内側約５ｍｍの位置に、端辺１
１ｂ周縁部の上端から下端に渡る端辺１１ｂと平行な直
線３２ａと、端辺１１ｂからこの直線３２ａに対して垂
直に引かれた直線３２ｂとからなる目印３２が形成され
ている。直線３２ｂは、シート１１の端辺１１ｂ周縁部
の上端部から下端部まで約２５ｍｍの等間隔に複数個形
成されている。

【００２３】このような目印３２の交点３２ｃに、定形
インデックスラベル３３の上端の一角を合わせるように
して貼り付けることによって、図１に示す例と同様の効
果が発揮され、定形インデックスラベル３３を容易に等
間隔に貼り付けることができる。

【００２４】図５は本発明の第４実施形態における事務
用シートの要部詳細図である。図５に示すシート１１
は、角４４が半径約２ｍｍの円弧形に形成された定形イ
ンデックスラベル４３の貼り付けを対象とするものであ
る。図５に示すシート１１においては、端辺１１ｂの内
側約５ｍｍの位置に、端辺１１ｂ周縁部の上端から下端
に渡る端辺１１ｂと平行な直線４２ａと、端辺１１ｂか
らこの直線４２ａに対して垂直に引かれその交差部４２
ｂが円弧とされた目印４２が形成されている。この交差
部４２ｂの円弧は、定形インデックスラベル４３の角４
４の円弧形に合わさるように形成されたものである。

【００２５】このような目印４２の交差部４２ｂに、定
形インデックスラベル４３の上端の角４４を合わせるよ
うにして貼り付けることによって、図１に示す例と同様
の効果が発揮され、定形インデックスラベル４３を容易
に等間隔に貼り付けることができる。

【００２６】図６は本発明の第５実施形態における事務
用シートをファイルに綴じた状態を示す斜視図である。
図６において、十字形の目印５２ａ，５２ｂが約１０ｍ
ｍの等間隔に配置されている。ここで、目印５２ａは図
１に示したものと同じ寸法および形状のものであり、目
印５２ｂは目印５２ａに対してそれぞれの直線が約３ｍ
ｍずつ長くしたものである。そして、これらの目印５２
ａ，５２ｂは、目印５２ａを２個並べて形成する毎に、
目印５２ｂを１個形成するように配置している。すなわ
ち、目印５２ａを一定個数並べる毎に目印５２ａとは異
なる形状であってそれぞれが同一形状の目印５２ｂを配
置している。

【００２７】これにより、目印５２ｂを基準として定形
インデックスラベル５３を貼り付けることによって、図
１に示す例と同様に、定形インデックスラベル５３を容
易に等間隔に貼り付けることができる。また、定形イン
デックスラベル５３の貼り付け枚数が多い場合には、目
印５２ｂだけでなく目印５２ａをも基準として、定形イ
ンデックスラベル５３を一部重なるようにして等間隔に
貼り付けることも可能である。すなわち、目印５２ａ，
５２ｂによって貼り付けようとする定形インデックスラ
ベル５３の必要枚数に応じて、貼付間隔を容易に調整す
ることが可能となり、定形インデックスラベル５３の無
駄な重複を省くことができる。

【００２８】図７は本発明の第６実施形態における事務
用シートをファイルに綴じた状態を示す斜視図である。
図７において、目印６２は図１に示すものと同じ寸法お
よび形状のものである。但し、目印６２はシート１１の
綴じ込み部１１ａと対向する端辺１１ｂ側の周縁部だけ
でなく、シート１１の上端辺１１ｃの周縁部にも形成さ
れている。この目印６２の形成位置および間隔は図１に
示すものと同様である。

【００２９】これらの端辺１１ｂ側の周縁部および上端
辺１１ｃの周縁部に形成された目印６２を基準として定
形インデックスラベル６３や付箋６４等の見出しラベル
を上記と同様、容易に等間隔で貼り付けることが可能で
ある。なお、目印６２はさらにシート１１の下端辺１１
ｄに形成しておくことも可能である。このように、本実
施形態におけるシート１１は定形インデックスラベルだ
けでなく付箋等の貼り付けにも対応できるものであり、
定形インデックスラベルと同様の操作を行うことによっ
て、付箋を整然と貼り付けることができ、内容の把握や
他の使用者への情報伝達を容易にするなどの多彩な利用
が可能である。

【００３０】

【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。

【００３１】（１）シート本体の周縁部に、見出しラベ
ルの貼り付けの基準となる目印が複数個形成された事務
用シートによれば、この目印を基準として容易に見出し
ラベルを貼り付けることができ、前後に貼り付けられた
見出しラベルとその都度位置を調整しながら貼り付ける
手間を省き、作業を円滑に進めることで精神的疲労を軽
減することが可能となる。

【００３２】（２）目印が等間隔に配置されることによ
って、見出しラベルを容易に等間隔に貼り付けることが
可能となる。その結果、等間隔に貼り付けられた見出し
ラベルによって、目的とする項目を容易に検索すること
が可能となり、書類の分類や内容の把握が容易となる。

【００３３】（３）目印が２５ｍｍ以上の間隔で配置さ
れることによって、この目印を基準として市販されてい
る見出しラベルとしての定形インデックスラベルを貼り
付ける際に、この定形インデックスラベルの一部が重な
ることがなく、目的とする項目を検索することが容易と
なる。

【００３４】（４）目印が一定個数毎に同一形状のもの
が配置されることによって、貼り付けようとする見出し
ラベルの必要枚数に応じて、貼付間隔を容易に調整する
ことが可能となり、目印を配置する間隔を短くしても目
印の見易さを損なわない。したがって、貼り付ける見出
しラベルの枚数が増えても、その枚数に応じた間隔で見
出しラベルを貼り付けることが可能であり、見出しラベ
ルの無駄な重複を省くことができる。

【００３５】（５）目印を見出しラベルの一角に合わせ
た角形、Ｔ字形、十字形または円弧形とすることによっ
て、使用する見出しラベルの角の形状に合わせた見易い
目印を使用することができ、見出しラベルを貼り付け易
くすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態における事務用シート
をファイルに綴じた状態を示す斜視図である。

【図２】図１に示す事務用シートのＡ部拡大図であ
る。

【図３】本発明の第２実施形態における事務用シート
の要部詳細図である。

【図４】本発明の第３実施形態における事務用シート
の要部詳細図である。

【図５】本発明の第４実施形態における事務用シート
の要部詳細図である。

【図６】本発明の第５実施形態における事務用シート
をファイルに綴じた状態を示す斜視図である。

【図７】本発明の第６実施形態における事務用シート
をファイルに綴じた状態を示す斜視図である。

【図８】定形インデックスラベルをシートに貼り付け
た状態を示す部分平面図である。

【符号の説明】

１０ファイル１１事務用シート１１ａ綴じ込み部１１ｂ端辺１１ｃ上端辺１１ｄ下端辺１２，２２，３２，４２，５２ａ，５２ｂ，６２目印１３，２３，３３，４３，５３，６３定形インデック
スラベル６４付箋

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シート本体の周縁部に、見出しラベルの
貼り付けの基準となる目印が複数個形成された事務用シ
ート。
【請求項２】前記目印は、等間隔に配置された請求項
１記載の事務用シート。
【請求項３】前記目印は、２５ｍｍ以上の間隔で配置
された請求項１または２記載の事務用シート。
【請求項４】前記目印は、一定個数毎に同一形状のも
のが配置された請求項１から３のいずれかに記載の事務
用シート。
【請求項５】前記目印は、前記見出しラベルの一角に
合わせた角形、Ｔ字形、十字形または円弧形である請求
項１から４のいずれかに記載の事務用シート。