JP2000354013A - 長波標準電波の受信テスタ - Google Patents

長波標準電波の受信テスタ

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JP2000354013A
JP2000354013A JP16386699A JP16386699A JP2000354013A JP 2000354013 A JP2000354013 A JP 2000354013A JP 16386699 A JP16386699 A JP 16386699A JP 16386699 A JP16386699 A JP 16386699A JP 2000354013 A JP2000354013 A JP 2000354013A
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JP
Japan
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pulse
pulse signal
signal
radio wave
circuit
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JP16386699A
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English (en)
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Miyuki Imamura
美由紀 今村
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Seiko Clock Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1Hzのパルス信号からなる時刻コード情報
を含んだ電波を受信できるか否かを判定する安価な電波
テスタを提供する。 【解決手段】 受信回路1は1Hzのパルス信号からな
る時刻コード情報を含んだ電波を受信し1Hzのパルス
信号を検出すると、検出した1Hzのパルス信号を出力
し、この信号はトランジスタ3と抵抗4で反転され、微
分回路9で微分され、トランジスタ8のベースに入力す
る。トランジスタ8は検出された1Hzのパルス信号の
立ち上がりに同期して出力される微分回路9の出力でオ
ンされ、そのオンに応じて圧電ブザー14が報知する。
受信環境が良い所では圧電ブザー14は1秒間隔で規則
正しく鳴り、受信環境が悪いところでは 圧電ブザー1
4は1秒間隔で規則正しく鳴らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の技術分野】本発明は、1秒毎に送信されるパル
ス信号からなる時刻コード情報を含んだ長波標準電波の
受信テスタに関する。
【従来の技術】現在、日本国内において、郵政省の管轄
下で長波標準電波に時刻コードを重畳して送信してい
る。この信号は1分間を1サイクルとして1月1日から
の累積日数、時、分などの時刻データをバイナリーコー
ドで直列に送出している。具体的には、1ビットを1H
zの矩形パルスとし、“1”、“0”の重みづけはそれ
ぞれパルス幅を500ms、800msとすることによ
り表し、さらにポジションマーカとして200msのパ
ルスを用い、搬送波としては40kHzが用いられてい
る。この電波により時刻修正などを行う時計やこのよう
な時計を備えた家庭用電化製品やOA機器などでは、毎
日一定の時刻から一定時間だけ受信回路に電源を供給し
てこの時刻情報を有した信号を受信し、正確に受信が行
えた際に時刻修正を行っている。このような機器等を使
用するにあたり、それらの機器を設置する場所の電波状
態を調べ、上記機器が利用可能か否か確認する必要があ
る。その理由としては、例えば電波により時刻を修正可
能な機器を買っても、それを使用する場所で上記時刻コ
ードを含んだ電波を受信できなければ、その機器が無駄
となる可能性が生じてしまうからである。上記電波が受
信できない場所が発生する原因としては、上記電波の電
界強度は送信所からの距離に反比例して弱くなるもので
あり、さらに屋内で受信する場合は建物の侵入ロスによ
り電界強度が弱くなることなどが考えられる。また、バ
ックグラウンドとしての都市ノイズや、エアコン、テレ
ビ、蛍光灯等の家電機器、パソコン、FAX等のOA機
器等によるノイズの影響も考えられる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記調
査をするには電界強度計など非常に高価な測定器を用い
なければならなかった。また、上記電波を受信可能かど
うか判断するには専門的な知識を必要とした。
【課題を解決するための手段】本発明は、1Hzのパル
ス信号からなる時刻コード情報を含んだ長波標準電波を
受信し、上記受信した電波から上記パルス信号を検出す
る受信部と、上記検出されたパルス信号の存在を知らし
める手段とを含む長波標準電波の受信テスタとしてい
る。よって、安価な構成で1秒毎に送信されるパルス信
号からなる時刻コード情報を含んだ長波標準電波を受信
可能か否かを容易に調べることができる。したがって、
従来のように電界強度計など非常に高価な測定器を用い
る必要がなくなる。また、上記電波を受信可能かどうか
判断するのに専門的な知識を必要とするという問題も解
決できる。上記手段は、上記検出されたパルス信号を所
望のパルス幅のパルスに変換する変換回路と、上記所望
のパルス幅のパルスに変換された上記パルス信号のパル
ス幅に応じた時間の間報知を行う報知部とを含むものと
している。よって、上記と同様の課題を解決できるとと
もに、所望のパルス幅のパルスに変換された上記パルス
信号のパルス幅に応じた時間の間報知を行うので、報知
音のバラツキが少なくなり、判定の精度を向上できる。
例えば、検出されたパルス信号のパルス幅に応じた時間
の間報知を行った場合、報知音の長さにバラツキが生
じ、そのバラツキにより誤判定をしてしまうという可能
性を解消できる。上記変換回路を、上記検出されたパル
ス信号に応じた信号を微分する微分回路と、上記微分回
路の出力信号のうち上記パルス信号の立ち上がりに同期
して出力される出力信号に応じて上記所望のパルス幅の
パルスを出力するパルス出力回路とを含むものとしてい
る。よって、簡単な構成で上記と同様の課題を解決でき
るとともに、例えば検出されたパルス信号のパルス幅に
応じた時間の間報知を行う場合に比べて報知時間を短く
でき、省電力化が図れる。つまり、電力消費が大きくな
ることを防止できる。上記報知部を、圧電ブザーと上記
圧電ブザーを駆動する駆動回路を含むものとしているの
で、例えば報知部として電磁ホーンや電磁ブザーを使用
した場合に生じる電磁ノイズの影響による誤動作がなく
なる。上記手段を圧電ブザーの報知により上記検出され
たパルス信号の存在を知らしめるものとしているので、
例えば報知部として電磁ホーンや電磁ブザーを使用した
場合に生じる電磁ノイズの影響による誤動作がなくな
る。10秒間隔で発生するポジションマーカを含む1H
zのパルス信号からなる時刻コード情報を含んだ長波標
準電波を受信し、上記受信した電波から上記パルス信号
を検出する受信部と、上記ポジションマーカの検出に伴
い上記パルス信号の立ち上がりに同期して第1の音響で
報知を行うとともに、上記ポジションマーカと異なるパ
ルスの検出に伴い上記パルス信号の立ち上がりに同期し
て上記第1の音響と異なる第2の音響で報知を行う報知
部とを含んでいる。よって、安価な構成で1秒毎に送信
されるパルス信号からなる時刻コード情報を含んだ長波
標準電波を受信可能か否かを容易に調べることができ
る。したがって、従来のように電界強度計など非常に高
価な測定器を用いる必要がなくなる。また、上記電波を
受信可能かどうか判断するのに専門的な知識を必要とす
るという問題も解決できる。また、受信環境が良ければ
10秒ごとに第2の音響と異なる第1の音響を音響を発
生するので、1秒ごとに同じ音を報音する場合に比べて
報音にメリハリがつき、より判別しやすくなる。例え
ば、117の電話時報サービスと聞き比べると、同じ周
期で異なる音響が出力されるので、より判別しやすくな
る。よって、同じ音響だけ報知する場合に生じるメリハ
リのなさを解消できる。上記報知部を圧電ブザーの報知
により上記第1の音響および上記第2の音響を報知する
ものとしてもよい。
【発明の実施の形態】本願の請求項1に係る発明は、1
Hzのパルス信号からなる時刻コード情報を含んだ長波
標準電波を受信し、上記受信した電波から上記パルス信
号を検出する受信部と、上記検出されたパルス信号の存
在を知らしめる手段とを含んでいる。本願の請求項2に
係る発明は、請求項1において、上記手段を、上記検出
されたパルス信号を所望のパルス幅のパルスに変換する
変換回路と、上記所望のパルス幅のパルスに変換された
上記パルス信号のパルス幅に応じた時間の間報知を行う
報知部とを含むものとしている。本願の請求項3に係る
発明は、請求項2において、上記変換回路を、上記検出
されたパルス信号に応じた信号を微分する微分回路と、
上記微分回路の出力信号のうち上記パルス信号の立ち上
がりに同期して出力される出力信号に応じて上記所望の
パルス幅のパルスを出力するパルス出力回路とを含むも
のとしている。本願の請求項4に係る発明は、請求項2
または3において、上記報知部を、圧電ブザーと上記圧
電ブザーを駆動する駆動回路を含むものとしている。本
願の請求項5に係る発明は、請求項1において、上記手
段を圧電ブザーの報知により上記検出されたパルス信号
の存在を知らしめるものとしている。本願の請求項6に
係る発明は、10秒間隔で発生するポジションマーカを
含む1Hzのパルス信号からなる時刻コード情報を含ん
だ長波標準電波を受信し、上記受信した電波から上記パ
ルス信号を検出する受信部と、上記ポジションマーカの
検出に伴い上記パルス信号の立ち上がりに同期して第1
の音響で報知を行うとともに、上記ポジションマーカと
異なるパルスの検出に伴い上記パルス信号の立ち上がり
に同期して上記第1の音響と異なる第2の音響で報知を
行う報知部とを含んでいる。本願の請求項7に係る発明
は、請求項6において、上記報知部を圧電ブザーの報知
により上記第1の音響および上記第2の音響を報知する
ものとしている。
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づい
て具体的に説明する。図1において、受信部としての受
信回路1は、アンテナ、増幅器、フィルター、積分器、
コンパレータ等から構成され、上記の郵政省の管轄下で
長波標準電波に1Hzのパルス信号からなる時刻コード
情報を重畳している電波を受信すると同時に、上記1H
zのパルス信号を検出し、検出したパルス信号を抵抗2
を介してトランジスタ3のベースに出力する。トランジ
スタ3のエミッタは電源の低電位側に接続してあり、そ
のコレクタは抵抗4を介して電源の高電位側に接続して
あるとともにコンデンサ5の一端にも接続してある。コ
ンデンサ5の他端は抵抗6を介して電源の高電位側に接
続してあるとともに抵抗7を介してパルス出力回路とし
てのトランジスタ8のベースに接続してある。なお、コ
ンデンサ5と抵抗6とで微分回路9を構成する。トラン
ジスタ8のエミッタは電源の高電位側に接続してあり、
そのコレクタは抵抗10、11の直列回路を介してトラ
ンジスタ12のベースに接続してあるとともに抵抗13
を介してトランジスタ12のコレクタに接続してある。
トランジスタ12のエミッタは電源の低電位側に接続し
てある。圧電ブザー14は三端子の自励振タイプ素子を
用いており、共通電極14aはトランジスタ12のエミ
ッタに、主電極14bはトランジスタ12のコレクタに
それぞれ接続したあり、帰還電極14cは抵抗10、1
1の接点に接続してある。このように、報知用に圧電ブ
ザーを用いているので、例えば電磁ホーンや電磁ブザー
を使用した場合に生じる電磁ノイズの影響による誤動作
がなくなる。また、後述するように本例では1種類の音
しか発しないので、特に自励振タイプ素子を用いてお
り、この場合、外部発振回路を不要にでき、外部発振回
路を用いた場合に生じる構成の大型化を防止できる。な
お、構成に余裕がある場合は圧電ブザーとして他励振タ
イプ素子のものを用いてもよい。なお、抵抗2、トラン
ジスタ3、抵抗4、コンデンサ5、抵抗6、抵抗7、ト
ランジスタ8、抵抗10、抵抗11、トランジスタ1
2、抵抗13および圧電ブザー14で受信回路1で検出
したパルス信号の存在を知らしめる手段15を構成し、
抵抗2、トランジスタ3、抵抗4、コンデンサ5、抵抗
6、抵抗7およびトランジスタ8で変換回路16を構成
し、抵抗10、抵抗11、トランジスタ12、抵抗13
および圧電ブザー14で報知部17を構成し、抵抗1
0、抵抗11、トランジスタ12および抵抗13で駆動
回路18を構成する。次に、図2を参照して動作を説明
する。上記の郵政省の管轄下で長波標準電波にパルス幅
が800ms、500msまたは200msの1Hzの
パルス信号からなる時刻コード情報を重畳している電波
として、例えば図2aに示したような電波が送信されて
いるものとする。この電波を良好に受信できる環境下、
例えばノイズの影響が少ない環境下では、受信回路1は
図2aに示した電波を受信すると、図2bに示したよう
に図2aに同期するパルス信号を出力する。なお、この
パルス信号のパルス幅は、上記電波に重畳されているパ
ルスのパルス幅と同様である。受信回路1からパルスが
出力されるごとにトランジスタ3がオンするので、トラ
ンジスタ3のコレクタに生じる電圧信号は、受信回路1
から出力されたパルスを反転したものとなる。トランジ
スタ3のコレクタに発生した電圧信号は微分回路9で微
分され、抵抗7を介してトランジスタ8のベースに入力
する。微分回路9は受信回路1から出力されたパルスの
反転信号を微分しているので、その出力タイミングは受
信回路1から出力されたパルスを微分した場合と同様と
なり、実質的に微分回路9は受信回路1から出力された
パルスを微分するのと同様となる。トランジスタ8はそ
のベースに低電位の信号が入力したときしかオンしない
ので、受信回路1から出力されるパルス信号の立ち上が
りに同期したタイミングで微分回路9から出力される信
号が入力したときだけオンし、そのオン時間は微分回路
9を構成するコンデンサ5の静電容量と抵抗6との抵抗
値とで規定されることになる。つまり、トランジスタ8
のオン時間はコンデンサ5の静電容量と抵抗6との抵抗
値をどのように設定するかにより所望の値に設定でき
る。また、トランジスタ8のオン時間を微分回路9を利
用して規定することから、そのオン時間を受信回路1か
らのパルス信号のパルス幅より短くできる。本例では、
トランジスタ8のオン時間を100ms程度としてい
る。なお、このオン時間は適宜変更可能である。トラン
ジスタ8のオンにより報知部17に電源が供給され圧電
ブザー14が報音を行う。図2cは図1の端子cの電圧
波形を示したもので、図2bと比較すると判るように、
図2cに示したパルスは図2bに示したようなパルスの
立ち上がりに同期して発生し、そのパルス幅は図2bに
示したパルスのパルス幅に依存せず一定の値となる。よ
って、電波を良好に受信できる環境下では、1Hzのパ
ルスの立ち上がりに同期して正確な1秒間隔でピッ・ピ
ッ・ピッ・・・と同じ音が鳴り続ける。なお、圧電ブザ
ー14が発する音もピッ・ピッ・ピッに限らず、適宜変
更可能である。一方、ノイズの影響が大きかったり電波
が弱かったりする場所では、受信回路1から1秒間隔の
パルス信号が出力されなくなり、トランジスタ3がオン
しなくなるので、その後段の回路等が動作せず、圧電ブ
ザー14から音が報知されなくなったり、1秒周期より
も長い間隔で音が鳴ったりするようになる。また、ノイ
ズが支配的な環境では、不規則な間隔で音が鳴る。この
ように、圧電ブザー14から報知される音の状態によっ
て、その場所が上記電波を受信可能か否かを簡単に判定
できる。また、その判定の際、例えば117の電話時報
サービスなどと聞き比べると、それらの音が同期して聞
こえるか否かの判定で、瞬時に簡単に判定可能となる。
また、上記電波に含まれる1秒毎に送信されるパルス信
号のパルス幅ではなく、これを変換した所望のパルス幅
(本例では、100ms程度のパルス幅)のパルス信号
のパルス幅に応じた時間の間圧電ブザー14を駆動する
ので、報知音のバラツキが少なくなり、判定の精度を向
上できる。例えば、検出されたパルス信号のパルス幅に
応じた時間の間報知を行った場合、報知音の長さにバラ
ツキが生じ、その音の長さのバラツキにより誤判定をし
てしまうという可能性を解消できる。なお、誤判定をし
てしまう可能性より構成の簡略化を優先する場合、検出
されたパルス信号のパルス幅に応じた時間の間報知を行
うようにしてもよい。この場合も、検出されたパルス信
号の立ち上がりに同期して音が鳴るか否かにより受信状
態を判定できる。また、1秒毎に送信されるパルス信号
のパルス幅よりもパルス幅の狭いパルスを用いて圧電ブ
ザーを動作させているので、例えば検出されたパルス信
号のパルス幅に応じた時間の間報知を行う場合に比べて
報知時間を短くでき、省電力化が図れる。つまり、電力
消費が大きくなることを防止できる。また、上記の例で
は、圧電ブザーを利用して受信回路1で検出したパルス
信号の存在を知らせるようにしたが、圧電ブザーに限ら
ず、LEDなどの視角表示装置を用いてもよいし、適宜
変更可能である。また、上記のように構成すればコンパ
クトに構成できるので、持ち運びが容易となる。また、
電界強度計のように電波の強さを検知する必要がなく、
受信周波数も固定であるので、低コスト化が図れる。上
記では、個々のパルスの検出に際して全て同じ音を出す
ようにしたが、次に10秒間隔で出力されるポジション
マーカを検出した際には通常と異なる音を出す例を説明
する。なお、図1と同一構成のものには同一符号を附し
てある。図3において、分周回路19は発振回路20か
ら出力される基本周波数信号を1kHzのクロック信号
に分周する。カウンタ21は8ビットのバイナリカウン
タで、受信回路1の出力が“1”の間イネイブルとな
り、この間分周回路19の1kHzのクロック信号をカ
ウントし、256カウントするとキャリ−信号(Co)
を出力する。よって、カウンタ21からのキャリー信号
(Co)は、受信回路1でパルス幅200msのポジシ
ョンマーカを検出したときは出力されず、それ以外のパ
ルス幅500msや800msのパルスを検出したとき
は出力される。制御回路22はキャリー信号(Co)を
記憶するとともに、さらに受信回路1から出力されるパ
ルス信号の立ち上がりを検出し、その検出に応じてカウ
ンタ21をクリアし、同じタイミングで駆動回路23を
動作させる動作信号(ST)とその動作内容を指示する
選択信号(SEL)を駆動回路23に出力する。動作信
号(ST)と選択信号(SEL)は、1つ前のパルス検
出時にキャリー信号(Co)が出力され、それを制御回
路22が記憶しているときには、200msの動作信号
(ST)と“0”の選択信号(SEL)を出力し、1つ
前のパルス検出時にキャリー信号(Co)が出力されず
制御回路22がキャリー信号(Co)を記憶していない
ときには、800msの動作信号(ST)と“1”の選
択信号(SEL)を出力する。なお、制御回路22は1
つ前のパルス検出時のキャリー信号(Co)の状態を検
出した後、このキャリー信号(Co)の記憶領域をクリ
アし、今回のパルス検出時におけるキャリー信号(C
o)の有無を記憶する。駆動回路23は、動作信号(S
T)の長さに応じた時間、発音体としての圧電ブザー
(他励振タイプ素子)24を動作させ、その動作内容は
選択信号(SEL)が“1”の場合、選択信号(SE
L)が“0”の場合に発する音と異なる音程(例えば、
選択信号(SEL)が“0”のとき1kHzの周波数で
駆動し、選択信号(SEL)が“1”のとき2kHzの
周波数で駆動する。)で駆動させる。なお、この駆動周
波数は適宜変更可能である。なお、分周回路19、発振
回路20、カウンタ21、制御回路22、駆動回路2
3、圧電ブザー24とで報知部25を構成する。このよ
うに、受信環境が良ければ、10秒単位で通常時と音の
長さが異なり、音程の異なる報知が行われる。例えば、
117の電話時報サービスと聞き比べると、同じ周期で
異なる音響が出力されるので、判別しやすくなる。よっ
て、同じ音響だけ報知する場合に生じるメリハリのなさ
を解消できる。なお、上記ではポジションマーカを検出
した際、音の長さと音程の両方を変更するようにした
が、いずれか一方だけ変えることにより異なる音響を発
生するようにしてもよい。
【発明の効果】本発明は、1Hzのパルス信号からなる
時刻コード情報を含んだ長波標準電波を受信し、上記受
信した電波から上記パルス信号を検出する受信部と、上
記検出されたパルス信号の存在を知らしめる手段とを含
む長波標準電波の受信テスタとしている。よって、安価
な構成で1秒毎に送信されるパルス信号からなる時刻コ
ード情報を含んだ長波標準電波を受信可能か否かを容易
に調べることができる。したがって、従来のように電界
強度計など非常に高価な測定器を用いる必要がなくな
る。また、上記電波を受信可能かどうか判断するのに専
門的な知識を必要とするという問題も解決できる。上記
手段は、上記検出されたパルス信号を所望のパルス幅の
パルスに変換する変換回路と、上記所望のパルス幅のパ
ルスに変換された上記パルス信号のパルス幅に応じた時
間の間報知を行う報知部とを含むものとしている。よっ
て、上記と同様の課題を解決できるとともに、所望のパ
ルス幅のパルスに変換された上記パルス信号のパルス幅
に応じた時間の間報知を行うので、報知音のバラツキが
少なくなり、判定の精度を向上できる。例えば、検出さ
れたパルス信号のパルス幅に応じた時間の間報知を行っ
た場合、報知音の長さにバラツキが生じ、そのバラツキ
により誤判定をしてしまうという可能性を解消できる。
上記変換回路を、上記検出されたパルス信号に応じた信
号を微分する微分回路と、上記微分回路の出力信号のう
ち上記パルス信号の立ち上がりに同期して出力される出
力信号に応じて上記所望のパルス幅のパルスを出力する
パルス出力回路とを含むものとしている。よって、簡単
な構成で上記と同様の課題を解決できるとともに、例え
ば検出されたパルス信号のパルス幅に応じた時間の間報
知を行う場合に比べて報知時間を短くでき、省電力化が
図れる。つまり、電力消費が大きくなることを防止でき
る。上記報知部を、圧電ブザーと上記圧電ブザーを駆動
する駆動回路を含むものとしているので、例えば報知部
として電磁ホーンや電磁ブザーを使用した場合に生じる
電磁ノイズの影響による誤動作がなくなる。上記手段を
圧電ブザーの報知により上記検出されたパルス信号の存
在を知らしめるものとしているので、例えば報知部とし
て電磁ホーンや電磁ブザーを使用した場合に生じる電磁
ノイズの影響による誤動作がなくなる。10秒間隔で発
生するポジションマーカを含む1Hzのパルス信号から
なる時刻コード情報を含んだ長波標準電波を受信し、上
記受信した電波から上記パルス信号を検出する受信部
と、上記ポジションマーカの検出に伴い上記パルス信号
の立ち上がりに同期して第1の音響で報知を行うととも
に、上記ポジションマーカと異なるパルスの検出に伴い
上記パルス信号の立ち上がりに同期して上記第1の音響
と異なる第2の音響で報知を行う報知部とを含んでい
る。よって、安価な構成で1秒毎に送信されるパルス信
号からなる時刻コード情報を含んだ長波標準電波を受信
可能か否かを容易に調べることができる。したがって、
従来のように電界強度計など非常に高価な測定器を用い
る必要がなくなる。また、上記電波を受信可能かどうか
判断するのに専門的な知識を必要とするという問題も解
決できる。また、受信環境が良ければ10秒ごとに第2
の音響と異なる第1の音響を音響を発生するので、1秒
ごとに同じ音を報音する場合に比べて報音にメリハリが
つき、より判別しやすくなる。例えば、117の電話時
報サービスと聞き比べると、同じ周期で異なる音響が出
力されるので、より判別しやすくなる。よって、同じ音
響だけ報知する場合に生じるメリハリのなさを解消でき
る。上記報知部を圧電ブザーの報知により上記第1の音
響および上記第2の音響を報知するものとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した回路図。
【図2】図1の動作を示すタイミングチャート。
【図3】本発明の他の実施例を示したブロック回路図。
【符号の説明】
1 受信部 8 パルス出力回路 9 微分回路 14 圧電ブザー 15 検出されたパルス信号の存在を知らしめる手
段 16 変換回路 17 報知部 18 駆動回路 25 報知部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1Hzのパルス信号からなる時刻コード
    情報を含んだ長波標準電波を受信し、上記受信した電波
    から上記パルス信号を検出する受信部と、 上記検出されたパルス信号の存在を知らしめる手段とを
    含むことを特徴とする長波標準電波の受信テスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記手段は、上記検
    出されたパルス信号を所望のパルス幅のパルスに変換す
    る変換回路と、上記所望のパルス幅のパルスに変換され
    た上記パルス信号のパルス幅に応じた時間の間報知を行
    う報知部とを含むものであることを特徴とする長波標準
    電波の受信テスタ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記変換回路は、上
    記検出されたパルス信号に応じた信号を微分する微分回
    路と、上記微分回路の出力信号のうち上記パルス信号の
    立ち上がりに同期して出力される出力信号に応じて上記
    所望のパルス幅のパルスを出力するパルス出力回路とを
    含むことを特徴とする長波標準電波の受信テスタ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、上記報知部
    は、圧電ブザーと上記圧電ブザーを駆動する駆動回路を
    含むことを特徴とする長波標準電波の受信テスタ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、上記手段は、圧電ブ
    ザーの報知により上記検出されたパルス信号の存在を知
    らしめるものであることを特徴とする長波標準電波の受
    信テスタ。
  6. 【請求項6】 10秒間隔で発生するポジションマーカ
    を含む1Hzのパルス信号からなる時刻コード情報を含
    んだ長波標準電波を受信し、上記受信した電波から上記
    パルス信号を検出する受信部と、 上記ポジションマーカの検出に伴い上記パルス信号の立
    ち上がりに同期して第1の音響で報知を行うとともに、
    上記ポジションマーカと異なるパルスの検出に伴い上記
    パルス信号の立ち上がりに同期して上記第1の音響と異
    なる第2の音響で報知を行う報知部とを含むことを特徴
    とする長波標準電波の受信テスタ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、上記報知部は、圧電
    ブザーの報知により上記第1の音響および上記第2の音
    響を報知するものであることを特徴とする長波標準電波
    の受信テスタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004074945A1 (ja) * 2003-02-21 2006-06-01 セイコーエプソン株式会社 駆動装置、計時装置および計時装置の制御方法
JP2008058063A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Nippon Technart Inc 長波検出回路及びその装置

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