JP2000348175A - 対応点検出装置及び方法 - Google Patents

対応点検出装置及び方法

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JP2000348175A
JP2000348175A JP11161267A JP16126799A JP2000348175A JP 2000348175 A JP2000348175 A JP 2000348175A JP 11161267 A JP11161267 A JP 11161267A JP 16126799 A JP16126799 A JP 16126799A JP 2000348175 A JP2000348175 A JP 2000348175A
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Yuji Ayatsuka
祐二 綾塚
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正規化相関関数を用いて探索画像と被探索画
像との対応点を少ない計算コストで検出する。 【解決手段】 同一対象物を撮像した複数の画像間の相
関を検出し、相関に基づいて画像間の対応関係を探索し
て、一の画像と他の画像との対応位置を示す座標の組か
らなる対応点候補を複数検出する探索手段11と、上記
探索手段で検出された各対応点候補についての相関に基
づく評価値を用いて、複数の対応点候補から所定範囲内
の評価値の対応点候補を選択する選択手段12とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一の対象物を撮
像した画像を用い、複数の画像間の対応点を検出する対
応点検出装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】3次元画像処理技術の発展、特に表示技
術の発展により、仮想現実感(Virtual Reality:VR)を
用いたアプリケーションが普及してきている。そして、
今後の更なる発展、普及のためには、VR等で用いられ
る実世界の物体の形状データの入力技術の高度化や簡易
化が非常に重要視されている。
【0003】上記形状データは、それぞれが異なる位置
に配された複数の距離測定装置を用い、各距離測定装置
から物体表面までの距離を示す距離データを求め、各距
離測定装置で撮像した画像を貼り合わせて編集すること
により得ることができる。
【0004】上記距離データを求めるときには、各距離
画像測定装置で撮像した探索画像について複数の画素か
らなるテンプレートを抽出し、当該テンプレートを対応
関係を求める被探索画像上で探索することにより、当該
テンプレートに対応する被探索画像上の対応点を求め、
当該対応点を用いることにより距離測定装置と物体表面
との距離を求める。
【0005】このとき、各距離測定装置で撮像した探索
画像に含まれるテンプレートと被探索画像との間の相関
を正規化相関関数を用いて求めることにより、テンプレ
ートと被探索画像との間の対応関係を求める。この正規
化相関関数によれば、探索画像と被探索画像との輝度値
の線形変化を無視して、各探索画像と被探索画像間の対
応関係を求めることができる。そして、距離測定装置
は、正規化相関関数より得られる相関に応じて、評価値
を計算する。この評価値は、上記テンプレートと被探索
画像上の対応点との類似度を示し、相関が高い対応点で
あるときには高く、相関が低い対応点であるときには低
くなる。このように、距離測定装置は、評価値が最も高
い被探索画像上の点の座標とテンプレートの座標とが組
となされた対応点候補を生成し、探索画像全体について
の対応点候補を求めて距離データを生成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、対応点が探索
される被探索画像に回転や拡大縮小等の微小な変化を持
たせた場合、被探索画像内の対応点についての評価値が
急激に低くなることはないが、被探索画像が次第に変化
することに次第に低くなる。そのため、被検索画像であ
る画像内の対応点の輝度値と探索画像のテンプレートの
輝度値とが完全に同じでなければ、評価値の最も高いと
ころが必ずしも対象物の同一箇所を示す対応点とは限ら
れない。
【0007】更に、上述した正規化相関関数とは異なる
他の相関関数等を用いても、評価値の高い対応点をその
まま対象物の同一箇所を示すとみなすことは困難であ
る。
【0008】更にまた、確実に対応関係のみを抽出でき
るような相関関数では、計算コストが非常に大きくな
る。
【0009】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、正規化相関関数を用いて
探索画像と被探索画像との対応点を少ない計算コストで
検出することができる対応点検出装置及び方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明に係る対応点検出装置は、同一対象物を撮像した複
数の画像間の相関を検出し、相関に基づいて画像間の対
応関係を探索して、一の画像と他の画像との対応位置を
示す座標の組からなる対応点候補を複数検出する探索手
段と、上記探索手段で検出された各対応点候補について
の相関に基づく評価値を用いて、複数の対応点候補から
所定範囲内の評価値の対応点候補を選択する選択手段と
を備えることを特徴とするものである。
【0011】このような対応点検出装置は、探索手段に
より探索して得た対応点候補を、評価値に応じて選択手
段により選択することで、正確性の高い対応点候補を検
出する。この対応点検出装置1は、例えば探索画像の一
部をテンプレートとし、当該テンプレートが示す対象物
の一部と同じ箇所を示す対応点候補を検出する。
【0012】また、本発明に係る対応点検出方法は、同
一対象物を撮像した複数の画像間の相関を検出し、相関
に基づいて画像間の対応関係を探索して、一の画像と他
の画像との対応位置を示す座標の組からなる対応点候補
を複数検出し、上記各対応点候補についての相関に基づ
く評価値を用いて、複数の対応点候補から所定範囲内の
評価値の対応点候補を選択することを特徴とする。
【0013】このような対応点検出方法は、探索して得
た対応点候補を、評価値に応じて選択することで、正確
性の高い対応点候補を検出する。この対応点検出方法に
よれば、例えば探索画像の一部をテンプレートとし、当
該テンプレートが示す対象物の一部と同じ箇所を示す対
応点候補を検出する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】本発明を適用した対応点検出装置は、例え
ば図1に示すように構成されている。
【0016】この対応点検出装置1は、複数の画像を示
す画像データが入力される対応点検出部2と、対応点検
出部2で対応点候補を探索して選択するときに用いられ
る記憶部3とを備える。
【0017】以下に説明する対応点検出装置1は、同一
の撮像対象物を異なる位置に配設された撮像装置により
撮像した画像データが示す画像A、画像Bが入力される
ことに応じて対応点候補を検出するものである。このと
き、対応点検出装置1は、画像A内に含まれる点をテン
プレートとし、当該テンプレートに対応する画像Bに含
まれる点を検出する。
【0018】以下の説明では、対応点検出装置1に2枚
の画像のみならず、複数枚の画像が入力された場合であ
っても、一の画像と他の画像とを用いて対応点候補を検
出する処理を行うことができるが、例えば上記画像Aと
画像Bとが入力されたときに対応点候補を探索して選択
する処理の一例について行う。
【0019】対応点検出部2は、例えばJPEG(Join
t Photographic coding Experts Group)方式やビット
マップ形式の画像データが示す画像Aと画像Bとの間で
対象物の同一箇所を示す対応点の候補である対応点候補
を探索する探索部11と、複数の対応点候補うちから不
正確な対応点候補等を削除して正確な対応点候補を選択
する選択部12とを備える。
【0020】探索部11は、外部からの画像A、画像B
に応じて、探索対象である画像A内の部分画像であるテ
ンプレートと、当該テンプレートに対応する被探索対象
である画像B内の点を探索して対応点候補を生成する処
理を行って対応点候補を記憶部3を介して選択部12に
出力する。ここで、探索部11は、可能である限りの対
応点候補を探索する処理を行う。
【0021】このとき、探索部11は、画像Aから例え
ば32画素×32画素からなるテンプレートを抽出する
処理を行う。
【0022】次に、探索部11は、上記テンプレート
と、画像B上の任意の点において、正規化相関関数を用
いることによりテンプレートと画像B上の任意の点との
相関を求める処理を行う。
【0023】上記正規化相関関数とは、横方向の画素数
をw、縦方向の画素数をhの大きさの画像A、画像Bが
あるときに、A(x,y)を画像A上の座標(x,y)
での輝度値とし、B(x,y)を画像B上の座標(x,
y)での輝度値としたとき、以下の式で表現される相関
を求める関数である。
【0024】
【数1】
【0025】次に、探索部11は、正規化相関関数を用
いて求めた相関に基づいて、テンプレートと画像B上の
任意の点との類似度を示す評価値を求め、当該評価値が
所定の閾値以上であるときに、テンプレートとして画像
A上から切り出した座標と、画像B上の任意の点での座
標との組を対応点候補として記憶部3に一旦記憶する処
理を行う。
【0026】そして、探索部11は、テンプレートとの
相関を求める画像B上の点を順次ずらして正規化相関関
数を用いて相関を求める処理を繰り返すことにより、全
画面について相関を求める処理を行って、全画面につい
ての対応点候補を探索する処理を行う。
【0027】この結果、探索部11は、画像Aとして図
2(a)に示すような画像が入力されるとともに、画像
Bとして図2(b)に示すような画像が入力されたと
き、例えば図2(a)に示すような画像Aについてテン
プレートa、b、c、dを設定して探索を行うことによ
り、図2(b)に示すように、各テンプレートa、b、
c、dに対応する領域a’、b’、c’、d’を探索す
ることができる。ここで、図2(b)内の黒丸は、図2
(a)に示すテンプレートa、b、c、dについての座
標を示す。
【0028】なお、この探索部11は、相関を求めると
きに、上記式で表現された正規化相関関数に限らず、正
規化相関関数を実行したときの計算コスト等を考慮し
て、他の相関関数を用いても良い。
【0029】また、探索部11は、上述した探索を行っ
た後において後述の選択処理を行った後に更に探索処理
を行っても良い。このとき、探索部11は、例えば選択
部12で選択処理がされた対応点候補の近傍のみを探索
する処理を行って、新たに対応点候補を検出する処理を
行うことにより、より正確な対応点候補を多く検出する
ことができる。
【0030】更に、探索部11は、相関を求めて対応点
候補を探索する範囲を全画面について行う場合のみなら
ず、処理量の低減、処理の効率化を図り、画像の一部に
ついてのみ相関を求めて対応点候補を探索する処理を行
っても良く、更には撮像対象物を表現している画像部分
についてのみ対応点候補を探索する処理を行っても良
い。
【0031】更にまた、探索部11は、画像Aから切り
出すテンプレート、相関を計算する画像Bの輝度値の平
均が低いときや、画素値の分散が小さいときには正確な
相関を計算することができないので、輝度値の平均や分
散について閾値を設けて相関を計算するか否かを判定す
ることにより、処理量の削減、処理の効率化を図っても
良い。
【0032】更にまた、探索部11は、画像Bの絵柄に
応じた画素パターンにおいて隣接する画素の輝度値が微
小な位置では相関が大きく変化することがないので、絵
柄に応じて相関を求める回数を削減することにより、相
関を求める処理を間引き、処理量の削減、処理の効率化
を図っても良い。
【0033】選択部12は、記憶部3に格納され探索部
11で探索された対応点候補について、相関に基づく評
価値を用いて複数の対応点候補から不正確な対応点候補
を篩い落とす処理を行う。ここで、上記不正確な対応点
候補とは、撮像対象物の同一箇所を示す画像でなく、対
応がとれていないにもかかわらず輝度値のみにより相関
を求めることにより、相関が高いと判定され評価値が高
くなってしまった対応点候補である。
【0034】この選択部12は、回帰性を用いた第1の
選択処理、安定性を用いた第2の選択処理、近接性を用
いた第3の選択処理、方向の均一性を用いた第4の選択
処理を行うことで、不正確な対応点候補を篩い落とす処
理を行う。
【0035】上記回帰性を用いた第1の選択処理を行う
ときの選択部12の処理について説明する。
【0036】選択部12は、上述の探索部11で求めた
対応点候補の座標うち画像A内のテンプレートの座標に
対応する画像B内での座標をテンプレートとし、画像B
内のテンプレートを用いて画像A内を探索する。
【0037】そして、選択部12は、図3に示すように
画像B内のテンプレート21を用いて探索した画像A内
の領域22が上述の探索部11で求めた対応点候補にお
ける画像Aのテンプレートの座標の領域23と一致する
ときには、対応点候補の評価値を上げる処理を行う。
【0038】一方、選択部12は、図4に示すように画
像B内のテンプレート21を用いて探索した画像A内の
領域22が上述の探索部11で求めた対応点候補におけ
る画像Aのテンプレート23の座標と離れているときに
は、対応点候補の評価値を下げる処理を行う。
【0039】そして、選択部12は、第1の選択処理に
おいて、所定の第1の閾値を用いて、上述のように上下
させた評価値が上記所定の第1の閾値よりも高いときに
は対応点候補として残し、評価値が上記所定の第1の閾
値よりも低いときには対応点候補から削除する処理を行
う。
【0040】次に、上記安定性を用いた第2の選択処理
を行うときの選択部12の処理について説明する。
【0041】選択部12は、上述の探索部11で行った
画像Aからテンプレートを切り出し、画像B内で当該テ
ンプレートに対応する点を探索して対応点候補として探
索した点と、画像Bに変化を与えたときに探索して得た
画像B上の点とを比較して、探索部11により探索した
対応点候補の点と、変化後の画像Bを用いたときの点と
が一致しているか否かを判定する。このとき、選択部1
2は、画像Bに変化を与えるとともに、画像Aのテンプ
レートを用いて、画像B内を探索するときの探索箇所を
変化に応じて補正する処理を行う。
【0042】図5は、画像A内のテンプレート31を用
いて、画像B内を探索するときの一例について示す図で
ある。この場合においては、テンプレート31に対応す
る画像B内の領域は領域32であるとする。
【0043】一方、図6は、画像A内のテンプレート3
1を用いて、例えば時計回りに僅かに回転させた画像B
内を探索するときの他の一例について示す図である。こ
の場合において、選択部12は、テンプレート31に対
応する画像B内の領域32aは回転させた位置となって
おり、探索部11により探索した対応点候補の点と、変
化後の画像Bを用いたときの点とが一致していると判定
し、テンプレート31に対応する画像B内の点として領
域32bを探索したときには、探索部11により探索し
た対応点候補の点と、変化後の画像Bを用いたときの領
域32bとが一致していないと判定する。
【0044】そして、選択部12は、探索部11により
探索した対応点候補によるテンプレートを用いて変化後
の画像B内を探索したときの点とが一致していると判定
したときには対応点候補の評価値を上げ、探索部11に
より探索した対応点候補によるテンプレートを用いて変
化後の画像B内を探索したときの点とが一致していない
と判定したときには対応点候補の評価値を下げる処理を
行う。
【0045】また、選択部12は、上述した第2の選択
処理において、所定の第2の閾値を用いて、上述したよ
うに上下させた評価値が上記所定の第2の閾値よりも高
いときには対応点候補として残し、評価値が上記所定の
第2の閾値よりも低いときには対応点候補から削除する
処理を行う。
【0046】なお、選択部12は、上述したように画像
Bを回転させて探索を行う場合のみならず、画像Bを拡
大縮小させて探索を行って対応点候補を選択する処理を
行っても良い。
【0047】次に、上記近接性を用いた第3の選択処理
を行うときの選択部12の処理について説明する。
【0048】選択部12は、画像Aに含まれる第1の領
域と画像A内に含まれる第2の領域との位置関係と、第
1の領域とともに対応点候補として探索された画像Bに
含まれる点と第2の領域とともに対応点候補として探索
された画像Bに含まれる点との位置関係とを比較し、双
方が同じ位置関係であるか否かを判定する。
【0049】選択部12は、例えば図7に示すように、
対応点候補として画像Aに含まれる領域41aと画像B
に含まれる領域41bとが探索され、対応点候補として
画像Aに含まれる領域42aと画像Bに含まれる領域4
2bとが探索されたとき、領域41aと領域42aとの
位置関係と、領域41bと領域42bとの位置関係とが
同じ位置関係であると判定する。
【0050】一方、選択部12は、図8に示すように、
領域41aと領域42aとの位置関係と、領域41aに
対応する領域42aと領域42aに対応する領域42b
との位置関係とは、異なる位置関係であると判定する。
【0051】そして、選択部12は、画像Aに含まれる
テンプレートと画像A内に含まれる領域との位置関係
と、テンプレートとともに対応点候補として探索された
画像Bに含まれる点と画像B内に含まれる点との位置関
係が同じ位置関係と判定したときには評価値を上げ、異
なる位置関係と判定したときには評価値を下げる処理を
行う。
【0052】また、選択部12は、上述した第3の選択
処理において、所定の第3の閾値を用いて、上述したよ
うに上下させた評価値が上記所定の第3の閾値よりも高
いときには対応点候補として残し、評価値が上記所定の
第3の閾値よりも低いときには対応点候補から削除する
処理を行う。
【0053】次に、上記方向の均一性を用いた第4の選
択処理を行うときの選択部12の処理について説明す
る。
【0054】選択部12は、外部から入力された画像A
と画像Bとを撮像した2つの撮像装置が平行関係に配置
されたことにより画像Aから画像Bとの対応関係が全て
ほぼ平行関係にあるという制約があるときにおいて、上
記方向の均一性を用いた第4の選択処理を行う。
【0055】この選択部12は、対応点候補として探索
された画像Aに含まれた領域Aと、画像Bに含まれ領域
Aに対応する領域Bとが、画像A及び画像Bを平行移動
するだけで重ね合わせられるときには平行移動したとき
の方向、制約によっては更に平行移動した長さを判定す
る。
【0056】選択部12は、例えば図9(a)に示すよ
うに、探索した対応点候補である画像Aに含まれる点と
画像Bに含まれる点とを結んでベクトルとして表現した
とき、各ベクトルの方向及び長さを判定する。そして、
選択部12は、図9(b)中の太線で示すように各ベク
トルの方向及び制約によっては長さが同じである複数の
ベクトルを形成した対応点候補についての評価値を上げ
る処理を行い、図9(b)中の細線で示すように各ベク
トルの方向及び長さが異なる複数のベクトルを形成した
対応点候補についての評価値を下げる処理を行う。
【0057】また、選択部12は、上述した第4の選択
処理において、所定の第4の閾値を用いて、上述したよ
うに上下させた評価値が上記所定の第4の閾値よりも高
いときには対応点候補として残し、評価値が上記所定の
第4の閾値よりも低いときには対応点候補から削除する
処理を行う。
【0058】上述した第1〜第4の選択処理を行う選択
部12は、探索部11からの全ての対応点候補について
第1〜第4の全ての選択処理を行った後に残った対応点
候補を出力する処理を行う。このとき、選択部12は、
第1〜第4の選択処理を行った後における対応点候補の
うち、所定の閾値以上の評価値を有する対応点候補を外
部に出力する。
【0059】また、選択部12は、上述したように各選
択処理の後に所定の閾値以下の評価値の対応点候補を削
除しても良く、第1〜第4の各選択処理の後ごとに所定
の閾値以下の評価値の対応点候補を削除する処理を行っ
ても良い。
【0060】更に、選択部12は、第1〜第4の選択処
理において対応点候補についての評価値を変動させる量
を、入力される画像の種類等に応じて変化させても良
い。これにより、選択部12は、処理量の低減、処理の
効率化を図るとともに、正確な対応点候補を検出するこ
とができる。
【0061】更にまた、選択部12は、第1〜第4の選
択処理を行う順序、第1〜第4の選択処理において変動
させる評価値の範囲を、対応点候補を大きく絞り込むこ
とができる選択処理、正確な対応点候補が不正確な対応
点候補により評価値を下げられるおそれのない選択処理
を先の順序に行うことが望ましい。これにより、選択部
12は、正確な対応点候補を効率良く検出することがで
きる。
【0062】更にまた、この選択部12は、上述の選択
処理を行って得た対応点候補を用いて、更に選択処理を
行っても良い。このとき、選択部12は、例えば上述の
各選択処理における閾値、評価値を上下させる量等を変
化させて再度選択処理を行う。これにより、選択部12
は、更に正確な対応点候補を検出することができる。
【0063】更にまた、選択部12は、対応点候補を外
部に出力するときに、対応点候補を画像A及び画像B上
の座標の組を文字列で表現しても良く、画像上に対応関
係を描画することにより表現しても良い。これにより、
選択部12は、例えば外部に接続される距離測定装置等
に応じた形式で対応点候補を示すデータを出力すること
ができる。
【0064】つぎに、上述した対応点検出装置1により
対応点を検出するときの処理手順の一例を図10のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0065】このフローチャートによれば、先ず、ステ
ップS10において、対応点検出装置1には、画像Aを
示す画像データ及び画像Bを示す画像データが対応点検
出部2に入力されることに応じて、後段の対応点候補を
検出する処理を開始する。
【0066】次のステップS20において、対応点検出
部2は、選択部12により、画像Aに含まれるテンプレ
ートと画像Bに含まれテンプレートと対応する点との組
からなる対応点候補を探索する処理を行う。このとき、
選択部12は、上述した正規化相関関数を用いて相関を
求めて、相関に基づいた評価値とともに対応点候補を求
める。このとき、選択部12は、画像A内の各テンプレ
ートと最も相関の高い画像B内の点を求め、各テンプレ
ートの座標と各テンプレートのついてに対応する画像B
内の点の座標とが組となった対応点候補を求める。この
結果、選択部12は、画像A内の全てのテンプレートに
ついて、当該テンプレートと最も相関の高い画像B内の
点の座標とが組になった対応点候補を得る。
【0067】次のステップS30において、選択部12
は、複数の対応点候補うちから不正確な対応点候補等を
削除して正確な対応点候補を選択する処理を行う。
【0068】すなわち、このステップS30のステップ
S31において、選択部12は、上述の回帰性を用いた
第1の選択処理を行う。すなわち、選択部12は、探索
部11で求めた対応点候補の座標うち画像A内の座標に
対応する画像B内での座標をテンプレートとし、画像B
内のテンプレートを用いて画像A内を探索した結果に応
じて、各対応点候補についての評価値を変動させ、評価
値が上記所定の第1の閾値よりも高いときには対応点候
補として残し、評価値が上記所定の第1の閾値よりも低
いときには対応点候補から削除する処理を行う。
【0069】次のステップS32において、選択部12
は、上述のステップS31を行った後に残った対応点候
補を用いて、安定性を用いた第2の選択処理を行う。す
なわち、選択部12は、対応点候補のテンプレートを用
いて変化後の画像B内を探索した結果に応じて、対応点
候補の評価値を変動させ、評価値が上記所定の第2の閾
値よりも高いときには対応点候補として残し、評価値が
上記所定の第2の閾値よりも低いときには対応点候補か
ら削除する処理を行う。
【0070】次のステップS33において、選択部12
は、上述のステップS32を行った後に残った対応点候
補を用いて、近接性を用いた第3の選択処理を行う。す
なわち、選択部12は、画像Aに含まれる第1の領域と
画像A内に含まれる第2の領域との位置関係と、第1の
領域の対応点候補として探索された画像Bに含まれる第
1の点と第2の領域の対応点候補として探索された画像
B内に含まれる第2の点との位置関係とに応じて評価値
を変動させ、評価値が所定の第3の閾値よりも高いとき
には対応点候補として残し、評価値が上記所定の第3の
閾値よりも低いときには対応点候補から削除する処理を
行う。
【0071】次のステップS34において、選択部12
は、上述のステップS10で入力された画像Aと画像B
との間に例えば平行移動である旨の方向についての制約
があるか否かを判定する。そして、選択部12は、方向
についての制約があると判定したときにはステップS3
5に進み、方向についての制約がないと判定したときに
は選択部12によるステップS30を終了してステップ
S40に進む。
【0072】ステップS35において、選択部12は、
上述のステップS33を行った後に残った対応点候補を
用いて、方向性を用いた第4の選択処理を行う。すなわ
ち、選択部12は、撮像対象物の同一箇所を示す対応点
候補である画像Aに含まれる点と画像Bに含まれる点と
を結んでベクトルとして表現したとき、各ベクトルの方
向及び長さに応じて評価値を変動させ、評価値が所定の
第4の閾値よりも高いときには対応点候補として残し、
評価値が所定の第4の閾値よりも低いときには対応点候
補から削除する処理を行う。
【0073】ステップS40において、選択部12は、
例えばステップS35又はステップS33に示した処理
を行った後における対応点候補に基づいて、再び第1〜
第4の処理を行うか否かを判定する。そして、選択部1
2は、再び第1〜第4の処理を行うと判定したときには
ステップS35又はステップS33に示した処理を行っ
た後における対応点候補について再度ステップS30の
処理を行うようにステップS30に戻り、再び第1〜第
4の処理を行わないと判定したときにはステップS50
に進む。
【0074】ステップS50において、探索部11は、
上述のステップS30の選択処理を行った後に更に探索
処理を行うか否かを判定する。そして、探索部11は、
再度探索処理を行うと判定したときにはステップS20
に戻って再びステップS20〜ステップS50間での処
理を繰り返し、再度の探索処理を行わないと判定したと
きには処理を終了する。
【0075】上述した図1に示すような構成を有し、図
10のフローチャートに示す処理を行う対応点検出装置
1は、探索部11により画像Aと画像Bとの相関に応じ
て対応点候補を探索し、選択部12により第1〜第4の
選択処理を行うことで、画像Aと画像Bとの相関が高
く、対応点として適当な対応点候補を検出することがで
きる。したがって、この対応点検出装置1は、探索部1
1で用いる正規化相関関数を複雑なものとして対応点候
補を探索する必要がなく、対応点を少ない計算コストで
検出することができる。
【0076】したがって、この対応点検出装置1によれ
ば、探索部11及び選択部12により対応点候補を得る
ことにより、入力された画像Aと画像Bとの空間内での
位置関係を得ることができ、この対応点候補を外部に出
力することで、撮像対象物の3次元物体データを生成さ
せることができる。
【0077】また、対応点検出装置1は、第1の選択処
理、第2の選択処理、第3の選択処理の順序で対応点候
補を選択する処理を行うことにより、高い割合で不正確
な対応点候補が含まれていても良い選択処理から、順次
高い割合で不正確な対応点候補が含まれていることが好
ましくない選択処理を行うことができ、効率的により正
確な対応点候補を検出することができる。
【0078】更に、対応点検出装置1は、上述の選択処
理を行って得た対応点候補を用いて再度選択処理を行う
とき、例えば上述の各選択処理における閾値、評価値を
上下させる量等を変化させることができるので、更に正
確な対応点候補を検出することができる。
【0079】更にまた、対応点検出装置1は、選択部1
2により選択処理を行った後に、例えば選択部12で選
択処理がされた対応点候補の近傍のみを探索する処理を
行って、新たに対応点候補を検出する処理を行うことが
でき、より正確な対応点候補を多く検出することができ
る。
【0080】更にまた、対応点検出装置1は、図10の
ように第1〜第4の選択処理を行う場合のみならず、処
理量の低減を図り、第1〜第4の選択処理のうちいずか
の選択処理を組み合わせて行っても良い。このとき、対
応点検出装置1は、選択部12で行う各選択処理におけ
る閾値を調整することにより、より効率的に且つ正確な
対応点候補をより多く検出することができる。
【0081】すなわち、上述した対応点検出装置1の説
明においては、第1、第2、第3、第4の選択処理の順
に処理を行う一例について説明したが、処理の効率化、
より正確な対応点候補を検出することを目的として、各
選択処理を省略したり、更に、方向性による選択処理を
加えても良い。
【0082】更にまた、対応点検出装置1によれば、例
えば図11(a)に示す画像A及び画像Aに対して平行
移動した状態で撮像された図11(b)に示す画像Bが
入力されたときには、画像Aについて例えば4つのテン
プレートを設定し、対応点候補を探索することで、画像
B内の黒点(テンプレート位置)に対応する4つの領域
を探索して対応点候補を生成することで、画像Aと画像
Bとの対応関係を設定することができる。これにより、
対応点検出装置1は、対応点候補を用いて、画像Aと画
像Bとを継ぎ合わせることで図12に示すようなパノラ
マ画像を生成することができる。
【0083】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る対応点検出装置及び方法によれば、同一対象物を撮像
した複数の画像間の相関を検出し、相関に基づいて画像
間の対応関係を探索して、一の画像と他の画像との対応
位置を示す座標の組からなる対応点候補を複数検出し、
各対応点候補についての相関に基づく評価値を用いて、
複数の対応点候補から所定範囲内の評価値の対応点候補
を選択することで、正確性の高い対応点候補を検出する
ことができる。したがって、この対応点検出装置及び方
法によれば、複雑な正規化相関関数を用いて対応点候補
を探索する必要なく、正規化相関関数を用いて探索画像
と被探索画像との対応点を少ない計算コストで検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した対応点検出装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】(a)は本発明を適用した対応点検出装置に入
力される画像Aについてテンプレートを設定した状態を
説明するための図であり、(b)は本発明を適用した対
応点検出装置により探索される画像B内の対応する点を
示す図である。
【図3】本発明を適用した対応点検出装置により行う回
帰性を用いた選択処理の一例について説明するための図
である。
【図4】本発明を適用した対応点検出装置により行う回
帰性を用いた選択処理の他の一例について説明するため
の図である。
【図5】本発明を適用した対応点検出装置により行う安
定性を用いた選択処理の一例について説明するための図
である。
【図6】本発明を適用した対応点検出装置により行う安
定性を用いた選択処理の他の一例について説明するため
の図である。
【図7】本発明を適用した対応点検出装置により行う近
接性を用いた選択処理の一例について説明するための図
である。
【図8】本発明を適用した対応点検出装置により行う近
接性を用いた選択処理の他の一例について説明するため
の図である。
【図9】本発明を適用した対応点検出装置により行う方
向性を用いた選択処理の一例について説明するための図
である。
【図10】本発明を適用した対応点検出装置により対応
点候補を検出するときの処理手順について説明するため
のフローチャートである。
【図11】(a)は本発明を適用した対応点検出装置に
入力される画像Aについてテンプレートを設定した状態
を説明するための図であり、(b)は本発明を適用した
対応点検出装置により探索される画像B内の対応する点
を示す図である。
【図12】図11(a)及び図11(b)に示す画像A
及び画像Bを用いて生成したパノラマ画像の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1 対応点検出装置、2 対応点検出部、11 探索
部、12 選択部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一対象物を撮像した複数の画像間の相
    関を検出し、相関に基づいて画像間の対応関係を探索し
    て、一の画像と他の画像との対応位置を示す座標の組か
    らなる対応点候補を複数検出する探索手段と、 上記探索手段で検出された各対応点候補についての相関
    に基づく評価値を用いて、複数の対応点候補から所定範
    囲内の評価値の対応点候補を選択する選択手段とを備え
    ることを特徴とする対応点検出装置。
  2. 【請求項2】 上記選択手段は、第1の画像に含まれる
    第1の対応点と当該第1の対応点に対応し第2の画像に
    含まれる第2の対応点との組からなる対応点候補を探索
    した上記探索手段からの第1の探索結果に基づいて、上
    記第2の対応点を用いて当該第2の対応点に対応し第1
    の画像に含まれる第1の対応点を探索した第2の探索結
    果を求め、上記探索手段からの第1の探索結果及び上記
    第2の探索結果に基づいて第1の対応点と第2の対応点
    との組からなる対応点候補の評価値を変化させて、対応
    点候補を選択することを特徴とする請求項1に記載の対
    応点検出装置。
  3. 【請求項3】 上記選択手段は、第1の画像に含まれる
    第1の対応点と当該第1の対応点に対応し第2の画像に
    含まれる第2の対応点との組からなる対応点候補を探索
    した第1の探索結果及び変化を与えた第2の画像に含ま
    れる第2の対応点を第1の対応点を用いて探索した第2
    の探索結果を求め、上記第1の探索結果及び第2の探索
    結果に基づいて、第1の対応点と第2の対応点との組か
    らなる対応点候補の評価値を変化させて、対応点候補を
    選択することを特徴とする請求項1に記載の対応点検出
    装置。
  4. 【請求項4】 上記選択手段は、第1の画像に含まれる
    第1の対応点と第2の対応点との第1の位置関係と、当
    該第1の対応点に対応する第2の画像の第3の対応点と
    第2の対応点に対応する第2の画像の第4の対応点との
    第2の位置関係とを求め、上記第1の位置関係及び第2
    の位置関係に基づいて、第1の対応点と第3の対応点と
    の組からなる対応点候補及び第2の対応点と第4の対応
    点との組からなる対応点候補の評価値を変化させて、対
    応点候補を選択することを特徴とする請求項1に記載の
    対応点検出装置。
  5. 【請求項5】 上記選択手段は、第1の画像に含まれる
    複数の対応点と当該複数の対応点に対応する第2の画像
    の複数の対応点との間の複数の対応関係を求め、複数の
    対応関係の均一性に基づいて、複数の対応点候補の評価
    値を変化させ、対応点候補を選択することを特徴とする
    請求項1に記載の対応点検出装置。
  6. 【請求項6】 上記選択手段は、第1の画像に含まれる
    第1の対応点と当該第1の対応点に対応し第2の画像に
    含まれる第2の対応点との組からなる対応点候補を探索
    した上記探索手段からの第1の探索結果に基づいて、上
    記第2の対応点を用いて当該第2の対応点に対応する第
    1の画像に含まれる第1の対応点を探索した第2の探索
    結果を求め、上記探索手段からの第1の探索結果及び上
    記第2の探索結果に基づいて第1の対応点と第2の対応
    点との組からなる対応点候補の評価値を変化させて、対
    応点候補を選択する第1の選択処理、第1の画像に含ま
    れる第1の対応点と当該第1の対応点に対応し第2の画
    像に含まれる第2の対応点との組からなる対応点候補を
    探索した第1の探索結果及び変化を与えた第2の画像に
    含まれる第2の対応点を第1の対応点を用いて探索した
    第2の探索結果を求め、上記第1の探索結果及び第2の
    探索結果に基づいて、第1の対応点と第2の対応点との
    組からなる対応点候補の評価値を変化させて、対応点候
    補を選択する第2の選択処理、第1の画像に含まれる第
    1の対応点と第2の対応点との第1の位置関係と、当該
    第1の対応点に対応する第2の画像の第3の対応点と第
    2の対応点に対応する第2の画像の第4の対応点との第
    2の位置関係とを求め、上記第1の位置関係及び第2の
    位置関係に基づいて、第1の対応点と第3の対応点との
    組からなる対応点候補及び第2の対応点と第4の対応点
    との組からなる対応点候補の評価値を変化させて、対応
    点候補を選択する第3の選択処理のうち、少なくとも一
    の選択処理を用いることを特徴とする請求項1に記載の
    対応点検出装置。
  7. 【請求項7】 上記選択手段は、 第1の画像に含まれる第1の対応点と当該第1の対応点
    に対応し第2の画像に含まれる第2の対応点との組から
    なる対応点候補を探索した上記探索手段からの第1の探
    索結果に基づいて、上記第2の対応点を用いて当該第2
    の対応点に対応する第1の画像に含まれる第1の対応点
    を探索した第2の探索結果を求め、上記探索手段からの
    第1の探索結果及び上記第2の探索結果に基づいて第1
    の対応点と第2の対応点との組からなる対応点候補の評
    価値を変化させ、 第1の画像に含まれる第1の対応点と当該第1の対応点
    に対応し第2の画像に含まれる第2の対応点との組から
    なる対応点候補を探索した第1の探索結果及び変化を与
    えた第2の画像に含まれる第2の対応点を第1の対応点
    を用いて探索した第2の探索結果を求め、上記第1の探
    索結果及び第2の探索結果に基づいて、第1の対応点と
    第2の対応点との組からなる対応点候補の評価値を変化
    させ、 第1の画像に含まれる第1の対応点と第2の対応点との
    第1の位置関係と、当該第1の対応点に対応する第2の
    画像の第3の対応点と第2の対応点に対応する第2の画
    像の第4の対応点との第2の位置関係とを求め、上記第
    1の位置関係及び第2の位置関係に基づいて、第1の対
    応点と第3の対応点との組からなる対応点候補及び第2
    の対応点と第4の対応点との組からなる対応点候補の評
    価値を変化させて、対応点候補を選択することを特徴と
    する請求項1に記載の対応点検出装置。
  8. 【請求項8】 上記選択手段により選択された対応点候
    補の周囲に近接して位置する一の画像内に含まれる点を
    用いて、他の画像との相関を検出し、相関に基づいて画
    像間の対応関係を示す対応点候補を探索する再探索手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の対応点検出
    装置。
  9. 【請求項9】 上記選択手段で選択された対応点候補を
    用い、評価値の範囲を変化させて再び対応点候補を選択
    する再選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記
    載の対応点検出装置。
  10. 【請求項10】 同一対象物を撮像した複数の画像間の
    相関を検出し、相関に基づいて画像間の対応関係を探索
    して、一の画像と他の画像との対応位置を示す座標の組
    からなる対応点候補を複数検出し、 上記各対応点候補についての相関に基づく評価値を用い
    て、複数の対応点候補から所定範囲内の評価値の対応点
    候補を選択することを特徴とする対応点検出方法。
  11. 【請求項11】 第1の画像に含まれる第1の対応点と
    当該第1の対応点に対応し第2の画像に含まれる第2の
    対応点との組からなる対応点候補を探索した第1の探索
    結果に基づいて、上記第2の対応点を用いて当該第2の
    対応点に対応する第1の画像に含まれる第1の対応点を
    探索した第2の探索結果を求め、 上記第1の探索結果及び上記第2の探索結果に基づいて
    第1の対応点と第2の対応点との組からなる対応点候補
    の評価値を変化させて、対応点候補を選択することを特
    徴とする請求項10に記載の対応点検出方法。
  12. 【請求項12】 第1の画像に含まれる第1の対応点と
    当該第1の対応点に対応し第2の画像に含まれる第2の
    対応点との組からなる対応点候補を探索した第1の探索
    結果及び変化を与えた第2の画像に含まれる第2の対応
    点を第1の対応点を用いて探索した第2の探索結果を求
    め、 上記第1の探索結果及び第2の探索結果に基づいて、第
    1の対応点と第2の対応点との組からなる対応点候補の
    評価値を変化させて、対応点候補を選択することを特徴
    とする請求項10に記載の対応点検出方法。
  13. 【請求項13】 第1の画像に含まれる第1の対応点と
    第2の対応点との第1の位置関係と、当該第1の対応点
    に対応する第2の画像の第3の対応点と第2の対応点に
    対応する第2の画像の第4の対応点との第2の位置関係
    とを求め、 上記第1の位置関係及び第2の位置関係に基づいて、第
    1の対応点と第3の対応点との組からなる対応点候補及
    び第2の対応点と第4の対応点との組からなる対応点候
    補の評価値を変化させて、対応点候補を選択することを
    特徴とする請求項10に記載の対応点検出方法。
  14. 【請求項14】 第1の画像に含まれる複数の対応点と
    当該複数の対応点に対応する第2の画像の複数の対応点
    候補との間の複数の対応関係を求め、 複数の対応関係の均一性に基づいて、複数の対応点候補
    の評価値を変化させ、対応点候補を選択することを特徴
    とする請求項10に記載の対応点検出方法。
  15. 【請求項15】 第1の画像に含まれる第1の対応点と
    当該第1の対応点に対応し第2の画像に含まれる第2の
    対応点との組からなる対応点候補を探索した第1の探索
    結果に基づいて、上記第2の対応点を用いて当該第2の
    対応点に対応する第1の画像に含まれる第1の対応点を
    探索した第2の探索結果を求め、上記第1の探索結果及
    び上記第2の探索結果に基づいて第1の対応点と第2の
    対応点との組からなる対応点候補の評価値を変化させ
    て、対応点候補を選択する第1の選択処理、第1の画像
    に含まれる第1の対応点と当該第1の対応点に対応し第
    2の画像に含まれる第2の対応点との組からなる対応点
    候補を探索した第1の探索結果及び変化を与えた第2の
    画像に含まれる第2の対応点を第1の対応点を用いて探
    索した第2の探索結果を求め、上記第1の探索結果及び
    第2の探索結果に基づいて、第1の対応点と第2の対応
    点との組からなる対応点候補の評価値を変化させて、対
    応点候補を選択する第2の選択処理、第1の画像に含ま
    れる第1の対応点と第2の対応点との第1の位置関係
    と、当該第1の対応点に対応する第2の画像の第3の対
    応点と第2の対応点に対応する第2の画像の第4の対応
    点との第2の位置関係とを求め、上記第1の位置関係及
    び第2の位置関係に基づいて、第1の対応点と第3の対
    応点との組からなる対応点候補及び第2の対応点と第4
    の対応点との組からなる対応点候補の評価値を変化させ
    て、対応点候補を選択する第3の選択処理のうち、少な
    くとも一の選択処理を用いることを特徴とする請求項1
    0に記載の対応点検出方法。
  16. 【請求項16】 第1の画像に含まれる第1の対応点と
    当該第1の対応点に対応し第2の画像に含まれる第2の
    対応点との組からなる対応点候補を探索した第1の探索
    結果に基づいて、上記第2の対応点を用いて当該第2の
    対応点に対応する第1の画像に含まれる第1の対応点を
    探索した第2の探索結果を求め、上記第1の探索結果及
    び上記第2の探索結果に基づいて第1の対応点と第2の
    対応点との組からなる対応点候補の評価値を変化させ、 第1の画像に含まれる第1の対応点と当該第1の対応点
    に対応し第2の画像に含まれる第2の対応点との組から
    なる対応点候補を探索した第1の探索結果及び変化を与
    えた第2の画像に含まれる第2の対応点を第1の対応点
    を用いて探索した第2の探索結果を求め、上記第1の探
    索結果及び第2の探索結果に基づいて、第1の対応点と
    第2の対応点との組からなる対応点候補の評価値を変化
    させ、 第1の画像に含まれる第1の対応点と第2の対応点との
    第1の位置関係と、当該第1の対応点に対応する第2の
    画像の第3の対応点と第2の対応点に対応する第2の画
    像の第4の対応点との第2の位置関係とを求め、上記第
    1の位置関係及び第2の位置関係に基づいて、第1の対
    応点と第3の対応点との組からなる対応点候補及び第2
    の対応点と第4の対応点との組からなる対応点候補の評
    価値を変化させて、対応点を選択することを特徴とする
    請求項10に記載の対応点検出方法。
  17. 【請求項17】 選択した対応点候補の周囲に近接して
    位置する一の画像内に含まれる点を用いて、他の画像と
    の相関を検出し、相関に基づいて画像間の対応関係を示
    す対応点候補を探索することを特徴とする請求項10に
    記載の対応点検出方法。
  18. 【請求項18】 選択された対応点候補を用い、評価値
    の範囲を変化させて再び対応点候補を選択することを特
    徴とする請求項10に記載の対応点検出方法。
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