JP2000347806A - 座標入力ペン - Google Patents

座標入力ペン

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JP2000347806A
JP2000347806A JP15663599A JP15663599A JP2000347806A JP 2000347806 A JP2000347806 A JP 2000347806A JP 15663599 A JP15663599 A JP 15663599A JP 15663599 A JP15663599 A JP 15663599A JP 2000347806 A JP2000347806 A JP 2000347806A
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JP15663599A
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Yuichiro Yoshimura
雄一部 吉村
Katsuhide Hasegawa
勝英 長谷川
Katsuyuki Kobayashi
克行 小林
Atsushi Tanaka
淳 田中
Kiwamu Kobayashi
究 小林
Masaaki Kanashiki
正明 金鋪
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期にわたって安定的な発光状態を維持し、
高分解能で高性能な座標入力を可能とする座標入力ペン
を提供する。 【解決手段】 光を座標入力画面の所定位置に照射して
光スポットを生成し、前記光スポットに対応した座標を
入力する座標入力ペンにおいて、光を発光する発光発光
素子41と、発光素子41を覆い、脱着可能な透光性部
材46とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を座標入力画面
の所定位置に照射して光スポットを生成し、前記光スポ
ットに対応した座標を入力する座標入力ペンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】大型デイスプレイの画面に指示具によっ
て直接座標を入力することにより、外部接続されたコン
ピュータを制御したり、文字や図形などを書き込むため
に用いられる座標入力装置としては、CCDエリアセン
サやリニアセンサを用いて画面上の光スポットを撮像
し、重心座標あるいはパターンマッチングを用いるなど
の画像処理を行って、座標値を演算して出力するもの
や、PSDと呼ばれる位置検出素子(スポットの位置に
対応した出力電圧が得られるアナログデバイス)を用い
るものなどが知られている。
【0003】例えば、特公平7−76902号公報に
は、可視光の平行ビームによる光スポットをビデオカメ
ラで撮像して座標を検出し、同時に赤外拡散光で制御信
号を送受する装置が開示されている。また、特開平6−
274266号公報には、リニアCCDセンサと特殊な
光学マスクを用いて座標検出を行う装置が開示されてい
る。
【0004】一方、特許第2503182号には、PS
Dを用いた装置について、その構成と出力座標の補正方
法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の座標入力装置の
指示具においては、発光部の発光素子、例えば、LE
D、半導体レーザ等の部品の周囲の構造に関して格別に
規定したものはなく、発光部品を発光させ、他の部材を
介せず、直接投射画面に投射し、あるいは直に入力画面
であるスクリーン表面に接触させ、指示入力を行なって
いた。しかし、特に指示具をスクリーン表面に接触させ
て座標入力を行なう場合には、発光素子、例えば、LE
Dの透明封止樹脂がスクリーンとの摩擦により摩耗し、
レンズとしての形状の変化によるLEDからの発光量の
低下、発光分布の変化により、座標検出精度の低下を招
く等の不都合が生じた。従来、一部に、発光部にフィル
ターを介した構成も提案されたが、そのフィルター自体
も傷付き等が許されない光学部品で発光部材としての発
光素子の一部であり、それに対する対策構成は開示され
ていない。また、摩耗が進行した場合は、LEDあるい
はフィルター等の発光部材、更には、指示具全体の交換
が必要であった。
【0006】同時に、摩耗し傷付いた状態で接触を繰り
返すことにより、スクリーンに対しても傷つきの原因と
なる。
【0007】一方で、プレゼンテーション用途として、
大型の表示装置と組み合わせて、あるいは単独で大型の
入力装置として用いられる場合が多く、直に入力画面に
接触させペンとして指示入力する場合と、ポインタとし
て遠隔指示を行なう異なった使用モードが存在し、それ
ぞれのモードで最適な光スポットを生成するように、指
示具の発光照射状態を変えることが必要であった。
【0008】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、長期にわたって安定的な発光状態を維持し、
高分解能で高性能な座標入力を可能とする座標入力ペン
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による座標入力ペンは以下の構成を備える。
即ち、光を座標入力画面の所定位置に照射して光スポッ
トを生成し、前記光スポットに対応した座標を入力する
座標入力ペンであって、前記指示具に内蔵され、光を発
光する発光手段と、前記発光手段を覆い、前記指示具か
ら脱着可能な透光性部材とを備える。
【0010】また、好ましくは、前記透光性部材は、P
MMA(メタクリル樹脂)、AS(スチレン、アクリロ
ニトリル共重合体)、PS(ポリスチレン)、PC(ポ
リカーボネート)、エポキシ樹脂の少なくともいずれか
を含む透明樹脂材料で構成される。
【0011】また、好ましくは、前記透光性部材は、一
定の厚みを有する略半球状のドーム形状である。
【0012】また、好ましくは、前記透光性部材は、前
記座標入力画面に拡散する凹レンズを有する透光性部材
である。
【0013】また、好ましくは、前記透光性部材は、前
記座標入力画面に集光するための凸レンズ特性を有する
透光性部材である。
【0014】また、好ましくは、前記透光性部材は、前
記座標入力画面に拡散する凹レンズを有する第1透光性
部材と、前記座標入力画面に集光するための凸レンズ特
性を有する第2透光性部材とを備え、前記第1透光性部
材は、略半球状のドーム形状であり、前記第2透光性部
材は、筒状形状であり、前記発光手段に対して装着され
た前記第1透光性部材に対し、前記第2透光性部材が装
着される。
【0015】また、好ましくは、前記透光性部材は、少
なくとも前記座標入力画面に拡散する凹レンズを有する
第1透光性部材と、前記座標入力画面に集光するための
凸レンズ特性を有する第2透光性部材とを備え、前記第
1透光性部材と前記第2透光性部材でズームレンズ機構
を構成する。
【0016】また、好ましくは、前記透光性部材は、照
射光学特性の異なる交換可能な複数の透光性部材で構成
される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0018】まず、本発明に係る光学式座標入力装置の
概略構成について、図1を用いて説明する。
【0019】図1は本実施形態の座標入力装置の概略構
成を示す図である。
【0020】本座標入力装置は大別して、座標入力面で
あるスクリーン10に対して光スポット5を形成する指
示具4と、光スポット5のスクリーン10上の位置座標
等を検出する座標検出器1とからなる。図1には、それ
らの構成と合わせて、出力装置としてスクリーン10
に、画像あるいは位置座標等を表示する投射型表示装置
8を示している。
【0021】座標検出器1は、座標検出センサ部2と、
この座標検出センサ部2の制御および座標演算などを行
うコントローラ3、受光素子6、信号処理部7とから構
成されている。光スポット5のスクリーン10上の座標
位置及び指示具4の後述する各スイッチの状態に対応す
る制御信号とを検出して、コントローラ3によって外部
接続装置(不図示)にその情報を通信するようにしてい
る。
【0022】投射型表示装置8は、ホストコンピュータ
(不図示)などの外部接続装置である表示信号源からの
画像信号が入力される画像信号処理部81と、これによ
り制御される液晶パネル82、ランプ83、ミラー8
4、コンデンサーレンズ85からなる照明光学系と、液
晶パネル82の像をスクリーン10上に投影する投影レ
ンズ86とからなり、所望の画像情報をスクリーン10
に表示することができる。スクリーン10は、投射画像
の観察範囲を広くするために適度な光拡散性を持たせて
あるので、指示具4から発射された光ビームも光スポッ
ト5の位置で拡散され、画面上の位置や光ビームの方向
によらず、光スポット5の位置で拡散された光の一部が
座標検出器1に入射するように構成されている。
【0023】このように構成することで、指示具4によ
りスクリーン10上で文字情報や線画情報を入力し、そ
の情報を投射型表示装置8で表示することにより、あた
かも『紙と鉛筆』のような関係で情報の入出力を可能と
する他、ボタン操作やアイコンの選択決定などの入力操
作を自由に行えるように構成したものである。 <指示具4の詳細説明>図2は本実施形態の指示具の詳
細構成を示す図である。
【0024】指示具4は、光ビームを発射する半導体レ
ーザ、あるいは赤外光を発射するLED等の発光素子4
1と、その発光を駆動制御する発光制御部42、電源部
44、操作用スイッチ43A〜43Dと、電池等の電源
部44、さらに発光素子41を覆う脱着可能な透光性部
材よりなるキャップ46とを内蔵している。発光制御部
42は、操作用スイッチ43A〜43Dの状態により、
発光のON(オン)/OFF(オフ)と、後述する変調
方法とによって、制御信号を重畳した発光制御を行う。
また、キャップ46に関しては、本発明の主要筒所であ
り、後で詳しく図4を用いて説明する。
【0025】図3は本実施形態の指示具の動作モードを
示す図である。
【0026】スイッチA〜Dは、図2のスイッチ43A
〜43Dに対応している。尚、図3中、「発光」とは発
光信号(座標信号)に対応し、「ペンダウン」、「ペン
ボタン」とは制御信号に対応する。
【0027】操作者は、指示具4を握ってスクリーン1
0にその先端を向ける。このとき、スイッチ43Aは親
指が自然に触れる位置に配置されており、これを押すこ
とによって光ビーム45が発射される。これにより、ス
クリーン10上に光スポット5が生成され、所定の処理
によって座標信号が出力され始める。但し、この状態で
は、ペンダウン及びペンボタンの制御信号はOFFの状
態である。このため、スクリーン10上では、カーソル
の動きやボタンのハイライト切替などによる操作者への
指示位置の明示のみが行われる。
【0028】また、人差し指及び中指が自然に触れる位
置に配置されたスイッチ43C、43Dを押すことによ
って、図3に示すようにペンダウン及びペンボタンの制
御信号が、発光信号に重畳された信号となる。すなわ
ち、スイッチ43Cを押すことによってペンダウンの状
態となり、文字や線画の入力を開始したり、ボタンを選
択決定するなどの画面制御が実行できる。スイッチ43
Dを押すことによって、ペンボタンの状態となり、メニ
ューの呼び出しなどの別機能に対応させることができ
る。これにより、操作者は、片手でスクリーン10上の
任意の位置で、すばやく正確に文字や図形を描いたり、
ボタンやメニューを選択したりすることによって、軽快
に操作することができる。
【0029】また、指示具4の先端部には、スイッチ4
3Bが設けられていて、スクリーン10に指示具4を押
し付けることによって動作するスイッチである。操作者
が、指示具4を握り、指示具の先端部をスクリーン10
に押し付けることでペンダウン状態となるので、余分な
ボタン操作を行うことなしに自然なペン入力操作を行う
ことができる。
【0030】尚、スイッチ43Bは、本発明において
は、スクリーン10に接触する部分が、キャップ46に
より構成されている。また、スイッチ43Aはペンボタ
ンの役割を持つ。もちろん画面に押し付けないでスイッ
チ43Aを押せば、カーソルのみを動かすこともでき
る。実際上、文字や図形の入力は画面から離れて行うよ
り、直接画面に触れた方が遥かに操作性、正確性が良
い。本実施形態では、このように4個のスイッチを用い
て画面から離れていても、また、直前にいても、自然で
快適な操作が可能であり、場合によって使い分けること
ができるように構成されている。さらには、直接入力専
用(ポインタとして使用しない)ならば、光ビームでな
く拡散光源でよいので、半導体レーザよりも安価で長寿
命のLEDを用いることも可能である。但し、直接、指
示具4の先端部をスクリーン10に接触するように使用
する場合、考慮すべきは直接指示具4の先端部とスクリ
ーン10との摩擦による摩耗等に係わる問題である。ま
た、画面から離れてポインタとして使用する場合と直接
画面に触れて入力する場合とでは、指示具4からの光の
投射特性が異なる。これに関しては、キャップ46に関
する説明のところで後述する。
【0031】また、このように近接用、遠隔用の2種類
の指示具4を用いたり、同時に2人以上で操作する、あ
るいは色や太さなど属性の異なる複数の指示具4を用い
る場合のために、発光制御部42は、固有のID番号を
制御信号と共に送信するように設定されている。送信さ
れたID番号に対応して、描かれる線の太さや色などの
属性を外部接続機器側のソフトウェアなどで決定するよ
うになっており、スクリーン10上のボタンやメニュー
などで設定変更することができる。この操作は、指示具
4に別途操作ボタン等を設けて変更指示信号送信するよ
うにしてもよく、これらの設定については、指示具4内
部あるいは座標検出器1内に状態を保持するようにして
ID番号ではなく、属性情報を外部接続機器へ送信する
ように構成することも可能である。
【0032】また、このような追加の操作ボタンは、他
の機能、例えば、表示装置の点滅や信号源の切換、録画
装置などの操作などを行えるようにも設定可能である。
さらに、スイッチ43A、43Bのいずれか一方、また
は両方に圧力検出手段を設けることによって筆圧検出を
行い、この筆圧データを制御信号と共に送信するなど各
種の有用な信号を送信することが可能である。
【0033】指示具4のスイッチ43Aまたはスイッチ
43BがONになると発光が開始され、その発光信号は
比較的長い連続するパルス列からなるリーダ部と、これ
に続くコード(メーカーIDなど)とからなるヘッダ部
をまず出力し、その後、ペンIDや制御信号などからな
る送信データ列が予め定義された順序と形式に従ってそ
の情報を順次出力する(図9、LSG信号参照)。
【0034】尚、本願実施形態では各データビットにお
いて、“1”ビットは“0”ビットに対して2倍の間隔
をもつような変調形式で形成しているが、データの符号
化方式については種々のものが使用可能である。しかし
ながら、後述する様に座標検出のためには、平均光量が
一定していること、またPLLの同調を行うにはクロッ
ク成分が十分大きいこと等が望ましく、送信すべきデー
タ量から見て冗長度を比較的高くしても支障はない等を
勘案して、本実施形態においては、6ビット(64個)
のデータを10ビット長のコードのうち、1と0が同数
で、かつ、1あるいは0の連続数が3以下の108個の
コードに割り付ける方法で符号化している。このような
符号化方式をとることによって、平均電力が一定にな
り、また十分なクロック成分が含まれるので、復調時に
容易に安定した同期信号を生成することができる。
【0035】また、前述したように、ペンダウンおよび
ペンボタンの制御信号は、2ビットであるがIDなどそ
の他の長いデータも送信しなければならない。そこで、
本実施形態では、24ビットを1ブロックとして、先頭
の2ビットは制御信号、次の2ビットは内容識別コード
(例えば、筆圧信号は00、IDは11等)、次の2ビ
ットはこれらのパリティ、その後に、16ビットのデー
タと2ビットのパリティとを並べて、1ブロックのデー
タとして構成する。このようなデータを前述したような
方式により符号化すると、40ビット長の信号になる。
その先頭に10ビット長のシンクコードを付加する。こ
のシンクコードは0が4個、1が5個連続する、あるい
はその反転パターン(直前のブロックの終わりが、1か
0かで切り替える)という特殊なコードを使用して、デ
ータワードとの識別が容易で、データ列の途中において
も確実にその位置を識別してデータの復元ができるよう
になっている。従って、1ブロックで50ビット長の伝
送信号となり、制御信号と16ビットのIDまたは筆圧
等のデータを送信していることになる。
【0036】本実施形態では、第1の周波数60kHz
の1/8の7.5kHzを第2の周波数としているが、
前述のような符号化方式を採用しているため、平均伝送
ビットレートは、この2/3の5kHzとなる。さら
に、1ブロックが50ビットなので、100Hzでは1
ブロック24ビットのデータを送信していることにな
る。従って、パリティを除いた実効ビットレートは、2
000ビット/秒である。このように冗長性は高いが、
誤検出を防止し、同期を容易にすることが非常に簡単な
構成で実現できる方式となっている。また、後述のセン
サ制御のための位相同期信号と、シンクコードの繰り返
し周期のチェックとを併用することによって、信号に短
いドロップアウトが発生した場合でも追従ができ、逆に
実際に、ペンアップやダブルタップのような素早い操作
を行った場合との識別は、ヘッダ信号の有無によって確
実に行えるようにもなっている。 <発光素子を覆う透光性部材よりなるキャップの詳細説
明>図4は本実施形態のキャップの詳細構成を示す図で
ある。
【0037】指示具4においては、図4に示すように、
透光性部材よりなるキャップ46で発光素子41を覆う
ような構成となっている。図1では、キャップ46が操
作用スイッチ43Bの一部である構成を示したが、発光
素子41を覆う構成となっていれば、必ずしもスイッチ
を構成している必要はなく、図4では、スイッチ部分を
省いたキャップ46の基本的な構成を示す(この場合の
ペンダウン機能等は指示具4の他の部分に設けたスイッ
チにもたせればよい)。
【0038】キャップ46は、直接、指示具4の先端部
をスクリーン10に接触するモードで座標入力する場合
にスクリーン10に接触する部材であり、この構成によ
りLED等の発光素子41が直にスクリーン10に接触
することはない。また、発光素子41に対して空間的に
離して装着されているので、直接スクリーン10へ押し
付けることによる外力が発光素子41に加わることもな
い。従って、発光素子41が、スクリーン10との摩擦
により摩耗したり傷がついて、発光状態に影響を与える
ことはない。
【0039】キャップ46は、発光素子41からの光を
減衰が少なくスクリーン10へ投射させるため光を透過
する透光性があることが求められ、工業的には、PMM
A(メタクリル樹脂)、AS(スチレン、アクリロニト
リル共重合体)、PS(ポリスチレン)、PC(ポリカ
ーボネート)、エポキシ樹脂等の透明樹脂材料を用い
る。もちろん、上記透光性がある材料であれば、他の材
料でもよいし、着色していてもよい。キャップ46は、
スクリーン10と接触する範囲において存在するように
装着され、指示具4を傾けて座標入力を行なう際にも対
応できるように、図4に示すように、一定の厚みを持っ
た略半球状のドーム形状をしている。また、図4には示
さないが、発光素子41にフィルター部材を装着する場
合には、更に、そのフィルター部材を覆うようにキャッ
プ46を構成する。
【0040】以上、図4の指示具4においては、発光素
子41とそれを覆うキャップ46との間に空間を持たせ
た構造とし、座標入力時の直接スクリーン10へ押し付
けることによる外力が発光素子41に加わることが無い
構成とする。更に、キャップ46は指示具4のホルダー
部47に対して、脱着可能な構成となっている。
【0041】図4Aの部分において、キャップ46の突
起部分とホルダー部47のへこみ部分が略勘合し装着さ
れており、直接スクリーン10へ押し付けて入力する場
合にも、キャップ46は安定的に固定される。一方、図
4の矢印方向へ引き抜くことによりキャップ46は指示
具4の本体47からはずすことができる。この指示具4
の構成により、キャップ46が破損等で座標検出に不都
合となった場合に新しいキャップ46と容易に交換する
ことができる。このように、発光素子41に傷等の不都
合が発生することなく、キャップ46の交換により、常
に良好な状態で高精度の座標検出をすることができ、本
装置の寿命を延ばすことができる。キャップ46の脱着
機構は、図4に本体47に装着する簡便な構成を示した
が、座標入力時の安定性と交換時の操作性が良好な機構
であれば、発光素子41に透明緩衝材を介す等して被せ
装着する構成でも、更に他の構成でも良いことは言うま
でもない。
【0042】図5は本実施形態のキャップの他の詳細構
成を示す図である。
【0043】図5においては、上記脱着可能な透光性の
キャップにレンズ特性を持たせた実施形態を示してい
る。キャップ461は光学的に凹レンズ特性を有し、キ
ャップ462には光学的に凸レンズ特性を有している。
前述の通り、直接入力の場合には拡散光源でよいので、
発光素子としては安価なLEDで十分であるが、LED
自体も透明封止樹脂に集光レンズ特性を持たせてある。
この場合、拡散が不十分であり、そのままでは指示具4
を座標入力面であるスクリーン10に対して寝かせて入
力する場合には座標検出器1に対して光量が不足する場
合が生じる。
【0044】従って、直接入力の場合には、凹レンズ特
性を持った上記キャップ461を装着することにより、
スクリーン10に対してより幅広い角度で指示具4を用
いても光量を十分に得ることができ、操作性が向上す
る。一方、ポインタとして用いる場合には、凸レンズ特
性を持たせたキャップ462を装着して使用すことによ
り、スクリーン10からより離れた場所から光ビームを
発しても十分な光量の光スポット5を生じさせることが
できる。
【0045】尚、キャップ461の凹レンズ部は、指示
具4の使用入力角度と光量及び発光素子41との距離等
の配置上の制限及び発光素子41指向性を考慮し最適な
光学設計をすることが望ましい。キャップ462の凸レ
ンズ部も、同様であり、スクリーン10からの距離、光
量、発光素子特性等を考慮し、平行光線となるように最
適な光学設計をすることが望ましい。
【0046】図6は本実施形態のキャップの他の詳細構
成を示す図である。
【0047】図6は、図5に示したキャップに対して更
に利便性を考慮し、キャップを一体的に装着した実施形
態を示している。463は光学的に凹レンズ特性を有す
るキャップであり、464は光学的に凸レンズ特性を有
するレンズ部と指示具4のホルダー部47へ装着される
筒状部材からなるキャップである。直接スクリーン10
に接触して入力する場合には、キャップ464をはず
し、キャップ463を装着した状態で使用する。
【0048】従って、キャップ463の凹レンズ特性
は、キャップ461と同様のものである。一方、ポイン
タとして用いる場合には、キャップ463は装着したま
まで、それにかぶせるようにキャップ464を装着して
使用する。キャップ464の凸レンズに関しては、キャ
ップ463の凹レンズを通しても十分に平行光線となる
ように曲率を小さくする等の光学設計を行なう。また、
キャップ464では直接スクリーン10に接触すること
がないので、図6のように接触を考慮した先端形状とす
る必要はなく、また、光投射部以外の周辺の筒状部材は
透光性部材である必要はない。
【0049】この構成により、ペンキャップの入力モー
ドによる脱着は、キャップ464のみについて行なえば
よく、より煩雑さが軽減される。また、直接入力使用に
よる破損等で座標検出に不都合な状態となった場合に、
キャップ463を新しいものと容易に交換することがで
きるのは言うまでもない。また、図には特に示さない
が、図5及び図6に示したキャップの場合に、スクリー
ン10に生じるスポット5の状態、座標検出器1に検出
される光量を調整するために、各レンズの位置を前後に
移動できる構成を設けてもよい。また、更に収差設計を
行ない複数レンズ構成としてもよい。
【0050】更に、ペンキャップの入力モードによる脱
着の煩雑さを軽減するために図7に示すように簡易なズ
ームレンズ機構を設けたキャップ465としてもよい。
このズームレンズ群の関係位置の変化においては、広範
囲全域にわたってバランスを取る必要が無く、少なくと
も、ポインタ用のテレと直接入力用のワイドの配置のみ
において光学設計すれば十分である。図7には4群のズ
ームレンズ群を示しているが、2群でも構成可能であ
り、他の構成でもよい。
【0051】この構成により、キャップを入力モードが
切り替わるごとに脱着する手間無しにレンズの配置をズ
ーム調整することにより、指示具4から座標入力面であ
るスクリーン10に対して入力モードに応じた最適な光
スポットを形成することができる。もちろん、ズームレ
ンズ群の関係位置の変化に於いては、広範囲全域にわた
ってバランスをとる設計をすれば、ポインタモードにお
いて、スクリーン10からの距離に応じて最適な光スポ
ットを形成することができる。また、直接入力使用によ
る破損等で座標検出に不都合な状態となった場合に、キ
ャップ465全体あるいは先端部のみを交換することが
できる。 <座標検出器1の詳細説明>図8は本実施形態の座標検
出器の詳細構成を示す図である。
【0052】この座標検出器1には、集光光学系によっ
て高感度に光量検出を行う受光素子6と、結像光学系に
よって光の到来方向を検出する2つのリニアセンサ20
X、20Yとが設けられている。そして、指示具4に内
蔵された発光素子41からの光ビームにより、スクリー
ン10上に生成された光スポット5からの拡散光をそれ
ぞれ受光する。 <集光光学系の動作説明>受光素子6には、集光光学系
としての集光レンズ6aが装着されており、スクリーン
10上の全範囲から高感度で所定波長の光量を検知す
る。この検知出力は、周波数検波部71によって検波さ
れた後、制御信号検出部72において制御信号(指示具
4の発光制御部42によって重畳された信号)などのデ
ータを含むデジタル信号に復調される。
【0053】この制御信号の復元動作におけるタイミン
グチャートについて、図9を用いて説明する。
【0054】図9は本実施形態の制御信号の復元動作に
おけるタイミングチャートである。
【0055】上述したようなビット列からなるデータ信
号は、受光素子6で光出力信号LSGとして検出され、
周波数検波部71で検波される。周波数検波部71は、
光出力信号LSGの中で最も高い第1の周波数のパルス
周期に同調するように構成され、光学的なフィルタと併
用することによって、外乱光の影響を受けることなく、
変調信号CMDを復調する。この検波方法は広く実用さ
れている赤外線リモートコントローラと同様であり、信
頼性の高い無線通信方式である。
【0056】本実施形態では、この第1の周波数として
は、一般に使用されている赤外線リモートコントローラ
より高い帯域である60KHzを用い、同時に使用して
も誤動作することの無いように構成したが、この第1の
周波数を一般に使用されている赤外線リモートコントロ
ーラと同じ帯域にすることも可能であり、このような場
合にはIDなどで識別することによって誤動作を防止す
る。
【0057】さて、周波数検波部71により検波された
変調信号CMDは、制御信号検出部72によってデジタ
ルデータとして解釈され、前述したペンダウンやペンボ
タンなどの制御信号が復元される。この復元された制御
信号は、通信制御部33に送られる。また、変調信号C
MDに含まれる第2の周波数であるコード変調の周期
は、センサ制御部31によって検出され、この信号によ
ってリニアセンサ20X、20Yを制御することにな
る。すなわち、センサ制御部31では、図9に示したヘ
ッダ部のタイミングでリセットし、その後、変調信号C
MDの立ち下がりに位相同期した信号LCKを生成す
る。
【0058】従って、この生成された信号LCKは、指
示具4の発光の有無に同期した一定周波数の信号とな
る。また、変調信号CMDからは、光入力の有無を示す
信号LONと、この信号LONによって起動されるセン
サリセット信号RCLとが生成される。このセンサリセ
ット信号RCLがハイレベルの間に2つのリニアセンサ
20X、20Yはリセットされ、信号LCKの立ち上が
りに同期したセンサリセット信号RCLの立ち下がりの
タイミングによって後述する同期積分動作が開始され
る。
【0059】一方、制御信号検出部72はヘッダ部を検
出し、他の機器やノイズではなく、指示具4からの入力
が開始されたことを確認すると、この確認を示す信号が
通信制御部33からセンサ制御部31に伝達され、リニ
アセンサ20X、20Yの動作有効を示す信号CONが
ハイレベルにセットされ、座標演算部32の動作が開始
される。
【0060】図10は、光出力信号LSGが無くなり、
一連動作の終了時におけるタイミングチャートを示す。
光出力信号LSGから検波された変調信号CMDがロー
レベルを一定時間以上続けると、光入力の有無を示す信
号LONがローレベルになり、さらに、センサ動作有効
を示す信号CONもローレベルとなり、その結果、リニ
アセンサ20X、20Yによる座標の出力動作を終了す
る。 <結像光学系の動作説明>図11は本実施形態のリニア
センサ20X、20Yの配置関係を示す図である。
【0061】図11において、結像光学系としての円筒
レンズ90X、90Yによって光スポット5の像が、リ
ニアセンサ20X、20Yの感光部21X、21Yに線
状に結像する。これらリニアセンサ20X、20Yを正
確に直角に配置することによって、それぞれがX座標、
Y座標を反映した画素にピークを持つ出力が得られる。
【0062】そして、これら2つのリニアセンサ20
X、20Yは、センサ制御部31によって制御され、出
力信号はセンサ制御部31に接続されたAD変換部31
Aによってデジタル信号として座標演算部32に送られ
る。座標演算部32は、入力されたデジタル信号より出
力座標値を計算し、その計算結果を制御信号検出部72
からの制御信号などのデータと共に通信制御部33を介
して、所定の通信方法で外部制御装置(不図示)に送出
する。また、調整時など通常と異なる動作(例えば、ユ
ーザ校正値の設定)を行わせる場合は、通信制御部33
からセンサ制御部31、座標演算部32へモード切換信
号が送られる。
【0063】本発明では、光スポット5の像がリニアセ
ンサ20X、20Yの画素の数倍の像幅となるように焦
点調節を行って、故意にボケを生じさせている。直径
1.5mmのプラスチック製の円筒レンズと画素ピッチ
約15μm、有効64画素のリニアCCD、赤外線LE
Dを用いた実験によれば、最もシャープな結像をさせる
と、約40度の画角全面にわたって15μm以下の像幅
となる。このような状態では、画素間分割演算結果が階
段状に歪んでしまうことがわかった。そこで、像幅が3
0から60μm程度となるように、レンズの位置を調節
すると、非常に滑らかな座標データが得られた。もちろ
ん、大きくぼけさせると、ピークレベルが小さくなって
しまうので、数画素程度の像幅が最適である。画素数の
少ないCCDと、適度にボケた光学系を用いることが、
本発明のポイントの一つであり、このような組み合わせ
を用いることによって、演算データ量が少なく、小さな
センサと光学系で非常に高分解能、高精度、高速でかつ
低コストな座標入力装置を実現できる。
【0064】アレイ状に配置されたX座標検出用リニア
センサ20X、Y座標検出用リニアセンサ20Yは同一
の構成であり、その詳細構成について、図12を用いて
説明する。
【0065】図12は本実施形態のリニアセンサの詳細
構成を示す図である。
【0066】受光部であるセンサアレイ21はN個の画
素(本実施形態では、64画素)からなり、受光量に応
じた電荷が積分部22に貯えられる。積分部22は、N
個からなり、ゲートICGに電圧を加えることによって
リセットできるため、電子シャッタ動作が可能である。
この積分部22に貯えられた電荷は、電極STにパルス
電圧を加えることによって蓄積部23に転送される。こ
の蓄積部23は、2N個からなり、指示具4の発光タイ
ミングに同期したIRCLK信号のH(ハイレベル)と
L(ローレベル)とにそれぞれ対応して別々に電荷が蓄
積される。その後、光の点滅に同期して各々別々に蓄積
された電荷は、転送クロックを簡単にするために設けら
れた2N個からなるシフト部24を介して、2N個から
なるリニアCCD部25に転送される。
【0067】これにより、リニアCCD部25には、N
画素のセンサ出力の光の点滅に各々対応した電荷が隣接
して並んで記憶されることになる。これらリニアCCD
部25に並べられた電荷は、2N個からなるリングCC
D部26に順次転送される。このリングCCD26は、
CLR信号によってCLR部27で空にされた後、リニ
アCCD部25からの電荷を順次蓄積していく。
【0068】このようにして蓄積された電荷は、アンプ
29によって読み出される。このアンプ29は、非破壊
で蓄積電荷量に比例した電圧を出力するものである。実
際には、隣接した電荷量の差分、すなわち、発光素子4
1の点灯時の電荷量から非点灯時の電荷量を差し引いた
分の値を増幅して出力する。
【0069】この時、得られるリニアセンサ20X、2
0Yの出力波形の一例について、図13を用いて説明す
る。
【0070】図13は本実施形態のリニアセンサの出力
波形の一例を示す図である。
【0071】図13中、Bの波形は発光素子41の点灯
時の信号のみを読み出したときの波形であり、Aの波形
は非点灯時の波形、すなわち、外乱光のみの波形である
(図12に示したように、リングCCD26には、これ
らA,Bの波形に対応する画素の電荷が隣接して並んで
いる)。アンプ29は、その隣接する電荷量の差分値
(B−Aの波形)を非破壊増幅して出力することになる
が、これにより、指示具4からの光のみの像の信号を得
ることができ、外乱光(ノイズ)の影響を受けることな
く安定した座標入力が可能となる。
【0072】また、図13に示したB−Aの波形の最大
値をPEAK値と定義すれば、光に対してリニアセンサ
20X、20Yの各リニアセンサが機能する蓄積時間を
増大させれば、その時間に応じてPEAK値は増大す
る。換言すれば、IRCLK信号の1周期分の時間を単
位蓄積時間とし、それを単位として蓄積回数nを定義す
れば、蓄積回数nを増大させることでPEAK値は増大
する。そして、このPEAK値が所定の大ささTH1に
達したことを検出することで、常に一定した品位の出力
波形を得ることができる。
【0073】一方、外乱光が非常に強い場合、差分波形
B−Aのピークが十分な大きさになる前に、リングCC
D26の転送電荷が飽和してしまう恐れがある。このよ
うな場合を考慮して、リニアセンサ20X、20Yの各
リニアセンサにはスキム機能を有するSKIM部28が
付設されている。SKIM部28は、非点灯信号のレベ
ルを監視し、図14において、n回目のAnで信号レベ
ルが所定の値を超えている場合(図中、一点鎖線)、一
定量の電荷をA,Bの各画素から抜き取るようにする。
これにより、次のn+1回目には、An+1に示すよう
な波形となり、これを繰り返すことによって、非常に強
い外乱光があっても飽和することなく、信号電荷の蓄積
を続けることができる。
【0074】従って、指示具4からの点滅光の光量が微
弱であっても、多数回積分動作を継続することによっ
て、十分な大きさの信号波形を得ることが可能になる。
特に、指示具4に可視光域の発光源を用いる場合、表示
画像の信号が重畳するので、前述したスキム機能と差分
出力を用いることによって、非常にノイズの少ないシャ
ープな波形を得ることが可能となる。
【0075】次に、リニアセンサ20X,20Yの動作
制御について、図15を用いて説明する。
【0076】図15は本実施形態のリニアセンサの動作
制御を示すフローチャートである。センサ制御部31が
センサ制御動作を開始すると、ステップS102におい
て、信号CONを監視する。そして、信号CONがハイ
レベルである場合(ステップS102でYES)、ステ
ップS103に進み、蓄積回数nを0にリセットする。
そして、ステップS104において、センサ出力のPE
AK値(ピークレベル)が所定値TH1より大きいか否
かを判定する。
【0077】PEAK値が所定値TH1未満である場合
(ステップS104でNO)、ステップS105におい
て、蓄積回数nが第1所定回数n0より大きいか否かを
判定する。蓄積回数nが第1所定回数n0未満である場
合(ステップS105でNO)、ステップS106に進
み、蓄積回数nを1インクリメントして、ステップS1
04に戻る。一方、PEAK値が所定値TH1より大き
い場合(ステップS104でYES)、あるいは蓄積回
数nが第1所定回数n0より大きい場合(ステップS1
05でYES)、ステップS107に進み、積分停止信
号RONがハイレベル(H)になって積分動作が停止さ
れる。そして、座標演算部32による座標値演算の処理
が開始される。
【0078】その後、ステップS108において、蓄積
回数nが第2所定回数n1より大きいか否かを判定す
る。蓄積回数nが第1所定回数n1未満である場合(ス
テップS108でNO)、ステップS109に進み、蓄
積回数nを1インクリメントして、ステップS108に
戻る。一方、蓄積回数nが第1所定回数n1より大きい
場合(ステップS105でYES)、ステップS110
に進み、積分停止信号RONがローレベルになり、同時
に、信号LCKの周期の数倍(図10では2倍)の間セ
ンサリセット信号RCLがハイレベルになる。次に、ス
テップS112において、信号CONを監視する。信号
CONがハイレベルである場合(ステップS112でY
ES)、ステップS103に進む。一方、信号CONが
ローレベルである場合(ステップS112でNO)、ス
テップS111に進み、処理1周期分待機する。
【0079】つまり、信号CONがハイレベルである間
はこの動作が繰り返され、所定回数n1で決まる周期ご
とに座標値演算が行われる。また、ごみなどの影響で、
信号CONがドロップしても、1回のみは状態を保持す
るように、ステップS111が設けられている。もし、
連続して2周期の間、信号CONがローレベルである場
合(ステップS102でNO)、ステップS113に進
み、フラグponが0にリセットされ、シンク信号待ち
の状態になって、初期状態に戻る。
【0080】このドロップアウト対策部分は、1周期で
なくもっと長くすることも可能であり、外乱が少なけれ
ば、逆に短くしてしまってもよいことは言うまでもな
い。尚、ここの1周期を前述のデータブロックの周期の
自然数倍として、シンクコードのタイミングと一致さ
せ、信号CONの代りにシンクコード検出信号を用いて
も同様の動作を行える。
【0081】また、座標検出器に到達する指示具4の光
は、指示具4に内蔵された電源(電池)44の消耗によ
り変動する他、指示具4の姿勢によっても変動する。特
に、スクリーン10の光拡散性が小さい場合、表示画像
の正面輝度は向上するが、この指示具4の姿勢によるセ
ンサへの入力光量の変動が大きくなってしまう。しかし
ながら、本発明では、このような場合であっても、積分
回数が自動的に追従して常に安定した出力信号を得るこ
とができるので、安定した座標検出が可能となる優れた
効果が得られる。また、ポインタとして光があまり散乱
されずにセンサに入射した場合は、かなり強い光が入る
ことになるが、このような場合であっても安定した座標
検出ができることは明らかである。
【0082】また、画面に直接接触させて使用するLE
Dを用いたペンとポインタとを併用する場合、LEDは
より大きな光量のものが使用可能であるので、前記図1
5に示した積分回数である第1所定回数n0,第2所定
回数n1をID信号によってペンかポインタかを判別し
て切替を行い、ペンの場合はサンプリングを高速に、ポ
インタの場合は低速にすることも可能である。実際、文
字入力のように繊細な描画作業はポインタでは不可能で
あり、むしろ低速サンプリングによって滑らかな線を描
けるほうが使い勝手がよく、このような切替を設けるこ
とも有効である。
【0083】以上説明したように、点滅光に高周波数の
キャリアを加え、そのキャリアを周波数検波して得た所
定周期の復調信号によって積分動作のタイミング制御を
行うようにしたので、指示具と搬像部とをコードレスで
同期させることができ、使い勝手の良い座標入力装置を
実現することができる。また、レーザービームを用いる
ことによって画面から離れた位置で容易に繰作すること
が可能となる優れた利点も得られる。また、積分部から
の差分信号中のピークレベルが所定レベルを超えことを
検出し、積分動作を停止させる積分制御手段を設けたの
で、光量が変化してもほぼ一定レベルの光スポット像の
信号を作成でき、これにより、常に安定した高分解能な
座標演算結果を得ることができる。 <座標値演算>次に、座標演算部32における座標演算
処理について、図16を用いて説明する。
【0084】図16は本実施形態の座標演算部における
座標演算処理を示すフローチャートである。
【0085】上述したようにして得られた2つのリニア
センサ20X,20Yの出力信号(アンプ29からの差
分信号)は、センサ制御部31に設けられたAD変換部
31Aでデジタル信号として座標演算部32に送られ、
座標値が計算される。座標値の演算は、まず、X座標、
Y座標の各方向の出力データに対して、センサ上の座標
値(X1、Y1)が求められる。尚、演算処理は、X,
Y同様であるので、Xのみについて説明する。
【0086】まず、ステップS202において、任意の
座標入力点(後述する基準点設定モードでは座標が既知
の所定点)での各画素の差分信号である差分データDx
(n)(本実施形態の場合画素数n=64)を読み込
み、バッファメモリ(不図示)に貯える。次に、ステッ
プS203において、あらかじめ設定しておいた閾値V
と比較し、閾値以上のデータ値Ex(n)を算出する。
このデータ値Ex(n)を用いて、ステップS204に
おいて、センサ上の座標X1を算出する。本実施形態で
は、重心法により出力データの重心を算出しているが、
データ値Ex(n)のピーク値を求める方法(例えば微
分法による)等、計算の方法は複数あることは言うまで
もない。
【0087】ステップS205において、座標演算処理
のモード判定を行う。出力データの重心X1から座標を
算出するためには、あらかじめ所定値を求めておく必要
があり、その所定値を導出する方法(基準点設定モー
ド)について説明する。
【0088】同様に、X方向のみについて説明すれば、
スクリーン10上のX座標、Y座標が既知の点(α1、
β1)、及び(α2、β2)で、指示具4を位置し、ス
テップS202〜S204を各々実行し、各々の点で得
られるX方向センサの重心値を、X11、X12として算
出、その値及び既知の座標値α1、α2を各々、ステッ
プ210において記憶する。この記憶された値を用い
て、通常の座標算出時には、ステップS206におい
て、算出すべき座標入力点のX座標を算出することがで
きる。ステップS207において、より高性能な座標入
力装置を提供することを目的として、必要に応じて座標
値の校正(例えば、光学系のレンズ収差を補正するため
にソフト的な演算でその歪みを補正する等)をし、座標
値を確定する。
【0089】確定した座標をそのままリアルタイムで出
力することも可能であるし、目的に応じてデータを間引
く(例えば、確定座標10個毎で1個のデータのみ出
力)等も可能であることは言うまでもないが、以下の仕
様等を想定する場合には、重要である。
【0090】指示具4をペンのように使う場合と、ポイ
ンタとして画面から離れて使う場合では、使用者の手の
安定性が異なる。ポインタとして使う場合には、画面上
のカーソルが細かく震えてしまうので、このような細か
い動きを抑制したほうが使いやすい。一方、ペンのよう
に使う場合には、できるだけ忠実に速く追従することが
求められる。特に、文字を書く場合などには小さな素早
い操作ができないと、正しく入力できなくなってしま
う。
【0091】本実施形態では、制御信号によりIDを送
信しているため、ポインタか否か、つまり、先端のスイ
ッチが押されているか否かを判定可能なので、これによ
り、ポインタとして、あるいはペンとして使っているか
否かを判定できる。もし、ポインタであれば、例えば、
前回及び前々回の出力座標値(X−1,Y−1)、(X
−2,Y−2)を用いて移動平均を計算して今回の出力
座標値(X,Y)を算出するようにすれば、ぶれの少な
い操作性の良い構成となる。また、単純な移動平均を用
いているが、このような平滑化処理に用いる関数として
は、他にも差分絶対値を大きさにより非線型圧縮した
り、移動平均による予測値を用いてこれとの差分を非線
型圧縮するなどの各種方式が使用可能である。
【0092】つまり、ポインタとして使用している場合
は平滑化を強目にし、そうでない場合は弱めに切り替え
ることが、制御信号により可能であるため、それぞれ使
い勝手のよい状態を実現可能であり、この点でも本発明
の効果は大きい。更に、本発明では、上記のようにポイ
ンタ用とペン用の専用キャップを取り替える際に、それ
ぞれのキャップを判別する手段をキャップ及びペン4の
本体側に設け、これにより、ポインタとして、あるいは
ペンとして使っているかどうかを判定してもよい。
【0093】尚、これらの演算処理は、前述したように
座標サンプリング周波数が100Hzの場合には10m
secの間に終了すればよく、原データは64画素×2
(xおよびy)×AD変換部8ビットと非常に少ない
上、収束演算も必要ないので低速の8ビット1チップマ
イクロプロセッサで十分処理が可能である。このような
ことは、コスト的に有利なだけでなく、仕様変更が容易
で、開発期間の短縮や様々な派生商品の開発が容易にな
る利点もある。特に、エリアセンサを用いる場合のよう
に、高速の画像データ処理を行う専用のLSIの開発な
どは不要であり、開発費用、開発期間などの優位性は非
常に大きなものである。
【0094】上述したような演算処理によって算出した
座標値(X,Y)を示すデータ信号は、座標演算部32
から通信制御部33に送られる。この通信制御部33に
は、そのデータ信号と、制御信号検出部72からの制御
信号とが入力される。そして、これらデータ信号および
制御信号は、ともに所定の形式の通信信号に変換され、
外部の表示制御装置に送出される。これにより、スクリ
ーン10上のカーソルやメニュー、文字や線画の入力な
どの各種操作を行うことができる。前述したように、6
4画素のセンサを使った場合でも、1000超の分解能
と十分な精度とが得られ、センサ、光学系ともに小型、
低コストな構成でよく、また、演算回路も非常に小規模
な構成とすることが可能な座標入力装置を得ることがで
きる。
【0095】また、センサを、エリアセンサとして構成
する場合は、分解能を2倍にするには、4倍の画素数と
演算データとが必要となるのに対して、リニアセンサと
して構成する場合には、X座標、Y座標各々2倍の画素
数にするだけで済む。従って、画素数を増やしてさらに
高分解能にすることも容易にできる。
【0096】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、指示具に発光素子を覆う脱着可能な透光性部材を設
ける構成とすることにより、座標入力時に発光素子自体
に影響を与えることなく、更に摩耗等で発光量の低下、
発光分布の変化により光照射に支障をきたす状態になっ
た場合、透光性部材を新規の部材に交換できるので、常
に良好な状態で発光することができ、長期にわたって安
定的な発光状態を維持し、高分解能で高性能な座標入力
装置を提供することができる。
【0097】更に、透光性部材において、照射光学特性
の異なる交換可能な透光性部材を複数備えることもでき
る。これにより、用途に応じて、最適な指示具の発光照
射機能を持たせることができる。
【0098】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0099】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0100】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0101】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0102】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0103】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
長期にわたって安定的な発光状態を維持し、高分解能で
高性能な座標入力を可能とする座標入力ペンを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の座標入力装置の概略構成を示す図
である。
【図2】本実施形態の指示具の詳細構成を示す図であ
る。
【図3】本実施形態の指示具の動作モードを示す図であ
る。
【図4】本実施形態のキャップの詳細構成を示す図であ
る。
【図5】本実施形態のキャップの他の詳細構成を示す図
である。
【図6】本実施形態のキャップの他の詳細構成を示す図
である。
【図7】本実施形態のキャップの他の詳細構成を示す図
である。
【図8】本実施形態の座標検出器の詳細構成を示す図で
ある。
【図9】本実施形態の制御信号の復元動作におけるタイ
ミングチャートである。
【図10】本実施形態のリニアセンサのスキム動作を説
明するための出力波形の一例を示す図である。
【図11】本実施形態のリニアセンサ20X、20Yの
配置関係を示す図である。
【図12】本実施形態のリニアセンサの詳細構成を示す
図である。
【図13】本実施形態のリニアセンサの出力波形の一例
を示す図である。
【図14】リニアセンサの出力を模式的に示す図であ
る。
【図15】本実施形態のリニアセンサの動作制御を示す
フローチャートである。
【図16】本実施形態の座標演算部における座標演算処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 座標検出器 2 座標検出センサ部 3 コントローラ 4 指示具 5 光スポット 6 受光素子 6a 集光レンズ 7 信号処理部 8 投射型表示装置 81 画像信号処理部 82 液晶パネル 83 ランプ 84 ミラー 85 コンデンサーレンズ 86 投影レンズ 20X、20Y リニアセンサ 21 センサアレイ 22 積分部 23 シフト部 24 蓄積部 25 リニアCCD 26 リングCCD 27 クリア部 28 スキム部 29 アンプ 31 センサ制御部 31A AD変換部 32 座標演算部 33 通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 克行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田中 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 究 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 金鋪 正明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B068 AA01 AA11 BC03 BD02 BD04 BD09 BD20 BD21 CC17 CC18 5B087 AA04 AB02 AE03 BC03 BC11 BC17 BC19 BC22 BC32 CC09 CC26 CC33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を座標入力画面の所定位置に照射して
    光スポットを生成し、前記光スポットに対応した座標を
    入力する座標入力ペンであって、 光を発光する発光手段と、 前記発光手段を覆い、当該座標入力ペンに対し脱着可能
    な透光性部材とを備えることを特徴とする座標入力ペ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記透光性部材は、PMMA(メタクリ
    ル樹脂)、AS(スチレン、アクリロニトリル共重合
    体)、PS(ポリスチレン)、PC(ポリカーボネー
    ト)、エポキシ樹脂の少なくともいずれかを含む透明樹
    脂材料で構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    座標入力ペン。
  3. 【請求項3】 前記透光性部材は、一定の厚みを有する
    略半球状のドーム形状であることを特徴とする請求項1
    に記載の座標入力ペン。
  4. 【請求項4】 前記透光性部材は、前記座標入力画面に
    拡散する凹レンズを有する透光性部材であることを特徴
    とする請求項1に記載の座標入力ペン
  5. 【請求項5】 前記透光性部材は、前記座標入力画面に
    集光するための凸レンズ特性を有する透光性部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の座標入力ペン。
  6. 【請求項6】 前記透光性部材は、前記座標入力画面に
    拡散する凹レンズを有する第1透光性部材と、 前記座標入力画面に集光するための凸レンズ特性を有す
    る第2透光性部材とを備え、 前記第1透光性部材は、略半球状のドーム形状であり、 前記第2透光性部材は、筒状形状であり、 前記発光手段に対して装着された前記第1透光性部材に
    対し、前記第2透光性部材が装着されることを特徴とす
    る請求項1に記載の座標入力ペン。
  7. 【請求項7】 前記透光性部材は、少なくとも前記座標
    入力画面に拡散する凹レンズを有する第1透光性部材
    と、前記座標入力画面に集光するための凸レンズ特性を
    有する第2透光性部材とを備え、 前記第1透光性部材と前記第2透光性部材でズームレン
    ズ機構を構成することを特徴とする請求項1に記載の座
    標入力ペン。
  8. 【請求項8】 前記透光性部材は、照射光学特性の異な
    る交換可能な複数の透光性部材で構成されることを特徴
    とす請求項1に記載の座標入力ペン。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013130978A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Sharp Corp 発光部を有する操作部材、および当該操作部材を具備する入力システム
JP2016091399A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 セイコーエプソン株式会社 電子ペン
JP2016529571A (ja) * 2013-04-24 2016-09-23 オブシェストヴォ ス オグラニチェンノイ オトヴェトストヴェンノスチユ“ラボラトリヤ エランディス” 偏光マーカーを使った非接触制御方法およびそれを実現するための複合体
CN107844014A (zh) * 2017-10-26 2018-03-27 周光义 一种便携式记录仪及其使用方法

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