JP2000347623A - エレクトロルミネセンス表示装置 - Google Patents

エレクトロルミネセンス表示装置

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JP2000347623A
JP2000347623A JP11219366A JP21936699A JP2000347623A JP 2000347623 A JP2000347623 A JP 2000347623A JP 11219366 A JP11219366 A JP 11219366A JP 21936699 A JP21936699 A JP 21936699A JP 2000347623 A JP2000347623 A JP 2000347623A
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Japan
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electroluminescent
transistors
driving
transistor
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JP11219366A
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Hiroshi Maeda
浩 前田
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程の簡素化を図りエレクトロルミネセ
ンス素子に流れる電流値の調整を簡単にし動作を安定さ
せたエレクトロルミネセンス表示装置の提供。 【解決手段】 このエレクトロルミネセンス表示装置1
は、1画素のエレクトロルミネセンス素子を複数画素分
配置して表示部を構成してなる。1画素分エレクトロル
ミネセンス素子30を駆動する駆動回路50は次のよう
に構成されている。すなわち、駆動退路50は、1画素
分のエレクトロルミネセンス素子30を駆動する複数の
駆動トランジスタQ1,Q2,Q3と、各駆動トランジ
スタQ1,Q2,Q3にそれぞれ直列接続され前記エレ
クトロルミネセンス素子への電流値を規制する抵抗R
1,R2,R3とからなる。前記各駆動トランジスタQ
1,Q2,Q3を選択して動作させることにより複数階
調の表示を可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1画素のエレクトロ
ルミネセンス素子を複数画素分配置して表示部を構成し
たエレクトロルミネセンス表示装置に係り、特に表示部
を構成する各1画素分のエレクトロルミネセンス素子が
複数の駆動トランジスタで選択的に駆動されるようにし
たことにより階調表示を可能としたエレクトロルミネセ
ンス表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレクトロルミネセンス表示装置
は、エレクトロルミネセンス素子からなる表示部と、当
該表示部を駆動する駆動回路とから構成されているもの
が知られている。
【0003】このエレクトロルミネセンス表示装置にお
ける表示部は、1画素のエレクトロルミネセンス素子を
複数画素分配置してなる。また、このエレクトロルミネ
センス表示装置における駆動回路は、例えば特開平8−
129359号公報に記載されているように、その表示
部を構成する各1画素分のエレクトロルミネセンス素子
を複数の駆動トランジスタで選択的に駆動できるように
したものである。さらに、駆動回路について具体的に説
明すると、複数の駆動トランジスタは並列接続されてい
る。これら並列接続した駆動トランジスタはエレクトロ
ルミネセンス素子に直列接続されており、さらに、これ
ら直列接続した回路が電源に接続されている。
【0004】そして、各駆動トランジスタは、それぞれ
相互コンダクタンスを異にしたもので構成されている。
各駆動トランジスタには、駆動電圧を保持するラッチ回
路が設けられている。これらラッチ回路は、選択トラン
ジスタに接続されており、この選択トランジスタから供
給されるアナログ駆動電圧を保持できるようになってい
る。
【0005】駆動トランジスタは、ラッチ回路に蓄積さ
れた駆動電圧にしたがった電流を流し、エレクトロルミ
ネセンス素子に流れる電流値を制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなエレクトロ
ルミネセンス表示装置であるため、駆動トランジスタの
特性(しきい値、移動度)がエレクトロルミネセンス素
子毎にばらついていると、画素毎のエレクトロルミネセ
ンス素子を流れる電流値にばらつきを生じ、画素によっ
て輝度がばらつくという問題点があった。
【0007】また、各駆動トランジスタの相互コンダク
タンスを個々に異ならせることは製造工程が複雑にな
り、好ましくないという問題もあった。
【0008】さらに、各駆動トランジスタのラッチ回路
にアナログ駆動電圧を与えることは、そのアナログ駆動
電圧を設定することについて細かい調整が必要となると
いう問題もあり、また、周囲温度や使用の状態により動
作状態が不安定になるという問題もあった。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述した問題点
を解決し、製造工程の簡素化を図り、かつ、エレクトロ
ルミネセンス素子に流れる電流値の調整を簡単にし、か
つ、動作を安定させたエレクトロルミネセンス表示装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るエレクトロルミネセンス表示装置は、
1画素分のエレクトロルミネセンス素子を複数画素分配
置して表示部を構成してなるエレクトロルミネセンス表
示装置において、1画素分のエレクトロルミネセンス素
子を駆動する複数の駆動トランジスタと、前記各駆動ト
ランジスタにそれぞれ直列接続され前記エレクトロルミ
ネセンス素子への電流値を規制する抵抗とを備え、前記
各駆動トランジスタを選択して動作させることにより複
数階調の表示を可能としたことを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明によれば、駆動トランジスタはデジ
タル動作するだけであってアナログ動作させないので動
作が安定しており、しかも、エレクトロルミネセンス素
子に流れる電流値を抵抗によって簡単に規制させること
ができるため調整が容易である。
【0012】本発明の他の形態では、前記各駆動トラン
ジスタは実質的に同一相互コンダクタンスを備え、前記
各抵抗は抵抗値がそれぞれ異なるものであることを特徴
としている。これにより、抵抗値の設定が容易なことか
ら電流値の設定を確実にできる。
【0013】また、前記各駆動トランジスタは、薄膜ト
ランジスタであって、ゲートの幅(W)と長さ(L)の
比(W/L)が等しいことを特徴とする。
【0014】また、前記各駆動トランジスタはほぼ同一
特性を持つことを特徴とする。これにより、各駆動トラ
ンジスタを製造する工程を同一化することができる。
【0015】また、前記各抵抗は、電流方向の長さが異
なることによりその抵抗値が異なることを特徴とする。
【0016】本発明の他の形態では、前記各駆動トラン
ジスタは、前記各駆動トランジスタのゲートが、コンデ
ンサを介して電源に接続している。
【0017】そして、前記各駆動トランジスタのゲート
に接続するコンデンサは、各駆動トランジスタのゲート
が延設された部分と、電源に接続する共通の電極との間
に形成されている。
【0018】また、他の形態において、前記各駆動トラ
ンジスタは、夫々選択トランジスタにより選択して動作
されることが好ましい。
【0019】本発明の他の形態では、前記各駆動トラン
ジスタを選択する選択トランジスタの電流方向が同一で
あることを特徴とする。
【0020】本発明の他の形態では、前記各駆動トラン
ジスタの電流方向が同一であることを特徴とする。
【0021】本発明の他の形態では、前記複数階調の表
示は、動作させる駆動トランジスタの組み合わせにより
行うことを特徴としている。
【0022】本発明の他の形態では、前記駆動トランジ
スタがポリシリコン薄膜トランジスタであることを特徴
としている。これにより、駆動トランジスタの占有面積
を縮小することができる。また、スイッチングスピード
を向上させることもできる。
【0023】本発明の他の形態では、前記エレクトロル
ミネセンス素子が有機エレクトロルミネセンス素子であ
ることを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明の実施の形態に係るエレク
トロルミネセンス表示装置を示す図である。この図1に
おいて、エレクトロルミネセンス表示装置1は、複数の
エレクトロルミネセンス素子によって構成される表示部
3と、この表示部3を駆動する駆動回路5とからなる。
このエレクトロルミネセンス表示装置1において、表示
部3は、1画素のエレクトロルミネセンス素子を複数画
素分配置して構成されている。この駆動回路5には、エ
レクトロルミネセンス素子を選択するとともに階調表示
をさせる選択信号St1,St2,・・・と、画像信号
Sg1,Sg2,・・・とが入力されている。
【0026】この選択信号St1,St2,・・・と画
像信号Sg1,Sg2,・・・との駆動信号によって各
画素のエレクトロルミネセンス素子が点灯/消灯し、ま
た、階調表示が可能になっている。
【0027】図2は、同エレクトロルミネセンス表示装
置の1画素分のエレクトロルミネセンス素子と駆動回路
を示す回路図である。この図2において、符号30は1
画素分のエレクトロルミネセンス素子であり、エレクト
ロルミネセンス素子30は、図2では、タイオードとし
て表示されている。このエレクトロルミネセンス素子3
0のカソードはアースに接続されている。また、エレク
トロルミネセンス素子30のアノードは、抵抗R1,R
2,R3の各一端に接続されている。
【0028】また、1画素分のエレクトロルミネセンス
素子30を駆動する駆動回路50は、次のように構成さ
れている。抵抗R1の他端はポリシリコン薄膜トランジ
スタ(駆動トランジスタ)Q1の一方の電極(ドレイ
ン)に、抵抗R2の他端は駆動トランジスタQ2の一方
の電極(ドレイン)に、抵抗R3の他端は駆動トランジ
スタQ3の一方の電極(ドレイン)に、それぞれ接続さ
れている。また、各駆動トランジスタQ1,Q2,Q3
の各他方の電極(ソース)は電源Vの正極に接続されて
いる。
【0029】駆動トランジスタQ1のゲートは、コンデ
ンサC1を介して電源Vの正極に接続されるとともに、
選択トランジスタQ4の一方の電極(ドレイン)に接続
されている。
【0030】駆動トランジスタQ2のゲートは、コンデ
ンサC2を介して電源Vの正極に接続されるとともに、
選択トランジスタQ5の一方の電極(ドレイン)に接続
されている。駆動トランジスタQ3のゲートは、コンデ
ンサC3を介して電源Vの正極に接続されるとともに、
選択トランジスタQ6の一方の電極(ドレイン)に接続
されている。
【0031】また、選択トランジスタQ4のゲートには
選択信号St1が、選択トランジスタQ5のゲートには
選択信号St2が、選択トランジスタQ6のゲートには
選択信号St3がそれぞれ供給されるようになってい
る。また、選択トランジスタQ4の他方の電極(ソー
ス)には画像信号Sg1が、選択トランジスタQ5の他
方の電極(ソース)には画像信号Sg2が、選択トラン
ジスタQ6の他方の電極(ソース)には画像信号Sg3
が、それぞれ供給されるようになっている。
【0032】このように上記駆動回路50は、1画素分
のエレクトロルミネセンス素子30を駆動する複数の駆
動トランジスタQ1,Q2,Q3と、前記各駆動トラン
ジスタQ1,Q2,Q3にそれぞれ直列接続され前記エ
レクトロルミネセンス素子30への電流値を規制する抵
抗R1,R2,R3とを備えたものである。選択トラン
ジスタQ4,Q5,Q6は、選択信号St1,St2,
St3、画像信号Sg1,Sg2,Sg3によって選択
されて動作し、前記各駆動トランジスタQ1,Q2,Q
3を作動させるようになっている。
【0033】また、上記各駆動トランジスタQ1,Q
2,Q3は、ほぼ同一特性、特にほぼ同一相互コンダク
タンスを備えたもので構成すればよい。すなわち、各駆
動トランジスタQ1,Q2,Q3は、薄膜トランジスタ
として製造するときに、ゲートの幅(W)とゲートの長
さ(L)との比(W/L)を等しくすることにより、相
互コンダクタンスをほぼ等しいものとする。また、前記
各抵抗R1,R2,R3は、抵抗値がそれぞれ異なるも
ので構成している。
【0034】このような構造のエレクトロルミネセンス
表示装置の1画素分の回路の動作を説明する。
【0035】選択信号St1,St2,St3が3つ同
時にオンになると、選択トランジスタQ4,Q5,Q6
が選択される。一方、当該選択信号に同期してハイ
(「H」)またはロー(「L」)のデジタル画像信号S
g1,Sg2,及び/又はSg3を選択トランジスタQ
4,Q5,Q6に供給すると、対応する選択トランジス
タを通じてコンデンサC1,コンデンサC2,及び/又
はコンデンサC3に電荷が蓄積され、「H」または
「L」が保持される。
【0036】そのコンデンサC1,コンデンサC2,及
び/又はコンデンサC3に保持された電圧により、駆動
トランジスタQ1,Q2,及び/又はQ3のゲートに電
圧がかかり、対応する駆動トランジスタはオン状態にな
る。そして、電源Vの正極から駆動トランジスタQ1,
Q2,及び/又はQ3を通り、抵抗R1,R2,及び/
又はR3を通ってエレクトロルミネセンス素子30に電
圧が供給されて、エレクトロルミネセンス素子30に電
流が流れる。この電流値は、抵抗R1,R2,及びR3
によって規制される。
【0037】そして、駆動回路50は駆動トランジスタ
Q1,Q2,Q3の3個を備えていることから、駆動ト
ランジスタQ1,Q2,Q3のオン状態を選択すること
により、オンさせる駆動トランジスタの組み合わせを2
(=8)通り形成することができる。これにより、2
(=8)通りの電流値をエレクトロルミネセンス素子
30に流すことができる。これにより、エレクトロルミ
ネセンス素子30を8通りの階調に発光させることがで
きる。
【0038】ここで、抵抗R1,R2,R3の値と、駆
動トランジスタQのオン抵抗をrとし、エレクトロルミ
ネセンス素子30は電流値に比例した輝度で点灯するも
のとすると、例えば、 (R1+r):(R2+r):(R3+r)=1:2:
4 となるように設定する。
【0039】したがって、駆動トランジスタQ1,Q
2,Q3をオンとする組み合わせを表1のようにするこ
とにより、エレクトロルミネセンス素子30に流す電流
を8段階に制御することができる。すなわち、エレクト
ロルミネセンス素子30を8階調の輝度で表示させるこ
とができる。
【0040】
【表1】 これら駆動トランジスタQ1,Q2,Q3を駆動する信
号は、画像信号Sg1,Sg2,Sg3により各画素に
供給される。
【0041】なお、以上の回路動作の説明は、選択信号
St1,St2,St3が3つ同時にオンになった場
合、即ち選択トランジスタQ4,Q5,Q6が同時に選
択された場合を取り上げたが、これに限らず、選択トラ
ンジスタQ4,Q5,Q6の選択時間をずらし、画像信
号Sg1,Sg2,Sg3との組み合わせのバリエーシ
ョンにより、種々の信号電圧の与え方も可能である。
【0042】次に、上記エレクトロルミネセンス表示装
置1の回路構成を基板上に実現するための素子構造につ
いて説明する。図3は、エレクトロルミネセンス表示装
置の1画素分の素子配置の一例を平面的に示した図であ
る。
【0043】図3に示されるように、エレクトロルミネ
センス表示装置1は全体として略長方形の平面形状を備
えている。このエレクトロルミネセンス表示装置1のう
ち図示右側の領域に、エレクトロルミネセンス素子から
なる逆L字状のEL領域が配されている。当該EL領域
の上面全体は、電極(陰極)に覆われている。
【0044】EL領域は、その下面全体を、ITOから
なる透明電極に覆われている。透明電極ITOは、アル
ミニウムの配線AL4を介してコンタクトホールh1〜
h3に接続され、抵抗R1,R2,R3の各一端に接続
されている。これらの抵抗はポリシリコンからなり、抵
抗の電流方向の長さを各抵抗間で異なるようにして、抵
抗値が異なるようになっている。具体的には、抵抗R3
が最も長く、抵抗R2がこれに次ぎ、抵抗R1が最も短
くなっている。これらの抵抗は、エレクトロルミネセン
ス表示装置1のうち図示中央部上半分の領域に配され、
抵抗R3は最も外側に、抵抗R2はその次に、R1は最
も内側に配されている。
【0045】抵抗R1,R2,R3の各他端は、コンタ
クトホールh4〜h6を介してアルミ配線AL1〜AL
3に接続され、それぞれコンタクトホールh7〜h9を
介して、駆動トランジスタQ1,Q2,Q3の各一端
(ドレイン)に接続されている。各駆動トランジスタ
は、ソース及びドレイン領域をポリシリコンで形成した
ポリシリコン薄膜トランジスタである。3つの抵抗R
1,R2,R3の長さが異なっているので、駆動トラン
ジスタQ1,Q2,Q3は図示左右方向に互いにずれた
位置に配されている。そして、いずれも同一の電流方
向、即ちトランジスタ内でキャリアの流れる方向が同一
となるように配されている。
【0046】駆動トランジスタQ1,Q2,Q3の各他
方の電極(ソース)は、コンタクトホールh9〜h12
を介して各トランジスタに共通のアルミニウム電極(陽
極AL5)に接続されている。更に、駆動トランジスタ
Q1,Q2,Q3の各ゲートg1,g2,g3は、上記
共通のアルミニウム電極AL5との間に、それぞれ容量
C1,C2,C3を形成している。駆動トランジスタQ
1,Q2,Q3の各ゲートg1,g2,g3は、更に、
コンタクトホールh13〜h15及びコンタクトホール
h16〜h18を介してそれぞれ選択トランジスタQ
4,Q5,Q6の各一端(ドレイン)に接続されてい
る。ここで、駆動トランジスタQ1,Q2,Q3が図示
左右方向に互いにずれた位置にあるため、各駆動トラン
ジスタのゲートから選択トランジスタQ4,Q5,Q6
のドレインに対する接続線は、そのまま直線的に図示下
方に伸ばすだけで、互いに重なることなく各選択トラン
ジスタに接続することができる。
【0047】選択トランジスタQ4,Q5,Q6の各他
端(ソース)は、それぞれコンタクトホールh19〜h
21を介して画像信号Sg1,Sg2,Sg3の信号線
に接続される。選択トランジスタQ4,Q5,Q6の各
ゲートは、それぞれ選択信号St1,St2,St3を
供給する各走査線に接続される。
【0048】図4は、図3のA−A’線断面図である。
ガラス基板41上には、例えばSiOからなる下地酸
化膜42が積層される。
【0049】その上には、ポリシリコン領域43が形成
され、当該領域の図示左側の部分は駆動トランジスタQ
3のソース及びドレインを構成し、図示右側の部分は電
流制御のための抵抗R3を構成する。
【0050】下地酸化膜42及びポリシリコン領域43
の上には、絶縁膜の層44が形成されている。この絶縁
膜の上には駆動トランジスタQ3のゲート端子g3が配
され、更にその上にも、当該ゲート端子g3を包み込む
ように絶縁膜45が形成されている。
【0051】また、絶縁膜44及び45は一部がエッチ
ングされ、その上に、アルミ配線AL4、アルミ配線A
L3及びアルミ電極AL5を構成するアルミ層46が形
成される。その上面を絶縁膜47が覆い、さらにその上
面には、ITOでなる透明電極が、抵抗R3を構成する
ポリシリコン領域43と、アルミ層46を通じて接続し
つつ、上記駆動トランジスタQ3や抵抗R3と重ならな
いように図示右側の領域に延在する。この透明電極IT
Oの上面に、エレクトロルミネセンス素子EL及び絶縁
膜48が積層されている。このエレクトロルミネセンス
素子及び絶縁膜48の上面全体にわたって、陰極の層4
9が形成されている。
【0052】なお、この実施例では、抵抗R3と駆動ト
ランジスタQ3のドレインとの接続部は、それぞれの端
部に別個のコンタクトホールh6及びh9を設け、これ
らコンタクトホール間をアルミニウム配線AL3で接続
している。これに対する変形例として、コンタクトホー
ルh6、h9、アルミニウム配線AL3を設けることな
く、抵抗R3が直接駆動トランジスタQ3のドレインに
接続されるようにポリシリコン層43がつながれた設計
とすることもできる。抵抗R2と駆動トランジスタQ
2、抵抗R1と駆動トランジスタQ1の接続部も、同様
にポリシリコン層を直接つなげることができる。これに
より、駆動回路のスペースを節減することができる。
【0053】本発明の実施の形態によれば、次のような
利点がある。
【0054】(1)各駆動トランジスタQ1,Q2,Q
3はデジタル動作するだけであってアナログ動作させな
いので動作が安定している。
【0055】(2)エレクトロルミネセンス素子に流れ
る電流値は抵抗によって簡単に規制させることができる
ため調整が容易である。
【0056】(3)前記各駆動トランジスタはほぼ同一
特性を持つもので構成したので、駆動トランジスタを製
造する工程が同一の製造工程ですむ。
【0057】(4)前記駆動トランジスタはポリシリコ
ン薄膜トランジスタで構成したので、占有面積が少なく
て済み、駆動回路全体を小型化することができる。ま
た、スイッチングスピードを向上させることもできる。
【0058】なお、上記回路の説明は、1画素分のエレ
クトロルミネセンス素子30について説明したが、表示
部を構成する他のエレクトロルミネセンス素子について
も全く同様に動作する。
【0059】また、上記実施の形態では、エレクトロル
ミネセンス素子は電流値に比例して輝度が変化するもの
として説明したが、もちろん、輝度が電流値に比例しな
いものがあり、この場合には、輝度の階調が表れるよう
に電流設定すればよい。
【0060】さらに、上記実施の形態では、駆動トラン
ジスタQ1,Q2,Q3の3個で構成したが、階調数が
少なくてよければ2つの駆動トランジスタで構成しても
よいし、さらに多くの階調を得たい場合には駆動トラン
ジスタを4つ以上で構成すればよい。
【0061】上記実施の形態では、エレクトロルミネッ
センス素子として、例えば、有機エレクトロルミネッセ
ンス素子を用いることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、各駆動トランジスタQ
1,Q2,Q3はデジタル動作するだけであってアナロ
グ動作させないので動作が安定しており、また、エレク
トロルミネセンス素子に流れる電流値は抵抗によって簡
単に規制させることができるため調整が容易であり、さ
らに、前記各駆動トランジスタはほぼ同一特性を持つも
ので構成したので、駆動トランジスタを製造する工程が
同一の製造工程ですむという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるエレクトロルミネセ
ンス表示装置を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態によるエレクトロルミネセンス表
示装置の1画素分のエレクトロルミネセンス素子と駆動
回路とを示す回路図である。
【図3】上記エレクトロルミネセンス表示装置の1画素
分の素子配置の一例を平面的に示した図である。
【図4】図3のA−A’線断面図である。
【符号の説明】
1 エレクトロルミネセンス表示装置 3 表示部 5 駆動回路 30 1画素分のエレクトロルミネセンス素子 50 1画素分の駆動回路 Q1,Q2,Q3 駆動トランジスタ Q4,Q5,Q6 選択トランジスタ R1,R2,R3 抵抗

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画素分のエレクトロルミネセンス素子
    を複数画素分配置して表示部を構成してなるエレクトロ
    ルミネセンス表示装置において、 1画素分のエレクトロルミネセンス素子を駆動する複数
    の駆動トランジスタと、 前記各駆動トランジスタにそれぞれ直列接続され前記エ
    レクトロルミネセンス素子への電流値を規制する抵抗と
    を備え、 前記各駆動トランジスタを選択して動作させることによ
    り複数階調の表示を可能としたことを特徴とするエレク
    トロルミネセンス表示装置。
  2. 【請求項2】 前記各駆動トランジスタは実質的に同一
    相互コンダクタンスを備え、前記各抵抗は抵抗値がそれ
    ぞれ異なるものであることを特徴とする請求項1記載の
    エレクトロルミネセンス表示装置。
  3. 【請求項3】 前記各駆動トランジスタは、薄膜トラン
    ジスタであって、ゲートの幅(W)と長さ(L)の比
    (W/L)が等しいことを特徴とする請求項3記載のエ
    レクトロルミネセンス表示装置。
  4. 【請求項4】 前記各駆動トランジスタはほぼ同一特性
    を持つことを特徴とする請求項1記載のエレクトロルミ
    ネセンス表示装置。
  5. 【請求項5】 前記各抵抗は、電流方向の長さが異なる
    ことによりその抵抗値が異なることを特徴とする請求項
    2記載のエレクトロルミネセンス表示装置。
  6. 【請求項6】 前記各駆動トランジスタのゲートは、コ
    ンデンサを介して電源に接続していることを特徴とする
    請求項1記載のエレクトロルミネセンス表示装置。
  7. 【請求項7】 前記各駆動トランジスタのゲートに接続
    するコンデンサは、各駆動トランジスタのゲートが延設
    された部分と、共通の電極から形成されていることを特
    徴とする請求項6記載のエレクトロルミネセンス表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記各駆動トランジスタは、夫々選択ト
    ランジスタにより選択して動作されることを特徴とする
    請求項1記載のエレクトロルミネセンス表示装置。
  9. 【請求項9】 前記各駆動トランジスタを選択する選択
    トランジスタの電流方向が同一であることを特徴とする
    請求項8記載のエレクトロルミネセンス表示装置。
  10. 【請求項10】 前記各駆動トランジスタの電流方向が
    同一であることを特徴とする請求項1記載のエレクトロ
    ルミネセンス表示装置。
  11. 【請求項11】 前記複数階調の表示は、動作させる駆
    動トランジスタの組み合わせにより行うことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載のエレ
    クトロルミネセンス表示装置。
  12. 【請求項12】 前記駆動トランジスタがポリシリコン
    薄膜トランジスタであることを特徴とする請求項1乃至
    請求項11のいずれか一項に記載のエレクトロルミネセ
    ンス表示装置。
  13. 【請求項13】 前記エレクトロルミネセンス素子が有
    機エレクトロルミネセンス素子であることを特徴とする
    請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のエレク
    トロルミネセンス表示装置。
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