JP2000346631A - 孔径測定装置 - Google Patents

孔径測定装置

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JP2000346631A
JP2000346631A JP11155271A JP15527199A JP2000346631A JP 2000346631 A JP2000346631 A JP 2000346631A JP 11155271 A JP11155271 A JP 11155271A JP 15527199 A JP15527199 A JP 15527199A JP 2000346631 A JP2000346631 A JP 2000346631A
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JP
Japan
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pressure
mercury
hole
fluid
reservoir
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JP11155271A
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English (en)
Inventor
Yoichi Terai
洋一 寺井
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 孔径の異なる孔を有する部材の各孔の孔径を
測定する。 【解決手段】 非圧縮性の流体を収容したリザーバを具
備する。径の異なる孔を有する部材をリザーバ内の流体
内に配置した時にリザーバ内の流体の圧力を変化させ、
リザーバ内の流体量が変化した時に検出された流体圧に
基づいて部材の孔の径を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は孔径測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば内燃機関の燃料噴射弁の噴射孔の
孔径を測定するための装置が実開昭63−150078
号公報に開示されている。ここでは圧縮された気体を噴
射孔に送り、噴射孔を通って流れる気体の量に基づいて
噴射孔の孔径を測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
孔径測定装置では部材が径の異なる孔を有する場合には
これら孔のそれぞれの径を測定することはできない。そ
の理由は上記孔径測定装置では孔を通る気体量に基づい
て孔の径を測定するので部材が孔径の異なる孔を有する
場合にはこれら全ての孔を通るトータルの気体量しか検
出されず、したがって各孔を通る気体量を検出できない
ことにある。
【0004】そこで上記課題に鑑み本発明の目的は径の
異なる孔を有する部材の各孔の径を測定することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に一番目の発明によれば非圧縮性の流体を収容したリザ
ーバと、該リザーバ内の流体の圧力を変化させるための
圧力変化手段と、該リザーバ内の流体の圧力を検出する
ための流体圧検出手段と、該リザーバ内の流体の量を検
出するための流体量検出手段とを具備し、径の異なる孔
を有する部材を前記リザーバ内の流体内に配置した時に
前記圧力変化手段により前記リザーバ内の流体の圧力を
変化させ、前記流体量検出手段により前記リザーバ内の
流体量が変化した時に前記流体圧検出手段により検出さ
れた流体圧に基づいて前記部材の孔の径を測定する。
【0006】二番目の発明によれば一番目の発明におい
て前記圧力変化手段は前記リザーバ内の流体を加圧し、
前記リザーバ内の流体量が変化した時に検出された流体
圧が高いほど測定される孔の径が小さい。三番目の発明
によれば一番目の発明において前記部材が内燃機関の燃
料噴射弁であり、前記孔が該燃料噴射弁の噴射孔であ
る。
【0007】 〔発明の詳細な説明〕以下、図面を参照して本発明の孔
径測定装置を説明する。図1は本発明の孔径測定装置1
を示している。孔径測定装置1は孔径を測定するために
用いられる液体Lを収容し貯留するためのリザーバ2を
具備する。リザーバ2はその内部に液体を流入させるた
めの流入口3を有する。本発明において孔径を測定する
ために用いられる液体は表面張力が高く、粘性が比較的
低く、加圧された時に圧縮されない非圧縮性を有する必
要があり、本実施例における液体は水銀である。しかし
ながら水銀と同様の特性を有するならば他の流体を用い
てもよい。
【0008】また孔径測定装置1は水銀Lを貯めておく
ための水銀槽4を有する。水銀槽4は液体入口5と液体
出口6とを有する。液体出口6はリザーバ2の流入口3
に接続される。また液体入口5は液体加圧管7が接続さ
れている。液体加圧管7にはリザーバ3内の水銀Lを加
圧するための加圧器8が接続される。加圧器8は液体加
圧管7内に挿入される加圧棒9を有する。加圧器8はこ
の加圧棒9を液体加圧管7内で移動させることによりリ
ザーバ2内の水銀を加圧する。
【0009】また本実施例では水銀槽4には圧力センサ
10が取り付けられる。圧力センサ10は水銀槽4内の
水銀の圧力、したがってリザーバ2内の水銀の圧力を検
出する。また本実施例の孔径測定装置1は加圧管7内に
おける加圧棒9の移動量を検出するための移動量センサ
11を有する。これら圧力センサ10および移動量セン
サ11は電子制御装置(ECU)12に接続される。
【0010】次に本発明の孔径測定方法を説明する。本
実施例では燃料噴射弁の先端ノズルの噴射孔(以下、
孔)の径を測定する。先端ノズルは図2〜図4に詳細に
示されている。図2は先端ノズル13の断面図である。
先端ノズル13は複数の孔から構成される孔群14を有
する。図3および図4を参照すると孔群14は三つの対
の孔14a,14b,14cから構成される。対となっ
た孔14a,14b,14cはそれぞれ先端ノズル13
の軸線Aに関して点対称に形成される。対となった孔1
4a,14b,14cの孔径da,db,dcは各対ご
とに異なる。すなわち先端ノズル13の軸線Aに最も近
く形成された孔(以下、第一孔)14aの径daは軸線
Aに関して第一孔14aの直ぐ外側に形成された対とな
った孔(以下、第二孔)14bの径dbより小さい。ま
た軸線Aに関して第二孔14bの直ぐ外側に形成された
孔(以下、第三孔)14cの径dcは第二孔14bの径
dbより大きい。
【0011】本実施例の孔径測定方法では初めに上述し
たような孔群14を有する先端ノズル13を図1に示し
たようにリザーバ2内に配置する。すなわち先端ノズル
13はリザーバ2内の水銀中に浸されている。この時に
おいてリザーバ2の内部空間は先端ノズル13自体が占
めている空間および先端ノズル13の孔14a,14
b,14c内の空間を除いて水銀Lにより完全に満たさ
れている。
【0012】次いで加圧器8によりリザーバ2内の水銀
Lを予め定められた割合で徐々に加圧する。そしてリザ
ーバ2内の水銀Lを加圧している間、圧力センサ10と
移動量センサ11とによりリザーバ2内の圧力と、加圧
棒9の移動量とを監視し続ける。なお加圧棒9の移動量
はリザーバ2内の水銀量の変化量を代表する値である。
【0013】ここで本発明の孔径測定方法の基礎となる
原理を説明する。上述したように先端ノズル13をリザ
ーバ2内に配置し、リザーバ2内の水銀Lを加圧してい
ない時には水銀は先端ノズル13の孔14a,14b,
14c内には流入していない。これは水銀の表面張力が
大きく、各孔14a,14b,14cの径da,db,
dcが比較的小さいからである。次にリザーバ2内の水
銀を徐々に加圧すると水銀の圧力が或る値になった時に
水銀が孔14a,14b,14c内に流入する。このよ
うに水銀が孔内に流入する時の水銀の圧力は孔径によっ
て異なり、孔径に反比例する。すなわち水銀が孔内に流
入する時の水銀の圧力は孔径が大きいほど低い。したが
って孔内に水銀が流入した時の水銀の圧力に基づいて孔
径を測定することができる。なお孔内に水銀が流入する
を結果としてリザーバ2内の水銀量が増大することから
本実施例では移動量センサ11により加圧棒9の移動が
検出された時を水銀が孔内に流入した時と判断する。
【0014】上記原理により本実施例においてリザーバ
2内の水銀を徐々に増大した時の圧力センサ10により
検出される水銀圧Pと移動量センサ11により検出され
るリザーバ2内の水銀量の変化量ΔVとの関係は図5に
示したようになる。すなわち水銀圧Pが或る圧力PcL
になった時に加圧棒9の移動、したがってリザーバ2内
の水銀量の変化が検出される。次いで水銀圧Pが上記圧
力PcLより僅かばかり高い或る圧力PcHになった時
にリザーバ2内の水銀量の変化が検出される。ここで本
実施例ではリザーバ2内の水銀量が変化する時のこれら
圧力PcLとPcHとの平均の圧力Pcを孔内に水銀が
流入した時の水銀圧とする。
【0015】本実施例では孔内に水銀が流入した時の水
銀圧(以下、水銀流入圧)Pと孔径dとの関係が図6に
示したようにマップの形で電子制御装置12に予め記憶
されている。したがってこのマップに基づいて水銀流入
圧Pcに基づいて第三孔14cの径dcが算出される。
さらにリザーバ2内の水銀圧Pを増大すると水銀流入圧
Pcより高い圧力Pbにおいてリザーバ2内の水銀量の
変化が検出され、さらにこの時の圧力Pbより高い圧力
Paにおいてリザーバ2内の水銀量の変化が検出され
る。そしてこれら圧力Pb,Paに基づいて第二孔14
bと第一孔14aとの径db,daが算出される。
【0016】このように本発明によれば異なる孔径を容
易に測定することができる。また本実施例では追加的に
各孔の容積、そして各孔の長さを測定することもでき
る。すなわち各水銀流入圧Pa,Pb,Pcに対応する
リザーバ2内の水銀量の変化量は各孔の容積であり、こ
の容積と各孔の径とを用いれば各孔の長さを測定するこ
ともできる。
【0017】なお上記実施例ではリザーバ内の水銀の圧
力を増大させているが、初めに先端ノズルの孔内に水銀
を流入させておき、次いでリザーバ内の水銀の圧力を減
少させ、リザーバ内の水銀量が変化した時の水銀圧に基
づいて孔径を測定することもできる。
【0018】
【発明の効果】一番目から三番目の発明によればリザー
バ内の流体の圧力を変化させ、リザーバ内の流体量が変
化した時の流体圧に基づいて孔径が測定される。すなわ
ちリザーバ内の流体圧を変化させると孔内への流体の流
入または孔内からの流体の流出によりリザーバ内の流体
量が変化する。このように流体が孔内に流入する時の流
体圧力または孔内から流出する時の流体圧力は孔の径に
固有の値である。したがって流体が孔内に流入する時の
流体圧力または孔内から流出する時の流体圧力に基づい
て孔径の異なる複数の孔を有する部材の各孔の孔径を測
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の孔径測定装置を示す図である。
【図2】孔径を測定されるべき先端ノズルの断面図であ
る。
【図3】図2の先端ノズルの先端部の拡大図である。
【図4】図3の線IV−IVに沿った図である。
【図5】水銀圧力とリザーバ内水銀量の変化量との関係
を示す図である。
【図6】水銀圧力と孔径との関係を示す図である。
【図7】リザーバ内水銀量の変化量と孔容積との関係を
示す図である。
【符号の説明】
1…孔径測定装置 2…リザーバ 8…加圧器 10…圧力センサ 11…移動量センサ 14a,14b,14c…孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非圧縮性の流体を収容したリザーバと、
    該リザーバ内の流体の圧力を変化させるための圧力変化
    手段と、該リザーバ内の流体の圧力を検出するための流
    体圧検出手段と、該リザーバ内の流体の量を検出するた
    めの流体量検出手段とを具備し、径の異なる孔を有する
    部材を前記リザーバ内の流体内に配置した時に前記圧力
    変化手段により前記リザーバ内の流体の圧力を変化さ
    せ、前記流体量検出手段により前記リザーバ内の流体量
    が変化した時に前記流体圧検出手段により検出された流
    体圧に基づいて前記部材の孔の径を測定する孔径測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記圧力変化手段は前記リザーバ内の流
    体を加圧し、前記リザーバ内の流体量が変化した時に検
    出された流体圧が高いほど測定される孔の径が小さい請
    求項1に記載の孔径測定装置。
  3. 【請求項3】 前記部材が内燃機関の燃料噴射弁であ
    り、前記孔が該燃料噴射弁の噴射孔である請求項1に記
    載の孔径測定装置。
JP11155271A 1999-06-02 1999-06-02 孔径測定装置 Pending JP2000346631A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101283276B1 (ko) 2011-11-18 2013-07-11 주식회사 현대케피코 차량용 lpi 인젝터 시험 장치
CN103697791A (zh) * 2013-12-05 2014-04-02 中国航空工业集团公司沈阳发动机设计研究所 一种发动机喷管直径测具
CN107061095A (zh) * 2017-06-01 2017-08-18 哈尔滨工程大学 一种复合式喷油器喷油规律测量装置及测量方法
CN114485493B (zh) * 2022-01-25 2024-03-08 洛阳优付电子科技有限公司 一种深管类零件用的管径测量装置及测量方法

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