JP2000339933A - 記録媒体再生システム - Google Patents

記録媒体再生システム

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JP2000339933A
JP2000339933A JP11153147A JP15314799A JP2000339933A JP 2000339933 A JP2000339933 A JP 2000339933A JP 11153147 A JP11153147 A JP 11153147A JP 15314799 A JP15314799 A JP 15314799A JP 2000339933 A JP2000339933 A JP 2000339933A
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angle
video signal
display
recording medium
screen
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JP11153147A
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Ryosuke Goto
亮介 後藤
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で所望アングルの選択を容易に行
えるようにする。 【解決手段】 所望タイトルが選択されると、システム
コントロール部7Aはディスク再生部2を制御し、DVD1か
ら所望タイトルのディジタルビデオ信号を再生させ、D/
A 変換後モニタディスプレイ4Aに入力させて大画面表示
させる。アングル数iのマルチアングルの区間に入ると
ディスク再生部2を制御し、各アングルを順次切り換え
再生させ、多重ビデオ信号生成部10を制御してメモリ12
-1〜12-iにアングル別に数秒分ずつディジタルビデオ信
号を書き込ませ、またメモリ12-1〜12-iの内、書き込み
済及び書き込み中のディジタルビデオ信号を同時読み出
させし、各々、D/A 変換後多重してモニタディスプレイ
4Aに出力させ、分割画面にアングル別の映像を同時表示
させる。所望アングルが選択されると、ディスク再生部
2を制御し、所望アングルを再生させ、モニタディスプ
レイ4Aに大画面表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体再生システ
ムに係り、とくに、DVDなどで同じ映像シーンを対象
にして全景、女優、男優等、複数のアングルのビデオ信
号が記録された記録媒体から、所望のアングルを選択し
て再生させる場合に好適な記録媒体再生システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】DVDの規格では、或る1つのタイトル
の一部の映像シーンをアングルの異なる複数のカメラで
同時に撮影して多重記録しておき、ユーザが選択した所
望アングルを択一的に再生可能とするマルチアングル機
能が許容されている。このマルチアングルで記録された
或るタイトルを再生させたときにDVDから読み取られ
るビデオストリームは、図18に示す如く、シングルア
ングルの区間はメインビデオストリームだけであるが、
マルチアングルの区間は複数(DVDの場合、最大で9
つ)のアングルストリーム#1、#2、・・、#n(n
は最大で9)が多重されており、ユーザが選択したアン
グルkに対応するアングルストリーム#kを抽出し、デ
コードすることで所望アングルのディジタルビデオ信号
が得られるようになっている。
【0003】図19はマルチアングル対応DVD再生シ
ステムの構成を示すブロック図である。1は少なくとも
1つのタイトルにつきマルチアングルのビデオ信号が記
録されているDVD、2はディスク再生部であり、DV
D1の記録信号を光ピックアップにより検出し、RF信
号の再生、2値化、8−16復調、誤り検出/訂正、デ
ィインタリーブ等の処理を施しデータストリームを形成
したり、再生位置情報を抽出したりする。そして、デー
タストリームから所望のビデオストリームを抽出してデ
コードし、NTSC方式のディジタルビデオ信号を形成
して出力する。また、ディスク再生部2はデータストリ
ームやビデオストリームから各種再生制御情報を抽出す
る機能も有する。3はディジタルビデオ信号をD/A変
換しアナログビデオ信号を生成するD/A変換部、4は
アナログビデオ信号を入力して映像表示を行うモニタデ
ィスプレイである。
【0004】5はタイトル選択操作、アングル選択操作
等を行う操作部、6はマルチアングル区間を含むタイト
ルを再生中であることをマルチアングルマーク(図19
中の符号MA参照)の連続点灯で表示したり、マルチア
ングル部分の映像シーンの再生中であることをマルチア
ングルマークの点滅で表示する表示部、7はシステムの
全体的な制御を司るマイコン構成のシステムコントロー
ル部であり、DVD1がセットに装填されると、ディス
ク再生部2を制御してメニュー部分のディジタルビデオ
信号を再生して出力させ、モニタディスプレイ4の画面
にメニュー画像を表示させる。そして、ビデオマネージ
ャ情報等の各種再生制御情報を抽出させて入力し、ユー
ザが操作部5で所望タイトルの選択操作をすると、再生
制御情報を参照してディスク再生部2を制御し、所望タ
イトルの記録位置をサーチさせたあと、再生を開始させ
る。再生中、システムコントロール部7はディスク再生
部2がデータストリーム等から抽出した再生制御情報を
入力し、内蔵メモリに記憶する。
【0005】システムコントロール部7は、再生制御情
報から再生中のタイトルがマルチアングル区間を含むこ
とが判った場合、表示部6を制御してマルチアングルマ
ークMAの連続表示させ、マルチアングル区間に入った
所でマルチアングルマークMAの点滅表示をさせ、ユー
ザにマルチアングル区間であることを告知する。そし
て、マルチアングルマークMAの点滅中に操作部5で順
に各アングルの選択操作をすると、システムコントロー
ル部7はディスク再生部2を制御し、選択されたアング
ルストリームを抽出してデコード出力させる。これによ
り、画面には全景、女優中心、男優中心など、ユーザの
選択したアングルの映像が映るので、好みのアングルに
替わった所で選択操作を止めれば良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数のアング
ルの中から所望のアングルを決定するためには、各アン
グルの映像を画面に順に切り換え表示させて比較検討す
る必要が有るが、切り換え操作が面倒であるとともにア
ングルが多数存在するとき、最後の方のアングルの映像
を表示させたときには最初の方に表示させたアングルの
映像が判らなくなってしまうので、所望アングルを的確
に選択することが難しいという問題があった。これを解
決するためアングルストリームをデコードするデコーダ
をアングル数分だけ設けておき、各デコーダで複数のア
ングルストリームを個別にデコードし、1画面分に合成
して表示する方法が考えられるが、構成上の負担が大き
い。本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、簡単な構
成で所望アングルの選択を容易に行える記録媒体再生シ
ステムを提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
記録媒体再生システムでは、マルチアングルのビデオ信
号がディジタル記録された記録媒体から記録信号を検出
し、ビデオ信号を再生する記録媒体再生手段と、アング
ル別に各々、所定量ずつビデオ信号を記憶可能な記憶手
段と、画面分割表示と大画面表示が可能で、画面分割表
示用の所定の多重ビデオ信号を入力して画面分割表示し
たり、通常のビデオ信号を入力して大画面表示したりす
る表示手段と、ユーザが所望アングルの選択操作をする
選択操作手段と、映像シーンの再生位置を監視し、マル
チアングルの区間に入るまでは記録媒体再生手段から出
力されたビデオ信号に基づき表示手段に大画面表示さ
せ、マルチアングルの区間に入ったとき、記録媒体再生
手段を制御して順に各アングルの切り換え再生を行わ
せ、再生された各アングルのビデオ信号をアングル別に
或る量ずつ記憶手段に記憶させていくとともに、記憶手
段に記憶された各アングルのビデオ信号を同時読み出し
し、画面分割表示用に多重した所定の多重ビデオ信号に
変換して表示手段に出力し、画面分割表示させ、選択手
段で所望アングルが選択されると、記録媒体再生手段を
制御して所望アングルのビデオ信号の再生を行わせ、該
ビデオ信号に基づき表示手段に大画面表示させる表示制
御手段と、を備えたことを特徴としている。請求項1記
載のシステムによれば、マルチアングルの区間に入るま
では記録媒体再生手段から出力されたビデオ信号に基づ
き表示手段に大画面表示させ、マルチアングルの区間に
入ったとき、記録媒体再生手段に順に各アングルの切り
換え再生を行わせ、再生された各アングルのビデオ信号
をアングル別に或る量ずつ記憶手段に記憶させていくと
ともに、記憶手段に記憶された各アングルのビデオ信号
を同時読み出しし、画面分割表示用に多重した所定の多
重ビデオ信号に変換して表示手段に出力し、画面分割表
示させる。そして、選択手段で所望アングルが選択され
ると、記録媒体再生手段に所望アングルのビデオ信号の
再生を行わせ、該ビデオ信号に基づき表示手段に大画面
表示させる。これにより、とくに複数のデコーダを設け
なくても比較的簡単な構成で、マルチアングル区間に入
ったときに自動的に各アングルの映像を分割画面に同時
表示させ、所望アングルを簡単な操作で的確に選択可能
とでき、また、ユーザによる所望アングルの選択操作に
従い、該当するアングルの映像を表示させることができ
る。なお、請求項1記載の記録媒体再生システムにおい
て、記憶手段は或るアングルのビデオ信号の書き込み中
に平行して同じアングルのビデオ信号を読み出し可能と
すれば、マルチアングル区間に入り、各アングルのビデ
オ信号をアングル別に或る量ずつ記憶手段に記憶させて
いく際に、或るアングルのビデオ信号の書き込みが完了
する前でも当該或るアングルのビデオ信号の内、既に記
憶手段に記憶された部分を読み出し、分割画面に表示さ
せることができるので、ユーザはいち早く各アングルの
映像を知ることができる。本発明の請求項2記載では請
求項1記載の記録媒体再生システムにおいて、表示制御
手段は、マルチアングルの区間に入り、記録媒体再生手
段を制御して順に各アングルの切り換え再生を行わせる
際、同じ映像シーンを再生させるようにしたこと、を特
徴としている。請求項2記載のシステムによれば、分割
画面に同時表示されるアングル別の映像は同じシーンな
ので、所望アングルを選択するための比較検討がし易く
なる。本発明の請求項3記載では請求項1記載の記録媒
体再生システムにおいて、表示制御手段は、マルチアン
グルの区間に入ってから選択手段で所望アングルが選択
されると、記録媒体再生手段を制御してマルチアングル
区間の先頭から所望アングルのビデオ信号の再生を行わ
せるようにしたこと、を特徴としている。請求項3記載
のシステムによれば、所望アングルの映像を見落としな
く楽しむことができる。本発明の請求項4記載の記録媒
体再生システムでは、マルチアングルのビデオ信号がデ
ィジタル記録された記録媒体から記録信号を検出し、ビ
デオ信号を再生する記録媒体再生手段と、アングル別に
所定量のビデオ信号を記憶可能な記憶手段と、画面分割
表示と大画面表示が可能で、画面分割表示用の所定の多
重ビデオ信号を入力して画面分割表示したり、通常のビ
デオ信号を入力して大画面表示したりする表示手段と、
ユーザが所望アングルの選択操作をする選択操作手段
と、映像シーンの再生位置を監視し、マルチアングルの
区間に入るまでは記録媒体再生手段から出力されたビデ
オ信号に基づき表示手段に大画面表示させ、マルチアン
グルの区間に入ったとき、記録媒体再生手段を制御して
順に各アングルの切り換え再生を行わせ、再生された各
アングルのビデオ信号をアングル別に所定量ずつ記憶手
段に記憶させていくとともに、全てのアングルについて
記憶手段への記憶が終わるまでは、記憶手段に既に記憶
済のアングルについて各アングルのビデオ信号を同時読
み出しし、記録媒体再生手段で再生中のアングルのビデ
オ信号と一緒に画面分割表示用に多重した所定の多重ビ
デオ信号に変換して表示手段に出力し、画面分割表示さ
せ、全てのアングルについて記憶手段への記憶が終わっ
たあとは、記憶手段に記憶された各アングルのビデオ信
号を同時読み出しし、画面分割表示用に多重した所定の
多重ビデオ信号に変換して表示手段に出力し、画面分割
表示させ、選択手段で所望アングルが選択されると、記
録媒体再生手段を制御して所望アングルのビデオ信号の
再生を行わせ、該ビデオ信号に基づき表示手段に大画面
表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。請求項4記載のシステムによれば、マルチアング
ルの区間に入るまでは記録媒体再生手段から出力された
ビデオ信号に基づき表示手段に大画面表示させ、マルチ
アングルの区間に入ったとき、記録媒体再生手段に順に
各アングルの切り換え再生を行わせ、再生された各アン
グルのビデオ信号をアングル別に所定量ずつ記憶手段に
記憶させていくとともに、全てのアングルについて記憶
手段への記憶が終わるまでは、記憶手段に既に記憶済の
アングルについて各アングルのビデオ信号を同時読み出
しし、記録媒体再生手段で再生中のアングルのビデオ信
号と一緒に画面分割表示用に多重した所定の多重ビデオ
信号に変換して表示手段に出力し、画面分割表示させ、
全てのアングルについて記憶手段への記憶が終わったあ
とは、記憶手段に記憶された各アングルのビデオ信号を
同時読み出しし、画面分割表示用に多重した所定の多重
ビデオ信号に変換して表示手段に出力し、画面分割表示
させる。そして、選択手段で所望アングルが選択される
と、記録媒体再生手段に所望アングルのビデオ信号の再
生を行わせ、該ビデオ信号に基づき表示手段に大画面表
示させる。これにより、とくに複数のデコーダを設けな
くても比較的簡単な構成で、マルチアングル区間に入っ
たときに自動的に各アングルの映像を分割画面に同時表
示させ、所望アングルを簡単な操作で的確に選択可能と
でき、また、ユーザによる所望アングルの選択操作に従
い、該当するアングルの映像を表示させることができ
る。また、マルチアングル区間に入り、各アングルのビ
デオ信号をアングル別に所定量ずつ記憶手段に記憶させ
ていく際に、或るアングルのビデオ信号の書き込みが完
了する前でも当該或るアングルの映像を分割画面に表示
させることができるので、ユーザはいち早く各アングル
の映像を知ることができる。本発明の請求項5記載では
請求項4記載の記録媒体再生システムにおいて、表示制
御手段は、マルチアングルの区間に入り、記録媒体再生
手段を制御して順に各アングルの切り換え再生を行わせ
る際、同じ映像シーンを再生させるようにしたこと、を
特徴としている。請求項5記載のシステムによれば、分
割画面に同時表示されるアングル別の映像は同じシーン
なので、所望アングルを選択するための比較検討がし易
くなる。本発明の請求項6記載では請求項4記載の記録
媒体再生システムにおいて、表示制御手段は、マルチア
ングルの区間に入ってから選択手段で所望アングルが選
択されると、記録媒体再生手段を制御してマルチアング
ル区間の先頭から所望アングルのビデオ信号の再生を行
わせるようにしたこと、を特徴としている。請求項6記
載のシステムによれば、所望アングルの映像を見落とし
なく楽しむことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図1を参照して説明する。図1は本発明に係るマルチ
アングル対応DVD再生システムの構成を示すブロック
図であり、図19と同一の構成部分には同一の符号が付
してある。1は少なくとも1つのタイトルにつきマルチ
アングルのビデオ信号が記録されているDVD、2はデ
ィスク再生部であり、DVD1の記録信号を光ピックア
ップにより検出し、RF信号の再生、2値化、8−16
復調、誤り検出/訂正、ディインタリーブ等の処理を施
しデータストリームを形成したり、再生位置情報を抽出
する。そして、このデータストリームからビデオストリ
ームを抽出してデコードし、NTSC方式のディジタル
ビデオ信号を形成して出力する。ディスク再生部2はデ
ータストリームやビデオストリームなどから各種再生制
御情報を抽出して出力したりもする。3Aはディジタル
ビデオ信号をD/A変換し、アナログビデオ信号を生成
するD/A変換部であり、後述するシステムコントロー
ル部により、スルーモードに設定された場合は入力ディ
ジタルビデオ信号をD/A変換することなくそのまま出
力する。
【0009】4Aはアナログビデオ信号を入力して映像
表示を行うモニタディスプレイである。このモニタディ
スプレイ4Aは後述するシステムコントロール部の制御
に従い画面分割表示と大画面表示が可能で、画面分割表
示用の所定の多重ビデオ信号を入力して画面分割表示し
たり、通常のNTSC方式のアナログビデオ信号を入力
して大画面表示したりする。
【0010】10はマルチアングルの各アングル毎の映
像をモニタディスプレイ4Aに分割画面表示させるため
の多重ビデオ信号を生成する多重ビデオ信号生成部であ
り、この内、11はD/A変換部3Aの出力側と後述す
る合成器の間に設けられたスイッチ、12はメモリ部で
あり、この内、12−1〜12−9は各々、アングル別
のディジタルビデオ信号を数秒間分ずつ記憶可能な容量
を有するメモリであり、書き込みと読み出しを平行して
行えるタイプである。13は書き込み制御回路であり、
システムコントロール部の制御に従いD/A変換部3A
を介して入力したマルチアングル区間の各アングルのデ
ィジタルビデオ信号DV1〜DV9をアングル別に分け
てメモリ12−1〜12−9の内、マルチアングル区間
のアングル数i=9であれば全部、iが8以下であれば
12−1〜12−iまでに書き込む。14−1〜14−
9は読み出し制御回路であり、システムコントロール部
の制御に従い各々、メモリ12−1〜12−9からアン
グル別のディジタルビデオ信号DV1〜DV9を読み出
す。15−1〜15−9はアングル別のディジタルビデ
オ信号DV1〜DV9をD/A変換し、アナログビデオ
信号AV1〜DV9を生成するD/A変換器、16−2
〜16−9は8種類の異なる所定周波数の搬送波信号H
2〜H9を発生する搬送波発生器、17−2〜17−9
は搬送波発生器17−2〜17−9から出力された搬送
波信号H2〜H9とアナログビデオ信号AV2〜AV9
とを混合して変調を行い、被変調アナログビデオ信号A
V2´〜AV9´に変換する混合器、18−1〜18−
9はD/A変換器15−1及び混合器18−2〜18−
9の出力側に設けられたスイッチ、19はスイッチ11
と18−1〜18−9の出力側に設けられて合成を行う
合成器である。アナログビデオ信号AV1及び被変調ア
ナログビデオ信号AV2´〜AV9´は周波数軸上で信
号帯域が重ならないようになっている(図2参照)。
【0011】5はタイトル選択操作、アングル選択操作
等を行う操作部、6はマルチアングル区間を含むタイト
ルを再生中であることをマルチアングルマーク(図1中
の符号MA参照)の連続点灯で表示したり、マルチアン
グル部分のシーンの再生中であることをマルチアングル
マークの点滅で表示する表示部、7Aはシステムの全体
的な制御を司るマイコン構成のシステムコントロール部
であり、DVD1がセットに装填されると、ディスク再
生部2を制御してメニュー部分のディジタルビデオ信号
を再生して出力させ、D/A変換部3Aを変換モードに
切り換えさせてアナログビデオ信号に変換して出力させ
る。そして、多重ビデオ信号生成部10を制御してD/
A変換部3Aから入力したアナログビデオ信号をそのま
ま出力させ、モニタディスプレイ4Aに大画面表示指令
を与えてメニュー画像を大画面表示させる。このあとデ
ィスク再生部2が抽出したビデオマネージャ情報等の再
生制御情報を入力し、ユーザが操作部5で所望タイトル
の選択操作をすると、再生制御情報を参照してディスク
再生部2を制御し、DVD1の中の所望タイトルの記録
開始位置をサーチさせたあと、所望タイトルのディジタ
ルビデオ信号の再生を開始させる。再生中、システムコ
ントロール部7Aはディスク再生部2がデータストリー
ム等から抽出した再生制御情報を入力し、内蔵メモリに
記憶する。システムコントロール部7Aはディスク再生
部2から入力された再生制御情報から再生中のタイトル
がマルチアングル区間を含まないことが判った場合は所
望タイトルの再生映像を大画面表示させる。
【0012】これと反対に、システムコントロール部7
Aは、ディスク再生部2から入力された再生制御情報か
ら再生中のタイトルがマルチアングル区間を含むことが
判った場合、表示部6を制御してマルチアングルマーク
MAを連続点灯させ、マルチアングルの区間に入るまで
は所望タイトル映像を大画面表示させる。マルチアング
ル区間に入った所でアングル選択画面表示モードとな
り、表示部6を制御してマルチアングルマークMAの点
滅表示をさせ、ユーザにマルチアングル区間であること
を告知する。そして、モニタディスプレイ4Aに今回の
マルチアングル区間のアングル数iを含む画面分割表示
指令を与え、D/A変換部3Aをスルーモードに切り換
え、ディスク再生部2を制御してマルチアングル区間の
各アングルストリーム(図18の#1〜#n参照)を、
順次、先頭から或る量ずつ抽出及びデコードさせて同じ
映像シーンについてアングル別に数秒間分ずつのディジ
タルビデオ信号を出力させる。
【0013】また、アングル選択画面表示モード中、シ
ステムコントロール部7Aは多重ビデオ信号生成部10
を制御し、D/A変換部3Aを介して順に入力されたア
ングル1〜iの別のディジタルビデオ信号DV1〜DV
iを書き込み制御回路13により対応するメモリ12−
1〜12−iに順に書き込ませながら、書き込み途中及
び書き込み済のメモリ12−1〜12−j(1≦j≦
i)から、読み出し制御回路14−1〜14−jにより
ディジタルビデオ信号DV1〜DVjを同時読み出さ
せ、D/A変換器15−1〜15−jで各々アナログビ
デオ信号AV1〜AVjに変換させる。そして、搬送波
発生器17−2〜17−iに各々所定周波数の搬送波信
号H2〜Hiを発生させておき、この内、搬送波信号H
2〜Hjとアナログビデオ信号AV2〜AVjを混合器
17−2〜17−jで混合してAM変調させ、被変調ア
ナログビデオ信号AV2´〜AVj´を生成させる。そ
して、i個のアングル全てにつきメモリ12−1〜12
−iへの書き込みが完了するまでは、ディスク再生部2
が現在出力中のアングルjが2≦j≦iであれば、D/
A変換器15−1から出力されたアナログビデオ信号A
V1と混合器17−2〜17−jから出力された被変調
アナログビデオ信号AV2´〜AVj´を合成して多重
アナログビデオ信号を生成して出力させることで、モニ
タディスプレイ4Aにアングル1〜アングルjまでの映
像を分割画面DP1〜jに表示させる。ディスク再生部
2から現在出力されているアングルjが1であれば、D
/A変換器15−1から出力されたアナログビデオ信号
AV1だけを出力させることで、モニタディスプレイ4
Aにアングル1の映像を分割画面DP1に表示させる。
i個全てのアングルについてメモリ12−1〜12−i
への書き込みが完了したあとは、ディスク再生部2に対
しポーズ制御をして再生を一時停止させるとともにD/
A変換器15−1から出力されたアナログビデオ信号A
V1及び混合器17−2〜17−iから出力された被変
調アナログビデオ信号AV2´〜AVi´を合成した多
重アナログビデオ信号を生成させて出力させることで、
モニタディスプレイ4Aにアングル1〜アングルiまで
の映像を分割画面DP1〜DPiに表示させる。
【0014】アングル選択画面表示モード下で、ユーザ
が操作部5で所望アングルpの選択操作をすると、シス
テムコントロール部7Aは所望アングル表示モードとな
り、ディスク再生部2を制御し、DVD1の内、今回の
マルチアングル区間の先頭位置をサーチさせ、サーチ
後、アングルpの再生を開始させる(アングルストリー
ム#pを抽出してデコードさせ、ディジタルビデオ信号
を出力させる)。同時にD/A変換部3Aは変換モード
に切り換えさせ、多重ビデオ信号生成部10はスルーモ
ードに切り換えさせ、モニタディスプレイ4Aに大画面
表示指令を与えて、ユーザ所望のアングルの映像を大画
面表示させる。
【0015】図3〜図5はシステムコントロール部7A
の再生制御処理を示すフローチャート、図6は再生映像
の時間的な流れを示す動作説明図、図7〜図10は画面
表示状態の説明図であり、以下、これらの図を参照して
上記した実施の形態の動作を説明する。DVD1がセッ
トに装填されると、システムコントロール部7Aは初期
設定処理でD/A変換部3Aを変換モードに切り換えさ
せ、多重ビデオ信号生成部10をスルーモード(スイッ
チ11を閉、スイッチ18−1〜18−9を開)に切り
換えさせ、モニタディスプレイ4Aに大画面表示指令を
与えて大画面表示モードに切り換えさせる(図3のステ
ップS10)。そして、ディスク再生部2を制御し、メ
ニュー画面のディジタルビデオ信号を再生させるととも
に、ディスク再生部2が読み取ったビデオマネジャー情
報等の再生制御情報を入力し、内蔵メモリ(図示せず)
に記憶する(ステップS11)。メニュー画面のディジ
タルビデオ信号はD/A変換部3Aでアナログビデオ信
号に変換され、多重ビデオ信号生成部10を経てモニタ
ディスプレイ4Aに出力される。モニタディスプレイ4
Aは大画面表示モードなので、入力アナログビデオ信号
に基づきモニタディスプレイ4Aの画面(図7の符号4
0参照)の全体にメニュー映像を表示させる(図7
(1)参照)。
【0016】ユーザが操作部5で所望タイトルの選択操
作をすると、システムコントロール部7Aは再生制御情
報を参照してディスク再生部2を制御し、DVD1の
内、ユーザ所望タイトルの記録開始位置をサーチさせた
あと、所望タイトルの再生動作を開始させる(ステップ
S12、S13。図6のPS 参照)。再生中、ディスク
再生部2はDVD1の記録信号から再生位置情報を復調
してシステムコントロール部7Aに出力し、また、デー
タストリームを復調するとともに該データストリームか
ら所望タイトルのメインビデオストリーム(図18参
照)を抽出及びデコードして得たディジタルビデオ信号
をD/A変換部3Aへ出力する。また、ディスク再生部
2はデータストリーム等に含まれる再生制御情報を読み
取ってシステムコントロール部7Aに出力する。システ
ムコントロール部7Aは入力した再生制御情報を内蔵メ
モリに記憶する。これによりモニタディスプレイ4Aに
は所望タイトルの映像が大画面表示される(図7(2)
参照)。システムコントロール部7Aはビデオマネジャ
ー情報等の再生制御情報から再生中のタイトルがマルチ
アングル区間を含むかチェックし、含まなければそのま
ま所望タイトルの最後まで再生を続けさせたあと、元の
メニュー映像の再生に戻る(ステップS14、S1
5)。
【0017】若し、再生中のタイトルにマルチアングル
区間が存在する場合、表示部6を制御してマルチアング
ルマークMAを連続点灯させる(ステップS16)。そ
して、再生制御情報を参照してディスク再生部2から入
力した再生位置情報がマルチアングル区間の開始位置に
来たか監視する(ステップS17)。マルチアングル区
間の開始位置に来た場合(図6のPMS参照)、ユーザが
所望アングルを選択可能とするためのアングル選択画面
表示モードとなり(ステップS18)、表示部6を制御
してマルチアングルマークMAを点滅させる(ステップ
S19)。そして、モニタディスプレイ4Aに今回のマ
ルチアングル区間のアングル数i(再生制御情報から判
る。ここでは一例としてi=4とする)を含む画面分割
表示指令を与え(ステップS20)、多重ビデオ信号生
成部10を制御し、搬送波発生器17−2〜17−4に
各々所定周波数の搬送波信号H2〜H4を発生させ、ス
イッチ11を開とし、D/A変換部3Aをスルーモード
に切り換える(図4のステップS30〜S32)。続い
て、ディスク再生部2を制御してマルチアングル区間の
内、まず1番目のアングル1の記録開始位置をサーチさ
せたあと、1番目のアングル1の再生をさせる(DVD
1の記録信号から1番目のアングル1のアングルストリ
ーム#1を抽出及びデコードさせてディジタルビデオ信
号を出力させる。ステップS33、S34。図6の
1S、図18参照)。
【0018】そして、D/A変換部3Aを介して入力さ
れた1番目のアングル1のディジタルビデオ信号DV1
を書き込み制御回路13によりメモリ12−1〜12−
9の内、対応するメモリ12−1に書き込ませていく
(ステップS35)。この書き込み制御回路13による
書き込み開始後、すぐにスイッチ18−1を閉じ、読み
出し制御回路14−1によりメモリ12−1からディジ
タルビデオ信号DV1を読み出させる(ステップS3
6、S37)。読み出されたディジタルビデオ信号DV
1はD/A変換器15−1によりアナログビデオ信号に
変換されたのち合成器19を介して多重ビデオ信号(実
際には1つのアナログビデオ信号AV1だけ含む)とし
て出力させる。なお、読み出し制御回路14−1はメモ
リ12−1の最後までディジタルビデオ信号の読み出し
が終わると、メモリ12−1の最初に戻って読み出しを
継続する。
【0019】モニタディスプレイ4Aは、アングル数i
=4の分割画面表示指令を受けた時点で画面を4つの分
割画面DP1〜DP4に分割しておく(なお、モニタデ
ィスプレイ4Aはアングル数iが2〜4ではいずれも画
面を4つの分割画面DP1〜DP4に分割し、iが5〜
9ではいずれも画面を9つの分割画面に分割する)。そ
して、多重ビデオ信号生成部10から入力した多重ビデ
オ信号をアングル別に分離し、AM変調されているアン
グルA2〜A4については更に復調処理も行うが、ここ
ではアングル1のアナログビデオ信号AV1だけ得られ
るので、該AV1に基づき分割画面DP1にアングル1
の映像を表示させ、他の分割画面DP2〜DP4は無表
示状態とする(図7(3)参照)。
【0020】その後、書き込み制御回路13がアングル
1のディジタルビデオ信号DV1をメモリ12−1の最
後まで書き込むと、システムコントロール部7Aは一旦
書き込みを停止させる(図6のP1D参照。読み出し制御
回路14−1による読み出し動作は継続。ステップS3
8でYES、S39)、まだ全てのアングルのディジタ
ルビデオ信号の書き込みが終わっていないので、ディス
ク再生部2を制御し、今回のマルチアングル区間の内の
2番目のアングル2の記録開始位置をサーチさせたあ
と、再生を開始させる(2番目のアングル2のアングル
ストリーム#2を先頭から抽出及びデコードさせてディ
ジタルビデオ信号DV2を出力させる。ステップS4
0、41、S34。図6のP2S、図18参照)。そし
て、書き込み制御回路13により対応するメモリ12−
2に書き込ませていく。そして、書き込み制御回路13
による書き込み再開後、すぐにスイッチ18−2を閉
じ、読み出し制御回路14−2によりメモリ12−2か
らディジタルビデオ信号DV2を読み出させる。読み出
されたディジタルビデオ信号DV2はD/A変換器15
−2によりアナログビデオ信号AV2に変換されたの
ち、混合器17−2に出力される。混合器17−2では
アナログビデオ信号AV2を変調信号として搬送波信号
H2に対するAM変調が施されて被変調アナログビデオ
信号AV2´となり、合成器19へ出力される。この結
果、合成器19からアナログビデオ信号AV1と被変調
アナログビデオ信号AV2´を含む多重ビデオ信号が出
力される。読み出し制御回路14−2はメモリ12−2
の最後までディジタルビデオ信号の読み出しが終わる
と、メモリ12−2の最初に戻って読み出しを継続す
る。
【0021】モニタディスプレイ4Aは、多重ビデオ信
号を帯域分離によりアングル1〜4の別に分離し、アン
グル2〜4については更にAM復調するが、ここではア
ングル1と2のアナログビデオ信号AV1とAV2だけ
が得られるので、分割画面DP1にアングル1の映像を
表示させたまま、AV2に基づき分割画面DP2にアン
グル2の映像を表示させ、他の分割画面DP3とDP4
は無表示状態のままとする(図8(1)参照)。
【0022】その後、書き込み制御回路13がアングル
2のディジタルビデオ信号DV2をメモリ12−2の最
後まで書き込むと、システムコントロール部7Aは一旦
書き込みを停止させ(図6のP2D参照。読み出し制御回
路14−1と14−2による読み出し動作は継続)、ま
だ全てのアングルのディジタルビデオ信号の書き込みが
終わっていないので、ディスク再生部2を制御し、今回
のマルチアングル区間の内の3番目のアングル3の記録
開始位置をサーチさせたあと、再生を開始させる(3番
目のアングル3のアングルストリーム#3を先頭から抽
出及びデコードさせてディジタルビデオ信号DV3を出
力させる。ステップS40、41、S34。図6の
3S、図18参照)。そして、書き込み制御回路13に
より対応するメモリ12−3に書き込ませていく。そし
て、書き込み制御回路13による書き込み再開後、すぐ
にスイッチ18−3を閉じ、読み出し制御回路14−3
によりメモリ12−3からディジタルビデオ信号DV3
を読み出させる。読み出されたディジタルビデオ信号D
V3はD/A変換器15−3によりアナログビデオ信号
AV3に変換されたのち、混合器17−3で搬送波信号
H3に対するAM変調が施されて被変調アナログビデオ
信号AV3´となり、合成器19へ出力される。この結
果、合成器19からアナログビデオ信号AV1と被変調
アナログビデオ信号AV2´及びAV3´を含む多重ビ
デオ信号が出力される。読み出し制御回路14−3はメ
モリ12−3の最後までディジタルビデオ信号の読み出
しが終わると、メモリ12−3の最初に戻って読み出し
を継続する。
【0023】モニタディスプレイ4Aは、多重ビデオ信
号を帯域分離によりアングル1〜4の別に分離し、アン
グル2〜4については更にAM復調するが、ここではア
ングル1〜3のアナログビデオ信号AV1〜AV3が得
られるので、分割画面DP1とDP2にアングル1と2
の映像を表示させたまま更に、AV3に基づき分割画面
DP3にアングル3の映像を表示させ、他の分割画面D
P4は無表示状態のままとする(図8(2)参照)。
【0024】その後、書き込み制御回路13がアングル
3のディジタルビデオ信号DV3をメモリ12−3の最
後まで書き込むと、システムコントロール部7Aは一旦
書き込みを停止させ(図6のP3D参照。読み出し制御回
路14−1〜14−3による読み出し動作は継続)、デ
ィスク再生部2を制御し、今回のマルチアングル区間の
内の4番目のアングル4の記録開始位置をサーチさせた
あと、再生を開始させる(4番目のアングル4のアング
ルストリーム#4を先頭から抽出及びデコードさせてデ
ィジタルビデオ信号DV4を出力させる。ステップS4
0、41、S34。図6のP4S、図18参照)。そし
て、書き込み制御回路13により対応するメモリ12−
4に書き込ませていく。そして、書き込み制御回路13
による書き込み再開後、すぐにスイッチ18−4を閉
じ、読み出し制御回路14−4によりメモリ12−4か
らディジタルビデオ信号DV4を読み出させる。読み出
されたディジタルビデオ信号DV4はD/A変換器15
−4によりアナログビデオ信号AV4に変換されたの
ち、混合器17−4で搬送波信号H4に対するAM変調
が施されて被変調アナログビデオ信号AV4´となり、
合成器19へ出力される。この結果、合成器19からア
ナログビデオ信号AV1と被変調アナログビデオ信号A
V2´及びAV4´を含む多重ビデオ信号が出力され
る。読み出し制御回路14−4はメモリ12−4の最後
までディジタルビデオ信号の読み出しが終わると、メモ
リ12−4の最初に戻って読み出しを継続する。
【0025】モニタディスプレイ4Aは、多重ビデオ信
号を帯域分離によりアングル1〜4のビデオ信号成分別
に分離し、アングル2〜4については更にAM復調する
が、ここではアングル1〜4のアナログビデオ信号AV
1〜AV4が全て得られるので、分割画面DP1〜DP
3にアングル1〜3の映像を表示させたまま更に、AV
4に基づき分割画面DP4にアングル4の映像を表示さ
せる(図8(3)参照)。
【0026】その後、書き込み制御回路13がアングル
3のディジタルビデオ信号DV3をメモリ12−4の最
後まで書き込むと、システムコントロール部7Aは書き
込みを停止させ(図6のP4D参照。読み出し制御回路1
4−1〜14−4による読み出し動作は継続)、ディス
ク再生部2を制御しポーズ状態とさせる(図4のステッ
プS40でYES、図5のステップS50)。そして、
ユーザによるアングル選択操作を待つ(ステップS5
1)。メモリ12−1〜12−4には各々、数秒間分ず
つのディジタルビデオ信号DV1〜DV4が記憶されて
いるため、分割画面DP1〜DP4には、アングル別で
同じシーンの動画映像が繰り返し映し出される。
【0027】ユーザが分割画面DP1〜DP4に同時表
示されたアングル別の映像を見て、所望アングルを決定
し、操作部5で所望アングル、例えば、アングル2の選
択操作をすると、システムコントロール部7Aは再生制
御情報を参照して今回のマルチアングル区間に選択され
たアングルが存在するかチェックし、存在する場合、デ
ィスク再生部2を制御し、DVD1の内、今回のマルチ
アングル区間のアングル2の記録開始位置をサーチさ
せ、サーチ後、アングル2の再生を開始させる(アング
ルストリーム#2を抽出してデコードさせてディジタル
ビデオ信号DV2を出力させる。ステップS51とS5
2でYES、S53。図6のP2S、図18参照)。そし
て、アングル選択画面表示モードをオフし(ステップS
54)、多重ビデオ信号生成部10は読み出し制御回路
14−1〜14−4による読み出し動作と搬送波発生器
16−2〜16−4による搬送波の発生を停止させ、ス
イッチ11を閉、スイッチ18−1〜18−4を開とし
てスルーモードに切り換えさせる。またD/A変換部3
Aは変換モードに切り換えさせる(ステップS55)。
そして、モニタディスプレイ4Aに大画面表示指令を与
えて、ユーザ所望のアングル2の映像を大画面表示させ
る(ステップS56。図9(1)参照)。これにより、
ユーザは所望アングルの映像を見ることができる。
【0028】このあと、システムコントロール部7Aは
再生制御情報を参照してディスク再生部2から入力した
再生位置情報の示す再生位置が今回のマルチアングル区
間の終了位置に来たか監視し、終了位置に来れば表示部
6のマルチアングルマークMAの点滅を連続点灯に切り
換えさせる(図6のP2E。ステップS57でYES、S
58)。マルチアングル区間が終われば、ディスク再生
部2を制御してマルチアング区間に続くシングルアング
ル区間の記録開始位置をサーチして再生させる(メイン
ビデオストリームの抽出及びデコードをさせてディジタ
ルビデオ信号を出力させる。ステップS59。図6のP
ME、図18参照)。これにより、現在のタイトルのメイ
ンストリームを抽出してデコードするので、引き続き所
望タイトルの映像を見ることができる(図9(2)参
照)。このあと、システムコントロール部7Aは再生制
御情報を参照して再生位置が次のマルチアングル区間の
開始位置に来たかの監視と、今回のタイトルの最後の位
置に来たかの監視を行い(図3のステップS14、S1
5)、次のマルチアングル区間の開始位置に来たときは
ステップS16に進んで、前述と同様にしてアングル選
択画面表示モードの動作を行い、今回のタイトルの最後
の位置に来ればステップS11に戻ってメニュー映像の
表示を行わせる。
【0029】若し、ユーザがアングル選択画面表示モー
ドになったあと、今回のマルチアングル区間の全てのア
ングルの映像が表示される途中でアングル選択操作を行
った場合、システムコントロール部7Aは図4のステッ
プS42でYESと判断し、再生制御情報を参照して今
回のマルチアングル区間に選択されたアングルが存在す
るかチェックし(ステップS43)、存在する場合、書
き込み制御回路13による書き込み動作を停止させたあ
と(ステップS44)、ディスク再生部2を制御し、D
VD1の内、今回のマルチアングル区間の記録開始位置
をサーチさせ、サーチ後、アングル2の再生を開始させ
る(アングルストリーム#2を抽出してデコードさせて
ディジタルビデオ信号DV2を出力させる。図5のステ
ップS53)。そして、アングル選択画面表示モードを
オフし(ステップS54)、多重ビデオ信号生成部10
は読み出し制御回路14−1〜14−4による読み出し
動作と搬送波発生器16−2〜16−4による搬送波の
発生を停止させ、スイッチ11を閉、スイッチ18−1
〜18−4を開としてスルーモードに切り換えさせる。
またD/A変換部3Aは変換モードに切り換えさせる
(ステップS55)。そして、モニタディスプレイ4A
に大画面表示指令を与えて、ユーザ所望のアングル2の
映像を大画面表示させる(ステップS56。図9(1)
参照)。これにより、ユーザは所望アングルの映像を見
ることができる。
【0030】なお、若しマルチアングル区間のアングル
数iが2または3のとき、モニタディスプレイ4Aは図
10(1)に示す如く、画面を4分割した内の分割画面
DP1にアングル1の映像(i=2と3)、DP2にア
ングル2の映像(i=2と3)、DP3にアングル3の
映像を表示させる(i=3)。また、マルチアングル区
間のアングル数iが5〜9のとき、モニタディスプレイ
4Aは図10(2)に示す如く、画面を9分割した内の
分割画面DP1´にアングル1の映像(i=5、6、
7、8、9)、DP2´にアングル2の映像(i=5、
6、7、8、9)、DP3´にアングル3の映像(i=
5、6、7、8、9)、DP4´にアングル4の映像
(i=5、6、7、8、9)、DP5´にアングル5の
映像(i=5、6、7、8、9)、DP6´にアングル
6の映像(i=6、7、8、9)、DP7´にアングル
7の映像(i=7、8、9)、DP8´にアングル8の
映像(i=8、9)、DP9´にアングル9の映像を表
示させる(i=9)。
【0031】この実施の形態によれば、システムコント
ロール部7Aはマルチアングルの区間に入るまではディ
スク再生部2で再生された所望タイトルのビデオ信号に
基づきモニタディスプレイ4Aに大画面表示させ、アン
グル数iのマルチアングルの区間に入ったとき、ディス
ク再生部2に順次各アングルの切り換え再生を行わせ、
再生された各アングル1〜iのビデオ信号をアングル別
に或る所定量ずつメモリ12−1〜12−iに記憶させ
ていくとともに、メモリ12−1〜12−iに記憶され
たアングル別のビデオ信号を同時読み出しし、画面分割
表示用の所定の多重ビデオ信号に変換してモニタディス
プレイ4Aに出力し、画面分割表示させる。そして、操
作部5で所望アングルqが選択されると、システムコン
トロール部7Aはディスク再生部2に所望アングルqの
ビデオ信号の再生を行わせ、該ビデオ信号に基づきモニ
タディスプレイ4Aに大画面表示させる。これにより、
とくに複数のデコーダを設けなくても比較的簡単な構成
で、マルチアングル区間に入ったときに自動的に各アン
グル1〜iの映像を分割画面に同時表示させ、所望アン
グルを簡単な操作で的確に選択可能とでき、ユーザによ
る所望アングルqの選択操作に従い、該当するアングル
qの映像を表示させることができる。
【0032】また、分割画面に同時表示されるアングル
別の映像は同じシーンなので、所望アングルを選択する
ための比較検討がし易くなり、しかも、所望アングルq
を選択したとき、マルチアングル区間の先頭から所望ア
ングルqの映像を大画面で見られるので、所望アングル
qの映像を見落としなく十分に楽しむことができる。更
に、メモリ12−kはアングルkのビデオ信号の書き込
み中に平行して同じアングルkのビデオ信号を読み出し
可能なので、マルチアングル区間に入り、各アングル1
〜iのビデオ信号をアングル別に所定量ずつメモリ12
−1〜12−iに記憶させていく際に、或るアングルj
のビデオ信号の書き込みが完了する前でも当該或るアン
グルjのビデオ信号の内、既にメモリ12−jに記憶さ
れた部分を読み出し、分割画面DPjに表示させること
ができるので、ユーザはいち早く各アングルの映像を知
ることができる。
【0033】なお、メモリ12−1〜12−9が書き込
みと読み出しを平行して出来ないタイプに代えた場合、
図4のステップS37とS38を入れ換えて、アングル
jのディジタルビデオ信号DVjをメモリ12−jに書
き込んでいる間は、まだ該メモリ12−jからの読み出
しは開始せず、メモリ12−jへの書き込みが終了した
あと読み出しを開始するようにすれば良い。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態を図11
を参照して説明する。図11は本発明に係るマルチアン
グル対応DVD再生システムの構成を示すブロック図で
あり、図1と同一の構成部分には同一の符号が付してあ
る。10Bはマルチアングルの各アングル毎の映像をモ
ニタディスプレイ4Aに分割画面表示させるための多重
ビデオ信号を生成する多重ビデオ信号生成部であり、こ
の内、11はD/A変換部3Aの出力側と後述する合成
器の間に設けられたスイッチ、12Bはメモリ部であ
り、この内、12B−1〜12B−9は各々、アングル
別のディジタルビデオ信号を数秒間分ずつ記憶可能な容
量を有するメモリである。13は書き込み制御回路であ
り、システムコントロール部の制御に従いD/A変換部
3Aを介して入力したマルチアングル区間の各アングル
のディジタルビデオ信号をアングル別に分けてメモリ1
2B−1〜12B−9の内、アングル数i=9であれば
全部、アングル数iが8以下であれば12B−1〜12
B−iまでに書き込む。14−1〜14−9は読み出し
制御回路であり、システムコントロール部の制御に従い
各々、メモリ12B−1〜12B−9からアングル別の
ディジタルビデオ信号DV1〜DV9を読み出す。20
−1〜20−9は各々、D/A変換部3Aの出力と読み
出し制御回路14−1〜14−9の出力を切り換えるス
イッチ、15−1〜15−9はスイッチ20−1〜20
−9を介して入力されるアングル別のディジタルビデオ
信号DV1〜DV9をD/A変換し、アナログビデオ信
号AV1〜DV9を生成するD/A変換器、16−2〜
16−9は8種類の異なる所定周波数の搬送波信号H2
〜H9を発生する搬送波発生器、17−2〜17−9は
搬送波発生器17−2〜17−9から出力された搬送波
信号H2〜H9とアナログビデオ信号AV2〜AV9と
を混合して変調を行い、被変調アナログビデオ信号AV
2´〜AV9´に変換する混合器、18−1〜18−9
はD/A変換器15−1及び混合器18−2〜18−9
の出力側に設けられたスイッチ、19はスイッチ11と
18−1〜18−9の出力側に設けられて合成を行う合
成器である。アナログビデオ信号AV1及び被変調アナ
ログビデオ信号AV2´〜AV9´は周波数軸上で信号
帯域が重ならないようになっている(図2参照)。
【0035】7Bはシステムの全体的な制御を司るマイ
コン構成のシステムコントロール部であり、DVD1が
セットに装填されると、ディスク再生部2を制御してメ
ニュー部分のディジタルビデオ信号を再生して出力さ
せ、D/A変換部3Aを変換モードに切り換えさせてア
ナログビデオ信号に変換して出力させる。そして、多重
ビデオ信号生成部10Bを制御してD/A変換部3Aか
ら入力したアナログビデオ信号をそのまま出力させ、モ
ニタディスプレイ4Aに大画面表示指令を与えてメニュ
ー画像を大画面表示させる。このあとディスク再生部2
が抽出したビデオマネージャ情報等の再生制御情報を入
力し、ユーザが操作部5で所望タイトルの選択操作をす
ると、再生制御情報を参照してディスク再生部2を制御
し、DVD1の中の所望タイトルの記録開始位置をサー
チさせたあと、所望タイトルのディジタルビデオ信号の
再生を開始させる。そして、ディスク再生部2から入力
された再生制御情報から再生中のタイトルがマルチアン
グル区間を含まないことが判った場合は所望タイトルの
再生映像を大画面表示させる。
【0036】一方、システムコントロール部7Bは、デ
ィスク再生部2から入力された再生制御情報から再生中
のタイトルがマルチアングル区間を含むことが判った場
合、表示部6を制御してマルチアングルマークMAを連
続点灯させ、マルチアングルの区間に入るまでは所望タ
イトル映像を大画面表示させる。マルチアングル区間に
入った所でアングル選択画面表示モードとなり、表示部
6を制御してマルチアングルマークMAの点滅表示をさ
せ、ユーザにマルチアングル区間であることを告知す
る。そして、モニタディスプレイ4Aに今回のマルチア
ングル区間のアングル数iを含む画面分割表示指令を与
え、D/A変換部3Aをスルーモードに切り換え、ディ
スク再生部2を制御してマルチアングル区間の各アング
ルストリーム(図18の#1〜#n参照)を先頭から或
る量ずつ順に抽出及びデコードさせて同じ映像シーンに
ついてアングル別に数秒間分ずつのディジタルビデオ信
号を出力させる。
【0037】また、アングル選択画面表示モード中、シ
ステムコントロール部7Bは多重ビデオ信号生成部10
Bを制御し、搬送波発生器17−2〜17−iに各々所
定周波数の搬送波信号H2〜Hiを発生させておく。そ
して、D/A変換部3Aを介して順に入力されたアング
ル1〜iの別のディジタルビデオ信号DV1〜DViを
書き込み制御回路13により対応するメモリ12B−1
〜12B−iに順に書き込ませながら、書き込み済とな
ったメモリ12B−1〜12B−k(1≦k≦i)か
ら、読み出し制御回路14−1〜14−kによりディジ
タルビデオ信号DV1〜DVkを同時読み出させ、D/
A変換器15−1〜15−kで各々アナログビデオ信号
AV1〜AVkに変換させる。
【0038】そして、i個のアングル全てにつきメモリ
12B−1〜12B−iへの書き込みが完了するまで
は、ディスク再生部2から現在出力中のアングルをjと
して、当該ディスク再生部2からD/A変換部3Aを介
して出力されているディジタルビデオ信号DVjをD/
A変換器15−jでアナログビデオ信号AVjに変換さ
せる。アナログビデオ信号AV2〜AVjは混合器17
−2〜17−jに変調信号として出力され、搬送波信号
H2〜Hjに対するAM変調が施され、被変調アナログ
ビデオ信号AV2´〜AVj´が生成される。そして、
ディスク再生部2が現在出力中のアングルjが2≦j≦
iであれば、D/A変換器15−1から出力されたアナ
ログビデオ信号AV1と混合器17−2〜17−jから
出力された被変調アナログビデオ信号AV2´〜AVj
´を合成して多重アナログビデオ信号を生成して出力さ
せることで、モニタディスプレイ4Aにアングル1〜ア
ングルjまでの映像を分割画面DP1〜jに表示させ
る。ディスク再生部2が現在出力中のアングルjが1で
あれば、D/A変換器15−1から出力されたアナログ
ビデオ信号AV1だけを出力させることで、モニタディ
スプレイ4Aにアングル1の映像を分割画面DP1に表
示させる。
【0039】i個全てのアングルについてメモリ12B
−1〜12B−iへの書き込みが完了したあとは、ディ
スク再生部2に対しポーズ制御をして再生を一時停止さ
せるとともにD/A変換器15−1から出力されたアナ
ログビデオ信号AV1及び混合器17−2〜17−iか
ら出力された被変調アナログビデオ信号AV2´〜AV
i´を合成した多重アナログビデオ信号を生成させて出
力させることで、モニタディスプレイ4Aにアングル1
〜アングルiまでの映像を分割画面DP1〜DPiに表
示させる。
【0040】アングル選択画面表示モード下で、ユーザ
が操作部5で所望アングルpの選択操作をすると、シス
テムコントロール部7Bは所望アングル表示モードとな
り、ディスク再生部2を制御し、DVD1の内、今回の
マルチアングル区間の先頭位置をサーチさせ、サーチ
後、アングルpの再生を開始させる(アングルストリー
ム#pを抽出してデコードさせてディジタルビデオ信号
を出力させる)。と同時にD/A変換部3Aは変換モー
ドに切り換えさせ、多重ビデオ信号生成部10Bはスル
ーモードに切り換えさせ、モニタディスプレイ4Aに大
画面表示指令を与えて、ユーザ所望のアングルの映像を
大画面表示させる。図11の他の構成部分は図1と全く
同様に構成されている。
【0041】図12は図11に示すマルチアングル対応
DVD再生システムの再生動作の説明図、図13〜図1
5はシステムコントロール部7Bの再生制御処理を示す
フローチャート、図16はモニタディスプレイ4Aの表
示例の説明図であり、以下、これらの図を参照して上記
した実施の形態の動作を説明する。DVD1がセットに
装填されると、システムコントロール部7Bは所定の初
期設定処理でD/A変換部3Aを変換モードに切り換え
させ、多重ビデオ信号生成部10Bをスルーモード(ス
イッチ11を閉、スイッチ18−1〜18−9を開、ス
イッチ20−1〜20−9をa側)に切り換えさせ、モ
ニタディスプレイ4Aに大画面表示指令を与えて大画面
表示モードに切り換えさせる(図13のステップS110
)。そして、ディスク再生部2を制御し、メニュー画
面のディジタルビデオ信号を再生させてモニタディスプ
レイ4Aの画面(図7の符号40参照)の全体にメニュ
ー映像を表示させる(図7(1)参照)。また、ディス
ク再生部2が読み取ったビデオマネジャー情報等の再生
制御情報を入力し、内蔵メモリ(図示せず)に記憶する
(ステップS111 )。
【0042】ユーザが操作部5で所望タイトルの選択操
作をすると、システムコントロール部7Bは再生制御情
報を参照してディスク再生部2を制御し、所望タイトル
の再生動作を開始させる(ステップS112 、S113 。図
12のPS 参照)。再生中、ディスク再生部2はDVD
1の記録信号から再生位置情報を復調してシステムコン
トロール部7Bに出力したり、データストリームを復調
するとともに該データストリームから所望タイトルのメ
インビデオストリーム(図18参照)を抽出及びデコー
ドして得たディジタルビデオ信号をD/A変換部3Aへ
出力する。また、データストリーム等に含まれる再生制
御情報を抽出してシステムコントロール部7Bに出力す
る。システムコントロール部7Bは入力した再生制御情
報を内蔵メモリに記憶する。モニタディスプレイ4Aに
は所望タイトルの映像が大画面表示される(図7(2)
参照)。システムコントロール部7Bは再生制御情報か
ら再生中のタイトルがマルチアングル区間を含むかチェ
ックし、含まなければそのまま所望タイトルの最後まで
再生を続けさせたあと、元のメニュー映像の再生に戻る
(ステップS114 、S115 )。
【0043】若し、再生中のタイトルにマルチアングル
区間が存在する場合、表示部6を制御してマルチアング
ルマークMAを連続点灯させ(ステップS116 )、再生
制御情報を参照して所望タイトルの再生中にディスク再
生部2から入力した再生位置情報がマルチアングル区間
の開始位置に来たか監視する(ステップS117 )。マル
チアングル区間の開始位置に来た場合(図12のPMS
照)、アングル選択画面表示モードとなり(ステップS
118 )、表示部6を制御してマルチアングルマークMA
を点滅させる(ステップS119 )。そして、モニタディ
スプレイ4Aに今回のマルチアングル区間のアングル数
i(再生制御情報から判る。ここでは一例としてi=6
とする)を含む画面分割表示指令を与え(ステップS12
0 )、多重ビデオ信号生成部10Bを制御し、搬送波発
生器17−2〜17−6に各々所定周波数の搬送波信号
H2〜H6を発生させ、スイッチ11を開とし、D/A
変換部3Aをスルーモードに切り換える(図14のステ
ップS130 〜S132 )。続いて、ディスク再生部2を制
御してマルチアングル区間の内、まず1番目のアングル
1の記録開始位置をサーチさせたあと、1番目のアング
ル1の再生を開始させる(DVD1の記録信号から1番
目のアングル1のアングルストリーム#1を抽出及びデ
コードさせてディジタルビデオ信号を出力させる。ステ
ップS133 、S134 。図12のP1S、図18参照)。
【0044】1番目のアングル1のディジタルビデオ信
号DV1は書き込み制御回路13に入力されるとともに
スイッチ20−1を介してD/A変換器15−1に入力
されアナログビデオ信号AV1に変換される。ここで、
システムコントロール部7Bは書き込み制御回路13に
よるディジタルビデオ信号DV1のメモリ12B−1へ
の書き込みを開始させ(ステップS135 )、同時にスイ
ッチ18−1を閉じさせ(ステップS136 )、アナログ
ビデオ信号AV1を合成器19を介して多重ビデオ信号
(実際には1つのアナログビデオ信号AV1だけ含む)
として出力させる。
【0045】モニタディスプレイ4Aは、アングル数i
=6の分割画面表示指令を受けた時点で画面を9つの分
割画面DP1〜DP9に分割しておく。そして、多重ビ
デオ信号生成部10Bから入力した多重ビデオ信号をア
ングル別に分離し、AM変調されているアングルA2〜
A6については更に復調処理も行うが、ここではアング
ル1つアナログビデオ信号AV1だけ得られるので、該
AV1に基づき分割画面DP1にアングル1の映像を表
示させ、他の分割画面DP2〜DP9は無表示状態とす
る(図16(1)参照)。これにより、ユーザはアング
ル1のディジタルビデオ信号DV1をメモリ12B−1
に書き込み始めた直後から、すぐにアングル1の映像を
見ることができる。
【0046】その後、書き込み制御回路13がアングル
1のディジタルビデオ信号DV1をメモリ12B−1の
最後まで書き込むと、システムコントロール部7Bは一
旦書き込みを停止させる(ステップS138 。図12のP
1D参照)。そして、読み出し制御回路14−1によりメ
モリ12B−1に記憶されたディジタルビデオ信号DV
1の読み出しを開始させるとともにスイッチ20−1を
b側に切り換えさせる(ステップS139 、S140 )。読
み出し制御回路14−1により読み出されたディジタル
ビデオ信号DV1はD/A変換器15−1でアナログビ
デオ信号AV1に変換されて出力される。よって、分割
画面DP1には引き続きアングル1の映像が表示される
(但し、同じ映像の繰り返しになる)。なお、読み出し
制御回路14−2はメモリ12B−2の最後まで読み出
しを行うと、最初に戻ってディジタルビデオ信号DV2
に読み出しを継続する。
【0047】このあと、システムコントロール部7Bは
まだ全てのアングルのディジタルビデオ信号の書き込み
が終わっていないので、ディスク再生部2を制御し、今
回のマルチアングル区間の内の2番目のアングル2の記
録開始位置をサーチさせたあと、再生を開始させる(2
番目のアングル2のアングルストリーム#2を先頭から
抽出及びデコードさせてディジタルビデオ信号DV2を
出力させる。ステップS141 、S142 、S134 。図12
のP2S、図18参照)。2番目のアングル2のディジタ
ルビデオ信号DV2は書き込み制御回路13に入力され
るとともにスイッチ20−2を介してD/A変換器15
−2に入力されアナログビデオ信号AV2に変換され、
更に混合器17−2に出力されて搬送波信号H2と混合
されることで被変調アンログビデオ信号AV2´に変換
される。ここで、システムコントロール部7Bは書き込
み制御回路13によるディジタルビデオ信号DV2のメ
モリ12B−2への書き込みを開始させ(ステップS13
5 )、同時にスイッチ18−2を閉じさせ(ステップS
136 )、アナログビデオ信号AV1と被変調アナログビ
デオ信号AV2´を合成器19で合成して多重ビデオ信
号として出力させる。
【0048】モニタディスプレイ4Aは多重ビデオ信号
をアングル別に分離し、AM変調されているアングルA
2〜A6については更に復調処理も行うが、ここではア
ングル1と2のアナログビデオ信号AV1とAV2だけ
得られるので、AV1に基づき分割画面DP1にアング
ル1の映像を表示させ、AV2に基づき分割画面DP2
にアングル2の映像を表示させ、他の分割画面DP3〜
DP9は無表示状態とする(図16(2)参照)。これ
により、ユーザはアングル2のディジタルビデオ信号D
V2をメモリ12B−2に書き込み始めた直後から、す
ぐにアングル1の映像に加えてアングル2の映像を見る
ことができる。
【0049】その後、書き込み制御回路13がアングル
2のディジタルビデオ信号DV2をメモリ12B−2の
最後まで書き込むと、システムコントロール部7Bは一
旦書き込みを停止させる(ステップS138 。図12のP
2D参照)。そして、読み出し制御回路14−2によりメ
モリ12B−2に記憶されたディジタルビデオ信号DV
2の読み出しを開始させるとともにスイッチ20−2を
b側に切り換えさせる(ステップS139 、S140 )。読
み出し制御回路14−2により読み出されたディジタル
ビデオ信号DV2はD/A変換器15−2でアナログビ
デオ信号AV2に変換されて出力される。よって、分割
画面DP2には引き続きアングル2の映像が表示される
(但し、同じ映像の繰り返しになる)。なお、読み出し
制御回路14−2もメモリ12B−2の最後まで読み出
しを行うと、最初に戻ってディジタルビデオ信号DV2
に読み出しを継続する。以下、アングル3〜6について
も同様の処理を繰り返すことで、分割画面DP1〜DP
6にアングル1〜6の映像を表示させる(図16(3)
参照)。
【0050】書き込み制御回路13がアングル6のディ
ジタルビデオ信号DV6をメモリ12B−6の最後まで
書き込むと、システムコントロール部7Bは書き込みを
停止させ、読み出し制御回路14−6によりメモリ12
B−6に記憶されたディジタルビデオ信号DV6の読み
出しを開始させるとともにスイッチ20−6をb側に切
り換えさせたあと(ステップS139 、S140 )、ディス
ク再生部2を制御しポーズ状態とさせる(ステップS14
1 でYES、図15のステップS150 )。そして、ユー
ザによるアングル選択操作を待つ(ステップS151 )。
メモリ12B−1〜12B−6には各々、数秒間分ずつ
のディジタルビデオ信号DV1〜DV6が記憶されてい
るため、分割画面DP1〜DP6には、アングル別で同
じシーンの動画映像が繰り返し映し出される。
【0051】ユーザが分割画面DP1〜DP6に同時表
示されたアングル別の映像を見て、所望アングルを決定
し、操作部5で所望アングル、例えば、アングル2の選
択操作をすると、システムコントロール部7Bは再生制
御情報を参照して今回のマルチアングル区間に選択され
たアングルが存在するかチェックし、存在する場合、デ
ィスク再生部2を制御し、DVD1の内、今回のマルチ
アングル区間のアングル2の記録開始位置をサーチさ
せ、サーチ後、アングル2の再生を開始させる(アング
ルストリーム#2を抽出してデコードさせてディジタル
ビデオ信号DV2を出力させる。ステップS151 とS15
2 でYES、S153 。図18参照)。そして、アングル
選択画面表示モードをオフし(ステップS154 )、多重
ビデオ信号生成部10Bは読み出し制御回路14−1〜
14−6の読み出し動作と搬送波発生器16−2〜16
−6の搬送波信号発生動作を停止させ、スイッチ11を
閉、スイッチ18−1〜18−6を開、スイッチ20−
1〜20−6をa側としてスルーモードに切り換えさせ
る。また、D/A変換部3Aは変換モードに切り換えさ
せる(ステップS155 )。そして、モニタディスプレイ
4Aに大画面表示指令を与えて、ユーザ所望のアングル
2の映像を大画面表示させる(ステップS156。図9
(1)参照)。これにより、ユーザは所望アングルの映
像を見ることができる。
【0052】このあと、システムコントロール部7Bは
マルチアングル区間の終了位置まで再生が進むと表示部
6のマルチアングルマークMAの点滅を連続点灯に切り
換えさせる(図12のP2E。ステップS157 でYES、
S158 )。そして、ディスク再生部2を制御してマルチ
アング区間に続くシングルアングル区間の記録開始位置
をサーチして再生させる(図12のPME参照。マルチア
ング区間に続くシングルアングル区間のメインビデオス
トリームの抽出及びデコードを開始させて、ディジタル
ビデオ信号を出力させる。ステップS159 )。これによ
り、引き続き所望タイトルの映像を見ることができる
(図9(2)参照)。このあと、システムコントロール
部7Bは次のマルチアングル区間の開始位置に来たかの
監視と、今回のタイトルの最後の位置に来たかの監視を
行い(図13のステップS114 、S115 )、次のマルチ
アングル区間の開始位置に来たときはステップS116 に
進んで、前述と同様にしてアングル選択画面表示モード
の動作を行い、今回のタイトルの最後の位置に来ればス
テップS111 に戻ってメニュー映像の表示を行わせる。
【0053】若し、ユーザがアングル選択画面表示モー
ドになったあと、今回のマルチアングル区間の全てのア
ングルの映像が表示される途中でアングル選択操作を行
った場合、システムコントロール部7Bは図14のステ
ップS143 でYESと判断し、再生制御情報を参照して
今回のマルチアングル区間に選択されたアングルが存在
するかチェックし(ステップS144 )、存在する場合、
書き込み制御回路13による書き込み動作を停止させた
あと(ステップS145 )、ディスク再生部2を制御し、
DVD1の内、今回のマルチアングル区間の記録開始位
置をサーチさせ、サーチ後、アングル2の再生を開始さ
せる(アングルストリーム#2を抽出してデコードさせ
てディジタルビデオ信号DV2を出力させる。図15の
ステップS153 )。そして、アングル選択画面表示モー
ドをオフし(ステップS154 )、多重ビデオ信号生成部
10Bは読み出し制御回路14−1〜14−6の読み出
し動作を停止させ、搬送波発生器16−2〜16−6を
停止させ、スイッチ11を閉、スイッチ18−1〜18
−6を開、スイッチ20−1〜20−6をa側としてス
ルーモードに切り換えさせ、D/A変換部3Aは変換モ
ードに切り換えさせる(ステップS155 )。そして、モ
ニタディスプレイ4Aに大画面表示指令を与えて、ユー
ザ所望のアングル2の映像を大画面表示させる(ステッ
プS156 。図9(1)参照)。これにより、ユーザは所
望アングルの映像を見ることができる。
【0054】この実施の形態によれば、システムコント
ロール部7Bはマルチアングルの区間に入るまではディ
スク再生部2で再生された所望タイトルのビデオ信号に
基づきモニタディスプレイ4Aに大画面表示させ、アン
グル数iのマルチアングルの区間に入ったとき、ディス
ク再生部2に順次各アングルの切り換え再生を行わせ、
再生された各アングル1〜iのビデオ信号をアングル別
に或る所定量ずつメモリ12B−1〜12B−iに記憶
させていくとともに、全てのアングルについて記憶が終
わるまでは、メモリ12B−1〜12B−iの内、既に
記憶済のアングルについて各アングルのビデオ信号を同
時読み出しし、ディスク再生部2で再生中のアングルの
ビデオ信号と一緒に画面分割表示用に多重した所定の多
重ビデオ信号に変換してモニタディスプレイ4Aに出力
し、画面分割表示させ、全てのアングルについて記憶が
終わったあとは、メモリ12B−1〜12B−iに記憶
された各アングルのビデオ信号を同時読み出しし、画面
分割表示用に多重した所定の多重ビデオ信号に変換して
モニタディスプレイ4Aに出力し、画面分割表示させ
る。そして、操作部5で所望アングルqが選択される
と、システムコントロール部7Bはディスク再生部2に
所望アングルqのビデオ信号の再生を行わせ、該ビデオ
信号に基づきモニタディスプレイ4Aに大画面表示させ
る。これにより、とくに複数のデコーダを設けなくても
比較的簡単な構成で、マルチアングル区間に入ったとき
に自動的に各アングル1〜iの映像を分割画面に同時表
示させ、所望アングルを簡単な操作で的確に選択可能と
でき、ユーザによる所望アングルqの選択操作に従い、
該当するアングルqの映像を表示させることができる。
【0055】また、ディスク再生部2に順次各アングル
の切り換え再生を行わせる際、いずれのアングルも同じ
映像シーンを再生させるので、分割画面に同時表示され
るアングル別の映像は同じシーンとなり、所望アングル
を選択するための比較検討がし易くなり、しかも、所望
アングルqを選択したとき、マルチアングル区間の先頭
から所望アングルqの映像を大画面で見られるので、所
望アングルqの映像を見落としなく十分に楽しむことが
できる。更に、ディスク再生部2で再生中の或るアング
ルkのビデオ信号をメモリ12B−kに記憶させている
間、当該アングルkのビデオ信号も多重した所定の多重
ビデオ信号に変換するので、或るアングルkのビデオ信
号の書き込みが完了する前でも当該或るアングルkの映
像を分割画面DPkに表示させることができるので、ユ
ーザはいち早く各アングルの映像を知ることができる。
【0056】なお、上記した各実施の形態では、アング
ル数iのマルチアングル区間に入ったとき、各アングル
とも先頭から或る量ずつビデオ信号をメモリ12−1〜
12−i(12B−1〜12B−i)に書き込むように
したが、図17に示す如く、アングル1はマルチアング
ル区間の先頭の再生映像位置P11からP12まで数秒間分
ビデオ信号を再生してメモリ12−1(12B−1)に
記憶させ、アングル2はアングル1におけるP12と同じ
映像再生位置であるP21からP22まで数秒間分ビデオ信
号を再生してメモリ12−2(12B−2)に記憶さ
せ、アングル3はアングル2におけるP22と同じ映像再
生位置であるP31からP32まで数秒間分ビデオ信号を再
生してメモリ12−3(12B−3)に記憶させるとい
う具合にして、各アングルの映像シーンがひと繋がりに
なるように切り換え再生及び記憶させるようにしても良
い。そして、全てのアングルの書き込みが完了した後、
所望アングルmの選択操作がされたときは、アングルm
の内、アングルiにおけるPi2と同じ映像再生位置Pm3
から再生させるか、或いは、アングルmの先頭であるP
m0から再生させれば良い。若し、全てのアングルの書き
込みが完了する前の例えばアングルkの途中の映像再生
位置(これをPkFとする)で所望アングルm´の選択操
作がされたときは、アングルm´の内、アングルkにお
けるPkFと同じ映像再生位置から再生させるか、或い
は、アングルm´の先頭から再生させれば良い。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、とくに複数のデコーダ
を設けなくても比較的簡単な構成で、マルチアングル区
間に入ったときに自動的に各アングルの映像を分割画面
に同時表示させ、所望アングルを簡単な操作で的確に選
択可能とでき、ユーザによる所望アングルの選択操作に
従い、該当するアングルの映像を表示させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るマルチアング
ル対応DVD再生システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1中の多重ビデオ信号生成部で生成される多
重ビデオ信号の周波数スペクトラムを示す線図である。
【図3】図1中のシステムコントロール部の制御処理を
示すフローチャートである。
【図4】図1中のシステムコントロール部の制御処理を
示すフローチャートである。
【図5】図1中のシステムコントロール部の制御処理を
示すフローチャートである。
【図6】図1のマルチアングル対応DVD再生システム
の再生動作の説明図である。
【図7】図1中のモニタディスプレイの表示状態の説明
図である。
【図8】図1中のモニタディスプレイの表示状態の説明
図である。
【図9】図1中のモニタディスプレイの表示状態の説明
図である。
【図10】図1中のモニタディスプレイの表示状態の説
明図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るマルチアン
グル対応DVD再生システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図12】図1のマルチアングル対応DVD再生システ
ムの再生動作の説明図である。
【図13】図11中のシステムコントロール部の制御処
理を示すフローチャートである。
【図14】図11中のシステムコントロール部の制御処
理を示すフローチャートである。
【図15】図11中のシステムコントロール部の制御処
理を示すフローチャートである。
【図16】図11中のモニタディスプレイの表示状態の
説明図である。
【図17】本発明の変形例における再生動作の説明図で
ある。
【図18】マルチアングル対応DVDから読み取られる
ビデオストリームの説明図である。
【図19】従来のマルチアングル対応DVD再生システ
ムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 DVD 2 ディスク再生
部 3A D/A変換部 4A モニタディ
スプレイ 5 操作部 6 表示部 7A、7B システムコントロール部 10、10B 多重ビデオ信号生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/10 A 27/34 P Fターム(参考) 5C052 AA01 AB02 AC08 BC01 CC01 DD04 EE02 EE03 5C053 FA14 GA06 GB02 HA29 HA33 KA04 KA25 LA06 5D077 AA23 BA14 CA02 CA11 DC08 DC12 DE10 EA33 EA34 HA07 HC12 HC17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチアングルのビデオ信号がディジタ
    ル記録された記録媒体から記録信号を検出し、ビデオ信
    号を再生する記録媒体再生手段と、 アングル別に各々、所定量ずつビデオ信号を記憶可能な
    記憶手段と、 画面分割表示と大画面表示が可能で、画面分割表示用の
    所定の多重ビデオ信号を入力して画面分割表示したり、
    通常のビデオ信号を入力して大画面表示したりする表示
    手段と、 ユーザが所望アングルの選択操作をする選択操作手段
    と、 映像シーンの再生位置を監視し、マルチアングルの区間
    に入るまでは記録媒体再生手段から出力されたビデオ信
    号に基づき表示手段に大画面表示させ、マルチアングル
    の区間に入ったとき、記録媒体再生手段を制御して順に
    各アングルの切り換え再生を行わせ、再生された各アン
    グルのビデオ信号をアングル別に各々、或る所定量ずつ
    記憶手段に記憶させていくとともに、記憶手段に記憶さ
    れた各アングルのビデオ信号を同時読み出しし、画面分
    割表示用に多重した所定の多重ビデオ信号に変換して表
    示手段に出力し、画面分割表示させ、選択手段で所望ア
    ングルが選択されると、記録媒体再生手段を制御して所
    望アングルのビデオ信号の再生を行わせ、該ビデオ信号
    に基づき表示手段に大画面表示させる表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録媒体再生システム。
  2. 【請求項2】 表示制御手段は、マルチアングルの区間
    に入り、記録媒体再生手段を制御して順次各アングルへ
    の切り換え再生を行わせる際、同じ映像シーンを再生さ
    せるようにしたこと、 を特徴とする請求項1記載の記録媒体再生システム。
  3. 【請求項3】 表示制御手段は、マルチアングルの区間
    に入ってから選択手段で所望アングルが選択されると、
    記録媒体再生手段を制御してマルチアングル区間の先頭
    から所望アングルのビデオ信号の再生を行わせるように
    したこと、 を特徴とする請求項1記載の記録媒体再生システム。
  4. 【請求項4】 マルチアングルのビデオ信号がディジタ
    ル記録された記録媒体から記録信号を検出し、ビデオ信
    号を再生する記録媒体再生手段と、 アングル別に各々、所定量ずつビデオ信号を記憶可能な
    記憶手段と、 画面分割表示と大画面表示が可能で、画面分割表示用の
    所定の多重ビデオ信号を入力して画面分割表示したり、
    通常のビデオ信号を入力して大画面表示したりする表示
    手段と、 ユーザが所望アングルの選択操作をする選択操作手段
    と、 映像シーンの再生位置を監視し、マルチアングルの区間
    に入るまでは記録媒体再生手段から出力されたビデオ信
    号に基づき表示手段に大画面表示させ、マルチアングル
    の区間に入ったとき、記録媒体再生手段を制御して順に
    各アングルの切り換え再生を行わせ、再生された各アン
    グルのビデオ信号をアングル別に或る所定量ずつ記憶手
    段に記憶させていくとともに、全てのアングルについて
    記憶手段への記憶が終わるまでは、記憶手段に既に記憶
    済のアングルについて各アングルのビデオ信号を同時読
    み出しし、記録媒体再生手段で再生中のアングルのビデ
    オ信号と一緒に画面分割表示用に多重した所定の多重ビ
    デオ信号に変換して表示手段に出力し、画面分割表示さ
    せ、全てのアングルについて記憶手段への記憶が終わっ
    たあとは、記憶手段に記憶された各アングルのビデオ信
    号を同時読み出しし、画面分割表示用に多重した所定の
    多重ビデオ信号に変換して表示手段に出力し、画面分割
    表示させ、選択手段で所望アングルが選択されると、記
    録媒体再生手段を制御して所望アングルのビデオ信号の
    再生を行わせ、該ビデオ信号に基づき表示手段に大画面
    表示させる表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録媒体再生システム。
  5. 【請求項5】 表示制御手段は、マルチアングルの区間
    に入り、記録媒体再生手段を制御して順次各アングルへ
    の切り換え再生を行わせる際、同じ映像シーンを再生さ
    せるようにしたこと、 を特徴とする請求項4記載の記録媒体再生システム。
  6. 【請求項6】 表示制御手段は、マルチアングルの区間
    に入ってから選択手段で所望アングルが選択されると、
    記録媒体再生手段を制御してマルチアングル区間の先頭
    から所望アングルのビデオ信号の再生を行わせるように
    したこと、 を特徴とする請求項4記載の記録媒体再生システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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