JP2000334240A - 湿式空気清浄機 - Google Patents

湿式空気清浄機

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JP2000334240A
JP2000334240A JP11189454A JP18945499A JP2000334240A JP 2000334240 A JP2000334240 A JP 2000334240A JP 11189454 A JP11189454 A JP 11189454A JP 18945499 A JP18945499 A JP 18945499A JP 2000334240 A JP2000334240 A JP 2000334240A
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Toshio Sasaki
敏夫 佐々木
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SANWA SEIKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除塵、除臭、加湿、殺菌、静電気防止効果を
得ることができると共に、マイナスイオンを空気に大量
に含ませることができる。 【解決手段】 空気吸入口2と空気吹き出し口3を有
し、空気吸入口2に吸気用ファン4を装着すると共に所
要量の酸性電解水6を収容した浄化槽1内に、細い多数
の小孔を有する水噴射ノズル11を配置する。該水噴射
ノズル11からポンプ13をもって勢いよく酸性電解水
6を噴射させ、浄化槽1の内壁面に強く当てる。そして
これにより酸性電解水6を超微細な粒子に***させる。
そして吸気用ファン4によって空気を吸い込み、吸い込
んだ空気を超微細な水の粒子に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湿式空気清浄機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ほこりやダニの死骸、花粉、カビの胞
子、細菌などを含むハウスダストやタバコの煙など、室
内の空気には多くの有害な粒子が含まれている。
【0003】そして、これらのハウスダストはアトピー
性皮膚炎や喘息の原因となり、またタバコの煙は肺ガン
の原因となる。
【0004】これら健康面の不安から近時空気清浄機の
需要が高まっている。
【0005】また一方、室内には電化製品やOA機器等
が普及したことにともない、これらから発せられる電磁
波、熱,静電気などによってマイナスイオンが極めて減
少している。
【0006】このマイナスイオンの減少は、室内で気持
ちよく、心身共に爽快に過ごす上で極めてマイナスであ
る。即ち、人が爽快な気分になれるのは、空気に含まれ
るマイナスイオンの働きによると考えられており、した
がってマイナスイオンが減少すると爽快に過ごすことが
できなくなるからである。
【0007】また、マイナスイオンは、自然界において
「空気中で水が***するとき、大きな粒子は正に帯電
し、小さな粒子は負に帯電する」という現象によって生
じることが判明している。これは、水滴に衝突や振動の
エネルギーを加えると、水滴の表面は外側に負、内側に
正の電気2重層となり、水滴が***するときには外側の
負の電気は表面からちぎれ飛び出す小さな粒子について
ゆき、内側の正の電気は大きな粒子に残ることによるも
のである。そしてこれにより、水滴が激しく飛び散る滝
のそばや雨上がりの空気には大量のマイナスイオンが発
生し、これを吸い込むことにより爽快な気分となるので
ある。
【0008】そこで、従来においても種々の空気清浄機
が販売されている。そして、斯かる従来の空気清浄機に
は2種類のタイプがある。一つはファンによって空気を
循環し、フィルターで吸着するファン式タイプであり、
もう一つはイオンの力を利用して集塵するイオン式タイ
プである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ファン式タイ
プのものも、イオン式タイプのものも除塵の点について
はある程度の効果を認められるものの、ただそれだけの
効果しかない。しかし、室内の空気にはタバコやペッ
ト、トイレなどの不快な臭も含まれており、また細菌も
含まれている。また快適に過ごすためには適度な湿気も
必要である。従来のものはこれらの対する効果が全く期
待することができない。そしてまた、勿論ファン式タイ
プのものは空気中のマイナスイオンの量を増やすことも
できない。
【0010】また、イオン式タイプのものはマイナスの
放電線が起こすコロナ放電によって電気的にマイナスイ
オンを発生させるものであるから、副産物としてオゾン
やNOxが発生する。これらは微量であれば問題ない
が、これらの発生量を制御する機能が備わっていない場
合には環境基準値を上回ることがある。また、同時に電
磁波も発生するから、マイナスイオンを減少させるばか
りでなく、人体への影響も懸念されている。更にまた、
電気的に作られたマイナスイオンは、水分子と結合しな
い単体であるから活動量が多く、すぐに中和されて長時
間空中に漂うことができない。
【0011】これらのことから従来の空気清浄機は普及
率が低かったのである。そこで、本発明者は鋭意研究し
た結果、浄化槽の内壁面に水を強く当てて超微細な粒子
に***させ、この超微細な粒子が無数に浮遊している中
をファンによって空気を吸い込んで通過させることによ
り、除塵に加えて除臭,加湿効果,静電気防止効果を得
ることができ、而も前記イオン式タイプのものにみられ
る如きマイナス面を伴うことなくマイナスイオンを空気
に大量に含ませることができることを知見し、本発明の
完成をみるに至ったものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】而して、本発明の要旨
は、空気吸入口と空気吹き出し口を有し、空気吸入口に
吸気用ファンを装着すると共に所要量の水を収容した浄
化槽と、前記水を前記浄化槽の内壁面に強く当てて超微
細な粒子に***させるための適宜の手段とからなる湿式
空気清浄機にある。
【0013】また、水を浄化槽の内壁面に強く当てて超
微細な粒子に***させる手段を、例えば細い多数の小孔
を有する水噴射ノズルと、該水噴射ノズルと浄化槽の底
部とを接続するパイプと、該パイプの途中部に設けたポ
ンプとをもって構成するようにしてもよい。
【0014】また、水として酸性水や電気分解によって
生成した酸性電解水を用いてもよい。これらの水を用い
れば殺菌効果を得ることができる。そしてまた水中に菌
が増殖しないから悪臭が生じない。したがって、長時間
の循環の繰り返し使用が可能となる。更にまた、空気中
に酸が含まれるから抗菌作用も期待することができる。
また、電気分解によって生成した酸性電解水の場合に
は、薬品を使わずに酸性にしたものであるから、人体へ
の薬害の虞れがなく、且つまた薬品の費用を節約するこ
とができる。
【0015】また、浄化槽に水の電気分解装置を接続
し、該電気分解装置によって生成した酸性電解水を用い
るようにしてもよい。この場合には、水を替えるとき等
に直接電気分解装置から浄化槽内に給水することができ
る。
【0016】また、浄化槽の内壁面を粗面にしてもよ
い。この場合には、水の跳ね返って飛び散る方向が不規
則になり、超微細な粒子のほこり等の有害粒子への接触
率を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の概略的説明
図、図2は水噴射ノズルの斜視図、図3は水の電気分解
装置の説明図である。
【0018】図中、1は浄化槽である。また、該浄化槽
1は、空気吸入口2と空気吹き出し口3を有し、空気吸
入口2には吸気用ファン4を装着している。また、該空
気吸入口2には、この他大きなほこりを除去するフィル
タ5を取り付けている。そしてまた、該浄化槽1には所
要量の酸性電解水6を収容している。また、該浄化槽1
の内壁面は粗面としている。
【0019】また、7は普通の水を用いるときに用いる
蓋付きの給水口、8は水を取り替えるとき等に用いるコ
ック付きの排水口である。
【0020】9は前記浄化槽1の空気吹き出し口3側に
設けた空気中の大きな水粒子を落下回収するための通路
である。9aは前記空気吹き出し口3から出る空気を一
旦下向きに送り出すガイド筒、9bはコック付きの排水
口である。
【0021】10は前記酸性電解水6を浄化槽1の内壁
面に強く当てて超微細な粒子に***させる手段であり、
本実施形態では、細い多数の小孔11a,11a,11
a…を有する水噴射ノズル11と、該水噴射ノズル11
と前記浄化槽1の底部とを接続するパイプ12と、該パ
イプ12の途中部に設けたポンプ13とをもって構成し
ている。
【0022】14は前記浄化槽1に接続した水の電気分
解装置である。また、該電気分解装置14は、筐体15
と、電解槽16と、該電解槽16内の陽極室17及び陰
極室18に水道水を導くためのパイプ19とからなる。
尚、20はプラスの電極、21はマイナスの電極、22
は隔膜、23,24は放水口である。また、陽極室17
からは酸性電解水が、陰極室18からはアルカリ性電解
水が放出される。
【0023】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。ポンプ13を作動させて酸性電解水6を水噴射ノズ
ル11に所定の流速で圧送する。これにより水噴射ノズ
ル11から噴射された水は勢いよく浄化槽1の内壁面に
当たる。そして当たって跳ね返ったときに超微細な粒子
に***する。
【0024】そして、超微細な水の粒子が無数に浮遊し
ている中に吸気用ファン4によって空気を吸い込むと、
空気中のほこりや臭気の粒子、菌等はこの水の粒子と接
触し、浄化槽1の底部に落下する。
【0025】そしてまた、水が当たって跳ね返って超微
細な粒子に***するときにマイナスイオンが発生するか
ら、空気中に多量のマイナスイオンを含ませることがで
きる。而も、発生したマイナスイオンは超微細な水の粒
子と結合するから安定性が増し、プラスイオンに中和さ
れずに長時間空気中に漂う。
【0026】また、超微細な水の粒子が空気に含まれる
から、室内に適度の湿気を与えることができる。また、
室内にある電化製品、OA機器からでるプラスイオンや
静電気も、マイナスイオンと超微細な水の粒子によって
中和することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記の如き構成,作用であるか
ら、従来の空気清浄機とは全く違った原理に基づき、除
塵のみならず、除臭,加湿,静電気防止効果をも得るこ
とができるものである。
【0028】そして更に、心身を爽快にするマイナスイ
オンを空気に大量に含ませることができるものである。
而もマイナスイオンの発生も電気的なものではなく、自
然界におけると同様の原理に基づくものであるから、こ
れの空気中で漂う時間も長く、実効を期待することがで
きる。
【0029】また、水として酸性水や電気分解によって
生成した酸性電解水を用いた場合には、殺菌効果を得る
ことができる。そしてまた水中に菌が増殖しないから悪
臭が生じない。したがって、長時間の循環の繰り返し使
用が可能となる。更にまた、空気中に酸が含まれるから
抗菌作用も期待することができる。また、電気分解によ
って生成した酸性電解水の場合には、薬品を使わずに酸
性にしたものであるから、人体への薬害の虞れがなく、
且つまた薬品の費用を節約することができる。
【0030】また、浄化槽に水の電気分解装置を接続
し、該電気分解装置によって生成した酸性電解水を用い
るようにする場合には、水を替えるとき等に直接電気分
解装置から浄化槽内に給水することができる。
【0031】また、浄化槽の内壁面を粗面にした場合に
は、水の跳ね返って飛び散る方向が不規則になり、超微
細な粒子のほこり等の有害粒子への接触率を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略的説明図である。
【図2】水噴射ノズルの斜視図である。
【図3】水の電気分解装置の説明図である。
【符号の説明】
1 浄化槽 2 空気吸入口 3 空気吹き出し口 4 吸気用ファン 5 フィルタ 6 酸性電解水 10 水を***させるための手段 11 水噴射ノズル 12 パイプ 13 ポンプ 14 水の電気分解装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吸入口と空気吹き出し口を有し、空
    気吸入口に吸気用ファンを装着すると共に所要量の水を
    収容した浄化槽と、前記水を前記浄化槽の内壁面に強く
    当てて超微細な粒子に***させるための適宜の手段とか
    らなる湿式空気清浄機。
  2. 【請求項2】 水を浄化槽の内壁面に強く当てて超微細
    な粒子に***させる手段を、細い多数の小孔を有する水
    噴射ノズルと、該水噴射ノズルと浄化槽の底部とを接続
    するパイプと、該パイプの途中部に設けたポンプとをも
    って構成してなる請求項1記載の湿式空気清浄機。
  3. 【請求項3】 水として酸性水を用いてなる請求項1又
    は2記載の湿式空気清浄機。
  4. 【請求項4】 水として電気分解によって生成した酸性
    電解水を用いてなる請求項1又は2記載の湿式空気清浄
    機。
  5. 【請求項5】 浄化槽に水の電気分解装置を接続し、該
    電気分解装置によって生成した酸性電解水を用いてなる
    請求項1又は2記載の湿式空気清浄機。
  6. 【請求項6】 浄化槽の内壁面を粗面にしてなる請求項
    1,2,3,4又は5記載の湿式空気清浄機。
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