JP2000333916A - 血圧計 - Google Patents

血圧計

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JP2000333916A
JP2000333916A JP11151653A JP15165399A JP2000333916A JP 2000333916 A JP2000333916 A JP 2000333916A JP 11151653 A JP11151653 A JP 11151653A JP 15165399 A JP15165399 A JP 15165399A JP 2000333916 A JP2000333916 A JP 2000333916A
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JP
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blood pressure
cuff
pressure
impedance
pass filter
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JP11151653A
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Makoto Shibuya
誠 渋谷
Yasuyuki Kanazawa
靖之 金澤
Yoshiaki Watanabe
義明 渡邊
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定する血圧値が明確に定まるようにするも
のである。 【解決手段】 カフ2と、前記カフ2に空気を送る加圧
手段6と、前記カフ2の空気を排気する排気弁7と、前
記カフ2内の空気圧を測定する圧力検知手段8と、イン
ピーダンス測定手段10と、第1のローパスフィルタ1
2と、第2のローパスフィルタ14と、信号処理手段1
3を有し、前記インピーダンス測定手段により生体のイ
ンピーダンスを測定し、前記カフの圧力とインピーダン
スの関係を前記信号処理手段により複数の直線により近
似し、複数の直線の交点から最高血圧及び最低血圧を求
めるため、明確に最高血圧と最低血圧を定めることがで
きる。そして、第1のローパスフィルタと第2のローパ
スフィルタにより、血圧測定中のカフの圧力とインピー
ダンスの関係に重畳する動脈の脈拍による脈動成分を除
去できるので、誤差なく近似直線を定めることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体の電気インピ
ーダンスにより血圧を測定する血圧計の血圧測定方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の血圧計には、特開昭61-1
35634号公報に提案されるような物がある。これは、血
液のインピーダンスは血液以外の生体組織のインピーダ
ンスに比べて小さいため、体表から生体インピーダンス
を測定すると血流の変化をインピーダンス変化としてと
らえ得ることを利用した物である。
【0003】図4は、血圧計1により上腕で血圧を測定
している状態を示す図である。カフ2には上腕の体表面
に接触するようにインピーダンス測定用の2つの帯状の
電流電極3a、3bと2つの電圧電極4a、4bが備え
られており、上腕に微弱な高周波電流を流し、そのとき
の電圧を測定することによってインピーダンスを測定す
る。
【0004】次に、最高血圧と最低血圧の血圧値の決定
方法について説明する。図5は、最高血圧と最低血圧の
決定方法を示す概念的な図である。図5中の曲線Aは、
血圧測定中のカフ2の圧力とインピーダンスの関係を示
している。血圧の測定はカフ2の減圧過程において行わ
れるので時間の経過と共に曲線Aの右端から左端方向へ
と変化する。
【0005】そして、カフ2の圧力が、最高血圧以上の
時は動脈血流が完全に阻止されているので、カフ2の圧
力の変化に対するインピーダンスの変化は無くほぼ一定
になる。また、カフ2の圧力が最低血圧以下の時は、カ
フ2による動脈血流の阻害は全くないのでカフ2の圧力
の変化に対するインピーダンスの変化がなく一定にな
る。一方、カフ2の圧力が最高血圧から最低血圧の間に
ある時は、カフ2の動脈圧迫に伴う血流の変化に応じて
インピーダンスが変化する。このときカフ2の圧力の変
化に対してインピーダンスの変化が始まる点Bと終わる
点Cをとらえ、そのときのカフ2の圧力を最高血圧、お
よび最低血圧としている。また、曲線Aには、動脈の脈
拍に伴う脈動AAが重畳している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の血圧計では、カフの圧力の変化に対して、インピーダ
ンスが変化を開始する部分は連続的に変化が大きくな
り、同様にインピーダンスの変化が無くなる部分は連続
的に変化が小さくなるため、最高血圧と最低血圧をそれ
ぞれ明確に1点に定めることは困難であるという課題が
あった。
【0007】また、カフ圧とインピーダンスの関係には
動脈の脈拍に伴う脈動が重畳する。カフ圧とインピーダ
ンスの変化が始まる部分と、カフ圧とインピーダンスの
変化が無くなる部分とを明確にしたいときに、重畳する
脈動成分は不必要であり測定誤差の原因になる。つまり
この脈動成分は、正確な測定を阻害する存在であり、最
高血圧と最低血圧の点を不明瞭にし、血圧の決定をさら
に困難にするという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、カフと、前記カフに空気を送る加圧手段と、
前記カフの空気を排気する排気弁と、前記カフ内の空気
圧を測定する圧力検知手段と、インピーダンス測定手段
と、第1のローパスフィルタと、第2のローパスフィル
タと、信号処理手段からなり、前記インピーダンス測定
手段により生体のインピーダンスを測定し、前記圧力検
知手段の信号は前記第1のローパスフィルタを介して前
記信号処理手段に入力し、前記インピーダンス測定手段
の信号は前記第2のローパスフィルタを介して前記信号
処理手段に入力し、前記カフの圧力とインピーダンスの
関係を前記信号処理手段により複数の直線により近似
し、複数の直線の交点から最高血圧及び最低血圧を求め
るようにしたものである。
【0009】上記発明によれば、最高血圧以上の時、最
低血圧以下の時、最高血圧から最低血圧の間の時の3つ
の直線で近似し、最高血圧を、最高血圧以上で近似した
直線と最高血圧から最低血圧の間で近似した直線の交点
から求め、最低血圧を、最高血圧から最低血圧の間で近
似した直線と最低血圧以下で近似した直線との交点から
求める構成としているので、明確に最高血圧と最低血圧
を定めることができる。
【0010】そしてさらに、第1のローパスフィルタと
第2のローパスフィルタにより、血圧測定中のカフの圧
力とインピーダンスの関係に重畳する動脈の脈拍による
脈動成分を除去できるので、誤差なく近似直線を定める
ことができる。したがって血圧を誤差なく明確に定める
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる血圧計
はカフと、前記カフに空気を送る加圧手段と、前記カフ
の空気を排気する排気弁と、前記カフ内の空気圧を測定
する圧力検知手段と、インピーダンス測定手段と、第1
のローパスフィルタと、第2のローパスフィルタと、信
号処理手段を有する。
【0012】そして、前記インピーダンス測定手段によ
り生体のインピーダンスを測定し、前記カフの圧力とイ
ンピーダンスの関係を前記信号処理手段により複数の直
線により近似し、複数の直線の交点から最高血圧及び最
低血圧を求めるため、明確に最高血圧と最低血圧を定め
ることができる。
【0013】そしてさらに、第1のローパスフィルタと
第2のローパスフィルタにより、血圧測定中のカフの圧
力とインピーダンスの関係に重畳する動脈の脈拍による
脈動成分を除去できるので、誤差なく近似直線を定める
ことができる。したがって血圧を誤差なく明確に定める
ことができる。
【0014】本発明の請求項2にかかる血圧計は、カフ
の圧力とインピーダンスの関係を、カフの圧力が最高血
圧以上の直線、カフの圧力が最高血圧以下でかつ最低血
圧以上の直線、カフの圧力が最低血圧以下の直線の3つ
の直線で近似し、その3つの直線の交点から最高血圧及
び最低血圧を求めるため、明確に最高血圧と最低血圧を
定めることができる。
【0015】本発明の請求項3にかかる血圧計はカフ
と、前記カフに空気を送る加圧手段と、前記カフの空気
を排気する排気弁と、前記カフ内の空気圧を測定する圧
力検知手段と、インピーダンス測定手段と、第1のロー
パスフィルタと、第2のローパスフィルタと、信号処理
手段を有する。
【0016】そして、前記インピーダンス測定手段によ
り生体のインピーダンスを測定し、前記カフの圧力とイ
ンピーダンスの関係を前記信号処理手段により複数の曲
線により近似し、複数の曲線の交点から最高血圧及び最
低血圧を求めるため、明確に最高血圧と最低血圧を定め
ることができる。
【0017】そしてさらに、第1のローパスフィルタと
第2のローパスフィルタにより、血圧測定中のカフの圧
力とインピーダンスの関係に重畳する動脈の脈拍による
脈動成分を除去できるので、誤差なく近似直線を定める
ことができる。したがって血圧を誤差なく明確に定める
ことができる。
【0018】本発明の請求項4にかかる血圧計は、カフ
の圧力とインピーダンスの関係を、カフの圧力が最高血
圧以上の曲線、カフの圧力が最高血圧以下でかつ最低血
圧以上の曲線、カフの圧力が最低血圧以下の曲線の3つ
の曲線で近似し、その3つの曲線の交点から最高血圧及
び最低血圧を求めるため、明確に最高血圧と最低血圧を
定めることができる。
【0019】本発明の請求項5にかかる血圧計はカフ
と、前記カフに空気を送る加圧手段と、前記カフの空気
を排気する排気弁と、前記カフ内の空気圧を測定する圧
力検知手段と、インピーダンス測定手段と、第1のロー
パスフィルタと、第2のローパスフィルタと、信号処理
手段を有する。
【0020】そして、カフの圧力とインピーダンスの関
係を、直線で近似をするか、曲線で近似をするか、前記
信号処理手段により、より相関の高い方を選択して最高
血圧及び最低血圧を求める構成とするため、より正確に
最高血圧と最低血圧を定めることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明の実施例1の血
圧計のブロック図、図2は最高血圧と最低血圧の決定方
法を示す概念的な図である。なお、従来例と同様の構成
には従来例と同一番号を付し、説明は省略する。
【0023】この血圧計5は図1に示すように、上腕等
に巻き付けるカフ2と、カフ2に空気を送る、例えばモ
ーター(図示せず)で駆動する加圧ポンプのような加圧
手段6と、カフ2の空気を排気する排気弁7と、カフ2
内の空気圧を測定する圧力検知手段8と、カフ2と加圧
手段6と排気弁7と圧力検知手段8とを連通する空気配
管10と、生体のインピーダンスを測定するインピーダ
ンス測定手段10を備えている。また、カフ2には体表
に密着するように4つの帯状の電極が設けられている。
4つの電極はそれぞれ電流電極2つ(3a,3b)と、
電圧電極2つ(4a,4b)であり、電流電極(3a,
3b)により生体に微弱な高周波電流を流し、電圧電極
(4a,4b)で電圧を検出することでインピーダンス
処理手段11によりインピーダンスを測定する。
【0024】測定を開始すると、加圧手段6によりカフ
2に空気が送り込まれ、カフ2内の空気圧は上昇する。
カフ2の圧力が最高血圧以上になり、動脈の血流が阻血
されると加圧は終わる。その後カフ2の圧力は排気弁7
により、ほぼ一定速度でゆっくりと減圧し、その間に最
高血圧と最低血圧を測定する。測定後、不要になったカ
フ2内の空気は排気弁7により即座に排出される。
【0025】そして、圧力検知手段8からの信号は第1
のローパスフィルタ12を介して信号処理手段13に入
力され、インピーダンス測定手段10からの信号は第2
のローパスフィルタ14を介して信号処理手段13に入
力され血圧値を決定し、最高血圧値および最低血圧値と
して例えばLCDの様な報知手段15により表示し、測
定を終了する。
【0026】図2は、本実施例における最高血圧と最低
血圧の決定方法を示す概念的な図である。曲線Dは、血
圧測定中のカフ2の圧力とインピーダンスの関係を示し
ている。この曲線Dは動脈の脈拍に伴う脈動が重畳しな
い滑らかな曲線になる。その理由は、圧力検知手段8の
信号は第1のローパスフィルタ12を通るため脈波の成
分が除去され、またインピーダンス測定手段10の信号
も第2のローパスフィルタ14を通るため脈波の成分が
除去されるためである。
【0027】ここで、安静時の脈拍数が約80拍毎分、
身体の活動の活発なときや緊張時などはそれ以上の脈拍
数になるとすると、第1のローパスフィルタ12と第2
のローパスフィルタ14の特性は、互いに約1.3Hz
以上の周波数成分を充分除去するような特性であること
が望ましい。または、若干余裕を持って設計し、若干低
い周波数、例えば約1.0Hz以上の周波数成分を充分
除去するような特性であってもよい。
【0028】ただし、睡眠時の測定等さらに低い脈拍数
の測定が必要な場合は、これに限らず、さらに低い周波
数、例えば約0.5Hz以上の周波数成分を充分除去す
るような特性にする等、目的に応じた最適な設計を行え
ばよい。
【0029】血圧の測定はカフ2の減圧過程において行
われるので時間の経過と共に曲線5の右端から左端方向
へと変化する。但し、実際の測定データはこの曲線Dの
ように連続的ではなく、この曲線Dに乗る複数の離散的
なデータの集合である。
【0030】ここで、この曲線Dから最高血圧と最低血
圧を決定する場合は、信号処理手段13によりこの曲線
Dを3つの直線で近似しその交点から求める。つまり、
カフ2の圧力が最高血圧以上の時には第1の近似直線E
で近似し、最低血圧以下の時は第2の近似直線Fで近似
し、最高血圧から最低血圧の間の時は第3の近似直線G
で近似し、最高血圧と最低血圧をそれら3直線の交点か
ら求める。ここでは、第1の近似直線Eと第3の近似直
線Gの交点から最高血圧Hを、そして第2の近似直線F
と第3の近似直線Gの交点から最低血圧Iを決定する。
【0031】このように、複数の直線の交点から最高血
圧と最低血圧を求めるので、明確に最高血圧と最低血圧
を定めることができる。
【0032】そしてさらに、第1のローパスフィルタ1
2と第2のローパスフィルタ14により、血圧測定中の
カフ2の圧力とインピーダンスの関係に重畳する動脈の
脈拍による脈動成分を除去できるので、誤差なく近似直
線を定めることができる。したがって血圧を誤差なく明
確に定めることができる。
【0033】なお、本実施例では3つの直線で近似した
が、本発明はこれに限られることはなく、最高血圧以
上、最高血圧近傍、最低血圧近傍、最低血圧以下の4つ
直線またはそれ以上で近似してもよい。
【0034】またなお、電流電極(3a,3b)および
電圧電極(4a,4b)の形状は帯状に限られる物では
ない。
【0035】またなお、血圧測定個所は、本実施例に示
したような上腕の他に手首、足部等でも同様に測定がで
きる。
【0036】またなお、本実施例では加圧手段6として
加圧ポンプを用いる例を説明したが、本願発明はこれに
限られるものではなく、手動ポンプを用いても同様の効
果が得られる。
【0037】またなお、本実施例では単一の排気弁7を
持ち、信号処理手段13により微速排気と急速排気の制
御をする例を説明したが、本願発明はこれに限られるも
のではなく、測定中の排気をする微速排気弁と、測定後
の排気をする急速排気弁の2つの排気弁を持つ構成にし
ても同様の効果が得られる。
【0038】またなお、本実施例では報知手段15とし
てLCDを用いる例を説明したが、本願発明はこれに限
られるものではなく、音声による報知手段、または他機
器へのデータ伝送手段を備えた構成にしても同様の効果
が得られる。
【0039】(実施例2)図3は本発明の実施例2の血
圧計8の測定概念図である。本実施例2において、実施
例1と異なる点は、血圧測定中のカフ2の圧力とインピ
ーダンスの関係を、3つの曲線で近似して最高血圧と最
低血圧をを測定する点である。なお、実施例1と同一符
号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0040】ここで、この曲線Dから最高血圧と最低血
圧を決定する場合は、カフ2の圧力が最高血圧以上の時
には第1の近似曲線Jで近似し、最低血圧以下の時は第
2の近似曲線Kで近似し、最高血圧から最低血圧の間の
時は第3の近似曲線Lで近似し、最高血圧と最低血圧を
それら3曲線の交点から求める。ここでは、第1の近似
曲線Jと第3の近似曲線Lの交点から最高血圧Mを、そ
して第2の近似曲線Kと第3の近似曲線Lの交点から最
低血圧Nを決定する。
【0041】このように、複数の曲線の交点から最高血
圧と最低血圧を求めるので、明確に最高血圧と最低血圧
を定めることができる。
【0042】そしてさらに、第1のローパスフィルタ1
2と第2のローパスフィルタ14により、血圧測定中の
カフ2の圧力とインピーダンスの関係に重畳する動脈の
脈拍による脈動成分を除去できるので、誤差なく近似直
線を定めることができる。したがって血圧を誤差なく明
確に定めることができる。
【0043】なお、ここで言う曲線とは、多項式、指
数、対数等の曲線である。
【0044】またなお、本実施例では3つの曲線で近似
したが、本発明はこれに限られることはなく、最高血圧
以上、最高血圧近傍、最低血圧近傍、最低血圧以下の4
つ曲線またはそれ以上で近似してもよい。
【0045】(実施例3)本実施例3において、実施例
1または2と異なる点は、直線により近似するか曲線に
より近似するか、より相関の高い方を選択して最高血圧
及び最低血圧を求める構成とする点である。なお、実施
例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略す
る。
【0046】血圧測定中のカフ2の圧力とインピーダン
スの関係の各データと、複数種類の近似曲線と近似直線
とを比較し、相関係数の大きい方を信号処理手段13が
選択して血圧を測定する。なお、複数種類の近似曲線と
しては、多項式近似、指数近似、対数近似等の複数の種
類の中から選択する。
【0047】また、3直線、もしくは3曲線の交点を求
めるだけでなく、直線と曲線の交点を求る場合もある。
例えば、最高血圧以上そして最低血圧以下の部分は直線
で近似され最低血圧から最高血圧の間は曲線で近似して
それぞれ交点を求める場合等である。
【0048】このように、近似する曲線または直線を、
より相関の高い方を選択して血圧を測定するので、より
正確に血圧を測定できる。また、複数の直線、または曲
線の交点から最高血圧と最低血圧を求めるので、明確に
最高血圧と最低血圧を定めることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
係る血圧計は、前記カフの圧力とインピーダンスの関係
を複数の直線により近似し、複数の直線の交点から最高
血圧及び最低血圧を求める構成としているので、明確に
最高血圧と最低血圧を定めることができるという効果が
ある。
【0050】そしてさらに、第1のローパスフィルタと
第2のローパスフィルタにより、血圧測定中のカフの圧
力とインピーダンスの関係に重畳する動脈の脈拍による
脈動成分を除去できるので、誤差なく近似直線を定める
ことができる。したがって血圧を誤差なく明確に定める
ことができる。
【0051】また、請求項2に係る血圧計は、血圧測定
中のカフの圧力とインピーダンスの関係を、最高血圧以
上の時、最低血圧以下の時、最高血圧から最低血圧の間
の時の3つの直線で近似し、最高血圧と最低血圧をそれ
ら3直線の交点から求める構成としているので、明確に
最高血圧と最低血圧を定めることができるという効果が
ある。
【0052】また、請求項3に係る血圧計は、前記カフ
の圧力とインピーダンスの関係を複数の曲線により近似
し、複数の曲線の交点から最高血圧及び最低血圧を求め
る構成としているので、明確に最高血圧と最低血圧を定
めることができるという効果がある。
【0053】そしてさらに、第1のローパスフィルタと
第2のローパスフィルタにより、血圧測定中のカフの圧
力とインピーダンスの関係に重畳する動脈の脈拍による
脈動成分を除去できるので、誤差なく近似直線を定める
ことができる。したがって血圧を誤差なく明確に定める
ことができる。
【0054】また、請求項4に係る血圧計は、血圧計
は、血圧測定中のカフの圧力とインピーダンスの関係
を、最高血圧以上の時、最低血圧以下の時、最高血圧か
ら最低血圧の間の時の3つの曲線で近似し、最高血圧と
最低血圧をそれら3曲線の交点から求める構成としてい
るので、明確に最高血圧と最低血圧を定めることができ
るという効果がある。
【0055】また、請求項5に係る血圧計は、カフの圧
力とインピーダンスの関係を、直線で近似をするか、曲
線で近似をするか、より相関の高い方を選択して最高血
圧及び最低血圧を求める構成としているので、より正確
に最高血圧と最低血圧を定めることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における血圧計のブロック図
【図2】同血圧計の最高血圧と最低血圧の決定方法を示
す概念図
【図3】本発明の実施例2における最高血圧と最低血圧
の決定方法を示す概念図
【図4】従来の血圧計の斜視図
【図5】同血圧計の最高血圧と最低血圧の決定方法を示
す概念図
【符号の説明】 2 カフ 5 血圧計 6 加圧手段 7 排気弁 8 圧力検知手段 10 インピーダンス測定手段 12 第1のローパスフィルタ 13 信号処理手段 14 第2ローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 義明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4C017 AA08 AB01 AC03 AC16 AD01 BB01 BC07 BD01 BD05 FF08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カフと、前記カフに空気を送る加圧手段
    と、前記カフの空気を排気する排気弁と、前記カフ内の
    空気圧を測定する圧力検知手段と、インピーダンス測定
    手段と、第1のローパスフィルタと、第2のローパスフ
    ィルタと、信号処理手段を備え、前記インピーダンス測
    定手段により生体のインピーダンスを測定し、前記圧力
    検知手段の信号は前記第1のローパスフィルタを介して
    前記信号処理手段に入力し、前記インピーダンス測定手
    段の信号は前記第2のローパスフィルタを介して前記信
    号処理手段に入力し、前記カフの圧力とインピーダンス
    の関係を前記信号処理手段により複数の直線により近似
    し、複数の直線の交点から最高血圧及び最低血圧を求め
    る血圧計。
  2. 【請求項2】カフの圧力とインピーダンスの関係を、カ
    フの圧力が最高血圧以上の直線、カフの圧力が最高血圧
    以下でかつ最低血圧以上の直線、カフの圧力が最低血圧
    以下の直線の3つの直線で近似し、その3つの直線の交
    点から最高血圧及び最低血圧を求める請求項1記載の血
    圧計。
  3. 【請求項3】カフと、前記カフに空気を送る加圧手段
    と、前記カフの空気を排気する排気弁と、前記カフ内の
    空気圧を測定する圧力検知手段と、インピーダンス測定
    手段と、第1のローパスフィルタと、第2のローパスフ
    ィルタと、信号処理手段を備え、前記インピーダンス測
    定手段により生体のインピーダンスを測定し、前記圧力
    検知手段の信号は前記第1のローパスフィルタを介して
    前記信号処理手段に入力し、前記インピーダンス測定手
    段の信号は前記第2のローパスフィルタを介して前記信
    号処理手段に入力し、前記カフの圧力とインピーダンス
    の関係を前記信号処理手段により複数の曲線により近似
    し、複数の曲線の交点から最高血圧及び最低血圧を求め
    る血圧計。
  4. 【請求項4】カフの圧力とインピーダンスの関係を、カ
    フの圧力が最高血圧以上の曲線、カフの圧力が最高血圧
    以下でかつ最低血圧以上の曲線、カフの圧力が最低血圧
    以下の曲線の3つの曲線で近似し、その3つの曲線の交
    点から最高血圧及び最低血圧を求める請求項3記載の血
    圧計。
  5. 【請求項5】カフと、前記カフに空気を送る加圧手段
    と、前記カフの空気を排気する排気弁と、前記カフ内の
    空気圧を測定する圧力検知手段と、インピーダンス測定
    手段と、第1のローパスフィルタと、第2のローパスフ
    ィルタと、信号処理手段を備え、前記インピーダンス測
    定手段により生体のインピーダンスを測定し、前記圧力
    検知手段の信号は前記第1のローパスフィルタを介して
    前記信号処理手段に入力し、前記インピーダンス測定手
    段の信号は前記第2のローパスフィルタを介して前記信
    号処理手段に入力し、前記カフの圧力とインピーダンス
    の関係を、直線で近似をするか、曲線で近似をするか、
    前記信号処理手段により、より相関の高い方を選択して
    最高血圧及び最低血圧を求める血圧計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010130189A1 (zh) * 2009-05-15 2010-11-18 深圳市鑫汇科科技有限公司 电子血压计及其标定方法

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