JP2000333628A - 手巻風寿司の製造装置 - Google Patents

手巻風寿司の製造装置

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JP2000333628A
JP2000333628A JP11150651A JP15065199A JP2000333628A JP 2000333628 A JP2000333628 A JP 2000333628A JP 11150651 A JP11150651 A JP 11150651A JP 15065199 A JP15065199 A JP 15065199A JP 2000333628 A JP2000333628 A JP 2000333628A
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JP
Japan
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rice
wrapping
sheet
cooked rice
packaging
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JP11150651A
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English (en)
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Kisaku Suzuki
喜作 鈴木
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Suzumo Machinery Co Ltd
Original Assignee
Suzumo Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】海苔本来の香り、風味、食感が良い高品質の手
巻風寿司を効率よく製造する。 【解決手段】同一円周上に複数の開口部4を開設したタ
ーンテーブルAと、中央部米飯包装用シート巻包板5と
左右の米飯包装用シート巻包板6、7を開閉自在に設け
て前記各開口部4内に配置した米飯成形兼包装用シート
巻包機構Bと、中央部米飯包装用シート巻包板5の上面
に突き上げ板12を配置した米飯巻包体の突き上げ機構
Cと、海苔シートを収納した米飯包装用シート14上に
米飯等を載せて前記巻包機構B及び突き上げ板12上に
移送する移乗機構Dと、米飯巻包体の非巻包部を下方へ
折り込む包装用シート折り込み機構Eと、米飯巻包体の
突き上げ用孔42を貫通して手巻き風寿司排出機構Hと
近接配置した案内板Fと、前記案内板F上面に沿って排
出機構H上へ移送する米飯巻包体の移送兼包装用シート
折り込み機構Gとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、海苔シートを収納した米飯包装
用シートの略一半上面に、所定量の米飯を供給し、該米
飯上に具材を載せ、これを略緩円錐形状に成形すると同
時に米飯、具材を包装用シートにて包装する手巻風寿司
の自動化された製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、略緩円錐形状の手巻風寿司にあっ
ては、その大量の需要に答えるために、手巻き風寿司成
形機の自動化が進められている。
【0003】従来の上記手巻風寿司成形機は、一定量の
米飯を、成形機構における米飯海苔巻包板上に載せた海
苔シート上の一半に供給し、これを米飯海苔巻包板にて
巻包して略緩円錐形状の手巻風寿司を製造する構成であ
る。
【0004】また、この手巻風寿司は、外周を透明なフ
ィルムで巻包してデパートやコンビニエンスストアー、
スーパーマーケット等で販売している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来の手
巻風寿司成形機では、米飯を海苔シートで直接巻包して
成形するので、手巻風寿司の包装構造は、米飯と海苔シ
ートが接触しており、また海苔シートが外部に露出して
いることによって、当該海苔シートが米飯と外気の湿気
を吸収し易いため、ベタついたものとなって、海苔本来
の香り、風味、食感が著しく損なわれるという問題と、
成形後、フィルムで巻包するのに多くの手間と時間がか
かる問題がある。
【0006】
【目的】本発明は、上記した従来技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたもので、所定量の米飯を、海
苔シートで収納した包装用シートで巻包して製造するよ
うに構成することにより、海苔本来の香り、風味、食感
を長期間維持できて、かつ衛生的であり、しかも効率良
く製造できる手巻風寿司の製造装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の手巻風寿司の製造装置は、同一円周線上
に、周方向へ一定の間隔をおいて複数の開口部を略矩形
状に開設した間欠回転するターンテーブルと、中央部米
飯包装用シート巻包板と左右の米飯包装用シート巻包板
とを枢着して平面略矩形状に開成自在にして、かつ略緩
円錐筒状に閉成自在に設けて前記各開口部内に配置した
米飯成形兼包装用シート巻包機構と、前記各米飯成形兼
包装用シート巻包機構の中央部米飯包装用シート巻包板
の上面に突き上げた板を昇降軸に固定して上下動自在に
配置した米飯巻包体の突き上げ機構と、海苔シートを収
納した米飯包装用シート上に所定量の米飯、具材を載せ
た状態で、これを前記米飯成形兼包装用シート巻包機構
及び突き上げ板上に移送する移乗機構と、米飯巻包体の
米飯包装用シート非巻包部を下方へ折り込むための包装
用シート折り込み機構と、米飯巻包体の突き上げ用孔を
貫通形成して、ターンテーブル上方部に、手巻き風寿司
の排出機構と近接して略水平に配置した案内板と、開閉
自在な左右一対の掴持板を有し、米飯巻包体を掴持して
前記案内板上面に沿って排出機構上へ横移送自在に前記
突き上げ用孔の上方部に軸支した米飯巻包体の移送兼包
装用シート折り込み機構とを前記ターンテーブルの回転
方向へ順次設けてなることを特徴とする。
【0008】さらに、請求項2では、米飯包装用シート
の巻包基部をシールすることで、当該包装用シートが巻
包状態に保持されて開くことはないから、形の良い緩円
錐形状が維持できる。
【0009】
【作用】海苔シートを収納した包装用シートの略一半上
面に所定量の米飯を供給したものが、ベルトコンベア等
による搬送機構によってターンテーブル方向へ搬送され
てくると、移乗機構における上下一対の狭持片が開いた
状態で上記搬送機構側へ後退した後、上記一対の挟持片
が閉成して上記包装用シート前端を挟持する。次いで一
対の挟持片が前進して米飯を載せた包装用シートを移送
し、ターンテーブル開口部の米飯成形兼包装用シート巻
包機構及び突き上げ板上に移乗する。この時、包装用シ
ートの米飯を載せた部分が上記した巻包機構及び突き上
げ板上に載置され、米飯非載置部分はターンテーブル上
に載置される。
【0010】次いで、ターンテーブルが所定方向へ一定
角度回転して停止すると、米飯成形兼包装シート巻包機
構は、その左右一対の米飯包装用シート巻包板が閉じる
ことで、略緩円錐筒状に閉成され、これによって米飯は
略緩円錐筒状に成形されると同時に、この略緩円錐筒状
米飯は包装用シートによって横断面略U字形状に巻包さ
れる。
【0011】次いで、ターンテーブルが所定方向へ一定
角度回転して停止すると、上記米飯成形兼包装用シート
巻包機構が開成し、包装用シート折り込み機構によっ
て、略緩円錐形状に成形され米飯に対する包装用シート
非巻包部分を下方へ折り込み、上記米飯を一回巻きす
る。
【0012】次いで、ターンテーブルが所定方向へ一定
角度回転し、米飯巻包体が案内板における突き上げ用孔
の下方に来ると、ターンテーブルの回転は停止して突き
上げ機構が作動する。即ち、突き上げ板が昇降軸によっ
て上動されることで、突き上げ板上の米飯巻包体は案内
板の突き上げ用孔を通して上方へ突き上げられると同時
に移送兼包装用シート折り込み機構が閉成し、上記米飯
巻包体を左右両側から掴持することで巻装用シートの非
巻包部分は下方へ折り込まれる。
【0013】次いで、上記移送兼包装用シート折り込み
機構は米飯巻包体を掴持したままその支軸を中心として
回転するが、この時、米飯巻包体は案内板の上面に沿っ
て移送されることで、下方へ折り込まれている包装用シ
ートの余端は米飯巻包体の下方へ巻き込まれ、手巻風寿
司が製造されると共に、該手巻風寿司は排出機構の一端
上面に移送される。
【0014】手巻風寿司が排出機構上面に移送される
と、上記移送兼包装用シート折り込み機構は開成動作
し、手巻き風寿司の掴持を解いた後、反転して元の位置
に復帰し、次の米飯巻包体掴持及び移送に備えられる。
【0015】上記ターンテーブルが所定方向へ一定角度
ずつ間欠回転することにより、上記したようにして手巻
風寿司は順次製造される。
【0016】さらに、手巻風寿司が、その排出機構上に
移送されると、包装用シートの巻包基部、つまり包装用
シートが互いに巻包重合されている部分がシール機構に
よって熱シールされることで、包装用シートの自然な開
放は阻止され、完全な巻包状態に維持される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる手巻風寿司
製造装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は装置全体の平面図を示し、図2は同装置の一部省
略した状態の正面図を示し、図3は同装置における移乗
機構の平面図を示し、図4は同移乗機構の側面図を示
し、図5は同移乗機構の作動状態の側面図を示し、図6
は同上装置におけるターンテーブルの一部と、米飯成形
兼包装用シート巻包機構の平面図を示し、図7は同米飯
成形兼包装用シート巻包機構の作動状態の横断面図を示
し、図8は同米飯成形兼包装用シート巻包機構及び突き
上げ機構の縦断面図を示し、図9及び図10は同上装置
における包装用シート折り込み機構の各斜視図を示し、
図11及び図12並びに図13は同上装置における米飯
巻包体の移乗兼包装用シート折り込み機構の作動状態の
各斜視図を示す。
【0018】図1に示したように、手巻風寿司製造装置
は、ターンテーブルAと、複数(図示例では6個)の米飯
成形兼包装用シート巻包機構Bと、該機構Bと同数の米
飯巻包体の突き上げ機構Cと、米飯、包装用シートの移
乗機構Dと、包装用シート折り込み機構Eと、案内板F
と、米飯巻包体の移送兼包装用シート折り込み機構G
と、手巻風寿司の排出機構Hと、シール機構Iと、これ
らの図示しない駆動源及び駆動機構とにて構成される。
【0019】上記ターンテーブルAは図1及び図2に示
したように、フレーム1上に、該フレーム1に軸受2を
介在して支承した垂直軸3の上端に固定して水平に軸支
され、図示しない駆動源によって、図1に矢印イで示し
た方向へ間欠回転される。
【0020】上記ターンテーブルAには図1に示したよ
うに、同一円周線上に複数(図示例では6個)の開口部
4、4…を、周方向へ一定の間隔をおいて略四角形状に
貫通形成させてある。
【0021】上記米飯成形兼包装用シート巻包機構Bは
図6及び図7に明示したように、各基部5a、6a、7
aを狭幅に、この基部から先端5b、6b、7bに至る
に従って拡幅に形成した略樋形状の中央部米飯包装用シ
ート巻包板5と、左右の米飯包装用シート巻包板6、7
とを蝶番8、8…にて枢着して、平面略矩形状に開成自
在にして、かつ略緩円錐筒状に閉成自在に形成させてあ
る。
【0022】即ち、上記米飯成形兼包装用シート巻包機
構Bにおける中央部米飯包装用シート巻包板5は図8に
示したように、その基端5aと先端5bを、ターンテー
ブルAの裏面に固定して開口部4内へ突設した支持板
9、10にビス止め等にて固定することで、上記開口部
4に配置させてあり、一方左右の米飯包装用シート巻包
板6、7は、その裏面を図7に示したように、上記フレ
ーム1に固定立設したシリンダー等による駆動源11の
出力軸11aに固定した水平な作動杆11bの両端部と
リンク11c、11cを介在して回転自在に連結するこ
とで、上記駆動源11により上下方向へ開閉動作され
る。
【0023】上記突き上げ機構Cは図6ないし図8に示
したように、基端12aを狭幅に、この基端12aから
先端12bに至るに従って拡幅に形成した略樋形状で、
かつ既述米飯成形兼包装用シート兼包機構Bにおける中
央部米飯包装用シート巻包板5よりも狭幅に形成した突
き上げ板12を上記した中央部米飯包装用シート巻包板
5上面に重合配置し、該突き上げ板12を上記中央部米
飯包装用シート巻包板5の略中央部に設けた貫通孔5c
に下方から挿通した昇降軸13上端に固定して形成させ
てあり、該昇降軸13が図示しない駆動源及び駆動機構
によって上昇動作されることで突き上げ板12が押し上
げられて、後述する米飯巻包体a1を上方へ突き上げる
ように構成されている。
【0024】上記移乗機構Dは図1及び図3ないし図5
に示したように、一半上面に所定量の米飯15を供給
し、該米飯上に具材16を載せた米飯包装用シート14
を搬送するベルトコンベア等による搬送機構17の一側
に、該搬送機構17と並設したガイドレール18に係嵌
して図示しない駆動源及び往復駆動機構によってターン
テーブルAに対し接、離自在に配置した櫂動体19の先
端(ターンテーブル側)に作動体20を支軸21にて水平
位置から上方へ往復屈曲自在に軸着し、該作動体20の
先端部の上記した搬送機構17側に、上下一対の挾持片
22、23を、その下部挟持片23は受台24を介在し
て水面に固定し、該下部挟持片23に対して上部挟持片
23を支軸25に固定することで上下方向へ開閉自在に
して、かつ介在したバネ26の弾撥力を開き方向へ付勢
させて軸支させてある。
【0025】上記支軸25には作動片27の一端を固定
させてあり、該作動片27の他端上面には上記作動体2
0の上面に固定した支持金具28に、油圧、または圧縮
空気によって上下動する押上げ杆9を突き合わせさせて
あって、該押下げ杆29によって作動片27が押し下げ
回転されることで、上記した上部挟持片22はバネ力に
抗して閉成動作される。
【0026】さらに、上記した作動体20の基端上面に
固定された支持板30には作動軸31の先端が回転自在
に軸支させてあり、該作動軸31の基端を、上記した櫂
動体19上面に固設した油圧シリンダ等による駆動源3
2の駆動軸32aとカップリング33とで連結させてあ
ることで、上記した作動体20は図4に示した水平位置
と、図5に示した上方への屈曲位置に往復動作される。
【0027】従って、上記した移乗機構Dによると、上
下一対の挟持片22、23が開成して図3及び図4に示
す後退した位置において、搬送機構17によって搬送さ
れて来た米飯15、具材16を載せた包装用シート14
の前端部を、押上げ杆29による上部挟持片22の閉成
により挟持した後、櫂動体19が所定の位置まで前進し
て停止後、上記押上げ杆29の上動によりバネ力にて上
部挟持片22が開成して図1及び図5に示したように、
包装用シート14の米飯15、具材16が載せられてい
る一半部分を既述米飯成形兼包装用シート巻包機構B及
び突き上げ板12上に移乗する。
【0028】上記ターンテーブルAの回転方向には図1
に示したように、既述移乗機構Dの次に包装用シート1
4の押え機構Jを配置させてある。上記押え機構Jは図
1及び図7並びに図8に示したように、フレーム1に立
設した主柱34の上端に水平に固定したアーム35の先
端に、シリンダ等による駆動源36によって上下動作さ
れる押え棒37を、既述突き上げ板12の先端上面に押
し付け可能に下向きに垂設して形成させてあり、図8に
示したように上記押え棒37によって包装用シート14
の角部を突き上げ板12上に押し付け固定することで、
既述米飯成形兼包装用シート巻包機構Bによる米飯の成
形及び包装用シート巻包時に、当該包装用シート14、
米飯15、具材16が所定位置からずれたり、移動する
のを阻止する。
【0029】上記包装用シート折り込み機構Eは図1及
び図9並びに図10に示したように、後述する案内板F
の裏面に基端を固定してターンテーブルAの回転方向と
反対方向へ突設したホーク38と、フレーム1に立設し
た回転軸39の上端に、略水平なアーム40の基端を固
定し、該アーム40先端に折り込み板41をターンテー
ブルA側へ略水平に突出固定して形成され、既述米飯成
形兼包装用シート巻包機構Bによって図15に示したよ
うに略緩円錐形状に成形及び巻包された米飯巻包体a1
がターンテーブルAの回転によって所定方向へ移送され
る際、該米飯巻包体a1の包装用シート非巻包部分14
aを図9に示した如く上記したフォーク38にて上部か
ら下方へ押圧すると共に、図10に示した如く、米飯巻
包体a1と上記非巻包部分14aの間に上記した折り込
み板41が差し込まれることで、上記非巻包部分14a
は図16に示したように斜め下方へ折り込まれて一回巻
きされる。
【0030】上記案内板Fは図1及び図2に示したよう
に、上記したターンテーブルAの一側上方部に、該ター
ンテーブルAの所定の間隔をおいて水平に固設させてあ
り、該案内板Fには、ターンテーブルA上の一側に米飯
成形兼包装用シート巻包機構Bと対向して米飯巻包体a
1の突き上げ用孔42を上下方向へ貫通形成させてあ
る。
【0031】上記米飯巻包体a1の移送兼包装用シート
折り込み機構Gは図1及び図11並びに図12に示した
ように、フレーム1上に軸回り方向へ回転自在に立設し
た回転軸43に上端に基端を固定した水平なアーム44
の先端に、既述米飯成形兼包装用シート巻包機構Bにお
ける左右の米飯包装用シート巻包板6、7と略同一形状
及び同一大きさに形成した左右一対の掴持板45、46
を略緩円錐筒状に閉成自在にして、かつ左右方向へ開成
自在に枢着して形成させてある。
【0032】上記した移送兼包装用シート折り込み機構
Gは、案内板Fの突き上げ用孔42を通して突き上げら
れた米飯巻包体a1を図12に示した如く左右の掴持板
45、46によって掴持したならば、回転軸43が一定
角度だけ回転することで、米飯巻包体a1は案内板Fの
上面に沿って排出機構H上まで移送されていき、左右の
掴持板45、46の開成により排出機構H上に移乗され
る。従って、米飯巻包体a1が案内板F上面に沿って移
送されるとき、図17に示したように下向きに折り曲げ
られている包装用シート14の非巻包部分14aが、案
内板F上面にて内側へ折り込まれ、図18に示したよう
に巻包される。
【0033】上記した一対の掴持板45、46は図11
及び図12に示したように、上記アーム44の先端に固
定した縦長のブロック47の下部前面に、左右方向へ回
転自在に枢着した左右一対の取付金具48、49に各基
端を固定することで大きく開口可能に設けてあり、その
駆動力には、油圧、空気圧等が用いられる。
【0034】さらに、上記した左右一対の掴持板45、
46間には図2及び図11ないし図13に示したよう
に、米飯巻包体押え機構Kを設けてある。上記米飯巻包
体押え機構Kは図2及び図11ないし図13に示したよ
うに、フレーム1上に上下動自在に立設した支軸50の
上端に基部を固定した水平なアーム51の先端に櫂動軸
52を上下動自在に、かつバネ53を外装し、このバネ
力を下方へ付勢させて下向きに垂設し、該櫂動軸52の
下端に、米飯巻包体a1のテーパに対応する角度で傾斜
形成した押え板54を固定して形成させてある。
【0035】従って、上記米飯巻包体押え機構Kによる
と、既述した左右の米飯包装用シート巻包板6、7が開
成し、突き上げ機構Cにて米飯巻包体a1が上記案内板
Fの突き上げ用孔42を通して上方へ突き上げられると
き、上記した押え板54によって米飯巻包体a1の上部
を弾撥的に押えることで、包装用シート14の巻包状態
が緩んだり、該包装用シート14が開くのを阻止する。
【0036】上記手巻風寿司aの排出機構Hは図1及び
図2に示したように、ベルトコンベア等にて形成され、
ターンテーブルAの一側部に、既述案内板Fと略同一高
さにして、かつ一端hを、上記した米飯巻包体移送兼包
装用シート折り込み機構Gによって米飯巻包体a1の移
送される位置に、位置設定して形成されている。
【0037】上記シール機構Iは図1に示したように、
上記した排出機構Hにおける一端hに上部にあって、手
巻風寿司aの包装用シート巻包基部14bが載置される
位置に、例えばシリコン製等の受台55を配置し、該受
台55の上方部には図19に示すシールヘッド56を、
図1に示したようにフレーム1に立設した円筒57に上
下動自在に嵌合した支持軸58の上端に水平なアーム5
9を介在して配置して形成させてあり、包装用シート巻
包基部14bは、上記シールヘッド56によって熱シー
ルされ、包装用シート相互が溶着される。
【0038】上記した複数の米飯成形兼包装用シート巻
包機構B…と、これと同数の突き上げ機構C…は各ター
ンテーブルAに支持されており、上記した移乗機構D
と、包装用シート押え機構Jと、包装用シート折り込み
機構Eと、案内板F及び米飯巻包体移送兼包装用シート
折り込み機構G並びに米飯巻包体押え機構Kはフレーム
1に支持されてターンテーブルAの回転方向へ順次配置
されている。
【0039】図20は包装用シール14の巻包基部14
bをシールして固定した手巻風寿司aを示し、図21は
包装用シール14の一例を示す。上記包装用シール14
は海苔シート14Cを収納する長方形の外装フィルム1
4dと内装フィルム14eとを有し、上記内装フィルム
14eは、上記外装フィルム14dより幅狭の固定フィ
ルム14fと、該固定フィルム14fよりも拡幅の剥離
フィルム14gとからなり、上記固定フィルム14f
は、上記外装フィルム14dの一端側に、その外側三辺
をシールして固定され、一方、上記剥離フィルム14g
は、外装フィルム14dの他端側にその外側三辺をシー
ルして固定され、かつ該剥離フィルム14gの非シール
辺は、上記固定フィルム14fの非シール辺上方へ延出
してその延出部分を反対方向へ折り返して折り返し片1
4hに形成されている。
【0040】従って、上記包装用シール14では、固定
フィルム14f及び折り返し片14hの一部の上面に載
置した米飯15、具材16を、当該固定フィルム14f
の外装フィルム14dにシールされた二辺が交わる角部
14iから斜め上方に向かって略円錐形状に巻包する。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、包装用シートによって海苔シートと具入り
米飯を隔離巻包することで、米飯の水分及び外気の湿気
によって、海苔シートがベタつくことのない、海苔本来
の香り、風味、食感を維持できて、かつ衛生的である手
巻風寿司を自動化により効率良く製造することができ
る。
【0042】さらに、請求項2によれば、包装用シート
巻包基部をシールすることによって包装用シートの拡開
は阻止されるので、当該包装用シート端部を糊付けした
り、ラベル張付け等の面倒な作業を行なうことなく、形
良く巻包された外観上も見栄えの良い商品価値の高い手
巻風寿司を効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手巻風寿司製造装置の実施形態を
示す全体の平面図である。
【図2】同上装置を一部省略して示す正面図である。
【図3】同上装置における移乗機構を示す平面図であ
る。
【図4】同上移乗機構を示す側面図である。
【図5】同上移乗機構の作動状態を示す側面図である。
【図6】同上装置におけるターンテーブルの一部と、米
飯成形兼包装用シート巻包機構及び突き上げ機構を示す
平面図である。
【図7】同上装置における米飯成形兼包装用シート巻包
機構及び突き上げ機構を示す横断面図である。
【図8】米飯成形兼包装用シート巻包機構及び突き上げ
機構を示す縦断面図である。
【図9】同上装置における包装用シート折り込み機構を
示す斜視図である。
【図10】同上包装用シート折り込み機構の作動状態を
示す斜視図である。
【図11】同上装置における案内板及び米飯巻包体移送
兼包装用シート折り込み機構を示す斜視図である。
【図12】同上機構の作動状態を示す斜視図である。
【図13】同上機構により米飯巻包体を排出機構上へ移
送した状態を示す斜視図である。
【図14】米飯、具材を載せた包装用シートをターンテ
ーブルの米飯成形兼包装用シート巻包機構上に載せた状
態の略示斜視図である。
【図15】米飯、具材を包装用シートで途中まで巻包し
た米飯巻包体を示す斜視図である。
【図16】米飯巻包体の包装用シート非巻包部分を下方
へ折り込んだ状態を示す斜視図である。
【図17】米飯巻包体を突き上げ機構にて突き上げ包装
用シート非巻包部分をさらに下方へ折り曲げた状態を示
す斜視図である。
【図18】移送兼包装シート折り込み機構によって米飯
巻包体を横移送し、包装用シートの非巻包部分を米飯巻
包体下方へ折り込んで製造した手巻風寿司の斜視図であ
る。
【図19】手巻風寿司の包装用シート巻包基部をシール
する状態を示す斜視図である。
【図20】包装用シート巻包基部をシールした手巻風寿
司の斜視図である。
【図21】包装用シートと、このシート上に米飯、具材
を載せた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A ターンテーブル B 米飯成形兼包装用シート巻包機構 C 突き上げ機構 D 移乗機構 E 包装用シート折り込み機構 F 案内板 G 米飯巻包体移送兼包装用シート折
り込み機構 H 手巻風寿司排出機構 I シール機構 a 手巻風寿司 a1 米飯巻包体 4 開口部 5 中央部米飯包装用シート巻包板 6、7 左右の米飯包装用シート巻包体 12 突き上げ板 13 昇降軸 14 包装用シート 14a 包装用シートの非巻包部 14b 包装用シートの巻包基部 14c 海苔シート 15 米飯 16 具材 42 突き上げ用孔 45、46 左右の掴持板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一円周線上に、周方向へ一定の間隔をお
    いて複数の開口部を略矩形状に開設した間欠回転するタ
    ーンテーブルと、中央部米飯包装用シート巻包板と左右
    の米飯包装用シート巻包板とを枢着して平面略矩形状に
    開成自在にして、かつ略緩円錐筒状に閉成自在に設けて
    前記各開口部内に配置した米飯成形兼包装用シート巻包
    機構と、前記各米飯成形兼包装用シート巻包機構の中央
    部米飯包装用シート巻包板の上面に突き上げた板を昇降
    軸に固定して上下動自在に配置した米飯巻包体の突き上
    げ機構と、海苔シートを収納した米飯包装用シート上に
    所定量の米飯、具材を載せた状態で、これを前記米飯成
    形兼包装用シート巻包機構及び突き上げ板上に移送する
    移乗機構と、米飯巻包体の米飯包装用シート非巻包部を
    下方へ折り込むための包装用シート折り込み機構と、米
    飯巻包体の突き上げ用孔を貫通形成して、ターンテーブ
    ル上方部に、手巻き風寿司の排出機構と近接して略水平
    に配置した案内板と、開閉自在な左右一対の掴持板を有
    し、米飯巻包体を掴持して前記案内板上面に沿って排出
    機構上へ横移送自在に前記突き上げ用孔の上方部に軸支
    した米飯巻包体の移送兼包装用シート折り込み機構とを
    前記ターンテーブルの回転方向へ順次設けてなることを
    特徴とする手巻風寿司の製造装置。
  2. 【請求項2】前記手巻風寿司排出機構の一端上部に、米
    飯包装用シート巻包基部のシール機構が設けられている
    請求項1記載の手巻風寿司の製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019127319A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 鈴茂器工株式会社 包材巻付装置
CN113439820A (zh) * 2021-08-04 2021-09-28 南通大学 一种寿司制作设备

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