JP2000333373A - 分散電源システム - Google Patents

分散電源システム

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JP2000333373A
JP2000333373A JP11140378A JP14037899A JP2000333373A JP 2000333373 A JP2000333373 A JP 2000333373A JP 11140378 A JP11140378 A JP 11140378A JP 14037899 A JP14037899 A JP 14037899A JP 2000333373 A JP2000333373 A JP 2000333373A
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power supply
voltage
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JP11140378A
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Masaaki Shigeta
正昭 繁田
Shigeru Tanaka
茂 田中
Hajime Yamamoto
肇 山本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の分散電源が配電系統に連系された場合で
も配電系統の電圧を一定に制御できる分散電源システム
を得る。 【解決手段】商用電源1からの電力を、送電線2、配電
変電所の変圧器6、送電系統遮断器7、配電線8を介し
て8に接続されている負荷10に供給し、直流電源から
の直流電力を交流電力に変換する系統連系変換器から得
られる分散電源の交流電力を、連系リアクトル12、配
電系統遮断器11を介して8に供給するように構成し、
12の一次側に設けた検出器17,18からの系統電圧
及び系統電流を入力し、前記分散電源を制御する制御装
置16を備え、16は、系統電圧及び系統電流を入力す
ると共に、出力有効電流指令と出力無効電流指令を入力
し、8の電圧を一定に保つため、無効電力を補償しなが
ら前記分散電源に電力を供給するようにした分散電源シ
ステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は商用電源からの電力
を、配電用開閉手段を介して配電系統に供給し、該配電
系統に分散電源用開閉手段、連系リアクトル、変圧器を
介して系統連系変換器または発電機から得られる分散電
源に、該電力を供給するようにした分散電源システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分散電源の制御装置について参考
文献に基づき説明する。ここで、参考文献とは、電気学
会、電力・エネルギー部門、新・省エネルギー技術委員
会、電気学会技術報告・第609号、「都市形分散電源
システム」、都市形分散電源システム、都市型分散電源
システム調査委員会、1996年10月のことである。
図1は、参考文献(本発明の概略構成と共通)の分散電
源システムの構成を示している。上位の商用系統は、商
用電源1に接続された送電線2、同送電線に遮断器3と
遮断器5を介して接続される大規模負荷4と配電用変電
所内の変圧器6から構成される。
【0003】配電系統は、変圧器6には遮断器7を介し
て、配電線8が接続されている。配電線8には、遮断器
9と遮断器11を介して中小規模の負荷10とその地域
への配電を目的とした分散電源システムから構成されて
いる。
【0004】分散電源システムは、連系リアクトル1
2、変圧器13、系統連系変換器または発電機14、直
流電源または内燃・外燃機関15、及び分散電源の制御
装置16から構成される。
【0005】図3に従来(本発明も共通)の分散電源シ
ステムにおけるベクトル図を示す。直流電源または内燃
・外燃機関15は、必要に応じて直流電力を発生または
動力を発生する。系統連系変換器または発電機14は直
流電力または動力を入力し、分散電源の制御装置16に
より制御され所定の交流電力を発生する。分散電源の制
御装置16は、対象地域の負荷に対し配電を行う。対象
地域の負荷率が上昇した場合は、分散電源の制御装置1
6は、遮断器7を閉入して商用系統から受電する。
【0006】また分散電源の制御装置16は、対象地域
の負荷率が下がった場合にも、その余剰電力を売電する
ために遮断器7を閉入する。
【0007】分散電源の制御肢置16は、遮断器7の1
次側に取り付けた系統電圧検出器17と、系統電流検出
器18、及び連系リアクトル12の1次側に取り付けて
いる、電圧検出器17と電流検出器18とにより各点の
電圧と電流を検出し、分散電源の単独運転状態を判定す
る。分散電源が単独運転をしている場合は、遮断器7を
解列し分散電源の単独運転を防止する。
【0008】従来の分散電源には、ガスエンジンなどを
用いたコージェネレーションシステム、燃料電池発電シ
ステム、太陽光発電システム、風力発電システム、及び
廃棄物発電システムがあり、以下これらについて、図1
9〜図25を参照して説明する。
【0009】図19は従来のコージェネレーションシス
テムを示すもので、ガスタービン発電機80と、排ガス
ボイラ81からなり、ガスタービン発電機80は、都市
ガスなどを燃料として熱(排気ガス)と電気(発電電
力)を発生する。排ガスボイラ81はガスタービン発電
機80が発生する排気ガスを回収することにより高い熱
効率を得ようとする省エネルギーシステムである。
【0010】1996年10月現在で3,300,00
0kW以上が稼動している。建物用途では、宿泊施設が
最も多い(全体の21%)。また発電容量も宿泊施設が
125MW出力(23%)で最大である。設置件数の累
計、設置台数、及び発電出力ともディーゼルエンジンが
それぞれ54%、57%、55%と最大である。燃料の
設置件数では、重油の割合が45%で最大である。全国
レベルでは、ディーゼルエンジンを主とする液体燃料の
コージェネレーシヨンシステムが過半数を占める。発電
容量では重油の割合が54%と最高である。
【0011】図20は、従来の燃料電池発電システムを
示すもので、等温プロセスで燃料と酸化剤の化学エネル
ギーを連続して電気エネルギーに変換する。燃料電池発
電システムは、基本的に燃料処理装置82、燃料電池本
体83、直交変換装置84から構成される。燃料として
は、水素ガス、天然ガス、石炭ガス、石油、アルコール
類などを使用する。燃料処理装置82は、原燃料を水素
成分の多いガスに転換する。燃料電池本体83は、電極
における燃料と酸化剤の電気化学的変換反応により直流
電力を発生する。燃料電池の主要部は、電解質と電極で
ある。電解質は、イオンと電子を振り分ける機能を有す
る。内部はイオンだけが通過し、電子は阻止される。発
電機能は、電極にある。燃料のもつ化学エネルギーが電
極で電気エネルギーに変換される。酸化剤としては、主
として空気が使用される。直交変換装置84は、その直
流電力を交流電力に変換する。
【0012】燃料電池の耐電力網の特徴としては、直接
発電のため、従来の発電所よりも簡単に構成できる。ま
た回転子が無く、慣性が比較的小さくなり、電気的な負
荷変動に速やかに追従できるため、電力回路の安定度あ
るいは信頼性の向上に有効である。更に高い出力電圧を
得るために素子を電気的に直列接続するので、任意の出
力電圧が得られ、電圧階級の任意性とともに、小出力か
ら大出力まで広い範囲に渡る各種のスケールの発電シス
テムが可能である。
【0013】燃料電池の耐環境性の特徴としては、機械
的部分が少ないことによる騒音が比較的小さいこと、本
体に燃焼器部分がなく、燃料処理装置で炭化水素ガスを
水素成分の多いガスに転換するために、本体部分でのN
Ox、COの発生が少ない。
【0014】また未燃ガスは、回収されて再使用される
ので、その存在は大きな問題とはならない。硫黄分につ
いては、燃料ガスの段階で除去するので、燃料電池から
の排出は極めて少ない。さらに、発電効率が高く、部分
負荷特性が良いため、同規模の内外燃機関発電に比較す
るとCO2 の放出量が少ない。
【0015】燃料電池の効率の特徴としては、この電気
化学的反応は、等温反応であるとともに、燃料のもつ自
由エネルギーを直接電気エネルギ−に変換するので、カ
ルノ一サイクルに支配されず高い発電効率を期待でき
る。
【0016】また、部分負荷効率が定格運転のときと同
様に高く維持できる。従来の分散電源システムは、対象
地域への配電を行うことを目的としている。必要時は商
用系統に連携することにより受電(買電)または売電を
行う。
【0017】民生用燃料電池として開発が最も進展し、
商用化の段階にあるものとして、リン酸形燃料電池があ
る。この燃料電池は、数10kWの大きさのものから1
0数MW規模のものまで製作されている。直交変換器
は、インバータ、出力変圧器、交流フィルタなどから構
成される。インバータの主回路としては、IGBT素子
などが採用されている。
【0018】制御としては自励式電圧形PWM方式の事
例がある。系統動揺時にも、安定な運転が継続できるよ
うに電流制御機能を付加し、高効率かつ高制御な変換器
を完成している。高調波を抑制するために4ブリッジ2
4相多重方式が利用されている。
【0019】更に、系統連系ガイドラインに基づく逆潮
流連系時に心要とされる単独運転検出機能がインバータ
制御に組み込まれている。運転モードとしては系統連系
および自立運転に対応する。また待機モードにより、外
部配電系統の停電時などには、独立して待機モードヘ移
行することとし、停電復旧後の速やかな電力供給開始に
対応でき、電池寿命に影響を及ぼす起動・停止をできる
だけ回避している。さらに、電力の利用は、その地域が
主であるが、余剰分は系統ヘ逆潮流したり受電電力制御
を行っている。運転形態としては一定出力運転や出力制
御運転を行っている。
【0020】図21と図22は従来の太陽光発電システ
ムを示すものであり、このシステムは太陽光を利用する
ことにより、商用電力系統のピークカットにも貢献する
と期待されており、太陽電池アレイ85、蓄電池86、
インバータ87からなるもの、又は太陽電池アレイ8
5、インバータ87、保護装置88、電力量計89、商
用系統90からなるものいる新エネルギーシステムであ
る。
【0021】国としても導入支援・規制の合理化・技術
開発・標準化などの導入促進を示す「新エネルギー大
綱」を策定し、その導入の促進を図っている。
【0022】このシステムは、エネルギーの安定供給・
地球環境保全・省工ネルギーに特徴を持つ。特徴的な性
能として、(1) 発電効率が規模の大小によらずほぼ一
定、(2) 発電システムの自由度が大きい、(3)発電容量
(受光面積)の選択範囲が広い、(4)直流電源として使
用できるなどがある。
【0023】信頼性においては、(1) 完全な静止器であ
るので信頼性が高い、(2) 非常時に確実に動作するので
信頼性が高い、(3) 他の発電のバックアップになるなど
の長所がある。
【0024】経済性は、(1) エネルギー源は太陽である
ので無尽蔵で無料である、(2) 太陽光は放棄エネルギー
の有効利用である、(3) 量産性に富む、(4)スケールメ
リットが期待できる、(5) 燃料・潤滑油・冷却水などの
運転費が不要である、(6) 省エネルギーである、(7) エ
ネルギー回収時間が短い、(8) エネルギー源の輸送費が
不要であることなどが挙げられる。
【0025】また、操作性における長所としては、(1)
太陽光は地球上のほとんどの場所で利用できる、(2) 運
転・保守・点検が簡素である、(3) 自動化・無人化が容
易である、(4) 消費地で発電できる、(5) 非常時にも補
助電源・燃料・冷却水などのユーティリティを必要とし
ない、(6) 離島・山岳地帯・砂漠・草原・未開発地域な
ど送電未設備地域の独立電源として有効・環境性、(7)
太陽光はクリーンであるので無公害なエネルギー源であ
る、(8)排気、排熱などの環境汚染の心配がないので無
公害システムである、(9)回転機のように可動部分がな
いので、騒音・振動・摩擦などの問題がないほどがあ
る。
【0026】短所については以下の通りである。性能に
おいては、(1) エネルギー密度が小さいので設置スペー
スが大きい、(2) 発電出力が気象条件(天候)に左右さ
れる、(3) 夜間は発電できないなどの短所がある。経済
性の短所では、装置のコストが高い点である。
【0027】操作性の短所としては、(1) 交流電源が必
要な場合は、インバータ1による直流・交流変換が必要
である、(2) 悪天候・夜間に発電出力が低い場合に、安
定な電源を得るためには、蓄電池が必要である、(3) 蓄
電池を設ける場合、設置スペースの確保・保守・点検が
必要であることが挙げられる。
【0028】太陽電池は、半導体の量子光電効果を用
い、光エネルギーを直接電気エネルギーに変換する。太
陽電池は、半導体のp−n接合で構成される。これに光
が照射されると、電子・正孔が発生する。これがキャリ
アとなる。p−n接合部の電界により電子はn形、正孔
はp形に引き寄せられる。その結果、n形は負に、p形
は正に帯電する。従ってp形、n形間に負荷を接続する
と、電流が流れ電力を取り出せる。出力最大電力は、光
の強さにほぼ比例して変化する。
【0029】効率・信頼性・コストの面をすべて満足す
る太陽電池は、シリコンの結晶系(単結晶、多結晶、多
結晶薄膜、その他)である。従来の独立システムは、商
用電力とは独立である。太陽光発電の電力だけで負荷の
消費電力をまかなう。(1)山間僻地、(2)発展途上国、
(3) 携帯・移動用発電システム、(4) 太陽電池・蓄電池
・負荷の一体システムなどで利用される。太陽電池をセ
ルと呼び、セルをパネル化したものをモジュールとい
う。モジュールが実用単位である。モジュールを必要枚
数ならべたものをアレイという。
【0030】従来の系統連系システムは、太陽電池で発
電した電力を優先的に利用し、不足電力を商用電源から
補う。太陽電池の出力が足りない場合には、電力系統に
切り替える。(逆潮流無しのシステム)電力系統と常時
接続し、太陽電池で発電した電力が消費電力を上回る場
合には、余剰電力を逆潮流させ売電する。(逆潮流有り
のシステム)電力系統と接続する際の保護と安全確認の
ための連系保護装置が付加される。インバー夕は太陽電
池や電力系統の異常を検知しシステム停止の機能を有す
る。単独運転検出機能として第三次高調波電圧ひずみ急
増検出方式、周波数シフト方式がある。
【0031】長所は、経済性においては、(1) 電力を貯
える必要が無い、(2) 高価な蓄電池が不要、(3) 余剰電
力を電力会社へ売電できる、(5)昼間は地域内の負荷に
電力を供給する、(6) 夜間は電力会社の電力により負荷
に給電するなどの長所がある。また有効性においては、
(1) 夏場のピークカットに有効である、(2) 需要家は日
射量の変化と天候に依存せず電力供給が受けられるなど
の長所がある。
【0032】図23と図24は、従来の風力発電システ
ムを示すものであり、風力発電システムは、駆動源とな
るロータを有する風力発電機91と、コントローラ9
2、蓄電池93、インバータ94からなる発電システム
から構成される。ロータとしてはプロペラ形が大勢を示
している。発電機では、同期機、誘導機、可変速システ
ムがある。
【0033】長所は、まず性能面では、プロペラ形の特
徴は回転ごとのトルク変動が少なく、自己駆動力を有し
ピッチ制御によりある程度回転数調整と、出力調整が可
能であることである。また環境面では、クリーンで無尽
蔵である点が特徴である。
【0034】短所は、性能面では、(1) 時間的または地
域的に既存量が変化する、(2)空気密度が低い、(3)出
力容量の割にシステムの物量が大きい点が上げられる。
【0035】また経済性においては、(1) プロペラ形で
は.タワーを必要とする、(2) 誘導機は、連系運転のた
めの高度な制御が不要であり、コストも安く、信頼性も
高い、(3) 可変速システムは高価であるなどの特徴があ
る。制御性では(1) プロペラ形では、方位制御が必要で
ある、(2)同期機は同期をとるための回転数調整が困難
であるので実用化の可能性が無い。更に環境面では騒音
・景観・安全性の面に課題がある。
【0036】図25は、従来の廃棄物発電システムを示
すものであり、廃棄物発電システムは、ごみ問題に対し
てエネルギー面からサポートする点で期待されている。
このシステムは、ごみ焼却装置98→熱回収装置99→
熱供給装置100→熱供給装置101→発電装置102
からなっている。回収エネルギーのほとんどが貯蔵・運
搬のできない瞬時形のシステムである。特徴としては、
まず性能面では、(1)出力が大きい、(2) 安定した電源
である。また効果においては、(1) ごみの資源化を推進
する、(2) ごみの再利用を推進する、(3) 多量の余剰電
力を発生する点が上げられる。
【0037】従來の分散電源発電システムの逆潮流運転
時の電圧制御と無効電力制御においては、受電時は受電
力率1.0とするために、受電無効電力10とする発電
機無効電力制御を行っていた。
【0038】一方、逆送電時は、配電系統の電圧を一定
に維持するために、受電点力率一定制御を行う。分散形
電源の発電機が商用系統と連系運転中において、商用系
統側へ電力を出している場合は、商用系統側の電圧が上
昇する方向となる。商用系統側の電圧が上昇しすぎる
と、同一系統内に接続されている負荷に対して不具合が
発生することになる。
【0039】従って、電圧上昇を極力抑えながら電力を
商用系統側へ出す必要がある。連系点の電圧上昇は、概
略次式で表現される。
【0040】 ΔV1(R・P+X・Q)/Vs (1) ここで、P=分散電源発電システムから系統に送り込ま
れる有効電力、 Q=分散電源発電システムから系統に送り込まれる無効
電力、 Vs=系統電圧、 R=連系線の抵抗、 X=連系線のリアクタンス 従って、連系点の電圧上昇値を零にするためには、 R・P+X・Q=0 (2) となるように有効電力Pに対して無効電力Qを制御すれ
ばよい。
【0041】即ち、次式にて示される様に、商用系統側
に送り出す電力に比例して無効電力を系統側から受け入
れればよいい。
【0042】Q=−(R/X)P (3) つまり、商用系統へ送り出す電力に比例して無効電力を
系統側より受け入れればよいことになる。この場合、分
散電源の発電機としては、進相運転領域の方向となるの
で、発電機の進相運転限界と構内系統に接続されている
進相用コンデンサの制御に注意を要する。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】コージエネレーション
システムの課題としては、燃料や騒音問題などである。
燃料電池の課題は、信頼性の面においては、プラントの
トラブルにおいて電気・制御の特にインバータ関係のト
ラブルが多い事例が報告されている。そのため信頼性、
高効率化、耐久性、価格面に更なる改善が必要とされて
いる。
【0044】太陽光発電の短所としては、性能において
は、(1) エネルギー密度が小さいので設置スペースが大
きい、(2) 発電出力が気象条件(天候)に左右される、
(3)夜間は発電できないなどの短所がある。経済性の短
所は装置のコストが高い点である。
【0045】操作性の短所は、(1) 交流電源が必要な場
合はインバータによる直流・交流変換が必要である、
(2) 悪天候・夜間に発電出力が低い場合に安定な電源を
得るためには蓄電池が必要である、(3) 蓄電池を設ける
場合設置スペースの確保・保守・点検が必要であること
が挙げられる。
【0046】太陽光発電は、自然エネルギーを利用する
点で環境性がよい。しかしエネルギ一の発生が不安定で
あり、規摸の点においても問題が多い。今後の課題とし
ては、高性能・低コストを目指す太陽電池の製造技術開
発の面においては、(1) 薄形多結晶太陽電池製造技術の
実用化研究、(2)薄膜太陽電池製造枝術の実用化研究、
(3)超効率太陽電池の実用化研究を進める必要がある。
【0047】また、太陽電池をうまく使いこなすシステ
ム技術開発の面では、(1) 系統連系に関するプラント研
究、(2) 独立分散の各種システム技術に関するプラント
研究、(3)電力供給システムに関するプラント研究、
(4) 要素技術の改良研究、(5)システム評価研究を行う
ことが必要である。
【0048】更に、周辺技術開発における課題として
は、(1) 系統連系住宅用高効率コンパクトインバータ
(トランスレス)、(2) 系統連系制御技術の評価、(3)
新形蓄電池、(4) 建材一体形モジュール、(5) PVアレ
イの多種設置方法などがある。
【0049】その他の課題としては、太陽光発電システ
ムの実証試験、国際共同研究実証、フィージビリィティ
スタディ、気象調査、IEA太陽光発電システム研究協
力などがある。
【0050】風力発電機の課題は、構成においては、
(1)軽量化、(2) スリム化、(3) 簡素化の課題がある。
また適用地域性については、賦存量の少ない地域での実
用化である。更に環境においては騒音・景観に課題があ
る。保守性については、運用費の低減の課題がある。
【0051】発電制御システムでは、性能面では、(1)
運転可能風速範囲の拡大、(2) 風向・風速変動への対応
可能性の向上、(3) 弱小系統との運系可能性の向上、
(4)低出力時の電力の品質の向上、(5)大容量システムを
可能とする電力変換、制御システムの開発の課題があ
る。
【0052】風力発電は、自然エネルギーを利用する点
で太陽光発電と同様に、環境性がよい。しかしやはりエ
ネルギーの発生が不安定であり、規模の点や騒音などの
点においても問題が多い。
【0053】廃棄物発電システムの課題としては、(1)
効率の最大化、(2) 行政的課題(立地の制約、環境問
題、法規制、技術面)、(3)経済などの項目がある。
【0054】このような各種の分散電源からなる複数の
分散電源を有する配電系統には以下のような問題があ
る。
【0055】第1に、コンデンサの切り換え動作の低速
性により、負荷の急変時においては配電系統の電圧安定
性に課題があり、系統電圧を所要の精度に抑制すること
が困難であった。
【0056】第2に、複数の分散電源が同一配電系統に
設置された場合に、その協調制御が困難であった。
【0057】第3に、従来の分散電源の制御装置は、負
荷の個数が増加した場台に全負荷に電力を同時に供給す
るこどが困難であった。
【0058】第4に、送電系統が所要の電力を必要とす
る場合に配電系統全体として同容量を容易に供給するよ
うに制御することが困難であった。
【0059】第5に、電力融通については、従来の変電
所を介して交流送電を行っていためにその効率に問題が
あった。
【0060】第6に、変電所において複数の系統を連系
する場合は低速の遮断器を閉入することが必要であり、
その耐久性、信頼性、性能において課題があった。
【0061】第7に、連系時に高調波を抑制することが
困難であった。
【0062】本発明の目的は、複数の分散電源が配電系
統に連系された場合でも配電系統の電圧を一定に制御
し、負荷が増大した場合でも全体を停止することなしに
運転を継続し、必要時には他の送電系統に高速に連系し
複数の分散電源の協調制御するとともに所要の電力を送
電系統に確実かつ効率的に送電し、複数の送電系統間で
も電力融通制御を行うことができる分散電源システムを
提供することである。
【0063】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、商用電源からの電力
を、送電線、配電変電所の変圧器、送電系統遮断器、配
電線を介して該配電線に接続されている負荷に供給し、
直流電源からの直流電力を交流電力に変換する系統連系
変換器又は内燃・外燃機関からの回転エネルギーに基づ
き交流電力を発電する発電機から得られる分散電源の交
流電力を、連系リアクトル、配電系統遮断器を介して前
記配電線に供給するように構成し、前記連系リアクトル
の一次側に設けた系統検出器からの系統電圧検出値及び
系統電流検出値を入力し、前記分散電源を制御する制御
装置を備えた分散電源システムにおいて、前記制御装置
は、前記系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力する
と共に、出力有効電流指令と出力無効電流指令を入力
し、前記配電線の電圧を一定に保つため、無効電力を補
償しながら前記分散電源に電力を供給するようにした分
散電源システムである。
【0064】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、請求項1記載の制御装置として、電流制御
装置と、出力電圧指令発生装置と、制御信号発生装置
と、配電系統遮断器制御装置と、送電系統遮断器制御装
置とからなり、前記電流制御装置は前記出力有効電流指
令と前記出力無効電流指令と系統電圧検出値と系統電流
検出値とを入力し無効電力がゼロになるような電圧指令
を出力するものであり、前記出力電圧指令発生装置は前
記電圧指令を入力し前記系統連系変換器または発電機が
発生可能な出力電圧指令を生成するものであり、前記制
御信号発生装置は前記出力電圧指令発生装置からの出力
電圧指令を入力し出力制御信号を発生し、該出力制御信
号を前記系統連系変換器または発電機に与えるするもの
であり、前記送電系統遮断器制御装置は前記検出器によ
り検出された系統電圧検出値および前記系統電流検出値
を入力し、その値が指定値より小さい場合は前記分散電
源の単独運転を防止するために前記送電系統遮断器に対
して制御信号を出力するものであり、前記配電系統遮断
器制御装置は前記分散電源の出力電圧および前記分散電
源の出力電流を入力し、その値が指定値より大きい場
合、過電圧、過電流を防止するために前記配電系統遮断
器に対して制御信号を出力するものである分散電源シス
テムである。
【0065】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、前述の分散電源システムにおいて、前記制
御装置は、前記系統電圧検出値及び系統電流検出値を入
力すると共に、出力電圧指令を入力し、前記配電線の電
圧を一定に保つため、無効電力を補償しながら前記分散
電源に電力を供給するようにした分散電源システムであ
る。
【0066】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、請求項3記載の制御装置として、電圧制御
装置と、電流制御装置と、出力電圧指令発生装置と、制
御信号発生装置と、配電系統遮断器制御装置と、送電系
統遮断器制御装置とからなり、前記電圧制御装置は前記
出力電圧指令と前記系統電圧検出値を入力し、無効電力
がゼロになるような電流指令を出力するものであり、前
記電流制御装置は前記電圧制御装置からの電流指令と前
記系統電流検出値とを入力し電圧指令を出力するもので
あり、前記出力電圧指令発生装置は前記電圧制御装置か
らの電圧指令を入力し前記系統連系変換器または発電機
の発生可能な出力電圧指令を生成するものであり、前記
制御信号発生装置は前記出力電圧指令発生装置からの出
力電圧指令を入力し出力制御信号を発生するものであ
り、前記送電系統遮断器制御装置は前記検出器により検
出された系統電圧検出値および前記系統電流検出値を入
力し、その値が指定値より小さい場合は前記分散電源の
単独運転を防止するために前記送電系統遮断器制御信号
を出力するものであり、前記配電系統遮断器制御装置は
前記配電電圧および前記配電電流を入力し、その値が指
定値より大きい場合、過電圧、過電流を防止するために
配電系統遮断器制御信号を出力するものである分散電源
システムである。
【0067】請求項1〜請求項4のいずれかに対応する
発明によると、負荷の急変時にも高速に配電系統の電圧
を所要の精度に制御し節電するとともに系統との間にお
いて余剰・不足電力の売電を行うことができる。
【0068】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、前述の分散電源システムにおいて、前記制
御装置は前記配電線の電圧に対する位相を制御しながら
前記配電線の電圧を一定に保つ分散電源システムであ
る。
【0069】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、請求項5記載の制御装置として、位相制御
装置と、出力電圧発生装置と、制御信号発生装置と、配
電系統遮断器制御装置と、送電系統遮断器制御装置から
なり、前記位相制御装置は前記商用電源の出力電圧の位
相角指令と前記商用電源の系統電圧検出値を入力し電圧
指令を出力するものであり、前記出力電圧発生装置は前
記電圧指令を入力し出力電圧指令を発生するものであ
り、前記制御信号発生装置は前記出力電圧指令に対応し
た制御信号を発生するものであり、前記送電系統遮断器
制御装置は前記系統電圧検出値および前記系統電流検出
値を入力し、その値が指定値より小さい場合は前記分散
電源の単独運転を防止するために前記送電系統遮断器に
対して制御信号を出力するものであり、前記配電系統遮
断器制御装置は前記配電電圧および前記配電電流を入力
しその値が指定値より大きい場合、過電圧、過電流を防
止するために配電系統遮断器に対して制御信号を出力す
るものである分散電源システムである。
【0070】請求項5又は請求項6に対応する発明によ
れば、無効電力補償装置により配電系統の電圧を一定に
制御しながら系統電圧に対する位相制御により容易に系
統との間で電力の売買電を行うことができる。
【0071】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明は、前述の分散電源システムにおいて、前記各
制御装置は、前記系統電圧検出値及び系統電流検出値を
入力すると共に、出力有効電流指令と出力無効電流指令
を入力し、前記配電線の電圧を一定に保つため、無効電
力を補償しながら前記分散電源に電力を供給するように
した分散電源システムである。
【0072】請求項7に対応する発明によれば、配電系
統に按続された複数の分散電源が配電系統の電圧を一定
に制御することができる。これにより配電系統の電圧の
安定性を高め信頼性を向上することができる。
【0073】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明は、前述の分散電源システムにおいて、前記送
電系統遮断器と前記配電線の間に、リアクトルと直列補
償装置の直列回路を接続し、前記制御装置は、前記系統
電圧検出値及び系統電流検出値を入力すると共に、出力
有効電流指令と出力無効電流指令を入力し、前記配電線
の電圧を一定に制御しながら、前記直列補償装置により
前記送電線に電圧が印加され、前記リアクトルに電圧が
かけられることにより、前記配電線から前記送電線に対
して電力供給を行う分散電源システムである。
【0074】請求項8に対応する発明によれば、分散電
源の制御装置は配電系統の電圧を一定に維持しながら直
列補償装置により送電電力量を制御することにより効率
的な売買電を実現できる。
【0075】前記目的を達成するため、請求項9に対応
する発明は、前述の複数の分散電源を制御する複数の制
御装置を備えた分散電源システムにおいて、前記送電系
統遮断器と前記配電線の間に、リアクトルと直列補償装
置の直列回路を接続し、前記各制御装置は、前記系統電
圧検出値及び系統電流検出値を入力すると共に、出力有
効電流指令と出力無効電流指令を入力し、前記配電線の
電圧を一定に制御しながら、前記直列補償装置により前
記送電線に電圧が印加され、前記リアクトルに電圧がか
けられることにより、前記配電線から前記送電線に対し
て電力供給を行う分散電源システムである。
【0076】請求項9に対応する発明によれば、複数の
分散電源システムの制御装置は、配電系統の電圧を一定
に維持しながら、直列補償装置により送電電力量を制御
することにより効率的な売買電を実現することができ
る。
【0077】前記目的を達成するため、請求項10に対
応する発明は、前述の複数の分散電源を制御する複数の
制御装置を備えた分散電源システムにおいて、前記送電
系統遮断器と前記配電線の間に、リアクトルと直列補償
装置の直列回路を接続し、前記各制御装置は、前記系統
電圧検出値及び系統電流検出値を入力すると共に、出力
有効電流指令と出力無効電流指令を入力し、前記1台の
分散電源のみ前記制御装置により電圧制御を行い、残り
他の分散電源は前記他の制御装置で電流制御を行い、前
記配電線の電圧を一定に制御しながら、前記配電線から
前記送電線に対して電力供給を行う分散電源システムで
ある。
【0078】請求項10に対応する発明によれば、1台
の分散電源の制御装置により配電系統の電圧を一定に制
御しながら、他の分散電源の制御装置は電流制御を行
い、所定の電力を送電し、直列補償装置により全体の送
電電力量を制御することができる。
【0079】前記目的を達成するため、請求項11に対
応する発明は、前述の複数の分散電源を制御する複数の
制御装置を備えた分散電源システムにおいて、前記送電
系統遮断器と前記配電線の間に、リアクトルと直列補償
装置の直列回路を接続し、前記各制御装置は、前記系統
電圧検出値及び系統電流検出値を入力すると共に、出力
有効電流指令と出力無効電流指令を入力し、前記1台の
分散電源のみ前記制御装置により電流制御を行い、残り
他の分散電源は前記他の制御装置で電圧制御を行い、前
記配電線の電圧を一定に制御しながら、前記配電線から
前記送電線に対して電力供給を行う分散電源システムで
ある。
【0080】請求項11に対応する発明によれば、1台
の分散電源のみが電流制御を行い、他の分散電源は電圧
制御を行うことにより、配電系統の電圧を一定に制御し
ながら直列補償装置により送電電力を制御しながら送電
系統との間で売買電を行うことができる。
【0081】前記目的を達成するため、請求項12に対
応する発明は、第1の商用電源に接続されている第1の
送電線と、第2の商用電源に接続されている第2の送電
線の間に、系統間リアクトルと系統間直列補償装置の直
列回路を接続し、前記各送電線にそれぞれ配電変電所の
変圧器を介して配電線を接続し、該各配電線に複数の負
荷を接続すると共に、該各負荷と前記各配電線の間に、
送電系統遮断器を介してリアクトルと直列補償装置から
なる直列回路をそれぞれ接続し、該各配電線に接続され
ている負荷に対応して設けられ、直流電源からの直流電
力を交流電力に変換する系統連系変換器又は内燃・外燃
機関からの回転エネルギーに基づき交流電力を発電する
発電機から得られる分散電源の交流電力を、それぞれ連
系リアクトル、配電系統遮断器を介して前記各配電線に
供給するように構成し、前記連系リアクトルの一次側に
設けた系統検出器からの系統電圧検出値及び系統電流検
出値を入力し、前記分散電源を制御する制御装置を備
え、前記第1及び第2の送電線間での電力融通を行うよ
うにした分散電源システムである。
【0082】請求項12に対応する発明によれば、直列
補償装置を有する複数の分散電源システムからなる複数
の配電系統間を直列補償装置により接続することによ
り、複数の配電系統間での柔軟な電力融通を行うことが
できる。
【0083】前記目的を達成するため、請求項13に対
応する発明は、請求項12に記載の第1及び第2の送電
線間に、接続される前記系統間リアクトルと前記系統間
直列補償装置の直列回路に、直列に交流スイッチを接続
した分散電源システムである。
【0084】請求項13に対応する発明によれば、直列
補償装置を有する複数の分散電源システムからなる複数
の配電系統間を交流スイッチと直列補償装置により接続
することにより、必要に応じて複数の配電系統間での柔
軟な電力融通を行うことができる。
【0085】前記目的を達成するため、請求項14に対
応する発明は、請求項12に記載の第1及び第2の送電
線間に、接続される前記系統間リアクトルと前記系統間
直列補償装置の直列回路に、並列に遮断器を接続した分
散電源システムである。
【0086】請求項14に対応する発明によれば、直列
補償装置を有する複数の分散電源システムからなる複数
の配電系統間を直列補償装置とそれに並列に接続された
遮断器により接続することにより、直列補償装置が故障
した場合でも遮断器を閉入することにより確実に複数の
配電系統間での柔軟な電力融通を行うことができる。
【0087】前記目的を達成するため、請求項15に対
応する発明は、請求項12に記載の第1及び第2の送電
線間に、接続される前記系統間リアクトルと前記系統間
直列補償装置の直列回路に並列に遮断器を接続すると共
に、これらに直列に交流スイッチを接続した分散電源シ
ステムである。
【0088】請求項15に対応する発明によれば、直列
補償装置を有する複数の分散電源システムからなる複数
の配電系統間を直列補償装置とそれに並列に接続された
遮断器と交流スイッチにより接続することにより、必要
に応じて複数の配電系統間を連系し直列補償装置により
柔軟な電力融通を行い、直列補償装置が故障した場合で
も遮断器を閉入することにより確実に複数の配電系統間
での柔軟な電力融通を行うことができる。
【0089】前記目的を達成するため、請求項16に対
応する発明は、第1の商用電源に接続されている第1の
送電線と、第2の商用電源に接続されている第2の送電
線の間に、系統間リアクトルと系統間直列補償装置の直
列回路を接続し、前記各送電線にそれぞれ配電変電所の
変圧器を介して配電線を接続し、該各配電線に複数の負
荷を接続すると共に、該各負荷と前記各配電線の間に、
送電系統遮断器を介してリアクトルと直列補償装置から
なる直列回路をそれぞれ接続し、該各配電線に接続され
ている負荷に対応して設けられ、直流電源からの直流電
力を交流電力に変換する系統連系変換器又は内燃・外燃
機関からの回転エネルギーに基づき交流電力を発電する
発電機から得られる分散電源の交流電力を、それぞれ連
系リアクトル、配電系統遮断器を介して前記各配電線に
供給するように構成し、前記連系リアクトルの一次側に
設けた系統検出器からの系統電圧検出値及び系統電流検
出値を入力し、前記分散電源を制御する制御装置を備
え、前記第1及び第2の送電線間での電力融通を行うよ
うにした分散電源システムである。
【0090】請求項16に対応する発明によれば、直列
補償装置を有する複数の分散電源システムからなる複数
の配電系統間をアクティブフィルタを有する配電線で接
続することにより、高調波を抑制しながら、複数の配電
系統間で柔軟な電力融通を行うことができる。
【0091】前記目的を達成するため、請求項17に対
応する発明は、第1の商用電源に接続されている第1の
送電線と、第2の商用電源に接続されている第2の送電
線の間に、系統間リアクトルと系統間直列補償装置の直
列回路を接続し、前記各送電線にそれぞれ配電変電所の
変圧器を介して配電線を接続し、該各配電線に複数の負
荷を接続すると共に、該各負荷と前記各配電線の間に、
送電系統遮断器を介してリアクトルと直列補償装置から
なる直列回路をそれぞれ接続し、該各配電線に接続され
ている負荷に対応して設けられ、直流電源からの直流電
力を交流電力に変換する系統連系変換器又は内燃・外燃
機関からの回転エネルギーに基づき交流電力を発電する
発電機から得られる分散電源の交流電力を、それぞれ連
系リアクトル、配電系統遮断器を介して前記各配電線に
供給するように構成し、前記連系リアクトルの一次側に
設けた系統検出器からの系統電圧検出値及び系統電流検
出値を入力し、前記分散電源を制御する制御装置を備
え、前記両系統の分散電源を全て電圧制御しながら潮流
制御する分散電源システムである。
【0092】請求項17に対応する発明によれば、直列
補償装置を有する複数の分散電源システムからなる複数
の配電系統間を直列補償装置で接続し、各配電系統の全
分散電源により電圧制御を行うことにより各配電系統の
電圧を一定に維持しながら複数の配電系統間で柔軟な電
力融通を行うことができる。
【0093】前記目的を達成するため、請求項18に対
応する発明は、第1の商用電源に接続されている第1の
送電線と、第2の商用電源に接続されている第2の送電
線の間に、系統間リアクトルと系統間直列補償装置の直
列回路を接続し、前記各送電線にそれぞれ配電変電所の
変圧器を介して配電線を接続し、該各配電線に複数の負
荷を接続すると共に、該各負荷と前記各配電線の間に、
送電系統遮断器を介してリアクトルと直列補償装置から
なる直列回路をそれぞれ接続し、該各配電線に接続され
ている負荷に対応して設けられ、直流電源からの直流電
力を交流電力に変換する系統連系変換器又は内燃・外燃
機関からの回転エネルギーに基づき交流電力を発電する
発電機から得られる分散電源の交流電力を、それぞれ連
系リアクトル、配電系統遮断器を介して前記各配電線に
供給するように構成し、前記連系リアクトルの一次側に
設けた系統検出器からの系統電圧検出値及び系統電流検
出値を入力し、前記分散電源を制御する制御装置を備
え、前記両系統の分散電源を全て位相制御しながら潮流
制御する分散電源システムである。
【0094】請求項18に対応する発明によれば、直列
補償装置を有する複数の分散電源システムからなる複数
の配電系統間を直列補償装置で接続し、各配電系統の全
分散電源により位相制御を行うことにより制御系の構成
を容易にして複数の配電系統間で柔軟な電力融通を行う
ことができる。
【0095】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態(請求項1,2
に対応)>第1の実施形態について図1、図2、図3を
参照して説明する。図1は、第1の実施形態の全体の概
略構成を示すブロック図である。すなわち、商用電源1
と遮断器3を介して接続される大規模負荷4とを有する
送電線2に、遮断器5を介して接続される配電用変電所
の変圧器6に送電系統遮断器7を介して接続された配電
線8に遮断器9を介して接続された負荷10と、配電線
8に配電系統遮断器11を介して接続された連系リアク
トル12と、変圧器13と系統連系変換器または発電機
14と、直流電源または内燃・外燃機関15と遮断器7
の1次側に取り付けた系統電圧検出器17と、系統電流
検出器18と、連系リアクトル12の1次側に取り付け
ている電圧検出器19と、電流検出器20とにより各点
の電圧と電流を検出する分散電源の制御装置16を備え
ている点は、従来の分散電源システムと同一である。
【0096】分散電源の制御装置16は、系統電圧(検
出値)Vs、すなわち配電変電所の変圧器6の2次側の
電圧を計測する電圧検出器17と、系統電流(検出値)
Isを検出する電流検出器18とにより、系統電圧Vs
と系統電流Isを入力し、また連系リアクトル12の1
次側の電圧検出器19と電流検出器20からは出力電圧
と出力電流を入力する。
【0097】図2は、本実施形態における分散電源の制
御装置16の具体的構成を説明するためのブロック図で
ある。電流制御装置21は、有効電流指令Idref、
無効電流指令Iqref、系統電圧(検出値)Vs、系
統電流(検出値)Isを入力し、電圧指令Vrefを出
力電圧指令発生装置22に出力する。
【0098】出力電圧指令発生装置22は、電流制御装
置21からの電圧指令Vrefを入力し、送電系統(送
電線)2、配電系統(配電線)8がともに正常である場
合は、出力電圧指令発生装置22は、必要な電圧指令V
outを制御信号発生装置23へ出力する。
【0099】制御信号発生装置23は、出力電圧指令発
生装置22からの電圧指令Voutを入力し、制御信号
Vgを系統連系変換器または発電機14に出力する。こ
の系統連系変換器または発電機14は、制御信号Vgを
入力し、図3に示す出力電圧Vcを発生する。
【0100】送電系統遮断器制御装置24は、系統電圧
Vs、系統電流Isを入力し、系統電圧Vs又は系統電
流Isがゼロである場合は、単独運転防止のために系統
遮断器解列指令VSBを出力し遮断器7を解列する。
【0101】また配電系統遮断器制御装置25は、分散
電源出力電圧Vcと分散電源出力電流Icを入力し、過
電圧または過電流である場合は、配電系統遮断器11を
解列する。
【0102】これにより連系リアクトル12に図3に示
す電圧ベクトルΔVが印加される。この電圧ベクトルΔ
Vにより連系リアクトル12に示す有効電流ssが流
れる。その結果、分散電源から配電線8と送電線6に対
して電力が送電される。
【0103】以上述べた第1の実施形態によれば、負荷
10の急変時にも高速に配電線8の電圧を所要の精度に
制御し節電するとともに系統との間において余剰・不足
電力の売電を行うことができる。
【0104】<第2の実施形態(請求項3,4に対応)
>第2の実施形態について、図4を参照して説明する。
図4は、第1の実施形態の図1における分散電源の制御
装置16のみを示すブロック図である。
【0105】すなわち、出力電圧指令Vcrefと系統
電圧(検出値)Vsを入力し、無効電力がゼロになるよ
うな電流指令Irefを出力する電圧制御装置41と、
電流指令Irefと系統電流(検出値)Isを入力し電
圧指令Vrefを出力する電流制御装置42と、電圧指
令Vrefを入力し発生可能な出力電圧指令Voutを
生成する出力電圧指令発生装置43と、出力電圧指令V
outを入力し出力制御信号Vgを発生する制御信号発
生装置44とからなる。
【0106】送電系統遮断器制御装置45は系統電圧V
sと系統電流Isを入力し、系統電圧Vsまたは系統電
流Isがゼロである場合は、単独運転防止のために系統
遮断器解列指令VSBを出力し遮断器7を解列する。
【0107】また、配電系統遮断器制御装置46は、分
散電源出力電圧Vcと分散電源出力電流Icを人力し、
過電圧または過電流である場合は、配電系統遮断器解列
指令VCBを出力し遮断器7を解列する。
【0108】送電系統、配電系統ともに正常である場合
は、出力電圧指令発生装置43は、必要な電圧指令o
utを制御信号発生装置44へ出力する。
【0109】制御信号発生装置44は、制御信号gを
図1の系統連系変換器又は発電機14に出力する。この
系統連系変換器又は発電機14は、制御信号Vgを入力
し、図3に示す出力電圧cを発生する。これにより連
系リアクトル12に図3に示す電圧ベクトルΔVが印加
される。この電圧ベクトルΔVにより連系リアクトル1
2に図3に示す有効電流Issが流れる。その結果分散
電源から配電系統と送電系統に対して電力が送電され
る。
【0110】第2の実施形態によっても、図1の負荷1
0の急変時にも高速に配電系統の電圧を所要の精度に制
御するとともに系統との間において余剰・不足電力の売
買を行うことができる。
【0111】<第3の実施形態(請求項5,6に対応)
>第3の実施形態について、図5と図6を参照して説明
する。図5は、第3の実施形態の全体の構成を示す図で
あり、前述した第1の実施形態と異なる点は、配電系統
遮断器11と連系リアクトル12の接続点に遮断器26
を介して無効電力補償装置27が接続されている点が相
違する。無効電力補償装置27は、配電系統の電圧を一
定に制御するためのものである。
【0112】図6は、図5の分散電源の制御装置16の
みを示すブロック図であり、制御装置16は、位相制御
装置71と、出力電圧指令発生装置72と、制御信号発
生装置73と、配電系統遮断器制御装置75と、送電系
統遮断器制御装置74から構成されている。
【0113】位相制御装置71は、図5の商用電源1の
出力電圧の位相角指令θrefと商用電源の系統電圧検出
値Vsを入力し電圧指令Vrefを出力するものである。出
力電圧指令発生装置72は電圧指令Vrefを入力し出力
電圧指令Voutを発生するものである。制御信号発生装
置73は出力電圧指令Voutを入力し、これに対応した
制御信号Vgを発生し、これを系統連系変換器又は発電
機14に出力するものである。
【0114】送電系統遮断器制御装置74は、系統電圧
検出値Vsおよび系統電流検出値Isを入力し、その値が
指定値より小さい場合例えばゼロの場合は分散電源の単
独運転を防止するために送電系統遮断器7に対して制御
信号(送電系統遮断器解列指令)VSBを出力し、送電系
統遮断器7を解列するものである。
【0115】配電系統遮断器制御装置75は、分散電源
出力電圧Vcおよび分散電源出力電流Icを入力しその値
が指定値より大きい場合、過電圧、過電流を防止するた
めに配電系統遮断器11に対して制御信号(配電系統遮
断器解列指令)VCBを出力し、配電系統遮断器11をす
る解列するものであるこのような構成のものにおいて、
送電系統、配電系統ともに正常である場合は、分散電源
の制御装置16において、位相制御装置71は、出力電
圧の位相角指令θrefと系統電圧検出値Vsを入力し、電
圧指令Vrefを出力電圧指令発生装置72に出力する
と、出力電圧指令発生装置72は出力電圧指令Voutを
制御信号発生装置73に与えると、制御信号発生装置7
3は、制御信号Vgを系統連系変換器または発電機14
に出力する。この系統連系変換器または発電機14は、
制御信号Vgを入力すると、図3に示す分散電源出力電
圧Vcを発生する。これにより連系リアクトル12に図
3に示す電圧ベクトルΔVが印加される。
【0116】この電圧により連系リアクトル12に有効
電流ssが流れる。その結果分散電源から配電系統と送
電系統に対して電力が送電される。
【0117】以上述べた第3の実施形態によると、無効
電力補償装置27により配電系統の電圧を一定に制御し
ながら系統電圧に対する位相制御により容易に系統との
間で電力の売買電を行うことができる。
【0118】<第4の実施形態(請求項7に対応)>第
4の実施形態について、図7を参照して説明する。図7
は、第4の実施形態における分散電源システムの全体を
示す構成図である。この場合は、共通配電線08に図1
と同様な構成の分散電源システムが複数個連系されるよ
うに構成したものである。
【0119】各分散電源システムの分散電源の制御装置
16は、電圧一定制御を行い送電を行う。
【0120】第4の実施形態によると、配電系統に接続
された複数の分散電源が配電系統の電圧を一定に制御す
ることができる。これにより配電系統の電圧の安定性を
高め信頼性を向上することができる。
【0121】<第5の実施形態(請求項8に対応)>第
5の実施形態について、図8を参照して説明する。図8
は、図1の第1の実施形態と異なる点は、送電系統遮断
器7と配電線8の間に、直列補償装置28とリアクトル
29の直列回路が新たに接続されている点のみである。
【0122】この場合、分散電源の制御装置16は.配
電系統の電圧を一定に制御しながら、直列捕償装置28
により送電系統に電圧が印加され、リアクトル29に電
圧がかけられることにより、配電系統から送電系統に対
して電力供給を行う。
【0123】第5の実施形態によると分散電源の制御装
置16は配電系統の電圧を一定に維持しながら、直列補
償装置28により送電電力量を制御することにより効率
的な売買電を実現できる。
【0124】<第6の実施形態(請求項9に対応)>第
6の実施形態について、図9により参照して説明する。
図8と異なる点は、共通配電線08に、図8のリアクト
ル29と直列補償装置28を除いた分散電源システムが
複数個接続されている点が相違する。共通配電線08に
接続された複数の分散電源システムは、すべて電圧制御
を行い、配電線8の電圧を一定に制御する。送電系統と
配電系統の連系線上の直列補償装置28は、リアクトル
29に電圧を印加することにより売買電を行う。
【0125】第6の実施形態によると、複数の分散電源
システムの制御装置は、配電系統の電圧を一定に維持し
ながら、直列補償装置により送電電力量を制御すること
により効率的な売買電を実現することができる。
【0126】<第7の実施形態(請求項10に対応)>
第7の実施形態について、図10を参照して説明する。
図10は、図9のシステムの構成は同じであるが、次の
点のみが異なる。すなわち、共通配電線08に接続され
た1台の分散電源システムは電圧制御を行うように構成
し、共通配電線08に接続された他の分散電源システム
における分散電源の制御装置は、電流制御を行う。この
場合、送電系統と配電系統の連系線上の直列補償装置2
8は、リアクトル29に電圧を印加することにより売買
電を行う。
【0127】第7の実施形態によると、1台の分散電源
の制御装置により配電系統の電圧を一定に制御しなが
ら、他の分散電源の制御装置は電流制御を行い、所定の
電力を送電し、直列補償装置により全体の送電電力量を
制御することができる。
【0128】<第8の実施形態(請求項11に対応)>
第8の実施形態について、図11を参照して説明する。
送電系統は、電圧Vsの商用電源1、送電線2、遮断器
3を介して接続される負荷4、遮断器5を介して接続さ
れる配電用変電所内の変圧器6の2次側に接続される配
電系統から構成される。
【0129】配電系統は、共通配電線08に接続される
複数の分散電源システムから構成される。各分散電源シ
ステムは、送電系統遮断器7、リアクトル29、直列補
償装置28、遮断器9を介した負荷10、配電系統遮断
器11を介した連系リアクトル12、変換器用変圧器1
3、系統連系変換器または発電機14、直流電源または
内燃・外燃機関15、分散電源の制御装置16から構成
される。
【0130】分散電源の制御装置16は、配電変電所の
変圧器6の2次側の電圧を計測する電圧検出器17と系
統電流を検出する電流検出器18とから系統電圧と系統
電流を入力するとともに、連系リアクトル12の1次側
の電圧検出器19と電流検出器20から出力電圧と出力
電流を入カする。
【0131】この配電系統においては、共通配電線08
に接続された1台の分散電源システムのみが電流制御を
行い、共通配電線08に接続された他の分散電源システ
ムは全て電圧制御を行う。
【0132】第8の実施形態によると、1台の分散電源
のみが電流制御を行い、他の分散電源は電圧制御を行う
ことにより、配電系統の電圧を一定に制御しながら直列
補償装置により送電電力を制御しながら送電系統との間
で売買電を行うことができる。
【0133】<第9の実施形態(請求項12に対応)>
第9の実施形態について、図12を参照して説明する。
この実施形態においては、複数の商用電源1と、複数の
送電線2からなる複数の送電系統が、リアクトル29A
と直列補償装置28Aからなる1個の直列回路によって
連系される場合である。
【0134】具体的には、第1の商用電源1に接続され
ている第1の送電線2と、第2の商用電源1に接続され
ている第2の送電線2の間に、系統間リアクトル29A
と系統間直列補償装置28Aの直列回路を接続し、各送
電線2,2にそれぞれ配電変電所の変圧器を介して共通
配電線08,08を接続し、該各共通配電線08,08
にそれぞれ遮断器9を介して複数の負荷10を接続する
と共に、該各負荷10と各共通配電線08,08の間
に、それぞれ送電系統遮断器7を介してリアクトル29
と直列補償装置28からなる直列回路をそれぞれ接続
し、該各配電線8,8に接続されている負荷10に対応
して設けられ、直流電源15からの直流電力を交流電力
に変換する系統連系変換器14又は内燃・外燃機関15
からの回転エネルギーに基づき交流電力を発電する発電
機14から得られる分散電源の交流電力を、それぞれ連
系リアクトル12、配電系統遮断器11を介して各配電
線8に供給するように構成し、連系リアクトル12の一
次側に設けた系統電圧検出器19からの系統電圧検出値
及び系統電流検出器20からの系統電流検出値を入力
し、分散電源を制御する制御装置16を備えたものであ
る。
【0135】第9の実施形態によると、直列補償装置2
8を有する複数の分散電源システムからなる第1及び第
2の送電線2,2間に、系統間リアクトル29Aと系統
間直列補償装置28Aからなる直列回路を接続すること
により、複数の送電系統間での柔軟な電力融通を行うこ
とができる。
【0136】<第10の実施形態(請求項13に対応)
>第10の実施形態について、図13を参照して説明す
る。本実施形態は、図12の実施形態と異なる点は、第
1及び第2の送電線2,2間に、接続される系統間リア
クトル29Aと系統間直列補償装置28Aの直列回路
に、直列に交流スイッチ30を接続した点であり、これ
以外の点は、図12と同一である。
【0137】第10の実施形態によると、交流スイッチ
30を閉路させることにより、必要に応じて複数の配電
系統間での柔軟な電力融通を行うことができる。
【0138】<第11の実施形態(請求項14に対応)
>第11の実施形態について、図14を参照して説明す
る。この実施形態は、図12の実施形態と異なる点は、
第1及び第2の送電線2,2間に、接続される系統間リ
アクトル29Aと系統間直列補償装置28Aの直列回路
に、並列に遮断器47を接続した点であり、これ以外の
構成は図12と同一である。
【0139】第11の実施形態によると、系統間直列補
償装置28Aが故障した場合でも遮断器47を閉入する
ことにより、確実に複数の配電系統間での柔軟な電力融
通を行うことができる。
【0140】<第12の実施形態(請求項15に対応)
>第12の実施形態について、図15を参照して説明す
る。この実施形態においては、図14に示す実施形態の
系統間リアクトル29と系統間直列補償装置28の直列
回路に、これに並列に遮断器47が接続された回路に、
新たに交流スイッチ30を直列に接続した点が、図14
とは異なる点である。
【0141】第12の実施形態によると、必要に応じて
複数の配電系統間を連系し系統間直列補償装置28Aに
より柔軟な電力融通を行い、系統間直列補償装置28A
が故障した場合でも遮断器47を閉入することにより確
実に複数の配電系統間での柔軟な電力融通を行うことが
できる。
【0142】<第13の実施形態(請求項16に対応)
>第13の実施形態について、図16を参照して説明す
る。この実施形熊は、図12の実施形態の送電線2,2
間に接続されている系統間リアクトル29Aと系統間直
列補償装置28Aの直列回路を設けずに、この部分に高
調波抑制のためのアクティブフィルタ32が接続された
点のみが、図12とは異なる点である。
【0143】第13の実施形態によると、アクティブフ
ィルタ32により、高調波を抑制しながら、複数の配電
系統間で柔軟な電力融通を行うことができる。
【0144】<第14の実施形態(請求項17に対応)
>第14の実施形態について、図17を参照して説明す
る。この実施形態は、図12の実施形態と同一構成で、
送電線2,2間に系統間リアクトル29Aと系統間直列
補償装置28Aの直列回路が接続され、これにより送電
線2,2間の各分散電源システムを全て電圧制御しなが
ら潮流制御するように構成した点が、図12とは異なる
点である。
【0145】第14の実施形態によると、各配電系統の
全分散電源により電圧制御を行うことにより各配電系統
の電圧を一定に維持しながら複数の配電系統間で柔軟な
電力融通を行うことができる。
【0146】<第15の実施形態(請求項18に対応)
>第15の実施形態について、図18を参照して説明す
る。この実施形熊は、図12の実施形態と同一構成で、
送電線2,2間に系統間リアクトル29Aと直列補償装
置28Aの直列回路が接続され、これにより送電線2,
2間の各分散電源システムを全て位相制御しながら潮流
制御するように構成した点が、図12とは異なる点であ
る。
【0147】第15の実施形態によると、各配電系統の
全分散電源システムにより位相制御を行うことにより制
御系の構成を容易にして複数の配電系統間で柔軟な電力
融通を行うことができる。
【0148】
【発明の効果】本発明によれば、複数の分散電源が配電
系統に連系された場合でも配電系統の電圧を一定に制御
し、負荷が増大した場合でも全体を停止することなしに
運転を継続し、必要時には他の送電系統に高速に連系し
複数の分散電源の協調制御するとともに所要の電力を送
電系統に確実かつ効率的に送電し、複数の送電系統間で
も電力融通制御を行うことができる分散電源システムを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散電源システムの第1の実施形態に
おける全体構成を示す図。
【図2】図1の分散電源の制御装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図3】図1又は従来のベクトル図。
【図4】本発明の分散電源システムの第2の実施形態に
おける分散電源の制御装置の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の分散電源システムの第3の実施形態に
おける全体構成を示す図。
【図6】図5の分散電源の制御装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図7】本発明の分散電源システムの第4の実施形態に
おける全体構成を示す図。
【図8】本発明の分散電源システムの第5の実施形態に
おける全体構成を示す図。
【図9】本発明の分散電源システムの第6の実施形態に
おける全体構成を示す図。
【図10】本発明の分散電源システムの第7の実施形態
における全体構成を示す図。
【図11】本発明の分散電源システムの第8の実施形態
における全体構成を示す図。
【図12】本発明の分散電源システムの第9の実施形態
における全体構成を示す図。
【図13】本発明の分散電源システムの第10の実施形
態における全体構成を示す図。
【図14】本発明の分散電源システムの第11の実施形
態における全体構成を示す図。
【図15】本発明の分散電源システムの第12の実施形
態における全体構成を示す図。
【図16】本発明の分散電源システムの第13の実施形
態における全体構成を示す図。
【図17】本発明の分散電源システムの第14の実施形
態における全体構成を示す図。
【図18】本発明の分散電源システムの第15の実施形
態における全体構成を示す図。
【図19】従来のコージェネレーションシステムを説明
するための図。
【図20】従来の燃料電池発電システムを説明するため
の図。
【図21】従来の太陽光発電システム(独立システム)
を説明するための図。
【図22】従来の太陽光発電システム(系統連系システ
ム)を説明するための図。
【図23】従来の風力発電システム(独立システム)を
説明するための図。
【図24】従来の風力発電システム(系統連系システ
ム)を説明するための図。
【図25】従来の廃棄物発電システムを説明するための
図。
【符号の説明】
1…商用電源 2…送電線 3…遮断器 4…負荷 5…遮断器 6…配電変電所の変圧器 7…送電系統遮断器 8…配電線 08…共通配電線 9…遮断器 10…負荷 11…配電系統遮断器 12…連系リアクトル 13…変換器用変圧器 14…系統連系変換器または発電機 15…直流電源または内燃・外燃機関 16…分散電源の制御装置 17…電圧検出器 18…電流検出器 19…電圧検出器 20…電流検出器 21…電流制御装置 22…出力電圧指令発生装置 23…制御信号発生装置 24…送電系統遮断器制御装置 25 配電系統遮断器制御装置 26…遮断器 27…無効電力補償装置 28…直列補償装置 28A…系統間直列補償装置 29…リアクトル 29…系統間リアクトル 30…交流スイッチ 32…アクティブフイルタ 41…電圧制御装置 42…電流制御装置 43…出力電圧指令発生装置 44…制御信号発生装置 45…送電系統遮断器制御装置 46…配電系統遮断器制御装置 47…遮断器 71…位相制御装置 72…出力電圧指令発生装置 73…制御信号発生装置 74…送電系統遮断器制御装置 75…配電系統遮断器制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 肇 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5G015 GA06 GA15 HA16 JA11 JA22 5G066 DA04 DA08 FA01 FB11 FB17 FC11 HA19 HB02 HB05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源からの電力を、送電線、配電変
    電所の変圧器、送電系統遮断器、配電線を介して該配電
    線に接続されている負荷に供給し、 直流電源からの直流電力を交流電力に変換する系統連系
    変換器又は内燃・外燃機関からの回転エネルギーに基づ
    き交流電力を発電する発電機から得られる分散電源の交
    流電力を、連系リアクトル、配電系統遮断器を介して前
    記配電線に供給するように構成し、 前記連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器からの
    系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記分散
    電源を制御する制御装置を備えた分散電源システムにお
    いて、 前記制御装置は、前記系統電圧検出値及び系統電流検出
    値を入力すると共に、出力有効電流指令と出力無効電流
    指令を入力し、 前記配電線の電圧を一定に保つため、無効電力を補償し
    ながら前記分散電源に電力を供給するようにしたことを
    特徴とする分散電源システム。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、電流制御装置と、出力
    電圧指令発生装置と、制御信号発生装置と、配電系統遮
    断器制御装置と、送電系統遮断器制御装置とからなり、 前記電流制御装置は前記出力有効電流指令と前記出力無
    効電流指令と系統電圧検出値と系統電流検出値とを入力
    し無効電力がゼロになるような電圧指令を出力するもの
    であり、 前記出力電圧指令発生装置は前記電圧指令を入力し前記
    系統連系変換器または発電機が発生可能な出力電圧指令
    を生成するものであり、 前記制御信号発生装置は前記出力電圧指令発生装置から
    の出力電圧指令を入力し出力制御信号を発生し、該出力
    制御信号を前記系統連系変換器または発電機に与えるす
    るものであり、 前記送電系統遮断器制御装置は前記検出器により検出さ
    れた系統電圧検出値および前記系統電流検出値を入力
    し、その値が指定値より小さい場合は前記分散電源の単
    独運転を防止するために前記送電系統遮断器に対して制
    御信号を出力するものであり、 前記配電系統遮断器制御装置は前記分散電源の出力電圧
    および前記分散電源の出力電流を入力し、その値が指定
    値より大きい場合、過電圧、過電流を防止するために前
    記配電系統遮断器に対して制御信号を出力するものであ
    る請求項1記載の分散電源システム。
  3. 【請求項3】 商用電源からの電力を、送電線、配電変
    電所の変圧器、送電系統遮断器、配電線を介して該配電
    線に接続されている負荷に供給し、 直流電源からの直流電力を交流電力に変換する系統連系
    変換器又は内燃・外燃機関からの回転エネルギーに基づ
    き交流電力を発電する発電機から得られる分散電源の交
    流電力を、連系リアクトル、配電系統遮断器を介して前
    記配電線に供給するように構成し、 前記連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器からの
    系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記分散
    電源を制御する制御装置を備えた分散電源システムにお
    いて、 前記制御装置は、前記系統電圧検出値及び系統電流検出
    値を入力すると共に、出力電圧指令を入力し、 前記配電線の電圧を一定に保つため、無効電力を補償し
    ながら前記分散電源に電力を供給するようにしたことを
    特徴とする分散電源システム。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、電圧制御装置と、電流
    制御装置と、出力電圧指令発生装置と、制御信号発生装
    置と、配電系統遮断器制御装置と、送電系統遮断器制御
    装置とからなり、 前記電圧制御装置は前記出力電圧指令と前記系統電圧検
    出値を入力し、無効電力がゼロになるような電流指令を
    出力するものであり、 前記電流制御装置は前記電圧制御装置からの電流指令と
    前記系統電流検出値とを入力し電圧指令を出力するもの
    であり、 前記出力電圧指令発生装置は前記電圧制御装置からの電
    圧指令を入力し前記系統連系変換器または発電機の発生
    可能な出力電圧指令を生成するものであり、 前記制御信号発生装置は前記出力電圧指令発生装置から
    の出力電圧指令を入力し出力制御信号を発生するもので
    あり、 前記送電系統遮断器制御装置は前記検出器により検出さ
    れた系統電圧検出値および前記系統電流検出値を入力
    し、その値が指定値より小さい場合は前記分散電源の単
    独運転を防止するために前記送電系統遮断器制御信号を
    出力するものであり、 前記配電系統遮断器制御装置は前記配電電圧および前記
    配電電流を入力し、その値が指定値より大きい場合、過
    電圧、過電流を防止するために配電系統遮断器制御信号
    を出力するものである請求項3記載の分散電源システ
    ム。
  5. 【請求項5】 商用電源からの電力を、送電線、配電変
    電所の変圧器、送電系統遮断器、配電線を介して該配電
    線に接続されている負荷に供給し、 直流電源からの直流電力を交流電力に変換する系統連系
    変換器又は内燃・外燃機関からの回転エネルギーに基づ
    き交流電力を発電する発電機から得られる分散電源の交
    流電力を、連系リアクトル、配電系統遮断器を介して前
    記配電線に供給するように構成し、 前記系統連系変換器又は発電機に接続した無効電力補償
    装置と、 前記連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器からの
    系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記分散
    電源を制御する制御装置を備えた分散電源システムにお
    いて、 前記制御装置は前記配電線の電圧に対する位相を制御し
    ながら前記配電線の電圧を一定に保つことを特徴とする
    分散電源システム。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、位相制御装置と、出力
    電圧発生装置と、制御信号発生装置と、配電系統遮断器
    制御装置と、送電系統遮断器制御装置からなり、 前記位相制御装置は前記商用電源の出力電圧の位相角指
    令と前記商用電源の系統電圧検出値を入力し電圧指令を
    出力するものであり、 前記出力電圧発生装置は前記電圧指令を入力し出力電圧
    指令を発生するものであり、 前記制御信号発生装置は前記出力電圧指令に対応した制
    御信号を発生するものであり、 前記送電系統遮断器制御装置は前記系統電圧検出値およ
    び前記系統電流検出値を入力し、その値が指定値より小
    さい場合は前記分散電源の単独運転を防止するために前
    記送電系統遮断器に対して制御信号を出力するものであ
    り、 前記配電系統遮断器制御装置は前記配電電圧および前記
    配電電流を入力しその値が指定値より大きい場合、過電
    圧、過電流を防止するために配電系統遮断器に対して制
    御信号を出力するものである請求項5記載の分散電源シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 商用電源からの電力を、送電線、配電変
    電所の変圧器、送電系統遮断器、配電線を介して該配電
    線に接続されている複数の負荷に供給し、 複数の直流電源からの直流電力を交流電力に変換する複
    数の系統連系変換器又は複数の内燃・外燃機関からの回
    転エネルギーに基づき交流電力を発電する複数の発電機
    から得られる複数の分散電源の交流電力を、複数の連系
    リアクトル、複数の配電系統遮断器を介して前記配電線
    に供給するように構成し、 前記各連系リアクトルの一次側に設けた複数の系統検出
    器からの系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、
    前記複数の分散電源を制御する複数の制御装置を備えた
    分散電源システムにおいて、 前記各制御装置は、前記系統電圧検出値及び系統電流検
    出値を入力すると共に、出力有効電流指令と出力無効電
    流指令を入力し、 前記配電線の電圧を一定に保つため、無効電力を補償し
    ながら前記分散電源に電力を供給するようにしたことを
    特徴とする分散電源システム。
  8. 【請求項8】 商用電源からの電力を、送電線、配電変
    電所の変圧器、送電系統遮断器、配電線を介して該配電
    線に接続されている負荷に供給し、 直流電源からの直流電力を交流電力に変換する系統連系
    変換器又は内燃・外燃機関からの回転エネルギーに基づ
    き交流電力を発電する発電機から得られる分散電源の交
    流電力を、連系リアクトル、配電系統遮断器を介して前
    記配電線に供給するように構成し、 前記連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器からの
    系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記分散
    電源を制御する制御装置を備えた分散電源システムにお
    いて、 前記送電系統遮断器と前記配電線の間に、リアクトルと
    直列補償装置の直列回路を接続し、前記制御装置は、前
    記系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力すると共
    に、出力有効電流指令と出力無効電流指令を入力し、 前記配電線の電圧を一定に制御しながら、前記直列補償
    装置により前記送電線に電圧が印加され、前記リアクト
    ルに電圧がかけられることにより、前記配電線から前記
    送電線に対して電力供給を行うことを特徴とする分散電
    源システム。
  9. 【請求項9】 商用電源からの電力を、送電線、配電変
    電所の変圧器、送電系統遮断器、配電線を介して該配電
    線に接続されている複数の負荷に供給し、 複数の直流電源からの直流電力を交流電力に変換する複
    数の系統連系変換器又は複数の内燃・外燃機関からの回
    転エネルギーに基づき交流電力を発電する複数の発電機
    から得られる分散電源の交流電力を、それぞれ連系リア
    クトル、配電系統遮断器を介して前記配電線に供給する
    ように構成し、 前記各連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器から
    の系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記複
    数の分散電源を制御する複数の制御装置を備えた分散電
    源システムにおいて、 前記送電系統遮断器と前記配電線の間に、リアクトルと
    直列補償装置の直列回路を接続し、前記各制御装置は、
    前記系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力すると共
    に、出力有効電流指令と出力無効電流指令を入力し、 前記配電線の電圧を一定に制御しながら、前記直列補償
    装置により前記送電線に電圧が印加され、前記リアクト
    ルに電圧がかけられることにより、前記配電線から前記
    送電線に対して電力供給を行うことを特徴とする分散電
    源システム。
  10. 【請求項10】 商用電源からの電力を、送電線、配電
    変電所の変圧器、送電系統遮断器、配電線を介して該配
    電線に接続されている複数の負荷に供給し、複数の直流
    電源からの直流電力を交流電力に変換する複数の系統連
    系変換器又は複数の内燃・外燃機関からの回転エネルギ
    ーに基づき交流電力を発電する複数の発電機から得られ
    る分散電源の交流電力を、それぞれ連系リアクトル、配
    電系統遮断器を介して前記配電線に供給するように構成
    し、 前記各連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器から
    の系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記複
    数の分散電源を制御する複数の制御装置を備えた分散電
    源システムにおいて、 前記送電系統遮断器と前記配電線の間に、リアクトルと
    直列補償装置の直列回路を接続し、前記各制御装置は、
    前記系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力すると共
    に、出力有効電流指令と出力無効電流指令を入力し、前
    記1台の分散電源のみ前記制御装置により電圧制御を行
    い、残り他の分散電源は前記他の制御装置で電流制御を
    行い、前記配電線の電圧を一定に制御しながら、前記配
    電線から前記送電線に対して電力供給を行うことを特徴
    とする分散電源システム。
  11. 【請求項11】 商用電源からの電力を、送電線、配電
    変電所の変圧器、送電系統遮断器、配電線を介して該配
    電線に接続されている複数の負荷に供給し、 複数の直流電源からの直流電力を交流電力に変換する複
    数の系統連系変換器又は複数の内燃・外燃機関からの回
    転エネルギーに基づき交流電力を発電する複数の発電機
    から得られる分散電源の交流電力を、それぞれ連系リア
    クトル、配電系統遮断器を介して前記配電線に供給する
    ように構成し、 前記各連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器から
    の系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記複
    数の分散電源を制御する複数の制御装置を備えた分散電
    源システムにおいて、 前記送電系統遮断器と前記配電線の間に、リアクトルと
    直列補償装置の直列回路を接続し、前記各制御装置は、
    前記系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力すると共
    に、出力有効電流指令と出力無効電流指令を入力し、前
    記1台の分散電源のみ前記制御装置により電流制御を行
    い、残り他の分散電源は前記他の制御装置で電圧制御を
    行い、前記配電線の電圧を一定に制御しながら、前記配
    電線から前記送電線に対して電力供給を行うことを特徴
    とする分散電源システム。
  12. 【請求項12】 第1の商用電源に接続されている第1
    の送電線と、第2の商用電源に接続されている第2の送
    電線の間に、系統間リアクトルと系統間直列補償装置の
    直列回路を接続し、 前記各送電線にそれぞれ配電変電所の変圧器を介して配
    電線を接続し、該各配電線に複数の負荷を接続すると共
    に、該各負荷と前記各配電線の間に、送電系統遮断器を
    介してリアクトルと直列補償装置からなる直列回路をそ
    れぞれ接続し、 該各配電線に接続されている負荷に対応して設けられ、
    直流電源からの直流電力を交流電力に変換する系統連系
    変換器又は内燃・外燃機関からの回転エネルギーに基づ
    き交流電力を発電する発電機から得られる分散電源の交
    流電力を、それぞれ連系リアクトル、配電系統遮断器を
    介して前記各配電線に供給するように構成し、 前記連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器からの
    系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記分散
    電源を制御する制御装置を備え、 前記第1及び第2の送電線間での電力融通を行うように
    したことを特徴とする分散電源システム。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2の送電線間に、接続
    される前記系統間リアクトルと前記系統間直列補償装置
    の直列回路に、直列に交流スイッチを接続したことを特
    徴とする請求項12に記載の分散電源システム。
  14. 【請求項14】 前記第1及び第2の送電線間に、接続
    される前記系統間リアクトルと前記系統間直列補償装置
    の直列回路に、並列に遮断器を接続したことを特徴とす
    る請求項12に記載の分散電源システム。
  15. 【請求項15】 前記第1及び第2の送電線間に、接続
    される前記系統間リアクトルと前記系統間直列補償装置
    の直列回路に並列に遮断器を接続すると共に、これらに
    直列に交流スイッチを接続したことを特徴とする請求項
    12に記載の分散電源システム。
  16. 【請求項16】 第1の商用電源に接続されている第1
    の送電線と、第2の商用電源に接続されている第2の送
    電線の間に、系統間リアクトルと系統間直列補償装置の
    直列回路を接続し、 前記各送電線にそれぞれ配電変電所の変圧器を介して配
    電線を接続し、該各配電線に複数の負荷を接続すると共
    に、該各負荷と前記各配電線の間に、送電系統遮断器を
    介してリアクトルと直列補償装置からなる直列回路をそ
    れぞれ接続し、 該各配電線に接続されている負荷に対応して設けられ、
    直流電源からの直流電力を交流電力に変換する系統連系
    変換器又は内燃・外燃機関からの回転エネルギーに基づ
    き交流電力を発電する発電機から得られる分散電源の交
    流電力を、それぞれ連系リアクトル、配電系統遮断器を
    介して前記各配電線に供給するように構成し、 前記連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器からの
    系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記分散
    電源を制御する制御装置を備え、 前記第1及び第2の送電線間での電力融通を行うように
    したことを特徴とする分散電源システム。
  17. 【請求項17】 第1の商用電源に接続されている第1
    の送電線と、第2の商用電源に接続されている第2の送
    電線の間に、系統間リアクトルと系統間直列補償装置の
    直列回路を接続し、 前記各送電線にそれぞれ配電変電所の変圧器を介して配
    電線を接続し、該各配電線に複数の負荷を接続すると共
    に、該各負荷と前記各配電線の間に、送電系統遮断器を
    介してリアクトルと直列補償装置からなる直列回路をそ
    れぞれ接続し、 該各配電線に接続されている負荷に対応して設けられ、
    直流電源からの直流電力を交流電力に変換する系統連系
    変換器又は内燃・外燃機関からの回転エネルギーに基づ
    き交流電力を発電する発電機から得られる分散電源の交
    流電力を、それぞれ連系リアクトル、配電系統遮断器を
    介して前記各配電線に供給するように構成し、 前記連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器からの
    系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記分散
    電源を制御する制御装置を備え、 前記両系統の分散電源を全て電圧制御しながら潮流制御
    することを特徴とする分散電源システム。
  18. 【請求項18】 第1の商用電源に接続されている第1
    の送電線と、第2の商用電源に接続されている第2の送
    電線の間に、系統間リアクトルと系統間直列補償装置の
    直列回路を接続し、 前記各送電線にそれぞれ配電変電所の変圧器を介して配
    電線を接続し、該各配電線に複数の負荷を接続すると共
    に、該各負荷と前記各配電線の間に、送電系統遮断器を
    介してリアクトルと直列補償装置からなる直列回路をそ
    れぞれ接続し、 該各配電線に接続されている負荷に対応して設けられ、
    直流電源からの直流電力を交流電力に変換する系統連系
    変換器又は内燃・外燃機関からの回転エネルギーに基づ
    き交流電力を発電する発電機から得られる分散電源の交
    流電力を、それぞれ連系リアクトル、配電系統遮断器を
    介して前記各配電線に供給するように構成し、 前記連系リアクトルの一次側に設けた系統検出器からの
    系統電圧検出値及び系統電流検出値を入力し、前記分散
    電源を制御する制御装置を備え、 前記両系統の分散電源を全て位相制御しながら潮流制御
    することを特徴とする分散電源システム。
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