JP2000332751A - 同報通信方法及び同報通信プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

同報通信方法及び同報通信プログラムを記録した記録媒体

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JP2000332751A
JP2000332751A JP13552899A JP13552899A JP2000332751A JP 2000332751 A JP2000332751 A JP 2000332751A JP 13552899 A JP13552899 A JP 13552899A JP 13552899 A JP13552899 A JP 13552899A JP 2000332751 A JP2000332751 A JP 2000332751A
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Koichi Saito
浩一 斉藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は同報通信方法及びそれを実現する同
報通信プログラムを記録した記録媒体においてサーバ計
算機からマルチキャストで送信される情報を様々な受信
能力の全てのクライアント計算機で受信可能にするとと
もに通信路全体のバンド幅を有効に利用することを目的
とする。 【解決手段】 同報通信が可能なネットワークを介して
サーバ計算機及び複数のクライアント計算機が互いに接
続された通信システムを利用しクライアント計算機から
の要求に応答してサーバ計算機から要求のあった複数の
クライアント計算機に対して要求された情報を同報送信
する同報通信方法においてサーバ計算機では送信対象の
各々のクライアント計算機からその受信能力に関連する
受信能力情報を受信し送信対象の複数のクライアント計
算機を受信した受信能力情報に応じて複数のマルチキャ
ストグループに振り分け前記マルチキャストグループ毎
に互いに独立した転送レートを用いて要求された情報を
同報送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同報通信方法及び
同報通信プログラムを記録した記録媒体に関する。本発
明の同報通信方法は、クライアント/サーバ方式のデー
タ通信システムにおいて、WWW(World Wide Web)や
FTP(File Transfer Protocol)のような一般的なク
ライアント主導型の情報配送サービスを行う際に、サー
バ計算機から多数のクライアント計算機に対して同報通
信(マルチキャスト通信)を行う場合の転送レート制御
に利用される。情報の配送方法としては、一般にユニキ
ャストとマルチキャストとが存在する。ユニキャストの
場合には、送信側から特定の1利用者宛にデータを配送
する。マルチキャストの場合には、複数の利用者をマル
チキャストグループとして定め、このマルチキャストグ
ループに属する全ての利用者宛に同時にデータを配送す
る。本発明の同報通信方法及び同報通信プログラムを記
録した記録媒体は、マルチキャストの通信のみを想定し
ている。
【0002】
【従来の技術】マルチキャスト送信を行う情報転送サー
ビスでは、従来より次のような2種類のサービス形態が
存在している。第1のサービス形態では、サーバ計算機
が予めマルチキャストグループを用意しておく。そし
て、各々のクライアント計算機がサーバ計算機の用意し
たマルチキャストグループに入る操作をすることによっ
て、そのクライアント計算機はマルチキャスト送信の対
象としてサーバ計算機に登録される。
【0003】第2のサービス形態では、複数のクライア
ント計算機からサーバ計算機に対して同一の情報に対す
る送信要求があった場合、その都度、サーバ計算機は同
一の情報に対する送信要求を行った複数のクライアント
計算機をマルチキャストグループに割り当て、それらの
複数のクライアント計算機に対するデータ送信をマルチ
キャストで行う。
【0004】第1のサービス形態では、例えば、マルチ
キャストグループに対する単位時間あたりのデータ転送
量(転送レート)はサーバ主導で予め決定しておく。こ
の方法では、各クライアント計算機の受信能力を顧み
ず、マルチキャストグループも固定し、サーバ計算機は
一定の転送レートでマルチキャスト送信を行う。このよ
うに転送レートを固定する方法は、マルチキャスト送信
する内容が予め決まっていて、高い転送レートが必要な
い場合に有効である。
【0005】第1のサービス形態では、サーバ計算機に
予め複数のマルチキャストグループを用意しておき、マ
ルチキャストグループ毎に独立した異なる転送レートを
定めておく方法も知られている。この方法では、送信内
容のデータ量が大きい場合、受信能力が高いクライアン
ト計算機は高い転送レートのマルチキャストグループを
選択することにより、効率的にデータを受信できる。ま
た、受信能力が低いクライアント計算機は低い転送レー
トのマルチキャストグループを選択することにより、全
てのデータを受信できる。この場合の各クライアント計
算機に対する転送レートは、利用者のマルチキャストグ
ループ選択操作によって決定される。
【0006】本発明では、クライアント計算機からの情
報転送要求に基づいてサーバ計算機側で動的にマルチキ
ャストグループを作成する第2のサービス形態を想定し
ている。第2のサービス形態では、従来より各クライア
ント計算機の受信能力の違いは考慮されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】マルチキャスト通信路
が単一である場合、該通信路に定められた転送レートよ
りも受信能力が低いクライアント計算機では、そのマル
チキャスト通信を受信できないという問題がある。全て
のクライアント計算機でマルチキャスト通信を受信可能
にするためには、マルチキャストグループに属する全て
のクライアント計算機の中で受信能力が最低のクライア
ント計算機に合わせて転送レートを決定すればよい。し
かし、その場合には受信能力の高いクライアント計算機
がその受信能力を発揮できないという問題がある。
【0008】また、互いに転送レートが異なる複数のマ
ルチキャスト通信路を予め用意しておく場合には、各々
のマルチキャストグループに属するクライアント計算機
の構成数にばらつきが生じるため、通信路全体のバンド
幅を有効に利用できないという問題がある。例えば、1
0台のクライアント計算機をサーバ計算機と接続する場
合を想定すると、10台のクライアント計算機の中の1
台だけが受信能力が非常に高い場合に、受信能力の高い
1台のクライアント計算機に独立した1つのマルチキャ
スト通信路を割り当てると、1台のクライアント計算機
だけで通信路のバンド幅の大部分を専有することになる
ので、残りの9台のクライアント計算機が利用できる通
信路のバンド幅が小さくなりバンド幅の利用効率が悪く
なる。
【0009】本発明は、上記第2のサービス形態でマル
チキャスト送信を行う同報通信方法及びそれを実現する
同報通信プログラムを記録した記録媒体において、サー
バ計算機からマルチキャストで送信される情報を様々な
受信能力の全てのクライアント計算機で受信可能にする
とともに、通信路全体のバンド幅を有効に利用すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1は、同報通信が
可能なネットワークを介してサーバ計算機及び複数のク
ライアント計算機が互いに接続された通信システムを利
用し、前記クライアント計算機からの要求に応答して前
記サーバ計算機から要求のあった複数のクライアント計
算機に対して要求された情報を同報送信する同報通信方
法において、サーバ計算機では、送信対象の各々のクラ
イアント計算機からその受信能力に関連する受信能力情
報を受信し、送信対象の複数のクライアント計算機を受
信した前記受信能力情報に応じて複数のマルチキャスト
グループに振り分け、前記マルチキャストグループ毎に
互いに独立した転送レートを用いて要求された情報を同
報送信することを特徴とする。
【0011】クライアント計算機の受信能力は、単位時
間にクライアント計算機が受信可能なデータ量に相当す
る。この受信能力は、クライアント計算機が備えるメモ
リ装置の容量やCPU装置の性能などの要素によって定
まる。請求項1では、サーバ計算機は、クライアント計
算機から受信した受信能力情報により、そのクライアン
ト計算機の受信能力を知ることができる。また、サーバ
計算機は受信した受信能力情報に応じて送信対象の複数
のクライアント計算機を複数のマルチキャストグループ
に振り分けるので、サーバ計算機からのマルチキャスト
送信のデータを受信不可能なクライアント計算機が生じ
るのを防止できる。
【0012】すなわち、複数のクライアント計算機を受
信した受信能力情報に応じて複数のマルチキャストグル
ープに振り分けた後で、各々のマルチキャストグループ
の転送レートを、そのマルチキャストグループに属する
受信能力が最低のクライアント計算機に合わせて決定す
れば、受信能力が最低のクライアント計算機でもマルチ
キャスト送信のデータを受信できる。
【0013】サーバ計算機は各クライアント計算機の受
信能力を知ることができるので、マルチキャストグルー
プのグループ数や各マルチキャストグループに属するク
ライアント計算機の数が最適になるようにクライアント
計算機を振り分けることができる。
【0014】請求項2は、請求項1の同報通信方法にお
いて、サーバ計算機では、送信対象の全てのクライアン
ト計算機の受信能力情報をその大きさの順番で並べてか
ら、並べた受信能力情報群をその途中の少なくとも1つ
の位置で複数のグループに分割し、分割された各々のグ
ループをそれぞれ前記マルチキャストグループに対応づ
けることを特徴とする。
【0015】請求項2では、大きさの順番で並べた受信
能力情報群をその途中の位置で複数のグループに分割す
るので、複数のマルチキャストグループは受信能力の大
きさによって区分される。例えば、受信能力が小さいマ
ルチキャストグループに含まれる最大の受信能力情報
は、受信能力が大きいマルチキャストグループに含まれ
る最小の受信能力情報よりも小さくなる。
【0016】従って、各々のマルチキャストグループに
おいて、最大の受信能力と最低の受信能力との差が比較
的小さくなるため、各マルチキャストグループの転送レ
ートをそのグループに属する各クライアント計算機の受
信能力に近づけることが可能である。請求項3は、請求
項2の同報通信方法において、サーバ計算機では、大き
さの順番で並べられた各々の受信能力情報について、隣
接する受信能力情報との違いに応じた差異情報を算出
し、算出した差異情報の大きさの順番に従って特定した
差異情報の位置で前記受信能力情報群を複数のグループ
に分割することを特徴とする。
【0017】請求項3では、差異情報の大きさの順番に
従って特定した差異情報の位置で受信能力情報群を複数
のグループに分割するので、互いに受信能力が近いもの
同士を同じマルチキャストグループに割り当てることが
できる。つまり、グループを分割すべき位置では互いに
隣接する受信能力情報同士の違いが大きくなるので、分
割すべき位置を差異情報の大きさで特定できる。なお、
差異情報としては隣接する受信能力情報同士の比率(階
比)や差分を利用すればよい。
【0018】請求項4は、請求項3の同報通信方法にお
いて、サーバ計算機では、大きさが同一の複数の差異情
報が存在する場合には、前記受信能力情報群の並びの中
央の位置により近い方の差異情報を優先的に選択するこ
とを特徴とする。受信能力情報群の並びの中央の位置に
より近い方の差異情報を優先的に選択し、選択した差異
情報の位置でグループを分割することにより、分割され
た各グループに属するクライアント計算機の数がより均
等になる。従って、通信路全体のバンド幅を効率的に利
用するのに役立つ。
【0019】請求項5は、請求項3の同報通信方法にお
いて、サーバ計算機では、分割した各グループに属する
最小の受信能力情報に対応づけられた転送レートを全て
のグループについて加算した値を前記ネットワークのバ
ンド幅と比較し、その比較結果が所定の条件を満たすま
でグループの分割を繰り返すことを特徴とする。請求項
5では、各マルチキャストグループの転送レートを、そ
のグループに属する最小の受信能力情報に対応づける場
合を想定している。各マルチキャストグループの転送レ
ートの総和がネットワークのバンド幅以内である間、マ
ルチキャストグループの分割を繰り返すことにより、全
てのマルチキャストグループの送信を同時に行うことが
できる範囲でマルチキャストグループのグループ数を増
やし、通信路全体のバンド幅を効率的に利用できる。
【0020】請求項6は、同報通信が可能なネットワー
クを介してサーバ計算機及び複数のクライアント計算機
が互いに接続された通信システムを利用し、前記クライ
アント計算機からの要求に応答して前記サーバ計算機か
ら要求のあった複数のクライアント計算機に対して要求
された情報を同報送信するための同報通信プログラムを
記録した記録媒体であって、前記同報通信プログラムに
は、サーバ計算機が、送信対象の各々のクライアント計
算機からその受信能力に関連する受信能力情報を受信す
る手順と、サーバ計算機が、送信対象の複数のクライア
ント計算機を受信した前記受信能力情報に応じて複数の
マルチキャストグループに振り分ける手順と、サーバ計
算機が、前記マルチキャストグループ毎に互いに独立し
た転送レートを用いて要求された情報を同報送信する手
順とを備えたことを特徴とする。
【0021】サーバ計算機が請求項6の同報通信プログ
ラムを記録した記録媒体からその同報通信プログラムを
読み込むことにより、サーバ計算機において請求項1の
同報通信方法を実施できる。請求項7は、請求項6の同
報通信プログラムを記録した記録媒体において、サーバ
計算機の前記同報通信プログラムに、送信対象の全ての
クライアント計算機の受信能力情報をその大きさの順番
で並べてから、並べた受信能力情報群をその途中の少な
くとも1つの位置で複数のグループに分割し、分割され
た各々のグループをそれぞれ前記マルチキャストグルー
プに対応づける手順を備えたことを特徴とする。
【0022】サーバ計算機が請求項7の同報通信プログ
ラムを記録した記録媒体からその同報通信プログラムを
読み込むことにより、サーバ計算機において請求項2の
同報通信方法を実施できる。請求項8は、請求項7の同
報通信プログラムを記録した記録媒体において、サーバ
計算機の前記同報通信プログラムに、大きさの順番で並
べられた各々の受信能力情報について、隣接する受信能
力情報との違いに応じた差異情報を算出し、算出した差
異情報の大きさの順番に従って特定した差異情報の位置
で前記受信能力情報群を複数のグループに分割する手順
を備えたことを特徴とする。
【0023】サーバ計算機が請求項8の同報通信プログ
ラムを記録した記録媒体からその同報通信プログラムを
読み込むことにより、サーバ計算機において請求項3の
同報通信方法を実施できる。請求項9は、請求項8の同
報通信プログラムを記録した記録媒体において、サーバ
計算機の前記同報通信プログラムに、大きさが同一の複
数の差異情報が存在する場合には、前記受信能力情報群
の並びの中央の位置により近い方の差異情報を優先的に
選択する手順を備えたことを特徴とする。
【0024】サーバ計算機が請求項9の同報通信プログ
ラムを記録した記録媒体からその同報通信プログラムを
読み込むことにより、サーバ計算機において請求項4の
同報通信方法を実施できる。請求項10は、請求項8の
同報通信プログラムを記録した記録媒体において、サー
バ計算機の前記同報通信プログラムに、分割した各グル
ープに属する最小の受信能力情報に対応づけられた転送
レートを全てのグループについて加算した値を前記ネッ
トワークのバンド幅と比較し、その比較結果が所定の条
件を満たすまでグループの分割を繰り返す手順を備えた
ことを特徴とする。
【0025】サーバ計算機が請求項10の同報通信プロ
グラムを記録した記録媒体からその同報通信プログラム
を読み込むことにより、サーバ計算機において請求項5
の同報通信方法を実施できる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の同報通信方法及び同報通
信プログラムを記録した記録媒体の実施の形態につい
て、図1〜図7を参照して説明する。この形態は、全て
の請求項に対応する。
【0027】図1は実施の形態のサーバ計算機の処理を
示すフローチャートである。図2は最適な転送レート群
を決定する処理の内容を示すフローチャートである。図
3は通信システムの構成例を示すブロック図である。図
4はサーバ計算機及びクライアント計算機の構成例を示
すブロック図である。図5は実施の形態の同報送信の転
送レートの例を示すブロック図である。図6はサーバ計
算機の処理の変形例を示すフローチャートである。図7
は転送レート群の決定動作例を示す模式図である。
【0028】この形態では、図3に示すような通信シス
テムにおいてファイル配信サービスを行う場合を想定し
ている。図3の通信システムは、1台のサーバ計算機1
0と、4台のクライアント計算機12と、それらを接続
する同報可能ネットワーク11とで構成されている。も
ちろん、同報可能ネットワーク11に接続するクライア
ント計算機12の数は必要に応じて変更される。
【0029】同報可能ネットワーク11としては、衛星
同報回線とポイントツーポイントの回線とを組み合わせ
た非対称ネットワークや、CSMA/CDLAN,CS
MA/ACKLANのようなバス型ネットワークを利用
できる。同報可能ネットワーク11には、少なくともサ
ーバ計算機10からクライアント計算機12に向かう方
向に同報送信ができることが要求される。
【0030】この例では、図4に示すようにサーバ計算
機10の内部にはソフトウェアとしてファイル配信サー
ビス(送信)21,同報通信機能22及びドライバ23
が備わっている。また、クライアント計算機12の内部
にはソフトウェアとしてファイル配信サービス(受信)
31,同報通信機能32及びドライバ33が備わってい
る。
【0031】ドライバ23及び33は、サーバ計算機1
0及びクライアント計算機12を同報可能ネットワーク
11に接続するためのソフトウェアであり、例えばUN
IXなどのオペレーティングシステムにおけるネットワ
ークデバイスなどに相当する機能要素である。同報通信
機能22及び33は、同報通信のために必要になるソフ
トウェアであり、UNIXなどのオペレーティングシス
テムにおけるIPマルチキャストなどに相当する機能要
素である。
【0032】ファイル配信サービス21は、クライアン
トから要求されたファイルのデータを送信するためのソ
フトウェアであり、ファイル配信サービス31はサーバ
から送信されるファイルのデータを受信するためのソフ
トウェアである。ファイル配信サービス21及び31
は、例えばUNIXなどのオペレーティングシステムに
おけるFTPプログラムに相当する。
【0033】本発明を実施する場合、本発明の同報通信
方法及びそれを実施する同報通信プログラムは、サーバ
計算機10の同報通信機能22に内蔵される。また、同
報通信プログラムは、例えばCD−ROMやフロッピー
ディスクなどの記録媒体から読み込まれ、サーバ計算機
10の内部メモリにロードされてから実行される。各ク
ライアント計算機12の受信能力は、クライアント計算
機12が具備するメモリ装置の容量やCPU装置の性能
などの要素に応じて定まる。受信能力とは、単位時間に
受信可能なデータの量である。
【0034】ところで、例えば図5,図9に示すように
クライアント計算機50の受信能力は計算機毎に異なっ
ている。図5,図9の例では、各クライアント計算機5
0及びサーバ計算機51の受信能力が仮想線で示したパ
イプの太さで表してあり、転送レートの大きさが太い矢
印の太さで表してある。図9の例では、2台のクライア
ント計算機50(C1,C2)の受信能力が比較的低
く、他の2台のクライアント計算機50(C3,C4)
の受信能力が高くなっている。
【0035】図9に示すように、4台全てのクライアン
ト計算機50(C1,C2,C3,C4)を同一のマル
チキャストグループに割り当ててサーバ計算機51から
マルチキャスト送信する場合には、最も受信能力の低い
クライアント計算機50(C1)が許容できる転送レー
ト、つまりクライアント計算機50(C1)の受信能力
以下に転送レートを定める必要がある。
【0036】従って、図9に示すように、クライアント
計算機50(C3,C4)はそれ自身の受信能力に比べ
てはるかに低い転送レートでしかデータを受信できず、
クライアント計算機50(C3,C4)はその能力を発
揮できない。そこで、この形態ではサーバ計算機10は
図1に示すような処理を実行する。なお、図1の例では
各々のクライアント計算機12がデータの転送要求と同
時にそれ自身の受信能力を示す受信能力情報をサーバ計
算機10に入力する場合を想定している。
【0037】図1に示すように、サーバ計算機10に対
して4台のクライアント計算機12(C1),12(C
2),12(C3),12(C4)から同一の情報
(A)に対する転送要求が入力された場合、サーバ計算
機10の処理はステップS21からS22に進む。この
場合、ステップS22では、4台のクライアント計算機
12(C1),12(C2),12(C3),12(C
4)に対する情報(A)の転送を同じ機会に処理するこ
とに決定する。つまり、この情報(A)の転送をマルチ
キャストとして処理する。
【0038】次のステップS23では、各クライアント
計算機12から入力された受信能力情報を考慮してマル
チキャストグループの分割を行う。例えば、図5の例で
は2台のクライアント計算機12(C1),12(C
2)の受信能力が低く、残りの2台のクライアント計算
機12(C3),12(C4)の受信能力が高いので、
情報(A)の配信に利用するマルチキャストグループを
2つに分割し、クライアント計算機12(C1),12
(C2)に対しては1つのマルチキャストグループ
(1)で同時に情報(A)の配信を行い、クライアント
計算機12(C3),12(C4)に対してはもう1つ
のマルチキャストグループ(2)で同時に情報(A)の
配信を行っている。
【0039】各々のマルチキャストグループでは、それ
ぞれの転送先のクライアント計算機12の受信能力に合
わせて転送レートが決定される。図1に示すように、サ
ーバ計算機10はステップS23を実行した後、各々の
クライアント計算機12に対してそれが属するマルチキ
ャストグループの通知を行う。そして、各マルチキャス
トグループ毎に情報(A)の転送を行う。サーバ計算機
10は、2つのマルチキャストグループに関する情報
(A)の転送を同じ機会に処理する。
【0040】各クライアント計算機12は、同報可能ネ
ットワーク11を介して転送される複数のマルチキャス
トグループの情報(A)のうち、サーバ計算機10から
予め通知されたマルチキャストグループの情報(A)だ
けを受信すればよい。図5の例では、2台のクライアン
ト計算機12(C1),12(C2)にはそれらの受信
能力に見合った比較的低い転送レートのマルチキャスト
グループ(1)で情報が転送されるので、受信能力の低
いクライアント計算機12でも情報を確実に受信でき
る。また、クライアント計算機12(C3),12(C
4)にはそれらの受信能力に見合った比較的高い転送レ
ートのマルチキャストグループ(2)で情報が転送され
るので、受信能力の高いクライアント計算機12はその
能力を十分に発揮して効率的に情報を受信できる。
【0041】ところで、同報可能ネットワーク11のバ
ンド幅(サーバ計算機10の送信能力を含む)を有効に
利用するためには、図1のステップS23で分割するマ
ルチキャストグループの数や各々のマルチキャストグル
ープに対する各クライアント計算機12の割り当てが非
常に重要である。例えば、複数のマルチキャストグルー
プのそれぞれに属するクライアント計算機12の数に大
きなばらつきがあると、少数のクライアント計算機12
が属するマルチキャストグループの占有するバンド幅が
過大になり、他のクライアント計算機12に対する転送
効率が低下するので、ネットワーク全体としてはバンド
幅を効率的に利用できなくなる。
【0042】そこで、図1のステップS23の内部で
は、図2に示す処理を行って、最適化するように分割す
るマルチキャストグループ数や各マルチキャストグルー
プの転送レートを決定している。図2の例では、n台の
クライアント計算機12に対して情報のマルチキャスト
配信を行う場合を想定している。ステップS10では、
転送要求のあった全てのクライアントの受信能力情報x
(1),x(2),x(3),x(4),・・・,x(n)を大き
い順に並べて入力する。ここでは、次の関係が成立する
ものと仮定する。
【0043】 x(1)≧x(2)≧x(3)≧x(4)≧・・・≧x(n) ・・・(1) マルチキャスト通信の転送レートについては、ここでは
簡単のため、各マルチキャストグループに属するクライ
アント計算機12が提示した受信能力の最低値に合わせ
る。仮に、全てのクライアント計算機12を単一のマル
チキャストグループとして通信を行うなら、必要な転送
レートは最低の受信能力x(n)に対応する1つの転送レ
ートだけでよい。逆に、n個のマルチキャストグループ
を設けて、各々のマルチキャストグループにそれぞれ1
つのクライアント計算機12が属するように定めれば、
ユニキャストの場合と同じになる。つまり、各々のマル
チキャストグループの転送レートはそれぞれx(1),x
(2),x(3),x(4),・・・,x(n)になり、必要な
バンド幅は、x(1),x(2),x(3),x(4),・・
・,x(n)の総和になる。
【0044】それぞれx(i)の受信能力を有するn台の
クライアント計算機12をm個のマルチキャストグルー
プに分割する(i=1〜n)場合、各マルチキャストグ
ループの転送レートをX(j)で表す(j=1〜m)と
(x(i)/X(j))はできる限り小さい方が望ましい。
すなわち、転送レートX(j)の総和を同報可能ネットワ
ーク11のバンド幅B(定数)以内に制限するという制
約のもとで、(x(i)/X(j))の総和が最小になるよ
うにマルチキャストグループ数m及び各マルチキャスト
グループの転送レートX(j)を決定すれば同報可能ネッ
トワーク11のバンド幅の利用効率を最適化できる。
【0045】但し、互いに受信能力が近いもの同士を同
一のマルチキャストグループに割り当てる必要がある。
そこで、図2のステップS10では、受信能力情報をそ
の大きさの順番に並べて入力している。この並びの順番
を維持したままその途中でマルチキャストグループを分
割すれば、互いに受信能力が近いもの同士が同一のマル
チキャストグループに割り当てられる。
【0046】図2のステップS11では、集合χを初期
化する。集合χの内容は、各マルチキャストグループの
転送レートを意味する。最初はマルチキャストグループ
が1つだけであり、ステップS11の初期化の結果、最
小の受信能力情報x(n)だけが集合χに割り当てられ
る。ステップS12では、(i=1,2,3,・・・,
n−1)のそれぞれのiについて階比y(i)を求める。
階比y(i)は次式で表される。
【0047】 y(i)=x(i)/x(i+1) ・・・(2) 階比y(i)の大きさは、隣接する2つの受信能力の比率
を表している。つまり、階比y(i)の大きいことは、隣
接する2つの受信能力の違いが大きいことを意味する。
受信能力の違いが大きい位置で受信能力情報x(i)の集
合を分割すれば、互いに近いもの同士が同じグループに
割り当てられる。
【0048】ステップS13では、現在の状態で全ての
マルチキャストグループが占有するバンド幅Bcを算出
する。つまり、現在の集合χに属している全ての受信能
力情報x(i)(すなわち転送レート)の総和をバンド幅
Bcとして求める。ステップS14では、ステップS1
3で求めたバンド幅Bcを同報可能ネットワーク11の
バンド幅Bと比較する。(Bc<B)であればステップ
S14からS16に進み、そうでなければステップS1
9に進む。
【0049】ステップS15では、(i=1,2,3,
・・・,n−1)の階比y(i)の中から最大のものを最
大階比ymaxとして検出する。但し、以前に最大階比ym
axとして採用したものは検出対象から除外する。ステッ
プS16では、複数の階比が直前のステップS15で最
大階比ymaxとして同時に検出されたか否かを識別す
る。最大階比ymaxが1つの場合にはステップS18に
進み、複数の場合にはステップS17に進む。
【0050】ステップS17では、直前のステップS1
6で最大階比ymaxとして検出した複数の階比y(i)の
うち、マルチキャストグループに属する受信能力情報の
並びの中央位置である(n/2)番目の位置により近い
ものを1つだけ最終的な最大階比ymaxとして選択す
る。これにより、分割後の各マルチキャリアグループに
属するクライアント計算機12の数が均等化される。
【0051】ステップS18では、ステップS15で検
出した単一の最大階比ymax又はステップS17で選択
した単一の最大階比ymaxに対応する位置の受信能力情
報x(ymax)を集合χに追加する。ステップS15で検
出した単一の最大階比ymax又はステップS17で選択
した単一の最大階比ymaxに対応する位置は、マルチキ
ャストグループの分割位置に対応し、ステップS18で
追加する受信能力情報x(ymax)は、分割後の新しいマ
ルチキャストグループの転送レート(グループ内の最小
の受信能力と同一)に対応する。
【0052】上記ステップS13〜S18の処理は、ス
テップS13で求めたバンド幅Bcが同報可能ネットワ
ーク11のバンド幅Bの制限に到達するまで繰り返され
る。つまり、マルチキャストグループの分割が繰り返さ
れる。ステップS13で求めたバンド幅Bcが同報可能
ネットワーク11のバンド幅Bに達すると、ステップS
14からS19に進む。ステップS19では、その時点
の集合χを処理の結果として返す。つまり、分割によっ
て生成された各マルチキャストグループの転送レートが
図2の処理の結果として返される。
【0053】1つの具体例について、図7を参照して説
明する。この例では、10台のクライアント計算機12
に対して同一の情報をマルチキャスト配信する場合を想
定しているので、10個の受信能力情報x(1)〜x(1
0)を扱う。なお、説明を簡単にするため図7において
は階比y(i)の代わりにそれの大きさの順番を示してあ
る。
【0054】初期状態では、10台のクライアント計算
機12に対応する10個の受信能力情報x(1)〜x(1
0)が単一のマルチキャストグループに割り当てられ、
その中の最小の受信能力情報x(10)のみが転送レート
の初期値として集合χに割り当てられる。
【0055】図2のステップS13〜S18の1回目の
処理では、階比y(i)の大きさの順番が1番の位置に相
当する受信能力情報x(4)が集合χに追加される。つま
り、2つの受信能力情報x(4),x(5)の違いが最も大
きいので、その位置でマルチキャストグループを2つに
分割する。この場合、転送レートが大きい方のマルチキ
ャストグループには4個の受信能力情報x(1)〜x(4)
に相当するクライアント計算機12が割り当てられ、転
送レートが小さい方のマルチキャストグループには6個
の受信能力情報x(5)〜x(10)に相当するクライアン
ト計算機12が割り当てられる。
【0056】転送レートが大きい方のマルチキャストグ
ループの転送レートには受信能力情報x(4)が割り当て
られるので、このマルチキャストグループに属する4台
のクライアント計算機12はいずれも転送レート以上の
受信能力を有している。2回目の処理では、階比y(i)
の大きさの順番が2番目の位置に注目する。図7の例で
は、階比y(i)の大きさの順番が2番目の位置に2つの
受信能力情報x(2),x(7)が存在しているので、(1
0/2)である5番目の位置により近い1つの受信能力
情報x(7)を選択する。そして、受信能力情報x(7)が
集合χに追加される。
【0057】2回目の処理が終了した段階では、3つの
マルチキャストグループが形成され、第1のマルチキャ
ストグループには4個の受信能力情報x(1)〜x(4)に
相当するクライアント計算機12が割り当てられ、第2
のマルチキャストグループには3個の受信能力情報x
(5)〜x(7)に相当するクライアント計算機12が割り
当てられ、第3のマルチキャストグループには3個の受
信能力情報x(8)〜x(10)に相当するクライアント計
算機12が割り当てられる。
【0058】3回目の処理では、2回目の処理で採用し
なかった階比y(i)の大きさの順番が2番目の位置の受
信能力情報x(2)を選択する。そして、受信能力情報x
(2)が集合χに追加される。
【0059】同様に、4回目の処理では階比y(i)の大
きさの順番が4番の位置に存在している受信能力情報x
(9)が集合χに追加される。サーバ計算機10が図1及
び図2に示すように処理することによって、例えば図5
に示すように、各クライアント計算機12の受信能力に
応じて分割された複数のマルチキャストグループを用い
てサーバ計算機10からクライアント計算機12に同一
の情報を配信することができる。
【0060】図9の例では受信能力が最低のクライアン
ト計算機50に転送レートを合わせる必要があるが、図
5の例では分割したマルチキャストグループ毎に転送レ
ートを決定できるので、受信能力の高いクライアント計
算機12については転送レートの高いマルチキャストグ
ループに割り当てることにより、効率よく情報を転送で
きる。
【0061】図1に示す処理においては、各クライアン
ト計算機12が転送要求と同時にクライアント計算機1
2自身の受信能力情報をサーバ計算機10に入力する場
合を想定しているが、受信能力情報を送出しないクライ
アントを利用することも考えられる。そのような場合に
は、図6に示すように処理を変更すればよい。図6の処
理では、クライアント計算機12からの転送要求を受信
すると、ステップS31からS32に進み、受信能力情
報の有無を識別する。クライアント計算機12からの受
信能力情報が存在しない場合には、ステップS33でサ
ーバ計算機10からクライアント計算機12に対して受
信能力情報の送信を要求する。
【0062】この要求の後でサーバ計算機10が受信能
力情報を受信した場合には、その受信能力情報に従って
図1及び図2の処理を行う。もしも受信能力情報を受信
できなかった場合には、ステップS34からS35に進
み、当該クライアント計算機12の受信能力情報として
規定値を採用する。この規定値としては、例えばそれま
でに他のクライアント計算機12から受信した受信能力
情報の最低値を用いればよい。
【0063】本発明と従来方式とを対比すると、例えば
図8に示すような能力の違いが生じる。本発明では、同
一の情報の配信を複数のマルチキャスト配信に分割する
ため同報可能ネットワーク11の各マルチキャスト配信
に対する送信可能量は小さくなるが、各々のクライアン
ト計算機が実際に受信する情報の転送量は受信能力に近
い量に改善される。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、サーバ計算機がクライ
アント計算機から受信した受信能力情報に応じて送信対
象の複数のクライアント計算機を複数のマルチキャスト
グループに振り分けるので、サーバ計算機からのマルチ
キャスト送信のデータを受信不可能なクライアント計算
機が生じるのを防止できる。しかも、受信能力が高いク
ライアント計算機に対しては高い転送レートを用いて効
率的に情報を転送できるので、各々のクライアント計算
機がその能力を十分に発揮できる。
【0065】また、大きさの順番で並べた受信能力情報
群をその途中の位置で複数のグループに分割することに
より、各々のマルチキャストグループにおいて、最大の
受信能力と最低の受信能力との差が比較的小さくなる。
これにより、各マルチキャストグループの転送レートを
そのグループに属する各クライアント計算機の受信能力
に近づけることが可能である。
【0066】また、差異情報の大きさの順番に従って特
定した差異情報の位置で受信能力情報群を複数のグルー
プに分割することにより、互いに受信能力が近いもの同
士を同じマルチキャストグループに割り当てることがで
きる。また、大きさが同一の複数の差異情報が存在する
場合に、受信能力情報群の並びの中央の位置により近い
方の差異情報を優先的に選択し、選択した差異情報の位
置でグループを分割することにより、分割された各グル
ープに属するクライアント計算機の数がより均等化され
る。
【0067】また、各マルチキャストグループの転送レ
ートの総和がネットワークのバンド幅以内である間、マ
ルチキャストグループの分割を繰り返すことにより、全
てのマルチキャストグループの送信を同時に行うことが
できる範囲でマルチキャストグループのグループ数を増
やし、通信路全体のバンド幅を効率的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のサーバ計算機の処理を示すフロー
チャートである。
【図2】最適な転送レート群を決定する処理の内容を示
すフローチャートである。
【図3】通信システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】サーバ計算機及びクライアント計算機の構成例
を示すブロック図である。
【図5】実施の形態の同報送信の転送レートの例を示す
ブロック図である。
【図6】サーバ計算機の処理の変形例を示すフローチャ
ートである。
【図7】転送レート群の決定動作例を示す模式図であ
る。
【図8】本発明と従来方式との能力の比較例を示すグラ
フである。
【図9】従来例の同報送信の転送レートを示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 サーバ計算機 11 同報可能ネットワーク 12 クライアント計算機 21 ファイル配信サービス 22 同報通信機能 23 ドライバ 31 ファイル配信サービス 32 同報通信機能 33 ドライバ 50 クライアント計算機 51 サーバ計算機

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同報通信が可能なネットワークを介して
    サーバ計算機及び複数のクライアント計算機が互いに接
    続された通信システムを利用し、前記クライアント計算
    機からの要求に応答して前記サーバ計算機から要求のあ
    った複数のクライアント計算機に対して要求された情報
    を同報送信する同報通信方法において、 サーバ計算機では、送信対象の各々のクライアント計算
    機からその受信能力に関連する受信能力情報を受信し、
    送信対象の複数のクライアント計算機を受信した前記受
    信能力情報に応じて複数のマルチキャストグループに振
    り分け、前記マルチキャストグループ毎に互いに独立し
    た転送レートを用いて要求された情報を同報送信するこ
    とを特徴とする同報通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の同報通信方法において、サー
    バ計算機では、送信対象の全てのクライアント計算機の
    受信能力情報をその大きさの順番で並べてから、並べた
    受信能力情報群をその途中の少なくとも1つの位置で複
    数のグループに分割し、分割された各々のグループをそ
    れぞれ前記マルチキャストグループに対応づけることを
    特徴とする同報通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の同報通信方法において、サー
    バ計算機では、大きさの順番で並べられた各々の受信能
    力情報について、隣接する受信能力情報との違いに応じ
    た差異情報を算出し、算出した差異情報の大きさの順番
    に従って特定した差異情報の位置で前記受信能力情報群
    を複数のグループに分割することを特徴とする同報通信
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の同報通信方法において、サー
    バ計算機では、大きさが同一の複数の差異情報が存在す
    る場合には、前記受信能力情報群の並びの中央の位置に
    より近い方の差異情報を優先的に選択することを特徴と
    する同報通信方法。
  5. 【請求項5】 請求項3の同報通信方法において、サー
    バ計算機では、分割した各グループに属する最小の受信
    能力情報に対応づけられた転送レートを全てのグループ
    について加算した値を前記ネットワークのバンド幅と比
    較し、その比較結果が所定の条件を満たすまでグループ
    の分割を繰り返すことを特徴とする同報通信方法。
  6. 【請求項6】 同報通信が可能なネットワークを介して
    サーバ計算機及び複数のクライアント計算機が互いに接
    続された通信システムを利用し、前記クライアント計算
    機からの要求に応答して前記サーバ計算機から要求のあ
    った複数のクライアント計算機に対して要求された情報
    を同報送信するための同報通信プログラムを記録した記
    録媒体であって、 前記同報通信プログラムには、 サーバ計算機が、送信対象の各々のクライアント計算機
    からその受信能力に関連する受信能力情報を受信する手
    順と、 サーバ計算機が、送信対象の複数のクライアント計算機
    を受信した前記受信能力情報に応じて複数のマルチキャ
    ストグループに振り分ける手順と、 サーバ計算機が、前記マルチキャストグループ毎に互い
    に独立した転送レートを用いて要求された情報を同報送
    信する手順とを備えたことを特徴とする同報通信プログ
    ラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項6の同報通信プログラムを記録し
    た記録媒体において、サーバ計算機の前記同報通信プロ
    グラムに、送信対象の全てのクライアント計算機の受信
    能力情報をその大きさの順番で並べてから、並べた受信
    能力情報群をその途中の少なくとも1つの位置で複数の
    グループに分割し、分割された各々のグループをそれぞ
    れ前記マルチキャストグループに対応づける手順を備え
    たことを特徴とする同報通信プログラムを記録した記録
    媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7の同報通信プログラムを記録し
    た記録媒体において、サーバ計算機の前記同報通信プロ
    グラムに、大きさの順番で並べられた各々の受信能力情
    報について、隣接する受信能力情報との違いに応じた差
    異情報を算出し、算出した差異情報の大きさの順番に従
    って特定した差異情報の位置で前記受信能力情報群を複
    数のグループに分割する手順を備えたことを特徴とする
    同報通信プログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項8の同報通信プログラムを記録し
    た記録媒体において、サーバ計算機の前記同報通信プロ
    グラムに、大きさが同一の複数の差異情報が存在する場
    合には、前記受信能力情報群の並びの中央の位置により
    近い方の差異情報を優先的に選択する手順を備えたこと
    を特徴とする同報通信プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項8の同報通信プログラムを記録
    した記録媒体において、サーバ計算機の前記同報通信プ
    ログラムに、分割した各グループに属する最小の受信能
    力情報に対応づけられた転送レートを全てのグループに
    ついて加算した値を前記ネットワークのバンド幅と比較
    し、その比較結果が所定の条件を満たすまでグループの
    分割を繰り返す手順を備えたことを特徴とする同報通信
    プログラムを記録した記録媒体。
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