JP2000332687A - 多波長選択フィルタ装置とその光出力補償方法 - Google Patents

多波長選択フィルタ装置とその光出力補償方法

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JP2000332687A
JP2000332687A JP11140619A JP14061999A JP2000332687A JP 2000332687 A JP2000332687 A JP 2000332687A JP 11140619 A JP11140619 A JP 11140619A JP 14061999 A JP14061999 A JP 14061999A JP 2000332687 A JP2000332687 A JP 2000332687A
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optical
wavelength
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electromotive force
filter device
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Toshio Ito
敏夫 伊藤
Katsuaki Magari
克明 曲
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光出力信号が弱い場合に、その原因がSOA
光ゲートにあるのか、またはアレイ格子にあるのかを検
知する。多波長選択フィルタ装置を適切な状態に制御す
る。 【解決手段】 波長多重光から目的とする波長光を選択
する多波長選択フィルタ装置であって、前記目的とする
波長光に対応した出力ポート群を有する光波長分波器
と、該光波長分波器の出力ポート群の出力側に設けられ
た光ゲート群と、該光ゲート群を駆動する駆動手段と、
前記光ゲート群の逆方向起電力を測定する逆方向起電力
測定手段と、該逆方向起電力測定手段の出力に基づいて
前記光波長分波器の分波する波長を制御する手段とを具
備する装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多波長選択フィル
タ装置とその装置の光出力補償方法に関し、特に、波長
多重を利用した光通信、光交換、光情報処理等の光伝送
システム、及びそのデモ実験等に使用される多波長選択
フィルタ装置に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】波長多重を利用した光伝送システム(W
DMシステム)が高度化するに従って、光ファイバを伝
搬する波長単位で光伝送制御を行うことが要求されてい
る。このための最も基本となるデバイスが多波長選択フ
ィルタであり、例えば、8波のWDMシステムを考えた
場合、m波(0≦m≦8)の光信号を遮断し、(8−
m)波の光信号を透過することが必要とされる。
【0003】図9は、従来の多波長選択フィルタの例を
説明するための図であって、1001は1.55ミクロ
ン帯の等間隔波長8波を伝搬する入力側光ファイバ、1
002は光波長分波器で、具体的には石英系プレーナ光
波回路(PLC)の導波路によって形成され、8波の各
波長ごとに8本の導波路に分波するための入力側PLC
アレイ導波路格子(AWG)、1003〜1010は各
波長のオン・オフ(on/off)を行うための光ゲー
トである。光ゲートは具体的には半導体増幅器型(SO
A)光ゲートアレイ(参考文献:N.Yoshimoto,T.Ito,K.
Magari,K.Kawaguchi,K.Kishi,Y.Kondo,Y.Kadota,O.Mito
mi,Y.Yoshikuni,Y.Hasumi,Y.Tohmori,and O.Nakajima,"
Four channel polarization insensitive SOA gate arr
ay integrated with butt-jointed spot-size converte
rs",Electronics letters,20th November 1997,vol.33,
No.24,PP.2045-2046)で、各チャネルにそれぞれスポッ
トサイズ変換機能(SS)を集積することにより、PL
Cプラットフォームとのハイブリッド集積を実現してい
る。
【0004】さらに、1011は8本の導波路の合波す
るための光波長合波器で、具体的にはPLCアレイ導波
路格子、1012は出力側光ファイバである。1003
〜1010の各チャネルゲートには、それぞれon/o
ff制御信号を印加するためのドライバ回路1013〜
1020が接続されていて、制御信号のon/offに
よってゲートアレイの制御を行うことにより、任意のm
波(0≦m≦8)の光信号を遮断し、残りの光信号を透
過する多波長選択フィルタを実現している。
【0005】なおアレイ導波路格子には例えばペルチェ
素子等の温調が設けられており、アレイ導波路格子の温
度を制御することで、入力波長とアレイ導波路型格子の
波長の微調を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来方法では、ある時点で多波長選択フィルタに入力さ
れている光信号の波長を知る手段がない。そのため、例
えば、出力側ファイバからの光信号が途絶えた場合、も
しくは損失が増大した場合、半導体増幅器型(SOA)
光ゲートに問題があってゲインが減ったのか、アレイ導
波路格子の波長と入力波長とがずれたのかを判別するこ
とができない。実際にはSOA光ゲートのゲインが減少
した場合にはSOA光ゲートに注入する電流を増やす、
またはアレイ導波路格子の波長がずれたのであれば温調
で微調をする等の制御手段はあるものの、どちらが主要
因であるか判明しない場合の制御は極めて困難であっ
た。
【0007】本発明の目的は、光出力信号が弱い場合
に、その原因がSOA光ゲートにあるのか、またはアレ
イ導波路格子にあるのかを判定することが可能な技術を
提供することにある。本発明の他の目的は、多波長選択
フィルタ装置を適切な状態に制御することが可能な技術
を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の
目的及び新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面に
よって明らかにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以
下の通りである。 (1)波長多重光から目的とする波長光を選択する多波
長選択フィルタ装置であって、前記目的とする波長光に
対応した出力ポート群を有する光波長分波器と、該光波
長分波器の出力ポート群の出力側に設けられた光ゲート
群と、該光ゲート群を駆動する駆動手段と、前記光ゲー
ト群の各光ゲートの逆方向起電力を測定する逆方向起電
力測定手段と、該逆方向起電力測定手段の出力に基づい
て前記光波長分波器の分波する波長を制御する手段とを
具備する装置である。 (2)波長多重光から目的とする波長光を選択する多波
長選択フィルタ装置であって、前記目的とする波長光に
対応した所定の出力ポート群とその他の出力ポート群を
有する光波長分波器と、該光波長分波器の出力ポート群
の出力側に設けられた光ゲートと、前記所定の出力ポー
ト群の出力側に設けられた光ゲートを駆動する駆動手段
と、前記その他の出力ポート群の各出力ポートに対応す
る光ゲートの逆方向起電力を測定する逆方向起電力測定
手段と、該逆方向起電力測定手段の出力に基づいて前記
光波長分波器の分波する波長を制御する手段とを具備す
る装置である。 (3)前記手段(1)の多波長選択フィルタ装置の光出
力補償方法であって、前記各光ゲートの逆方向起電力を
測定し、この測定された逆方向起電力値に基づいて前記
光波長分波器の温度を補正し、前記光ゲートの動作点を
調整して前記出力ポートの光出力レベルを補償する方法
である。 (4)前記手段(2)の多波長選択フィルタ装置の光出
力補償方法であって、前記その他のポート群の各出力ポ
ートに対応する光ゲートの逆方向起電力を測定し、この
測定された逆方向起電力値に基づいて前記光波長分波器
の温度を補正し、前記所定の出力ポート群の各出力ポー
トに設けられた光ゲート群の動作点を調整して前記所定
の出力ポート群の光出力レベルを補償する方法である。
【0009】すなわち、本発明の多波長選択フィルタ装
置のポイントは、入力用導波路を伝搬するλ1〜λnの
n波が多重された波長多重光を光波長分波器を用いてn
本の光導波路に分波し、各々の光導波路にλ1〜λnの
n波に対応した別々のn個の光ゲートを備え、さらに光
波長合波器を用いて出力用導波路に合波する多波長選択
フィルタ装置において、各光ゲートに光のオン・オフ
(on/off)を行う光ゲート制御手段(光ゲート制
御用の電気回路)と、入力光の有無を検知する受光用の
電気回路が設けられていることである。
【0010】また、別の構成として、入力用導波路を伝
搬するλ1〜λnのn波が多重された波長多重光を光波
長分波器を用いてn+2m(1≦m≦n、mは整数)本
の光導波路に分波し、各々の光導波路に別々のn+2m
個の光ゲートを備え、さらに光波長合波器を用いて出力
用導波路に合波する多波長選択フィルタ装置において、
n個の光ゲートが入力光λ1〜λnに対応し、光のon
/offを行うとともに、それ以外の光ゲートが受光用
に用いられることである。
【0011】また、光ゲートの逆方向起電力を測定し、
この測定された逆方向起電力値に基づいて前記光波長分
波器の温度を補正し、前記光ゲートの動作点を調整して
前記出力ポートの光出力レベルを補償することである。
【0012】以下、本発明について、図面を参照して、
本発明の実施形態(実施例)とともに詳細に説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本発明の
実施形態1の多波長選択フィルタ装置の概略構成を示す
模式図である。ここで簡単のため、4波長を使ったWD
Mシステムを想定する。すなわち、λ1、λ2、λ3、
λ4の4波長を入力波長として用いる。実際にはλ1、
λ2、λ3、λ4の波長としてそれぞれ順に1551n
m、1552nm、1553nm、1554nmとす
る。
【0014】図1において、101は1.55ミクロン
帯の等間隔波長4波を伝搬する入力側光ファイバ、10
2は光波長分波器で、具体的には石英系プレーナ光波回
路(PLC)の導波路によって形成された、4波の各波
長ごとに4本の導波路に分波するためのPLCアレイ導
波路格子、103〜106は各波長のオン・オフ(on
/off)を行うための光ゲートアレイ(光ゲート群)
の各光ゲートである。光ゲート103〜106は、例え
ば、半導体増幅器型(SOA)光ゲートアレイを用い、
各チャネルにそれぞれスポットサイズ変換機能(SS)
を集積することにより、PLCプラットフォームとのハ
イブリッド集積を実現している。
【0015】107は4本の導波路の合波するための光
波長合波器で、具体的にはPLCアレイ導波路格子、1
08は出力側光ファイバである。前記光ゲート103〜
106には、それぞれon/off制御信号を印加する
ためのドライバ回路109〜112が接続されていて、
光ゲート103〜106に注入する順方向電流による制
御信号のon/offによって光ゲート103〜106
の制御を行う構成になっている。これによって、任意の
m波(0≦m≦4)の光信号を遮断し、残りの光信号を
透過する多波長選択フィルタ装置を実現している。
【0016】113〜116は前記各光ゲート(SOA
光ゲート)103〜106に順方向電流を注入するため
のドライバ回路109〜112と並列に設けられた、逆
方向電圧を印加して逆方向起電力を測定する逆方向起電
力測定手段である。
【0017】前記λ1は、入力側光ファイバ101→P
LCアレイ導波路格子102→光ゲート103→PLC
アレイ導波路格子107→出力側光ファイバ108の経
路をたどり、ドライバ回路109からの信号によってo
n/offする光ゲート103によって遮断あるいは透
過する。
【0018】同様にλ2は、入力側光ファイバ101→
PLCアレイ導波路格子102→光ゲート104→PL
Cアレイ導波路格子107→出力側光ファイバ108の
経路を、λ3は、入力側光ファイバ101→PLCアレ
イ導波路格子102→光ゲート105→PLCアレイ導
波路格子107→出力側光ファイバ108の経路を、λ
4は入力側光ファイバ101→PLCアレイ導波路格子
102→光ゲート106→PLCアレイ導波路格子10
7→出力側光ファイバ108の経路をたどる。
【0019】前記PLCアレイ導波路格子102と10
7には、例えば、ペルチェ素子等の温調が設けられてお
り、アレイ格子の温度を制御することにより、入力波長
とアレイ格子の波長の微調を行うことができる。また、
通常、PLCアレイ導波路格子102と107の特性は
全く同一であり、温調は一括で行う。
【0020】ここで、図1に示す本実施形態1の特徴
は、各SOA光ゲートに順方向電流を注入するためのド
ライバ回路109〜112と並列に逆方向電圧を印加
し、逆方向起電力を測定する逆方向起電力測定手段11
3〜116が設けられている点である。一般に、逆方向
電圧を印加することにより、SOA光ゲートを受光器と
して使用することができる。
【0021】すなわち、光信号が入っている状態で順方
向電流の注入を一時的に中止し、逆方向電圧を印加して
受光器として用いることができる。この状態で受光器か
ら発生する逆方向起電力が減少した場合には、前記入力
側PLCアレイ導波路格子102と出力側PLCアレイ
導波路格子107のアレイ格子の波長と入力波長がずれ
たことがわかる。すなわち、逆方向起電力が最大となる
ようにアレイ格子を温度調整してやればよい。また、ア
レイ格子の波長に問題がない状態で出力側光ファイバ1
08より出力される光信号が減少した場合は、SOA光
ゲート側の出力が減少したためであるので、ゲートをオ
ン(on)する場合の注入電流を増やしてやればよい。
【0022】また、図1では、全てのSOA光ゲートの
ドライバ回路109〜112に並列して逆方向起電力を
測定するための逆方向起電力測定手段113〜116が
設けられているが、任意の1つ以上のSOA光ゲートに
設けるだけでも同様の効果を得ることができる。
【0023】これは通常アレイ導波路格子の出力波長が
ずれる場合には、全ての入力波長に対して同一方向にず
れるためで、ある特定の波長に対して波長ずれの度合い
を測定することで、全ての波長に対するずれを求めるこ
とができるためである。
【0024】図2は、図1の電気回路の概略構成を示す
ブロック構成図である。図2において、117はSOA
光ゲート(図1の103に対応)、118,119は光
導波路、120は電気スイッチ、121はドライバ回路
(図1の109に対応)、122はレシーバ(図1の1
13に対応)である。電気スイッチ120のポートを選
択することによって、SOA光ゲート117に接続する
電気デバイス120をドライバ回路121とレシーバ1
22のいずれかに選択することができる。ここで、ドラ
イバ回路121を選択した場合には、SOA光ゲート1
17を光ゲートとして、レシーバ122を選択した場合
には、SOA光ゲート117を受光器として監視用途と
して用いることができる。
【0025】(実施形態2)図3は、本発明の実施形態
2の多波長選択フィルタ装置に用いるリング型のピンポ
ン伝送を説明するための図である。前記図1に示す実施
形態1の1波長(例えはλ1)に対して、リング型のピ
ンポン伝送方式を考える(参考文献:Y.Suzaki,M.Okaya
su,Y.Suzuki and H.Toba.,Electronics Letters,vol.3
1,no.16,pp.1388-1389,1995)。これは、図3に示すよ
うに、局側からDC光(α)と信号光(β)を異なるタ
イムスロットで送り、ユーザ側(ここでは多波長選択フ
ィルタ装置)が信号を受け取る場合には、受光器によっ
て信号光βを受信し、信号を送る場合にはDC光αを変
調することによって送信する方式である。図2の構成に
おいて、受信する場合には、SOA光ゲート117(図
1の103に対応)を受光器として使用し、送信する場
合にはSOA光ゲート117のon/offによってD
C光を変調することによって、ループ型のピンポン伝送
が可能になる。従来のループ型ピンポン伝送は、1個の
SOA光ゲートを使った1波長だけのものであったのに
対して、多波長のループ型ピンポン伝送が可能となる。
【0026】(実施形態3)図4は、本発明の実施形態
3の多波長選択フィルタ装置の概略構成を示す模式図で
あって、201は1.55ミクロン帯の等間隔波長4波
を伝搬する入力側光ファイバ、202は光波長分波器
で、具体的には石英系プレーナ光波回路(PLC)の導
波路によって形成された、各波長ごとに8本の導波路に
分波するためのPLCアレイ導波路格子、203〜21
0は光ゲートである。この光ゲート203〜210は、
例えば、半導体増幅器型(SOA)光ゲートアレイを用
い、各チャネルにそれぞれスポットサイズ変換機能(S
S)を集積することでPLCプラットフォームとのハイ
ブリッド集積を実現している。211は8本の導波路の
合波するための光波長合波器で、具体的にはPLCアレ
イ導波路格子、212は出力側光ファイバである。
【0027】ここで、光ゲート204、206、20
7、209の各ゲートにはそれぞれon/off制御信
号を印加するためのドライバ回路213〜216が接続
され、SOA光ゲートアレイに注入する順方向電流によ
る制御信号のon/offによってゲートアレイの制御
を行う構成になっている。これによって、任意のm波
(0≦m≦4)の光信号を遮断し、残りの光信号を透過
する多波長選択フィルタを実現している。
【0028】217〜220は各SOA光ゲートに順方
向電流を注入するためのドライバ回路213〜216と
並列に、逆方向電圧を印加して逆方向起電力を測定する
逆方向起電力測定手段である。
【0029】前記λ1は、入力側光ファイバ201→P
LCアレイ導波路格子202→光ゲート204→PLC
アレイ導波路格子211→出力側光ファイバ212の経
路をたどり、ドライバ回路213からの信号によってo
n/offする光ゲート204によって遮断あるいは透
過する。
【0030】同様にλ2は、入力側光ファイバ201→
PLCアレイ導波路格子202→光ゲート206→PL
Cアレイ導波路格子211→出力側光ファイバ212の
経路を、λ3は入力側光ファイバ201→PLCアレイ
導波路格子202→光ゲート207→PLCアレイ導波
路格子211→出力側光ファイバ212の経路を、λ4
は、入力側光ファイバ201→PLCアレイ導波路格子
202→光ゲート209→PLCアレイ導波路格子21
1→出力側光ファイバ212の経路をたどる。
【0031】前記PLCアレイ導波路格子202,21
1には、例えば、ペルチェ素子等の温調が設けられてお
り、アレイ格子の温度を制御することで、入力波長とア
レイ格子の波長の微調を行うことができる。また、通
常、PLCアレイ導波路格子202,211の特性は全
く同一であり、温調は一括で行う。
【0032】図4に示す本実施形態3の特徴は、4つの
入力光に対して8つの光導波路に分波している点、及び
逆方向に電圧を印加するとともに、逆方向起電力を測定
する手段113〜116を備えている点である。例え
ば、不等間隔アレイ格子を使用することにより、155
1nm、1552nm、1553nm、1554nmの
4波長の入力光に対して1550.7nm、1551n
m、1551.3nm、1552nm、1553nm、
1553.7nm、1554nm、1554.3nmの8
波長に分波することができる。これは、入力光4波長の
他に1551nm、1554nmの波長に対して±0.
3nmのモニタ用波長を分波することになる。
【0033】この4波長のうち、モニタ用波長155
0.7nmは、入力側光ファイバ201→入力側PLC
アレイ導波路格子202→光ゲート203の経路をたど
り、逆方向起電力測定手段217によって逆方向起電力
が測定される。同様に、モニタ波長1551.3nm
は、入力側光ファイバ201→202→205の経路
を、モニタ波長1553.7nmは201→入力側PL
Cアレイ導波路格子202→光ゲート208の経路を、
モニタ波長1554.3nmは、入力側光ファイバ20
1→入力側PLCアレイ導波路格子202→光ゲート2
10の経路をたどる。
【0034】前記SOA光ゲートアレイを受光器として
用いる場合には、光信号の損失が大幅に増加する(通常
光強度は1万分の1以下になる)ので、モニタ波長は出
力側PLCアレイ導波路格子211や出力側光ファイバ
212には出力されない。
【0035】以上のように、この構成によれば、信号波
長1551nmに対して、波長1550.7nmと15
51.3nmの2つの波長をモニタすることができる。
【0036】すなわち、アレイ格子の波長と入力波長が
ずれていない場合には、モニタ波長によって観測される
2つの逆方向起電力は最小値を取るが、波長がずれてく
るに従って逆方向起電力が増大する。つまり、実際の運
用では逆方向起電力が最小となるようにアレイ格子を温
度調整してやればよい。また、アレイ格子の波長に問題
がない状態で出力側光ファイバ212より出力される光
信号が減少した場合は、SOA光ゲート側の出力が減少
したためであるので、光ゲートアレイをオン(on)す
る場合の注入電流を増やしてやればよい。
【0037】また、図4では波長1551nm及び波長
1554nmについてモニタ手段を設けたが、1つ以上
の任意の数のSOA光ゲートにモニタ手段を設けても同
様の効果を得ることができる。
【0038】以上説明したように、本実施形態3によれ
ば、光信号を遮断することなく光信号の監視を行うこと
ができる。なお、前記の実施形態の説明では、光ゲート
素子としてSOA型光ゲートアレイを用いているが、強
度変調器(erectroabsorption:EA)型の光ゲート素
子を用いても構わない。この場合には、逆方向電圧を印
加するドライバ回路と逆方向起電力を測定するための手
段とを用いる。
【0039】(実施形態4)図5は、本発明による実施
形態4の光波長選択フィルタ装置の概略構成を示す模式
図であり、301は入力側光ファイバ、302は入力側
スターカプラ(例えば、入力1波・出力4波のスターカ
プラ)、303〜306はSOA光ゲートアレイの各光
ゲート、307は出力側スターカプラ(例えば、入力4
波・出力1波のスターカプラ)、308は出力側光ファ
イバ、309〜312はドライバ回路、313〜316
は逆方向電圧を印加し、逆方向起電力を測定する逆方向
起電測定手段、323〜336は誘電体多層膜フィルタ
である。
【0040】本実施形態4は、前記実施形態1の別の実
施例であり、図5に示すように、図1の光波長分波器
(入力側アレイ導波路格子)102の代わりに入力側ス
ターカプラ302及びSOA光ゲートアレイ303〜3
06の組み合わせ、図1の光波長合波器(出力側アレイ
導波路格子)107の代わりに出力側スターカプラ30
7を用いたものである。つまり、図1と同様にSOA光
ゲートアレイ303〜306に注入する順方向電流によ
る制御信号のon/offによってSOA光ゲートアレ
イ303〜306の制御を行う。これによって、任意の
m波(0≦m≦4)の光信号を遮断し、残りの光信号を
透過する多波長選択フィルタを実現している。
【0041】より詳しく説明すると、前記λ1は、入力
側光ファイバ301→302→323→303→307
→出力側光ファイバ308の経路をたどり、ドライバ回
路309からの信号によってon/offする光ゲート
303によって遮断あるいは透過する。
【0042】同様にλ2は、入力側光ファイバ301→
302→324→304→307→出力側光ファイバ3
08の経路を、λ3は、入力側光ファイバ301→30
2→325→305→307→出力側光ファイバ308
の経路を、λ4は入力側光ファイバ301→302→3
26→306→307→出力側光ファイバ308の経路
をたどる。
【0043】前記各誘電体多層膜フィルタ323〜32
6には、例えば誘電体多層膜フィルタの角度を制御する
手段、すなわち等価的に誘電体多層膜の厚みを変える波
長調整機能が設けられており、各誘電体多層膜フィルタ
323〜326の波長調整機能を制御することにより、
入力波長と各誘電体多層膜フィルタ323〜326の微
調を行うことができる。
【0044】以上説明したように、本実施形態4によれ
ば、SOA光ゲートアレイ303〜306の各SOA光
ゲートに順方向電流を注入するためのドライバ回路30
9〜312と並列に逆方向電圧を印加し、逆方向起電力
を測定する逆方向起電力測定手段313〜316が設け
られているので、一般に逆方向電圧を印加することによ
り、SOA光ゲートを受光器として使用することができ
る。すなわち、光信号が入っている状態で順方向電流の
注入を一時的に中止し、逆方向電圧を印加して受光器と
して用いることができる。この状態で受光器から発生す
る逆方向起電力が減少した場合には前記各誘電体多層膜
フィルタ323〜326の波長と入力波長がずれたこと
がわかる。すなわち、逆方向起電力が最大となるように
前記各誘電体多層膜フィルタ323〜326の波長を調
整してやればよい。また、前記各誘電体多層膜フィルタ
323〜326の波長に問題がない状態で出力側光ファ
イバ308より出力される光信号が減少した場合は、S
OA光ゲート側の出力が減少したためであるので、ゲー
トをonする場合の注入電流を増してやればよい。
【0045】また、本実施形態4によれば、出力側スタ
ーカプラ307の透過波長の調整を行う必要はなく、入
力側の各誘電体多層膜フィルタ323〜326の波長の
調整のみを行えばよいので、図1に比べて調整はより簡
単になる。
【0046】(実施形態5)図6は、本発明による実施
形態5の光波長選択フィルタ装置の概略構成を示す模式
図である。前記図4に示す実施形態3に対しても、前記
分波器としてスターカプラ及び誘電体多層膜フィルタ
を、合波器としてスターカプラも用いることもできる。
【0047】図6において、401は1.55ミクロン
帯の等間隔波長4波を伝搬する入力側光ファイバ、40
2は入力側スターカプラ(例えば、入力1波・出力8波
のファイパ型スターカプラ)、403〜410は光ゲー
ト(例えば、SOA光ゲートアレイ)、411は出力側
スターカプラ(例えば、入力8波・出力1波のファイパ
型スターカプラ)、412は出力側光ファイバ、413
〜416はドライバ回路、417〜420は逆方向電圧
を印加し、逆方向起電力を測定する逆方向起電力測定手
段、423〜430は誘電体多層膜フィルタである。
【0048】前記光ゲート403〜410は、例えば、
半導体増幅器型(SOA)光ゲートアレイで、各チャネ
ルにそれぞれスポットサイズ変換機能(SS)を集積す
るPLCプラットフォームとのハイブリッド集積を実現
している。
【0049】ここで、光ゲートアレイ404、406、
407、409の各光ゲートには、それぞれon/of
f制御信号を印加するためのドライバ回路413〜41
6が接続され、光ゲート(SOA光ゲート)403〜4
10の制御を行う。
【0050】すなわち、図6に示す構成によって、任意
のm波(0≦m≦4)の光信号を遮断し、残りの光信号
を透過する多波長選択フィルタを実現している。
【0051】本実施形態5において、第1の特徴は、誘
電体多層膜フィルタ423と424、425と426、
427と428、429と430が2つずつ同一の波長
を透過するように調整されている点である。
【0052】より詳しく説明すると、前記λ1は、入力
側光ファイバ401→402→424→404→411
→出力側光ファイバ412の経路をたどり、ドライバ回
路413からの信号によってon/offするゲート4
04によって遮断あるいは透過するとともに、モニタ波
長として同じλ1が入力側光ファイバ401→402→
423→403を伝搬し、SOA光ゲートアレイのゲー
ト403に403によって受光される。
【0053】同様にλ2は、入力側光ファイバ401→
402→426→406→411→出力側光ファイバ4
12の経路をとると同時に401→402→425→4
05によってモニタされ、λ3は、入力側光ファイバ4
01→402→427→407→411→出力側光ファ
イバ412の経路をとると同時に401→402→42
8→408によってモニタされ、λ4は、入力側光ファ
イバ401→402→329→409→411→出力側
光ファイバ412の経路をとると同時に401→402
→430→410によってモニタされる。
【0054】第2の特徴は、4つの入力光に対して8つ
の導波路に分岐している点及び逆方向に電圧を印加する
とともに、逆方向起電力を測定する逆方向起電力測定手
段413〜416を備えている点である。なお、前記S
OA光ゲートアレイを受光器として用いる場合には光信
号の損失が大幅に増加する(通常光強度は1万分の1以
下になる)のでモニタ波長は出力側の出力側スターカプ
ラ411や出力側光ファイバ412には出力されない。
【0055】また、本実施形態5の光波長選択フィルタ
装置は、同じ光信号波長に対して、出力側光ファイバ4
12へと透過していく経路とモニタ用の経路を有する。
すなわち、各フィルタの波長と入力波長がずれていない
場合には、モニタ波長によって観測されるモニタ光の逆
方向起電力は最大値をとるが、波長がずれてくるに従っ
て逆方向起電力が減少する。すなわち、実際の運用では
逆方向起電力が最大となるように誘電体多層膜フィルタ
423〜430の透過波長を調整してやればよい。ま
た、誘電体多層膜フィルタ423〜430の透過波長に
問題がない状態で出力側光ファイバ412より出力され
る光信号が減少した場合は、SOA光ゲート側の出力が
減少したためであるので、SOA光ゲートをオン(o
n)する場合の注入電流を増やしてやればよい。
【0056】この構成は、前記図4に示す実施例3の構
成に比べて出力側の出力側スターカプラ411の波長の
制御を行う必要がない。また、図4に示す実施例3で
は、信号光のいわゆる「漏れ光」を測定するために信号
光よりの100分1以下の強度しか持たない弱い光信号
を測定するのに対し、基本的に信号光と同等なレベルの
モニタ光を観測できるために、精度の高い測定が可能に
なる。
【0057】(実施形態6)前記実施形態1〜5の他
に、図1及び図4におけるアレイ導波路格子(AWG)
102や107,202や211の代わりに、波長分波
器・波長合波器として、非対称マッハ・ツェンダ型(M
Z)型フィルタをカスケード接続する手段もある。
【0058】図7は、本発明による実施形態6の光波長
選択フィルタ装置に用いる非対称マッハ・ツェンダ型
(MZ)型フィルタの概略構成を示す模式図である。図
7に示すように、本実形態6の光波長選択フィルタ装置
の非対称MZ型フィルタ500は、入力用導波路50
1、入力側光カプラ502、長さ異なる2つの分岐導波
路503、出力側光カプラ504、2本の出力用導波路
505からなる。 前記2本の分岐導波路503の長さ
の差を所望の値にすることにより、入力用導波路501
により入力される波長多重光を所望の波長間隔で2つの
出力用導波路に割り振ることができる。
【0059】ここで、図8に示すように、前記非対称M
Z型フィルタ500を透過波長間隔の異なる多段に接続
し、第1段で1nm間隔の透過波長を持つ非対称MZ型
フィルタMZF1により1nm間隔に、第2段で2nm
間隔の透過波長を持つ非対称MZ型フィルタMZF2に
より2nm間隔に、第3段で4nm間隔の透過波長を持
つ非対称MZ型フィルタMZF3により4nm間隔に波
長を分波していく構成をとると、1nm間隔8波長を低
損失で分波及び合波することができる。この構造は本質
的に波長分波器・波長合波器用のアレイ格子と同等の特
性を持つ(参照文献:“Ultra-low loss,temperature-
insensitive 16-channel 100-GHz dense wavelength
division multiplexers based on cascaded all-fiber
unbalanced Mach-Zehnder structure”,Chi-hung H
uang, Huali Senlu Xu,and Peter Chen, OFC/
IOOC 99, TuH2-2, San Diego California)。
【0060】すなわち、図1の入力側のアレイ導波路格
子(AWG)102の代わりに1入力4出力の非対称M
Zフィルタを、出力側のアレイ導波路格子(AWG)1
07の代わりに入出力を逆にした4入力1出力の非対称
MZフィルタを、図4のアレイ導波路格子(AWG)2
02の代わりに1入力8出力の非対称MZフィルタを、
出力側のアレイ導波路格子(AWG)211の代わりに
入出力を逆にした8入力1出力の非対称MZフィルタを
用いることにより、図1及び図4とまったく同一の結果
を得る。
【0061】なお、図7において、出力波長は上からλ
1、λ5、λ3、λ7、λ2、λ4、λ6、λ8となっ
ているが、通常、非対称MZフィルタは光ファイバを導
波路として形成されるので、出力ポートの光ファイバを
交差させることにより、アレイ導波路格子(AWG)を
同じように上からλ1、λ2、λ3、λ4、λ5、λ
6、λ7、λ8の順にすることが容易にできる。また、
光ファイバを用いた非対称MZフィルタはアレイ導波路
格子(AWG)に比べて光損失が小さい利点がある。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光波長選択フィルタ装置の光出力信号が弱い場合に、そ
の原因が光ゲートにあるのか、またはアレイ格子にある
のかを検知することができる。これにより、光波長選択
フィルタ装置を適切な状態に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態1の多波長選択フィルタ
装置の概略構成を示す模式図である。
【図2】図1に示す電気回路の概略構成を示すブロック
構成図である。
【図3】本発明による実施形態2の多波長選択フィルタ
装置に用いるピンポン伝送を説明するための模式図であ
る。
【図4】本発明による実施形態3の多波長選択フィルタ
装置の概略構成を示す模式図である。
【図5】本発明による実施形態4の光波長選択フィルタ
装置の概略構成を示す模式図である。
【図6】本発明による実施形態5の光波長選択フィルタ
装置の概略構成を示す模式図である。
【図7】本発明による実施形態6の光波長選択フィルタ
装置に用いる非対称MZフィルタの概略構成を示すブロ
ック構成図である。
【図8】本実施形態6の非対称MZフィルタを用いた光
波長選択フィルタ装置の接続例を示す図である。
【図9】従来の光波長選択フィルタ装置の構成例を示す
模式図である。
【符号の説明】
101…入力側光ファイバ、102…入力側アレイ導波
路格子(AWG)、103〜106…光ゲート、107
…出力側アレイ導波路格子(AWG)、108…出力側
光ファイバ、109〜112…ドライバ回路、113〜
116…逆方向起電力測定手段、117…光ゲート、1
18〜119…光導波路、120…電気スイッチ、12
1…ドライバ回路、122…レシーバ、201…入力側
光ファイバ、202…入力側アレイ導波路格子(AW
G)、203〜210…光ゲート、211…出力側アレ
イ導波路格子(AWG)、212…出力側光ファイバ、
213〜216…ドライバ回路、217〜220…逆方
向起電力測定手段、301…入力側光ファイバ、302
…入力側スターカプラ、303〜306…光ゲート、3
07…出力側スターカプラ、308…出力側光ファイ
バ、309〜312…ドライバ回路、313〜316…
逆方向起電力測定手段、323〜336…誘電体多層膜
フィルタ、401…入力側光ファイバ、402…入力側
スターカプラ、403〜410…光ゲート、411…出
力側スターカプラ、412…出力側光ファイバ、413
〜416…ドライバ回路、417〜420…逆方向起電
力測定手段、423〜430…誘電体多層膜フィルタ、
500,MZF1,MZF2,MZF3…非対称MZ型
フィルタ、501…入力用導波路、502…入力側光カ
プラ、503…分岐導波路、504…出力側光カプラ、
505…出力用導波路、1001…入力側光ファイバ、
1002…入力側アレイ導波路格子(AWG)、100
3〜1010…光ゲート、1012…出力側光ファイ
バ、1013〜1020…ドライバ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/025 H01S 5/50 630 H01S 5/50 630 G02B 6/12 F H04J 14/00 H04B 9/00 E 14/02 U H04B 10/02 Fターム(参考) 2H047 KA03 KA12 LA18 MA05 MA07 2H079 AA05 AA13 BA01 CA05 DA16 EA07 FA03 HA11 KA08 KA11 KA20 5F073 AB25 AB28 BA01 EA29 5K002 BA04 BA05 BA06 CA05 CA09 CA11 CA13 DA02 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長多重光から目的とする波長光を選択
    する多波長選択フィルタ装置であって、前記目的とする
    波長光に対応した出力ポート群を有する光波長分波器
    と、該光波長分波器の出力ポート群の出力側に設けられ
    た光ゲート群と、該光ゲート群を駆動する駆動手段と、
    前記光ゲート群の各光ゲートの逆方向起電力を測定する
    逆方向起電力測定手段と、該逆方向起電力測定手段の出
    力に基づいて前記光波長分波器の分波する波長を制御す
    る手段とを具備することを特徴とする多波長選択フィル
    タ装置。
  2. 【請求項2】 波長多重光から目的とする波長光を選択
    する多波長選択フィルタ装置であって、前記目的とする
    波長光に対応した所定の出力ポート群とその他の出力ポ
    ート群を有する光波長分波器と、該光波長分波器の出力
    ポート群の出力側に設けられた光ゲートと、前記所定の
    出力ポート群の出力側に設けられた光ゲートを駆動する
    駆動手段と、前記その他の出力ポート群の各出力ポート
    に対応する光ゲートの逆方向起電力を測定する逆方向起
    電力測定手段と、該逆方向起電力測定手段の出力に基づ
    いて前記光波長分波器の分波する波長を制御する手段と
    を具備することを特徴とする多波長選択フィルタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の多波長選択フィルタ装置の光
    出力補償方法であって、前記各光ゲートの逆方向起電力
    を測定し、この測定された逆方向起電力値に基づいて前
    記光波長分波器の温度を補正し、前記光ゲートの動作点
    を調整して前記出力ポートの光出力レベルを補償するこ
    とを特徴とする多波長選択フィルタ装置の光出力補償方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2の多波長選択フィルタ装置の光
    出力補償方法であって、前記その他のポート群の各出力
    ポートに対応する光ゲートの逆方向起電力を測定し、こ
    の測定された逆方向起電力値に基づいて前記光波長分波
    器の温度を補正し、前記所定の出力ポート群の各出力ポ
    ートに設けられた光ゲート群の動作点を調整して前記所
    定の出力ポート群の光出力レベルを補償することを特徴
    とする多波長選択フィルタ装置の光出力補償方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076554A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Fujitsu Ltd 半導体光増幅器型ゲートスイッチの駆動回路および容量性負荷の駆動回路
JP2019135524A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 富士通株式会社 光伝送装置、光分波器、および光分波制御方法

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