JP2000331076A - 遠隔取引支援方法及びシステム及び遠隔取引支援プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

遠隔取引支援方法及びシステム及び遠隔取引支援プログラムを格納した記憶媒体

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JP2000331076A
JP2000331076A JP13864799A JP13864799A JP2000331076A JP 2000331076 A JP2000331076 A JP 2000331076A JP 13864799 A JP13864799 A JP 13864799A JP 13864799 A JP13864799 A JP 13864799A JP 2000331076 A JP2000331076 A JP 2000331076A
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spectral reflectance
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JP13864799A
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Hiroyuki Arai
啓之 新井
Hiroko Takahashi
裕子 高橋
Sakuichi Otsuka
作一 大塚
Yoshihiro Ochiai
慶広 落合
Tsutomu Horikoshi
力 堀越
Haruhiko Kojima
治彦 児島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発注の対象物の品質を判断するのに必要な対
象物の色に関する情報を購入者に提供すると共に、照明
条件及びデバイスの性能に適応した自然な色の画像を提
供することにより、花卉の競りや卸に代表される取引対
象物の購入注文を遠隔地から行うことが可能な遠隔取引
支援方法及びシステム及び遠隔取引支援プログラムを格
納した記憶媒体を提供する。 【解決手段】 本発明は、センタにおいて対象物の画像
を撮影し、対象物の分光反射率を測定し、測定された対
象物の分光反射率から該対象物の測色値、及び該対象物
の色識別用のカラーチャートにおける色番号を算出し、
撮影された対象物の画像データと、算出された対象物の
測色値及びカラーチャートにおける色番号及び該対象物
に関する情報を含む属性データをクライアントに転送
し、クライアントにおいて、属性データ及び画像データ
を受信して、属性データ及び画像データを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔取引支援方法
及びシステム及び遠隔取引支援プログラムを格納した記
憶媒体に係り、特に、花卉、野菜・果実、衣服、熱帯魚
・金魚、中古車、家具、不動産、インテリアデザイン等
の購入・這うを、コンピュータ及び通信手段を用いるこ
とにより遠隔地から行うことを可能にするコンピュータ
システムにおいて、購入する際の品質判断のために必要
な情報を購入者に提供するための遠隔取引支援方法及び
システム及び遠隔取引支援プログラムを格納した記憶媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔地から注文を行う場合に、特に、花
卉等の自然物や色が購入選択時の重要なポイントである
取引においては、色や形状及び鮮度等がまちまちであ
り、これにより価格が変わってくる。このため、遠隔地
から例えば、花卉等の色で判別する必要のある対象物を
購入する際には、実物の情報が必要になってくる。実物
の情報を伝えるための手段として花等の色等が判別でき
る画像を撮影、転送、表示することにより実物の情報を
伝える方法が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既存の
カメラや表示装置を用いた場合には、デバイスの限界か
ら鮮やかな花等の色を十分に表現できない場合がある。
また、撮影された時の照明条件と、画像を見る際の照明
条件の差異により、色情報が正しく伝わらない場合があ
る。従って、購入者が商品の品質を判断するための情報
が不十分、または、不正確であり、品質判断が不可欠で
ある花卉の競りや卸等においては適用することは困難で
あり、実用システムは存在していない。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、発注の対象物の品質を判断するのに必要な対象物の
色に関する情報を購入者に提供すると共に、照明条件及
びデバイスの性能に適応した自然な色の画像を提供する
ことにより、花卉の競りや卸に代表される取引対象物の
購入注文を遠隔地から行うことが可能な遠隔取引支援方
法及びシステム及び遠隔取引支援プログラムを格納した
記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明(請求項1)は、セン
タと遠隔地をコンピュータ及び通信手段により接続し、
情報の交換を行うことにより該遠隔地と該センタ間にお
いて、取扱対象物または、販売対象物の色彩を忠実に伝
送して取引を支援するための遠隔取引支援方法におい
て、センタにおいて対象物の画像を撮影し(ステップ
1)、対象物の分光反射率を測定し(ステップ2)、測
定された対象物の分光反射率から該対象物の測色値、及
び該対象物の色識別用のカラーチャートにおける色番号
を算出し(ステップ3)、撮影された対象物の画像デー
タと、算出された対象物の測色値及びカラーチャートに
おける色番号及び該対象物に関する情報を含む属性デー
タをクライアントに転送し(ステップ4)、クライアン
トにおいて、属性データ及び画像データを受信して(ス
テップ5)、属性データ及び画像データを表示する(ス
テップ6)。
【0006】本発明(請求項2)は、測定された対象物
の分光反射率と、予め対象物の種類毎に登録されている
対象物の分光反射率と色の等級との関係を記録したデー
タベースとを用いて、対象物の等級を判別し、判別され
た等級を属性データとしてクライアントに転送する。本
発明(請求項3)は、センタで撮影された対象物の画像
に対して、撮影時の照明光の色味を排除する色調整を行
い、クライアントにおいて、色調整後の画像の色再現域
のうち、表示装置の色再現域の外側にある色が擬似的に
該表示装置上で表示されるように色変換を行い、クライ
アントにおいて表示装置がおいてある場所の照明条件下
で画像が自然な色に見えるように該表示装置の色調整を
行う。
【0007】本発明(請求項4)は、センタから測定さ
れた対象物の分光反射率データをクライアントに転送
し、クライアントにおいて、分光反射率データまたは、
測色値を指定することにより、対象物の指定した色の色
光を生成し、表示すると共に、対象物の色のカラーチャ
ートにおける色番号に対応する色を表示する。本発明
(請求項5)は、カラーチャートにおける色番号を算出
する際に、カラーチャートの全色の測色値を測定したも
のをデータベース化しておき、測定された対象物につい
て算出された測色値とデータベースとのマッチングを行
い、最も近い測色値を持つカラーチャートの色の番号を
選択する。
【0008】本発明(請求項6)は、カラーチャートに
おける色番号を算出する際に、人手により目視された対
象物とカラーチャートを比較して色番号を決定し、対象
物の分光反射率と、決定された色番号を対応付けた事例
データを収集し、色番号判断対象となる対象物の分光反
射率データが事例データ中のどのクラスタに近いかを判
定することにより色番号を決定する。
【0009】本発明(請求項7)は、収集された事例デ
ータを分析、学習し、色番号毎の多次元空間における分
布に関する平均値と分散値を算出し、算出された平均値
及び分散値を統計データとして保存し、未知の対象物の
分光反射率が与えられた時に、統計データを用いて対応
する色番号を判定する。図2は、本発明の原理構成図で
ある。
【0010】本発明(請求項8)は、センタと遠隔地の
クライアントとをコンピュータ及び通信手段により接続
し、情報の交換を行うことにより該クライアントと該セ
ンタ間において、取扱対象物または、販売対象物の色彩
を忠実に伝送して取引を支援するための遠隔取引支援シ
ステムであって、センタ100は、対象物の画像を撮影
する画像撮影手段101と、対象物の分光反射率を測定
する分光反射率測定手段103と、分光反射率測定手段
103により測定された対象物の分光反射率から該対象
物の測色値を算出する測色値算出手段150と、対象物
の色識別用のカラーチャートにおける色番号を算出する
色番号判定手段160と、画像撮影手段101で撮影さ
れた対象物の画像データと、測色値算出手段150で算
出された対象物の測色値及び色番号判定手段160で判
定されたカラーチャートにおける色番号及び該対象物に
関する情報を含む属性データをクライアントに転送する
データ送信手段170とを有し、クライアント200
は、属性データ及び画像データを受信するデータ受信手
段210と、属性データ及び画像データを表示する画像
表示手段201とを有する。
【0011】本発明(請求項9)は、センタ100にお
いて、予め対象物の種類毎に登録されている対象物の分
光反射率と色の等級との関係を記録したデータベース
と、分光反射率測定手段で測定された対象物の分光反射
率と、データベースとを照合して対象物の等級を判別す
る色等級判別手段とを更に有する。
【0012】本発明(請求項10)は、センタ100に
おいて、撮影された対象物の画像に対して、撮影時の照
明光の色味を排除する色調整を行う色調整手段を有し、
クライアント200において、色調整後の画像の色再現
域のうち、表示装置の色再現域の外側にある色が擬似的
に該表示装置上で表示されるように色変換を行う色変換
手段と、表示装置がおいてある場所の照明条件下で画像
が自然な色に見えるように該表示装置の色調整を行う表
示色調整手段とを有する。
【0013】本発明(請求項11)は、クライアント2
00において、分光反射率データまたは、測色値を指定
することにより、対象物の指定した色の色光及び対象物
の色のカラーチャートにおける色番号に対応する色光を
生成する色光生成手段を有する。本発明(請求項12)
は、色番号判定手段160において、カラーチャートの
全色の測色値を測定したものを蓄積するデータベース
と、測定された対象物について算出された測色値とデー
タベースとのマッチングを行い、最も近い測色値を持つ
カラーチャートの色の番号を選択する第1の色番号選択
手段を含む。
【0014】本発明(請求項13)は、色番号判定手段
160において、人手により目視された対象物とカラー
チャートを比較して色番号を決定する色番号決定手段
と、対象物の分光反射率と、決定された色番号を対応付
けた事例データを収集する事例データ収集手段と、色番
号判断対象となる対象物の分光反射率データが事例デー
タ中のどのクラスタに近いかを判定することにより色番
号を決定する第2の色番号選択手段を含む。
【0015】本発明(請求項14)は、第2の色番号選
択手段において、収集された事例データを分析、学習
し、色番号毎の多次元空間における分布に関する平均値
と分散値を算出する手段と、算出された平均値及び分散
値を統計データとして保存する統計データ保存手段と、
未知の対象物の分光反射率が与えられた時に、統計デー
タを用いて対応する色番号を判定する手段を含む。
【0016】本発明(請求項15)は、センタと遠隔地
のクライアントとをコンピュータ及び通信手段により接
続し、情報の交換を行うことにより該クライアントと該
センタ間において、取扱対象物または、販売対象物の色
彩を忠実に伝送して取引を支援するための遠隔取引支援
システムであって、センタは、予め対象物の種類毎に登
録されている対象物の分光反射率と色の等級との関係を
記録したデータベースと、対象物の画像を撮影する画像
撮影手段と、撮影された対象物の画像に対して、撮影時
の照明光の色味を排除する色調整を行う色調整手段と、
対象物の分光反射率を測定する分光反射率測定手段と、
分光反射率測定手段で測定された対象物の分光反射率
と、データベースとを照合して対象物の色の等級を判別
する色等級判別手段と、分光反射率測定手段により測定
された対象物の分光反射率から該対象物の測色値を算出
する測色値算出手段と、対象物の色識別用のカラーチャ
ートにおける色番号を算出する色番号判定手段と、画像
撮影手段で撮影された対象物の画像データと、測色値算
出手段で算出された対象物の測色値及び色番号判定手段
で判定されたカラーチャートにおける色番号及び色等級
判別手段で判別された色の等級及び、該対象物に関する
情報を含む属性データをクライアントに転送するデータ
送信手段とを有し、クライアントは、表示装置がおいて
ある場所の照明条件下で画像が自然な色に見えるように
該表示装置の色調整を行う表示色調整手段と、属性デー
タ及び画像データを受信するデータ受信手段と、色調整
後の画像の色再現域のうち、表示装置の色再現域の外側
にある色が擬似的に該表示装置上で表示されるように色
変換を行う色変換手段と、分光反射率データまたは、測
色値を指定することにより、対象物の指定した色の色光
及び対象物の色のカラーチャートにおける色番号に対応
する色光を生成する色光生成手段と、属性データ及び画
像データを表示する画像表示手段とを有する。
【0017】本発明(請求項16)は、センタと遠隔地
のクライアントとをコンピュータ及び通信手段により接
続し、情報の交換を行うことにより該クライアントと該
センタ間において、取扱対象物または、販売対象物の色
彩を忠実に伝送して取引を支援するための遠隔取引支援
システムにおいて、該センタに搭載される遠隔取引支援
プログラムを格納した記憶媒体であって、対象物の画像
を撮影する画像撮影プロセスと、対象物の分光反射率を
測定する分光反射率測定プロセスと、分光反射率測定プ
ロセスにより測定された対象物の分光反射率から該対象
物の測色値を算出する測色値算出プロセスと、対象物の
色識別用のカラーチャートにおける色番号を算出する色
番号判定プロセスと、画像撮影プロセスで撮影された対
象物の画像データと、測色値算出プロセスで算出された
対象物の測色値及び色番号判定プロセスで判定されたカ
ラーチャートにおける色番号及び該対象物に関する情報
を含む属性データをクライアントに転送するデータ送信
プロセスとを有する。
【0018】本発明(請求項17)は、分光反射率測定
プロセスで測定された対象物の分光反射率と、予め対象
物の種類毎に登録されている対象物の分光反射率と色の
等級との関係を記録したデータベースとを照合して対象
物の等級を判別する色等級判別プロセスとを更に有す
る。本発明(請求項18)は、撮影された対象物の画像
に対して、撮影時の照明光の色味を排除する色調整を行
う色調整プロセスを更に有する。
【0019】本発明(請求項19)は、色番号判定プロ
セスにおいて、カラーチャートの全色の測色値を測定し
たものを蓄積するデータベースと、測定された対象物に
ついて算出された測色値とデータベースとのマッチング
を行い、最も近い測色値を持つカラーチャートの色の番
号を選択する第1の色番号選択プロセスを含む。
【0020】本発明(請求項20)は、色番号判定プロ
セスにおいて、人手により目視された対象物とカラーチ
ャートを比較して色番号を決定する色番号決定プロセス
と、対象物の分光反射率と、決定された色番号を対応付
けた事例データを収集する事例データ収集プロセスと、
色番号判断対象となる対象物の分光反射率データが事例
データ中のどのクラスタに近いかを判定することにより
色番号を決定する第2の色番号選択プロセスを含む。
【0021】本発明(請求項21)は、第2の色番号選
択プロセスにおいて、収集された事例データを分析、学
習し、色番号毎の多次元空間における分布に関する平均
値と分散値を算出するプロセスと、算出された平均値及
び分散値を統計データとして保存する統計データ保存プ
ロセスと、未知の対象物の分光反射率が与えられた時
に、統計データを用いて対応する色番号を判定するプロ
セスを含む。
【0022】本発明(請求項22)は、センタと遠隔地
のクライアントとをコンピュータ及び通信手段により接
続し、情報の交換を行うことにより該クライアントと該
センタ間において、取扱対象物または、販売対象物の色
彩を忠実に伝送して取引を支援するための遠隔取引支援
システムにおけるセンタに搭載される遠隔取引支援プロ
グラムを格納した記憶媒体であって、対象物の画像を撮
影する画像撮影プロセスと、撮影された対象物の画像に
対して、撮影時の照明光の色味を排除する色調整を行う
色調整プロセスと、対象物の分光反射率を測定する分光
反射率測定プロセスと、分光反射率測定プロセスで測定
された対象物の分光反射率と、予め対象物の種類毎に登
録されている対象物の分光反射率と色の等級との関係を
記録したデータベースとを照合して対象物の色の等級を
判別する色等級判別プロセスと、分光反射率測定プロセ
スにより測定された対象物の分光反射率から該対象物の
測色値を算出する測色値算出プロセスと、対象物の色識
別用のカラーチャートにおける色番号を算出する色番号
判定プロセスと、画像撮影プロセスで撮影された対象物
の画像データと、測色値算出プロセスで算出された対象
物の測色値及び色番号判定プロセスで判定されたカラー
チャートにおける色番号及び色等級判別プロセスで判別
された色の等級及び、該対象物に関する情報を含む属性
データをクライアントに転送するデータ送信プロセスと
を有する。
【0023】本発明(請求項23)は、センタと遠隔地
のクライアントとをコンピュータ及び通信手段により接
続し、情報の交換を行うことにより該クライアントと該
センタ間において、取扱対象物または、販売対象物の色
彩を忠実に伝送して取引を支援するための遠隔取引支援
システムにおけるクライアントに搭載される遠隔取引支
援プログラムを格納した記憶媒体であって、センタから
撮影された対象物の画像データと、対象物の測色値及び
カラーチャートにおける色番号及び該対象物に関する情
報を含む属性データを受信するデータ受信プロセスと、
属性データ及び画像データを表示する画像表示プロセス
とを有する。
【0024】本発明(請求項24)は、表示装置がおい
てある場所の照明条件下で画像が自然な色に見えるよう
に該表示装置の色調整を行う表示色調整プロセスと、色
調整後の画像の色再現域のうち、表示装置の色再現域の
外側にある色が擬似的に該表示装置上で表示されるよう
に色変換を行う色変換プロセスとを有する。本発明(請
求項25)は、分光反射率データまたは、測色値を指定
することにより、対象物の指定した色の色光及び対象物
の色のカラーチャートにおける色番号に対応する色光を
生成する色光生成プロセスを有する。
【0025】本発明(請求項26)は、センタと遠隔地
のクライアントとをコンピュータ及び通信プロセスによ
り接続し、情報の交換を行うことにより該クライアント
と該センタ間において、取扱対象物または、販売対象物
の色彩を忠実に伝送して取引を支援するための遠隔取引
支援システムにおいて、該クライアントに搭載される遠
隔取引支援プログラムを格納した記憶媒体であって、表
示装置がおいてある場所の照明条件下で画像が自然な色
に見えるように該表示装置の色調整を行う表示色調整プ
ロセスと、センタから撮影された対象物の画像データ
と、対象物の測色値及びカラーチャートにおける色番号
及び該対象物に関する情報を含む属性データを受信する
データ受信プロセスと、色調整後の画像の色再現域のう
ち、表示装置の色再現域の外側にある色が擬似的に該表
示装置上で表示されるように色変換を行う色変換プロセ
スと、分光反射率データまたは、測色値を指定すること
により、対象物の指定した色の色光及び対象物の色のカ
ラーチャートにおける色番号に対応する色光を生成する
色光生成プロセスと、属性データ及び画像データを表示
する画像表示プロセスとを有する。
【0026】上記のように、本発明によれば、取引対象
物の色を選択の主たる条件とする物の品質を判断するの
に必要な色に関する客観的な情報を購入者に提供可能と
なると共に、照明条件やデバイスの性能に適応した自然
な色の画像を提供することが可能となり、例えば、実物
に関する正確な色による品質判断が要求される取引対象
物の購入注文を遠隔地から行うことが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のシステムにおけ
るサービスイメージを示す。同図は、花卉購入を例とし
たサービスを示す。装置は、センタ側(市場等の販売者
側)とクライアント側(遠隔地購入者側)に大きく分か
れており、これらは通信手段を用いて情報の交換が行え
るように接続されている。センタ側の装置は、照明装置
A、カメラ、スペクトル撮影装置(分光光度計等)及
び、パソコンから構成され、クライアント側の装置は、
照明B、パソコン、表示装置(モニタ等)、色光生成装
置、カラーチャート等から構成される。個々の機能等の
詳細は、必要に応じて後述する。
【0028】本発明のシステムは、商品となる花の画
像、花の色に関する詳細な情報、価格や産地等の情報を
センタ側からクライアント側に転送し、これらの情報を
クライアント側の表示装置において最適な形で表示する
ことにより、花の品質や価格の判断に必要な情報を正確
に提供する。クライアント側の購入者は現地で実物を見
なくても購入のための品質や価格の判断を行うことがで
き、さらに、本システムを用いて販売者側に購入注文を
行うことができる。このシステムにより花卉の購入を行
うことができるようになる。
【0029】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を詳細に説
明する。 [第1の実施例]本実施例では、販売・購入の対象を花
卉として説明する。図4は、本発明の第1の実施例のシ
ステム構成を示す。
【0030】センタ側装置100は、制御部110、測
色値算出部150、色番号判定部160、データ送信部
170から構成され、制御部110には、画像撮影部1
01、画像データ入力部102、分光反射率測定部10
3、分光反射率データ入力部104が接続されている。
クライアント側装置200は、データ受信部210、制
御部220から構成され、制御部220には画像表示部
201が接続されている。
【0031】図5は、本発明の第1の実施例の動作を示
すフローチャートである。 ステップ101) まず、センタ側装置100の画像撮
影部101において照明光Aの下で商品となる花の画像
を撮影し、画像データ入力部102から計算機に入力す
る。 ステップ102) ステップ101とは別に分光反射率
測定部103(スペクトル測定装置)を用いて花弁の色
の分光分布(分光反射率:測定波長毎の光の反射率)を
測定し、分光反射率データ入力部104から測色値算出
部150及び色番号判定部160に入力する。スペクト
ル測定装置としては、既存の分光光度計を用いてもよい
し、フラッシュ装置と複数のバンドパスフィルタ及びC
CDカメラを組み合わせてフィルタを替えながら複数回
撮影することにより測定することも可能である。
【0032】ステップ103) 測色値算出部150
は、この測定された花弁の分光反射率を用い、花卉の色
の測色値を算出する。ここで、測色値とは物体の色の見
えを定量化したものであり、CIE(国際照明委員会)
のXYZ表示が最も一般的である。また、このXYZ表
示から均等色空間L* * * 空間や、L* * *
間へ変換することにより、より人間の間隔に近い色の比
較が可能になる。その他にも様々な測色値の表示方法が
あるが、ここでは、測色値の表示方法は限定しない。な
お、分光反射率からの測色値の算出方法については、参
考文献(太田登著「色再現工学の基礎」、コロナ社、p
p.8(1行目)〜pp.12 (最終行)、また、均等色空間
* * * 空間や、L* * * 空間への変換は、上
記参考文献(pp.26 〜pp.29)等のさまざまな文献に記載
されているのでここでは割愛する。
【0033】ステップ104) 次に、色番号判定部1
60において、前記の花弁の分光反射率を用い、花の色
の登録等で一般的に使用されているカラーチャート(農
林水産省編、「日本園芸植物標準色票」(財)日本色彩
研究所(1995)が代表的)における対応色を判定す
る。この分光反射率からの対応色の判定方法には以下に
示す2つの方法が考えられる。
【0034】(1) カラーチャートの全色の測色値を
測定したものをデータベース化しておき、測定された花
弁について算出された測色値とデータベースとのマッチ
ングを行い、最も近い測色値を持つカラーチャートの色
を選択する。 (2) 花の実物を専門家に見てもらい対応するカラー
チャート上の色番号を判定してもらう。そして、花弁の
分光反射率を測定し、分光反射率とカラーチャートの色
番号を対応付けた事例データを集積する。
【0035】今、スペクトル測定の測定波長総数をNと
すると、集積されたこれらのデータは、N次元空間にお
ける、色番号を属性データとしてもつ事例の点の集まり
と見做すことができ、これらの点は、色番号毎に一定の
クラスタを形成すると考えられる。従って、新たに測定
された花弁の分光反射率データが、この事例の点の集ま
りの中で、どの色番号の事例のクラスタに近いかを判定
すればよい。
【0036】このような判定を実現する方法としては、
判別分析等の統計的手法やニューラルネットワークによ
る方法などが考えられる。統計的判別手法は、文字認識
等、他の様々な場面で一般的に用いられており、多彩な
バリエーションがあり、様々な工夫も成されている。特
に、主成分分析を用いることにより多数の花の色を効率
的に識別できることが示されている(参考文献:「花色
の分光特性」、小松原仁、色彩研究、Vol.44 No.2, 199
7, pp.15〜pp.18 )。その他の一般的な統計的判別方法
については、参考文献(石井健一郎他著「わかりやすい
パターン認識」、オーム社)の全編に渡り詳述されてい
る。
【0037】また、ニューラルネットを用いる場合、集
積した事例データの分光反射率を3層ニューラルネット
の入力データ(Nユニットに入力)とし、それがどの色
に属するのかを教師データとして誤差逆伝播法により学
習することにより、N次元空間における事例データの分
布を近似した関数を獲得することができる。この学習済
のニューラルネットワークに新たに測定された花弁の分
光反射率データを入力することにより、どの色番号に属
するのかを判定することができる。
【0038】なお、ニューラルネットによる判別につい
ては、参考文献(安西祐一郎著「岩波講座ソフトウェア
科学 認識と学習」、岩波書店、pp.329 〜pp.346)に
記載されている。これらの手法を用いることにより、花
弁の分光反射率からカラーチャートにおける対応色の色
番号を判定することができる。なお、カラーチャートを
見ることに熟練した専門家がカラーチャートと実物の花
を比較して対応色の色番号を判定し、その結果を計算機
に入力してもよい。
【0039】ステップ105) そして、データ送信部
170において、撮影された花の画像データに加え、算
出された花弁の測色値情報、判定された色番号及び価格
や産地等の花に関する属性情報をクライアント(購入
者)側200の計算機に通信手段を用いて転送する。次
に、クライアント側200について説明する。
【0040】ステップ106) クライアント側200
の計算機は、センタ側200からのデータを受信きる状
態で待機しており、データ受信部210でデータを受信
する。 ステップ107) データ受信が完了した場合にはステ
ップ108に移行し、そうでない場合にはステップ10
6に移行し、受信を待機する。
【0041】ステップ108) 受信した花の画像デー
タ及び花に関する属性情報を画像表示部201上に表示
する。転送された属性情報のうち、カラーチャートにお
ける色番号については、クライアント側200にカラー
チャートの実物を用意しておけば、その色を直感的に理
解することができる。なお、上記のデータの送受信につ
いては、クライアント側200からの要求があった時だ
けデータを転送するという方式であってもよい。
【0042】また、クライアント側200において花の
画像を表示する際、分光反射率を測定した花弁の位置が
特定できるように表示することにより、色の品質判定を
する際の手助けとなる。購入者は、表示された画像およ
び属性情報を見て品質及び価格を判断し、必要に応じて
購入注文を行う。購入注文はクライアント側200の計
算機に購入者が入力し、入力された購入注文は、通信手
段によりセンタ側100の計算機に転送され、受け付け
られる。
【0043】[第2の実施例]本実施例では、測定され
た対象物の分光反射率と、予め対象物の種類毎に登録し
ておいた対象物の分光反射率と色の等級との関係を記録
したデータベースを用いて対象物の色の等級を判別し、
判別された色の等級情報を属性データとする例を説明す
る。
【0044】図6は、本発明の第2の実施例のシステム
構成を示し、図4と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。同図に示すセンタ側100におい
て、図4に示す構成に色等級判定部180と分光反射率
または、測色値と色の等級に関する情報が蓄積されてい
るデータベース105が付加された構成である。
【0045】前述の第1の実施例では、花弁の測色値情
報、色番号及び価格や産地等の情報を、花に関する属性
データとしていたが、本実施例では、これらに加えて花
の色の等級を判定する花に関する属性データの一つとす
る。図7は、本発明の第2の実施例の動作のフローチャ
ートである。本実施例では、ステップ203において、
色等級判定部180がデータベース105を参照して、
対象物の色の等級を判定することが第1の実施例とは異
なる動作である。
【0046】一般に、果物や野菜等の農作物はその様々
な性質(大きさ、甘さ等)から等級分けされ、その等級
情報が品質や価格を判断するのに手助けになっている。
花卉の場合も、色や大きさ等から等級付することは可能
である。本発明においては、花の画像を転送することに
より、大きさの情報等品質評価に必要な情報の多くを画
像から得ることができる。
【0047】一方、色に関する情報は、撮影デバイスや
表示デバイスの限界により、画像のみでは十分に伝える
ことができず、前述の第1の実施例では、花弁の測色値
情報、色番号等を伝えることにより品質判定の手助けと
していた。しかし、上記の花弁の測色値情報、色番号等
の情報だけでは、必ずしもその品質を容易に判断できな
い場合もある。そこで、色に関する品質評価を行い、色
の等級を判定することにより、容易な色に関する品質判
断を可能にする。
【0048】色の等級分けを実現するための方法として
は以下の2つがある。 (a) 花の価格は、その色合いの鮮やかさや珍しさ等
からその価格が変わる。実際に出荷された花の価格とそ
の色合い(花弁の分光反射率)のデータを蓄積し、価格
を決定する他の要員(季節、その時の需給バランス)を
加味し、統計処理を行うことにより、花の色合いと価格
の関連を調べることができる。この結果を用い、花の色
合い(分光反射率)から等級分けを行うことができる。
【0049】(b) 花の専門家に、実際に入荷される
花を見てもらい、主観的に等級を判断してもらうことに
よりその等級情報とその花弁の分光反射率データの組を
集積し、前述の第1の実施例で示したような判別手法を
適用することにより、花の色合い(分光反射率)から等
級分けを行うことができる。 [第3の実施例]前述の第1の実施例では、花の画像を
単に撮影、転送、表示していたが、本実施例では、画像
撮影時の照明の影響、画像表示環境における照明の影
響、及び表示装置の表示限界の外にある色を擬似的に表
示することに、自然な色に見える画像表示を実現するも
のである。
【0050】図8は、本発明の第3の実施例のシステム
構成を示す。同図に示す構成において図4と同一構成部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図8に示
す構成は、図4に示す構成において、センタ側100に
おいて、画像撮影部101において撮影された画像に対
して色調整を行う色調整部114を付加し、クライアン
ト側200において色変換部230と表示装置調整部2
02を付加した構成である。
【0051】図9は、本発明の第3の実施例の動作のフ
ローチャートである。同図に示す動作において、図5の
動作と異なる点は、ステップ302において、ステップ
301で撮影された画像について照明光の色味を除去す
るよう画像の色調整を行う点と、クライアント側200
において、ステップ307で照明条件に合わせ表示装置
を調整しておき、ステップ310において、色再現域外
の色を擬似的に表示できるように色変換を行う点が異な
る。
【0052】人間は無意識のうちに自分が置かれている
環境の照明条件の影響を排除して安定した色認知を行う
ことができる(色恒常性)。しかし、ある照明の下で撮
影された画像を、異なる照明条件の環境において表示し
た場合、その色恒常性は成り立たず、照明条件の差に由
来する色味が加わって見えてしまう。花卉の購入時に
は、花の色を正確に判断することが重要であり、このよ
うな色のずれを解消する必要がある。また、一方、画像
の撮影装置及び表示装置は、それぞれが再現できる色の
限界があ、これらは一般に異なっている。特に花の場
合、非常に鮮やかな色のものもあり表示が困難な場合も
多い。従って、撮影された色のうち表示装置の再現限界
の外にある色の擬似的に表示する必要がある。
【0053】撮影時の照明光の色味を排除する方法とし
ては、撮影装置自体に用意されているホワイトバランス
機能(画像内の低彩度部分の彩度が0に近づくように色
合いを自動的に調整する)がある。照明光の分光特性が
わかれば、各波長毎の照明のスペクトル値で、撮影され
た画像の、対応する波長の画素値を割ることにより、照
明光の色味を排除することができる。
【0054】なお、照明光の分光特性は放射光度計を用
いることにより測定することができる。また、照明光の
光源の分光特性が予めわかっていれば、そのデータを用
いることもできる。クライアント側200の表示装置
(画像表示部201)が置かれている場所の照明条件の
影響を排除するためには、その照明条件において、その
表示装置に表示される色合いが自然に見えるように調整
すればよい。一般に市販されているコンピュータ及び表
示装置(モニタ)には、このような色調整が容易に行え
るような機能を持っており、この機能を用いればよい。
【0055】クライアント側200の色変換部230に
おいて、撮影された色のうち表示装置の再現限界の外に
ある色を擬似的に表示する方法については、既存の手法
があり、これを用いることができる。しかし、既存の手
法を用いた場合、非常に鮮やかな色を持つ花の色によっ
てはうまく変換・表示できないケースも起こりうる。一
方、花の色のバリエーションは非常に多いものの、緑に
近い色の花はほとんど存在しない。この特性に注目し、
色空間において花の色として存在しない色領域について
は擬似表示の変換は粗くし、一方花の色が存在する色領
域については、その色の微妙な違いが反映されるように
精度よく変換することにより、表示装置の再現限界の外
にある花の色も含めて、色の微妙な違いがわかるような
表示を行うことができる。
【0056】[第4の実施例]本実施例では、前述の実
施例に加え、分光反射率からその色の色光を発生させる
ことのできる色光生成装置を適用することにより、花の
色及びカラーチャートの色をクライアント側で再現する
ものである。図10は、本発明の第4の実施例のシステ
ム構成を示す。同図において図4と同一構成部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。
【0057】図10に示すシステムは、図4に示すシス
テムのクライアント側200において、分光反射率から
その色の色光を発生させる色光生成部203が付加され
た構成である。図11は、本発明の第4の実施例の動作
のフローチャートである。前述の実施例と異なる動作
は、クライアント側200において、ステップ408で
対象物の色の色光を生成して表示し、ステップ409に
おいてカラーチャートの色光を生成し表示する点であ
る。
【0058】カラーチャートに登録されている色を有限
であるため、微妙な色合いの情報までは伝達できない。
従って、クライアント側200で、その花の色そのもの
を再現できることが理想的である。また、カラーチャー
トを検索する作業は煩雑さを伴うため、指定されたカラ
ーチャートの色を即座に表示できれば便利である。これ
らの機能を実現するための装置として、色光生成部20
3を設ける。
【0059】なお、以下では、色光生成部203を実現
するための原理を示す。まず、分光スペクトルデータか
ら、その分光スペクトルの色光を生成する原理の一例を
示す。図12は、本発明の第4の実施例の色光生成の原
理を説明するための図である。既知の白色光源からの光
のプリズム等で連続的に分離し、生成したいスペクトル
分布の各波長における値に従って波長スリットを調整す
る。このスリットを通過した光を積分球内で多重反射さ
せることにより、積分球内に入った光が混色され、抽出
窓から漏れる光は指定したスペクトル分布の光となる。
【0060】なお、上記の原理で生成した色光につい
て、カラーチャートの各色と等色するように調整し、等
色した時点でスリット情勢値を記憶しておけば、カラー
チャートの色番号を指定することによって、その色の色
光を生成することができる。この色光生成部203を用
いることにより、クライアント側200で花の色を再現
することができ、より直感的に花の色を理解することが
できる。
【0061】[第5の実施例]本実施例は、第1の実施
例から第4の実施例までを統合した実施例である。図1
3は、本発明の第5の実施例のシステム構成を示す。同
図に示すセンタ側100の装置は、画像撮影部101、
画像データ入力部102、分光反射率測定部103、分
光反射率データ入力部104、分光反射率または、測色
値と色の等級に関するデータベース105、色調調整部
114、制御部110、測色値算出部150、色番号判
定部160、データ送信部170、色等級判定部180
から構成される。
【0062】クライアント側200の装置は、データ受
信部210、制御部220、色変換部230、画像表示
部201、表示装置調整部202、色光生成部203か
ら構成される。図14は、本発明の第5の実施例の動作
のフローチャートである。 ステップ501) センタ側100の画像撮影部101
において、花弁の画像を撮影する。
【0063】ステップ502) 色調整部114におい
て照明光の色味を除去するよう画像の色調整を行う。 ステップ503) 分光反射率測定部103において花
弁の分光反射率を測定し、分光反射率データ入力部10
4から測色値算出部150及び色番号判定部160及び
色等級判定部180に分光反射率データを入力する。
【0064】ステップ504) 色等級判定部180
は、予めデータベース105に格納されている分光反射
率・測色値と色の等級に関する情報を用いて入力された
分光反射率データから花の色の等級を判定する。 ステップ505) 測色値算出部150において、入力
された分光反射率データから花の測色値を算出する。
【0065】ステップ506) 色番号判定部160
は、分光反射率データに基づいて花のカラーチャートに
おける色番号を判定する。 ステップ507) 上記により求められた各属性データ
と撮影された花の画像データをクライアント側200に
送信する。 ステップ508) 予めクライアント側200の表示装
置調整部202において、照明条件に合わせて表示装置
を調整しておく。
【0066】ステップ509) クライアント側200
のデータ受信部210において、センタ側100から画
像データ及び属性データの受信を待機する。 ステップ510) 画像データ及び属性データを受信し
たらステップ511に移行し、そうでない場合にはステ
ップ509に移行する。 ステップ511) 色光生成部203において、花の色
の色光を生成し、画像表示部201に表示する。
【0067】ステップ512) 色光生成部203は、
カラーチャートの色光を生成し、表示する。 ステップ513) 受信した分光反射データを含む、画
像データ、属性データを色変換部230で当該クライア
ント側200の装置に対応する色に変換し、像表示部2
01に表示する。
【0068】[第6の実施例]上記の第1〜第5の実施
例において花卉を対象物として説明したが、本実施例で
は、遠隔打合せの支援を行う場合について説明する。な
お、遠隔打合せの対象としては、インテリアデザイン
(家具、建具、壁紙等)、建築計画、自動車等工業製品
のデザイン等が考えられる。
【0069】以下の実施例では、インテリアデザインを
対象として遠隔打合せを行う例について説明する。図1
5は、本発明の第6の実施例のサービスイメージを示
す。同図に示すイメージは、インテリアデザインに関す
る打合せを遠隔地とを結んで行うものである。センタ側
装置(家具等の実物のある場所)とクライアント側(遠
隔地の参加者側)に大きく分かれており、これらは通信
手段を用いて情報の交換が行えるように接続されてい
る。
【0070】センタ側の装置は、照明装置A、カメラ、
スペクトル撮影装置(分光光度計等)及び、パソコンか
ら構成され、クライアント側の装置は、照明B、パソコ
ン、表示装置(モニタ等)、色光生成装置、カラーチャ
ート等から構成される。個々の機能等の詳細は、必要に
応じて後述する。本システムは、商品となる対象物の画
像、その色に関する詳細な情報、価格や素材等の情報等
をセンタ側からクライアント側に転送し、これらの情報
をクライアント側の表示装置において最適な形で表示す
ることにより、デザインや購入のための判断に必要な情
報を正確に提供する。クライアント側の参加者は現地で
実物をみなくても他のインテリアとの色のバンランス
や、その品質の価格の判断を行うことができる。
【0071】以下その処理概要を図4及び図5に基づい
て説明する。 ステップ101) まず、センタ側装置100の画像撮
影部101において照明光Aの下で商品となる対象物の
画像を撮影し、画像データ入力部102から計算機に入
力する。 ステップ102) ステップ101とは別に分光反射率
測定部103(スペクトル測定装置)を用いて対象物の
色の分光分布(分光反射率:測定波長毎の光の反射率)
を測定し、分光反射率データ入力部104から測色値算
出部150及び色番号判定部160に入力する。スペク
トル測定装置としては、既存の分光光度計を用いてもよ
いし、フラッシュ装置と複数のバンドパスフィルタ及び
CCDカメラを組み合わせてフィルタを替えながら複数
回撮影することにより測定することも可能である。
【0072】ステップ103) 測色値算出部150
は、この測定された対象物の分光反射率を用い、対象物
の色の測色値を算出する。測色値とは、明るさの情報を
無視し、色合いの情報のみを定量化したものであり、C
IE(国際照明委員会)のxy測色値表示が最も一般的
である。分光反射率からの色値の算出方法については、
参考文献(太田登著「色再現工学の基礎」、コロナ社、
pp.8(1行目)〜pp.12(最終行)等のさまざまな文献
に記載されている。
【0073】ステップ104) 次に、色番号判定部1
60において、前記の対象物の分光反射率を用い、一般
的に使用されているカラーチャート(マンセル色票)に
おける対応色を判定する。この分光反射率からの対応色
の判定方法には以下に示す2つの方法が考えられる。 (1) カラーチャートの全色の測色値を測定したもの
をデータベース化しておき、測定された対象物について
算出された測色値とデータベースとのマッチングを行
い、最も近い測色値を持つカラーチャートの色を選択す
る。
【0074】(2) 対象物を人間が見て対応するカラ
ーチャート上の色番号を判定する。そして、対象物の分
光反射率を測定し、分光反射率とカラーチャートの色番
号を対応付けた事例データを集積する。今、スペクトル
測定の測定波長総数をNとすると、集積されたこれらの
デーは、N次元空間における、色番号を属性データとし
てもつ事例の点の集まりと見做すことができ、これらの
点は、色番号毎に一定のクラスタを形成すると考えられ
る。従って、新たに測定された対象物の分光反射率デー
タが、この事例の点の集まりの中で、どの色番号の事例
のクラスタに近いかを判定すればよい。このような判定
を実現する方法としては、判別分析等の統計的手法やニ
ューラルネットワークによる方法などが考えられる。
【0075】統計的判別手法による色番号の判定方法の
一例を以下に示す。処理は大きく3つのフェーズに分か
れる。図16は、本発明の第6の実施例における色番号
判定方法における事例データ収集の動作のフローチャー
トである。以下の説明の前提として各記号は以下の内容
であるとする。
【0076】T:事例データ総数 J:カテゴリ総数(色番号総数) Cj :j番目のカテゴリ(色番号に対応) nj :Cj に含まれる事例総数 dj :未知データのカテゴリCj までの距離 Et :t番目の事例データ =(Rt 1 t 2 ,,,Rt N ,Dt ) Rt k :k番目の波長における反射率測定値 Dt :アサインされたカテゴリ番号(色番号に対応) N:測定波長点総数 M:未知データの反射率測定値 =R1 ,R2 ,…,RN ) Rk :k番目の波長における反射率測定値 N:測定波長点総数 統計データ記憶用変数(j番目カテゴリの平均と分散) Sj =(mj 1 ,mj 2 ,,,,mj N ) Vj =(vj 1 ,vj 2 ,,,,vj N ) N,jは上
記と同様 1番目のフェースは、事例データの収集フェーズであ
る。ここでは、対象物の分光反射率の測定を行い(ステ
ップ601〜ステップ605)、その対象物を人間が見
てカラーチャートと比較することにより、人間がその色
番号を判別し、その色番号を計算機に入力していく(ス
テップ606〜ステップ607)。こうして得られた、
対象物の分光反射率データと人間に判別された色番号の
データとの組を事例データベースに保存していく(ステ
ップ608〜ステップ609)。
【0077】2番目のフェーズは、フェーズ1で得られ
た事例データを分析、学習することにより、色番号毎
(カテゴリ毎)のN次元空間における分布に関する情報
を獲得するものである。分布に関する情報としては、各
色番号(カテゴリ)毎のN次元空間における平均値と分
散値を算出する。図17は、本発明の第6の実施例の事
例データを用いた統計データの獲得過程を示す図であ
る。同図の左側が平均値の算出過程であり、右側が分散
の算出過程である。
【0078】算出されたカテゴリ(色番号)毎の平均
値、及び分散値を統計データとして保存する。3番目ノ
フェーズは、統計データを利用して、未知の対象物の測
定値(分光反射率)が与えられた時に、対応する色番号
を判定するものである。ここでは、図18に示すよう
に、未知の対象物の測定値、つまり、N次元空間での点
の事例データの各カテゴリの分布から距離を求め、その
距離が最短のカテゴリ(色番号)を未知対象物の色番号
として出力する。なお、事例データの各カテゴリの分布
からの距離を算出する方法として重み付きユークリッド
距離を用いた例を図16に示す。
【0079】重み付きユークリッド距離dは、 未知対象物分光反射率測定値 M:=(R1
2 ,,,RN ) 分布の平均値 Sj :=(m1 ,m2 ,,,mN ) 分布の分散値 Vj :−(v1 ,v2 ,,,vN ) とした場合、
【0080】
【数1】
【0081】と定義される。これにより、カテゴリ毎の
分布のばらつきを反映した距離計算が可能になる。な
お、統計的判別手法は、文字認識等、他の様々な場面で
一般的に用いられており、多彩なバリエーションがあ
り、様々な工夫もなされている。その他の一般的な統計
的判別手法については参考文献(石井健一郎他著「わか
りやすいパターン認識」、オーム社)の全編に渡り詳述
されている。
【0082】また、ニューラルネットを用いる場合、集
積した事例データの分光反射率を3層ニューラルネット
の入力データ(Nユニットに入力)とし、それがどの色
に属するのかを教師データとして誤差逆伝播法により学
習することにより、N次元空間における事例データの分
布を近似した関数を獲得することができる。この学習済
のニューラルネットワークに新たに測定された対象物の
分光反射率データを入力することにより、どの色番号に
属するのかを判定することができる。
【0083】なお、ニューラルネットによる判別につい
ては、参考文献(安西祐一郎著「岩波講座ソフトウェア
科学 認識と学習」、岩波書店、pp.329 〜pp.346)に
記載されている。これらの手法を用いることにより、対
象物の分光反射率からカラーチャートにおける対応色の
色番号を判定することができる。なお、カラーチャート
を見ることに熟練した専門家がセンタ側にいる場合、必
ずしも計算機によって対応色を決めるのではなく、専門
家がカラーチャートと対象物を比較して対応色の色番号
を判定し、その結果を計算機に入力してもよい。
【0084】ステップ105) そして、データ送信部
170において、撮影された対象物の画像データに加
え、算出された対象物の測色値情報、判定された色番号
及び価格や生地等の対象物に関する属性データをクライ
アント側200の計算機に通信手段を用いて転送する。
次に、クライアント側200について説明する。
【0085】ステップ106) クライアント側200
の計算機は、センタ側200からのデータを受信きる状
態で待機しており、データを受信する。 ステップ107) データ受信が完了した場合にはステ
ップ108に移行し、そうでない場合にはステップ10
6に移行し、受信を待機する。 ステップ108) 受信した対象物の画像データ及び対
象物に関する属性データを表示装置上に表示する。転送
された属性データのうち、カラーチャートにおける色番
号については、クライアント側200にカラーチャート
の実物を用意しておけば、その色を直感的に理解するこ
とができる。
【0086】なお、上記のデータの送受信については、
クライアント側200からの要求があった時だけデータ
を転送するという方式であってもよい。また、クライア
ント側200において対象物の画像を表示する際、分光
反射率を測定した対象物の位置が特定できるように表示
することにより、色の品質判定をする際の手助けとな
る。
【0087】購入者は、表示された画像および属性デー
タを見て品質及び価格を判断し、必要に応じて購入注文
を行う。購入注文はクライアント側200の計算機に購
入者が入力し、入力された購入注文は、通信手段により
センタ側100の計算機に転送され、受け付けられる。 [第7の実施例]前述の第6の実施例では、対象物の測
色値情報、色番号及び価格や生地等の情報を、対象物に
関する属性データとしていたが、本実施例では、これら
に加えて、対象物の色の等級を判定し、対象物に関する
属性データの一つとする。
【0088】以下、前述の第2の実施例の図6、図7に
基づいて説明する。一般に、果物や野菜等の農作物はそ
の様々な性質(大きさ、甘さ等)から等級分けされ、そ
の等級情報が品質や価格を判断するのに手助けになって
いる。その他、中古車等の人工物もその色が品質や価格
と深く関連する。本発明においては、対象物の画像を転
送することにより、大きさや形状の情報は画像から得る
こおができる。
【0089】一方、色に関する情報は、撮影デバイスや
表示デバイスの限界により、画像のみでは十分に伝える
ことができず、前述の第6の実施例では、対象物の測色
値情報、色番号等を伝えることにより品質判定の手助け
としていた。しかし、上記の対象物の測色値情報、色番
号等の情報だけでは、必ずしもその品質を容易に判断で
きない場合もある。そこで、色に関する品質評価を行
い、色の等級を判定することにより、容易な色に関する
品質判断を可能にする。
【0090】色の等級分けを実現する方法としては、そ
の対象物に関する専門家に実物を見てもらい、主観的に
等級を判断してもらうことによりその等級情報とその対
象物の分光反射データの組を集積し、前述の第6の実施
例で示したような判別手法を適用することにより、対象
物の色合い(分光反射率)から等級分けを行うことがで
きる。
【0091】[第8の実施例]第6の実施例では、対象
物の画像を単に撮影、転送、表示していたが、本実施例
では、画像撮影時の照明の影響、画像表示環境における
照明の影響、及び表示装置の表示限界の外にある色を擬
似的に表示することに、自然な色に見える画像表示を実
現するものである。
【0092】人間は無意識のうちに自分が置かれている
環境の照明条件の影響を排除して安定した色認知を行う
ことができる(色恒常性)。しかし、ある照明の下で撮
影された画像を、異なる照明条件の環境において表示し
た場合、その色恒常性は成り立たず、照明条件の差に由
来する色味が加わって見えてしまう。インテリアデザイ
ンにおいては、対象物色を正確に判断することが重要で
あり、このような色のずれを解消する必要がある。ま
た、一方、画像の撮影装置及び表示装置は、それぞれが
再現できる色の限界があり、これらは一般に異なってい
る。家具などの人工物の場合、非常に鮮やかな色のもの
もあり表示が困難な場合も多い。従って、撮影された色
のうち表示装置の再現限界の外にある色の擬似的に表示
する必要がある。
【0093】撮影時の照明光の色味を排除する方法とし
ては、撮影装置自体に用意されているホワイトバランス
機能(画像内の低彩度部分の彩度が0に近づくように色
合いを自動的に調整する)がある。照明光の分光特性が
わかれば、各波長毎の照明のスペクトル値で、撮影され
た画像の、対応する波長の画素値を割ることにより、照
明光の色味を排除することができる。
【0094】なお、照明光の分光特性は放射光度計を用
いることにより測定することができる。また、照明光の
光源の分光特性が予めわかっていれば、そのデータを用
いることもできる。クライアント側200の表示装置
(画像表示部201)が置かれている場所の照明条件の
影響を排除するためには、その照明条件において、その
表示装置に表示される色合いが自然に見えるように調整
すればよい。一般に市販されているコンピュータ及び表
示装置(モニタ)には、このような色調整が容易に行え
るような機能を持っており、この機能を用いればよい。
【0095】クライアント側200の色変換部230に
おいて、撮影された色のうち表示装置の再現限界の外に
ある色を擬似的に表示する方法については、既存の手法
があり、これを用いることができる。 [第9の実施例]前述の第8の実施例では、第6、第7
の実施例に加え、分光反射率からその色の色光を発生さ
せることのできる色光生成部を適用することにより対象
物の色及びカラーチャートの色をクライアント側で再現
するものである。
【0096】カラーチャートに登録されている色を有限
であるため、微妙な色合いの情報までは伝達できない。
従って、クライアント側200で、その花の色そのもの
を再現できることが理想的である。また、カラーチャー
トを検索する作業は煩雑さを伴うため、指定されたカラ
ーチャートの色を即座に表示できれば便利である。これ
らの機能を実現するための装置として、色光生成部20
3を設ける。
【0097】色光生成部203を実現するための原理
は、前述の第5の実施例で説明されている。 [第10の実施例]本実施例は、第6の実施例〜第9の
実施例を統合したものであり、前述の第5の実施例の図
12、図13の説明において、花または、花弁を「対象
物」と読み替えることにより動作は同様であるので、そ
の説明を省略する。
【0098】また、上記の第1の実施例〜第10の実施
例の各構成図に示されるセンタ側100、クライアント
側200の各構成要素をプログラムとして構築し、各々
のコンピュータに接続されるディスク装置や、フロッピ
ーディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納して
おき、本発明を実施する際にインストールすることによ
り容易に本発明を実現できる。
【0099】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0100】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、発注の
対象物の品質を判断するのに必要な対象物の色に関する
情報を購入者に提供すると共に、照明条件及びデバイス
の性能に適応した自然な色の画像を提供することによ
り、花卉の競りや卸に代表される取引対象物の購入注文
を遠隔地から行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のシステムのサービスイメージである。
【図4】本発明の第1の実施例のシステム構成図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例の動作のフローチャート
である。
【図6】本発明の第2の実施例のシステム構成図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例の動作のフローチャート
である。
【図8】本発明の第3の実施例のシステム構成図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施例の動作のフローチャート
である。
【図10】本発明の第4の実施例のシステム構成図であ
る。
【図11】本発明の第4の実施例の動作のフローチャー
トである。
【図12】本発明の第4の実施例の色光生成の原理を説
明するための図である。
【図13】本発明の第5の実施例のシステム構成図であ
る。
【図14】本発明の第5の実施例の動作のフローチャー
トである。
【図15】本発明の第6の実施例のサービスイメージ
(インテリアデザイン)である。
【図16】本発明の第6の実施例における色番号判定方
法における事例データ収集動作のフローチャートであ
る。
【図17】本発明の第6の実施例の事例データを用いた
統計データの獲得過程を示す図である。
【図18】本発明の第6の実施例の統計データを用いた
色番号の判定過程を示す図である。
【符号の説明】
100 センタ、センタ側 101 画像撮影手段、画像撮影部 102 画像データ入力部 103 分光反射率測定手段、分光反射率測定部 104 分光反射率データ入力部 105 データベース 110 制御部 114 色調整部 150 測色値算出手段 160 色番号判定手段 170 データ送信手段 180 色等級判定部 200 クライアント 201 画像表示手段 202 表示装置調整部 203 色光生成部 210 データ受信手段、データ受信部 220 制御部 230 色変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 作一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 落合 慶広 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 堀越 力 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 児島 治彦 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2G020 AA08 DA05 DA12 DA17 5B049 AA06 BB11 CC08 DD05 EE01 EE05 FF09 GG04 GG07 5B057 CA01 CB01 CE16 CE17 CH14 5C066 AA01 BA20 CA08 EA13 EB01 GA40 GB01 KA13 LA02

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタと遠隔地をコンピュータ及び通信
    手段により接続し、情報の交換を行うことにより該遠隔
    地と該センタ間において、取扱対象物または、販売対象
    物の色彩を忠実に伝送して取引を支援するための遠隔取
    引支援方法において、 センタにおいて対象物の画像を撮影し、 前記対象物の分光反射率を測定し、 測定された前記対象物の分光反射率から該対象物の測色
    値、及び該対象物の色識別用のカラーチャートにおける
    色番号を算出し、 撮影された前記対象物の画像データと、算出された前記
    対象物の測色値及び前記カラーチャートにおける色番号
    及び該対象物に関する情報を含む属性データを前記クラ
    イアントに転送し、 前記クライアントにおいて、前記属性データ及び前記画
    像データを受信して、前記属性データ及び前記画像デー
    タを表示することを特徴とする遠隔取引支援方法。
  2. 【請求項2】 前記測定された対象物の分光反射率と、
    予め対象物の種類毎に登録されている対象物の分光反射
    率と色の等級との関係を記録したデータベースとを用い
    て、前記対象物の等級を判別し、 判別された等級を前記属性データとして前記クライアン
    トに転送する請求項1記載の遠隔取引支援方法。
  3. 【請求項3】 前記センタで撮影された前記対象物の画
    像に対して、撮影時の照明光の色味を排除する色調整を
    行い、 前記クライアントにおいて、色調整後の画像の色再現域
    のうち、表示装置の色再現域の外側にある色が擬似的に
    該表示装置上で表示されるように色変換を行い、 クライアントにおいて表示装置がおいてある場所の照明
    条件下で画像が自然な色に見えるように該表示装置の色
    調整を行う請求項1記載の遠隔取引支援方法。
  4. 【請求項4】 前記センタから測定された対象物の前記
    分光反射率データを前記クライアントに転送し、 前記クライアントにおいて、前記分光反射率データまた
    は、測色値を指定することにより、前記対象物の指定し
    た色の色光を生成し、表示すると共に、前記対象物の色
    のカラーチャートにおける色番号に対応する色を表示す
    る請求項1記載の遠隔取引支援方法。
  5. 【請求項5】 前記カラーチャートにおける色番号を算
    出する際に、 前記カラーチャートの全色の測色値を測定したものをデ
    ータベース化しておき、 測定された対象物について算
    出された測色値とデータベースとのマッチングを行い、
    最も近い測色値を持つカラーチャートの色の番号を選択
    する請求項1記載の遠隔取引支援方法。
  6. 【請求項6】 前記カラーチャートにおける色番号を算
    出する際に、 人手により目視された対象物と前記カラーチャートを比
    較して色番号を決定し、 前記対象物の分光反射率と、決定された色番号を対応付
    けた事例データを収集し、 色番号判断対象となる対象物の分光反射率データが前記
    事例データ中のどのクラスタに近いかを判定することに
    より色番号を決定する請求項1記載の遠隔取引支援方
    法。
  7. 【請求項7】 収集された前記事例データを分析、学習
    し、色番号毎の多次元空間における分布に関する平均値
    と分散値を算出し、 算出された前記平均値及び前記分散値を統計データとし
    て保存し、 未知の対象物の分光反射率が与えられた時に、前記統計
    データを用いて対応する色番号を判定する請求項6記載
    の遠隔取引支援方法。
  8. 【請求項8】 センタと遠隔地のクライアントとをコン
    ピュータ及び通信手段により接続し、情報の交換を行う
    ことにより該クライアントと該センタ間において、取扱
    対象物または、販売対象物の色彩を忠実に伝送して取引
    を支援するための遠隔取引支援システムであって、 前記センタは、 対象物の画像を撮影する画像撮影手段と、 前記対象物の分光反射率を測定する分光反射率測定手段
    と、 前記分光反射率測定手段により測定された前記対象物の
    分光反射率から該対象物の測色値を算出する測色値算出
    手段と、 前記対象物の色識別用のカラーチャートにおける色番号
    を算出する色番号判定手段と、 前記画像撮影手段で撮影された前記対象物の画像データ
    と、前記測色値算出手段で算出された前記対象物の測色
    値及び前記色番号判定手段で判定された前記カラーチャ
    ートにおける色番号及び該対象物に関する情報を含む属
    性データを前記クライアントに転送するデータ送信手段
    とを有し、 前記クライアントは、 前記属性データ及び前記画像データを受信するデータ受
    信手段と、 前記属性データ及び前記画像データを表示する画像表示
    手段とを有することを特徴とする遠隔取引支援システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記センタは、 予め対象物の種類毎に登録されている対象物の分光反射
    率と色の等級との関係を記録したデータベースと、 前記分光反射率測定手段で測定された対象物の分光反射
    率と、前記データベースとを照合して前記対象物の等級
    を判別する色等級判別手段とを更に有する請求項8記載
    の遠隔取引支援システム。
  10. 【請求項10】 前記センタは、 撮影された前記対象物の画像に対して、撮影時の照明光
    の色味を排除する色調整を行う色調整手段を有し、 前記クライアントは、 色調整後の画像の色再現域のうち、表示装置の色再現域
    の外側にある色が擬似的に該表示装置上で表示されるよ
    うに色変換を行う色変換手段と、 表示装置がおいてある場所の照明条件下で画像が自然な
    色に見えるように該表示装置の色調整を行う表示色調整
    手段とを有する請求項8記載の遠隔取引支援システム。
  11. 【請求項11】 前記クライアントは、 前記分光反射率データまたは、測色値を指定することに
    より、前記対象物の指定した色の色光及び前記対象物の
    色のカラーチャートにおける色番号に対応する色光を生
    成する色光生成手段を有する請求項8記載の遠隔取引支
    援システム。
  12. 【請求項12】 前記色番号判定手段は、 前記カラーチャートの全色の測色値を測定したものを蓄
    積するデータベースと、 測定された対象物について算
    出された測色値と前記データベースとのマッチングを行
    い、最も近い測色値を持つカラーチャートの色の番号を
    選択する第1の色番号選択手段を含む請求項8記載の遠
    隔取引支援システム。
  13. 【請求項13】 前記色番号判定手段は、 人手により目視された対象物と前記カラーチャートを比
    較して色番号を決定する色番号決定手段と、 前記対象物の分光反射率と、決定された色番号を対応付
    けた事例データを収集する事例データ収集手段と、 色番号判断対象となる対象物の分光反射率データが前記
    事例データ中のどのクラスタに近いかを判定することに
    より色番号を決定する第2の色番号選択手段を含む請求
    項8記載の遠隔取引支援システム。
  14. 【請求項14】 前記第2の色番号選択手段は、 収集された前記事例データを分析、学習し、色番号毎の
    多次元空間における分布に関する平均値と分散値を算出
    する手段と、 算出された前記平均値及び前記分散値を統計データとし
    て保存する統計データ保存手段と、 未知の対象物の分光反射率が与えられた時に、前記統計
    データを用いて対応する色番号を判定する手段を含む請
    求項13記載の遠隔取引支援システム。
  15. 【請求項15】 センタと遠隔地のクライアントとをコ
    ンピュータ及び通信手段により接続し、情報の交換を行
    うことにより該クライアントと該センタ間において、取
    扱対象物または、販売対象物の色彩を忠実に伝送して取
    引を支援するための遠隔取引支援システムであって、 前記センタは、 予め対象物の種類毎に登録されている対象物の分光反射
    率と色の等級との関係を記録したデータベースと、 対象物の画像を撮影する画像撮影手段と、 撮影された前記対象物の画像に対して、撮影時の照明光
    の色味を排除する色調整を行う色調整手段と、 前記対象物の分光反射率を測定する分光反射率測定手段
    と、 前記分光反射率測定手段で測定された対象物の分光反射
    率と、前記データベースとを照合して前記対象物の色の
    等級を判別する色等級判別手段と、 前記分光反射率測定手段により測定された前記対象物の
    分光反射率から該対象物の測色値を算出する測色値算出
    手段と、 前記対象物の色識別用のカラーチャートにおける色番号
    を算出する色番号判定手段と、 前記画像撮影手段で撮影された前記対象物の画像データ
    と、前記測色値算出手段で算出された前記対象物の測色
    値及び前記色番号判定手段で判定された前記カラーチャ
    ートにおける色番号及び前記色等級判別手段で判別され
    た前記色の等級及び、該対象物に関する情報を含む属性
    データを前記クライアントに転送するデータ送信手段と
    を有し、 前記クライアントは、 表示装置がおいてある場所の照明条件下で画像が自然な
    色に見えるように該表示装置の色調整を行う表示色調整
    手段と、 前記属性データ及び前記画像データを受信するデータ受
    信手段と、 色調整後の画像の色再現域のうち、表示装置の色再現域
    の外側にある色が擬似的に該表示装置上で表示されるよ
    うに色変換を行う色変換手段と、 前記分光反射率データまたは、測色値を指定することに
    より、前記対象物の指定した色の色光及び前記対象物の
    色のカラーチャートにおける色番号に対応する色光を生
    成する色光生成手段と、 前記属性データ及び前記画像データを表示する画像表示
    手段とを有することを特徴とする遠隔取引支援システ
    ム。
  16. 【請求項16】 センタと遠隔地のクライアントとをコ
    ンピュータ及び通信手段により接続し、情報の交換を行
    うことにより該クライアントと該センタ間において、取
    扱対象物または、販売対象物の色彩を忠実に伝送して取
    引を支援するための遠隔取引支援システムにおいて、該
    センタに搭載される遠隔取引支援プログラムを格納した
    記憶媒体であって、 対象物の画像を撮影する画像撮影プロセスと、 前記対象物の分光反射率を測定する分光反射率測定プロ
    セスと、 前記分光反射率測定プロセスにより測定された前記対象
    物の分光反射率から該対象物の測色値を算出する測色値
    算出プロセスと、 前記対象物の色識別用のカラーチャートにおける色番号
    を算出する色番号判定プロセスと、 前記画像撮影プロセスで撮影された前記対象物の画像デ
    ータと、前記測色値算出プロセスで算出された前記対象
    物の測色値及び前記色番号判定プロセスで判定された前
    記カラーチャートにおける色番号及び該対象物に関する
    情報を含む属性データを前記クライアントに転送するデ
    ータ送信プロセスとを有することを特徴とする遠隔取引
    支援プログラムを格納した記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記分光反射率測定プロセスで測定さ
    れた対象物の分光反射率と、予め対象物の種類毎に登録
    されている対象物の分光反射率と色の等級との関係を記
    録したデータベースとを照合して前記対象物の等級を判
    別する色等級判別プロセスとを更に有する請求項16記
    載の遠隔取引支援プログラムを格納した記憶媒体。
  18. 【請求項18】 撮影された前記対象物の画像に対し
    て、撮影時の照明光の色味を排除する色調整を行う色調
    整プロセスを更に有する請求項16記載の遠隔取引支援
    プログラムを格納した記憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記色番号判定プロセスは、 前記カラーチャートの全色の測色値を測定したものを蓄
    積するデータベースと、 測定された対象物について算
    出された測色値と前記データベースとのマッチングを行
    い、最も近い測色値を持つカラーチャートの色の番号を
    選択する第1の色番号選択プロセスを含む請求項16記
    載の遠隔取引支援プログラムを格納した記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記色番号判定プロセスは、 人手により目視された対象物と前記カラーチャートを比
    較して色番号を決定する色番号決定プロセスと、 前記対象物の分光反射率と、決定された色番号を対応付
    けた事例データを収集する事例データ収集プロセスと、 色番号判断対象となる対象物の分光反射率データが前記
    事例データ中のどのクラスタに近いかを判定することに
    より色番号を決定する第2の色番号選択プロセスを含む
    請求項16記載の遠隔取引支援プログラムを格納した記
    憶媒体。
  21. 【請求項21】 前記第2の色番号選択プロセスは、 収集された前記事例データを分析、学習し、色番号毎の
    多次元空間における分布に関する平均値と分散値を算出
    するプロセスと、 算出された前記平均値及び前記分散値を統計データとし
    て保存する統計データ保存プロセスと、 未知の対象物の分光反射率が与えられた時に、前記統計
    データを用いて対応する色番号を判定するプロセスを含
    む請求項20記載の遠隔取引支援プログラムを格納した
    記憶媒体。
  22. 【請求項22】 センタと遠隔地のクライアントとをコ
    ンピュータ及び通信手段により接続し、情報の交換を行
    うことにより該クライアントと該センタ間において、取
    扱対象物または、販売対象物の色彩を忠実に伝送して取
    引を支援するための遠隔取引支援システムにおけるセン
    タに搭載される遠隔取引支援プログラムを格納した記憶
    媒体であって、 対象物の画像を撮影する画像撮影プロセスと、 撮影された前記対象物の画像に対して、撮影時の照明光
    の色味を排除する色調整を行う色調整プロセスと、 前記対象物の分光反射率を測定する分光反射率測定プロ
    セスと、 前記分光反射率測定プロセスで測定された対象物の分光
    反射率と、予め対象物の種類毎に登録されている対象物
    の分光反射率と色の等級との関係を記録したデータベー
    スとを照合して前記対象物の色の等級を判別する色等級
    判別プロセスと、 前記分光反射率測定プロセスにより測定された前記対象
    物の分光反射率から該対象物の測色値を算出する測色値
    算出プロセスと、 前記対象物の色識別用のカラーチャートにおける色番号
    を算出する色番号判定プロセスと、 前記画像撮影プロセスで撮影された前記対象物の画像デ
    ータと、前記測色値算出プロセスで算出された前記対象
    物の測色値及び前記色番号判定プロセスで判定された前
    記カラーチャートにおける色番号及び前記色等級判別プ
    ロセスで判別された前記色の等級及び、該対象物に関す
    る情報を含む属性データを前記クライアントに転送する
    データ送信プロセスとを有することを特徴とする遠隔取
    引支援プログラムを格納した記憶媒体。
  23. 【請求項23】 センタと遠隔地のクライアントとをコ
    ンピュータ及び通信手段により接続し、情報の交換を行
    うことにより該クライアントと該センタ間において、取
    扱対象物または、販売対象物の色彩を忠実に伝送して取
    引を支援するための遠隔取引支援システムにおけるクラ
    イアントに搭載される遠隔取引支援プログラムを格納し
    た記憶媒体であって、 前記センタから撮影された対象物の画像データと、対象
    物の測色値及びカラーチャートにおける色番号及び該対
    象物に関する情報を含む属性データを受信するデータ受
    信プロセスと、 前記属性データ及び前記画像データを表示する画像表示
    プロセスとを有することを特徴とする遠隔取引支援プロ
    グラムを格納した記憶媒体。
  24. 【請求項24】 表示装置がおいてある場所の照明条件
    下で画像が自然な色に見えるように該表示装置の色調整
    を行う表示色調整プロセスと、 色調整後の画像の色再現域のうち、表示装置の色再現域
    の外側にある色が擬似的に該表示装置上で表示されるよ
    うに色変換を行う色変換プロセスとを有する請求項23
    記載の遠隔取引支援プログラムを格納した記憶媒体。
  25. 【請求項25】 前記分光反射率データまたは、測色値
    を指定することにより、前記対象物の指定した色の色光
    及び前記対象物の色のカラーチャートにおける色番号に
    対応する色光を生成する色光生成プロセスを有する請求
    項23記載の遠隔取引支援プログラムを格納した記憶媒
    体。
  26. 【請求項26】 センタと遠隔地のクライアントとをコ
    ンピュータ及び通信プロセスにより接続し、情報の交換
    を行うことにより該クライアントと該センタ間におい
    て、取扱対象物または、販売対象物の色彩を忠実に伝送
    して取引を支援するための遠隔取引支援システムにおい
    て、該クライアントに搭載される遠隔取引支援プログラ
    ムを格納した記憶媒体であって、 表示装置がおいてある場所の照明条件下で画像が自然な
    色に見えるように該表示装置の色調整を行う表示色調整
    プロセスと、 前記センタから撮影された対象物の画像データと、対象
    物の測色値及びカラーチャートにおける色番号及び該対
    象物に関する情報を含む属性データを受信するデータ受
    信プロセスと、 色調整後の画像の色再現域のうち、表示装置の色再現域
    の外側にある色が擬似的に該表示装置上で表示されるよ
    うに色変換を行う色変換プロセスと、 前記分光反射率データまたは、測色値を指定することに
    より、前記対象物の指定した色の色光及び前記対象物の
    色のカラーチャートにおける色番号に対応する色光を生
    成する色光生成プロセスと、 前記属性データ及び前記画像データを表示する画像表示
    プロセスとを有することを特徴とする遠隔取引支援プロ
    グラムを格納した記憶媒体。
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