JP2000326972A - 紙容器のキャップ構造 - Google Patents

紙容器のキャップ構造

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JP2000326972A
JP2000326972A JP11135874A JP13587499A JP2000326972A JP 2000326972 A JP2000326972 A JP 2000326972A JP 11135874 A JP11135874 A JP 11135874A JP 13587499 A JP13587499 A JP 13587499A JP 2000326972 A JP2000326972 A JP 2000326972A
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JP
Japan
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cap
paper container
opening
screw
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP11135874A
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English (en)
Inventor
Daisuke Sagawa
大輔 佐川
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Nihon Tetra Pak KK
Original Assignee
Nihon Tetra Pak KK
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Publication date
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 誰でも簡単に且つ衛生的に開封できる紙容器用キャップ
を提供する。紙容器本体51にキャップベース61を貼
り付け、キャップベース61の口部61aにキャップ6
3を螺合し、キャップベース61の内部に紙容器本体5
1を開封する中栓65を設けた開封機構付きキャップ構
造において、前記中栓51は前記キャップ63を開封方
向に回転するとき、キャップ内面に設けられた開封軸部
に螺合されたリテーナ62を介して押し下げられ開口予
定部53を開口できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料等の紙容器に
おけるキャップ構造に係り、特に無菌充填の紙容器本体
に対して開封する機能を備えた紙容器のキャップ構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキャップ構造として、特
開平7−277324号公報に記載のものや、特願平7
−507594号に記載のものが知られている。
【0003】前者の公報に記載のものでは、図4に示す
ように、紙容器本体11の上部にヒンジ12により開閉
自在に蓋板13が取り付けられており、蓋板13を最初
に開けたときに封止用シール14の端部14Aを持って
引き剥がすことができるようになっている。また、再封
時には、蓋板13を蓋受フランジ15に嵌めることで閉
止するようになっている。
【0004】また、後者の公報に記載のものでは、図5
に示すように、紙容器本体21の上面に取り付けられる
キャップベース22の内周に開封リング23が嵌合され
ると共に、キャップベース22の外周にキャップ24が
嵌合され、開封リング23の回転により該リング23の
下端の円周刃23aによって紙容器本体21の開口予定
部21aを切り開くようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示し
た構造では、最初に蓋板13を開いたときに封止用シー
ル14の一部が自動的に剥がれてから、更にシールを手
で剥がすようになっているのであるが、うまく剥がれな
い場合が多く、その場合シールを手で剥がす必要がある
ので、手間がかかるという問題があった。また、再封性
もよくなかった。
【0006】また、図5に示した構造では、単一動作で
簡単に開封することができる上に再封性もよいのである
が、構造が複雑である上、円周刃23aで切り開く関係
から衛生面および安全面に問題があった。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、単純なキャ
ップの回転動作のみで紙容器本体を開封することができ
ると共に、構造が簡単で、再封性もよく、しかも安全で
衛生的な開封機能を備えた紙容器のキャップ構造を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、紙容
器本体の外面に、該紙容器本体の開口予定部を包囲する
よう円筒状の口部を有するキャップベースを固着し、該
キャップベースの口部を覆うようにネジ式のキャップを
取り付け(第1ネジ部)、該キャップを開栓方向に回す
ことで口部を開放すると共に閉栓方向に回すことで口部
を閉めるようにした紙容器のキャップ構造において、前
記キャップ内側中心部に設けられた開封軸部の外周部に
円筒状のリテーナ内周部が第2ネジ部によりネジ嵌合さ
れ、前記第1ネジ部がキャップベースに対してキャップ
を開栓方向に回すことでキャップをキャップベースに対
して上昇させると共に、キャップベースに対してリテー
ナがキャップベースに対して下降するように、そのネジ
方向が設定されていることを特徴とする。
【0009】ここで、紙容器本体の材料としては、紙自
体はもちろん、紙に類するシート状の材料が含まれる。
【0010】この構造においては、いったん開封した後
は、リテーナがキャップ側に保持された形になるので、
キャップを閉める場合は、キャップを閉栓方向に回すこ
とにより、通常のキャップのように、第1ネジ部の作用
でリテーナと一体のキャップを下降させ、キャップベー
スの口部を塞ぐことができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の紙容器
のキャップ構造であって、前記第1ネジ部と第2ネジ部
がキャップの開封作用時に相反する方向に作用するが、
第2ネジ部のネジピッチが第1ネジ部のネジピッチより
大きく設定されていることを特徴とする。
【0012】この構造においては、キャップを開栓方向
に回すと、キャップがキャップベースから開栓方向にS
mm上昇(第1ネジ部)する間に、リテーナはキャップ
ベースに対してTmm下降(第2ネジ部)する。この時
S,T間の関係は、T>Sで表せる。従って、キャッ
プの上昇距離よりもリテーナの下降距離の方が大きい為
に、キャップがキャップベースに対して上昇した時にリ
テーナはキャップベースに対して下降する事が出来、紙
容器本体の開口予定部を開口する事が出来る。
【0013】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の紙容器のキャップ構造であって、前記開口予定部の外
面に紙容器本体よりも硬質材料で作成された中栓が固着
し、該中栓に対して前記リテーナが結合されていること
を特徴とする。
【0014】この構造では、開封時に、硬質材料で作成
された中栓が開口予定部を押し込んで開口させるので、
開封が確実できれいに行われる。また、中栓は開口予定
部に貼り付けられており、開栓時にキャップと共に取り
外されるので、内容物の注出口に残留部品がなくなっ
て、中味が吐出しやすくなると共に、衛生的になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】図1〜図3は実施形態のキャップ構造の断
面図であり、図1は紙容器本体を開封する前の状態を示
す図、図2はキャップの開封軸部により紙容器本体を開
封した状態を示す図、図3は開封した後にそのままキャ
ップを回して開栓しようとしている状態を示す図であ
る。
【0017】このキャップ構造は、主に4つの樹脂部
品、即ちキャップベース61、リテーナ62、キャップ
63、中栓65で構成されている。これらの部品は、複
合紙製の箱型の紙容器本体51よりも当然硬質である。
紙容器本体51の上面には、パーフォレーション(ミシ
ン目あるいは切り抜き線)52で囲まれた円形の開口予
定部53が形成されている。
【0018】キャップベース61は口部61aを有する
円筒部品であり、底面で紙容器本体51の外面に開口予
定部53を同心状に囲むように接着されており、開口予
定部53の外面には円板状の中栓65が接着されてい
る。なお、中栓65は、切り離し用弱部65aを介して
キャップベース61と一体に成形しておいてもよい。
【0019】キャップベース61の口部61aの上部外
周には、第1ネジ部としての右ネジ71(キャップベー
ス61側の右雄ネジとキャップ63側の右雌ネジよりな
る)を介してキャップベース61とキャップ63が螺合
されている。
【0020】リテーナ62の内周には、第2ネジ部とし
ての左ネジ72(リテーナ62側の左雌ネジとキャップ
63の開封軸部64側の左雄ネジよりなる)を介して、
リテーナ62とキャップ63が螺合されている。リテー
ナ62は、中栓65を介して開口予定部53を押し下げ
ることにより、開口予定部53をパーフォレーション5
2に沿って打ち抜き開口を形成するものであり、中栓6
5と一体的に結合されている。
【0021】次に作用を説明する。ここでは、キャップ
63の開栓方向を左回りに設定しているから、第1ネジ
部としての右ネジ71は、キャップベース61に対しキ
ャップ63を開栓方向(左回り)に回すことで、キャッ
プ63をキャップベース61に対して上昇させる。ま
た、この時同時にキャップベース61に対しリテーナ6
2を下降方向(左回り)に回すことになる。さらに、第
2ネジ部としての左ネジ72のピッチは第1ネジ部の右
ネジ71のピッチより大きい為、キャップ63を開栓方
向(左回り)に回すことで、リテーナ62がキャップベ
ースに対してキャップ63の上昇距離以上に下降する事
になり、その結果中栓65が開口予定部53を破断する
事が出来、図3に示すように、キャップ63とリテーナ
62がキャップベースから離脱し、キャップベース61
の口部61aが開放される。
【0022】従って、キャップ63を左に回すだけで、
最初の段階で紙容器本体51を自動開封すると共に、次
の段階でキャップ63を開栓することができ、その後、
キャップを右に回すだけで、通常のネジ式キャップと全
く同様に閉栓することができる。このため、開封が容易
・確実で衛生的に行える。また、キャップのネジ込みに
より普通に再封できるので、再封性も良好となる。ま
た、構造も簡単で安価に実施することができる。また、
開封のための刃も必要ないので、リサイクルのための解
体時の安全性も高まる。
【0023】また、開封は硬質の中栓65によって行
い、開封した後の開口予定部53は中栓65と一緒に外
れるので、確実できれいな開封を行うことができると共
に、内容物の注出口に残留部品が残らなくなって、中味
が吐出しやすくなり、且つ、衛生面の向上が図れる。
【0024】なお、上記実施形態における右ネジ71と
左ネジ72は逆に設定してもよい。つまり、キャップベ
ース61とリテーナ62を左ネジで螺合し、リテーナ6
2とキャップ63の開封軸部64を右ネジで螺合しても
よい。ただし、その場合は開栓方向が右回り、閉栓方向
が左回りとなる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、単純な同一方向のキャップ回転動作のみで、紙
容器本体の開封を簡単、確実、衛生的に行うことでき
る。また、キャップのネジ込みによって再封するので再
封性も良好であり、第1ネジと第2ネジの方向を逆に設
けるだけであるから、構造も簡単で実現容易である。ま
た、開封のための刃も不要であるから、リサイクルのた
めの解体時の安全性を高めることができる。
【0026】請求項2の発明によれば、キャップを開栓
方向に回すと、キャップの上昇距離よりもリテーナの下
降距離の方が大きい為に、キャップがキャップベースに
対して上昇してもリテーナはキャップベースに対して確
実に下降する為、紙容器本体の開封が確実で容易にな
る。
【0027】請求項3の発明によれば、開口予定部の開
封は硬質の中栓によって行い、開封した後の開口予定部
は中栓と一緒に外れるようにしたので、確実できれいな
開封を行うことができる。また、内容物の注出口に残留
部品が残らなくなるため、中味が吐出しやすくなると共
に、一層衛生的になる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のキャップ構造の断面図であ
り、紙容器本体を開封する前の状態を示す図である。
【図2】本発明の実施形態のキャップ構造の断面図であ
り、キャップの開封軸部により紙容器本体を開封した状
態を示す図である。
【図3】本発明の実施形態のキャップ構造の断面図であ
り、開封した後にそのままキャップを回して開栓しよう
としている状態を示す図である。
【図4】従来のキャップ構造の一例を示す図である。
【図5】従来のキャップ構造の他の例を示す図である。
【0029】
【符号の説明】
51 紙容器本体 52 パーフォレーション52 53 開口予定部 61 キャップベース 61a 口部 62 リテーナ 63 キャップ 63a 周壁 64 開封軸部 65 中栓 71 右ネジ(第1ネジ部) 72 左ネジ(第2ネジ部)
【0030】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙容器本体の外面に、該紙容器本体の開
    口予定部を包囲するよう円筒状の口部を有するキャップ
    ベースを固着し、該キャップベースの口部の外周に設け
    られた第1ネジ部にネジ嵌合されるようにネジ式のキャ
    ップを取り付け、該キャップを開栓方向に回すことで口
    部を開放すると共に閉栓方向に回すことで口部を閉める
    ようにした紙容器のキャップ構造において、前記キャッ
    プ内側の中心部に突設して設けられた開封軸部外周に設
    けられた第2ネジ部に円筒状のリテーナがネジ嵌合さ
    れ、前記第1ネジ部は、キャップベースに対してキャッ
    プを開栓方向に回すことでキャップをキャップベースに
    対して上昇させると共に、第2ネジ部においては、キャ
    ップベースに対してリテーナを下降させるように、その
    ネジ方向が設定されていることを特徴とする紙容器のキ
    ャップ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙容器のキャップ構造で
    あって、第2ネジ部のネジピッチは第1ネジ部のネジピ
    ッチよりも大きくなるように設定されていることを特徴
    とする紙容器のキャップ構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の紙容器のキャッ
    プ構造であって、前記紙容器本体の開口予定部の外面に
    紙容器本体よりも硬質材料で形成された中栓が固着され
    ると共に該中栓はリテーナにも固着されていることを特
    徴とする紙容器のキャップ構造。
JP11135874A 1999-05-17 1999-05-17 紙容器のキャップ構造 Pending JP2000326972A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003095199A1 (en) * 2002-05-07 2003-11-20 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging laminate, method for its manufacturing and packaging container manufactured from the packaging laminate
US8007882B2 (en) 2002-05-07 2011-08-30 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging laminate, method for its manufacturing and packaging container manufactured from the packaging laminate

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003095199A1 (en) * 2002-05-07 2003-11-20 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging laminate, method for its manufacturing and packaging container manufactured from the packaging laminate
US7935400B2 (en) 2002-05-07 2011-05-03 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging laminate, method for its manufacturing and packaging container manufactured from the packaging laminate
US8007882B2 (en) 2002-05-07 2011-08-30 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging laminate, method for its manufacturing and packaging container manufactured from the packaging laminate

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