JP2000326530A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2000326530A
JP2000326530A JP11140091A JP14009199A JP2000326530A JP 2000326530 A JP2000326530 A JP 2000326530A JP 11140091 A JP11140091 A JP 11140091A JP 14009199 A JP14009199 A JP 14009199A JP 2000326530 A JP2000326530 A JP 2000326530A
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thermal head
cleaner
head
thermal
platen
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JP11140091A
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Kenji Onodera
憲司 小野寺
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーマルヘッドのクリーニングは、定期的また
は随時いずれにしても頻繁に行わなければならないが、
そのたびに、クリーニング用具を用意し、サーマルプリ
ンタのカバーを開いて、クリーニング作業を行うのは、
煩雑で面倒であるという問題があった。本発明の目的
は、サーマルヘッドのクリーニングを簡単な構成で効率
よく自動的に行うプリンタを提供することである。 【解決手段】サーマルヘッド39、サーマルヘッド39
を支持するフレーム13と、プラテンローラ18を有し
たカバーフレーム10によって構成されたサーマルプリ
ンタにおいて、サーマルヘッド39の発熱体43をクリ
ーニングするクリーナ65を保持したクリーナ保持部6
3をサーマルヘッド39に回動可能に支持させると共
に、カバーフレーム10に支持されたプラテン軸受け2
0とともに移動させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POSシステム、
キャッシュレジスタ、複写機、ファクシミリ等に用いら
れるサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドの熱制御に基づいて記録
紙に印字を行うサーマルプリンタがある。
【0003】サーマルヘッドは、記録紙の幅に略対応す
る長さに形成され、記録紙をプラテンに圧接して印字を
行う。
【0004】上記のサーマルヘッドは、その先端のプラ
テンに当接する部分に発熱部を有し、この発熱部には用
紙幅方向の最多印字画素数に対応する発熱素子を備えて
いる。一方、プラテンは、ステッピングモータ等により
駆動されて回転し、記録紙を搬送する。サーマルヘッド
の発熱体は、その多数の発熱素子がヘッドドライバ等か
らの制御により画像データに応じて選択的に熱せられ、
これにより記録紙に印字する。
【0005】一般に、サーマルヘッドは、外部からサー
マルプリンタ内に進入してくるゴミや埃等によっても汚
れるが、記録紙が摺動することにより発生する紙粉がサ
ーマルヘッドの発熱部に付着して、経時的に蓄積され
る。これを放置しておくと、その蓄積された紙粉等の汚
れによってサーマルヘッドの印字機能が低下し、最悪に
は印字できなくなることがある。したがって、サーマル
ヘッドは常に清掃(クリーニング)しておく必要があっ
た。
【0006】従来は、定期的あるいは随時にサーマルプ
リンタのカバーを開いてサーマルヘッドを外部に露出さ
せ、その発熱体の部分を例えば綿棒や、あるいは別途に
備えたクリーニング用具等を用い、図の両方向矢印Bで
示す発熱体の長手方向に沿って汚れ落としを行ってサー
マルヘッドをクリーニングしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のサーマルヘッドのクリーニングは、定期的また
は随時いずれにしても頻繁に行わなければならない。そ
して、そのたびに、クリーニング用具を用意し、サーマ
ルプリンタのカバーを開いて、クリーニング作業を行う
のは、煩雑で面倒であるという問題があった。また、別
途に備えたクリーニング用具等は、ややもすると紛失し
てしまうことが多く、これの保管に注意を払うことが面
倒であるという問題もあった。また、発熱体の発熱素子
は微細な構造であるため外部に曝されると僅かの不注意
で破損する危険が大きくなるという問題もあった。
【0008】本発明の目的は、サーマルヘッドのクリー
ニングを簡単な構成で効率よく自動的に行うサーマルプ
リンタを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明のサーマルプリンタは、複数の発熱体を備え
たサーマルヘッド若しくは該サーマルヘッドに対向して
配置されたプラテンのどちらか一方を支持する本体フレ
ームと、他方を支持し、前記本体フレームに回動可能に
支持された蓋体とを有するサーマルプリンタにおいて、
前記サーマルヘッドの前記発熱体をクリーニングするも
のであって、前記蓋体の開閉に応じて作動するヘッドク
リーニング機構を備えたことを特徴とする。
【0010】本発明の上記構成により、開閉する蓋体に
対応してクリーニング機構が作動するので、ロール紙交
換等の度にヘッドをクリーニングするので、クリーニン
グ作業が不用となるとともに、常に鮮明な印字品質のプ
リンタを提供できる。また、プリンタにクリーニング機
構を設けたので、クリーニング用具等を準備、保管の必
要もなく、取扱性を大きく向上させることができる。
【0011】また、本発明は、ヘッドクリーニング機構
は、前記サーマルヘッドの前記発熱体に摺接する弾性材
からなるクリーナと、該クリーナを保持して前記サーマ
ルヘッドに移動可能に支持されたクリーナホルダと、該
クリーナホルダを移動させるためのクリーナ移動機構と
を有することが望ましい。
【0012】上記構成より、簡略な機構で達成すること
ができるので、機構の信頼性の向上が図れると共に低廉
化が可能なことから、信頼性の向上した廉価なプリンタ
を提供することができる。
【0013】更に本発明において、ヘッドクリーニング
機構は、記録紙の搬送路に対して前記サーマルヘッド側
に配置されていることが望ましい。
【0014】上記構成により、ロール紙をロール紙収納
部へ収容し、その記録紙の先端部を引き出した状態で、
蓋体を単に閉じるだけで簡単に記録紙を搬送路にセット
すること機構が可能となり、ロール紙の交換性を向上さ
せることができる。
【0015】また更に、前記クリーナ移動機構は、前記
プラテンの軸部材若しくは該軸部材の軸受け部材と当接
して駆動されることも望ましい。
【0016】上記構成により、プラテンの外径との間に
搬送路を形成する場合、変動要素を最小にすることがで
きるので、狭い隙間の搬送路をも可能とするとともに、
プリンタを小型化にすることができる。
【0017】また更に、前記クリーナホルダは、前記サ
ーマルヘッドに回動自在に支持されていることも望まし
い。
【0018】上記構成により、平行移動に比して、左右
の移動に時間差等があってもスムースに移動を行うこと
ができるのでより効果的である。
【0019】また更に、前記サーマルヘッドは前記本体
フレームに装着され、前記プラテンは前記蓋体に装着さ
れていることも望ましい。
【0020】上記構成により、サーマルヘッドへの配線
等の引き回し等のあるサーマルヘッドを本体側に配置す
るので、信頼性の向上を図れると共に、ヘッドクリーニ
ング機構も本体フレーム側に配置されるので、蓋体を重
くすることがなく、蓋体の操作性を低下することもな
い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるサーマルプ
リンタの一実施形態を図1から図6を参照して詳細に説
明する。
【0022】図3は、本発明に係るサーマルプリンタの
実施の形態の外観構成を示す斜視図である。本実施の形
態のサーマルプリンタ1は、例えば、POSシステム等
に用いられるレシートプリンタ等に適用されるものであ
る。
【0023】本実施の形態のサーマルプリンタ1は、例
えばロール状の記録紙Sに対してサーマルヘッド39に
より印字等の記録を行うもので、概ね前方には記録部、
紙カット部、後方には記録紙Sを収納保持するためのロ
ール紙収納部とから構成される。なお、記録紙Sは、感
熱紙である。
【0024】内部のプリンタ機構8は、樹脂からなる下
ケース4に固定され、側面部及び後方部は上ケース3に
覆われており、前方は、パネル2により覆われている。
また、パネル2の内部には印字部が配置されており、パ
ネル2の上部は紙カット部が配置されている。紙カット
部は、カッタカバー6で覆われており、カッタカバー6
は矢印A方向にスライドさせて引き出すことができる。
【0025】なお、上ケース3の一方の側には、記録紙
Sを取り出す際に内部のカバーオープンレバー9を駆動
して内部のカバーフレーム10を回動させるためのオー
プンボタン7が設けられる。カバーフレーム10は、上
部カバー5と結合されている。よって、矢印B方向にオ
ープンボタン7を押すと、上部カバー5は矢印C方向に
回動し、ロール紙収納部が露出する。
【0026】図1及び図2は、本実施の形態のプリンタ
1の内部のプリンタ機構8を示す斜視図であり、図2は
プリンタ機構8の右側面を見た外観図であって、カバー
フレーム10を閉じた状態を示しており、金属等からな
る本体フレーム13の上に開閉自在のカバーフレーム1
0と、可動刃32及びその駆動手段を収納するオートカ
ッタユニット11が設けられている。印字時即ち記録紙
Sを切断しない時は、可動刃32はオートカッタユニッ
ト11の内部に収納されており、可動刃32の刃部は露
出しない。この状態を可動刃32が待機位置にあるとい
う。
【0027】可動刃32とハサミ状に交叉する固定刃3
3はオートカッタユニット11に対向するようにカバー
フレーム10に配置される。固定刃33の上部にはブレ
ードシャッタ34が設けられている。ブレードシャッタ
34はシャッタバネ35により、固定刃33の刃部を覆
う方向に付勢されているが、図2に示すようにカバーフ
レーム10を閉じた状態では、ブレードシャッタ34の
一部本体フレーム13に具備された係合部と当接し、ブ
レードシャッタ34は僅かに開く方向に持ち上げられ
る。よって、固定刃33の刃部は露出し、可動刃32が
移動すればハサミ状に交叉可能な状態となっている。
【0028】オートカッタユニット11の上面には、可
動刃32の位置を知らせる穴37と、可動刃32を手動
で移動させるノブ36が設けられており、オペレータ
は、前述のカッタカバー6をスライド移動させると、オ
ートカッタユニット11の上面の一部が露出し、穴37
とノブ36が見える状態になる。停電等何らかの異常時
において、可動刃32が固定刃33と交叉した状態のま
まになり、待機位置まで戻らなくなる場合を考慮し、手
動にて、可動刃32を移動させる手段が設けられてい
る。
【0029】カバーフレーム10は本体フレーム13の
両側の上端部に設けられた支軸14を中心として揺動即
ち開閉自在に取り付けられている。なお、カバーフレー
ム10には、カバーフレーム10を閉じた際に記録紙S
との接触を避けるための円弧状の曲面部15が設けられ
ている。なお、本プリンタの設置角度を変える場合、こ
の曲面部15は記録紙Sを受ける保持部材としても機能
する。
【0030】また、本体フレーム13の右側面には、カ
バーフレーム10が閉じられている状態を検出するカバ
ー検出器44が設けられている。カバー検出器44は透
過型の光学式検出器であり、カバーフレーム10の一部
が検出器の光軸を遮断するか否かによって、カバーフレ
ーム10が正しく閉じられているかどうかを検出する。
【0031】検出器としては、カバー検出器44の他
に、後述するニヤエンド検出器24が設けられている。
【0032】これら各種検出器やオートカッタユニット
11、そして、後述する紙送りモータ23のリード線群
12が本体フレーム13の右側面に固定された中継基板
16に接続されている。中継基板16と本プリンタを制
御する主回路基板(図示せず)はFFC等によって接続
される。
【0033】図1は、プリンタ機構8の左側面を見た外
観図であって、カバーフレーム10を開いた状態を示し
ており、ブレードシャッタ34は固定刃33を覆い隠し
ている。カバーフレーム10を開いた状態で、オペレー
タが固定刃に触ってけがをしないように配慮されてい
る。なお、可動刃32はオートカッタユニット11の中
に収納されており、安全上問題はない。
【0034】カバーフレーム10を開いた内部には、樹
脂製のロール紙ホルダ17が配置されている。更に、記
録紙Sに付着した異物や紙粉を掻き落とす穴31が設け
られており、紙粉等がサーマルヘッドに付着しないよう
にしている。他に、ロール紙ホルダ17には本体フレー
ム13の左右の側面板と係合して、記録紙収納部の内側
の適正な幅を維持するためのスリット溝27が設けられ
ている。
【0035】そして、円筒形のゴムローラからなるプラ
テンローラ18はプラテン軸受20を介してカバーフレ
ーム10に回転可能に支持されている。プラテンローラ
18の一方にはプラテン歯車19が圧入されている。本
体フレーム13には、溝部21が設けられており、カバ
ーフレーム10を閉じると、プラテン軸受20が溝部2
1と当接し、プラテンローラ18の位置決めがなされ
る。
【0036】カバーフレーム10を閉じると、サーマル
ヘッドによるプラテンローラ18への加圧力で、カバー
フレーム10には下向きの力が作用し、プラテンローラ
18の位置は固定される。また、カバーフレーム10を
閉じると、プラテン歯車19と、紙送り伝達歯車22が
噛み合い、紙送りモータ23からの動力がプラテンロー
ラ18へ伝達される。
【0037】また、本体フレーム13の左側面には記録
紙Sの紙の残量が少なくなてきたことを検出するための
ニヤエンド検出器24が支軸25を中心として回動可能
に取り付けられている。これは、本プリンタの設置角度
を変える場合、それに合わせて、ニヤエンド検出器24
を最適位置にするためである。例えば、図1に示すよう
に、本体フレーム10の底面28を下にして設置する場
合、ニヤエンド検出器24のアクチュエータ26はフレ
ーム本体10に設けられた穴32aに入り込む位置に固
定される。一方、本体フレーム10の背面29を下にし
て設置する場合、アクチュエータ26は穴32bに入り
込む位置に固定される。
【0038】本体フレーム13の左右の側面には、サー
マルヘッド39及びヘッド押圧板41を支持する支持溝
部50が設けられている。
【0039】図4は、プリンタ機構8の側断面図であっ
て、ロール紙ホルダ17に記録紙Sが保持され、紙送り
している状態を示している。図4は記録紙Sが大径の状
態を示しており、紙送りされて、記録紙Sが小径になっ
ていくと記録紙Sは溝部38に落ち込むようになる。そ
して、前述したニヤエンド検出器24によって、記録紙
Sが小径になったことを検出する。
【0040】記録紙Sはプラテンローラ18と、サーマ
ルヘッド39に挟持されプラテンローラ18が回転する
とその摩擦力で紙送りされる。サーマルヘッド39の両
側面にはヘッド支軸40が設けられ、ヘッド支軸40は
本体フレーム13に設けられた支持溝部50の一部に支
持されている。サーマルヘッド39の背面はバネ42に
より、プラテンローラ18方向に付勢されている。バネ
42はヘッド押圧板41に固定されており、ヘッド押圧
板42は本体フレーム13に設けられた支持溝部50の
一部に支持されている。
【0041】サーマルヘッド39の発熱体43はプラテ
ンローラ18とサーマルヘッド39のほぼ接点になるよ
うに位置している。サーマルヘッド39の発熱体43の
下流側の部分には斜面部45が設けられている。一方、
カバーフレーム10には、カッタ部へ記録紙Sを導く導
入部47がサーマルヘッド39の斜面部45に対向する
ように設けられている。サーマルヘッド39を通過した
記録紙Sは可動刃32と固定刃33の間を通り、矢印D
方向へ排出される。サーマルヘッド39にはコネクタ4
6が具備されており、本プリンタを制御する主回路基板
(図示せず)とFFC等によって接続される。
【0042】以上、本実施の形態のプリンタ全体の基本
構成について概略を説明した。次に、本発明の特徴であ
るところのサーマルプリンタについて、図4から図6を
用いて、更に詳細に説明する。
【0043】図4、図5において、サーマルヘッド39
には、更にヘッドクリーナ機構が備えられている。発熱
体43の表面を摺接して汚れをクリーニングするクリー
ナ65を保持しているクリーナホルダ60は、サーマル
ヘッド39に対し支軸61により回動自在に支持されて
いる。そして、クリーナホルダ60はねじりコイルばね
62により矢印H方向に付勢されて、プラテン軸受け2
0に当接している。
【0044】クリーナ65は、ゴムやスポンジ等の弾性
体からなり、サーマルヘッド39の発熱体43の長さに
略対応した長さに形成されてクリーナホルダ60に固定
されている。
【0045】クリーナホルダ60は、樹脂からなり、ク
リーナ65が固定されたクリーナ保持部63とその両側
に備えられた一対の側壁部64とから構成される。
【0046】側壁部64には、プラテン軸受け20と当
接する当接部64aと、サーマルヘッド39の側面に立
設された支軸61と係合する孔と、支軸61の軸上のね
じりコイルばね62の腕が掛止するための掛止部とが設
けられており、あたかもサーマルヘッド39及びプラテ
ンローラ18を挟持しているかのようにサーマルヘッド
39に対し回動可能に支持されている。次に、上記のよ
うに構成されたヘッドクリーナ機構の動作について説明
する。図6はカバーフレーム10が開いている状態の記
録部断面図である。
【0047】図5のカバーフレーム10が閉じられた状
態から、記録紙Sの交換等のために、カバーフレーム1
0を開口すると、カバーフレーム10に支持されたプラ
テン軸受け20も上方に移動する。クリーナホルダ60
は、ねじりコイルばね62により矢印H方向に付勢され
ていることから、当接していたプラテン軸受け20の移
動につれてクリーナホルダ60は、支軸61を中心にク
リーナ保持部63側が上方となるように回動される。
【0048】クリーナ保持部63に固定されたクリーナ
65の先端部65aは、発熱体43が配置されたヘッド
基板52の表面52bを摺接しながら発熱体43の上部
まで移動し、発熱体43及びその近傍に付着していた紙
粉等の汚れをクリーニングする。
【0049】次に、ロール紙のセット方法に参考に説明
するが、図6のようにカバーフレーム10を開口した状
態において、使用し終えた記録紙Sの芯を取り除き、新
しいロール紙をロール紙収納部にセットする。巻き戻さ
れた記録紙Sの先端をサーマルヘッド39の上方側に引
き出した状態で、カバーフレーム10閉じる。
【0050】この場合、記録紙Sはクリーナ保持部63
の上方に位置して当接している。更に、カバーフレーム
10を閉じていくと、プラテン軸受け20がクリーナホ
ルダ60の当接部64aに当接し、押し下げ、クリーナ
ホルダ60はねじりコイルばね62に抗して回動され
る。
【0051】これにより、クリーナ65の先端部65a
は、ヘッド基板52の表面52bを摺接しながら発熱体
43の上部側から下部側摺接しながら移動し、発熱体4
3及びその近傍に付着していた紙粉等の汚れを再度クリ
ーニングする。
【0052】更に、カバーフレーム10閉じるとプラテ
ンローラ18は、斜面部45に当接し、サーマルヘッド
39を矢印F方向に回動させる。プラテンローラ18
は、軸受け20を介して回転可能に支持されているた
め、斜面部45に沿って、矢印G方向に回転しながら矢
印E方向に移動し、本体フレームに設けられた溝部21
とプラテン軸受20が溝部21と当接し、位置決めされ
て装着され、サーマルヘッド39とプラテンローラ18
とは印字可能な状態となる。このとき、プラテンローラ
18とクリーナ保持部63とは、隙間tを形成するた
め、クリーナ機構が記録紙Sの搬送の負荷にはならな
い。
【0053】本実施の形態のように、開閉するカバーフ
レームによってクリーニング動作するヘッドクリーナ機
構を設けたことにより、その都度、ヘッド発熱体近傍が
クリーニングされることから、クリーニング作業が不用
となり、鮮明な印字品質のプリンタが得られた。
【0054】また、印時するときには、クリーナが搬送
経路の下部に位置させることにより、ロール紙をロール
紙収納部へ置いて、その記録紙の先端部を引き出した状
態でカバーフレームを単に閉じるだけで簡単にセットす
ることができるので、ロール紙の交換性を向上させるこ
とができる。
【0055】本実施の形態では、ヘッドクリーニング機
構を回動によってクリーニングする機構を説明したが、
ヘッドに対して、移動するものであってもかまわないも
のである。
【0056】また、ヘッドクリーニング機構は、カバー
フレームによって作動されるように説明したが、カバー
フレームの開閉を検出する検出器の信号に作動される例
えばプランジャによって駆動されるものであって構わな
く、その場合、蓋体の開平回数をカウントし、所定の回
数に達した場合に作動させても構わないものである。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように本発明のサーマルプリ
ンタは、複数の発熱体を備えたサーマルヘッド若しくは
該サーマルヘッドに対向して配置されたプラテンのどち
らか一方を支持する本体フレームと、他方を支持し、前
記本体フレームに回動可能に支持された蓋体とを有する
サーマルプリンタにおいて、前記サーマルヘッドの前記
発熱体をクリーニングするものであって、前記蓋体の開
閉に応じて作動するヘッドクリーニング機構を備えたこ
とにより、開閉する蓋体に対応してクリーニング機構が
作動するので、ロール紙交換等の度にヘッドをクリーニ
ングするので、クリーニング作業が不用となるととも
に、常に鮮明な印字品質のプリンタを提供できる。ま
た、プリンタにクリーニング機構を設けたので、クリー
ニング用具等を準備、保管の必要もなく、取扱性を大き
く向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施の形態の内部構
成を示す斜視図で、カバーフレームを開けた状態を示す
ものである。
【図2】同実施の形態の内部構成を示す斜視図で、カバ
ーフレームを閉じた状態を示すものである。
【図3】同実施の形態の外観構成を示す斜視図である。
【図4】同実施の形態の内部構成を示す側断面図であ
る。
【図5】同実施の形態のカバーフレームを閉じた状態を
示す要部側面図である。
【図6】同実施の形態のカバーフレームを開けた状態を
示す要部側面図である。
【符号の説明】 1 サーマルプリンタ 8 プリンタ機構 10 カバーフレーム 13 本体フレーム 18 プラテンローラ 20 プラテン軸受け 39 サーマルヘッド 43 発熱体 52 ヘッド基板 52b ヘッド基板の表面 60 クリーナホルダ 62 ねじりコイルばね 63 クリーナ保持部 64 側壁部 65 クリーナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱体を備えたサーマルヘッド若
    しくは該サーマルヘッドに対向して配置されたプラテン
    のどちらか一方を支持する本体フレームと、他方を支持
    し、前記本体フレームに回動可能に支持された蓋体とを
    有するサーマルプリンタにおいて、 前記サーマルヘッドの前記発熱体をクリーニングするも
    のであって、前記蓋体の開閉に応じて作動するヘッドク
    リーニング機構を備えたことを特徴とするサーマルプリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドクリーニング機構は、前記サ
    ーマルヘッドの前記発熱体に摺接する弾性材からなるク
    リーナと、該クリーナを保持して前記サーマルヘッドに
    移動可能に支持されたクリーナホルダと、該クリーナホ
    ルダを移動させるためのクリーナ移動機構とを有する請
    求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドクリーニング機構は、記録紙
    の搬送路に対して前記サーマルヘッド側に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のサーマルプリ
    ンタ。
  4. 【請求項4】 前記クリーナ移動機構は、前記プラテン
    の軸部材若しくは該軸部材の軸受け部材と当接して駆動
    されることを特徴とする請求項2又は3記載のサーマル
    プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記クリーナホルダは、前記サーマルヘ
    ッドに回動自在に支持されていることを特徴とする請求
    項2乃至4のいずれか1項記載のサーマルプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記サーマルヘッドは前記本体フレーム
    に装着され、前記プラテンは前記蓋体に装着されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の
    サーマルプリンタ。
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