JP2000325984A - 曝気処理方法及びその装置 - Google Patents

曝気処理方法及びその装置

Info

Publication number
JP2000325984A
JP2000325984A JP11142254A JP14225499A JP2000325984A JP 2000325984 A JP2000325984 A JP 2000325984A JP 11142254 A JP11142254 A JP 11142254A JP 14225499 A JP14225499 A JP 14225499A JP 2000325984 A JP2000325984 A JP 2000325984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aeration
centrifugal
rotating disk
plate
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11142254A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiaki Saito
通明 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Resin Kogyo Kk
Original Assignee
Fuji Resin Kogyo Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Resin Kogyo Kk filed Critical Fuji Resin Kogyo Kk
Priority to JP11142254A priority Critical patent/JP2000325984A/ja
Publication of JP2000325984A publication Critical patent/JP2000325984A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機化合物を含有する揚水等の硬度成分、濁
度及び濃度などに影響されずに高効率で曝気処理ができ
る曝気処理方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 曝気処理装置Aは、少なくとも1つの曝
気室5を有しかつこの曝気室の側壁2の中心部に開口部
7を設けたケーシング1と、ケーシングの曝気室内の中
心部に開口部に対向して配置された複数の翼を有する遠
心回転盤11と、この遠心回転盤を回転軸12を介して
回転駆動する駆動手段22と、開口部を通してケーシン
グの曝気室内に挿入され水を遠心回転盤の中心部に向け
て注入する注入管27とを備える。そして、注入管によ
り注入した水を遠心回転盤の回転による遠心力で微粒子
化し、開口部から吸引した空気と接触させて曝気処理を
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揮発性有機化合物
で汚染された井戸水や地下水などを揚水後に曝気処理し
たり、揮発性有機化合物を含む工場排水を曝気処理した
りする曝気処理方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、揮発性有機化合物、特にトリクロ
ロエチレンやテトラクロロエチレン等の有機塩素系化合
物による井戸水や地下水などの汚染が社会問題となって
きている。
【0003】一方、汚染物質の除去あるいは無害化する
浄化技術は、例えば環境庁水質保全局編の「土壌・地下
水汚染に係る調査・対策指針運用基準」に記載されてい
るように、種々のものが検討され、実用化と同時に実用
化に向けて実証試験などが広範囲に実施されている。そ
の中で、揚水曝気処理法は、従来技術で対応できかつ簡
単なために実績も多い。曝気処理後の排ガスは活性炭な
どを使用し、浄化処理されるのが一般的である。
【0004】そして、曝気処理をする装置としては、充
填塔や多段棚塔などを使用した塔式曝気処理装置と、槽
に空気を吹き込む空気吹込式曝気処理装置とが化学工場
や排ガス処理に実績があり、多用されている。また、特
開平2−75391号公報に開示されるように、空気を
吹き込む散気機構と紫外線照射とを併用するものなども
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来公知の
曝気処理法ないし処理装置は、いずれも液境膜をフラッ
ティングやバブリングさせ、汚染物質の気化を高めて曝
気処理をするものであるが、高効率で処理をするために
は塔式の場合、高充填層や多段にする必要があり、また
空気吹込式の場合、多重槽構造とする必要があり、その
ため、塔高が高くなったり、設置面積が広くなったりす
るという問題があった。この問題を解決するために、特
開平5−92181号公報では、塔を複数塔に分割し、
曝気処理を工夫して塔高を低減させることが開示されて
いるが、この提案のものでは、設置面積が逆に増大する
ことになり、装置の小型化を図ることはできない。
【0006】また、揚水地下水などは、揚水場所や深度
により硬度成分、濁度及び汚染濃度が変動するため、曝
気処理が不安定になり、場合によっては揚水に含まれる
汚泥や砂によって閉塞状態になることがあり、前工程に
排砂汚泥処理を必要とするなどの問題もある。
【0007】さらに、曝気処理装置は居住地域に設置さ
れることも多く、その場合、例えば特開平9−9456
7号公報に開示されるように騒音対策を講じる必要があ
る。また、敷地面積に制限がある場合が多く、装置の小
型化が求められており、曝気処理装置を簡単に移動ある
いは車載可能にすることも求められている。しかるに、
従来公知の曝気処理装置では、上述の如く塔高や設置面
積が大きいことから、騒音対策費、据付費、移動費及び
メンテナンス費等が嵩むなどの問題もある。
【0008】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その課題とするところは、揮発性有機化合物を
含有する揚水等の硬度成分、濁度及び濃度などに影響さ
れずに高効率で曝気処理ができる曝気処理方法を提供
し、また同時に、この方法の実施に適しかつ装置の小型
化を図り得る曝気処理装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、揮発性有機化合物を含有す
る水を曝気処理する曝気処理方法として、予め曝気室内
の中心部に複数の翼を有する遠心回転盤を配置する。そ
して、この遠心回転盤を回転させるとともに、遠心回転
盤の中心部に向けて上記水を注入して遠心回転盤の回転
による遠心力で微粒子化し、吸引した空気と接触させて
曝気処理をする。この曝気処理方法では、揮発性有機化
合物を含有する揚水などの水が遠心力で微粒子化されて
吸引空気で曝気されるため、揚水等の硬度成分、濁度及
び濃度などに影響されることなく、高効率で曝気処理が
行われることになる。
【0010】請求項2に係る発明は、揮発性有機化合物
を含有する水を曝気処理する曝気処理装置として、少な
くとも1つの曝気室を有しかつこの曝気室の側壁の中心
部に開口部を設けたケーシングと、上記ケーシングの曝
気室内の中心部に上記開口部に対向して配置された複数
の翼を有する遠心回転盤と、この遠心回転盤を回転軸を
介して回転駆動する駆動手段と、上記開口部を通してケ
ーシングの曝気室内に挿入され、上記水を遠心回転盤の
中心部に向けて注入する注入管とを備え、上記注入管に
より注入した水を遠心回転盤の回転による遠心力で微粒
子化し、上記開口部から吸引した空気と接触させて曝気
処理をするように構成する。この構成では、注入管によ
り注入した水が遠心回転盤の回転による遠心力で確実に
微粒子化されて吸引空気に曝気されるため、高効率の曝
気処理を比較的簡単な構成で確実に確保することができ
る。
【0011】請求項3及び4に係る発明は、いずれも請
求項2記載の曝気処理装置の遠心回転盤による水の微粒
子化を高める上で好ましい具体的構成を提供する。すな
わち、請求項3に係る発明の場合、上記遠心回転盤は、
回転軸に固定された主板と、上記開口部に対応した中心
開口部を有する副板と、上記主板と副板との間にこれら
と平行に配置されかつ副板と同様な中心開口部を有する
1枚又は複数枚の分散板とを備え、この分散板と主板又
は副板との間並びに隣接する分散板同士の間にそれぞれ
複数の翼が円周方向に所定間隔毎にかつ半径方向に湾曲
して延びて設けられてなる構成とする。この構成では、
注入管により注入した水が遠心回転盤の回転による遠心
力で微粒子化されるに際し、主板と副板と分散板と翼と
で細分化して構成された多数の通路を通って注入水が遠
心回転盤の幅方向(軸方向)全周に亘って略均一に分散
して微粒子化されることになり、微粒子化が高められ
る。
【0012】また、請求項4に係る発明の場合、上記遠
心回転盤は、回転軸に固定された主板と、上記開口部に
対応した中心開口部を有する副板とを備え、上記主板と
副板との間に複数の翼が円周方向に所定間隔毎にかつ半
径方向に湾曲して延びて設けられてなり、上記各翼の表
面には翼長方向に延びる凸条部が翼幅方向に所定間隔毎
に複数形成されている構成とする。この構成では、注入
管により注入した水が遠心回転盤の回転による遠心力で
微粒子化されるに際し、その注入水は、主板と副板と翼
とで構成された通路を翼表面の凸条部により遠心回転盤
の幅方向(軸方向)に整流されながら通ることによっ
て、その軸方向全周に亘って略均一に分散して微粒子化
されることになる。
【0013】請求項5に係る発明は、請求項3又は4記
載の曝気処理装置において、上記注入管の先端部を上記
副板の中心開口部より遠心回転盤内に挿入するととも
に、その挿入部分に遠心回転盤の軸方向に沿って複数の
注入穴を設ける構成とする。この構成では、遠心回転盤
内に挿入された注入管先端部の複数の注入穴より水が遠
心回転盤の幅方向全体に略均一に分散して注入されるこ
とになり、遠心回転盤の構成と相俟って注入水の微粒子
化が一層高められる。
【0014】請求項6に係る発明は、上記駆動手段にお
いて、液中に含まれる揮発性有機化合物の濃度に応じ
て、遠心回転盤の周速を変更調整可能に設ける構成とす
る。この構成では、液中に含まれる揮発性有機化合物の
濃度に応じて、遠心回転盤の周速が変更調整され、それ
に伴い気液比が変えられることによって経済的な曝気処
理が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に
係る曝気処理装置Aを示し、この曝気処理装置Aは、揮
発性有機化合物を含有する地下水等を揚水した後に曝気
処理するためのものであり、略円筒状のケーシング1を
備えている。
【0016】上記ケーシング1は、中心軸を通る水平面
で分離可能な2つの部分からなり、その内部は、2枚の
隔壁2,3により軸方向に吸入室4と曝気室5と吐出室
6とに仕切られいている。曝気室5の入口側側壁である
隔壁2の中心部には吸入室4と曝気室5とを連通する吸
入開口部7が設けられているとともに、曝気室5の出口
側側壁である隔壁3の中心部には曝気室5と吐出室6と
を連通する吐出開口部8が設けられている。
【0017】上記曝気室5内の中心部には吸入開口部7
に対向して遠心回転盤11が配置されており、この遠心
回転盤11は回転軸12と一体的に回転するようになっ
ている。遠心回転盤11は、図2及び図3に拡大詳示す
るように、回転軸12に固定された主板13と、上記吸
入開口部7に対応した中心開口部14を有する副板15
と、上記主板13と副板15との間にこれらと平行に配
置されかつ副板15と同様な中心開口部16を有する複
数枚(図では3枚)の分散板17,17,…とを備え、
この分散板17と主板13又は副板15との間並びに隣
接する分散板17,17同士の間にはそれぞれ半径方向
に円弧状に湾曲して延びる複数の平板状の翼18,1
8,…が円周方向に所定間隔毎に設けられており、これ
らの翼18,18,…は、回転軸12の方向に隣接する
もの同士では円周方向の位相がずれて遠心回転盤11の
外側から平面的に見て千鳥状に配列されている。
【0018】上記副板15の中心開口部14の周囲には
リング状のカラー19が設けられており、このカラー1
9は、隔壁2の吸入開口部7に装着した円筒状部材20
の外周面上に回転自在に嵌合されている。
【0019】上記遠心回転盤11の材質については、特
に制限があるわけではないが、駆動エネルギーの消費を
少なくするためには、比強度が大きい材質が好適であ
り、耐食性や耐磨耗性を考慮すれば軽合金や強化プラス
チックが好ましい。
【0020】上記回転軸12は、ケーシング1の中心軸
に沿ってケーシング1内を貫通して延びているととも
に、ケーシング1の左右の側壁部1a,1bにそれぞれ
パッキンシール21を介して回転自在に支持されてい
る。この回転軸12の一端には駆動手段22が動力伝達
可能に連結されている。この駆動手段22は、図で詳示
していないが、電動モータ等のアクチュエータと多段変
速又は連続変速可能な減速機構とを備え、曝気処理をす
る揚水に含まれる揮発性有機化合物の濃度に応じて、遠
心回転盤11の回転速度ないし周速を変更調整可能に設
けられている。
【0021】一方、上記ケーシング1の側壁部1aには
吸入室4内に空気を導き入れるための空気吸引口26が
設けられているとともに、揮発性有機化合物を含有する
揚水を注入するための注入管27がケーシング1の吸入
室4内を通って隔壁2の吸入開口部7より曝気室5内に
挿入されている。この注入管27の先端部は、遠心回転
盤11の副板15の中心開口部14より遠心回転盤11
の内部にまで挿入されており、その挿入部分には遠心回
転盤11の軸方向に沿って複数(図では分散板17の枚
数より一つ多い四つ)の注入穴28,28,…が設けら
れている。
【0022】また、ケーシング1の周壁部1cには曝気
室5内の下部より曝気された浄化水を排出するための浄
化水排出口31が設けられているとともに、ケーシング
1の側壁部1bには吐出室6から曝気ガスを排出するた
めの曝気ガス吐出口32が設けられている。上記曝気ガ
ス吐出口32は、図示していないが、活性炭吸着塔など
の公知の排ガス処理装置にガス管を介して連通されてい
て、排出される曝気ガスを浄化して大気に放出するよう
になっている。
【0023】尚、36はケーシング1の据付部材、37
は吐出室6内の曝気ガス吐出口32寄りに設けられたミ
ストエリネータであって、吐出室6内を通過する曝気ガ
ス中の同伴ミストを捕捉するためのものである。
【0024】次に、上記曝気処理装置Aの作動について
説明するに、この装置Aで曝気処理をするときには、駆
動手段22により回転軸12を介して遠心回転盤11を
回転させるとともに、揮発性有機化合物を含有する揚水
を注入管27を通して遠心回転盤11の中心部に向けて
注入する。すると、その水は、遠心回転盤11の回転に
よる遠心力により曝気室5内の遠心回転盤11周囲に放
射状に飛散して霧状に微粒子化され、吸入室4側より吸
入開口部7を通して曝気室5内に吸引された空気と接触
することにより、液中に含有する揮発性有機化合物が曝
気される。そして、曝気された浄化水は浄化水排出口3
1からケーシング1外に排出される一方、空気と混合し
た曝気ガスは、吐出開口部8を通って吐出室6に流入
し、吐出室6内のミストエリネータ37により同伴ミス
トが捕捉された後、曝気ガス吐出口32から排ガス処理
装置に導かれる。
【0025】このような曝気処理によれば、揮発性有機
化合物を含有する揚水が遠心力で微粒子化されて吸引空
気で曝気されるため、揚水の硬度成分、濁度及び濃度な
どに影響されることなく、高効率で曝気処理を行うこと
ができる。また、遠心力で曝気処理の高効率化を図るも
のであることから、装置の小型・軽量化を図ることがで
き、その結果、据付面積を減少させることができるとと
も、移動及び車載を簡単に行うことができ、更に騒音対
策費、据付費及びメンテナンス費等の低減化をも図るこ
とができる。同時に、注入管27からの注水による洗浄
効果も加わり、液中に含まれている汚泥や砂などによる
閉塞も起こらず、前工程で排砂汚泥処理を必要とせず安
定した曝気処理を行うことができる。
【0026】その上、上記遠心回転盤11は、主板13
と副板15と分散板17と翼18とによって細分化され
た多数の遠心通路を有する構成になっているため、注入
管27により注入した水が遠心回転盤11の幅方向(軸
方向)全周に亘って略均一に分散して微粒子化されるこ
とになり、微粒子化ひいては曝気処理の高効率化を高め
ることができる。また、注入管27の先端部は、副板1
5の中心開口部14より遠心回転盤11内に挿入されて
いるとともに、その挿入部分に遠心回転盤11の軸方向
に沿って複数の注入穴28,28,…を有しているた
め、この注入管27の各注入穴28から注入する水を遠
心回転盤11の幅方向全体に略均一に分散させることが
できるので、曝気処理の高効率化を一層高めることがで
きる。
【0027】さらに、遠心回転盤11を回転駆動する駆
動手段22は、遠心回転盤11の回転速度ないし周速を
変更調整可能に設けられているため、注入水に含まれる
揮発性有機化合物の濃度に応じて周速を変更して気液比
を変えることができ、経済的な曝気処理を確保すること
ができる。この場合、遠心回転盤11の周速は、20m
/s以下では液の微粒子化が十分でなく、曝気効率の低
下を招く一方、50m/s以上では駆動エネルギーの消
費が過大となるため、20〜50m/sの範囲が好まし
い。より好ましくは液の微粒子化が50〜100ミクロ
ンとなる、30〜40m/sである。
【0028】ここで、上記曝気処理装置Aを用いて曝気
処理を行った実験の濃度測定結果を下記の表1に示す。
この実験では、トリクロロエチレンを0.455mg/
l平均で含む原水を直径900mm、幅700mmのケ
ーシング1に内蔵された直径450mmの遠心回転盤1
1に向けて注水し、900Nm/hrの空気を吸引
し、気液比G/L=100,150,200にて曝気処
理を行った。水温は20℃、気温は17℃であった。
【0029】
【表1】 表1の実験結果からは、本発明の第1の実施形態に係る
曝気処理装置Aによれば、揮発性有機化合物であるトリ
クロロエチレンの浄化水での濃度が、原水でのそれと比
べて約10分の1以下にまで減少でき、またその減少率
は気液比が大きい程大きくなることが分かる。
【0030】尚、上記第1の実施形態では、遠心回転盤
11の翼18を、回転軸12の方向に隣接するもの同士
では円周方向の位相をずらして遠心回転盤11の外側か
ら平面的に見て千鳥状に配列したが、翼18の配列形態
としては、これに特に限定されるものではなく、気液が
遠心回転盤11内を同時に通過するとき、遠心力による
気液の重力差偏流を防ぎ、気液の遠心飛散を妨げない形
態であればよい。また、分散板17の枚数は、枚数の増
加に比例して曝気効率が向上するため、設計風量及び静
圧によって決定された翼数、並びに主板13と副板15
との間隔に応じて1〜4枚の範囲にすればよい。
【0031】図4は本発明の第2の実施形態に係る曝気
処理装置Bを示し、この曝気処理装置Bは円筒状のケー
シング41を備えており、このケーシング41の内部
は、4つの隔壁42,43,44,45により軸方向に
一次吐出室46と一次曝気室47と吸気室48と二次曝
気室49と二次吐出室50とに仕切られている。
【0032】上記一次曝気室47の入口側側壁である隔
壁43の中心部には吸入室48と一次曝気室47とを連
通する一次吸入開口部51が設けられているとともに、
一次曝気室47の出口側側壁である隔壁42の中心部に
は一次曝気室47と一次吐出室46とを連通する一次吐
出開口部52が設けられている。また同様に、二次曝気
室49の入口側側壁である隔壁44の中心部には吸入室
48と二次曝気室49とを連通する二次吸入開口部53
が設けられているとともに、二次曝気室49の出口側側
壁である隔壁45の中心部には二次曝気室49と二次吐
出室50とを連通する二次吐出開口部54が設けられて
いる。
【0033】上記一次及び二次曝気室47,49内の中
心部にはそれぞれ吸入開口部51,53に対向して遠心
回転盤55,55が配置されており、この両遠心回転盤
55,55は共に回転軸56廻りに一体的に回転するよ
うになっている。各遠心回転盤55は、第1の実施形態
における遠心回転盤11と同じく、回転軸56に固定さ
れた主板61と、吸入開口部51又は53に対応した中
心開口部62を有する副板63と、上記主板61と副板
63との間にこれらと平行に配置されかつ副板63と同
様な中心開口部64を有する複数枚の分散板65,6
5,…とを備え、この分散板65と主板61又は副板6
3との間並びに隣接する分散板65,65同士の間にそ
れぞれ複数の翼(図示せず)が円周方向に所定間隔毎に
かつ半径方向に湾曲して延びて設けられてなる。
【0034】また、上記回転軸56は、ケーシング41
の中心軸に沿ってケーシング41内を貫通して延びてい
るとともに、ケーシング41の左右の側壁部41a,4
1bにそれぞれパッキンシール71を介して回転自在に
支持されている。この回転軸12の一端には、図示して
いないが、電動モータ等のアクチュエータと多段変速又
は連続変速可能な減速機構とからなる駆動手段が動力伝
達可能に連結されている。
【0035】一方、上記ケーシング41の周壁部41c
には吸入室48内に空気を導き入れるための空気吸引口
76が設けられているとともに、揮発性有機化合物を含
有する揚水を注入するための注入管77がケーシング4
1の吸入室48内を通って隔壁43の一次吸入開口部5
1より一次曝気室47内に挿入されており、また一次浄
化水を注入するための注入管78が同じくケーシング4
1の吸入室48内を通って隔壁44の二次吸入開口部5
3より二次曝気室49内に挿入されている。上記各注入
管77,78の先端部は、それぞれ遠心回転盤55の副
板63の中心開口部62より遠心回転盤55の内部にま
で挿入されているとともに、その挿入部分に遠心回転盤
55の軸方向に沿って複数の注入穴(図示せず)を有し
ている。
【0036】また、ケーシング41の周壁部41cに
は、一次曝気室47内の下部より一次曝気された一次浄
化水を排出するための一次浄化水排出口81と、二次曝
気室49内の下部より二次曝気された二次浄化水を排出
するための二次浄化水排出口82とが設けられている。
一次浄化水排出口81から排出される一次浄化水は、図
示していないが、一次浄化水槽に貯えられ、その後ポン
プにより注入管78を通して二次曝気室49内に注入さ
れるようになっている。
【0037】さらに、ケーシング41の左右両側壁部4
1a,41bにはそれぞれ一次又は二次吐出室46,5
0から曝気ガスを排出するための曝気ガス吐出口83,
84が設けられている。この各曝気ガス吐出口83,8
4は、図示していないが、活性炭吸着塔などの公知の排
ガス処理装置にガス管を介して連通されていて、排出さ
れる曝気ガスを浄化して大気に放出するようになってい
る。尚、86及び87はそれぞれ一次又は二次吐出室4
6,50内の曝気ガス吐出口83,84寄りに設けられ
たミストエリネータである。
【0038】そして、上記第2の実施形態の曝気処理装
置Bにおいても、第1の実施形態の曝気処理装置Aと同
じく、揮発性有機化合物を含有する揚水を遠心回転盤5
5の回転による遠心力で微粒子化し、吸引空気と接触さ
れて曝気処理をするため、揚水の硬度成分、濁度及び濃
度などに影響されることなく、高効率で曝気処理を行う
ことができる。特に、第2の実施形態の曝気処理装置B
の場合、揚水を一次曝気室47内で一次曝気処理をし、
その一次浄化水を一次浄化水排出口81から一旦排出し
て一次浄化水槽に貯えた後、それを更に二次曝気室49
内で二次曝気処理をするようにしているため、曝気効率
を一層向上させることができる。
【0039】ここで、上記曝気処理装置Bを用いて曝気
処理を行った実験の濃度測定結果を下記の表2に示す。
この実験では、1,1,1−トリクロロエタンを0.1
8mg/l、トリクロロエチレンを0.24mg/l、
テトラクロロエチレンを0.44mg/l含む原水を直
径1200mm、幅1100mmのケーシング41の一
次曝気室47内に注入して一次曝気処理を行い、次いで
その一次浄化水を二次曝気室49内に注入して二次曝気
処理を行った。水温は16℃、気温は12℃であった。
【0040】
【表2】 表2の実験結果からは、本発明の第2の実施形態に係る
曝気処理装置Bによれば、揮発性有機化合物である1,
1,1−トリクロロエタン、トリクロロエチレン及びテ
トラクロロエチレンの一次浄化水での濃度は、いずれも
原水でのそれと比べて10分の1程度に減少でき、また
二次浄化水での濃度は、一次浄化水でのそれと比べて更
に10分の1程度に減少できることが分かる。
【0041】尚、本発明の曝気処理装置は上記第1及び
第2の実施形態に限定されるものではなく、その他種々
の形態を包含するものである。例えば、上記各実施形態
では、遠心回転盤11,55として、主板13,61と
副板15,63と分散板17,65と複数の翼18とで
構成したが、分散板を省いた構成としてもよい。
【0042】すなわち、図5及び図6に示すように、主
板91と副板92と間に複数の幅広の翼93を円周方向
に所定間隔毎にかつ半径方向に湾曲させて延ばして設け
る構成とする。そして、上記各翼93の表面に、翼長方
向に延びる複数(図では4つの)の断面矩形状の凸条部
96,96,…を幅方向両側と中間の所定間隔位置毎に
形成する。
【0043】この構成の場合、遠心回転盤の中心部に向
けて注入した揚水が遠心回転盤の回転による遠心力で微
粒子化されるに際し、その注入水は、主板91と副板9
2と翼93とで構成された通路を翼93表面の凸条部9
6により遠心回転盤の幅方向(軸方向)に整流されなが
ら通ることによって、その軸方向全周に亘って略均一に
分散して微粒子化されるため、その微粒子化を高めるこ
とができる。尚、翼93の表面に形成する凸条部として
は、図7に示すような断面三角形状の凸条部97とした
り、図8に示すような波形形状の凸条部98としたりし
てもよい。
【0044】また、上記第1の実施形態に係る曝気処理
装置Aでは、ケーシング1内に1つの曝気室5を形成
し、その両側に吸入室4と吐出室6とを形成し、また第
2の実施形態に係る曝気処理装置Bでは、ケーシング4
1内に2つの曝気室47,49及び吐出室46,50と
1つの吸入室48とを形成したが、本発明の曝気処理装
置におけるケーシングの形態としては、これらに限定さ
れるものではなく、種々の組み合わせを採ることができ
るが、ケーシング内に少なくとも1つの曝気室を有すれ
ばよい。また、遠心回転軸を回転させる回転軸は、水平
方向に配置するだけでなく垂直方向に配置してもよい。
【0045】さらに、上記各実施形態では、曝気処理装
置A,Bにおいて、揮発性有機化合物を含有する地下水
などの揚水を曝気処理する場合について述べたが、本発
明は、揚水に限らず、化学工場なでの各種水溶液の曝気
処理や酸化処理工程などの分野にも適用することができ
るのは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の曝気処理方法に
よれば、揮発性有機化合物を含有する揚水などの水を遠
心回転盤の回転による遠心力で微粒子化して吸引空気で
曝気することができるので、揚水等の硬度成分、濁度及
び濃度などに影響されることなく、高効率で曝気処理を
行うことができる。
【0047】また、本発明の曝気処理装置によれば、比
較的簡単な構成で高効率な曝気処理を確保して、装置を
小型で軽量とすることができるので、据付面積を減少さ
せることができるととも、移動及び車載を簡単に行うこ
とができる。同時に多重操作やユニット化もでき、自由
度に優れており、更に騒音対策費、据付費及びメンテナ
ンス費等の軽減化を図ることができるなどの効果をも併
有する。
【0048】特に、請求項3及び4記載の発明では、注
入水を遠心回転盤の幅方向全周に亘って略均一に分散し
て微粒子化することにより、その微粒子化を高めること
ができるので、曝気処理の高効率化をより図ることがで
きる。
【0049】請求項5に係る発明では、遠心回転盤内に
挿入された注入管先端部の複数の注入穴より水を遠心回
転盤の幅方向全体に略均一に分散して注入することによ
り、遠心回転盤の構成と相俟って注入水の微粒子化を一
層高めることができ、曝気処理の高効率化をより一層図
ることができる。
【0050】さらに、請求項6に係る発明では、液中に
含まれる揮発性有機化合物の濃度に応じて、遠心回転盤
の周速を変更調整して気液比を変えることができるの
で、経済的な曝気処理を行うことができるという効果を
も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る曝気処理装置の
縦断側面図である。
【図2】上記曝気処理装置の遠心回転盤の斜視図であ
る。
【図3】図2のX−Xにおける拡大断面図である。
【図4】第2の実施形態を示す図1相当図である。
【図5】別の実施形態に係る遠心回転盤の一部分の縦断
面図である。
【図6】上記遠心回転盤の翼の斜視図である。
【図7】上記翼の他の形態を示す斜視図である。
【図8】同じく翼の他の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A,B 曝気処理装置 1,41 ケーシング 5 曝気室 7 吸入開口部 11,55 遠心回転盤 12,56 回転軸 13,61,91 主板 14,16,62,64 中心開口部 15,63,92 副板 17,65 分散板 18,93 翼 22 駆動手段 27,77,78 注入管 28 注入穴 47 一次曝気室 49 二次曝気室 51 一次吸入開口部 53 二次吸入開口部 96,97,98 凸条部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性有機化合物を含有する水を曝気処
    理する曝気処理方法であって、 曝気室内の中心部に複数の翼を有する遠心回転盤を配置
    し、この遠心回転盤を回転させるとともに、遠心回転盤
    の中心部に向けて上記水を注入して遠心回転盤の回転に
    よる遠心力で微粒子化し、吸引した空気と接触させて曝
    気処理をすることを特徴とする曝気処理方法。
  2. 【請求項2】 揮発性有機化合物を含有する水を曝気処
    理する曝気処理装置であって、 少なくとも1つの曝気室を有しかつこの曝気室の側壁の
    中心部に開口部を設けたケーシングと、 上記ケーシングの曝気室内の中心部に上記開口部に対向
    して配置された複数の翼を有する遠心回転盤と、 この遠心回転盤を回転軸を介して回転駆動する駆動手段
    と、 上記開口部を通してケーシングの曝気室内に挿入され、
    上記水を遠心回転盤の中心部に向けて注入する注入管と
    を備え、 上記注入管により注入した水を遠心回転盤の回転による
    遠心力で微粒子化し、上記開口部から吸引した空気と接
    触させて曝気処理をするように構成されていることを特
    徴とする曝気処理装置。
  3. 【請求項3】 上記遠心回転盤は、回転軸に固定された
    主板と、上記開口部に対応した中心開口部を有する副板
    と、上記主板と副板との間にこれらと平行に配置されか
    つ副板と同様な中心開口部を有する1枚又は複数枚の分
    散板とを備え、この分散板と主板又は副板との間並びに
    隣接する分散板同士の間にそれぞれ複数の翼が円周方向
    に所定間隔毎にかつ半径方向に湾曲して延びて設けられ
    てなる請求項2記載の曝気処理装置。
  4. 【請求項4】 上記遠心回転盤は、回転軸に固定された
    主板と、上記開口部に対応した中心開口部を有する副板
    とを備え、上記主板と副板との間に複数の翼が円周方向
    に所定間隔毎にかつ半径方向に湾曲して延びて設けられ
    てなり、上記各翼の表面には翼長方向に延びる凸条部が
    翼幅方向に所定間隔毎に複数形成されている請求項2記
    載の曝気処理装置。
  5. 【請求項5】 上記注入管の先端部は、上記副板の中心
    開口部より遠心回転盤内に挿入されているとともに、そ
    の挿入部分に遠心回転盤の軸方向に沿って複数の注入穴
    を有している請求項3又は4記載の曝気処理装置。
  6. 【請求項6】 上記駆動手段は、液中に含まれる揮発性
    有機化合物の濃度に応じて、遠心回転盤の周速を変更調
    整可能に設けられている請求項2〜5のいずれか一つに
    記載の曝気処理装置。
JP11142254A 1999-05-21 1999-05-21 曝気処理方法及びその装置 Withdrawn JP2000325984A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11142254A JP2000325984A (ja) 1999-05-21 1999-05-21 曝気処理方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11142254A JP2000325984A (ja) 1999-05-21 1999-05-21 曝気処理方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000325984A true JP2000325984A (ja) 2000-11-28

Family

ID=15311052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11142254A Withdrawn JP2000325984A (ja) 1999-05-21 1999-05-21 曝気処理方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000325984A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101208855B1 (ko) 2012-10-15 2012-12-05 주식회사 한국건설관리공사 하천에서의 저수 수 처리 장치
KR101208816B1 (ko) 2012-10-15 2012-12-06 주식회사 한국건설관리공사 하천에서의 마이크로 버블을 이용한 수질개선장치
CN105645612A (zh) * 2014-10-04 2016-06-08 沈智丰 多级离心雾化增氧机
JP2016187772A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社住化分析センター 気液処理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101208855B1 (ko) 2012-10-15 2012-12-05 주식회사 한국건설관리공사 하천에서의 저수 수 처리 장치
KR101208816B1 (ko) 2012-10-15 2012-12-06 주식회사 한국건설관리공사 하천에서의 마이크로 버블을 이용한 수질개선장치
CN105645612A (zh) * 2014-10-04 2016-06-08 沈智丰 多级离心雾化增氧机
JP2016187772A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社住化分析センター 気液処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8523987B2 (en) Dust arrester and method for removing dust particles from air
JP3419765B2 (ja) オゾン酸化装置
US4204955A (en) System for pollution suppression
CN108483806A (zh) 一种利用活性炭催化臭氧预氧化的废水深度处理***及工艺
KR101999165B1 (ko) 고도산화공정을 이용한 탈취장치
KR101997185B1 (ko) 촉매산화수 발생장치를 이용한 약액 세정 탈취장치
CN207641271U (zh) 基于动态拦截和微纳米气泡技术的立式废气处理***
CN110280117B (zh) 离心氧化法协同微纳米汽泡VOCs处理***
CN215138070U (zh) 一种VOCs废气高效预处理装置
CN107511051A (zh) 基于动态拦截和微纳米气泡技术的立式废气处理***
CN208115480U (zh) 一种联合氧化的废气处理装置
KR100319016B1 (ko) 혼합 액체를 이용한 공기 정화 장치 및 방법
CN205965456U (zh) 有机废气一体化处理设备
CN100467403C (zh) 流体净化处理装置
CN107899388B (zh) 一种含氟废气处理工艺
JP2000325984A (ja) 曝気処理方法及びその装置
CN219682162U (zh) 一种碳封存用废气处理装置
CN211411580U (zh) 一种voc废气处理***
JP2004105817A (ja) 汚染水及び有機排ガスの処理方法とその処理システム
CN105712473A (zh) 一种新型高效生物转盘
CN108392953B (zh) 一种低温等离子废气处理***
CN109078481A (zh) 一种碳氢溶剂VOCs废气一体化处理***和装置
CN112791562B (zh) 一种离子液体吸收协同异相光芬顿处理voc的***
CN211274147U (zh) 一种具有废气预处理装置的组合式废气净化一体机
US3444669A (en) High capacity gas washer

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801