JP2000323860A - 連装型電子機器ユニット - Google Patents

連装型電子機器ユニット

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JP2000323860A
JP2000323860A JP11126175A JP12617599A JP2000323860A JP 2000323860 A JP2000323860 A JP 2000323860A JP 11126175 A JP11126175 A JP 11126175A JP 12617599 A JP12617599 A JP 12617599A JP 2000323860 A JP2000323860 A JP 2000323860A
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connector
opening
detection switch
case
electronic device
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JP11126175A
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Tetsuo Koike
哲夫 小池
Haruo Kitahara
晴生 北原
Hisatane Matsuno
久種 松野
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Azbil Corp
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最低限のコネクタ接続箇所を有し、多数連装
配置可能な連装型電子機器ユニットを提供する。 【解決手段】 複数並置され隣り合う各ケース外側の相
対する側面を接して連装される連装型検出スイッチ10
のケース両側面の略対称位置に第1の開口部11a及び
第2の開口部11bを形成し、第1の開口部から外側を
臨みつつ支持された第1のコネクタ13と、各連装型検
出スイッチの基板12と可撓性リード線19を介して接
続され、第2の開口部11bから外側を臨みつつケース
11に収納され、隣接する連装型検出スイッチの第1の
コネクタと接続可能な第2のコネクタ14とを備え、且
つ第2のコネクタが、ケース内方への移動が制限される
と共に、第2の開口部内で変位可能なようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子機器ユ
ニットをDINレール等に並置して連装すると共に、隣
接する電子機器ユニットを相互に電気的に接続して電子
機器ユニット群を構成する連装型電子機器ユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】生産ライン等においてコンベアによって
搬送される物品の有無を検出する手段として光電スイッ
チを利用する場合がある。より具体的には、例えば、複
数の光電スイッチをDINレールに並置し且つこれらを
相互に電気的に接続することで検出スイッチ群を構成
し、各検出スイッチから延在した光ファイバを介して物
品の搬送経路を横切るように検出光を投光し、搬送され
る物品からの反射光又は透過光の有無を検出すること
で、物品の有無を判別するようにしている。
【0003】複数の検出スイッチを並置して相互に電気
的に接続する検出手段として例えば図9に示すような連
装型検出スイッチ50がある。この連装型検出スイッチ
50は、図10の断面図に示すように、検出スイッチ本
体51に収容された基板52の両側面に雌型コネクタ5
3と雄型コネクタ54とを夫々固定し、各コネクタを検
出スイッチ本体51の側面開口部51a,51bから外側
を臨むように構成されている。かかる検出スイッチ50
を図9に示すようにDINレール1に多数並置し、各検
出スイッチ50の雌型コネクタ53を隣接する検出スイ
ッチの雄型コネクタ(図示せず)に差し込むことによ
り、電気的且つ機械的にコネクタ接続するようになって
いる。
【0004】又、別の形態の連装型検出スイッチ60と
して、図11に示すように、検出スイッチ本体61に収
容された基板62の両面に一対の第1のコネクタ63,
64を固定し、第2のコネクタ65の一側を第1のコネ
クタ63に接続し、第2のコネクタ65の他側を検出ス
イッチ本体61の外側に張り出すように構成したものが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す連装型検出
スイッチ50の場合、各スイッチのコネクタが隣接した
スイッチのコネクタと確実に接続するために、第1のコ
ネクタ53と第2のコネクタ54とは、基板に対して完
全に対称な位置に固定されていなければならない。しか
し、第1のコネクタ53と第2のコネクタ54とは夫
々、別工程で当該基板に実装されるので、これらのコネ
クタを完全に対称な位置に固定することは難しく、通
常、多少の取付位置ずれが生じてしまう。又、このよう
な連装型検出スイッチ50は、一般的に自動化された製
造ラインで大量生産されるので、上述の取付位置ずれは
一方向に生じる傾向がある。
【0006】その為、かかる構造を有する連装型検出ス
イッチ50をDINレール上に連装していくと、連装数
が増える毎に各検出スイッチ50のコネクタ53,54
間の僅かな取付位置ずれが累積していき、複数の連装型
検出スイッチ50をDINレールに取り付けた場合、コ
ネクタ同士接続のできない連装型検出スイッチが生じる
恐れがある。
【0007】具体的には、例えば、各連装型検出スイッ
チ毎に雌雄コネクタ間に0.1mmの取付位置ずれがある
とすると、連装型検出スイッチ10台を連装すると、取
付位置ずれは累積されて1mmになる。雌雄コネクタ間で
取付位置が1mmもずれると、この連装型検出スイッチ5
0をDINレール1に取り付けても隣接する連装型検出
スイッチ50'とのコネクタ位置が合致しなくなり、コ
ネクタの位置を合致させると逆に連装型検出スイッチ5
0がDINレール1に取り付かなくなる。又、連装型検
出スイッチ50を無理にDINレール1に取り付けよう
とすると、基板52やコネクタ53,54を破損してし
まうことがある。
【0008】一方、図11に示す連装型検出スイッチ6
0'の場合、第2のコネクタ65'は第1のコネクタ6
4'に嵌合接続されているだけで、基板62'に直接固定
されているわけではないので、隣接する第1のコネクタ
63,64'のコネクタ取付位置が多少ずれていたとし
ても第2のコネクタ65'を介在させることでこのずれ
を吸収することができ、取付位置ずれが累積して連装型
検出スイッチ60が取付不能になるのを回避できる。
【0009】しかし、取付位置ずれが生じた状態で連装
型検出スイッチのコネクタ同士を接続すると、図12に
示すように、第2のコネクタ65'と第1のコネクタ6
3,64'との軸線がずれた状態でコネクタ同士が接続
されることになり、コネクタ接続部に過大な応力が発生
する。その為、このようなずれを吸収する特別な構造を
有した第2のコネクタを使用することが必要とされ、使
用できるコネクタの種類が極めて限定されてしまう。
【0010】又、図10に示す連装型検出スイッチ50
のコネクタ同士を接続した場合、連装型検出スイッチ間
のコネクタ接続箇所は1箇所であるが、図11に示す連
装型検出スイッチ60のコネクタ同士を接続した場合、
連装型検出スイッチ間のコネクタ接続箇所は2箇所とな
る。即ち、コネクタ接続箇所が図10の連装型検出スイ
ッチ50の場合の2倍となり、電気的接続状態の信頼性
が著しく低下する。
【0011】本発明の目的は、最低限のコネクタ接続箇
所を有し、多数連装配置可能な連装型電子機器ユニット
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る連装型電子機器ユニットは、複数並
置され隣り合う各ケース外側の相対する側面を接して連
装される連装型電子機器ユニットであって、両側面の略
対称位置に第1の開口部及び第2の開口部が形成された
ケースと、ケースに収容された基板と、第1の開口部か
ら外側を臨みつつ基板に支持された第1のコネクタと、
基板に可撓性リード線を介して接続され、第2の開口部
から外側を臨みつつ第2の開口部に装着され、隣接する
連装型電子機器ユニットの第1のコネクタと接続可能な
第2のコネクタとを有し、第2のコネクタは、ケース内
方への移動が制限されると共に、第2の開口部内で変位
可能なことを特徴としている。
【0013】スイッチ同士を連装する際に第2のコネク
タが第2の開口部内で変位できるので、隣接する連装型
電子機器ユニットの第1のコネクタの取付位置がずれて
いても、第2のコネクタをこれが接続される第1のコネ
クタの軸線に一致させることで第2のコネクタを第1の
コネクタに確実に接続する。又、本発明の請求項2に係
る連装型電子機器ユニットは、請求項1に記載の連装型
電子機器ユニットにおいて、第2の開口部内における第
2のコネクタの最大変位量が、第2のコネクタと隣接す
る連装型電子機器ユニットの第1のコネクタとの接続の
際に許容される最大ずれ量よりも小さいことを特徴とし
ている。
【0014】第2の開口部での第2のコネクタの最大変
位量が、第2のコネクタと隣接する連装型電子機器ユニ
ットの第1のコネクタとの接続の際に許容される最大ず
れ量よりも小さいので、これらのコネクタがずれ過ぎて
接続できなくなる位置まで第2のコネクタが第2の開口
部内において変位することはない。又、本発明の請求項
3に係る連装型電子機器ユニットは、請求項1に記載の
連装型電子機器ユニットにおいて、ケースが両開口部周
縁を含んだ一体部材から成り、第2のコネクタがケース
の側壁と基板とで挟まれていることを特徴としている。
【0015】ケースが両開口部周縁を含んだ一体部材か
ら成り、ケースの両開口部が複数の部品を組み合わせて
形成されていないので、ケースの強度・気密性を高め、
連装型電子機器ユニットの品質や耐久性を向上させる。
又、本発明の請求項4に係る連装型電子機器ユニット
は、請求項1に記載の連装型電子機器ユニットにおい
て、第2のコネクタがケースの側壁と基板に実装された
電気部品とで挟まれていることを特徴としている。
【0016】第2のコネクタを介して基板に実装された
電気部品の放熱も同時に行う。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る連装型検出スイッチ(連装型電子機器ユ
ニット)について説明する。本発明の一実施形態に係る
連装型検出スイッチ(以下単に「検出スイッチ」とい
う)10は、図1及び図2に示すように、上面に開口部
11cを有すると共に両側面の略対称位置に夫々接続用
開口部11a,bを有した箱型のケース本体11と、ケー
ス本体11に収容固定され、電子部品の実装された基板
12と、基板12の回路パターン(図示せず)と接続さ
れ、隣接する検出スイッチ間の電気的接続を行うコネク
タ13,14と、ケース本体11の上面開口部を閉塞す
るカバー15等とから構成されている。
【0018】ケース本体11の側面からは投光ファイバ
11pと受光ファイバ11qが延在している。各ファイバ
の基端部は夫々、後述するケース本体11に収容された
基板12の発光素子12pと受光素子12qに対応するよ
うに取り付けられている。ケース本体11の底面両端に
は基板12の挿入端部を保持する基板ホルダ11h(図
1において一方のみ図示)が形成されている。又、ケー
ス本体11の底部は、DINレール(以下単に「レー
ル」という)の形状に対応する係合凹部11rが形成さ
れ、係合凹部11rの一端には検出スイッチ10をレー
ル(図示せず)に係止するレール固定爪11tが備わっ
ている。
【0019】基板12には、図示しないCPU等の電子
部品が実装されていると共に、基板一側面の、ケース本
体11の接続用開口部(図2に図示)11aに対応する
部分には、第1のコネクタ13が取り付けられ、基板他
側面にはフレキシブル基板19を介して第2のコネクタ
14が接続されている。基板12の前方端部には検出素
子としての発光素子12pと受光素子12qが取り付けら
れ、基板12の上方端部には表示素子としてのLED素
子12h及び検出方式の切替スイッチ12sが配設されて
いる。
【0020】基板12の一側面に固定された第1のコネ
クタ13は、基板12をケース本体11に収容した際、
図2に示すように、ケース本体11の第1の開口部11
aから張り出すことなくケース外方を臨むようになって
いる。又、基板12の他側面に取り付けられた第2のコ
ネクタ14は、基板12をケース本体11に収容したと
き、第2のコネクタ14がケース本体11の第2の開口
部11bからケース外方を臨むようにその一部がケース
本体11の外方に張り出している。尚、第2のコネクタ
14の張り出し部分14aは、ケース本体の第2の開口
部11bと幅方向及び高さ方向とも、図3に示すよう
に、合計2Cの距離だけ小さく形成されている。
【0021】従って、第2のコネクタ14は、ケース本
体11の第2の開口部11bの周囲内壁と基板12とで
挟持されると共に、第2のコネクタ14の張り出し部分
14aがケース本体11の第2の開口部11bと干渉しな
い範囲でケース本体11の幅方向及び高さ方向に変位可
能なようになっている。ケース本体11の第1の開口部
11aは、第2のコネクタ14の張り出し部14aより若
干大きく形成され、隣接する検出スイッチ(図示せず)
の第2のコネクタの張り出し部がケース本体11に入り
込んでケース本体内の第1のコネクタ13と接続できる
ようになっている。
【0022】又、第1のコネクタ13の端面周囲には面
取り量Bの面取り部13tが形成されると共に、第2の
コネクタ14の張り出し部先端の内縁部には面取り量A
の面取り部14tが形成されている。尚、面取り量A、
面取り量B、及び距離Cとの間には、A+B>2Cの寸
法関係が成立している。具体的には、検出スイッチ10
のレール取付部、基板固定部、コネクタ取付部で発生す
る公差を考慮して、幅Cの数値は0.15mm程度(即
ち、第2のコネクタ14の変位量は0.3mm程度)、幅
Aの数値は0.2mm程度、幅Bの数値は0.2mm程度で
ある。
【0023】図1に示すカバー15には、基板12のL
ED素子12hに対応する位置に表示窓15hが形成さ
れ、且つ基板の切替スイッチ12sに対応する位置に切
替表示部15sが形成されている。又、カバー15の裏
面には基板固定用の基板ホルダ15k,15k'が一体成
形されている。続いて、係る検出スイッチ10の組立手
順について説明する。
【0024】まず最初に、ケース本体11の上面開口部
11cから第2のコネクタ14を挿入し、これを第2の
開口部11bに装着する。尚、第2のコネクタ14はフ
レキシブル基板19で基板12に接続されているので、
基板12をケース本体11に収容する前にこの作業を行
うことができる。続いて、基板12をケース本体11に
挿入し、基板先端縁を基板ホルダ11hに係合させる。
【0025】最後に、カバー15をケース本体の上面開
口部11cに被せ、基板ホルダ15kによって基板12を
固定して検出スイッチ10を完成させる。基板12をケ
ース本体11に収容することで、第1のコネクタ13は
第1の開口部11aから外方を臨むように位置し、第2
のコネクタ14は第2の開口部11bから外方を臨みつ
つ、基板12とケース本体11の側壁とで挟持される。
又、第2のコネクタ14の張り出し部14aが第2の開
口部11bから外方に突出する。その結果、第2のコネ
クタ14がケース本体11の内方に移動するのを制限す
る。又、第2のコネクタ14は第2の開口内で後に詳細
に説明するように変位することができる。
【0026】上述のようにコネクタ張り出し部14aが
開口部11bから突出するように第2のコネクタ14を
第2の開口部11bに装着した後、基板12をケース本
体11に挿入するので、ケース本体11の厚さを第1の
コネクタ13の厚さと基板12の厚さと第2のコネクタ
14の厚さの総和より薄くすることができ、第1のコネ
クタと第2のコネクタとが固定された基板をケース本体
11に挿入する従来型の検出スイッチに較べて、検出ス
イッチ本体を薄型化することができる。
【0027】尚、ケース本体11は両開口部周縁を含ん
だ一体部材から成り、ケースの両開口部が複数の部品を
組み合わせて形成されていないので、ケースの強度・気
密性を高め、連装型電子機器ユニット10の品質や耐久
性を向上させることができる。従って、悪環境下に設置
された生産設備等に電子機器ユニット10を連装して
も、湿気や油、粉塵等がユニット内部に入り込むのを極
力阻止することができ、電子機器ユニット10を長期に
亘って使用することができる。
【0028】次に、このようにして組み立てられた検出
スイッチ10の係合凹部11rをレールに係合させ、レ
ール固定爪11tによって検出スイッチ10をレールに
係止させる。続いて、第2の検出スイッチ10'を第1
の検出スイッチ10の近傍でレールに係合させ、これを
レールに沿ってスライド移動させ、第2の検出スイッチ
10'を第1の検出スイッチ10に連装する(図4参
照)。これと同時に、第2の検出スイッチ10'の第1
のコネクタが第1の検出スイッチ10の第2のコネクタ
との接続を行う。
【0029】この接続に当たって、図3に示すように、
第2のコネクタ14の第2の開口部11b内の最大変位
量は、第1の検出スイッチ10の第2のコネクタ14と
第2の検出スイッチの第1のコネクタ13'との接続の
際に許容される最大ずれ量よりも小さく規定されてい
る。即ち、第2のコネクタ14が第2の開口部11b内
でどのように変位しても第2のコネクタ先端部に形成さ
れた面取り部14tと第1のコネクタ先端部に形成され
た面取り部13t'とが常に接触し合うようになってい
る。
【0030】これによって、接続すべきコネクタ同士が
ずれ過ぎてコネクタが接続できなくなるまで第2のコネ
クタ14が変位してしまうのを防止する。そのため、第
2の検出スイッチ10'を第1の検出スイッチ10に押
し付ければ、接続すべきコネクタの面取り部13t',1
4tが協働して第1のコネクタ10を第2のコネクタ1
0'に容易に接続することができる。
【0031】尚、第2の検出スイッチ10'を第1の検
出スイッチ10に連装する際に、作業者が第2のコネク
タ14の位置を調整しながらこれと第1のコネクタ1
3'との接続を行っても良いことは言うまでもない。こ
のような手順によって図4に示すように必要な数の検出
スイッチをレールに次々に連装し、光ファイバを生産ラ
インの所望の位置に配置して被検出物の有無を検出す
る。
【0032】第2のコネクタ14は、いわゆる「アソ
ビ」を有して支持されているので、第1のコネクタ13
が基板12にずれて実装されていてもこれに第2のコネ
クタ14を容易に接続することができる。従って、検出
スイッチの連装数が多数になり、第1のコネクタ13の
取付位置ずれが増大しても第2のコネクタ14を隣接す
る検出スイッチの第1のコネクタ13'に無理なく接続
することができる。
【0033】又、従来の別の連装型検出スイッチ60の
ように、スイッチ間の接続点数が増えることはないの
で、コネクタ接続の信頼性を維持することができる。次
に、本発明の第2の実施形態に係る連装型検出スイッチ
について説明する。尚、第1の実施形態に係る検出スイ
ッチと同等の構成については、対応する符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0034】第2の実施形態に係る検出スイッチ20
は、図5に示すように、ケース本体21の上部開口部2
1cにケース底部に向かって第1の切欠き部21mと第2
の切欠き部21nが形成され、ケース本体21の上部開
口部21cに被着されるカバー25には、ケース本体2
1の各切欠き部21m,nと一部係合する第1の延在部2
5mと第2の延在部25nが形成されている。そして、ケ
ース本体21にカバー25を被着したとき、ケース本体
21の側面に上述の実施形態と同様の第1の開口部21
aと第2の開口部21b(図6参照)が形成されるように
なっている。
【0035】ケース本体21には基板22が収容され、
基板22の一側面には第1のコネクタ23が固定され、
基板22の他側面にはフラットケーブル29を介して第
2のコネクタ24が接続されている。図6に示すケース
本体21の第2の開口部21bの大きさは、上述の実施
形態と同様に第2のコネクタ24の最大変位量が、第2
のコネクタ24と隣接する検出スイッチ20'の第1の
コネクタ23'(図7参照)との接続の際に許容される
最大ずれ量よりも小さくなるように、即ち、第2のコネ
クタ24の張り出し部24aが、ケース本体21の第2
の開口部21bと幅方向及び高さ方向ともに合計2Cの
距離だけ小さく形成され、第1のコネクタ23の端面周
囲の面取り量Bと第2のコネクタ24の張り出し部先端
内縁部の面取り量Aとの間に、A+B>2Cの寸法関係
が成立するようになっている。
【0036】又、図6に示す第1の開口部21aは、隣
接する検出スイッチの第2のコネクタの張り出し部がケ
ース本体21に入り込むことができる大きさを有してい
る。ケース本体内壁の第2の切欠き部近傍には、図5に
示すように、第2の切欠き部21に沿って第2のコネク
タ24を案内支持するガイド部21gが形成され、検出
スイッチ20の組付けの際、ケース本体21に第2のコ
ネクタ24を組み付けし易いようになっている。
【0037】本発明の第2の実施形態に係る検出スイッ
チ20は以上の構成を有しているので、以下に説明する
ようにこれを容易に組み立てることができる。まず最初
に、基板の第2のコネクタ24を図5に示すケース本体
21の第2の切欠き部21nにはめ込む。第2の切欠き
部21nに沿ってガイド部21gが形成されているので、
この作業を容易に行うことができる。
【0038】次いで、基板22をガイド溝21kにスラ
イド係合させながらケース本体21に挿入し、基板先端
縁を基板ホルダ(図示せず)に係合させる。基板22を
ケース本体21に収容した後、カバー25をケース本体
21の上面開口部21cに被せ、基板22をカバー25
の基板ホルダ(図示せず)に係合させて検出スイッチ2
0を完成させる。尚、上述の通り、カバー25をケース
本体21に被せることで、ケース本体21の両側面に図
6に示す第1の開口部21aと第2の開口部21bとが形
成される。
【0039】このように組み立てた検出スイッチ20を
第1の実施形態に係る検出スイッチ10と同様にレール
に連装する。尚、図7に示すように、ケース本体21の
第2の開口部21bにおける第2のコネクタ24の最大
変位量は、第2のコネクタ24の面取り量と第1のコネ
クタ23の面取り量との和よりも小さいので、第2のコ
ネクタ24が第2の開口部21b内でどのように位置し
ても各コネクタ同士を確実に接続することができる。そ
の為、基板上での第1のコネクタ23の取付位置にずれ
が生じている場合であっても、このずれを吸収しつつ検
出スイッチの連装を効率良く行うことができる。
【0040】次に、本発明の第3の実施形態に係る連装
型検出スイッチについて説明する。尚、第1及び第2の
実施形態に係る連装型検出スイッチと同等の構成につい
ては、対応する符号を付して詳細な説明を省略する。第
3の実施形態に係る検出スイッチ30は、図8に断面で
示すように、上述の2つの実施形態のようにケース本体
の上面開口部にカバーを被着した構造ではなく、ケース
本体31の一方の側面全体を開口部とし、この開口部全
体にカバー35を被着した構造を有している。
【0041】又、基板32は、ケース本体31の内壁に
形成された突出部31tとカバー35に形成された突出
部35tとで挟持されている。カバー35にはコネクタ
保持部35hが形成されており、コネクタ保持部先端の
縮径部は第2のコネクタ34に形成された孔を貫通して
ケース本体31に結合している。ケース本体31の第2
の開口部31bは、上述の実施形態と同様に第2のコネ
クタ34の最大変位量が、第2のコネクタ34と隣接す
る検出スイッチの第1のコネクタ(図示せず)との接続
の際に許容される最大ずれ量よりも小さくなるように、
即ち、第2のコネクタ34の張り出し部34tが、ケー
ス本体31の第2の開口部31bと幅方向及び高さ方向
ともに合計2Cの距離だけ小さく形成されており、第1
のコネクタ33の端面周囲の面取り量Bと第2のコネク
タ34の張り出し部先端内縁部の面取り量Aとの間に、
A+B>2Cの寸法関係が成立するようになっている。
【0042】尚、上述の実施形態に対応する第1の開口
部35aはカバー35に形成されており、隣接する検出
スイッチの第2のコネクタ張り出し部(図示せず)をス
イッチ本体内部に受け入れることができる大きさを有し
ている。以上のように構成された本発明の第3の実施形
態に係る検出スイッチ30を組み立てるに当たって、第
2のコネクタ34をケース本体31の第2の開口部31
bに装着し、基板32をケース本体31に位置決め収容
した後、カバー35をケース本体31の側面開口部に被
せ、カバー35の突出部35tで基板32を挟持すると
共に保持部35hによって第2のコネクタ34を第2の
開口部31b内で変位可能に保持する。尚、ケース本体
31の側面開口部は開口面積が大きいので、これらの組
み付け作業を容易に行うことができる。
【0043】このようにして組み立てられた検出スイッ
チ30を第1及び第2の実施形態に係る検出スイッチと
同様にレールに連装する。ケース本体31の第2の開口
部31bにおける第2のコネクタ34の最大変位量は、
第2のコネクタ34の面取り量と第1のコネクタ33の
面取り量との和よりも小さいので、第2のコネクタ34
が第2の開口部31b内でどのように位置しても各コネ
クタ同士を接続することができる。その為、基板上での
第1のコネクタ33の取付位置にずれが生じている場合
であっても、このずれを吸収しつつ検出スイッチ30の
連装を効率良く行うことができる。
【0044】尚、上述の第1乃至第3の実施形態に係る
検出スイッチは、第2のコネクタを基板又はカバーの一
部によってケース本体内壁に押さえ付ける構造を有して
いたが、この構造に代えて基板に押し台を形成し、この
押し台を介して第2のコネクタをケース本体内壁に押さ
え付ける構造としても良い。これによって、ケース本体
内の基板の収容位置に制限を受けなくて済む。又、基板
に実装されたCPU等の電子部品又は放熱板を介して第
2のコネクタをケース本体内壁に押さえ付ける構造をと
っても良い。第2のコネクタを熱伝導性の良い材質でつ
くることにより、基板に実装された発熱部品の放熱も同
時に行うことが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る連装
型電子機器ユニットは、スイッチ同士を連装する際に第
2のコネクタがケースの第2の開口部内で変位できるの
で、隣接する連装型電子機器ユニットの第1のコネクタ
の取付位置がずれていても、第2のコネクタをこれが接
続される第1のコネクタの軸線に一致させることで第2
のコネクタを第1のコネクタに確実に接続することがで
きる。その結果、多数のスイッチを連装しても各スイッ
チのコネクタ同士を確実に接続することが可能となる。
又、接触点数が増えないので、特に連装した場合、シス
テムの信頼性を保つことができる。
【0046】又、本発明の請求項2に係る連装型電子機
器ユニットは、請求項1に記載の連装型電子機器ユニッ
トにおいて、第2の開口部での第2のコネクタの最大変
位量が、第2のコネクタと隣接する連装型電子機器ユニ
ットの第1のコネクタとの接続の際に許容される最大ず
れ量よりも小さいので、これらのコネクタがずれ過ぎて
接続できなくなる位置まで第2のコネクタが第2の開口
部内において変位することはない。その結果、第1のコ
ネクタの取付位置ずれを吸収しつつ第2のコネクタと隣
接する連装型電子機器ユニットの第1のコネクタとの接
続を容易に行うことができる。
【0047】又、本発明の請求項3に係る連装型電子機
器ユニットは、請求項1に記載の連装型電子機器ユニッ
トにおいて、ケースが両開口部周縁を含んだ一体部材か
ら成り、ケースの両開口部が複数の部品を組み合わせて
形成されていないので、ケースの強度・気密性を高め、
連装型電子機器ユニットの品質や耐久性を向上させるこ
とができる。従って、悪環境下に設置された生産設備等
に電子機器ユニットを連装しても、電子機器ユニットを
長期に亘って使用することができる。
【0048】又、本発明の請求項4に係る連装型電子機
器ユニットは、請求項1に記載の連装型電子機器ユニッ
トにおいて、第2のコネクタがケースの側壁と基板に実
装された電気部品とで挟まれているので、第2のコネク
タを介して基板に実装された電気部品の放熱も同時に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る連装型検出スイ
ッチ10を一部破断して示す分解斜視図である。
【図2】連装型検出スイッチ10のコネクタ接続部分を
示す図1におけるII-II断面図である。
【図3】図1の連装型検出スイッチ10のコネクタ接続
を説明する図2に対応する断面図である。
【図4】図1の連装型検出スイッチ10をDINレール
に実際に連装した使用状態を説明する図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る連装型検出スイ
ッチ20を一部破断して示す分解斜視図である。
【図6】連装型検出スイッチ20のコネクタ接続部分を
示す図5におけるVI-VI断面図である。
【図7】図5の連装型検出スイッチ20のコネクタ接続
を説明する図6に対応する断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る連装型検出スイ
ッチ30のコネクタ接続部分を示す断面図である。
【図9】従来の連装型検出スイッチ50をDINレール
に連装した状態を示す斜視図である。
【図10】図9の連装型検出スイッチ50のコネクタ接
続部分を示す断面図である。
【図11】従来の別の連装型検出スイッチ60をDIN
レールに連装した状態を示す断面図である。
【図12】図11におけるコネクタ同士の不都合な接続
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 検出スイッチ 11 ケース本体 12 基板 13 第1のコネクタ 14 第2のコネクタ 20 検出スイッチ 21 ケース本体 22 基板 23 第1のコネクタ 24 第2のコネクタ 30 検出スイッチ 31 ケース本体 33 第1のコネクタ 34 第2のコネクタ
フロントページの続き (72)発明者 松野 久種 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 株式会 社山武内 Fターム(参考) 4E360 AA02 AB05 AB18 AB20 AB23 AB25 BA08 BA11 BA15 BC05 BD03 CA02 CA08 EA14 EA24 EB03 EC05 EC12 EC13 EC16 ED03 ED17 ED29 FA02 FA09 GA04 GA07 GA08 GA24 GA53 GB99 5E021 FA05 FA09 FB02 FB07 FB14 FC05 FC06 FC31 HA01 HA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数並置され隣り合う各ケース外側の相
    対する側面を接して連装される連装型電子機器ユニット
    において、 両側面の略対称位置に第1の開口部及び第2の開口部が
    形成されたケースと、 前記ケースに収容された基板と、 前記第1の開口部から外側を臨みつつ前記基板に支持さ
    れた第1のコネクタと、 前記基板に可撓性リード線を介して接続され、前記第2
    の開口部から外側を臨みつつ前記第2の開口部に装着さ
    れ、隣接する連装型電子機器ユニットの第1のコネクタ
    と接続可能な第2のコネクタとを有し、 前記第2のコネクタは、前記ケース内方への移動が制限
    されると共に、前記第2の開口部内で変位可能なことを
    特徴とする連装型電子機器ユニット。
  2. 【請求項2】 前記第2の開口部内での前記第2のコネ
    クタの最大変位量は、前記第2のコネクタと隣接する連
    装型電子機器ユニットの第1のコネクタとの接続の際に
    許容される最大ずれ量よりも小さいことを特徴とする、
    請求項1に記載の連装型電子機器ユニット。
  3. 【請求項3】 前記ケースは両開口部周縁を含んだ一体
    部材から成り、前記第2のコネクタは、前記ケースの側
    壁と前記基板とで挟まれていることを特徴とする、請求
    項1に記載の連装型電子機器ユニット。
  4. 【請求項4】 前記第2のコネクタは、前記ケースの側
    壁と前記基板に実装された電気部品とで挟まれているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の連装型電子機器ユニ
    ット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007010752A1 (ja) * 2005-07-20 2007-01-25 Sony Computer Entertainment Inc. 外付け装置
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