JP2000322756A - 光学ピックアップ用対物レンズの調整方法及び光学ピックアップ用対物レンズ - Google Patents

光学ピックアップ用対物レンズの調整方法及び光学ピックアップ用対物レンズ

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JP2000322756A
JP2000322756A JP11129535A JP12953599A JP2000322756A JP 2000322756 A JP2000322756 A JP 2000322756A JP 11129535 A JP11129535 A JP 11129535A JP 12953599 A JP12953599 A JP 12953599A JP 2000322756 A JP2000322756 A JP 2000322756A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ間の偏芯、傾きを調整する光学ピック
アップ用対物レンズの調整方法及び光学ピックアップ用
対物レンズを提供する。 【解決手段】 第1のレンズ10は第1のホルダ12に
固定されている。第2のレンズ11は第2のレンズホル
ダ13に固定されている。第1のレンズホルダ12と第
2のレンズホルダ13はそれぞれ光軸に略垂直な平面を
有しており、その平面12b,13aにおいて接触して
いる。第1のレンズホルダ12に対して第2のレンズホ
ルダ13を相対的に上記平面12b,13a内でそれに
垂直な軸を中心に回転させることで、第1のレンズ10
と第2のレンズ11との間の傾きを調整し、且つ、第1
のレンズホルダ12に対して第2のレンズホルダ13を
相対的に平行移動させることで、第1のレンズ10と第
2のレンズ11との間の偏芯を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1のレンズと第
2のレンズとからなる2群レンズを有する光学ピックア
ップの調整方法に関し、特に、第1のレンズに対する第
2のレンズの位置を調整する光学ピックアップ用対物レ
ンズの調整方法及び光学ピックアップ用対物レンズに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として、いわ
ゆる光ディスク、光磁気ディスク、或いは光カードの如
き種々の光学記録媒体が提案されている。そして、この
光学記録媒体上に光源よりの光を照射して、この光学記
録媒体に対する情報信号の書き込みや読み出しを行う光
学ピックアップが提案されている。上記光学ピックアッ
プにおいて、対物レンズは開口数(NA)を大きくする
ことによって、この光学記録媒体上に集光された光のビ
ーム径を小さくすることができ、光学記録媒体の信号記
録密度を向上させることができる。しかしながら、いわ
ゆる単玉レンズでは、高開口数を得ようとした場合、屈
折パワーが必要になる。屈折パワーを大きくすると、対
物レンズの曲率が小さくなり、屈折面同士の位置決め精
度が厳しくなる。そのため、単玉レンズでは、開口数を
0.6程度にするのが限界であった。
【0003】この単玉レンズに対して、2群レンズは、
開口数を大きくすることが可能である。2群レンズは、
図7に示すように、半導体レーザよりのレーザ光が入射
される第1の面63と第2のレンズ62に対向する第2
の面64とからなる第1のレンズ61と、第1のレンズ
61を透過してきた半導体レーザよりのレーザ光が入射
される第3の面65と光学記録媒体に対向する面となる
第4の面66とからなる第2のレンズ62とから構成さ
れている。
【0004】このように構成された2群レンズ60によ
れば、屈折パワーを分散させることができ、開口数を大
きくすることができる。さらに、第1のレンズ61及び
第2のレンズ62は製造が容易である。
【0005】このような2群レンズ60では、第1のレ
ンズ61と第2のレンズ62との間隔を一定とし、第1
レンズ61に対する第2のレンズ62の姿勢を精密に位
置決めすることが重要である。
【0006】従来において、第1のレンズ61及び第2
のレンズ62は、例えば金型を用いて成形されていた。
そして、第1のレンズ61と第2のレンズ62との間の
距離、及び第1のレンズ61に対する第2のレンズ62
の姿勢については、高精度な位置決めが試みられてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2群レンズにおいては、レンズとホルダとの間に生じる
加工公差によるクリアランス、レンズホルダの加工精
度、レンズ固定時の固定誤差により、例えレンズ単体と
して高精度の外形を有していた場合でも、2枚のレンズ
間での偏芯・傾きが生じてしまい2群レンズとしてのレ
ンズ性能を悪化させるという問題がある。
【0008】本発明は、上記課題を解決するものであっ
て、レンズ間の偏芯、傾きを調整する光学ピックアップ
用対物レンズの調整方法及び光学ピックアップ用対物レ
ンズを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光学ピックアッ
プ用対物レンズの調整方法は、第1のレンズと、光学記
録媒体に対向する対向面を有する第2のレンズとから構
成される2群レンズを有する光学ピックアップ用対物レ
ンズの調整方法において、第1のレンズを第1のレンズ
ホルダに固定し、第2のレンズを第2のレンズホルダに
固定し、第1のレンズホルダと第2のレンズホルダと、
を光軸に略垂直な接触面において接触させ、前記接触面
に垂直な軸を中心として前記接触面に垂直な平面内にお
いて回転させて第1のレンズと第2のレンズ間の相対的
な傾きを調整するとともに、第1のレンズホルダに対し
て第2のレンズホルダを前記接触面内にて相対的に平行
移動させることにより第1のレンズと第2のレンズの偏
芯を調整するものである。
【0010】また、上記偏芯の調整を行う際に、前記2
群レンズのコマ収差が最小になるように調整するもので
ある。
【0011】さらに、第1のレンズホルダに第1のレン
ズを固定した第1レンズユニットと、第2のレンズホル
ダに第2のレンズを固定した第2レンズユニットについ
て、それぞれ前記接触面と保持するレンズの間の傾きを
測定し、該傾きが略等しい第1のレンズユニットと第2
のレンズユニットの組み合わせを選別して使用するもの
である。
【0012】本発明の光学ピックアップ用対物レンズ
は、第1のレンズと、光学記録媒体に対向する対向面を
有する第2のレンズとから構成される2群レンズを有す
る光学ピックアップ用対物レンズにおいて、第1のレン
ズを保持する第1のレンズホルダと、第2のレンズを保
持する第2のレンズホルダと、を有し、第1のレンズホ
ルダと第2のレンズホルダは、それぞれ光軸に対して略
垂直な平面を有し、該平面において第1のレンズホルダ
と第2のレンズホルダが接触しているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る対物レンズの調整方法について、図1を参照して説明
する。
【0014】図1において、10は2群レンズにおける
第1のレンズ、11は2群レンズにおける第2のレン
ズ、12は第1のレンズを保持する第1のホルダ、13
は第2のレンズを保持する第2のホルダである。図1の
2群レンズの構成により、対物レンズとして機能する。
【0015】図2を用いて、第1のレンズを保持する第
1のホルダ12の構成について説明する。第1のホルダ
12は図における面12aにて、第1のレンズ10を保
持し、面12b(接触面)を介して第2のホルダ13に
接触する構成になっている。
【0016】面12aと面12bは面精度良く仕上げら
れている(例えばRmax≦5μm)。また面12aと
面12bはある程度の平行度にて作られている(例えば
平行度3分程度)。
【0017】また、第1のホルダ12はピックアップの
対物レンズとして使用する場合において、レーザー光が
第1のレンズ10に入射する際の入射ビーム径を規定す
るアパーチャーを兼ねる形状となっている。
【0018】図3を用いて、第2のレンズ11を保持す
る第2のホルダ13の構成について説明する。第2のホ
ルダ13は図における面13bにて、第2のレンズ11
を保持する構造になっている。面13a(接触面)を介
して第1のホルダ12に接触する構成になっている。
【0019】そして、面13aと面13bは面精度良く
仕上げられている(例えばRmax≦5μm)。また、
面13aと面13bはある程度の平行度にて作られてい
る(例えば平行度3分程度)。
【0020】ピックアップの対物レンズとして使用する
場合、図示しないレーザー光源から出射されたレーザー
光はアパーチャを兼用する第1のホルダ12を通過する
ことにより、入射するレーザー光の径を必要な大きさに
する。第1のホルダ12のアパーチャ部を通過したレー
ザー光は第1のレンズ10、第2のレンズ11の順に通
過し、2つのレンズの合成焦点にて焦点を結ぶ。
【0021】2群レンズにおいて2枚のレンズの相対位
置を精密に位置決めできない場合には、第2のレンズ1
1は第1のレンズ10に対して設計と異なったレンズ間
距離になったり、傾き或いは偏芯が生じてしまうことに
なる。に第1のレンズ10に対して第2のレンズ11の
距離が変化、又は傾き或いは偏芯が生じた場合、2群レ
ンズはレンズ単体として要求される許容範囲、例えば
0.04λrmsを越えた収差を発生してしまうことに
なる。レンズおよびホルダの外形精度のみで、上記レン
ズ間距離・偏芯・傾きをレンズの収差が許容範囲になる
ように2群レンズを構成することは困難であり、レンズ
の相対位置の位置決めの際には調整が必要となる。
【0022】ここで、本発明の特徴部分である、2群レ
ンズを構成する際の調整方式について説明する。
【0023】(ステップ1)まず、第1のレンズ10を
第1のホルダ12に対して接着固定する。第1のレンズ
10のコバ面10aの反射を利用して傾きを測定する。
傾きの測定法としては、例えばレーザー光を遠距離より
レンズのコバ面に照射し、反射されて返ってきたレーザ
ー光の位置を観測することにより、レンズのコバ面がど
の方向にどれだけの角度傾いているのかを測定すること
ができる。
【0024】上述のように、2つのホルダについては、
レンズとホルダの接触面と、ホルダ同士の接触面につい
ては、平行度良く加工されているが、1〜2分程度の誤
差は加工誤差として発生してしまう。また、ホルダにレ
ンズを固定する際の接着剤の硬化収縮等による固定誤差
により、ホルダに対してレンズが傾いて固定されてしま
う場合もある。
【0025】(ステップ2)次に、第2のレンズ11を
第2のホルダ13に接着固定し、第2のホルダ13を第
1のホルダ12の上にマウントする。ここで、第2のレ
ンズ11のコバ面11aの反射を利用して、上記第1の
レンズ10の傾きを測定する場合と同様に第2のレンズ
11の傾きを測定し、第1のレンズ10のコバ面10a
との相対的な傾きがもっとも小さくなるように、光軸を
中心として、第2のレンズ11を第2のホルダ13ごと
回転移動する。
【0026】この傾き調整について、図4、図5を用い
て説明する。図4、図5において、面Aは第1のホルダ
10と第2のホルダ11の接触する面である。軸Bは面
Aに対して垂直な軸であるとする。θ1は第1のレンズ
10の光軸と軸Bとの間の角度である。θ2は第2のレ
ンズ11の光軸と軸Bとの間の角度である。図4におい
て、θ1とθ2は軸Bに対して逆方向の傾きであるた
め、第1のレンズ10と第2のレンズ11の相対的な傾
きはθ1+θ2となる。
【0027】ここで、上述のように、第2のホルダを軸
Bを中心に回転させて(この場合180度の回転)傾き
を調整すると、図5に示すようにθ1とθ2は軸Bに対
して同じ方向の傾きとなり、第1のレンズ10と第2の
レンズ11の相対的な傾きは|θ1−θ2|となる。す
なわち、2つのホルダの接触面Aに対して垂直な軸Bに
対して、第1のレンズ10の光軸がθ1、第2のレンズ
11の光軸がθ2傾いているとき、第1のレンズθ1と
第2のレンズθ2の相対的な傾きは、軸Bに対するθ
1、θ2の方向が逆向きの場合に最も大きくなり、θ1
+θ2となる。また、軸Bに対するθ1、θ2の方向が
同じ場合に最も小さくなり、|θ1−θ2|となる。例
えばθ1として5分、θ2として3分の傾きがある場合
には、回転調整を行うことにより第1のレンズθ1と第
2のレンズθ2の相対的な傾きは2分に抑えることがで
きる。
【0028】したがって、上記第1のホルダ12と上記
第2のホルダ13において、第1のホルダに第1のレン
ズを接着固定したものと、第2のホルダに第2のレンズ
を接着固定したものに対して、ホルダ同士の接触面とレ
ンズのコバ面との間の傾きを測定しておき、上記傾きが
略等しくなるペアを選別して使用すれば、回転調整を行
うことにより2枚のレンズ間の傾きを0に近づけること
ができる。
【0029】(ステップ3)次に、2群レンズでの2枚
のレンズ間の偏芯を調整する。この場合、ビームスポッ
ト形状を観察しながら調整を行う。
【0030】まず、第1のホルダ12のアパーチャ側よ
りレーザー光を入射させ、2群レンズを通過し収束した
ビームスポットの形状を観測する。図6を参照して、上
記ビームスポットの観測系について説明する。図6にお
いて、40はコリメートされたレーザー光を出射するレ
ーザー光源、41は2群レンズを保持する調整のための
ベース板、42は記録媒体の透明保護層に対応する厚み
を有するカバーガラス、43は集光されたビームスポッ
トを拡大するためのビームスポット観測系用対物レン
ズ、44はCCDの撮像面上に像を結像させるための結
像レンズ、45は拡大されたビーム形状を撮像するCC
Dである。偏芯の調整は、レーザー光源40より出射さ
れたレーザー光を2群レンズにより集光し、カバーガラ
ス42を通して結像させる。結像後発散していくレーザ
ー光を再びビームスポット観測系用対物レンズ43にて
結像させ、結像レンズ44を通すことによりCCD45
の撮像面に結像させる。ビームスポット観測系用対物レ
ンズ43と結像レンズ44の倍率はそれぞれ×100、
×20程度でN.A.が0.85以上であるものを選ぶ
ことにより、CCD45の撮像面上にてビームスポット
を目視に適切な大きさに拡大して観測することができ
る。
【0031】上記の観察系によりビームスポットの形状
を見ながら、コマ収差が小さくなるよう、レンズホルダ
12をレンズホルダ11に対して摺動させながら平行移
動させ2群レンズ間の偏芯を調整する。この平行移動を
行う際にマイクロメータ等の微少送り機構を利用するこ
とにより高精度な位置決めが可能となる。
【0032】(ステップ4)レンズ間の偏芯調整が終了
した時点で、第1のホルダ12に対して第2のホルダ1
3を接着固定する。
【0033】以上の手順を行うことにより、2群レンズ
について2枚のレンズ間の傾き、偏芯について精度良く
組み立てることが可能となる。
【0034】なお、本実施の形態ではビームスポットの
形状を見ながらレンズ間の偏芯の調整を行う構成として
いるが、干渉計を使用して波面収差を測定しながら、レ
ンズ間の偏芯調整を行う構成としても良い。
【0035】また、本実施の形態のレンズ鏡筒はレンズ
間隔を調整するための機構を有していないため、あらか
じめ2枚のレンズペアに対して、最も球面収差が小さく
なる最適レンズ間隔と、各ホルダの形状を測定してお
き、ホルダのレンズの当たり面の間隔が上記最適レンズ
間隔とほぼ等しくなっているホルダとレンズの組み合わ
せを選定し、組み立て・調整を行うことによりレンズ間
隔・レンズ間の傾き・レンズ間の偏芯の誤差の少ない2
群対物レンズを作成することが可能になる。また、最適
レンズ間隔を測定する代わりに、それぞれのレンズの焦
点距離を測定しておくことにより最適なホルダとレンズ
の組み合わせを選択することも可能である。
【0036】また、あらかじめ2枚のレンズペアに対し
て、最も球面収差が小さくなる最適レンズ間隔と、各ホ
ルダの形状を測定しておき、ホルダにレンズを接着固定
する際にレンズ間隔を調整しておくことにより、レンズ
間隔・レンズ間の傾き・レンズ間の偏芯の誤差の少ない
2群対物レンズを作成することが可能になる。
【0037】また、本実施の形態の構成では2つのホル
ダにそれぞれレンズを固定する構成としているが、第1
のホルダまたは第2のホルダに2群レンズの光軸方向へ
の間隔調整機構(例えば特開平10−255290公報
のような構成)を具備させることにより、レンズおよび
ホルダ加工公差・接着固定時に生じる誤差等により発生
するレンズ間隔のずれを吸収することができる。例え
ば、第2のホルダ13に間隔調整機構を具備させる構成
について図8を参照して説明する。
【0038】この間隔調整機構は、第2のレンズ11を
保持する略筒状のボビン70と、ボビン70との間に空
隙部71を設けて配設されるヨーク72と、ボビン70
の外周部に対して巻装されたコイル73と、ヨーク72
に取り付けられ、かつコイル73に離間されて配設され
ているマグネット74と、ボビン70とヨーク72とを
機械的に連結しているバネ75とから構成される。そし
て、コイル73とマグネット74との間で発生するロー
レンツ力によって、光軸方向に自由度を有して弾性的に
支持されている第2のレンズ11を変位駆動可能として
いる。すなわち、2枚のレンズ間の間隔を調整すること
ができる。
【0039】また、レンズホルダの形状は本実施の形態
に挙げた形状に限られるものではなく、2枚のレンズ間
の偏芯・傾き調整を、1つの面上での平行移動・回転移
動にて行う形状であれば良い。
【0040】
【発明の効果】本発明の光学ピックアップ用対物レンズ
の調整方法によれば、2枚のレンズの傾き、偏芯調整を
簡単に且つ精密に行うことができる。
【0041】また、レンズ間の偏芯の調整を行う際に2
群レンズのコマ収差が最小になるように調整することに
より、波面収差の良好な2群対物レンズを得ることがで
きる。
【0042】さらに、各レンズホルダに対してホルダ同
士の接触面とレンズの間の傾きを、それぞれ測定し、上
記傾きが略等しい組み合わせのレンズユニット(レンズ
ホルダ+レンズ)を選別して使用することで、2枚のレ
ンズ間の傾きを0に近づけることができる。
【0043】本発明の光学ピックアップ用対物レンズに
よれば、レンズ間の相対位置調整についてホルダ同士の
接触する平面内での3軸調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の光学ピックアップ用対
物レンズの構成を表す模式図である。
【図2】図1における第1のホルダの構成を表す拡大模
式図である。
【図3】図1における第2のホルダの構成を表す拡大模
式図である。
【図4】2枚のレンズ間に傾きがある場合を説明する図
である。
【図5】本発明の回転調整によりレンズ間の傾きを補正
する様子を説明する図である。
【図6】偏芯調整を行うビームスポット観測系を表す模
式図である。
【図7】従来の2群レンズを説明する模式図である。
【図8】2群レンズの間隔調整機構を説明する模式図で
ある。
【符号の説明】
10 第1のレンズ 11 第2のレンズ 12 第1のレンズホルダ(第1のホルダ) 13 第2のレンズホルダ(第2のホルダ) 12b,13a 接触面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のレンズと、光学記録媒体に対向す
    る対向面を有する第2のレンズとから構成される2群レ
    ンズを有する光学ピックアップ用対物レンズの調整方法
    において、 第1のレンズを第1のレンズホルダに固定し、 第2のレンズを第2のレンズホルダに固定し、 第1のレンズホルダと第2のレンズホルダと、を光軸に
    略垂直な接触面において接触させ、前記接触面に垂直な
    軸を中心として前記接触面に垂直な平面内において回転
    させて第1のレンズと第2のレンズ間の相対的な傾きを
    調整するとともに、第1のレンズホルダに対して第2の
    レンズホルダを前記接触面内にて相対的に平行移動させ
    ることにより第1のレンズと第2のレンズの偏芯を調整
    することを特徴とする光学ピックアップ用対物レンズの
    調整方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学ピックアップ用対
    物レンズの調整方法において、 偏芯の調整を行う際に、前記2群レンズのコマ収差が最
    小になるように調整することを特徴とする光学ピックア
    ップ用対物レンズの調整方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の光学ピ
    ックアップ用対物レンズの調整方法において、 第1のレンズホルダに第1のレンズを固定した第1レン
    ズユニットと、第2のレンズホルダに第2のレンズを固
    定した第2レンズユニットについて、それぞれ前記接触
    面と保持するレンズの間の傾きを測定し、 該傾きが略等しい第1のレンズユニットと第2のレンズ
    ユニットの組み合わせを選別して使用することを特徴と
    する光学ピックアップ用対物レンズの調整方法。
  4. 【請求項4】 第1のレンズと、光学記録媒体に対向す
    る対向面を有する第2のレンズとから構成される2群レ
    ンズを有する光学ピックアップ用対物レンズにおいて、 第1のレンズを保持する第1のレンズホルダと、第2の
    レンズを保持する第2のレンズホルダと、を有し、 第1のレンズホルダと第2のレンズホルダは、それぞれ
    光軸に対して略垂直な平面を有し、 該平面において第1のレンズホルダと第2のレンズホル
    ダが接触していることを特徴とする光学ピックアップ用
    対物レンズ。
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