JP2000319040A - 電子機器用ガラス板 - Google Patents

電子機器用ガラス板

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JP2000319040A
JP2000319040A JP11128086A JP12808699A JP2000319040A JP 2000319040 A JP2000319040 A JP 2000319040A JP 11128086 A JP11128086 A JP 11128086A JP 12808699 A JP12808699 A JP 12808699A JP 2000319040 A JP2000319040 A JP 2000319040A
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JP
Japan
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glass
face
chipping
glass sheet
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP11128086A
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English (en)
Inventor
Ichiro Takano
市朗 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUTOU DENSHI KOGYO KK
Original Assignee
FUTOU DENSHI KOGYO KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/28Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
    • C03C17/32Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material with synthetic or natural resins

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来とまったく異なる処理方法を採用して生産
性を向上させるとともに、製品歩留まりを改善して安価
でかつ高品質の電子機器用ガラス板を供給することがで
きる電子機器用ガラス板を提供するものである。 【解決手段】平板状に成形されたサイズの大きい素材板
から、所要のサイズに切り出した後、その鋭角的な端面
を覆うようにガラス原板の側面周囲を断面コ字状に被覆
した被膜を備え、当該ガラス板にチッピングあるいはク
ラック等が発生してもガラス板端面より遊離せず、製品
に付着しないことを特徴とする電子機器用ガラス板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばICやL
SI等の半導体集積回路用基板や、発光ダイオード、フ
ォトセンサー、CCD、光学フィルター等の表示装置、
受光装置の透明カバー等の、電子機器類に使用される電
子機器用ガラス板に関する。
【0002】
【従来の技術】ICやLSI等の半導体集積回路用基板
や、発光ダイオード、フォトセンサー、CCD等の電子
機器類の表示装置や受光装置の透明カバー等は所定の電
子機器類を構成している。これらはICやLSI等の半
導体集積回路用基板として耐熱性を要求される部位に使
用されたり、発光ダイオード、フォトセンサー、CCD
等の電子機器類の表示装置や受光装置の透明カバー等の
場合、または蛍光、液晶またはLED等で文字(数字)
や画像の表示をするために使用される。そして後者の場
合には、電気的信号によって所要文字を発光して表示す
る発光板(ベースガラス)を内部に封入されている。
【0003】ところで従来、上記電子機器用ガラス板の
製造に際しては、常法で平板状に成形されたサイズの大
きい素材板から、図5のような所要のサイズに切り出し
た後、鋭角的な端面42を図4(a)のように面取り
し、その後表面を研磨することにより所定の厚さに加工
して電子機器用ガラス板41を得ていた。
【0004】しかしながら、上記従来例の製造方法にお
いては、多数の端面42の面取りに多大の手間がかか
り、生産性を大幅に低下させる上、コストアップをも招
いてしまうという欠点があった。
【0005】また、面取り用その他の治具類への取付け
時にミストが発生して、製品の歩留まりを低下させた
り、作業環境に悪影響を及ぼすという欠点があった。
【0006】さらに、切断工程で発生した残留応力で、
他の工程に悪影響を及ぼすという欠点もあった。
【0007】なお従来の製造方法では、サイズの大きい
素材板から図5のような所要のサイズに切り出す際に、
切断端面にチッピングや微細なクラックが生じており、
このようなチッピングやクラックはその後の面取り工程
で解消するどころか、一層増大してしまうという欠点が
あった。そしてこのチッピングやクラックによる微小ガ
ラス片が、組み込んだ電子機器類に悪影響を及ぼすおそ
れがあった。
【0008】そこで、図4(b)のように電子機器用ガ
ラス板41の鋭角的な端面42にエッチング処理を施し
たり、図4(c)のように鋭角的な端面を解消するよう
な円弧状断面43とする成形加工を施すことが行なわれ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4
(b)のように電子機器用ガラス板41の鋭角的な端面
42にエッチング処理を施すにはエッチング槽を通す必
要があり、また図4(c)のように鋭角的な端面を解消
するような円弧状断面43とする成形加工を施すには、
素材板を治具内に収納して加熱加圧する必要があって、
成形ないし加工ラインを自動化することが非常に難し
く、それがコストアップの大きな原因となっていた。
【0010】また、従来の上記手段では、面取り用その
他の治具類への取付け時に発生するミストを抑制するこ
とはできず、製品の歩留まりを低下させたり、作業環境
に悪影響を及ぼすという問題はほとんど解消していな
い。
【0011】この発明の電子機器用ガラス板は従来例の
上記欠点を解消しようとするもので、まったく異なる処
理方法を採用して生産性を向上させるとともに、製品歩
留まりを改善して安価でかつ高品質の電子機器用ガラス
板を供給することができる電子機器用ガラス板を提供す
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明の電子
機器用ガラス板は、平板状に成形されたサイズの大きい
素材板から、所要のサイズに切り出した後、その鋭角的
な端面を覆うようにガラス原板の側面周囲を断面コ字状
に被覆した被膜を備え、当該ガラス板にチッピングある
いはクラック等が発生してもガラス板端面より遊離せ
ず、製品に付着しないことを特徴とするものである。
【0013】この発明で使用するガラス素材としては、
ほうけい酸ガラス等の低膨張ガラス、パイロセラム(商
品名)等の耐熱ガラス、その他電子部品に使用されるガ
ラス素材が適している。
【0014】この発明において、上記ガラス原板の側面
周囲を断面コ字状に被覆した被膜が、UV硬化樹脂、熱
硬化性樹脂、あるいはその他の塗料から選ばれて被膜を
形成したことをも特徴としている。
【0015】この発明の電子機器用ガラス板は以上のよ
うに構成したので、端面の面取りが不要となって生産性
が飛躍的に向上し、大幅なコストダウンを達成すること
ができる。
【0016】また、面取り加工等によってミストを発生
させることがなく、不良品の発生が減少して製品の歩留
まりが向上し、しかも常時良好な作業環境を保つことが
できる。
【0017】なお従来の製造方法に見られるチッピング
やクラックの発生がなく、高品質の電子機器用ガラス板
を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下この発明の電子機器用ガラス
板の一実施例を図面に基いて詳細に説明する。
【0019】図1および図2はこの発明の電子機器用ガ
ラス板の1実施例を示すもので、図1はその斜視図、図
2は端面の拡大断面図である。なお、図3は被膜を形成
する前のガラス原板の斜視図である。
【0020】先ず、平板状に成形されたサイズの大きい
素材板から、所要のサイズ(輪郭および厚さ)に切り出
す。上記ガラス素材としては、ほうけい酸ガラス等の低
膨張ガラス、パイロセラム(商品名)等の耐熱ガラス、
その他電子部品に使用されるガラス素材が適している。
【0021】上記ガラス原板1の端面2は、面取り加工
やエッチング処理、円弧状断面とする成形加工等の加工
は何も行なわない。
【0022】そして、望ましくは切断工程に続けて一連
の工程の中で、あるいは別工程で、ガラス原板1の上記
鋭角的な端面2を含めて側周全体を覆うように、断面コ
字状に被膜3を形成する。
【0023】上記被膜3としては、UV硬化樹脂、熱硬
化性樹脂、あるいはその他の塗料等が挙げられ、所定の
膜厚に膜形成してチッピングあるいはクラック等が発生
してもガラス板端面より遊離しないようにすることが望
ましい。
【0024】上記被膜3は、図1に示すように断面コ字
状に形成される。この被膜3の形成手段の1例について
説明すると、ガラス原板1をコンベア4上に搭載して搬
送しつつ、搬送路の両側に対向して設置した塗布ローラ
5をガラス原板1の側面に接触させる。この塗布ローラ
5には被膜3の溶液等が付着させてあるので、被膜3と
してガラス原板1の側面に塗布される。その際、被膜3
の溶液等はその流動性に応じて、ガラス原板1の端面2
を越えて塗布され、結果として被膜3は断面コ字状に形
成される。上記ガラス原板1の長い方の一対の対向面へ
の被膜3の形成が済むと、ガラス原板1を90°回転し
た状態でコンベア4上に搭載して搬送しつつ、搬送路の
両側に対向して設置した塗布ローラ5をガラス原板1の
短い方の一対の対向する側面に接触させ、同様にして被
膜3は断面コ字状に形成する。以上の工程を用いれば、
切断工程から一連の加工工程の中で被膜3を形成するこ
とができる。
【0025】もちろん上記形成手段のほかに、例えば、
ガラス原板1両面の被膜3を形成しない部分を、治具や
カバーシート、フィルム等を用いて遮蔽しておき、これ
に吹き付けやナイフコート等の手段で被膜3を形成して
もよい。その他の手段としては、ディップ(漬け込み)
または印刷等の加工方法が挙げられる。
【0026】要は電子機器用ガラス板に、ミストやチッ
ピング、クラックの発生がなく、各工程で悪影響をなく
すための方法であり、したがってそのまま出荷できる状
態にある。
【0027】
【発明の効果】この発明の電子機器用ガラス板は以上の
ように構成したので、端面の面取りが不要となって生産
性が飛躍的に向上し、大幅なコストダウンを達成するこ
とができる。
【0028】また、面取り加工等によってミストを発生
させることがなく、不良品の発生が減少して製品の歩留
まりが向上し、しかも常時良好な作業環境を保つことが
できる。
【0029】なお従来の製造方法に見られるチッピング
やクラックの発生がなく、高品質の電子機器用ガラス板
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子機器用ガラス板の1実施例を示
す斜視図である。
【図2】その拡大端面断面図である。
【図3】ガラス原板の斜視図である。
【図4】(a)は電子機器用ガラス板の端面を面取り加
工した従来例の概略断面図、(b)は電子機器用ガラス
板の端面にエッチング処理を施した従来例の概略断面
図、(c)は電子機器用ガラス板の端面を円弧状断面に
成形加工した従来例の概略断面図である。
【図5】従来のガラス原板の斜視図である。
【符号の説明】
1 ガラス原板 2 端面 3 被膜 4 コンベア 5 塗布ローラ 11 電子機器用ガラス板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状に成形されたサイズの大きい素材
    板から、所要のサイズに切り出した後、その鋭角的な端
    面を覆うようにガラス原板の側面周囲を断面コ字状に被
    覆した被膜を備え、当該ガラス板にチッピングあるいは
    クラック等が発生してもガラス板端面より遊離せず、製
    品に付着しないことを特徴とする電子機器用ガラス板。
  2. 【請求項2】 ガラス原板の側面周囲を断面コ字状に被
    覆した被膜が、UV硬化樹脂、熱硬化性樹脂、あるいは
    その他の塗料から選ばれて被膜を形成してなる請求項1
    に記載の電子機器用ガラス板。
JP11128086A 1999-05-10 1999-05-10 電子機器用ガラス板 Pending JP2000319040A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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