JP2000318137A - ブランケット胴洗浄方法および装置 - Google Patents

ブランケット胴洗浄方法および装置

Info

Publication number
JP2000318137A
JP2000318137A JP11131553A JP13155399A JP2000318137A JP 2000318137 A JP2000318137 A JP 2000318137A JP 11131553 A JP11131553 A JP 11131553A JP 13155399 A JP13155399 A JP 13155399A JP 2000318137 A JP2000318137 A JP 2000318137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blanket cylinder
cylinder
cleaning liquid
web
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11131553A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Furutaka
良幸 古高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikka KK
Original Assignee
Nikka KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikka KK filed Critical Nikka KK
Priority to JP11131553A priority Critical patent/JP2000318137A/ja
Publication of JP2000318137A publication Critical patent/JP2000318137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブランケット胴の洗浄を輪転機に通される印
刷ウェブを利用して洗浄すると共に、汚れをこの印刷ウ
ェブに転写させて搬出させるようにし、損紙と同様に処
理することができるようにする。 【解決手段】 ブランケット胴10の表面に接離可能に
配置された乾式ブラシ手段18と、ブランケット胴の胴
入れ位置よりも上流に配置されて印刷ウェブに洗浄液を
塗布する洗浄液塗布手段24を設ける。ブランケット胴
を胴入れ位置若しくは胴抜き位置に移動するタイミン
グ、前記乾式ブラシをブランケット胴に転接するタイミ
ング、並びに前記洗浄液塗布手段を作動させるタイミン
グと塗布時間をそれぞれ設定する制御手段28とを備え
た装置構成とする。ブランケット胴を胴入れせずに緩動
運転させ、洗浄液塗布手段を作動させてウェブへ洗浄液
を塗布し、その後に前記ブランケット胴を胴入れする。
ウェブに含浸された洗浄液をブランケット胴表面に転写
し、ブランケット胴にブラシ手段を転接して胴表面上の
インキ・紙粉などの汚れを掻き起こした後、通過中のウ
ェブに汚れを転移させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブランケット胴洗浄
方法および装置に係り、特に紙通し状態にある輪転機の
ブランケット胴をウェブを利用して洗浄する方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブランケット胴の洗浄には専用の
洗浄装置を用いている。この種の洗浄装置はブランケッ
ト胴の表面に洗浄布やブラシを押し付けることができる
ようにし、洗浄布やブラシに洗浄液を塗布して間接的に
洗浄液でブランケット胴を濡らすか、直接ブランケット
胴に洗浄液を塗布する構造とされ、洗浄布やブラシで汚
れを払拭・掻き取りによってブランケット胴表面を洗浄
し、除去した汚れは洗浄ユニット内に収容する構成を採
用している。このような洗浄装置によりブランケット胴
の洗浄を行なう場合には、ブランケット胴を胴抜きした
状態で行なうのが一般的である。
【0003】ところで、ブランケット胴を胴入れした状
態で洗浄すると、ブランケット胴と版胴とが接触するた
めに、版の表面にブランケット胴を介して洗浄液・紙粉
などの汚れが転写される。このような転写が行われる
と、洗浄液の成分による版の画線部破壊や版面の化学変
化を生じ、また版面にインキ・紙粉などの汚れが付着
し、印刷物への障害が出るなどの影響が懸念される。そ
れ故、胴入れ状態で洗浄を行なうことができなかったも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の洗浄装置を用い
たブランケット胴の洗浄方法では、洗浄ユニット内部に
洗浄液の噴射手段を設け、また除去した汚れも洗浄ユニ
ット内部に収容しなければならない。このため、洗浄装
置は洗浄液の液垂れを防止する機構が必須であり、また
回収した汚れの収容機構も必要であり、頻繁なメンテナ
ンス作業を要するものであった。更に、洗浄布を用いて
払拭洗浄する方法では、洗浄布に汚れが付着するので、
これを消耗品として交換するコストがかかるとともに、
使用済みの洗浄布や洗浄廃液を産業廃棄物として処理す
る必要があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目し、ブ
ランケット胴の洗浄を輪転機に通される印刷ウェブを利
用して洗浄すると共に、汚れをこの印刷ウェブに転写さ
せて搬出させるようにし、損紙と同様に処理することが
できるようにすることで、コストの低減とメンテナンス
性の改善を図ることができるブランケット胴洗浄方法お
よび装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るブランケット胴洗浄方法は、洗浄液を
含浸させたウェブに対しブランケット胴を胴入れして洗
浄液を塗布し、この塗布された洗浄液によりブランケッ
ト胴表面に付着している紙粉・インキなどの汚れを膨潤
・溶解させた後、乾式ブラシにより胴表面上の汚れを掻
き起こし、この掻き起こされた汚れを前記ウェブに転移
させてブランケット胴表面の表面洗浄をなすように構成
したものである。
【0007】また、より具体的には、紙通し状態にある
輪転機のブランケット胴を胴入れせずに緩動運転させ、
前記ブランケット胴の上流側に設けた洗浄液塗布手段を
作動させてウェブへ洗浄液を塗布し、その後に前記ブラ
ンケット胴を胴入れすることにより前記ウェブに含浸さ
れた洗浄液をブランケット胴表面に転写し、前記ブラン
ケット胴にブラシ手段を転接して胴表面上のインキ・紙
粉などの汚れを掻き起こした後、通過中のウェブに汚れ
を転移させ、以後ウェブへの洗浄液塗布を間欠的に行な
って洗浄液塗布領域と非塗布領域を交互に出現させて胴
表面上の汚れのウェブへの転移と乾燥拭き取りとを行な
わせる構成とした。この場合において、前記ブラシ手段
は、ブランケット胴への洗浄液塗布回数が複数となるま
で待機させた後にブランケット胴に転接させるようにす
ればよい。
【0008】本発明に係るブランケット胴洗浄装置は、
ブランケット胴を洗浄するための装置であって、前記ブ
ランケット胴の表面に接離可能に配置された乾式ブラシ
と、ブランケット胴の胴入れ位置よりも上流に配置され
て印刷ウェブに洗浄液を塗布する洗浄液塗布手段と、前
記ブランケット胴を胴入れ位置若しくは胴抜き位置に移
動するタイミング、前記乾式ブラシをブランケット胴に
転接するタイミング、並びに前記洗浄液塗布手段を作動
させるタイミングと塗布時間をそれぞれ設定する制御手
段とを備えたことを特徴としてなるものである。
【0009】
【作用】上記構成に依れば、胴入れ後、通過中の印刷ウ
ェブを利用して洗浄液をブランケット胴の表面に転写塗
布するとともに、汚れをこの印刷ウェブで拭い取ること
も同時に行なうことができる。これにより、洗浄液を供
給する手段を洗浄ユニット自身の内部に設ける必要が無
くなる。ブラシ手段により掻き起こされたブランケット
胴表面のインキ・紙粉などの汚れは、胴入れにより圧接
されている印刷ウェブに転移し、更にブランケット胴か
ら版面に付着した汚れも、ブランケット胴が清浄になる
につれて逆にブランケット胴へ転写し、これも印刷ウェ
ブに転写されるため、印刷に影響の無い状態まで版面上
の汚れも拭い取られていく。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るブランケッ
ト胴洗浄方法および装置の具体的実施の形態を図面を参
照して詳細に説明する。図1は実施形態に係るブランケ
ット胴洗浄装置を備えた輪転機の要部構成である。この
輪転機は両面印刷構成とされ、図示しないロール紙から
繰り出される印刷ウェブWを一対のブランケット胴10
により印刷を施すようにしている。各ブランケット胴1
0には版胴12が転接されると共に、この版胴12には
水着ローラ14と一対のインキローラ16が転接され、
印刷作業に際して版胴12の画線部にインキ着を、非画
線部に水着をなし、ブランケット胴10のゴム面に画線
を転写する。
【0011】前記一対のブランケット胴10は印刷作業
時には互いに印刷ウェブWを挟んで圧接される胴入れ位
置(図中実線)と、非印刷時に印刷ウェブWと版胴12
から離反した胴抜き位置(図中鎖線)の2つの位置を取
り得るようになっている。これは図示しないアクチュエ
ータにより、ブランケット胴10を矢印A(胴入れ)、
B(胴抜き)方向に移動させて行なわせる。
【0012】このような輪転機におけるブランケット胴
10を洗浄するための装置は次のように構成されてい
る。まず、ブランケット胴10の表面に転接可能な乾式
のブラシ手段18を備えている。これはブランケット胴
10の回転軸と平行な回転軸を有するブラシロール20
を備えており、これはモータにより回転駆動可能とされ
て、ケーシング22に収容されている。ケーシング22
はブランケット胴10に対面する部位に窓を開口させて
おり、この窓からブラシロール20の一部を臨ませてい
る。このブラシ手段18をブランケット胴10に対して
前後に移動させることで、ブラシロール20がブランケ
ット胴10に転接して胴表面を掻きあげることができ
る。また、図示していないが、ケーシング22の内部に
はスクレーパが内蔵され、回転するブラシロール20の
繊維に付着した汚れを取り除くことができるようにして
いる。
【0013】また、一対のブランケット胴10、10の
胴入れ位置より上流側において、印刷ウェブWに対して
洗浄液を塗布する洗浄液塗布手段24を設けている。こ
の洗浄液塗布手段24は印刷ウェブWの幅方向に沿って
配列された塗布スポンジ26を有し、塗布スポンジ26
の内部に洗浄液供給管を挿入させた構成となっており、
洗浄液を内部から供給することでスポンジを洗浄液で含
浸させ、これを印刷ウェブWに押し付けることで塗布す
るようにしている。もちろん、噴射ノズルをウェブ幅方
向に配置し、このノズルから洗浄液を噴射することによ
ってウェブ幅方向に帯状に洗浄液を塗布させるようにし
てもよい。また、ノズルタイプに限らずロールタイプを
用いることも可能であり、任意の塗布手段を用いること
ができる。
【0014】更に、この洗浄装置は前記ブランケット胴
10を胴入れ位置若しくは胴抜き位置に移動するタイミ
ング、前記乾式ブラシ手段18をブランケット胴に転接
するタイミング、並びに前記洗浄液塗布手段24を作動
させるタイミングと塗布時間をそれぞれ設定する制御手
段28を備えている。この制御手段28は制御盤30と
操作盤32とを有し、操作盤32への洗浄作業開始指令
により予めプログラムされたシーケンスに沿って制御盤
30が各種の電磁開閉弁などのドライバ34を開閉操作
させるようにしている。このように、制御手段28は、
基本的に洗浄装置を構成している各電磁弁を制御対象と
しているが、上述のように輪転機のブランケット胴10
の胴入れ・胴抜きのための電磁弁の信号、緩動速度を判
断するための輪転機の回転速度信号なども制御するよう
にしている。
【0015】このような洗浄装置による洗浄方法は次の
ように行われる。まず、紙通しのままで輪転機のブラン
ケット胴10を胴入れせずに緩動運転させる。これは操
作盤32により緩動運転モードを選択すれば良い。次い
で洗浄プログラムをスタートさせ、ブランケット胴10
の胴抜き状態で洗浄液塗布手段24を動作させ、印刷ウ
ェブWに洗浄液を塗布する。洗浄液が塗布された印刷ウ
ェブWの塗布領域がブランケット胴10の位置を抜けて
通過したタイミングでブランケット胴10の胴入れ操作
をおこなさせる。これにより、印刷ウェブWに塗布され
ている洗浄液がブランケット胴10の胴入れ圧力で胴表
面に転写される。ブランケット胴10が数回転(例えば
2回転)するまで洗浄液の塗布を継続する。洗浄液塗布
回数が複数となるまで待機させた後、予め回転駆動させ
ているブラシロール20をブランケット胴10の表面に
転接させる。洗浄液塗布回数が複数となるまで待機させ
るのは、ブランケット胴10の表面に付着している汚れ
である付着インキが充分に溶解され、また紙粉が膨潤さ
れるまでの準備時間が必要だからである。この待機時間
の経過後にブラシロール20をブランケット胴10に転
接させることにより、胴表面上のインキ・紙粉などの汚
れはこびり付き状態から掻き起こされる。この間、ブラ
ンケット胴10は回転し、ブラシ20の転接位置から掻
き起こされた汚れ部分は次の印刷ウェブWに接触するこ
とにより、印刷ウェブWに接触することになる。これに
より、掻き起こされた紙粉などの汚れと溶解されたイン
キが通過中の印刷ウェブWに転移することになる。
【0016】その後は、洗浄液を塗布したウェブ部分と
塗布しないウェブ部分とを、洗浄液塗布手段24を制御
して、交互に出現させ、ブランケット胴10を通過させ
ることにより、胴表面上の汚れを溶解させ、ウェブに付
着させるとともに、洗浄液で汚れたブランケット胴10
の表面を非含浸部が払拭して乾燥させる効果も出すこと
ができる。
【0017】そして、ブランケット胴10表面からブラ
シロール20を回転させたままで離脱させ、ブラシ手段
18の内部に設けたスクレーパにより、ブラシ上に付着
した汚れ成分を掻き落とし、ケーシング22内の受皿に
溜める。掻き落とされる汚れの量は極僅かである。最後
にブラシロール20の回転を止め、更にブランケット胴
10を胴抜きして洗浄工程を終了する。
【0018】このような実施形態によれば、ブランケッ
ト胴10の胴入れ通過中の印刷ウェブWを利用して洗浄
液をブランケット胴10の表面に塗布するとともに、汚
れをこの印刷ウェブWで拭い取ることも同時に行なうこ
とができる。したがって、洗浄液を供給する機構をブラ
シ手段18の内部に設ける必要が無くなり、ブランケッ
ト胴10の周りを洗浄液で汚すようなことも防止でき
る。ブラシロール20により掻き起こされた汚れは、胴
入れにより圧接されている印刷ウェブWに転写し、更に
ブランケット胴10から版面に移動した汚れも、ブラン
ケット胴10の表面が清浄になるにつれて逆にブランケ
ット胴10側に転写し、これも印刷ウェブWに転移され
るため、印刷に影響のない状態まで版面の汚れも拭い取
られるものとなる。
【0019】したがって、発生した汚れの大部分は通過
している印刷ウェブWに転写していくため、ブランケッ
ト胴10に転接されるブラシ手段18の内部には汚れは
殆ど溜まらず、メンテナンスの期間が従来に比して大幅
に伸ばすことができる。
【0020】更に、本実施形態に依れば、洗浄布(不織
布)などの消耗品が不要であるため、洗浄液以外にはラ
ンニングコストがかからず、全体的なコスト低減に寄与
する。また、近年話題になっている産業廃棄物の処理に
ついても、汚れを印刷ウェブWに付着させて拭い取る方
式なので、印刷中、特に印刷開始時に色調、見当、間違
いの確認のために必然的に発生する損紙と同様に処理す
ることができる。この結果、従来の洗浄装置での使用済
みの不織布や洗浄廃液の産業廃棄物としての処理が不用
になる。このことにより、産業廃棄物の処理コストが不
要になるだけでなく、環境問題に対応するための有益な
方法となるものである。
【0021】加えて、洗浄装置の機構としてみると、洗
浄液を供給する手段をブラシ手段18の内部に持たせる
必要がなくなり、ブラシロール20を駆動させる機構
と、ブラシ手段18をブランケット胴10に対して脱着
させる機構だけを設けるのみでよく、装置のコストを抑
えることが可能であり、洗浄ユニットとして比較しても
従来の洗浄装置ユニットに対して小型化が図れ、ブラン
ケット胴10周辺のメンテナンス性も改善される。
【0022】なお、上記実施形態はブランケット洗浄装
置として説明しているが、洗浄液塗布手段24によるウ
ェブWへの洗浄液の塗布を利用して、ブランケット胴の
洗浄に併せて印刷機上のガイドローラの洗浄をすること
ができる。これにより、同じ装置の利用により、洗浄対
象をブランケット胴10のみならず、ガイドローラやそ
の他のローラ洗浄に利用することができる。洗浄対象を
複数にすることによって、コストの削減と印刷オペレー
タによるメンテナンス作業の軽減効果も得られる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ブラン
ケット胴の表面に接離可能に配置された乾式ブラシと、
ブランケット胴の胴入れ位置よりも上流に配置されて印
刷ウェブに洗浄液を塗布する洗浄液塗布手段と、前記ブ
ランケット胴を胴入れ位置若しくは胴抜き位置に移動す
るタイミング、前記乾式ブラシをブランケット胴に転接
するタイミング、並びに前記洗浄液塗布手段を作動させ
るタイミングと塗布時間をそれぞれ設定する制御手段と
を備えた装置構成とし、紙通し状態にある輪転機のブラ
ンケット胴を胴入れせずに緩動運転させ、前記ブランケ
ット胴の上流側に設けた洗浄液塗布手段を作動させてウ
ェブへ洗浄液を塗布し、その後に前記ブランケット胴を
胴入れすることにより前記ウェブに含浸された洗浄液を
ブランケット胴表面に転写し、前記ブランケット胴にブ
ラシ手段を転接して胴表面上のインキ・紙粉などの汚れ
を掻き起こした後、通過中のウェブに汚れを転移させ、
以後ウェブへの洗浄液塗布を間欠的に行なって洗浄液塗
布領域と非塗布領域を交互に出現させて胴表面上の汚れ
のウェブへの転移と乾燥拭き取りとを行なわせるように
したので、ブランケット胴の洗浄を輪転機に通される印
刷ウェブを利用して洗浄すると共に、汚れをこの印刷ウ
ェブに転写させて搬出させるようにし、損紙と同様に処
理することができるようにすることで、コストの低減と
メンテナンス性の改善を図ることができるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るブランケット胴洗浄装置の説明
図である。
【符号の説明】 10 ブランケット胴 12 版胴 14 水着ローラ 16 インキローラ 18 ブラシ手段 20 ブラシロール 22 ケーシング 24 洗浄液塗布手段 26 塗布スポンジ 28 制御手段 30 制御盤 32 操作盤 34 ドライバ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を含浸させたウェブに対しブラン
    ケット胴を胴入れして洗浄液を塗布し、この塗布された
    洗浄液によりブランケット胴表面に付着している紙粉・
    インキなどの汚れを膨潤・溶解させた後、乾式ブラシに
    より胴表面上の汚れを掻き起こし、この掻き起こされた
    汚れを前記ウェブに転移させてブランケット胴表面の表
    面洗浄をなすことを特徴とするブランケット胴洗浄方
    法。
  2. 【請求項2】 紙通し状態にある輪転機のブランケット
    胴を胴入れせずに緩動運転させ、前記ブランケット胴の
    上流側に設けた洗浄液塗布手段を作動させてウェブへ洗
    浄液を塗布し、その後に前記ブランケット胴を胴入れす
    ることにより前記ウェブに含浸された洗浄液をブランケ
    ット胴表面に転写し、前記ブランケット胴にブラシ手段
    を転接して胴表面上のインキ・紙粉などの汚れを掻き起
    こした後、通過中のウェブに汚れを転移させ、以後ウェ
    ブへの洗浄液塗布を間欠的に行なって洗浄液塗布領域と
    非塗布領域を交互に出現させて胴表面上の汚れのウェブ
    への転移と乾燥拭き取りとを行なわせることを特徴とす
    るブランケット胴洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記ブラシ手段は、ブランケット胴への
    洗浄液塗布回数が複数となるまで待機させた後にブラン
    ケット胴に転接させるようにしたことを特徴とする請求
    項2に記載のブランケット胴洗浄方法。
  4. 【請求項4】 ブランケット胴を洗浄するための装置で
    あって、前記ブランケット胴の表面に接離可能に配置さ
    れた乾式ブラシと、ブランケット胴の胴入れ位置よりも
    上流に配置されて印刷ウェブに洗浄液を塗布する洗浄液
    塗布手段と、前記ブランケット胴を胴入れ位置若しくは
    胴抜き位置に移動するタイミング、前記乾式ブラシをブ
    ランケット胴に転接するタイミング、並びに前記洗浄液
    塗布手段を作動させるタイミングと塗布時間をそれぞれ
    設定する制御手段とを備えたことを特徴とするブランケ
    ット胴洗浄装置。
JP11131553A 1999-05-12 1999-05-12 ブランケット胴洗浄方法および装置 Pending JP2000318137A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11131553A JP2000318137A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 ブランケット胴洗浄方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11131553A JP2000318137A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 ブランケット胴洗浄方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000318137A true JP2000318137A (ja) 2000-11-21

Family

ID=15060774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11131553A Pending JP2000318137A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 ブランケット胴洗浄方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000318137A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107415466A (zh) * 2017-09-01 2017-12-01 苏州欣航微电子有限公司 一种橡皮布正反面加热浸渍清洗装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107415466A (zh) * 2017-09-01 2017-12-01 苏州欣航微电子有限公司 一种橡皮布正反面加热浸渍清洗装置
CN107415466B (zh) * 2017-09-01 2019-07-16 海南世能科技有限公司 一种橡皮布正反面加热浸渍清洗装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900003671B1 (ko) 윤전인쇄기의 가이드로울러 세정방법 및 장치
JPH08238758A (ja) 輪転印刷機の印刷装置のためのクリーニング装置
US20090211599A1 (en) Method for cleaning a circumferential surface of a cylinder of a printing press
EP1024959B1 (en) Method and apparatus for cleaning a rubber coated cylinder in an offset press
JPS62255150A (ja) 輪転印刷機のガイドロ−ラ洗浄装置
JPH0425337Y2 (ja)
JP2000318137A (ja) ブランケット胴洗浄方法および装置
JPH0929949A (ja) 印刷機の回転体洗浄装置
JPH08216382A (ja) 輪転印刷機の胴をクリーニングするための方法及び装置
JP3073203B1 (ja) 輪転印刷機ロ―ラの洗浄方法および装置
US20030209158A1 (en) Continuous conditioning system and method of using same
JP4706059B2 (ja) ワイピング自動洗浄装置
JPH06297697A (ja) 円筒体外周面の洗浄装置
JPS62256657A (ja) 輪転印刷機のガイドロ−ラ洗浄方法
JP2578123B2 (ja) 枚葉印刷機の圧胴洗浄装置
JPH08132598A (ja) ブランケット胴、圧胴共用洗浄装置
JPH081868Y2 (ja) 枚葉印刷機の圧胴洗浄装置
RU83452U1 (ru) Устройство для мытья покрытия печатающего устройства ротационной печатной машины
JP4957958B2 (ja) ブランケットシリンダ除塵装置
JP4702675B2 (ja) スクリーン印刷機におけるスクリーン版クリーニング装置
JP2004255790A (ja) 水着けローラの洗浄装置
JPS63268648A (ja) 輪転印刷機のガイドロ−ラ洗浄方法
JP2019098574A (ja) 自動洗浄装置
JP2013056539A (ja) 回転体洗浄装置
JP2003220691A (ja) 印刷塗布機の印刷塗布液自動回収洗浄装置