JP2000317861A - 簡易型電動ステープラ - Google Patents

簡易型電動ステープラ

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JP2000317861A
JP2000317861A JP11132816A JP13281699A JP2000317861A JP 2000317861 A JP2000317861 A JP 2000317861A JP 11132816 A JP11132816 A JP 11132816A JP 13281699 A JP13281699 A JP 13281699A JP 2000317861 A JP2000317861 A JP 2000317861A
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frame
storage frame
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JP11132816A
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Norio Sueda
憲男 末田
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Asuka Corp
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C5/00Manually operated portable stapling tools; Hand-held power-operated stapling tools; Staple feeding devices therefor
    • B25C5/16Staple-feeding devices, e.g. with feeding means, supports for staples or accessories concerning feeding devices
    • B25C5/1696Staple support displaceable relative to the tool to allow re-loading
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C5/00Manually operated portable stapling tools; Hand-held power-operated stapling tools; Staple feeding devices therefor
    • B25C5/02Manually operated portable stapling tools; Hand-held power-operated stapling tools; Staple feeding devices therefor with provision for bending the ends of the staples on to the work
    • B25C5/0221Stapling tools of the table model type, i.e. tools supported by a table or the work during operation
    • B25C5/0228Stapling tools of the table model type, i.e. tools supported by a table or the work during operation power-operated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C5/00Manually operated portable stapling tools; Hand-held power-operated stapling tools; Staple feeding devices therefor
    • B25C5/16Staple-feeding devices, e.g. with feeding means, supports for staples or accessories concerning feeding devices
    • B25C5/1606Feeding means
    • B25C5/161Feeding means employing a spring-loaded puller

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要最小限の電力で、つづり込み対象物の厚
さの変化に柔軟に対応した適切なつづり針の打ち込みの
可能な簡易型の電動ステープラの提供。 【解決手段】 打ち出しアームの2上部への引っ掛け部
81と収納フレーム3の下部の支持部80を備えた吊下
げ部材8を備える。本体1にはモータ5により上下移動
される押圧部材が設けてある。打ち出しアーム2上部に
は押圧部材を移動可能に納める支持フレーム22が設け
てある。打ち出しアーム2及び収納フレーム3が、押圧
部材の下方への移動に伴って自重により前端側Fを下方
に移動して、つづり込み対象物Wの上面に収納フレーム
3の前端下面32を押し当てる。吊下げ部材8の引っ掛
け部81と支持部80間の寸法が、押圧部材の最下方位
置への移動に伴って、つづり針Pを押刃20によって打
ち出し口30から押し出すように打ち出しアーム2の前
端側Fの下方への移動を許容する寸法としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステープラを構
成するつづり針の収納フレームの前端側をつづり込み動
作時に支障なく上下動可能とする簡易型電動ステープラ
に関する。より詳細には、ステープラによってつづり込
むつづり込み対象物の厚さの変化に比較的柔軟に対応し
て、当該つづり込み対象物に対し適切なつづり針のつづ
り込みをなし得る簡易型電動ステープラの提供に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の簡易型電動ステープラとして、本
出願の発明者が先に発明した以下の文献記載の電動ステ
ープラがある。 (1)日本国公開特許公報/特開平4−217471号 (2)日本国公開特許公報/特開平6−39742号 (3)日本国公開特許公報/特開平6−39743号 (4)米国特許公報/米国特許第5222645
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の電動ステ
ープラは、収納フレーム100が本体に固定されてい
る。したがって、これらステープラによってつづり込め
るつづり込み対象物W(複数枚の書類、シートなど)
は、かかる収納フレーム100の前端100a(すなわ
ち、つづり針Pの打ち出し口100bが設けられた側
端)とベース110との間の間隔xを限度とするもので
あった。もし、かかる従来の構造の電動ステープラの基
本構造を変えることなく、さらに厚いつづり込み対象物
Wのつづり込みもできるようにしようとするならば、本
体に固定されている収納フレーム100の前端100a
側をさらに持ち上げ、この前端100aとベース110
との間の間隔xを引き離すようにすることとなる。しか
し、単純に本体に固定された収納フレーム100とベー
ス110との間を引き離してしまうと、つづり込み対象
物Wが薄い場合、打ち出しアーム120の下降による押
刃120aの移動によって収納フレーム100から打ち
出されるつづり針Pの針足Paを収納フレーム100の
内側壁100cによってガイドすることができなくなる
ため、つづり込み対象物Wに適切につづり針Pをつづり
込めなくなることがある。(図28、図29)
【0004】一方、一般的な手動のステープラのよう
に、収納フレーム100を本体に回動可能に組み付け、
かつ、ステープラにおけるベース110と収納フレーム
100との間にフレーム押上バネを設けておけば、収納
フレーム100の前端100aとベース110との間に
比較的広い間隔を確保しながら、打ち出しアーム120
の下降の際、同時に収納フレーム100も下降させるこ
とができ、つづり込み対象物Wが薄い場合であってもつ
づり針Pの針足Paを収納フレーム100の内側壁10
0cでガイドした適切なつづり針Pのつづり込みを確保
することができる。(図30)
【0005】しかし、簡易型の電動ステープラにあって
は、外部電力によらず、内部バッテリーによってつづり
針Pのつづり込みのための前記打ち出しアーム120な
どの駆動を行うことから、前記収納フレーム100とベ
ース110との間にフレーム押上バネを設けておくと、
この押上バネの付勢分前記駆動に要する電力が大きくな
り、バッテリーの交換までの期間を長期化し難いものと
してしまう。
【0006】そこで、この発明は、第一に、必要最小限
の電力で、ステープラを構成する打ち出しアームとつづ
り針の収納フレームとを、つづり針のつづり込み対象物
へのつづり込み動作時に電気的な駆動源によって下方に
移動できるようにし、もって、つづり込み対象物の厚さ
の変化に柔軟に対応した適切なつづり針の打ち込みの可
能な簡易型の電動ステープラの提供を目的とする。
【0007】次いで、従来の一般的なステープラにあっ
ては、収納フレームが、つづり針を上面側から納めるフ
レーム本体と、このフレーム本体を下側から支えるよう
に納める上面開放のフレームケースと、このフレーム本
体の上面側からのつづり針の抜け出しを防止するフレー
ムカバーの三点から構成してあった。したがって、ステ
ープラの機能を損なわずに、もし前記フレームケースを
省略して収納フレームを構成できれば、このフレームケ
ースの下部の厚さ分収納フレームの上下方向の寸法を小
さくでき、また、部品点数を減少させることが可能とな
る。
【0008】そこで、この発明は、第二に、ステープラ
としての機能を損なうことなく、収納フレームを構成す
る部品点数を減少させ、かつ、この収納フレームの上下
方向の寸法を減少させるようにし、もって、アッセンブ
リーが容易でよりコンパクトなステープラの提供を目的
とする。
【0009】さらに、前掲の従来の電動ステープラにあ
っては、打ち出しアームを下方に移動させるモータの制
御回路をつづり込み対象物の差し入れによって閉成させ
るスイッチと、つづり針の収納フレームのつづり針の打
ち出し口との間の間隔を変更することができなかった。
このため、従来の電動ステープラにあっては、つづり込
み対象物の端部からつづり針のつづり込み位置までの間
の間隔を可変させることができなかった。
【0010】そこで、この発明は、第三に、電動ステー
プラとしての機能を損なうことなく、つづり込み対象物
へのつづり針のつづり込み位置を、一定の範囲で自由に
変えることができる電動ステープラの提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第一の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明にあっては、簡易型電動
ステープラを、ベースを備えた本体と、この本体に後端
側で回動可能に組み付けられた前端に押刃を有する打ち
出しアームと、当該本体に後端側で回動可能に組み付け
られた前端につづり針の打ち出し口を有するつづり針の
収納フレームと、この打ち出しアームの上部への引っ掛
け部と当該収納フレームの下部の支持部を備えた当該打
ち出しアームへの収納フレームの吊下げ部材とを備えて
おり、前記本体にはモータの駆動により上下方向に移動
される押圧部材が設けてあると共に、前記打ち出しアー
ムの上部には、前記押圧部材を上下方向に移動可能に納
める支持フレームが設けてあり、前記打ち出しアーム及
び収納フレームが、上方位置にある前記押圧部材に前記
支持フレームで吊下げられて、当該収納フレームの前端
とベースとの間につづり込み対象物の差し入れ空間が形
成されると共に、前記打ち出しアーム及び収納フレーム
が、前記モータの駆動による前記押圧部材の下方への移
動に伴って自重により前端側を下方に移動して、つづり
込み対象物の上面に当該収納フレームの前端下面を押し
当てる構成としてあり、さらに、前記吊下げ部材の前記
引っ掛け部と支持部との間の寸法が、前記押圧部材の最
下方位置に向けた移動に伴って、前記収納フレームに納
められたつづり針を押刃によって前記打ち出し口から押
し出すように当該押圧部材の移動による前記打ち出しア
ームの前端側の下方への移動を許容する寸法としてある
との特徴を備えているものとした。
【0012】かかる構成によれば、押圧部材の下方への
移動に伴って打ち出しアームおよび収納フレームを自重
により下方に移動でき、この移動に必要な押圧部材の移
動のためのモータの駆動電力を必要最小限に留めること
ができる。また、収納アームの前端下面をつづり込み対
象物の上面に押し当てた状態で打ち出しアームの押刃に
よるつづり針の打ち出しをなすことができ、薄いつづり
込み対象物に対しても適切なつづり針のつづり込みをな
すことができる。
【0013】また、前記第二の目的を達成するために、
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の簡易型
電動ステープラがさらに、収納フレームが、上面側につ
づり針の収納部を備えたフレーム本体と、このフレーム
本体の上面を覆う下面開放のフレームカバーとを備えて
構成してあると共に、前記フレームカバーの長さ方向に
ある側壁と前記フレーム本体の長さ方向にある側面と
を、互いに嵌り合う長い溝と長い突部とからなる当該フ
レーム本体の組み付け部によって、収納フレームの前端
側からフレームカバー内よりフレーム本体を引き出して
つづり針の装填をなすことができるように組み付けてあ
る特徴を備えているものとした。
【0014】かかる構成によれば、収納フレームをフレ
ーム本体とフレームカバーのツーパーツより構成でき、
しかも、収納フレーム自体の上下寸法を減少させること
ができる。また、収納フレームへのつづり針の装填をな
すために、支障なくフレームカバー内より収納フレーム
を引き出すことができる。
【0015】また、前記第三の目的を達成するために、
請求項3記載の発明にあっては、請求項1記載の簡易型
電動ステープラがさらに、ベースと収納フレームの前端
との間に差し入れられるつづり込み対象物の端部の当接
によりモータの回路を閉成させるスイッチが、当該収納
フレームの前端側から後端側に向けて移動操作可能に設
けられる移動部材に備えてある特徴を備えているものと
した。
【0016】かかる構成によれば、移動部材を一定の範
囲で任意の位置に移動させることにより、スイッチと収
納フレームの打ち出し口との間の間隔開けて、つづり込
み対象物に対するつづり針のつづり込み位置を可変する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図27に基づい
て、この発明にかかる簡易型電動ステープラの典型的な
実施の形態について説明する。
【0018】なお、ここで図1は、実施の形態にかかる
電動ステープラを側方から見た状態として、また、図2
は、上方から見た状態として、また、図3は、図1にお
ける左側から見た状態として、また、図4は、図1にお
ける右側から見た状態として、それぞれ当該電動ステー
プラの外観を示している。
【0019】また、図5、図7および図8はそれぞれ、
実施の形態にかかる電動ステープラを構成するハウジン
グ構成体13の一方を取り外して当該電動ステープラの
内部構造の概要が分かるように示した構成図である。図
5は、後述するセットアップ状態を、また、図8は後述
するつづり込み終了状態を示しており、図5、図7、図
8、図5の順でワンサイクルの動作が進行される。(な
お、図7および図8においては、移動部材9を省略して
表している。)また、図6は、電動ステープラのハウジ
ング構成体13の前端側Fを破断して、この前端側Fか
ら見た電動ステープラの内部構造の概要を示しており、
また、図9は、電動ステープラの上部ハウジング11の
一部を破断して、この上部側から見た電動ステープラの
内部構造の概要を示している。
【0020】また、図10は、打ち出しアーム2と収納
フレーム3のみを前端側Fから見た状態で表した構成図
であり、図11は、かかる打ち出しアーム2に収納フレ
ーム3を吊下げ状態に支持する吊下げ部材8を後端側か
ら見て示している。また、図12は、フレームカバー3
1内への最大収納位置にフレーム本体33がある状態
を、打ち出しアーム2と収納フレーム3のみを上方から
見た状態で表して示しており、また、図13は、かかる
フレームカバー31内へのフレーム本体33の収容・組
み付け状態を理解し易いように、両者を左右方向に沿っ
て断面にして示した構成図である。
【0021】また、図14および図16は、フレームカ
バー31の前端側Fの一部を破断して上方から当該前端
側Fを見た構成図であり、また、図15および図17
は、フレームカバー31およびフレーム本体33の前端
側Fの一部を破断して側方から当該前端側Fを見た構成
図である。図14ないし図17のいずれもフレーム本体
33にはつづり針Pが装填されていない状態として示し
ている。また、図16および図17は、図14および図
15の状態から引っ張りコイルバネ31mの作用による
突出方向への針押具31gの移動を許容させて、これに
よりフレーム本体33の前端側Fがフレームカバー31
内よりやや突き出した状態を示している。また、図18
は、フレームカバー31内よりフレーム本体33を引き
出したつづり針Pの装填・交換操作可能状態を、打ち出
しアーム2と収納フレーム3のみを表して側方から見た
状態として示しており、また、図19は、かかる状態を
上方から見た状態として示している。
【0022】また、図20および図21は、つづり込み
対象物Wの差入位置の規制と、このつづり込み対象物W
の差し入れに伴ってモータ5の制御回路を閉成させるス
イッチ94を備えた移動部材9の組み付け状態を理解し
易いように、打ち出しアーム2および収納フレーム3を
省略した状態でそれぞれ表した図であり、図20は、ハ
ウジング構成体13の一部を破断して側方から内部を見
た状態として、また、図21は、ハウジング構成体13
の一部を破断して上方から内部を見た状態として、それ
ぞれ示している。
【0023】また、図22ないし図24は、スイッチ基
板95を装着しない状態の移動部材9をそれぞれ表して
おり、また、図25は、かかる移動部材9へのスイッチ
基板95の組み付け過程を当該移動部材9の一部を断面
にして示しており、図26および図27は、移動部材9
にスイッチ基板95を組み付けた状態をそれぞれ示して
いる。
【0024】この実施の形態にかかる簡易型電動ステー
プラは、つづり込み対象物Wを側方より差し入れ可能と
する差し入れ空間10を上部ハウジング11と下部ハウ
ジング12との間に備えた本体1内に、構成各部品を納
めて構成してある。かかる上部ハウジング11と下部ハ
ウジング12とは、前記差し入れ空間10と反対の側に
おいて一体に接合されている。また、かかる本体1は、
左右に分割されたハウジング構成体13、13を左右方
向略中程の位置で互いに接合させて構成してある。
【0025】かかる本体1における上部ハウジング11
内には、つづり針Pの打ち出しアーム2、つづり針Pの
収納フレーム3、この打ち出しアーム2を上下動させる
駆動源としてのモータ5、このモータ5の駆動軸50の
回転運動を上下運動に変換して打ち出しアーム2を上下
動させる動力伝達機構6、モータ5を制御するための制
御回路が形成された回路基板7が納められている。ま
た、この上部ハウジング11の下面は開放11aされて
おり、前記収納フレーム3および打ち出しアーム2の少
なくとも前端側Fを、前記モータ5の駆動によって、上
方から前記差し入れ空間10内に入り込ませることがで
きるようにしてある。
【0026】また、かかる本体1における下部ハウジン
グ12は、上面12aを閉塞させており、また、この下
部ハウジング12の上面12aにおける前記収納フレー
ム3の前端直下にはつづり針Pの曲げ台40が設けてあ
る。すなわち、この下部ハウジング12の上部がステー
プラにおけるベース4として機能するものとなってい
る。また、この下部ハウジング12の内部には、前記モ
ータ5に前記回路基板7の制御回路を介して電力を供給
させる電池などのバッテリー収納部12bが形成されて
いる。
【0027】前記打ち出しアーム2は、前記本体1にお
ける上部ハウジング11に対し、前記差し入れ空間10
と反対の側で横向きのシャフト14によって後端側を回
動可能に組み付けられ、このシャフト14を中心に押刃
20を備えた前端側Fを上下動させるようにしてある。
【0028】また、前記収納フレーム3も、前記本体1
における上部ハウジング11に対し、前記打ち出しアー
ム2と同じ回動中心を持つように、前記シャフト14に
よって後端側を回動可能に組み付けられ、つづり針Pの
打ち出し口30を備えた前端側Fを上下動させるように
してある。
【0029】この実施の形態にあっては、前記打ち出し
アーム2は、前記収納フレーム3の納まる間隔を開けて
配される一対の側板部21、21を、当該打ち出しアー
ム2の長さ方向に沿う向きに備えている。そして、前記
収納フレーム3は、当該収納フレーム3の長さ方向略中
程の位置に設けられた吊下げ部材8によって、この位置
で前記打ち出しアーム2に吊下げ状に支持されている。
【0030】かかる吊下げ部材8は、前記収納フレーム
3の下部の支持部80と、前記打ち出しアーム2の上側
への引っ掛け部81とを有している。この実施の形態に
あっては、かかる吊下げ部材8の支持部80は、横向き
の板状に構成されており、収納フレーム3を構成するフ
レームカバー31の下部に設けた取り付けフランジ31
aにネジ止められて当該収納フレーム3に組み付けられ
るものとしてある。また、かかる支持部80は、左右両
側にそれぞれ、前記打ち出しアーム2を間に納める間隔
を開けて上方に突き出す腕板82を有している。この腕
板82の上端は、内側横向きに折返されており、この折
返された腕板82の上端部が前記打ち出しアーム2の上
側部にそれぞれ引っ掛かる引っ掛け部81としてある。
【0031】また、かかる吊下げ部材8における引っ掛
け部81の下面と支持部80の上面との間の寸法yが、
前記収納フレーム3内に納められたつづり針Pのうち最
前列に位置されるつづり針Pを前記打ち出しアーム2の
押刃20によって打ち出し口30から下方に打ち出す、
当該打ち出しアーム2の下方への移動を許容する寸法と
してある。
【0032】また、前記打ち出しアーム2の前端側Fの
直上位置には、前記モータ5の動力伝達機構6を構成す
るギア列60のうちの、最終ギア62が位置される構成
としてある。かかるギア列60を構成する各ギア61、
61…は、いずれも回転軸を左右方向に位置させた状態
で前記上部ハウジング11に組み付けられている。かか
るギア列60を構成する最初のギア64は、外縁部にモ
ータ5の駆動軸50に設けられたギア51にかみ合う歯
部64aを有しており、また、一面側に二番目のギア6
5にかみ合う小径のギア部64bを一体に有している。
また、前記最終ギア62の両面にはそれぞれ、この最終
ギア62の回転軸に対し偏心した位置に、前記打ち出し
アーム2を上下動させる押圧部材として機能する小ロー
ラ63が設けてある。この最終ギア62の一面側に設け
られた小ローラ63に対し、当該最終ギア62の他面側
に設けられた小ローラ63は、一面側に設けられた小ロ
ーラ63の裏側において、当該一面側に設けられた小ロ
ーラ63の回転軸線と同一の回転軸線を持つように当該
最終ギア62に設けられている。
【0033】そして、この実施の形態にあっては、前記
打ち出しアーム2の上側に、前記最終ギア62を間に納
める間隔を開けて、側面形状において半弧状をなすよう
に湾曲した一対の支持フレーム22、22が上方に突き
出すように組み付けられている。そして、かかる一対の
支持フレーム22、22の一方に前記最終ギア62の一
面側の小ローラ63が、また、かかる一対の支持フレー
ム22、22の他方に当該最終ギア62の他面側の小ロ
ーラ63が、この支持フレーム22の内面に最終ギア6
2の回転に伴って小ローラ63のローラ面を摺接させる
ように、納められた構成としてある。
【0034】図5に示されるように、前記最終ギア62
が前記小ローラ63をもっとも上方に位置させた状態に
おいては、この小ローラ63のローラ面が前記支持フレ
ーム22の上部内面22aに接するものとされ、この小
ローラ63によって前記打ち出しアーム2は前記押刃2
0を前記収納フレーム3内に納められたつづり針Pを打
ち出さない位置に吊下げ状に支持される。また、この状
態において、前記収納フレーム3は、前記吊下げ部材8
によって、その前端下面とベース4との間につづり込み
対象物Wの差し入れ空間10を形成させた状態で前記打
ち出しアーム2に吊下げ状に支持される。(この図5に
示される状態を以下、本明細書においてセットアップ状
態という。)また、前記打ち出しアーム2の上縁23
は、このセットアップ状態において、かかる最終ギア6
2の回転による小ローラ63の円形をなす移動軌跡に囲
まれた仮想面を上下に略二分するように位置される構成
としてある。
【0035】次に、このセットアップ状態から、図5に
おける半時計回りの向きに前記モータ5の駆動により前
記最終ギア62が回転されると、この最終ギア62に設
けられた小ローラ63が前記支持フレーム22の側部側
に移動される。このように小ローラ63が移動される
と、前記支持フレーム22を介して当該小ローラ63に
吊下げられていた前記打ち出しアーム2および前記吊下
げ部材8を介してこの打ち出しアーム2に吊下げ状に支
持されていた前記収納フレーム3は、当該収納フレーム
3の前端下面32が差し入れられたつづり込み対象物W
の上面に押し当てられる位置まで、自重により前記シャ
フト14を中心に前端側Fを下方に回動させる。(図
7)
【0036】この図7に示される状態から、同図におけ
る半時計回りの向きに前記モータ5の駆動によりさらに
前記最終ギア62が回転されると、この最終ギア62に
設けられた小ローラ63が前記打ち出しアーム2の前端
上側24に押し当てられる。かかる打ち出しアーム2の
上縁23は、前述のように、前記セットアップ状態にお
いて小ローラ63の移動軌跡に囲まれた仮想面を上下に
略二分するように配されていることから、かかる最終ギ
ア62の回転により下方に移動される小ローラ63によ
って打ち出しアーム2は前記シャフト14を中心に前端
側Fをさらに下方に回動させられる。そして、この打ち
出しアーム2の回動によって、打ち出しアーム2に設け
られた押刃20により前記収納フレーム3における打ち
出し口30の直上に位置されたつづり針Pが当該打ち出
し口30から下方に打ち出され、つづり込み対象物Wへ
の当該つづり針Pのつづり込みがなされる。(図8、こ
の図8に示される状態を以下、本明細書においてつづり
込み終了状態という。)
【0037】そして、このつづり込み終了状態から、図
8における半時計回りの向きに前記モータ5の駆動によ
り前記最終ギア62がさらに回転されると、前記小ロー
ラ63がそのローラ面を支持フレーム22の内面に再び
摺接させながら上方に移動されるに至り、この小ローラ
63の上方への移動に伴って打ち出しアーム2は前記シ
ャフト14を中心に前端側Fを上方に回動させ、押刃2
0を収納フレーム3内から抜け出させる向きに移動させ
る。そして、このように上方に打ち出しアーム2が回動
されると、再びこの打ち出しアーム2の上部に前記吊下
げ部材8の引っ掛け部81が引っ掛かり、この吊下げ部
材8を介して前記つづり込み対象物Wに前端下面32を
押し当てた収納フレーム3も前端側Fを上方に回動され
るに至る。そして、前記最終ギア62の小ローラ63が
再びもっとも上方に位置する当該小ローラ63の移動開
始前の位置への復帰がなされた時点で前記モータ5のワ
ンサイクルの駆動が終了するものとされ、この小ローラ
63の移動開始前の位置への復帰により、前記収納フレ
ーム3の前端とベース4との間につづり込み対象物Wの
差し入れ空間10を形成させた前記セットアップ状態へ
の復帰がなされる。(図5)
【0038】すなわち、この実施の形態にかかる簡易型
電動ステープラによれば、つづり込み対象物Wへのつづ
り針Pのつづり込み動作に際して前記収納フレーム3の
前端下面32をつづり込み対象物Wの上面に押し当てる
位置まで当該収納フレーム3を回動させることができる
構成を備えながら、一回のつづり込み動作の終了後にフ
レーム押上バネ(ベース4と収納フレーム3との間に介
装される一回のつづり込み動作終了後の収納フレーム3
の復元バネ)を用いることなく、かかる収納フレーム3
の前端下面32とベース4との間に再び前記つづり込み
対象物Wの差し入れ空間10を適切に確保させることが
できる。この結果、この実施の形態にかかる簡易型電動
ステープラによれば、つづり込み対象物Wの差し入れ空
間10を上下方向に大きく確保した構成を採りながら、
一回のつづり込み動作に必要とされるバッテリーの消費
電力を最小に押さえての当該つづり込み対象物Wに対す
る適切なつづり針Pのつづり込みが可能とされる。
【0039】また、この実施の形態にあっては、前記収
納フレーム3は、上面側につづり針Pの収納部33aを
備えたフレーム本体33と、このフレーム本体33の上
面を覆う下面開放31bのフレームカバー31とを備え
て構成してある。
【0040】かかるフレーム本体33のつづり針Pの収
納部33aは、この実施の形態にあっては、このフレー
ム本体33の長さ方向に向けた上面開放の二条の溝部3
3b、33bを当該フレーム本体33に形成させること
により構成してある。そして、かかる収納部33aは、
この二条の溝部33b、33bの一方につづり針Pの針
足の一方を、また、この二条の溝部33b、33bの他
方につづり針Pの針足の他方を納め入れることにより、
複数のつづり針P、P…を納めることができるものとし
てある。
【0041】一方、フレーム本体33のフレームカバー
31は、フレーム本体33の上面を覆う上板部31cを
有すると共に、当該フレーム本体33を間に挟み込む間
隔を開けて形成された一対の側壁31f、31fを当該
フレームカバー31の長さ方向に亙って備えており、下
面を開放31bさせている。
【0042】また、かかるフレームカバー31の上板部
31cには、このフレームカバー31の長さ方向に亙る
長穴31dが形成してある。また、かかるフレームカバ
ー31の一対の側壁31f、31fの間には、前記フレ
ーム本体33の二条の溝部33b、33bにそれぞれ納
まる脚板部31hを備えた針押具31gが納められてい
る。この針押具31gは、前記フレームカバー31の長
穴31dから上方に突き出す爪部31iを備えている。
また、かかるフレームカバー31の上側には、一端を当
該フレームカバー31の後端側に固定され、かつ、当該
フレームカバー31の前端に設けた突部31kに掛け回
されて他端を前記針押具31gの爪部31iに固定され
た引っ張りコイルバネ31mが設けられている。
【0043】また、前記フレームカバー31の長さ方向
にある側壁31fと前記フレーム本体33の長さ方向に
ある側面とには、互いに嵌り合う長い溝34aと長い突
部34bとからなる当該フレームカバー31とフレーム
本体33との組み付け部34が形成してある。この実施
の形態にあっては、かかるフレームカバー31の一対の
側壁31f、31fの内面それぞれに、当該フレームカ
バー31の長さ方向に沿った長い溝34aを設けると共
に、前記フレーム本体33の前端側Fと後端側において
当該フレーム本体33の外側面に、当該フレーム本体3
3の長さ方向に沿い、かつ、前記長い溝34aに嵌る長
い突部34bを設けて、かかる組み付け部34を構成し
ている。
【0044】そして、この実施の形態にあっては、前記
針押具31gの一対の脚板部31h、31hをそれぞれ
フレーム本体33の二条の溝部33b、33bに納めて
この針押具31gが当該溝部33bに案内されて移動さ
れるように配した状態で、前記フレームカバー31の長
い溝34aに前記フレーム本体33の長い突部34bを
嵌め入れて、当該フレームカバー31にフレーム本体3
3を組み付けた構成としてある。
【0045】この結果、この実施の形態にあっては、フ
レームカバー31とフレーム本体33の2パーツによ
り、つづり針Pの装填にあたって前端側Fからフレーム
本体33を引き出すことができる機能を備えた収納フレ
ーム3の主要部を構成することが可能とされる。すなわ
ち、この実施の形態にかかる簡易型電動ステープラによ
れば、前記フレームカバー31とフレーム本体33との
組み付け部34が前記の長い溝34aと長い突部34b
とにより構成してあることから、この長い溝34aの向
きにフレーム本体33を引き出し移動することができ、
また、長い突部34bの長さにより前後にガタつきを生
じないようにこの移動を円滑になすことができる。ま
た、かかる組み付け部34により、前記フレームカバー
31の下面を開放31bさせておくことができ、収納フ
レーム3の上下方向の寸法を当該フレームカバー31に
下板が設けられていない分減少させることができる。
【0046】なお、この実施の形態にあっては、前記フ
レームカバー31内への前記フレーム本体33の最大収
納位置(図12、図14、図15の位置)において、前
記針押具31gの前端31jが当該フレーム本体33の
前端内面33cに突き当てられる構成としてある。ま
た、かかるフレーム本体33の後端側の下面には、この
最大収納位置において、前記本体1に設けられたロック
部材15の掛合爪15aが入り込み、この最大収納位置
にフレーム本体33が納まった状態を維持させる掛合穴
33dが設けてある。かかるロック部材15は、側面形
状を略L字状としており、横向き部15bに前記掛合爪
15aを有すると共に、縦向き部15cの外側を前記本
体1の外側に臨ませており、前記シャフト14を中心
に、このシャフト14に巻装されたねじりコイルバネ1
6によって、横向き部15bの掛合爪15aを上方に突
き上げる回動向きに保持された構成としてある。したが
って、かかるロック部材15の縦向き部15cを外側か
ら押圧操作させることにより、前記ねじりコイルバネ1
6の付勢に抗して横向き部15bを下方に移動操作する
ことができ、この移動操作により前記フレーム本体33
の掛合穴33dと掛合爪15aとの掛合を解くことが可
能となっている。また、前記針押具31gは、その爪部
31iを前記フレームカバー31に設けられた長穴31
dの前端31eに突き当てる位置まで移動可能なものと
してあるが、つづり針Pが装填されていない状態にあっ
ても、前記最大収納位置においては当該長穴31dの前
端31eとその爪部31iとの間に隙間zを形成させた
状態で前記フレーム本体33の前端内面33cに押さえ
込まれる構成としてある。(図14、図15)この結
果、この実施の形態にあっては、前記ロック部材15を
操作して、当該ロック部材15の掛合爪15aと前記フ
レーム本体33の掛合穴33dとの掛合を解除すると、
前記針押具31gの前端31jと前記フレーム本体33
の前端内面33cとの間につづり針Pが装填されていな
くても、この針押具31gの前記爪部31iと前記長穴
31dの前端31eとの間の前記隙間z分の、前記引っ
張りコイルバネ31mの付勢による針押具31gの移動
により、この針押具31gの前端31jに前端内面33
cを突き当てているフレーム本体33を前記フレームカ
バー31内から突き出す向きに移動させることができ
る。(図16、図17)
【0047】なお、前記フレーム本体33につづり針P
が多く装填されればされるほど前記針押具31gの後退
によって前記ロック部材15の掛合爪15aと前記フレ
ーム本体33の掛合穴33dとの掛合の解除による当該
フレーム本体33の突き出す向きの移動量は大きくな
る。また、引っ張りコイルバネ31mがより引伸される
ため当該突き出す向きの移動の勢いは強くなる。この実
施の形態にあっては、前記フレームカバー31が下面を
開放31bさせていることを利用して、このように突き
出す向きに移動されるフレーム本体33の下面に弾性的
に頂部83aを摺接させるように山形に折り曲げた板状
のバネ部83を、前記吊下げ部材8の支持部80に一体
に設け、かかるフレーム本体33の移動の制動をなすよ
うにしてある。
【0048】また、この実施の形態にあっては、前記ベ
ース4と収納フレーム3の間に形成されるつづり込み対
象物Wの差し入れ空間10において、この差し入れ空間
10に差し入れられるつづり込み対象物Wの端部に向き
合う縦向きの差し入れ規制部90を左右両側に備えた移
動部材9が、当該収納フレーム3の前端側Fから後端側
に向けて移動可能に備えられている。
【0049】この実施の形態にあっては、かかる移動部
材9は、前記ベース4の上面に摺接される左右方向に長
い横向き板部91を備える。また、この横向き板部91
の両端部にそれぞれ、前記差し入れ空間10に臨む上部
ハウジング11の内面に摺接される縦向きのガイド板部
92を備えている。かかる移動部材9における横向き板
部91の下面には、左右方向に延びる突起91aが形成
してあると共に、縦向きのガイド板部92の外側には上
下方向に延びる突起92aが形成してある。また、前記
ベース4の上面には、互いに間隔を開けて、かかる移動
部材9における横向き板部91の下面に設けた突起91
aが嵌る左右方向に長い複数の溝41、41…が形成し
てあると共に、前記差し入れ空間10に臨む上部ハウジ
ング11の内側面には、互いに間隔を開けて、かかる移
動部材9におけるガイド板部92の外面に設けた突起9
2aが嵌る上下方向に長い複数の溝11b、11b…が
形成してある。また、前記収納フレーム3の前端側Fか
ら後端側に向けての移動部材9の移動、または、この収
納フレーム3の後端側から前端側Fに向けての移動部材
9の移動により、この移動部材9における前記各突起9
1a、92aがそれぞれ、前記本体側(すなわち、ベー
ス4および上部ハウジング11側)に設けた前記各溝1
1b、11b…・41、41…の一つから弾性的に抜け
出し、この移動部材9の移動を止めた時点で当該各溝1
1b、11b…・41、41…の他の一つに弾性的に嵌
り込む構成としてある。この結果、この実施の形態にあ
っては、移動部材9を、前記差し入れ空間10内におい
て、所望の位置に移動部材9の向きにズレを生じさせる
ことなく移動操作することができると共に、この所望の
移動位置において当該移動部材9を安定的に位置付ける
ことが可能とされる。
【0050】なお、この実施の形態にあっては、前記移
動部材9を構成する横向き板部91の両端部にそれぞ
れ、前記差し入れ空間10から側方に突き出す大きさの
操作部93が形成されており、両操作部93、93にそ
れぞれ指の腹を押し付けて片手の二本の指でこの移動部
材9を挟み持つようにして、かかる移動部材9の移動操
作をなすことができるようにしてある。
【0051】また、この実施の形態にあっては、かかる
移動部材9の前記縦向きの規制部90の一方側に、前記
差し入れ空間10に差し入れられるつづり込み対象物W
の端部の当接により前記モータ5を駆動制御する回路を
閉成させるスイッチ94が設けられている。この実施の
形態にあっては、かかるスイッチ94は、常時回路を開
成する向きに弾発されたバネ板状のスイッチプレート9
4aを備えたスイッチユニット94bとして構成してあ
る。
【0052】この結果、この実施の形態にあっては、前
記移動部材9を所望の位置に移動させて、この移動部材
9における規制部90と前記収納フレーム3の打ち出し
口30との間の間隔を変えることにより、つづり込み対
象物Wへのつづり針Pのつづり込み位置を可変させるこ
とができる。
【0053】なお、この実施の形態にあっては、前記ス
イッチユニット94bは、前記移動部材9の移動方向に
長い縦向きのスイッチ基板95の回路に電気的に接続さ
れた状態で、当該スイッチ基板95の前端に一体に組み
付けてある。また、前記移動部材9には、当該移動部材
9の移動方向に沿った当該スイッチ基板95の嵌込み溝
96が形成してある。この嵌込み溝96は、上方および
両溝端を開放させている。また、この嵌込み溝96の溝
底96aには、スイッチ基板95の下部に形成されたス
イッチ基板95の後端側に突き出す爪部95aを、この
嵌込み溝96の前端側Fからのスイッチ基板95の差し
入れにより引っ掛ける引っ掛け部96bが形成してあ
る。また、この嵌込み溝96の一方の溝壁96cには、
前記スイッチ基板95の爪部95aを引っ掛け部96b
に引っ掛けさせた位置で、当該スイッチ基板95の後端
側に形成させた掛合穴95bに嵌り込む突部96dが設
けてあると共に、かかる嵌込み溝96の他方の溝壁96
cには当該スイッチ基板95を前記一方の溝壁96c側
に弾性的に押し付けるように当該スイッチ基板95の一
面に押し当てられる***部96eが形成してある。
【0054】この結果、この実施の形態にあっては、前
記移動部材9の嵌込み溝96に対し、図25に示される
ように、前記スイッチ基板95の爪部95aが引っ掛け
部96bの前方に位置されるように当該スイッチ基板9
5を当該嵌込み溝96の上方から差し入れた後、このス
イッチ基板95を後方に向けて移動させることにより、
前記爪部95aを前記引っ掛け部96bに引っ掛けさ
せ、かつ、前記掛合穴95bに突部96dを納め入れ
て、当該嵌込み溝96からスイッチ基板95が抜け出さ
ないように当該嵌込み溝96に当該スイッチ基板95を
ワンタッチで取り付けることができる。(図26、図2
7)すなわち、この実施の形態にあっては、前記移動部
材9への前記スイッチ94の適切な取り付けを容易にな
すことが可能とされる。
【0055】
【発明の効果】この発明にかかる簡易型電動ステープラ
によれば、ステープラを構成するつづり針の収納フレー
ムの前端側をつづり込み動作時に支障なく上下動させる
ことができ、当該動作に必要な電力を必要最小限に留め
ることができる。また、ステープラによってつづり込む
つづり込み対象物の厚さの変化に比較的柔軟に対応し
て、つづり込み対象物に対し適切なつづり針のつづり込
みをなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動ステープラの側面図
【図2】電動ステープラの平面図
【図3】図1と異なる向きから見た電動ステープラの側
面図
【図4】図1及び図3と異なる向きから見た電動ステー
プラの側面図
【図5】電動ステープラの内部構成図
【図6】図5と異なる向きから電動ステープラの内部構
成を示す内部構成図
【図7】電動ステープラの内部構成図
【図8】電動ステープラの内部構成図
【図9】電動ステープラの内部構成を示す平面構成図
【図10】打ち出しアーム2と収納フレーム3を前端側
Fから見た状態で表した構成図
【図11】吊下げ部材8の側面図
【図12】フレームカバー31内への最大収納位置にフ
レーム本体33がある状態を示す要部平面図
【図13】フレームカバー31内へのフレーム本体33
の収容・組み付け状態を示す断面構成図
【図14】フレームカバー31の前端側Fの一部を破断
して示す平面構成図
【図15】フレームカバー31およびフレーム本体33
の前端側Fの一部を破断して示す側面構成図
【図16】フレームカバー31の前端側Fの一部を破断
して示す平面構成図
【図17】フレームカバー31およびフレーム本体33
の前端側Fの一部を破断して示す側面構成図
【図18】フレームカバー31内よりフレーム本体33
を引き出したつづり針Pの装填・交換操作可能状態を示
す要部側面図
【図19】フレームカバー31内よりフレーム本体33
を引き出したつづり針Pの装填・交換操作可能状態を示
す要部平面図
【図20】移動部材9の組み付け状態を、打ち出しアー
ム2および収納フレーム3を省略した状態で示す側面構
成図
【図21】移動部材9の組み付け状態を、打ち出しアー
ム2および収納フレーム3を省略した状態で示す平面構
成図
【図22】スイッチ基板95を装着しない状態の移動部
材9の平面図
【図23】スイッチ基板95を装着しない状態の移動部
材9の側面図
【図24】図23と異なる向きから見たスイッチ基板9
5を装着しない状態の移動部材9の側面図
【図25】移動部材9へのスイッチ基板95の組み付け
過程を移動部材9の一部を断面にして示した構成図
【図26】移動部材9にスイッチ基板95を組み付けた
状態を示す構成図
【図27】移動部材9にスイッチ基板95を組み付けた
状態を示す平面構成図
【図28】検討例の要部を示す断面構成図
【図29】検討例の要部を示す構成図
【図30】検討例の要部を示す一部破断構成図
【符号の説明】
P つづり針 1 本体 10 差し入れ空間 2 打ち出しアーム 20 押刃 22 支持フレーム 3 収納フレーム 30 打ち出し口 32 前端下面 4 ベース 5 モータ 8 吊下げ部材 80 支持部 81 引っ掛け部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースを備えた本体と、この本体に後端
    側で回動可能に組み付けられた前端に押刃を有する打ち
    出しアームと、当該本体に後端側で回動可能に組み付け
    られた前端につづり針の打ち出し口を有するつづり針の
    収納フレームと、この打ち出しアームの上部への引っ掛
    け部と当該収納フレームの下部の支持部を備えた当該打
    ち出しアームへの収納フレームの吊下げ部材とを備えて
    おり、 前記本体にはモータの駆動により上下方向に移動される
    押圧部材が設けてあると共に、 前記打ち出しアームの上部には、前記押圧部材を上下方
    向に移動可能に納める支持フレームが設けてあり、 前記打ち出しアーム及び収納フレームが、上方位置にあ
    る前記押圧部材に前記支持フレームで吊下げられて、当
    該収納フレームの前端とベースとの間につづり込み対象
    物の差し入れ空間が形成されると共に、 前記打ち出しアーム及び収納フレームが、前記モータの
    駆動による前記押圧部材の下方への移動に伴って自重に
    より前端側を下方に移動して、つづり込み対象物の上面
    に当該収納フレームの前端下面を押し当てる構成として
    あり、 さらに、前記吊下げ部材の前記引っ掛け部と支持部との
    間の寸法が、前記押圧部材の最下方位置に向けた移動に
    伴って、前記収納フレームに納められたつづり針を押刃
    によって前記打ち出し口から押し出すように当該押圧部
    材の移動による前記打ち出しアームの前端側の下方への
    移動を許容する寸法としてあることを特徴とする簡易型
    電動ステープラ。
  2. 【請求項2】 収納フレームが、上面側につづり針の収
    納部を備えたフレーム本体と、このフレーム本体の上面
    を覆う下面開放のフレームカバーとを備えて構成してあ
    ると共に、 前記フレームカバーの長さ方向にある側壁と前記フレー
    ム本体の長さ方向にある側面とを、互いに嵌り合う長い
    溝と長い突部とからなる当該フレーム本体の組み付け部
    によって、収納フレームの前端側からフレームカバー内
    よりフレーム本体を引き出してつづり針の装填をなすこ
    とができるように組み付けてあることを特徴とする請求
    項1記載の簡易型電動ステープラ。
  3. 【請求項3】 ベースと収納フレームの前端との間に差
    し入れられるつづり込み対象物の端部の当接によりモー
    タの回路を閉成させるスイッチが、当該収納フレームの
    前端側から後端側に向けて移動操作可能に設けられる移
    動部材に備えてあることを特徴とする請求項1記載の簡
    易型電動ステープラ。
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