JP2000316077A - 画像データ格納装置及び方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像データ格納装置及び方法及び記憶媒体

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JP2000316077A
JP2000316077A JP11122972A JP12297299A JP2000316077A JP 2000316077 A JP2000316077 A JP 2000316077A JP 11122972 A JP11122972 A JP 11122972A JP 12297299 A JP12297299 A JP 12297299A JP 2000316077 A JP2000316077 A JP 2000316077A
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Hironobu Nakai
宏暢 中井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像データのファイリングに際して適切な解像
度を自動的に設定することを可能とし、画像ファイリン
グの操作性を大幅に向上する。 【解決手段】ファイリング部5は、リーダ部1から入力
された高解像度画像データから、スーパーファイン、フ
ァイン、ノーマルの3種類の解像度の画像データを生成
する。OCR部9は、高解像度画像データとファイリン
グ部5で生成された3つの画像データの各々について文
字認識処理を実行し、認識結果A〜Dを得る。そして、
10aで、これら認識結果A〜Dに基づいてファイリン
グすべき画像データを決定するためのしきい値を設定
し、10bで該しきい値に基づいてファイリングすべき
画像データを決定する。こうして、10bで決定された
画像データがファイリング画像として格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データ格納装置
及び方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に画像データは大容量である。従っ
て、このような画像データのファイリングを行う画像フ
ァイリング装置においては、文書画像データの解像度を
下げて記憶領域の消費を低減することが行われる。しか
しながら、画像の解像度を下げることは、ファイリング
された画像を再現した際の画質の低下を招き、画像中の
文字が判読不能となるなどの不具合が生じる場合があ
る。従って、例えば、文書画像をファイリングするに際
して複数の解像度への変換が可能な装置であれば、画像
再現時の文字の判読が可能でデータ容量が最少となる適
切な解像度を文書毎に選択する必要がある。
【0003】すなわち、保存された文書画像を必要に応
じて紙などの記録媒体に印刷したとき、その印刷された
文書が判読可能かどうか、特に文字の潰れやカスミによ
って文字が読みにくくなっていないかどうかを確認する
ために、画像のファイリングに先立って、あらかじめ保
存する文書全体の文字密度や文字の大きさを判別し適切
な解像度を設定する必要がある。ここで、適切な解像度
の設定は、例えばスーパーファイン、ファイン、ノーマ
ルの中から選択される。そして、選択された解像度への
解像度変換が施された画像データがファイリングされ
る。或いは、選択された解像度で文字の潰れやカスミが
発生していないかを、解像度変換を施した画像について
テスト印刷し、印刷結果に基づいて解像度を設定してか
ら本番のファイリング作業を行うことも行われている。
或いは、記憶容量の低減を図らずに、常に最高解像度で
の画像ファイリングを行うという方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原稿の
密度や文字の大きさを確認してから画像ファイリングす
る方法や、テスト印刷を行ってからファイリングする方
法では、保存する文書が複数枚存在するとき、原稿の確
認作業を全ページにわたって行う必要が発生し、或い
は、複数枚のテスト印字を行わなければならず、不経済
である。加えて、テスト出力する際に、ノーマル解像度
で出力し、その結果に不満足であれば、再度解像度を上
げたファイン解像度で出力してみなければならず、消耗
品を無駄に消費したり、解像度の設定に多大な手間と時
間がかかったりしていた。
【0005】また、上記のような無駄を無くすために、
テスト出力を一切行わない代りに原稿によらず、常に最
大の解像度(スーパーファインなど)でファイリングを
行うという方法も考えられる。しかしながら、この場
合、適切な解像度以上のオーバースペックな解像度で画
像のファイリングを行ってしまう場合があり、ファイリ
ング装置の不揮発性記憶媒体を無駄に消費したり、デー
タファイリング時やデータ読出し時の処理に時間がかか
ってしまうなど欠点がある。
【0006】また、上記のいずれの方法においても、画
像の記憶解像度がファイリング開始前に設定されるた
め、保存すべき文書が複数ページを有する場合に、ペー
ジ単位で解像度を最適化してファイリングすることが可
能であった。例えば、原稿の途中で文字密度や文字の大
きさがページ単位で大幅に変わるような場合でも、ファ
イリングの開始前に設定された一定の解像度で全ページ
の画像データが格納されてしまう。
【0007】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、画像データのファイリングに際して適切な解像
度を自動的に設定可能とし、画像ファイリングの操作性
を大幅に向上することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による画像データ格納装置は例えば以下の構
成を備える。
【0009】入力画像データから解像度の低い画像デー
タを生成する生成手段と、前記入力画像データと前記生
成手段で生成された画像データの各々について文字認識
処理を実行する文字認識手段と、前記文字認識手段によ
って得られた各画像データの認識結果に基づいて、ファ
イリングすべき画像データを決定する決定手段と、前記
決定手段で決定された画像データをファイリング画像と
して格納する格納手段とを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な実施形態を説明する。
【0011】図1は本実施形態の画像処理装置の構成を
示すブロック図である。リーダ部1は原稿の画像を読み
取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部2及び
画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2はリーダ
部1及び画像入出力制御部3からの画像データに応じた
画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はリー
ダ部1に接続されており、ファクシミリ部4、ファイル
部5、ネットワーク・インタフェース部7、LIPSフ
ォーマッタ部8、OCR(文字認識)部9、コア部10
などからなる。
【0012】ファクシミリ部4は電話回線を介して受信
した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データ
をコア部10へ転送し、又、コア部10から転送された
画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電
話回線を介して送信する。ファイル部5には光磁気ディ
スクドライブユニット6が接続されており、ファイル部
5はコア部10から転送された画像データを圧縮し、そ
の画像データを検索するためのキーワードとともに光磁
気ディスクドライブユニット6にセットされた光磁気デ
ィスクに記憶させる。又、ファイル部5はコア部10を
介して転送されたキーワードに基づいて光磁気ディスク
に記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された
圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像デ
ータをコア部10へ転送する。
【0013】ネットワーク・インタフェース部7は、パ
ーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/
WS)11とコア部10の間のインタフェースである。
12はネットワークサーバであり、ネットワーク制御の
中枢である。LIPSフォーマッタ部8はPC/WS1
1から転送されたPDLデータをプリンタ部2で記録で
きる画像データに展開するものである。OCR(文字認
識)部9はコア部10から転送された画像データに対し
て、文字認識を行い、認識された文字をテキスト文字列
として抽出する。コア部10については後述するが、コ
ア部10はリーダ部1、ファクシミリ部4、ファイル部
5、ネットワーク・インタフェース部7、LIPSフォ
ーマッタ部8,OCR部9のそれぞれの間のデータの流
れを制御するものである。
【0014】図2は図1に示したリーダ部1及びプリン
タ部2の断面図である。リーダ部1の原稿給送装置10
1は原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス10
2上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガ
ラス102上の原稿を排出するものである。原稿がプラ
テンガラス102上に搬送されると、ランプ103を点
灯し、そしてスキャナユニット104の移動を開始させ
て、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光
は、ミラー105,106,107、及びレンズ108
によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)1
09へ導かれる。このように、走査された原稿の画像は
CCD109によって読み取られる。CCD109から
出力される画像データは、所定の処理が施された後、プ
リンタ部2及び画像入出力制御部3のコア部10へ転送
される。
【0015】プリンタ部2のレーザドライバ221はレ
ーザ発光部201を駆動するものであり、リーダ部1か
ら出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光
部201に発光させる。このレーザ光は感光ドラム20
2に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた
潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分
には現像器203によって現像剤が付着される。そし
て、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセ
ット204及びカセット205のいずれかから記録紙を
給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付
着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記
録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧
力により現像剤は記録紙に定着される。定着部207を
通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、
ソータ220は排出された記録紙をそれぞれのビンに収
納して記録紙の仕分けを行う。なお、ソータ220は仕
分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納
する。
【0016】また、両面記録が設定されている場合は、
排出ローラ208のところまで記録紙を搬送した後、排
出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209
によって再給紙搬送路へ導く。多重記録が設定されてい
る場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないよ
うにフラッパ209によって再給紙搬送路へ導く。再給
紙搬送路へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写
部206へ給紙される。
【0017】図3は図1に示したリーダ部1の制御構成
を示すブロック図である。CCD109から出力された
画像データはA/D・SH部110でアナログ/デジタ
ル変換が行われるとともに、シェーディング補正が行わ
れる。A/D・SH部110によって処理された画像デ
ータは画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送さ
れるとともに、インターフェース部113を介して画像
入出力制御部3のコア部10へ転送される。CPU11
4は操作部115で設定された設定内容に応じて画像処
理部111及びインターフェース113を制御する。例
えば、操作部115でトリミング処理を行って複写を行
う複写モードが設定されている場合は、画像処理部11
1でトリミング処理を行わせてプリンタ部2へ転送させ
る。又、操作部115でファクシミリ送信モードが設定
されている場合は、画像データと設定されたモードに応
じた制御コマンドをインターフェース113からコア部
10へ転送させる。なお、上述したような処理をCPU
114に実現させるための制御プログラムは、メモリ1
16に記憶されており、CPU114はメモリ116を
参照しながら制御を行う。また、メモリ116はCPU
114の作業領域としても使われる。
【0018】図4は図1に示したコア部10の制御構成
を示すブロック図である。リーダ部1からの画像データ
はインターフェース122を介してデータ処理部121
へ転送されるとともに、リーダ部1からの制御コマンド
はインターフェース122を介してCPU123へ転送
される。データ処理部121は画像の回転処理や変倍処
理などの画像処理を行うものである。リーダ部1からデ
ータ処理部121へ転送された画像データは、リーダ部
1から転送された制御コマンドに応じて、インターフェ
ース120を介してファクシミリ部4、ファイル部5、
ネットワークインターフェース部7へ転送される。
【0019】また、ネットワークインターフェース部7
を介して入力された画像を表すコードデータは、インタ
ーフェース120を介してデータ処理部121に転送さ
れる。データ処理部120は、そのコードデータのPD
LがLIPSであるのかあるいはポストスクリプトであ
るのかを判定し、しかるべきLIPSフォーマッタ部8
へ転送されて画像データに展開される。この画像データ
はデータ処理部121に転送された後、ファクシミリ部
4やプリンタ部2へ転送される。また、リーダ部1より
入力された画像データは、必要に応じてOCR部9へ転
送され、文字認識結果がデータ処理部121へ転送され
る。
【0020】また、ファクシミリ部4からの画像データ
は、インタ−フェース120を介してデータ処理部12
1へ転送された後、プリンタ部2やファイル部5、ネッ
トワークインターフェース部7へ転送される。また、フ
ァイル部5からの画像データは、インターフェース12
0を介してデータ処理部121へ転送された後、プリン
タ部2やファクシミリ部4、ネットワークインターフェ
ース部7へ転送される。
【0021】CPU123はメモリ124に記憶されて
いる制御プログラム、及びリーダ部1から転送された制
御コマンドに従って以上のような制御を行う。また、メ
モリ124はCPU123の作業領域としても使われ
る。ネットワークインターフェース部7には、MIB(M
anagement Infomation Base)と呼ばれるデータベースが
構築されており、SNMPプロトコルを用いてネットワ
ーク上のコンピュータと通信し、プリンタの管理が可能
になっている。部門IDごとに設定可能なプリント枚数
やその他の各種設定が装置の操作部あるいはネットワー
ク上のコンピュータから設定、管理が可能となってい
る。
【0022】このように、本実施形態の画像処理装置
は、コア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像の
プリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータか
らのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行う
ことが可能である。
【0023】次に本実施形態の動作について図5乃至図
7を参照して説明する。なお、図5及び図6は本実施形
態による画像ファイリング処理を説明るフローチャート
である。また、図7は本実施形態による画像ファイリン
グ処理におけるデータの流れを説明するブロック図であ
る。
【0024】ファイリング処理が開始されると、ステッ
プS502において、リーダ部1で画像のスキャンを行
う。この時、リーダ部1におけるスキャンの解像度はリ
ーダ部1の最高解像度(例えば400dpiなど)とす
る。次にステップS503にてスキャンした画像をOC
R部9に転送する。画像の転送は1ページごとの転送で
も良いし、いったん別のメモリ上に全ページ分スキャン
を行った後、まとめて転送を行っても良い。そして、ス
テップS504にて文字認識を行う。ここでは、その文
字認識結果を結果Aとする。
【0025】ステップS505では、ステップS502
のスキャンによって得られた画像データをファイル部5
へ転送する。そして、ステップS506では、ファイル
部5内の解像度変換機能を用いて、スーパーファイン解
像度の変換画像を作成する。ステップS507にてステ
ップS506で変換された画像をOCR部9に転送す
る。そして、ステップS508では、OCR部9にて文
字認識を行い、その認識結果を結果Bとする。
【0026】同様に、ステップS509にて、ファイル
部5内の解像度変換機能を用いて、ファイン解像度の変
換画像を作成する。そして、ステップS510におい
て、ステップS509で変換された画像をOCR部9に
転送する。ステップS511では、OCR部9にて文字
認識を行い、その認識結果を結果Cとする。
【0027】更にステップS512にて、ファイル部5
内の解像度変換機能を用いて、ノーマル解像度の変換画
像を作成する。そして、ステップS513にてステップ
S512で変換された画像をOCR部9に転送する。ス
テップS514では、OCR部9にて文字認識を行い、
その認識結果を結果Dとする。
【0028】上記の認識結果A,B,C,Dがすべてそ
ろったらステップS515へと移行し、図6に示される
比較ルーチンの実行に移る。
【0029】比較ルーチンが起動されると、まずステッ
プS602において、認識結果Aと認識結果Bとの類似
性を判定する。そして、ステップS603では、ステッ
プS602の判定結果に基づいて、画像間の類似性判断
のためのしきい値を決定する。通常、結果Aの文字認識
率が解像度の点からも最高の精度となり、その次には、
ファイル部5でスーパーファイン解像度に変換した画像
の文字認識結果である認識結果Bが高い精度を有するこ
とになる。従って、結果Aと結果Bとの類似の程度がフ
ァクシミリで送信する画像の最大値(=しきい値)とな
る。このしきい値をそのまま使用しても良いし、あらか
じめ設定された値の加減を行っても良い。
【0030】しきい値の算出方法としては例えば次のよ
うな手法が考えられる。すなわち、認識結果Aの有する
文字数と認識結果Aと認識結果Bとの間で認識結果が一
致した文字数との比をとり、これをしきい値とする。す
なわち、 [しきい値]=[認識結果の一致した文字数]÷[認識
結果Aの全文字数] によって得る。
【0031】また、本実施形態では、ステップS602
及びS603にてしきい値の決定プロセスを実行してい
るが、これに代わり、ユーザが任意にしきい値を設定す
ることも可能である。その場合、あらかじめ、操作部な
どからしきい値を設定しておく必要があるが、代りに、
ステップS602とS603は実行しなくともよくな
る。
【0032】以上のようにしてしきい値が設定される
と、次に、ステップS604にて認識結果Aと認識結果
Dとの類似性を比較する。例えば、認識結果Dと認識結
果Aの間における、認識結果の一致する文字数をカウン
トし、上記の式(1)を用いて正解率を算出する。そし
て、ステップS605において、この正解率とステップ
S603で算出されたしきい値とを比較し、この正解率
がしきい値以上もしくはしきい値に対してあらかじめ設
定された範囲内にある場合に、両認識結果には類似性が
あると判断される。こうして、認識結果Aと認識結果D
との間に類似性があると判断された場合は、ノーマル解
像度の画像で十分な文字認識が行える、すなわち判読可
能な画質を維持できると判断され、処理はステップS6
06へ進む。従って、ステップS606では、ノーマル
解像度でファイリングを行う。それ以外の場合はステッ
プS607に移行する。
【0033】ステップS607では、上記ステップS6
04の処理と同様の方法で認識結果Aと認識結果Cとの
類似性を比較する。そして、認識結果Aと認識結果Cと
の間に類似性がある判定された場合は、ステップS60
8からステップS609へ進み、ファイン解像度でのフ
ァイリングを行う。それ以外の場合はステップS610
に移行する。
【0034】ステップS610に処理が進んだ場合は、
ファイン解像度、ノーマル解像度では判読可能な画質が
得られないということを意味する。従って、ステップS
610では、ファイル部5の最高解像度であるスーパー
ファイン解像度にてファイリングを行う。
【0035】なお、ステップS606、S609、S6
10におけるファイリングでは、先駆された解像度の画
像に圧縮処理を施す。ここで、圧縮処理としては、2値
の画像圧縮処理(MH、MRなど)、多値の画像圧縮処
理(JPEG)等が挙げられる。また、圧縮処理として
は、他の非可逆の画像圧縮であってもかまわない。ま
た、ファイリング先の記憶媒体としては、取り外し可能
な不揮発性の記憶媒体でもよいし、取り外し不可能な記
憶媒体であってもよい。
【0036】以上の図5に示される処理を図7を参照し
て説明する。リーダ部1で読み取られた高解像度画像デ
ータはメモリに保持され、OCR部9へ提供されるとと
もにファイル部5へも提供される(ステップS502、
S503、S505)。ファイル部5では、高解像度画
像データをスーパーファイン、ファイン、ノーマルの3
種類の解像度へ変換し、それぞれの変換画像を保持す
る。そして、コア部10はそれぞれの解像度の画像デー
タをOCR部9へ転送する(ステップS506、S50
7、S509、S510、S512、S513)。
【0037】OCR部9では、高解像度画像データ、ス
ーパーファイン解像度の画像データ、ファイン解像度の
画像データ、ノーマル解像度の画像データのそれぞれに
ついて文字認識処理を実行し、それぞれの認識結果を結
果A、B、C、Dとして出力するステップS504、S
508、S511、S514)。
【0038】次に、コア部10のCPU123は、認識
結果Aと認識結果Bとを用いてしきい値の設定を行い
(10a)、設定されたしきい値を用いてファイリング
画像の解像度を、スーパーファイン、ファイン、ノーマ
ルの中から決定し(10b)、決定された解像度で当該
画像のファイリングを行う(保持された変換画像から対
応する解像度のものを選択し、ファイリングする)。
【0039】以上のような解像度の決定とファイリング
処理を原稿のページを単位として繰り返せば、複数ペー
ジが含まれる原稿を、原稿単位で適切な解像度でファイ
リングすることができる。
【0040】なお、上記構成において、高解像度画像や
解像度変換後の画像データを保持する記憶媒体として
は、HDDや揮発性RAMなどのメモリが挙げられる。
また、各画像データをそれぞれ異なるメモリに格納する
ようにしてもよいし、共通のメモリに格納するようにし
てもい。
【0041】以上のように、上記実施形態によれば、O
CR部9による文字認識結果により、複数の解像度の中
から特定の解像度の画像が自動的に選択され、ファイリ
ングされる。このため、認識率のよい、つまり判読しや
すいと判断される画像に対してはより低解像度でファイ
リングを行い、反対に判読が難しいと判断される画像に
対してはより高解像度でファイリングが行われることに
なる。この結果、後々、ファイリングされた画像データ
を用いて紙などの記憶媒体に印刷を行った場合には、認
識率のよい、つまり判読しやすい画像が安定して得られ
る。これにより、ファイリングされる画像の記録サイ
ズ、ファイリング時間とのバランスを取りながら、使用
者が意識すること無く常に最適な解像度で画像のファイ
リングを行うことが可能になる。
【0042】なお、上記実施形態では、ファイリングに
おいて画像データを格納しているが、OCR部9による
文字認識結果を同時に格納しておくようにしてもよい。
このようにすれば、文書検索等を容易に行えるようにな
る。なお、格納する文字認識結果はもっとも高精度な画
像に対するもの、すなわち認識結果Aを用いるのが好ま
しい。
【0043】また、上記実施形態では、ファイル部5に
よって得られた、解像度変換後の各画像を保持したが
(図7)、決定された解像度で再度読取り画像を変換す
るようにしてもよい。ただし、この場合、リーダ部1か
ら得られるオリジナルの画像データをファイリング処理
が終わるまで保持しておく必要がある。
【0044】また、上記実施形態では、スーパーファイ
ン解像度、ファイン解像度、ノーマル解像度のいずれか
の解像度変換後の画像が格納されるが、いずれの解像度
の画像でも判読が困難であると判断された場合にリーダ
1よりの高解像度画像データをそのままファイリングす
るにしてもい。この場合、高解像度画像データを使用す
るか否かの判断は、認識結果Aと認識結果Bとの間で認
識結果の異なる割合が所定値を越えるか否かをチェック
する(上記式(1)で求まる「しきい値」が所定値を越
えるか否かをチェックする)ことにより行える。
【0045】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0046】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0047】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データのファイリングに際して適切な解像度を自動
的に設定することが可能となるので、画像ファイリング
の操作性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の画像処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示したリーダ部1及びプリンタ部2の断
面図である。
【図3】図1に示したリーダ部1の制御構成を示すブロ
ック図である。
【図4】図1に示したコア部10の制御構成を示すブロ
ック図である。
【図5】本実施形態による画像ファイリング処理を説明
るフローチャートである。
【図6】本実施形態による画像ファイリング処理を説明
るフローチャートである。
【図7】本実施形態による画像ファイリング処理におけ
るデータの流れを説明するブロック図である。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像入出力制御部 4 ファクシミリ部 5 ファイル部 7 ネットワーク・インターフェース部 8 LIPSフォーマッタ部 9 OCR(文字認識)部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データから解像度の低い画像デ
    ータを生成する生成手段と、 前記入力画像データと前記生成手段で生成された画像デ
    ータの各々について文字認識処理を実行する文字認識手
    段と、 前記文字認識手段によって得られた各画像データの認識
    結果に基づいて、ファイリングすべき画像データを決定
    する決定手段と、 前記決定手段で決定された画像データをファイリング画
    像として格納する格納手段とを備えることを特徴とする
    画像データ格納装置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段は、前記入力画像データよ
    りも低い、複数の異なる解像度の画像データを生成し、 前記決定手段は、前記文字認識手段によって得られた各
    画像データの認識結果に基づいて、ファイリングすべき
    画像データを前記生成手段で生成された画像データの中
    から決定することを特徴とする請求項1に記載の画像デ
    ータ格納装置。
  3. 【請求項3】 前記決定手段は、前記文字認識手段によ
    って得られた各画像データの認識結果に基づいて、ファ
    イリングすべき画像データを前記入力画像データと前記
    生成手段で生成された画像データの中から決定すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像データ格納装置。
  4. 【請求項4】 前記決定手段は、 前記入力画像に対する文字認識結果と、前記生成手段で
    生成された画像データのうちの最高解像度の画像データ
    に対する文字認識結果とに基づいて類似性判定のための
    閾値を設定する設定手段と、 前記入力画像データに対する文字認識結果との間で、前
    記閾値を満足する類似性を有する文字認識結果を有する
    画像データのうち、最低の解像度の画像データをファイ
    リングすべき画像データとして選択する選択手段とを備
    えることを特徴とする請求項1に記載の画像データ格納
    装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記入力画像に対する
    文字認識結果と、前記生成手段で生成された画像データ
    のうちの最高解像度の画像データに対する文字認識結果
    との間で、認識結果が一致している率に基づいて閾値を
    決定することを特徴とする請求項4に記載の画像データ
    格納装置。
  6. 【請求項6】 前記格納手段は、前記決定手段で決定さ
    れた画像データを圧縮して格納することを特徴とする請
    求項1に記載の画像データ格納装置。
  7. 【請求項7】 前記格納手段は、前記決定手段で決定さ
    れた画像データとともに、前記文字認識手段による認識
    結果を格納することを特徴とする請求項1に記載の画像
    データ格納装置。
  8. 【請求項8】 前記格納手段において格納される文字認
    識結果は、前記文字認識手段による前記入力画像データ
    に対する認識結果であることを特徴とする請求項7に記
    載の画像データ格納装置。
  9. 【請求項9】 入力画像データから解像度の低い画像デ
    ータを生成する生成工程と、 前記入力画像データと前記生成工程で生成された画像デ
    ータの各々について文字認識処理を実行する文字認識工
    程と、 前記文字認識工程によって得られた各画像データの認識
    結果に基づいて、ファイリングすべき画像データを決定
    する決定工程と、 前記決定工程で決定された画像データをファイリング画
    像として記憶媒体に格納する格納工程とを備えることを
    特徴とする画像データ格納方法。
  10. 【請求項10】 前記生成工程は、前記入力画像データ
    よりも低い、複数の異なる解像度の画像データを生成
    し、 前記決定工程は、前記文字認識工程によって得られた各
    画像データの認識結果に基づいて、ファイリングすべき
    画像データを前記生成工程で生成された画像データの中
    から決定することを特徴とする請求項9に記載の画像デ
    ータ格納方法。
  11. 【請求項11】 前記決定工程は、前記文字認識工程に
    よって得られた各画像データの認識結果に基づいて、フ
    ァイリングすべき画像データを前記入力画像データと前
    記生成工程で生成された画像データの中から決定するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の画像データ格納方
    法。
  12. 【請求項12】 前記決定工程は、 前記入力画像に対する文字認識結果と、前記生成工程で
    生成された画像データのうちの最高解像度の画像データ
    に対する文字認識結果とに基づいて類似性判定のための
    閾値を設定する設定工程と、 前記入力画像データに対する文字認識結果との間で、前
    記閾値を満足する類似性を有する文字認識結果を有する
    画像データのうち、最低の解像度の画像データをファイ
    リングすべき画像データとして選択する選択工程とを備
    えることを特徴とする請求項9に記載の画像データ格納
    方法。
  13. 【請求項13】 前記設定工程は、前記入力画像に対す
    る文字認識結果と、前記生成工程で生成された画像デー
    タのうちの最高解像度の画像データに対する文字認識結
    果との間で、認識結果が一致している率に基づいて閾値
    を決定することを特徴とする請求項12に記載の画像デ
    ータ格納方法。
  14. 【請求項14】 前記格納工程は、前記決定工程で決定
    された画像データを圧縮して前記記憶媒体に格納するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の画像データ格納方法。
  15. 【請求項15】 前記格納工程は、前記決定工程で決定
    された画像データとともに、前記文字認識工程による認
    識結果を前記記憶媒体に格納することを特徴とする請求
    項9に記載の画像データ格納方法。
  16. 【請求項16】 前記格納工程において格納される文字
    認識結果は、前記文字認識工程による前記入力画像デー
    タに対する認識結果であることを特徴とする請求項15
    に記載の画像データ格納方法。
  17. 【請求項17】 入力画像データをファイリングするた
    めの画像データ格納処理をコンピュータに実現させるた
    めの制御プログラムを格納するコンピュータ可読メモリ
    であって、該制御プログラムが、 入力画像データから解像度の低い画像データを生成する
    生成工程のコードと、 前記入力画像データと前記生成工程で生成された画像デ
    ータの各々について文字認識処理を実行する文字認識工
    程のコードと、 前記文字認識工程によって得られた各画像データの認識
    結果に基づいて、ファイリングすべき画像データを決定
    する決定工程のコードと、 前記決定工程で決定された画像データをファイリング画
    像として記憶媒体に格納する格納工程のコードとを備え
    ることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166287A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、および画像処理方法
JP2011118933A (ja) * 2011-03-07 2011-06-16 Seiko Epson Corp 印刷設定提案方法
JP2015231219A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体
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JP2018063735A (ja) * 2018-01-24 2018-04-19 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体

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