JP2000316071A - フィルムスキャナ - Google Patents

フィルムスキャナ

Info

Publication number
JP2000316071A
JP2000316071A JP11123903A JP12390399A JP2000316071A JP 2000316071 A JP2000316071 A JP 2000316071A JP 11123903 A JP11123903 A JP 11123903A JP 12390399 A JP12390399 A JP 12390399A JP 2000316071 A JP2000316071 A JP 2000316071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
scanning
step motor
moving table
pitch angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11123903A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kurosawa
裕一 黒澤
Yasuhiro Yamamoto
康裕 山元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP11123903A priority Critical patent/JP2000316071A/ja
Publication of JP2000316071A publication Critical patent/JP2000316071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像素子によりフィルムを主走査し、撮像素
子に対してフィルムを副走査する構成のフィルムスキャ
ナにおいて、異なる解像度での読み取りを簡易な構成
で、かつ安定して行うことを可能とする。 【解決手段】 撮像素子113に対してフィルム200
を副走査するための走査機構の構成として、フィルムホ
ルダ201に保持されたフィルム200を支持して副走
査方向に移動する移動テーブル101と、この移動テー
ブルを副走査方向に移動させる走査機構とを備えてお
り、この走査機構の駆動力源として、駆動回路から出力
されるパルス信号によって駆動されるステップモータ1
07を用いる。駆動回路からのパルス信号を切り替える
ことで、ステップモータ107を異なるピッチ角度で回
転駆動し、異なる解像度での読み取りが実現でき、変速
装置を不要にして構造の簡易化、低価格化が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銀塩フィルムに撮影
された画像を光電変換素子により読み取って画像信号に
変換するためのフィルムスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナルコンピュータ(パソコ
ン)の普及に伴い、デジタルスチルカメラで撮影した画
像や、スキャナ装置で走査した画像をパソコンに取り込
んで画像処理を行い、あるいは記録することが行われて
いる。このような時代の要求により、銀塩フィルム等の
写真フィルムで撮影した画像をパソコンに取り込むこと
が考えられており、従来では印画した撮影画像をスキャ
ナ装置により読み取ることが行われている。しかしなが
ら、この種のスキャナ装置では印画に焼付けた上で読み
取りを行う必要があるため、写真フィルム上のネガ画像
あるいはポジ画像を直接に読み取るためのフィルムスキ
ャナが提案されている。このようなフィルムスキャナ
は、基本的には従来のスキャナ装置と同じであり、フィ
ルムの画像をCCD素子等の光電変換素子からなるライ
ンセンサにより主走査するとともに、フィルム又はライ
ンセンサを主走査方向と直交する副走査方向に移動させ
て副走査する構成がとられている。
【0003】ところで、この種のフィルムスキャナで
は、フィルム画像を異なる解像度で読み取ることが要求
される。例えば、緻密な画像データが欲しい場合には高
解像度の読み取りを行い、パソコンの記憶容量が少ない
ような場合には低解像度の読み取りを行っている。ある
いは、フィルム画像を正規の解像度で読み取る本スキャ
ンの前に、読み取る対象のフィルム画像を確認するため
に低い解像度で読み取るプリスキャン機能を備えたもの
がある。このような場合には、通常ではフィルムをピッ
チ移動しながら各ピッチ位置でフィルム画像を読みとる
際のピッチ寸法を変化させており、高解像度の本スキャ
ンの場合にはフィルム移動のピッチ寸法を微小とし、低
解像度のプリスキャンの場合にはフィルム移動のピッチ
寸法を粗くしている。このため、従来では、移動テーブ
ルをピッチ移動させるための移動機構の駆動力源として
のステップモータと、前記ステップモータの回転出力を
切り替えるための可変減速機構からなる変速装置を備え
ており、前記ステップモータに単位時間当たり一定のパ
ルスを供給してステップモータを一定のピッチ角度で回
転駆動する一方、本スキャンとプリスキャンでは変速装
置の変速比を切り替えて移動テーブルの移動ピッチ寸法
を変化させる構成がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のフィルム移動機構では、変速装置としての可
変減速機構を構成するために複数のギヤからなるギヤ機
構が必要であり、しかも変速比を変化させるためにこれ
ら複数のギヤの噛合状態を切り替えるための機構が必要
であり、フィルム移動機構が複雑になり、フィルムスキ
ャナの小型化、低価格化を進める上での障害になってい
る。
【0005】本発明の目的は、構造の簡易化を図るとと
もに、安定した高解像度と低解像度での読み取りを可能
にしたフィルムスキャナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルム画像
を主走査する撮像素子に対してフィルムを副走査してフ
ィルム画像を読み取るフィルムスキャナにおいて、その
走査機構は、前記フィルムを支持して前記副走査方向に
移動する移動テーブルと、前記移動テーブルを前記副走
査方向に移動させる移動機構とを備えており、前記移動
機構は駆動力源としてのステップモータと、前記ステッ
プモータを異なる回転ピッチでパルス駆動する駆動回路
とを備えることを特徴とする。例えば、前記フィルムの
プリスキャン時には前記ステップモータを基本ピッチ角
度で回転駆動し、前記フィルムの本スキャン時には前記
ステップモータを前記基本ピッチ角度よりも小さいピッ
チ角度で回転駆動する構成とする。この場合、前記駆動
回路は、前記ステップモータを基本ピッチ角度で回転駆
動する第1のパルス信号と、前記ステップモータを前記
基本ピッチ角度よりも小さいピッチ角度で回転駆動する
第2のパルス信号をそれぞれ出力可能とされ、前記フィ
ルムのプリスキャン時には前記第1のパルス信号を、前
記フィルムの本スキャン時には前記第2のパルス信号を
出力する構成とする。すなわち、具体的には、前記駆動
回路は、前記フィルムのプリスキャン時には前記ステッ
プモータを2−2相励磁し、前記フィルムの本スキャン
時には前記ステップモータを1−2相励磁する回路とし
て構成される。
【0007】本発明によれば、駆動回路から出力される
パルス信号を切り替えることで、ステップモータを異な
るピッチ角度で回転駆動することが可能となり、移動テ
ーブルを異なるピッチ寸法で移動させて異なる解像度で
の読み取りを簡略な構成で可能とし、装置の小型化が実
現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明のフィルムスキャナの
概念構成を示す斜視図であり、図2はその部分分解斜視
図である。図外の装置筐体には、水平方向に2本のガイ
ドバー102が架設されており、前記ガイドバー102
に沿って詳細を後述する移動テーブル101が移動可能
に載架されている。なお、前記移動テーブル101に
は、読み取りを行うフィルムを保持したフィルムホルダ
201が保持される。また、前記2本のガイドバー10
2間の長さ方向の一部領域に読み取り部110が構成さ
れている。前記読み取り部110は、前記ガイドレール
102の上方位置に配置されて発光面を下方に向けた拡
散光源111と、前記拡散光源111の直下で前記ガイ
ドレール102の下方位置に配置された撮像レンズ11
2と、前記撮影レンズ112によって結像されるフィル
ム画像を光電変換するCCD素子からなるラインセンサ
113とで構成されている。前記ラインセンサ113
は、そのライン方向が前記ガイドバー102の長手方向
と直交する方向に向けられており、そのライン方向に読
み取りを行うことで、フィルムの主走査を行うことにな
る。
【0009】一方、前記移動テーブル101は、両側部
において前記カイドバー102が貫通されており、この
貫通部において慴動されながら前記ガイドバー102に
沿って往復移動可能とされている。また、移動テーブル
101のほぼ中心位置には矩形の読み取り窓103が板
厚方向に貫通されており、この読み取り窓103を通し
て前記ラインセンサ113によるフィルムの読み取りが
行われる。さらに、前記移動テーブル101の上面には
前記読み取り窓103の両側に沿って両側部がL字型の
レール105として曲げ形成されたホルダ保持レール部
材104が固定されている。前記レール105間には前
記フィルムホルダ201が保持され、かつ当該フィルム
ホルダ201を前記レール105の延長方向に沿って移
動可能としている。また、前記移動テーブル101の一
方の側面には、長手方向に沿ってラック106が一体的
に設けられており、前記ラック106には前記一方のガ
イドバー102に近接して装置筐体に固定されたスキャ
ン用モータ107の回転軸に取着されたピニオン108
が噛合されている。なお、前記スキャン用モータ107
は後述するようにパルス信号によって回転駆動されるス
テップモータが用いられている。
【0010】また、前記フィルムホルダ201で保持す
るフィルム200は、35mmフィルムを例えば6駒毎
に切断したフィルムストリップとして構成されており、
このフィルム200を保持する前記フィルムホルダ20
1はフィルム200よりも若干大きな寸法のストリップ
状に形成され、その板厚方向のほぼ中央には長手方向に
向けて前記フィルム200を貫通するためのスリット2
02が全長にわたって形成されている。また、前記スリ
ット202に対応して6個の矩形をした駒窓203がフ
ィルムホルダ201の長さ方向に沿って配列され、かつ
フィルムホルダ201の厚さ方向に開口されている。な
お、前記駒窓203は前記フィルム200に撮影されて
いる画像の駒に対応した寸法及びピッチ寸法に形成され
ていることは言うまでもない。
【0011】ここで、前記フィルムスキャナの電気回路
構成を図3に示す。なお、図1,図2に示された部分に
は同一符号を付してある。前記ラインセンサ113は、
システムコントロール120によって制御されるライン
センサ駆動回路121によって駆動される。また、前記
ラインセンサ113から出力されるフィルムの読み取り
信号は、アンプ122で増幅され、A/D変換器123
でデジタル信号に変換された後、画像処理回路124に
おいて所要の画像処理が行われ、所要の画像信号が生成
される。メモリ125は画像処理された画像信号を記録
するもので、例えばICカードで構成される。また、前
記画像信号はインターフェース回路126を介して入出
力端子127に出力され、図外のパソコン等に接続され
る。また、前記拡散光源111は前記システムコントロ
ール120によって制御される光源駆動回路128によ
り発光が制御される。また、前記スキャン用モータ10
7は前記システムコントロール120によって制御され
る駆動回路130によってその回転が制御されるように
構成されている。
【0012】図4は前記スキャン用モータ107をピッ
チ回転駆動するモータ駆動回路130の構成を示す図で
ある。前記スキャン用モータ107は図示は省略するが
ロータに対して2つの相コイルを備えており、各相コイ
ルに対して入力する入力信号1φ〜4φの位相を制御す
ることで、その回転ピッチが変化制御される。前記モー
タ駆動回路130は、入力される一定周期のパルス信号
を分配する分配回路131と、前記分配回路131で分
配されたパルス信号に基づいて前記入力信号1φ〜4φ
を前記スキャン用モータ107に出力して励磁を行う励
磁回路132と、プリスキャンと本スキャンの切り替え
に伴って前記分配回路131でのクロック信号の分配を
制御する制御回路133と、前記分配回路131の電源
回路134と、モータ電源135とで構成されている。
【0013】したがって、このモータ駆動回路130で
は、プリスキャンの信号が制御回路133に入力される
と、分配回路131でのクロック信号の分配により、励
磁回路132からは、図5(b)に示す位相タイミング
の信号21φ〜24φがスキャン用モータ107に出力
される。これにより、スキャン用モータ107は、常に
2相励磁を行う2−2相励磁によるモータ駆動が行わ
れ、スキャン用モータ107は前記1−2相励磁の場合
の2倍の基本ピッチ角度で回転駆動される。一方、本ス
キャンの信号が制御回路133に入力されると、分配回
路131でのクロック信号の分配動作により、励磁回路
132からは、図5(a)に示す位相タイミングの信号
11φ〜14φがスキャン用モータ107に出力され
る。これにより、スキャン用モータ107は、1相励磁
と2相励磁を繰り返す1−2相励磁によるモータ駆動が
行われ、スキャン用モータ107は前記基本のピッチ角
度の半分の1/2ピッチ角度で回転駆動される。
【0014】以上の構成のフィルムスキャナを用いたス
キャナ動作を図6のフローチャートを参照して説明す
る。先ず、読み取るフィルム200はフィルムホルダ2
01のスリット202に挿入し、フィルムの駒画像をフ
ィルムホルダ201の駒窓203に位置合わせする。し
かる上でフィルムホルダ201を移動テーブル101の
レール105間に挿通し、読み取るフィルムの駒画像を
移動テーブル101の読み取り窓103に位置合わせす
る。このフィルムホルダ201の挿通が行われると(S
101)、スキャン用モータ107を駆動し、移動テー
ブル101を初期位置に移動する(S102,S10
3,S104)。このときには、スキャン用モータ10
7のピッチ角度は特定されることはない。この初期位置
は、移動テーブル101が読み取り部110の位置には
未だに到達していない状態であり、この状態で拡散光源
を発光し(S105)、かつこれをラインセンサ113
で受光し、この受光に基づいて画像処理回路124にお
いてシェーディング補正を行う(S106)。続いて、
スキャン用モータ107を再度駆動して移動テーブル1
01を読み取り開始位置へ移動する(S107)。そし
て、移動テーブル101の駒窓103を透過した光をラ
インセンサ113で受光し、その受光量に基づいてライ
ンセンサ113を構成するCCD素子の蓄積時間を決定
する(S108)。
【0015】次いで、読み取り解像度を判定し(S10
9)、2倍解像モードの場合、例えば本スキャンの場合
には、モータ駆動回路130の切り替え信号により励磁
回路132からは出力されるパルス信号11φ〜14φ
をスキャン用モータ107に供給してステップ駆動す
る。これにより、スキャン用モータ107は1−2相励
磁され、基本となるピッチ角度の1/2ピッチ角度で回
転駆動される。そして、このスキャン用モータ107の
回転により、ピニオン108が回転され、移動テーブル
101のラック106との噛合により移動テーブル10
1を1/2ピッチ寸法でステップ移動しながらガイドバ
ー102に沿って1駒分移動する。このときの移動状態
は、図7(a)の状態から図7(b)の状態であり、所
定ピッチ回数での移動距離はX1となる。これにより、
フィルム200の駒画像に対してラインセンサ113で
主走査を行い、かつ移動テーブル101の移動により副
走査を行ない、結果として高解像度(2倍解像度)での
本スキャンが行われる(S110)。次いで、読み取り
の完了を判定し(S111)、完了していない場合には
ステップS107からの読み取りを繰り返す。
【0016】一方、ステップS109において、2倍解
像モードではない場合、例えばプリスキャンの場合に
は、モータ駆動回路130の励磁回路132からはパル
ス信号21φ〜24φをスキャン用モータ107に供給
する。これにより、スキャン用モータ107は2−2相
励磁されて基本となるピッチ角度で回転駆動、すなわ
ち、前記した本スキャン時に比較して2倍のピッチ角度
で回転駆動される。そして、このスキャン用モータ10
7の回転により、ピニオン108が回転され、移動テー
ブル101のラック106との噛合により移動テーブル
101を基本ピッチ寸法でステップ移動しながらガイド
バー102に沿って1駒分移動する。したがって、前記
所定ピッチ回数だけスキャン用モータ107を駆動した
ときには、図7(c)のように、移動テーブル101が
2倍の移動距離X2だけ移動され、フィルムの駒画像の
低解像度でのスキャンが行われる。(S112)。
【0017】次いで、前記と同様に読み取りの完了を判
定する(S116)が、読み取りが完了したときには、
スキャン用モータ107を回転駆動して移動テーブル1
01を初期位置にまで戻し(S113,S114)、か
つスキャン用モータ107を停止する(S115)。そ
の後は、詳細な説明は省略するが、フィルムホルダ20
1を移動テーブル101から取り出すことで読み取りが
完了する。なお、フィルムの他の駒画像を読み取る場合
には、当該他の駒画像を移動テーブルの読み取り窓に位
置合わせし、前記した工程を行うことになるが、この場
合にはプログラムの設定によりステップS109からの
工程を行うように構成することが可能である。
【0018】なお、ここで、前記したように1回の本ス
キャンを行ったときには、移動テーブル101は先端方
向に移動した状態にある。したがって、次の本スキャン
及びプリスキャンの場合には、移動テーブル101の副
走査方向を前記とは逆の方向に往復移動するようにする
ことなる。この場合、移動テーブル101を1回の本ス
キャンを行なう度に初期位置に復帰させるように制御す
ることも可能であるが、連続的に駒送りしながらスキャ
ンを行う場合には、全体のスキャン時間がかかることに
なる。
【0019】以上のように、高い解像度が要求される本
スキャン等の場合には、スキャン用モータ107を基本
となるピッチ角度の1/2ピッチ角度で回転駆動し、移
動テーブル101を小さいピッチ寸法でステップ移動し
てフィルムを副走査し、高い解像度が要求されないプリ
スキャン等の場合には、スキャン用モータ107を基本
ピッチ角度で回転駆動し、移動テーブルを大きなピッチ
寸法でステップ移動してフィルムを副走査することによ
り、1つのモータ及び1つの移動テーブルの走査機構に
よって異なる解像度でのフィルムの読み取りが実現でき
る。したがって、走査機構の構造を簡略化することがで
き、フィルムスキャナの小型化、低価格化が可能とな
る。
【0020】ここで、前記実施形態では、高解像度と低
解像度の読み取り例として、プリスキャンと本スキャン
の例を示したが、これに限られるものではなく、本スキ
ャンを1の解像度と、その2倍の解像度で読み取る構成
のフィルムスキャナについても同様に適用できる。
【0021】なお、前記実施形態では、ラインセンサは
1ライン型のものを使用しているが、RGB3ライン型
のものを使用すれば、3本の各ラインでRGBの各色の
画像信号を得ることができるため、前記したプリスキャ
ン、本スキャンの副走査は1回で完了でき、スキャン時
間をより短縮する上で有効である。また、本スキャンと
プリスキャンにおけるモータのピッチ角度の比は、前記
した実施形態の1:2に限られるものでないことは言う
までもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、撮像素子
に対してフィルムを副走査するための走査機構の構成と
して、フィルムを支持して副走査方向に移動する移動テ
ーブルと、この移動テーブルを副走査方向に移動させる
移動機構とを備えており、かつ移動機構は駆動力源とし
てのステップモータと、ステップモータを異なるピッチ
角度で回転駆動する駆動回路とを備えているので、駆動
回路から出力されるパルス信号を切り替えることで、ス
テップモータを異なるピッチ角度で回転駆動することが
可能となる。これにより、変速装置を備えなくても移動
テーブルを異なるピッチ寸法でステップ移動して異なる
解像度での読み取りが可能となり、フィルムスキャナの
構成を簡易化することができ、安定した副走査速度での
読み取りが可能となり、高品質の読み取りが実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルムスキャナの実施形態の全体構
成を示す斜視図である。
【図2】図1の部分分解斜視図である。
【図3】フィルムスキャナの電気回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】モータ駆動回路の一例を示す回路構成図であ
る。
【図5】スキャン用モータ(ステップモータ)に入力す
る本スキャン時とプリスキャン時の各パルス信号のタイ
ミング図である。
【図6】フィルムスキャン動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】本スキャンとプリスキャンの動作を示す模式的
な側面方向の断面図である。
【符号の説明】
101 移動テーブル 102 ガイドバー 103 読み取り窓 105 レール 106 ラック 107 スキャン用モータ 108 ピニオン 110 読み取り部 111 拡散光源 112 撮像レンズ 113 ラインセンサ(CCD素子) 120 システムコントロール 130 モータ駆動回路 131 分配回路 132 励磁回路 133 制御回路 134 電源回路 135 モータ電源 200 フィルム 201 フィルムホルダ 202 スリット 203 駒窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H012 BA08 BA11 2H106 AB35 AB45 AB70 BA11 5C062 AA05 AB03 AB17 AB32 AC11 BA01 5C072 AA01 BA02 NA01 NA02 NA05 NA06 VA03 WA04 XA10 5H580 AA04 BB09 CA12 CB03 CB04 FA14 FC06 GG04 KK03 KK04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が顕像化されたフィルムを主走査し
    て前記画像を読み取る撮像素子と、前記撮像素子に対し
    て前記フィルムを前記主走査方向と直交する副走査方向
    に移動する走査機構とを備えるフィルムスキャナにおい
    て、前記走査機構は、前記フィルムを支持して前記副走
    査方向に移動する移動テーブルと、前記移動テーブルを
    前記副走査方向に移動させる移動機構とを備えており、
    前記移動機構は駆動力源としてのステップモータと、前
    記ステップモータを異なるピッチ角度でパルス駆動する
    駆動回路とを備えることを特徴とするフィルムスキャ
    ナ。
  2. 【請求項2】 前記フィルムのプリスキャン時には前記
    ステップモータを基本ピッチ角度で回転駆動し、前記フ
    ィルムの本スキャン時には前記ステップモータを前記基
    本ピッチ角度よりも小さいピッチ角度で回転駆動する請
    求項1に記載のフィルムスキャナ。
  3. 【請求項3】 前記駆動回路は、前記ステップモータを
    基本ピッチ角度で回転駆動する第1のパルス信号と、前
    記ステップモータを基本ピッチ角度よりも小さいピッチ
    角度で回転駆動する第2のパルス信号をそれぞれ出力可
    能とされ、前記フィルムのプリスキャン時には前記第1
    のパルス信号を、前記フィルムの本スキャン時には前記
    第2のパルス信号を出力する構成である請求項1又は2
    に記載のフィルムスキャナ。
  4. 【請求項4】 前記駆動回路は、前記フィルムのプリス
    キャン時には前記ステップモータを2−2相励磁し、前
    記フィルムの本スキャン時には前記ステップモータを1
    −2相励磁する回路である請求項3に記載のフィルムス
    キャナ。
  5. 【請求項5】 前記移動テーブルには、前記フィルムを
    保持するフィルムホルダが着脱可能に設けられ、前記移
    動テーブルに対して前記フィルムホルタの装着位置を変
    化させて読み取るフィルム画像を切り替える請求項1な
    いし4のいずれかに記載のフィルムスキャナ。
  6. 【請求項6】 前記移動機構は、前記副走査方向に沿っ
    て前記移動テーブルに設けられたラックと、前記ステッ
    プモータの回転軸に取着されて前記ラックに噛合するピ
    ニオンとを含む請求項1ないし5のいずれかに記載のフ
    ィルムスキャナ。
JP11123903A 1999-04-30 1999-04-30 フィルムスキャナ Pending JP2000316071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11123903A JP2000316071A (ja) 1999-04-30 1999-04-30 フィルムスキャナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11123903A JP2000316071A (ja) 1999-04-30 1999-04-30 フィルムスキャナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000316071A true JP2000316071A (ja) 2000-11-14

Family

ID=14872202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11123903A Pending JP2000316071A (ja) 1999-04-30 1999-04-30 フィルムスキャナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000316071A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060077479A1 (en) Image reading device and method of scaling up or down image to be read
US7657121B2 (en) Method for simultaneously capturing images of multiple areas and image processing device
JP2004172854A (ja) イメージセンサコントローラ、電子機器、及びイメージセンサの制御方法
JPH10257273A (ja) 画像読取装置
JP2001215634A (ja) フィルムスキャナ
US6879415B2 (en) Film scanner
JP2004048167A (ja) 画像読取装置
US6271912B1 (en) Film scanning device
JP2000316071A (ja) フィルムスキャナ
US6762862B2 (en) High resolution scanner
US7002706B2 (en) Image reading apparatus and method
JP2001056508A (ja) フィルムスキャナ
JP2001051360A (ja) フィルムスキャナ
US6697175B1 (en) Image reading apparatus and scanner using photoelectric conversion unit with limited pixel count to read images with high resolution and method thereof
JP3548475B2 (ja) フィルムスキャナ
JP2001086287A (ja) 画像読取装置
JP2000196817A (ja) フィルムスキャナ
JP2000209397A (ja) フィルムスキャナ
JP2001008002A (ja) 画像読取装置、画像読取システム、画像読取方法および記憶媒体
JP2001255597A (ja) フィルムスキャナ
JPH0352452A (ja) 画像読取り装置
JP2709117B2 (ja) 光学走査方式
JPH089109A (ja) 画像入力装置
JP2001056514A (ja) フィルムスキャナ
JP2000196824A (ja) フィルムスキャナ