JP2000313768A - スタッドレスタイヤ用ゴム組成物 - Google Patents

スタッドレスタイヤ用ゴム組成物

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JP2000313768A
JP2000313768A JP11122524A JP12252499A JP2000313768A JP 2000313768 A JP2000313768 A JP 2000313768A JP 11122524 A JP11122524 A JP 11122524A JP 12252499 A JP12252499 A JP 12252499A JP 2000313768 A JP2000313768 A JP 2000313768A
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Abstract

(57)【要約】 硫黄の配合が引き起こすタイヤゴムの硬化を抑制し、
長期にわたって保管されることの多いスタッドレスタイ
ヤの走行性能を、保管後も好適に保つことができるスタ
ッドレスタイヤ用ゴム組成物を得る。 【課題】 NR及び/又はBRが60重量部以上配合さ
れたジエン系ゴム成分100重量部に対し、硫黄及び以
下の一般式で表されるジチオリン酸金属塩を以下の式1
〜3を満たすように配合する。 【化1】 式1:x≧0.7 式2:y≦0.5 式3:2.8≦x+5y (式中xは、前記ゴム成分100重量部に対する前記ジ
チオリン酸金属塩の配合量、式中yは前記ゴム成分10
0重量部に対する前記硫黄の配合量で、単位はいずれも
重量部)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長期間保管されて
も硬化を起こしにくいスタッドレスタイヤ用ゴム組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤは一般に、ゴム成分にカーボンブ
ラック等の充填剤、用途に応じた物性を付加する種々の
添加剤等を適宜配合し、加硫剤(加硫促進剤を含む、以
下同様)を配合して、加硫成形される。その加硫剤とし
て代表的な硫黄は、S−S結合による架橋構造を形成す
ることによりポリマー同士を結合する。このS−S結合
は、熱により切断され易く、その架橋構造が短くなる
(短鎖状になる)傾向にある。結果として、経時に伴っ
てゴムの硬化を招いてしまい、タイヤの走行性に影響を
与えるようになる。
【0003】特にスタッドレスタイヤは、使用しない季
節(冬期以外)の間は車から取り外されて倉庫などで保
管されることが多い。この保管期間中、経時に伴い外気
温の影響を受けてゴムの硬化を招きやすい。また、走行
によって発生するタイヤ内部の発熱によっても、同様に
ゴムの硬化が起こってしまう。スタッドレスタイヤはワ
ンシーズン(ひと冬)の使用ではそれほど摩耗もせず、
来シーズンも十分使用できるはずであるのに、ゴムの硬
度が上昇するため氷雪性能が低下してしまうという問題
が生じていた。
【0004】かかる問題を解決するために、硫黄そのも
のの配合量を減らして硫黄による架橋構造の数を少なく
するという素材面からの改良方法(従来例1)や、ゴム
を発泡させて柔軟性を付加し、硬度上昇による走行性能
への影響を緩和する構造面からの改良方法(従来例2)
等が採用されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例でも、スタ
ッドレスタイヤの長期保管による硬化現象を効果的に抑
制できるものであるが、次のような問題が発生する。従
来例1は、ゴム全体に対する硫黄の配合量が少ないため
加硫が不十分となり、耐摩耗性や強度等の物性が低下す
る。また従来例2は、ゴム組成物中の気泡によりスタッ
ドレスタイヤに要求される柔軟性がある程度付加され、
その範囲内において氷雪路面における操縦安定性を維持
できるが、ゴムそのものを改質するものではないため改
良には限界があり、またゴム強度等の物性が低下して耐
摩耗性が悪くなってしまうという問題が生じていた。
【0006】本発明はこのような問題に鑑み、ゴムその
ものを改質する手段として、ジチオリン酸金属塩を配合
することを見いだした。従来からジチオリン酸金属塩、
例えばジチオリン酸亜鉛等をタイヤ用ゴムに配合するこ
とは広く知られ、用いられている手段である。しかし、
それらは加硫工程における加硫反応の制御や(特開昭5
2−40549号公報)、特定のゴム成分に限定して用
いて高速走行性能の向上を図る(特開平10−1519
06号公報)ものであり、長期保管中にタイヤ内部に発
生する熱によって、緩やかに進行していくタイヤの硬化
を防止するものではなかった。
【0007】本発明は、ゴムそのものを改質することに
より、特に経時に伴う外気温の影響や、走行中のタイヤ
内部に発生する熱の影響によるゴム硬度の上昇を、効果
的に抑制するスタッドレスタイヤ用ゴム組成物を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、以下の手段を採用した。すなわち、本発明にかかる
スタッドレスタイヤ用ゴム組成物は、NR及び/又はB
Rが60重量部以上配合されたジエン系ゴム成分100
重量部に対し、硫黄及び以下の一般式で表されるジチオ
リン酸金属塩が以下の式1〜3を満たすように配合され
ていることを特徴とする。
【0009】
【化1】
【0010】(式中、R1、R2はC19以下のアルキル
基、Mは金属元素を表す) 式1:x≧0.7 式2:y≦0.5 式3:2.8≦x+5y (式中xは前記ゴム成分100重量部に対する前記ジチ
オリン酸金属塩の配合量、式中yは前記ゴム成分100
重量部に対する前記硫黄の配合量で、単位はいずれも重
量部) 更に、前記ゴム成分100重量部に対しカーボンブラッ
クが20重量部を越えて40重量部以下、シリカが10
重量部以上配合されており、かつ前記カーボンブラック
と前記シリカの配合量の合計が前記ゴム成分100重量
部に対し50〜60重量部であることが好ましい。充填
剤としてのカーボンブラックおよびシリカの配合量を規
定することで、スタッドレスタイヤとして好ましい氷雪
機能、耐候性等を備えることができる。
【0011】更に、前記ジチオリン酸金属塩がジチオリ
ン酸亜鉛であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明にかかるスタッドレスタイ
ヤ用ゴム組成物について、詳細に説明する。なお、各成
分の配合量は、すべてジエン系ゴム成分100重量部に
対するものである。本発明にかかるスタッドレスタイヤ
のゴム成分はジエン系ゴム成分であるが、中でもスタッ
ドレスタイヤに好適なNR及び/又はBRを主に使用す
る。これらのゴム成分は、低温特性に優れたもので、N
R又はBRのどちらか一方、又はNRとBRをあわせ
て、60重量部以上配合されることが好ましい。これら
の配合量が60重量部未満であると、十分な低温特性が
得られないため、好ましくない。
【0013】また、氷雪路面上での走行性能(氷雪機
能、以下同様)をより満足させるために、NR又はBR
のどちらか一方、又はNRとBRをあわせて、70重量
部以上配合することが好ましく、更にはBRを40重量
部以上配合することが好ましい。一方、NR及びBR以
外のその他のジエン系ゴム成分としては、SBR、IR
等を用いることができる。本発明のスタッドレスタイヤ
用ゴム組成物には、特に氷雪機能、低温特性が必要とさ
れており、通常路面での高速性能を付加するSBR等の
ゴム成分が一定量以上配合されていると、かかるスタッ
ドレスタイヤに必要な機能、特性が低下してしまう。従
って、特にSBRを用いるときは、その配合量を30重
量部以下とすることが好ましい。
【0014】なお、NR及びBR以外のジエン系ゴム成
分の組み合わせや配合量は、上述のNR、BR、SBR
等の配合条件を満たす範囲内で、適宜調節することが可
能である。上述のジエン系ゴム成分に対して、ジチオリ
ン酸金属塩及び硫黄を配合する。ジチオリン酸金属塩は
以下の一般式で表される。
【0015】
【化1】
【0016】(式中、R1、R2はC19以下のアルキル
基、Mは金属元素を表す) 金属塩を形成する金属Mは、Cu、Mg、Zn等の2価
の金属であれば使用可能であるが、入手が容易である等
の利点より、Znが好ましい。ジチオリン酸金属塩と硫
黄の配合は、ゴム成分100重量部に対するジチオリン
酸金属塩の配合量をx、同様に硫黄の配合量をy(単位
はいずれも重量部)としたときに、xとyが次の式1〜
3を満たすように行う。 式1:x≧0.7 式2:y≦0.5 式3:2.8≦x+5y ジチオリン酸金属塩の配合量が0.7重量部未満である
と、経時に伴うスタッドレスタイヤの硬化を防止する効
果が小さいため好ましくない。また、硫黄の配合量が
0.5重量部を越えると、ゴム硬度が大きくなり、低温
性能等が大きく低下するため好ましくない。更に、これ
ら配合量の関係(x+5y)が2.8未満では、ゴム作
製時のゴム強度が弱く、耐摩耗性等の物性が悪くなるた
め、好ましくない。
【0017】前述のゴム作製時のゴム硬度は、加硫後の
ゴム組成物の0℃におけるSHORE−A硬度により評
価する(JISK6253による)。0℃におけるSH
ORE−A硬度が40°〜60°の範囲内であれば、ス
タッドレスタイヤとして良好な走行性能を発揮する。こ
のうち、更には47°以下であることが好ましく、特に
45〜47°であることが好ましい。この程度の硬度で
あれば、スタッドレスタイヤとして特に好適な柔軟性を
持つためである。本発明にかかるスタッドレスタイヤ用
ゴム組成物は、更に良好な氷雪機能を得るため、カーボ
ンブラック及びシリカが所定量配合される。カーボンブ
ラックの配合量は20重量部を越えて40重量部以下、
シリカの配合量は10重量部以上であることが好まし
い。カーボンブラックが20重量部以下であれば耐摩耗
性が悪くなり、40重量部を越えるとゴム組成物の硬度
が高くなるため好ましくない。また、シリカの配合量が
10重量部未満では氷雪性能が不十分であるため好まし
くない。
【0018】更に、カーボンブラック及びシリカの配合
量の合計が50〜60重量部であることが好ましい。5
0重量部未満であれば耐摩耗性が悪くなり、60重量部
を越えるとゴム硬度が高くなって氷雪性能が悪化するた
めである。本発明にかかるスタッドレスタイヤ用ゴム組
成物は、上述の所定の組成成分を所定範囲内で混合して
作製する。また上述の組成成分の他、シランカップリン
グ剤や老化防止剤、酸化亜鉛、ステアリン酸、オイル等
の成分を適宜配合することができる。なお、前記シラン
カップリング剤の配合量は、通常はシリカ配合量の10
重量%前後である。
【0019】次に、上述の所定の条件を満たすように組
成成分を配合し、バンバリーミキサーで混合した後、加
硫して本発明にかかるスタッドレスタイヤ用ゴム組成物
を作製した(実施例1〜5)。同時に、上述の条件を満
たさない配合のゴム組成物も作製し(比較例1〜8)、
物性値を上記実施例と比較した。用いた具体的な組成成
分は、カーボンブラックはSAF、シリカはVN3(商
品名、デグッサ社製)、ジチオリン酸金属塩にはR1
びR2がC49のジチオリン酸亜鉛を使用した。実施例
1〜5を表1に、比較例1〜8を表2に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】物性評価の具体的な内容を以下に示す。各
試験は、実際にタイヤを作製し、そのタイヤから切り取
った試験片により行った。 ○ゴム硬度(硬度I):JISK6253のSHORE
−A硬度により測定した。この値は加硫成形後のタイヤ
の0℃におけるゴム硬度である。 ○熱老化後ゴム硬度(硬度II):上記の0℃における
硬度を測定したタイヤを、オーブン中で70℃で7日間
熱老化させた後に放冷し、そのタイヤにおける0℃での
SHORE−A硬度を測定した。 ○耐摩耗性:ピコ摩耗試験にて評価した。比較例1(ジ
チオリン酸亜鉛を全く含まない従来の配合例)の耐摩耗
性を基準値100とした指数評価により行った。 ○氷雪性能:タイヤサイズTL195/65R15で評
価した。このタイヤを実際に車に装着して、氷盤及び雪
上周回路を走行することにより評価した。上記耐摩耗性
と同様に、比較例1の氷雪性能を基準値100とした指
数評価により行った。
【0023】硬度Iと硬度IIの値の差は、熱によるタ
イヤの老化度合いを表している。つまり、硬度差が大き
ければ、熱による硬化度合いが大きいといえる。ジチオ
リン酸亜鉛を全く配合しなければ、熱老化後の硬度II
は作製当初の硬度Iに比し6°も向上し、著しく硬化が
進むことがわかる(比較例1)。また、ジチオリン酸亜
鉛を配合してあっても、所定量より少なければ硬度の上
昇は抑制できない。(比較例3)。また、硫黄の配合量
が所定量より多いと、氷雪性能が低下するため好ましく
ない(比較例4)。
【0024】また、カーボンブラックの配合量が所定量
より少ない、つまり20重量部以下であると、耐摩耗性
が悪くなる(比較例7)。更に、ジチオリン酸亜鉛及び
硫黄がそれぞれ所定量配合されていても、(x+5y)
の値が所定範囲以下であると、やはり硬度の上昇は大き
く、耐摩耗性も劣ったものとなる(比較例2)。一方ゴ
ム成分についても、所定の配合条件でなければ、好まし
い物性を得ることができない。比較例5は、NRとBR
をあわせても60重量部以上配合されておらず、SBR
が40重量部以上配合された場合であり、氷雪性能に著
しく劣る結果となる。
【0025】また、ジチオリン酸亜鉛及び硫黄の配合量
が条件を満たし、硬度の上昇が抑制された場合であって
も、シリカの配合量が条件をみたさない場合は、好まし
い氷雪性能は得られない(比較例6)。更に、カーボン
ブラックの配合量が条件を満たさない場合も同様である
(比較例8)。これらの比較例に対し、組成成分の配合
がすべて条件を満たす実施例1〜5は、作製当初のSH
ORE−A硬度は47°以下で、スタッドレスタイヤと
して好ましいものとなっている。また、熱老化後の硬度
の上昇度合いが1〜2°であり、比較例1の上昇度合い
のおよそ半分以下に抑制できている。更に、耐摩耗性や
氷雪性能の指数評価も向上していることがわかる。
【0026】なお実施例4は他の実施例と比較して、耐
摩耗性や氷雪性能の指数評価が少し低いが、これはNR
及びBRの配合量が他の実施例に比し少なく、SBRが
配合されていることが主な理由と考えられる。SBR
は、乾燥路面での高速走行に適した耐候性をタイヤに付
加する性質に優れたゴム成分であり、柔軟性や低温特性
をタイヤに付加する効果は、NR又はBRよりかは低
い。しかし高速走行性能が要求される場合には、スタッ
ドレスタイヤとしての走行性能にさほど影響を与えない
範囲内でSBRも配合することができる。つまり、実施
例4のように、30重量部以下の配合量であればさしつ
かえない。しかし、SBRの配合が40重量部を越えれ
ば明らかに氷雪性能は低下し、スタッドレスタイヤには
不適な配合となることがわかる(比較例5)。
【0027】本発明にかかるスタッドレスタイヤ用ゴム
組成物は、スタッドレスタイヤのトレッド部、ショルダ
ー部、サイドウォール部等に用いることができる。トレ
ッド部に使用する場合は、本発明のゴム組成物でトレッ
ド部を加硫成形してもよいし、予めトレッドパターンを
形成したシート状等に作製された部材を、既存のタイヤ
トレッドに貼り付ける等の手段を採用することも可能で
ある。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、経時に伴い外気温の影
響を受けて起こるタイヤ硬度の上昇が、効果的に抑制さ
れる。加えて、スタッドレスタイヤに適した耐摩耗性や
氷雪性能をも具備する。従って、本発明にかかるゴム組
成物を用いたスタッドレスタイヤは、長期間保管された
後でもスタッドレスタイヤとして良好な硬度を保ち、優
れた走行性能を維持することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月7日(2000.1.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 スタッドレスタイヤ用ゴム組成物
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、R1、R2はC19以下のアルキル基、Mは金属元
素を表す) 式1:x≧0.7 式2:y≦0.5 式3:2.8≦x+5y (式中xは、前記ゴム成分100重量部に対する前記ジ
チオリン酸金属塩の配合量、式中yは前記ゴム成分10
0重量部に対する前記硫黄の配合量で、単位はいずれも
重量部)
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長期間保管されて
も硬化を起こしにくいスタッドレスタイヤ用ゴム組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤは一般に、ゴム成分にカーボンブ
ラック等の充填剤、用途に応じた物性を付加する種々の
添加剤等を適宜配合し、加硫剤(加硫促進剤を含む、以
下同様)を配合して、加硫成形される。その加硫剤とし
て代表的な硫黄は、S−S結合による架橋構造を形成す
ることによりポリマー同士を結合する。このS−S結合
は、熱により切断され易く、その架橋構造が短くなる
(短鎖状になる)傾向にある。結果として、経時に伴っ
てゴムの硬化を招いてしまい、タイヤの走行性に影響を
与えるようになる。
【0003】特にスタッドレスタイヤは、使用しない季
節(冬期以外)の間は車から取り外されて倉庫などで保
管されることが多い。この保管期間中、経時に伴い外気
温の影響を受けてゴムの硬化を招きやすい。また、走行
によって発生するタイヤ内部の発熱によっても、同様に
ゴムの硬化が起こってしまう。スタッドレスタイヤはワ
ンシーズン(ひと冬)の使用ではそれほど摩耗もせず、
来シーズンも十分使用できるはずであるのに、ゴムの硬
度が上昇するため氷雪性能が低下してしまうという問題
が生じていた。
【0004】かかる問題を解決するために、硫黄そのも
のの配合量を減らして硫黄による架橋構造の数を少なく
するという素材面からの改良方法(従来例1)や、ゴム
を発泡させて柔軟性を付加し、硬度上昇による走行性能
への影響を緩和する構造面からの改良方法(従来例2)
等が採用されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例でも、スタ
ッドレスタイヤの長期保管による硬化現象を効果的に抑
制できるものであるが、次のような問題が発生する。従
来例1は、ゴム全体に対する硫黄の配合量が少ないため
加硫が不十分となり、耐摩耗性や強度等の物性が低下す
る。また従来例2は、ゴム組成物中の気泡によりスタッ
ドレスタイヤに要求される柔軟性がある程度付加され、
その範囲内において氷雪路面における操縦安定性を維持
できるが、ゴムそのものを改質するものではないため改
良には限界があり、またゴム強度等の物性が低下して耐
摩耗性が悪くなってしまうという問題が生じていた。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであってその目的とするところは、ゴムそのものを
改質することにより、特に経時に伴う外気温の影響や、
走行中のタイヤ内部に発生する熱の影響によるゴム硬度
の上昇を、効果的に抑制するスタッドレスタイヤ用ゴム
組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、以下の手段を採用した。すなわち、本発明にかかる
スタッドレスタイヤ用ゴム組成物は、NR及び/又はB
Rが60重量部以上配合されたジエン系ゴム成分100
重量部に対し、硫黄及び以下の一般式で表されるジチオ
リン酸金属塩が以下の式1〜3を満たすように配合さ
れ、かつ加硫後の0℃におけるSHORE−A硬度が4
0°〜60°の範囲内であることを特徴とする。
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1、R2はC19以下のアルキル
基、Mは金属元素を表す) 式1:x≧0.7 式2:y≦0.5 式3:2.8≦x+5y (式中xは前記ゴム成分100重量部に対する前記ジチ
オリン酸金属塩の配合量、式中yは前記ゴム成分100
重量部に対する前記硫黄の配合量で、単位はいずれも重
量部) 更に、前記ゴム成分100重量部に対しカーボンブラッ
クが20重量部を越えて40重量部以下、シリカが10
重量部以上配合されており、かつ前記カーボンブラック
と前記シリカの配合量の合計が前記ゴム成分100重量
部に対し50〜60重量部であることが好ましい。充填
剤としてのカーボンブラックおよびシリカの配合量を規
定することで、スタッドレスタイヤとして好ましい氷雪
機能、耐候性等を備えることができる。
【0010】更に、前記ジチオリン酸金属塩がジチオリ
ン酸亜鉛であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明にかかるスタッドレスタイ
ヤ用ゴム組成物について、詳細に説明する。なお、各成
分の配合量は、すべてジエン系ゴム成分100重量部に
対するものである。本発明にかかるスタッドレスタイヤ
のゴム成分はジエン系ゴム成分であるが、中でもスタッ
ドレスタイヤに好適なNR及び/又はBRを主に使用す
る。これらのゴム成分は、低温特性に優れたもので、N
R又はBRのどちらか一方、又はNRとBRをあわせ
て、60重量部以上配合されることが好ましい。これら
の配合量が60重量部未満であると、十分な低温特性が
得られないため、好ましくない。
【0012】また、氷雪路面上での走行性能(氷雪機
能、以下同様)をより満足させるために、NR又はBR
のどちらか一方、又はNRとBRをあわせて、70重量
部以上配合することが好ましく、更にはBRを40重量
部以上配合することが好ましい。一方、NR及びBR以
外のその他のジエン系ゴム成分としては、SBR、IR
等を用いることができる。本発明のスタッドレスタイヤ
用ゴム組成物には、特に氷雪機能、低温特性が必要とさ
れており、通常路面での高速性能を付加するSBR等の
ゴム成分が一定量以上配合されていると、かかるスタッ
ドレスタイヤに必要な機能、特性が低下してしまう。従
って、特にSBRを用いるときは、その配合量を30重
量部以下とすることが好ましい。
【0013】なお、NR及びBR以外のジエン系ゴム成
分の組み合わせや配合量は、上述のNR、BR、SBR
等の配合条件を満たす範囲内で、適宜調節することが可
能である。上述のジエン系ゴム成分に対して、ジチオリ
ン酸金属塩及び硫黄を配合する。ジチオリン酸金属塩は
以下の一般式で表される。
【0014】
【化3】
【0015】(式中、R1、R2はC19以下のアルキル
基、Mは金属元素を表す) 金属塩を形成する金属Mは、Cu、Mg、Zn等の2価
の金属であれば使用可能であるが、入手が容易である等
の利点より、Znが好ましい。ジチオリン酸金属塩と硫
黄の配合は、ゴム成分100重量部に対するジチオリン
酸金属塩の配合量をx、同様に硫黄の配合量をy(単位
はいずれも重量部)としたときに、xとyが次の式1〜
3を満たすように行う。 式1:x≧0.7 式2:y≦0.5 式3:2.8≦x+5y ジチオリン酸金属塩の配合量が0.7重量部未満である
と、経時に伴うスタッドレスタイヤの硬化を防止する効
果が小さいため好ましくない。また、硫黄の配合量が
0.5重量部を越えると、ゴム硬度が大きくなり、低温
性能等が大きく低下するため好ましくない。更に、これ
ら配合量の関係(x+5y)が2.8未満では、ゴム作
製時のゴム強度が弱く、耐摩耗性等の物性が悪くなるた
め、好ましくない。
【0016】前述のゴム作製時のゴム硬度は、加硫後の
ゴム組成物の0℃におけるSHORE−A硬度により評
価する(JISK6253による)。0℃におけるSH
ORE−A硬度が40°〜60°の範囲内であれば、ス
タッドレスタイヤとして良好な走行性能を発揮する。こ
のうち、更には47°以下であることが好ましく、特に
45〜47°であることが好ましい。この程度の硬度で
あれば、スタッドレスタイヤとして特に好適な柔軟性を
持つためである。本発明にかかるスタッドレスタイヤ用
ゴム組成物は、更に良好な氷雪機能を得るため、カーボ
ンブラック及びシリカが所定量配合される。カーボンブ
ラックの配合量は20重量部を越えて40重量部以下、
シリカの配合量は10重量部以上であることが好まし
い。カーボンブラックが20重量部以下であれば耐摩耗
性が悪くなり、40重量部を越えるとゴム組成物の硬度
が高くなるため好ましくない。また、シリカの配合量が
10重量部未満では氷雪性能が不十分であるため好まし
くない。
【0017】更に、カーボンブラック及びシリカの配合
量の合計が50〜60重量部であることが好ましい。5
0重量部未満であれば耐摩耗性が悪くなり、60重量部
を越えるとゴム硬度が高くなって氷雪性能が悪化するた
めである。本発明にかかるスタッドレスタイヤ用ゴム組
成物は、上述の所定の組成成分を所定範囲内で混合して
作製する。また上述の組成成分の他、シランカップリン
グ剤や老化防止剤、酸化亜鉛、ステアリン酸、オイル等
の成分を適宜配合することができる。なお、前記シラン
カップリング剤の配合量は、通常はシリカ配合量の10
重量%前後である。
【0018】次に、上述の所定の条件を満たすように組
成成分を配合し、バンバリーミキサーで混合した後、加
硫して本発明にかかるスタッドレスタイヤ用ゴム組成物
を作製した(実施例1〜5)。同時に、上述の条件を満
たさない配合のゴム組成物も作製し(比較例1〜8)、
物性値を上記実施例と比較した。用いた具体的な組成成
分は、カーボンブラックはSAF、シリカはVN3(商
品名、デグッサ社製)、ジチオリン酸金属塩にはR1
びR2がC49のジチオリン酸亜鉛を使用した。実施例
1〜5を表1に、比較例1〜8を表2に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】物性評価の具体的な内容を以下に示す。各
試験は、実際にタイヤを作製し、そのタイヤから切り取
った試験片により行った。 ○ゴム硬度(硬度I):JISK6253のSHORE
−A硬度により測定した。この値は加硫成形後のタイヤ
の0℃におけるゴム硬度である。 ○熱老化後ゴム硬度(硬度II):上記の0℃における
硬度を測定したタイヤを、オーブン中で70℃で7日間
熱老化させた後に放冷し、そのタイヤにおける0℃での
SHORE−A硬度を測定した。 ○耐摩耗性:ピコ摩耗試験にて評価した。比較例1(ジ
チオリン酸亜鉛を全く含まない従来の配合例)の耐摩耗
性を基準値100とした指数評価により行った。 ○氷雪性能:タイヤサイズTL195/65R15で評
価した。このタイヤを実際に車に装着して、氷盤及び雪
上周回路を走行することにより評価した。上記耐摩耗性
と同様に、比較例1の氷雪性能を基準値100とした指
数評価により行った。
【0022】硬度Iと硬度IIの値の差は、熱によるタ
イヤの老化度合いを表している。つまり、硬度差が大き
ければ、熱による硬化度合いが大きいといえる。ジチオ
リン酸亜鉛を全く配合しなければ、熱老化後の硬度II
は作製当初の硬度Iに比し6°も向上し、著しく硬化が
進むことがわかる(比較例1)。また、ジチオリン酸亜
鉛を配合してあっても、所定量より少なければ硬度の上
昇は抑制できない。(比較例3)。また、硫黄の配合量
が所定量より多いと、氷雪性能が低下するため好ましく
ない(比較例4)。
【0023】また、カーボンブラックの配合量が所定量
より少ない、つまり20重量部以下であると、耐摩耗性
が悪くなる(比較例7)。更に、ジチオリン酸亜鉛及び
硫黄がそれぞれ所定量配合されていても、(x+5y)
の値が所定範囲以下であると、やはり硬度の上昇は大き
く、耐摩耗性も劣ったものとなる(比較例2)。一方ゴ
ム成分についても、所定の配合条件でなければ、好まし
い物性を得ることができない。比較例5は、NRとBR
をあわせても60重量部以上配合されておらず、SBR
が40重量部以上配合された場合であり、氷雪性能に著
しく劣る結果となる。
【0024】また、ジチオリン酸亜鉛及び硫黄の配合量
が条件を満たし、硬度の上昇が抑制された場合であって
も、シリカの配合量が条件をみたさない場合は、好まし
い氷雪性能は得られない(比較例6)。更に、カーボン
ブラックの配合量が条件を満たさない場合も同様である
(比較例8)。これらの比較例に対し、組成成分の配合
がすべて条件を満たす実施例1〜5は、作製当初のSH
ORE−A硬度は47°以下で、スタッドレスタイヤと
して好ましいものとなっている。また、熱老化後の硬度
の上昇度合いが1〜2°であり、比較例1の上昇度合い
のおよそ半分以下に抑制できている。更に、耐摩耗性や
氷雪性能の指数評価も向上していることがわかる。
【0025】なお実施例4は他の実施例と比較して、耐
摩耗性や氷雪性能の指数評価が少し低いが、これはNR
及びBRの配合量が他の実施例に比し少なく、SBRが
配合されていることが主な理由と考えられる。SBR
は、乾燥路面での高速走行に適した耐候性をタイヤに付
加する性質に優れたゴム成分であり、柔軟性や低温特性
をタイヤに付加する効果は、NR又はBRよりかは低
い。しかし高速走行性能が要求される場合には、スタッ
ドレスタイヤとしての走行性能にさほど影響を与えない
範囲内でSBRも配合することができる。つまり、実施
例4のように、30重量部以下の配合量であればさしつ
かえない。しかし、SBRの配合が40重量部を越えれ
ば明らかに氷雪性能は低下し、スタッドレスタイヤには
不適な配合となることがわかる(比較例5)。
【0026】本発明にかかるスタッドレスタイヤ用ゴム
組成物は、スタッドレスタイヤのトレッド部、ショルダ
ー部、サイドウォール部等に用いることができる。トレ
ッド部に使用する場合は、本発明のゴム組成物でトレッ
ド部を加硫成形してもよいし、予めトレッドパターンを
形成したシート状等に作製された部材を、既存のタイヤ
トレッドに貼り付ける等の手段を採用することも可能で
ある。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、経時に伴い外気温の影
響を受けて起こるタイヤ硬度の上昇が、効果的に抑制さ
れる。加えて、スタッドレスタイヤに適した耐摩耗性や
氷雪性能をも具備する。従って、本発明にかかるゴム組
成物を用いたスタッドレスタイヤは、長期間保管された
後でもスタッドレスタイヤとして良好な硬度を保ち、優
れた走行性能を維持することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NR及び/又はBRが60重量部以上配
    合されたジエン系ゴム成分100重量部に対し、硫黄及
    び下記の一般式で表されるジチオリン酸金属塩が以下の
    式1〜3を満たすように配合されたスタッドレスタイヤ
    用ゴム組成物。 【化1】 (式中、R1、R2はC19以下のアルキル基、Mは金属元
    素を表す) 式1:x≧0.7 式2:y≦0.5 式3:2.8≦x+5y (式中xは、前記ゴム成分100重量部に対する前記ジ
    チオリン酸金属塩の配合量、式中yは前記ゴム成分10
    0重量部に対する前記硫黄の配合量で、単位はいずれも
    重量部)
  2. 【請求項2】 前記ゴム成分100重量部に対しカーボ
    ンブラックが20重量部を越えて40重量部以下、シリ
    カが10重量部以上配合されており、かつ前記カーボン
    ブラックと前記シリカの配合量の合計が前記ゴム成分1
    00重量部に対し50〜60重量部であることを特徴と
    する請求項1に記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成
    物。
  3. 【請求項3】 前記ジチオリン酸金属塩がジチオリン酸
    亜鉛であることを特徴とする請求項1又は2に記載のス
    タッドレスタイヤ用ゴム組成物。
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