JP2000313060A - テンターオーブン - Google Patents

テンターオーブン

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JP2000313060A
JP2000313060A JP11123032A JP12303299A JP2000313060A JP 2000313060 A JP2000313060 A JP 2000313060A JP 11123032 A JP11123032 A JP 11123032A JP 12303299 A JP12303299 A JP 12303299A JP 2000313060 A JP2000313060 A JP 2000313060A
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Japan
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air
tenter oven
film
duct
heated air
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JP11123032A
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English (en)
Inventor
Hideo Yonetani
秀雄 米谷
Masahiro Bessho
正博 別所
Takuya Kitada
卓也 北田
Tatsufumi Seko
達史 世古
Yusuke Kinoshita
裕介 木下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアダクトから吹き出された加熱空気が吹き
出し部近傍で渦状に循環することを防止し、フィルムの
加熱効率を向上できるテンターオーブンの提供。 【解決手段】 プラスチックフィルム等の帯状物Fにエ
アダクト6内の加熱空気を吹き付けると共に、帯状物F
を所定の方向に移動させながら延伸するテンターオーブ
ン2において、帯状物Fの移動方向に複数設けられ、エ
アダクト6に収容された加熱空気を帯状物Fに向けて吹
き出すための空気吹出し部12と、各空気吹出し部12
の間に配され、空気吹出し部12から吹き出された加熱
空気をエアダクト6内に流入させるための空気流入部1
4と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルムなどの帯状物に加熱空気を吹き付けながら当該帯状
物を延伸するテンターオーブンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、フィルムなどの帯状物を延伸
するテンターオーブンが知られている。テンターオーブ
ンは、フィルムなどを延伸するに際して、加熱空気を吹
き付けてフィルムを所定温度に加熱保持できるように構
成されている。以下、図10〜図12を参照して、従来
のテンターオーブンを説明する。
【0003】図10は従来のテンターオーブンを示す断
面図で、図11は図10に示すテンターオーブンのXI-X
I断面図(フィルムより下の部分は省略する)で、図1
2は図11に示すテンターオーブンをXII-XII方向に見
た説明図である。図10に示されているように、従来の
テンターオーブン50は、フィルムFの両端をニップす
るテンタクリップ54,54と、内部に加熱空気を包容
すると共に当該加熱空気を吹き出す複数の吹出し部62
が設けられたダクト(エアダクト)56と、テンタクリ
ップ54,54の両側に設けられた循環ファン58,5
8と、各循環ファン58の内側に位置する熱交換器6
0,60と、を備えている。なお、図10において、ダ
クト56内部の加熱空気の流れを実線の矢印で示し、ダ
クト56外部の加熱空気の流れを破線の矢印で示した。
【0004】また、図11および図12に示されている
ように、各吹出し部62には、ダクト56内の空気をフ
ィルムFに向けて吹き出す複数の吹出し孔64が千鳥状
に形成されている。さらに、各吹出し部62の間には、
フィルムFに衝突して戻される加熱空気を循環ファン5
8,58に導くための回収流路66が形成されている。
【0005】かかる構成のもとフィルムFを延伸するに
は、図10における紙面手前方向にテンタクリップ5
4,54を両者の間隔を広げながら移動させる。このと
き、フィルムFは、複数の吹出し孔64から吹き出され
た加熱空気によって昇温保持される。フィルムFに衝突
した加熱空気は、フィルムFとの熱交換によって温度が
低下し、その後、循環ファン58,58により回収流路
66を介してダクト56内に回収される。この際、加熱
空気は、循環ファン58,58の直前に配置された熱交
換器60,60によって所定の温度まで再度加熱され
る。
【0006】以上のように、図10に示した従来のテン
ターオーブン50によれば、各吹出し部62から吹き出
された加熱空気は、フィルムFに衝突した後にフィルム
Fの搬送方向に流されることなく循環ファン58,58
によってダクト56内に戻されるため、当該加熱空気を
循環利用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のテンターオーブンには、次のような問題があった。す
なわち、従来のテンターオーブンによりフィルムFに加
熱空気を吹き付ける際、図13に示されているように、
各吹出し孔64の間で加熱空気が渦状に循環する場合が
ある。このような渦状循環流は、吹出し孔64から吹き
出される加熱空気の温度低下や速度減衰などを招く要因
となり得る。つまり、各吹出し孔64の間で加熱空気が
渦流を形成することにより、フィルムFを昇温する効率
が低下してしまう。また、渦状循環流によって、各吹出
し孔64の間のダクト56表面にいわゆるオリゴマ等が
付着してしまう場合もある。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、エアダクトから吹き出された加熱空気が吹出
し部近傍で渦状に循環することを防止し、フィルムの加
熱効率を向上させることができるテンターオーブンを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
フィルム等の帯状物にエアダクト内の加熱空気を吹き付
けると共に、帯状物を所定の方向に移動させながら延伸
するテンターオーブンにおいて、帯状物の移動方向に複
数設けられ、エアダクトに収容された加熱空気を帯状物
に向けて吹き出すための空気吹出し部と、各空気吹出し
部の間に配され、空気吹出し部から吹き出された加熱空
気をエアダクト内に流入させるための空気流入部と、を
備えることを特徴とする。
【0010】本発明に係るテンターオーブンによれば、
プラスチックフィルム等の帯状物を延伸するに際し、エ
アダクト内の加熱空気が複数の空気吹出し部より帯状物
に向けて吹き出される。この際、各空気吹出し部の間で
帯状物に衝突した加熱空気が渦状に循環する場合があ
り、この渦状循環流は、空気吹出し部から吹き出される
加熱空気の温度低下や速度減衰などを招く要因となり得
る。これに対して、本発明では、各空気吹出し部の間に
配された空気流入部によって、加熱空気をエアダクト内
に流入させることができる。このため、各空気吹出し部
の間で加熱空気が渦状循環流を形成する事態が防止さ
れ、帯状物の加熱効率を向上させることができる。
【0011】また、本発明のテンターオーブンにおい
て、エアダクト内に、空気流入部に繋がる負圧空間が形
成されていることが好ましい。
【0012】このように、エアダクト内に空気流入部に
繋がる負圧空間を形成することで、各空気吹出し部の間
の加熱空気を空気流入部からエアダクト内に効率よく戻
すことができる。
【0013】さらに、エアダクト内に負圧空間が形成さ
れている上記テンターオーブンにおいて、エアダクト内
には、空気流入部から流入した加熱空気を空気吹出し部
に導くための空気誘導路が形成され、空気誘導路の途中
には、加熱空気の流入を行うファンおよび加熱空気を加
熱する加熱器が設けられ、上記負圧空間は、ファンと空
気流入部との間に形成されていることが好ましい。
【0014】このような構成を採用した場合、ファンの
動作によって、当該ファンと空気流入部との間に負圧空
間が形成され、これにより、各空気吹出し部の間の加熱
空気を空気流入部からエアダクト内に極めて効率よく流
入させることができる。また、ファンを通過した加熱空
気は、空気誘導路を通って加熱器に到達し、当該加熱器
によって帯状物を延伸するのに適した温度に加熱され
る。その後、加熱空気は、空気吹出し部より帯状物に向
けて吹き出され、帯状物に衝突した後に再び空気流入部
からエアダクト内に流入する。このように、上記構成を
採用すれば、エアダクト内で加熱空気を循環させて利用
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るテンターオーブンの好適な実施形態について詳
細に説明する。尚、同一要素には同一符号を用いるもの
とし、重複する説明は省略する。
【0016】[第1実施形態]図1〜図3を参照して、
本発明に係るテンターオーブンの第1実施形態を説明す
る。図1は本実施形態のテンターオーブン2の断面図
で、図2は図1に示すテンターオーブン2のダクトのII
-II方向の概略断面図(フィルムより下の部分は省略す
る)で、図3は図2に示すダクトのIII-III方向の断面
図である。
【0017】まず、図1を参照して、テンターオーブン
2の構成を説明する。テンターオーブン2は、主とし
て、フィルムFの両端をニップして紙面手前方向に移動
させるフィルム搬送機構4,4と、内部に加熱空気を包
容すると共にフィルム搬送機構4,4を挟んで対向配置
された二つのダクト(エアダクト)6,6と、から構成
されている。また、各ダクト6内には、加熱空気をダク
ト6内に戻すための循環ファン8と、加熱空気をフィル
ムFの延伸に適した温度に加熱する加熱手段としての熱
交換器10と、が設けられている。なお、図1におい
て、熱交換器10を通過してダクト6の外部へ吹き出さ
れる加熱空気の流れを実線の矢印で示し、ダクト6外部
から内部に流入して熱交換器10に到達するまでの加熱
空気の流れを破線の矢印で示した。
【0018】図2および図3に示されているように、ダ
クト6の底部には、フィルムの移動方向に複数の空気吹
出し部12が設けられている。この空気吹出し部12
は、ダクト6内の加熱空気をフィルムFに吹き付けるた
めのものであり、図3で明らかにされているように、当
該空気吹出し部12には、フィルムFの移動方向と垂直
な方向に複数の吹出し孔12hが形成されている。ま
た、各空気吹出し部12の間には、空気吹出し部12の
配列方向と同方向に、複数の空気流入部14が並設され
ている。この空気流入部14は、ダクト6外部の加熱空
気をダクト6内に流入させるためのものであり、フィル
ムFの移動方向と垂直な方向に空気流入孔14hが複数
形成されている。
【0019】また、図1および図3に示されているよう
に、ダクト6には仕切り部材16が設けられ、当該仕切
り部材16によって、上記循環ファン8と空気流入部1
4の間の領域S1と熱交換器10と空気吹出し部12の
間の領域S2とが仕切られ、また、ダクト6に、空気流
入部14に流入された加熱空気を空気吹出し部12に導
くための空気誘導路18が形成される。循環ファン8を
作動させると、領域S1は負圧状態になる。なお、図2
においては、仕切り部材16の図示は省略している。ま
た、本実施形態では、循環ファン8と空気吹出し部12
との間に熱交換器10を配置しているが、例えば循環フ
ァン8と空気流入部14の間に熱交換器10を配置する
ことも可能である。以上が、テンターオーブン2の構成
である。
【0020】次に、本実施形態のテンターオーブン2の
動作を説明する。テンターオーブン2は、図1に示すフ
ィルム搬送機構4,4によって、フィルムFを紙面手前
方向に移動させつつ徐々にフィルムFを幅方向(図1の
左右方向)に延伸する。そして、本実施形態のテンター
オーブン2は、この延伸作業の前および延伸作業中に、
加熱空気によってフィルムFの加熱を行う。以下、この
加熱工程を説明する。
【0021】まず、循環ファン8を作動させると、ダク
ト6内の加熱空気が空気吹出し部12の各吹出し孔12
hよりフィルムFに向けて吹き出される。これにより、
加熱空気の熱を吸収したフィルムFは、温度が上昇して
延伸させられ易くなる。このとき、循環ファン8の吸引
作用によって領域S1は負圧状態となっている。一方、
フィルムFに衝突した加熱空気は、温度が低下すると共
にダクト6側にはね返される。このとき、図4に示され
ているように、はね返された加熱空気は、各空気流入孔
14hよりダクト6内の負圧状態にある領域S1に流入
する。このため、従来のように各吹出し孔12hの間で
加熱空気が渦状に循環するという事態を防止でき、これ
により、フィルムFの加熱効率が向上し、さらに、各空
気吹出し部12の間のダクト6表面にいわゆるオリゴマ
等が付着する事態も防止することができる。
【0022】領域S1に流入して循環ファン8を通過し
た加熱空気は、空気誘導路18を進んで熱交換器10に
到達する。そして、加熱空気は、フィルムFを延伸させ
るのに適した温度まで熱交換器10によって昇温された
後、再び各吹出し孔12hよりフィルムFに向けて吹き
出される。このように、本実施形態のテンターオーブン
2によれば、フィルムFを加熱する加熱空気を循環して
利用することができる。
【0023】また、本実施形態のテンターオーブン2に
よれば、次のような効果も得られる。すなわち、従来の
テンターオーブンにおいては、図11に示したように、
フィルムFに衝突した加熱空気をダクト内に効率よく流
入させるべく、各空気吹出し部の間に加熱空気を循環フ
ァンに導くための回収流路66を形成していた。しか
し、このような構成を採用した場合、各空気吹出し部6
2から吹き出された加熱空気がフィルムFに直接衝突す
る領域(a)では、フィルムFを効率よく加熱できる
が、回収流路66が形成された領域(b)では、フィル
ムFに加熱空気は直接吹き付けられないためフィルムF
を加熱する効率が低下してしまう。このため、フィルム
F全体の平均加熱効率が低下し、フィルムFの延伸作業
の効率向上が望みにくいという問題があった。
【0024】これに対し、本実施形態のテンターオーブ
ン2では、空気流入部14によって加熱空気をダクト6
内に戻すことができるため、回収流路66を省略するこ
とも可能となる。この結果、図2に示されているように
フィルムFに直接吹き付けられる加熱空気の量が多くな
り、フィルムF全体の平均加熱効率を増加させることが
できる。また、回収流路66を形成する場所を確保した
り、循環ファンをフィルムFの側方に配置する必要が無
くなるため、テンターオーブン2の小型化を図ることが
できる。
【0025】[第2実施形態]次に、図5を参照して、
本発明のテンターオーブンの第2実施形態について説明
する。本実施形態のテンターオーブンが第1実施形態と
異なるのは、ダクト6の空気流入部14の構成のみであ
る。すなわち、図5に示すように、本実施形態のテンタ
ーオーブンにおいては、空気流入部14に、第1実施形
態のように複数の空気流入孔14hが形成されているの
ではなく、フィルムFの進行方向と垂直な方向に延在す
る流入スリット20が形成されている。
【0026】本実施形態のテンターオーブンによって
も、空気吹出し部12から吹き出されてフィルムFには
ね返された加熱空気を、流入スリット20よりダクト6
の領域S1へ流入させることができる。このため、第1
実施形態と同様に、各空気吹出し部12の間で加熱空気
が循環するという事態が防止され、フィルムFの加熱効
率を向上させることができる。
【0027】[第3実施形態]次に、図6を参照して、
本発明のテンターオーブンの第3実施形態について説明
する。本実施形態のテンターオーブンが第1実施形態と
異なるのは、ダクト6の空気吹出し部12および空気流
入部14の構成である。本実施形態では、空気流入部1
4に第2実施形態と同様に流入スリット20が形成され
ているだけでなく、空気吹出し部12についても、複数
の吹出し孔の代わりにフィルムFの進行方向と垂直な方
向に延在する吹出スリット22が形成されている。
【0028】本実施形態のテンターオーブンによって
も、空気吹出し部12の吹出スリット22から吹き出さ
れてフィルムFにはね返された加熱空気を、流入スリッ
ト20よりダクト6の領域S1へ流入させることができ
る。このため、上記各実施形態と同様に、各空気吹出し
部12の間で加熱空気が循環するという事態が防止さ
れ、フィルムFの加熱効率を向上させることができる。
【0029】[第4実施形態]次に、図7を参照して、
本発明のテンターオーブンの第4実施形態について説明
する。本実施形態のテンターオーブンが第1実施形態と
異なるのは、ダクト6の空気吹出し部12の構成であ
る。本実施形態では、第1実施形態と同様に空気流入部
14には複数の空気流入孔14hが形成されているが、
空気吹出し部12には、複数の吹出し孔の代わりにフィ
ルムFの進行方向と垂直な方向に延在する吹出スリット
22が形成されている。このような構成を採用した場合
も、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0030】[第5実施形態]図8および図9を参照し
て、本発明のテンターオーブンの第5実施形態について
説明する。本実施形態のテンターオーブンの主な特徴
は、(1)空気吹出し部12の構成、(2)各空気吹出し部1
2の間に図11に示したような回収流路66が形成され
ている点、および(3)この回収流路66に空気流入部が
設けられている点、である。空気吹出し部12には、上
記各実施形態とは異なり、複数の吹出し孔12hが千鳥
状に形成されている。そして、各空気吹出し部12の間
に回収流路66が形成され、当該回収流路66を通るよ
うに空気流入管24が配置されている。なお、各空気流
入管24の空気流入部14は回収流路66内に位置し、
当該空気流入部14には、流入スリット20が形成され
ている。また、図9に示すように、空気流入管24は、
その開放端24oが熱交換器60と対向するように配置
されている。すなわち、本実施形態のテンターオーブン
2は、図10に示した従来のテンターオーブンに空気流
入管24を備えて構成されている。
【0031】本実施形態のテンターオーブンによって
も、空気吹出し部12の各吹出し孔12hから吹き出さ
れてフィルムFにはね返された加熱空気を、流入スリッ
ト20より空気流入管24に流入させ、さらに、空気流
入管24の開放端24oから循環ファン58を介してダ
クト56内へ流入させることができる。このため、上記
各実施形態と同様に、各空気吹出し部12の間で加熱空
気が循環するという事態が防止され、フィルムFの加熱
効率を向上させることができる。なお、本実施形態で
は、空気流入管24の空気流入部14に流入スリット2
0を形成しているが、代わりに空気流入孔を形成するこ
とも当然可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各空気吹出し部の間に配された空気流入部によって、加
熱空気をエアダクト内に流入させることができる。この
ため、各空気吹出し部の間で加熱空気が渦状に循環する
事態を防止し、帯状物の加熱効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテンターオーブンの第1実施形態
を示す図である。
【図2】図1に示すテンターオーブンのII-II断面図で
ある。
【図3】図2に示すテンターオーブンのIII-III断面図
である。
【図4】第1実施形態のテンターオーブンにおいて加熱
空気が空気流入部からダクト内へ流入される状態を示す
図である。
【図5】本発明に係るテンターオーブンの第2実施形態
を示す図である。
【図6】本発明に係るテンターオーブンの第3実施形態
を示す図である。
【図7】本発明に係るテンターオーブンの第4実施形態
を示す図である。
【図8】本発明に係るテンターオーブンの第5実施形態
を示す図である。
【図9】本発明に係るテンターオーブンの第5実施形態
を示す図である。
【図10】従来のテンターオーブンを示す図である。
【図11】図10に示す従来のテンターオーブンのXI-X
I断面図である。
【図12】図11に示す従来のテンターオーブンのXII-
XII断面図である。
【図13】従来のテンターオーブンにおいて加熱空気が
空気吹出し部近傍で渦状に循環する状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
2…テンターオーブン、6…ダクト(エアダクト)、4
…フィルム搬送機構、8…循環ファン、10…熱交換器
(加熱器)、12h…空気吹出し孔、12…空気吹出し
部、14h…空気流入孔、14…空気流入部、16…仕
切り部材、18…空気誘導路、20…流入スリット、2
2…吹出スリット、24…空気流入管、F…フィルム
(帯状物)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北田 卓也 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 世古 達史 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 (72)発明者 木下 裕介 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 Fターム(参考) 3L113 AA02 AA08 AB02 AC16 AC23 AC45 AC46 AC48 AC51 AC54 AC63 AC65 AC73 AC74 BA28 DA02 DA07 DA14 4F210 AA00 AE01 AG01 QA02 QD32 QG01 QG18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルム等の帯状物にエア
    ダクト内の加熱空気を吹き付けると共に、前記帯状物を
    所定の方向に移動させながら延伸するテンターオーブン
    において、 前記帯状物の移動方向に複数設けられ、前記エアダクト
    に収容された前記加熱空気を前記帯状物に向けて吹き出
    すための空気吹出し部と、 前記各空気吹出し部の間に配され、前記空気吹出し部か
    ら吹き出された前記加熱空気を前記エアダクト内に流入
    させるための空気流入部と、 を備えることを特徴とするテンターオーブン。
  2. 【請求項2】 前記エアダクト内に、前記空気流入部に
    繋がる負圧空間が形成されていることを特徴とする請求
    項1記載のテンターオーブン。
  3. 【請求項3】 前記エアダクト内には、前記空気流入部
    から流入した前記加熱空気を前記空気吹出し部に導くた
    めの空気誘導路が形成され、 前記空気誘導路の途中には、前記加熱空気を流入させる
    ためのファンおよび前記加熱空気を加熱する加熱器が設
    けられ、 前記負圧空間は、前記ファンと前記空気流入部との間に
    形成されていることを特徴とする請求項2記載のテンタ
    ーオーブン。
JP11123032A 1999-04-28 1999-04-28 テンターオーブン Pending JP2000313060A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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