JP2000310744A - 光走査装置 - Google Patents
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Abstract
置に関するものであり、より完全な360度読取を実現
するとともに、トレイ商品等の読取操作性を向上させる
ことを目的とする。 【構成】装置の設置面に対して垂直向きに設けられた窓
より、設置面に対してほぼ水平方向に出射される走査パ
ターン(SHDL)と、設置面に向けて上方から下方へ
出射される走査パターン(SHTL)とが出射される。
Description
読取装置等に用いられる光走査装置に関する。また、本
発明は光学読取装置に関し、特にマルチヘッドスキャナ
と呼ばれるバーコード読取装置に関する。
情報を読み取ることによって、チェックアウト作業を行
うPOSシステムなどが普及している。このようなPO
Sシステムでは、商品を走査させることによってバーコ
ード情報を入力し、これに基づいてチェックアウト作業
を行うことができるため、オペレータのチェックアウト
作業の負荷を低減させることができる。
的に設置されるいわゆる定置式スキャナが主流となって
いる。
らバーコードを走査するための走査パターンを出射する
形態の装置が主であった。読取窓は、カウンタ面に対し
て水平方向に設置される形態と、垂直方向に設置される
形態とがある。しかし、このような装置ではバーコード
を読み取ることができる方向(バーコードの向き)が限
定されるため、オペレータは読取窓にバーコードを向け
なければならず、オペレータの作業上の負荷が問題とな
っていた。
めに、カウンタ面に対して水平方向の窓(ボトム窓)と
カウンタ面に対して直立する窓(サイド窓)とを備え、
これらの窓からそれぞれ走査パターンを出射する、いわ
ゆるマルチヘッドスキャナが提案され、次第に広く使わ
れるようになって来た。
るマルチヘッドスキャナは、しかし下記の点で問題があ
った。
いう問題があった。
ペレータが座りながら作業を行うことが法令上義務づけ
られている。一方、スキャナはカウンタ面に埋め込まれ
て設置されるため、スキャナが厚いとカウンタ下面から
スキャナがはみ出してしまう可能性がある。この場合、
オペレータのひざをカウンタ下面に入れることができな
くなったり、走査面の高さが高くなることによりバーコ
ード読取の操作性が悪くなるなど、オペレータの負担が
高くなってしまう。
作業を行う場合には、上記のような問題は発生しにく
い。しかし、例えばスキャナの下面に現金を収容するド
ロアを配置するという構成が採用されるケースがある。
この場合、スキャナが厚いとオペレータからドロアまで
の距離が長くなってしまい、オペレータによる現金の出
し入れの操作性が低下してしまうという問題がある。
らは90mm以下の厚みを持つスキャナを提供すること
が要望されている。しかし、現実のマルチヘッドスキャ
ナはいずれも100mm以上の厚みがあり、利用者の要
望に応えることかできなかった。なお、実際の装置の運
用上、この10mm程度の厚みの差は非常に大きなもの
となる。
全な360°読取に対応していないという問題があっ
た。
バーコードを向けてもバーコード読取が可能であること
を最大の特徴としている。これは、ボトム部とサイド部
とからそれぞれ走査パターンが出射されることにより、
例えバーコードが読取窓側を向いていなくても、スキャ
ナがバーコード情報を読み取ることが可能であるという
ものである。
は、バーコードとカウンタ面との間の傾きによっては、
バーコードを読むことができない状況が生まれてしま
い、完全な360°読取を行うことができないという問
題があった。例えばバーコードがカウンタ面に対して平
行な場合には読取が行えるものの、カウンタ面に対して
垂直な場合には読取を行うことができない、というケー
スがあった。この場合には、完全な360°読取を実現
することはできない。
ターンを提供することができないケースがあった。
ム部から出射される走査パターンと、サイド部から出射
される走査パターンとを総称したものである。
光源を複数備え、それぞれの光源から光線をポリゴンミ
ラー等の走査手段に入射させる構成を採用したり、単一
光源から出射された光線をビームスプリッタにより分割
し、それぞれの光線を異なった方向から走査手段に入射
させる構成を採用していた。このように走査手段に入射
する光線の数が増加することによって、バーコードから
の反射光を受光する光検知器や、この反射光を光検知器
に入射させるための集光手段を光線の数だけ準備する必
要があった。従って、スキャナのコストが高くなるとい
う問題を生じていた。
いては、いわゆるトレイに食品を詰めて販売する「トレ
イ商品」が扱われている。このような商品では、トレイ
にラップを被せ、この上にバーコードを添付する形態が
採用されている。
されるレーザ走査パターンは、ほぼボトム窓に対して平
行になるように、つまりほぼ水平方向に出射されてい
た。その一方で、トレイ商品は汁がたれるなどの問題が
でる場合があるため、バーコード読取の際にはなるべく
傾けないようにする必要もでてくる。
イド部からほぼ水平方向にレーザ走査パターンが出射さ
れるため、トレイ商品に付されたバーコードを読み取る
には、トレイを傾けざるを得ない。あえてトレイ商品を
傾けないようにするならば、うまい具合にレーザ走査パ
ターンがトレイ商品に付されたバーコードに照射されな
いため、バーコードの読取が不調となる可能性が非常に
高い。
たものである。
を保証するマルチヘッドスキャナなどの光走査装置を提
供することを目的とする。特に、上記したようなトレイ
商品などに付されたマーク(バーコード等)の読取をよ
り確実に行うことができる光走査装置を実現することを
目的とする。
に、本発明は、光源と、光源から出射された光線を走査
する走査手段と、走査手段による走査光を反射するミラ
ーと、前記ミラーにより反射された走査光を第一の走査
パターンとして出射する第一の窓と、前記ミラーにより
反射された走査光を第一の走査パターンとは異なる第二
の走査パターンとして出射する、その延長線が前記第一
の窓の延長方向と交わる角度に設置される第二の窓と、
を備え、前記第二の窓から出射される前記第二の走査パ
ターンは、前記第一の窓に対してほぼ平行方向に出射さ
れる第一のパターンと、前記第一の窓に向けて上から下
へ出射される第二のパターンとから構成されることを特
徴とする。
れた光線を走査して走査光を生成する走査手段と、前記
走査手段により走査された走査光によりなる走査パター
ンを出射する窓とを備える光走査装置において、前記窓
からは、装置の設置面に対してほぼ平行方向に出射され
る第一の走査パターンと、前記設置面に向けて上方から
下方へ出射される第二の走査パターンとが出射されるこ
とを特徴とする。
向する偏向手段が設けられ、前記第一の走査パターンあ
るいは前記第二の走査パターンの一方は前記偏向手段に
より偏向された後出射されるとともに、前記第一の走査
パターンあるいは前記第二パターンの他方は前記偏向手
段を通過しない位置より出射される。
ーンが通過する第一の領域と、前記第二のパターンが通
過する第二の領域とを備え、前記第一の領域と前記第二
の領域とは識別可能に形成されている。
域とは、その角度が異なるように形成されている。
行な位置に取り付けられる第一の窓を備えたボトム部
と、前記設置面に対して垂直な位置に取り付けられる第
二の窓を備えたサイド部とを有し、前記第一の窓並びに
第二の窓から走査パターンを出射して物品に付されたマ
ークを走査する光走査装置において、前記設置面に対し
て垂直方向に光線を出射する光源と、その回転軸が前記
設置面に対して水平となるように設置され、前記光線を
走査する走査部と、前記走査部により生成された走査光
を反射して前記第一の窓に向けて走査パターンを出射す
るボトムパターンミラーと、前記装置部により生成され
た走査光を反射して前記第二の窓に向けて走査パターン
を出射するサイドパターンミラーと、を備え、前記第二
の窓からは、前記設置面に対して平行な方向に出射され
る第一のパターンと、前記第一の窓に向けて下方に出射
される第二のパターンとが出射されることを特徴とす
る。
ンが出射する領域と、前記第二のパターンが出射する領
域とが、識別可能に分割される。
装置(以下単に装置と称する)は、精算カウンタ内に埋
め込まれて使用されるタイプのもの、いわゆるマルチヘ
ッドスキャナである。なお、マルチヘッドスキャナは現
在でも色々な種類が存在しており、また広く知られてい
るため、その外観や精算カウンタに設置された形態につ
いては特には図示しない。
平行な位置に配置される窓(ボトム窓)と、精算カウン
タ面に対して直立して配置される窓(サイド窓)とを備
えている。それぞれの窓からは、複数本の走査線から構
成される走査パターンが出射され、バーコードの読取が
行われる。また、ボトム窓が設けられた部分全体をボト
ム部、サイド窓が設けられた部分全体をサイド部とここ
では称する。
コードを読み取れるようにするためには、ボトム窓が設
置された装置の面は、精算カウンタ面と面一となるよう
に設置される。また、サイド窓はバーコード読取を行う
オペレータと対向するように配置される。これは、従来
より存在するマルチヘッドスキャナと同様の構成となっ
ている。
内部を透視した図面である。図1は側面断面図を図示し
ており、特に装置の中心線付近で切断した断面図が図示
されている。図2は正面断面図を図示しており、うち図
2aは図1図示一点鎖線(1)付近で切断した断面図
を、図2bは装置の先端付近(図1図示(2))で切断
した断面図を、それぞれ示す。また、図3は上面からみ
た装置の透視図を図示する。
分けてカウンタ設置時にはカウンタ面に埋め込まれるボ
トム部と、カウンタ面に対して立っているサイド部とに
より構成されている。一般的に考えられる設置形態で
は、ボトム部の面(ボトム窓と同一面)はカウンタ面
(図示一点鎖線(3))と面一となるように設置され
る。これは、カウンタ面で商品を滑らせて読取を行うケ
ースを考慮してのことである。カウンタ面とボトム部面
との間に段差があると、この部分で商品が引っかかって
しまい、読取作業の操作性が悪くなったり、場合によっ
ては商品が破損する可能性があるからである。このよう
に商品を滑らせて移動させることから、カウンタ面を
「商品滑走面」と呼ぶこともある。なお、図1の例で
は、ボトム部の長さが長く、サイド部の長さ(高さ)は
ボトム部の長さに対して相対的に短くなっている。
LD)、光源から出射されたレーザ光線を走査する走査
手段の一例であるポリゴンミラー、ポリゴンミラーによ
り走査された光線を適宜反射して走査パターンを構成す
る走査線を生成するパターンミラー、バーコードからの
反射光を受光してその光量に応じた電気信号を出力する
光検知器、光検知器より出力された信号(アナログ信
号)を二値化してデジタル信号に変換するまでの処理を
行うアナログ−デジタル変換回路(以下A/D回路、図
中単に基板)、A/D回路から出力されたデジタル信号
に基づいてバーコードを復調するデコーダ等が備えられ
たメインプリント基板(メイン PCB)などを備えて
いる。光検知器に入射する反射光は、凹面鏡により集光
・反射される。
オードが用いられている。また、光源部分はレーザダイ
オードから出射されたレーザ光を整形するレーザビーム
整形手段であるコリメータレンズおよびアパーチャ、レ
ーザ光源を駆動するドライバ回路が一体化された、レー
ザ光源ユニットとして構成されている。これは、レーザ
光源の交換作業を容易にする。
筐体の下部に当たる位置に配置されており、レーザ光は
装置下部から上方に向けて出射される。図1の例では、
ほぼ垂直上方に向けてレーザ光が出射されている。当然
のことながら、このレーザ光の出射方向(出射角度)
は、装置の設計等の事情によっては傾いていても構わな
い。
タへの設置を本実施形態と同様にした場合、光線を分割
することなく、上方に光線を出射するという構成は採用
していなかった。
ミラーに入射する。
ド部筐体の上部中央付近に配置されている。また、特に
図面では図示していないが、本実施形態によるポリゴン
ミラーは4面の反射面(鏡が取り付けられている)を備
えている。また、これら4面の反射面はわずかずつその
傾きが異なっている。このように各反射面の傾きが異な
っているため、ポリゴンミラーは4本の平行な走査光を
生成することができる。そして、図示されるモータによ
り回転駆動されることによって、入射するレーザ光を走
査する機能を有する。
(a))は、ボトム窓(実質的には商品滑走面と同一)
とほぼ平行となる位置に設定されている。本実施形態に
ついていえば、より詳しくはおよそ5°下向きに、回転
軸が設定される。このポリゴンミラー回転軸の傾きは、
適宜設計に応じて変更可能である。
ラーは、その下方からレーザ光が入射し、下方に向けて
走査光を反射・出射するように構成される。従って、実
質的にはポリゴンミラーの反射面は下方を向いていると
言える(上方を向いた反射面もあるが、レーザ光が入射
しないのでこのような反射面は有効には作用しない。有
効に作用する反射面のみを考えれば、反射面が下方を向
いていると考えて差し支えない)。従来のマルチヘッド
スキャナ(カウンタへの配置は本実施形態と同様とす
る)と比較すると、下記の点が特に異なる。
ポリゴンミラーの回転軸はボトム窓に対してほぼ垂直方
向に設置されていた。また、基本的に従来のポリゴンミ
ラーはボトム部筐体内、あるいはサイド部筐体下部に設
置されていた。そのため、特にボトム部内での光学部品
等の配置の自由度が低かった。また、従来のマルチヘッ
ドスキャナにおいては、ポリゴンミラーや光源の配置位
置の都合上、あるいはレーザ光の光路の都合上、特にボ
トム部のパターンミラーの大きさを大きくすることが困
難であった。
ような構成(光源・走査手段配置)を採用することによ
り、ボトム部筐体内には光源も、走査手段も設置されな
い。そのため、特にボトム部筐体内のその他の光学部材
(具体的にはパターンミラー)の配置の自由度が広が
る。
である。また、バーコードの読取性能を向上させるため
には、可能な限りバーコードからの反射光を受光する光
量を増やす必要がある。パターンミラーはバーコードか
らの反射光を光検知器に入射させる機能も備えているた
め、上記の理由によりパターンミラーを可能な限り大き
くすることが望ましい。本実施形態による装置は、この
ような要望に応えることができる。
/D回路を搭載する基板に一体的に取り付けられてい
る。この基板は、サイド部筐体の背面付近に、その壁面
とほぼ平行となるような位置に取り付けられている。ま
た、光検知器の受光面は図示下側を向いている。光検知
器の受光面には、凹面鏡により集光された光が入射す
る。
ものであり、光源からポリゴンミラーに至る光路中に配
置されている。凹面鏡の反射面は光検知器に向けられて
おり、ポリゴンミラーを介して入射するバーコードから
の反射光(信号光)を光検知器に向けて集光反射する機
能を備えている。凹面鏡の中央部分には、光源から出射
されたレーザ光をポリゴンミラーに入射させるための穴
が形成されている。
に配置されている。メインPCBには、前述したデコー
ド手段、デコードされた信号をPOS端末などの外部装
置に転送するためのインタフェースコネクタ、ACアダ
プタ等を介して外部より供給される電源電圧を装置に適
合した電圧に変換する電圧変換手段などが搭載されてい
る。
タの駆動、A/D回路の動作などはメインPCBにより
制御されている。
ータレンズ及びアパーチャによってバーコードを読み取
るために必要な分解能を持つように整形されてポリゴン
ミラーに向けて出射される。そして、凹面鏡の中央に設
けられた穴を通してポリゴンミラーに入射する。
面はそれぞれの傾きが異なっているため、ポリゴンミラ
ーによって4本の、平行な走査光が生成される。ポリゴ
ンミラーにより生成された走査光は、図1図示下方に向
けて出射される。
は2枚のガラスにより構成されている。ボトム窓の外側
には外側ガラスがはめ込まれており、またボトム窓の内
側には内側ガラス及びホログラムがはめ込まれている。
このうち、ホログラムは上側に、内側ガラスは下側に、
それぞれ取り付けられる。これらのガラスは、商品が衝
突した場合に傷が付くことを防止するために、硬質のガ
ラス(例えばサファイアガラス)などが用いられる。な
お、内側ガラスは商品が衝突する可能性が低いため、通
常のガラスあるいは透明な樹脂板などにより形成しても
よい。
ホログラムとが別の部材として設けられているが、一枚
のガラス(あるいは樹脂板)上の特定の領域のみにホロ
グラムを形成するようにしてもよい。ホログラムをガラ
ス板上に形成するための技術は様々なものが知られてお
り、例えば特定パターンの溝が形成されたスタンパ
(型)を用いて複製する方法を用いることができる。当
然のことながら、ホログラム形成のための技術自体は、
既知の技術を用いればよく、これらの技術は広く知られ
ているためここでは説明を省略する。
および内側ガラスは二点鎖線にて図示されている。
は、ボトム部、サイド部に設けられたパターンミラー
(走査線分割手段)により適宜分割反射され、ボトム
窓、サイド窓から走査パターンとして出射される。走査
パターンは、それぞれ複数の異なる方向に向けて走査さ
れる走査線により構成されている。それぞれの走査線の
走査方向・角度は、パターンミラーの傾き等の配置のさ
れ方により決定されている。
る走査パターン(ボトム走査パターン、以下単にボトム
パターンとも称する)と、サイド部から出射される走査
パターン(サイド走査パターン、以下単にサイドパター
ンとも称する)をそれぞれ図示する図面である。このう
ち、図4は図示右側が図1における装置先端(図示右
側)に、図示左側がサイド窓側に相当し、ボトム窓から
出射されるボトムパターンを装置上面から見た状態を図
示する。また、図5は図示右側がサイド窓下端に、図示
左側がサイド窓上端にそれぞれ対応し、装置正面からサ
イドパターンを見た状態を図示したものである。
BVR、BVL、BCR、BCL、BOR、BOLの8
つのパターンから構成される。なお、先頭の「B」はボ
トムを、末尾の「R」および「L」はそれぞれ右と左と
を示す。
ンミラーの配置の都合上完全ではないが、ほぼ装置中心
線に対して対称となるようになっている。特にBORと
BOLとを対比すると判る通り、左右の対となる走査パ
ターンは厳密には完全な左右対称ではない。特にBOR
とBOLの場合には、意図的に左右の走査位置をずらし
て、バーコードの読取(走査)の確率を高めるように構
成している。
は、4本の走査線から構成される。これは、前述したと
おりポリゴンミラーの4枚の面の傾き角がそれぞれ異な
っているからである。パターンを構成する走査線の本数
は、ポリゴンミラーの反射面数や、それぞれの反射面の
角度などを変えることによって、適宜変えることが可能
である。
ーンを構成するそれぞれのパターンが、ボトム窓からど
ちらの方向に向けて出射されるのかを示すものである
(平面的に表現)。この矢印から判る通り、各パターン
はいずれもサイド窓方向に向けて出射される。また、各
パターンは内向きに出射される。
TL、SHTR、SHTL、SHDR、SHTLの6つ
のパターンから構成される。なお、先頭の「S」はサイ
ドを意味する。ボトム走査パターンの場合と同様に、そ
れぞれのパターンは4本の走査線から構成される。
を構成する走査線の出射経路について説明する。
けて出射されるが、各走査線経路はここまでは共通であ
る。ポリゴンミラーにより生成された走査光は、続い
て、下記の順序でパターンミラーを走査する。なお、パ
ターンミラーは図1乃至図3に図示されている。
−BZ1−BVL1−BML1−SHL1−SVR1 ここで、パターンミラーに付された符号のうち、先頭の
文字はボトムパターン/サイドパターンのいずれに対応
したものであるかを示している。先頭にBが付されたパ
ターンミラーはボトムパターンに、Sが付されたパター
ンミラーはサイドパターンにそれぞれ対応している。
反射面がポリゴンミラー側に向けられており、おおよそ
扇状に配置されている。そして、ボトムパターン用のパ
ターンミラーはボトム部に向けて、サイドパターン用の
パターンミラーはサイド部に向けて、それぞれポリゴン
ミラーから入射した走査光を反射する。
ミラーは装置のボトム部に配置されており、以下のミラ
ーから構成されている。
BML1、BMR2、BML2、BMR3、BML3、
BMR4、BML4、BHR2、BHL2、BZ2、B
ZR3、BZL3 これらのミラーは、装置の中心線に対してほぼ対称とな
るように配置されている。このうち、BZ1、BVR
1、BVL1、BMR1、BML1の5枚のミラーは、
サイド部の下面に配置されており、その反射面はボトム
部に向けられている。BZR3、BZL3、BMR4、
BML4の4枚のミラーは、ボトム部の底面に配置され
ている。また、BMR2、BML2、BMR3、BML
3、BHR2、BHL2、BZ2の7枚のミラーは、そ
の反射面をやや下方に傾けて、ボトム部の側壁面上に配
置されている。
に、BZR3とBZL3とはその外側部分が若干上方に
向けて傾いている。このような構成を取ることによっ
て、ボトム部底面とパターンミラー(例えばBZL3)
との間にスペースを確保することができる。この部分に
は、例えばケーブル等を敷設することができる(図示黒
丸部分がケーブル)。このような傾斜は、BMR4、B
ML4にもつけられている。
ゴンミラーにより反射された後以下の経路をたどってボ
トム窓から出射される。 BMR:ポリゴン−BMR1−BMR2−BMR3−B
MR4−ボトム窓 BML:ポリゴン−BML1−BML2−BML3−B
ML4−ボトム窓 BCR:ポリゴン−BZ1−BZ2−BZR3−ボトム
窓 BCL:ポリゴン−BZ1−BZ2−BZL3−ボトム
窓 BOR:ポリゴン−BZ1−BHR2−BZR3−ボト
ム窓 BOL:ポリゴン−BZ1−BHL2−BZL3−ボト
ム窓 BVR:ポリゴン−BVR1−BHR2−BZR3−ボ
トム窓 BVL:ポリゴン−BVL1−BHL2−BZL3−ボ
トム窓 上記から明らかな通り、BCR(BCL)とBOR(B
OL)とは、BZ1とBZR3(BZL3)との2枚の
ミラーを共通に用いており、この間のBZ2とBHR2
(BHL2)の部分のみ経路が異なっている。同様に、
BOR(BOL)とBVR(BVL)とでは、BHR2
(BHL2)とBZR3(BZL3)との2枚のパター
ンミラーが共通化されており、ポリゴンミラーにより走
査された走査光がはじめに入射するパターンミラーであ
るBZ1とBVR2(BVL2)とが異なっている。
ターンミラーを共通で用いているが、このような構成を
採用することでボトム部内に収容しなければならないパ
ターンミラーの枚数を減らすことができる。そして、全
体のミラー枚数が減少することから、同じスペース内に
ミラーを収容するのであれば、ミラー一枚当りの面積を
大きくすることも可能となり、バーコードからの反射光
の集光効率を向上させることができる。
L)とのパターンは、互いにほぼ直交した走査軌跡を描
くが、このように走査軌跡が全く異なる走査線同士が共
通のパターンミラーにより反射される装置は、これまで
存在していない。
ミラーは、以下のミラーにより構成される。
2、SHR1、SHL1、SHTR2、SHTL2、S
HTR3、SHTL3、SHDR2、SHDL2、SH
DR3、SHDL3 これらのパターンミラーも、ボトムパターンミラーと同
様に装置の中心線に対してほぼ対称に配置されている。
また、SHTR2、SHTL2、SHDR2、SHDL
2の4枚のパターンミラーは、サイド部筐体の上部に、
その反射面を下に向けて配置されている。
パターンは、ポリゴンミラーにより走査された後、以下
の経路をたどってサイド窓から出射される。 SVR:ポリゴン−SVR1−SVR2−サイド窓 SVL:ポリゴン−SVL1−SVL2−サイド窓 SHTR:ポリゴン−SHR1−SHTR2−SHTR
3−サイド窓 SHTL:ポリゴン−SHL1−SHTL2−SHTL
3−サイド窓 SHDR:ポリゴン−SHR1−SHDR2−SHDR
3−サイド窓 SHDL:ポリゴン−SHL1−SHDL2−SHDL
3−サイド窓 これから明らかな通り、SHTR(SHTL)とSHD
R(SHDL)とはSHR(SHL)が共通ミラーとし
て用いられている。
直方向に配置された場合の、走査パターンによる走査軌
跡を図示した図面である。この場合、バーコードに向か
って出射され、且つボトム窓に対して垂直方向に走査さ
れる走査パターン(バーコードの方向とほぼ一致した走
査パターン)によりバーコードが走査されることが望ま
しい。より具体的には、サイド窓から出射されるSV
R、SVLの両パターンと、ボトム窓から出射されるB
VR、BVLの両パターンである。
れた商品がサイド窓に向かって装置の右側から左側に移
動するものとする。この場合、バーコードがほぼサイド
窓側に向いているケース、バーコードが商品の移動方向
を向いているケース、バーコードが商品の移動方向と逆
方向を向いているケース、バーコードがオペレータ側を
向いているケース(サイド窓に対面していない)の4つ
のケースを考えることができる。
バーコードとこれを走査する走査パターンとの関係につ
いて説明した図面である。
側を向いているケースを図示した図面である。この場
合、バーコードはサイド窓から出射されるSVRパター
ン及びSVLパターンにより走査され、読取が行われ
る。
を向いているケースを図示した図面である。この場合、
バーコードはサイド窓から出射されるSVRパターン
と、ボトム窓から出射されるBVLパターンとにより走
査されることとなる。
と逆方向を向いているケースを図示した図面である。こ
の場合、バーコードはサイド窓から出射されるSVLパ
ターンとボトム窓から出射されるBVRパターンとによ
り走査されることとなる。
を向いているケースを図示した図面である。この場合、
バーコードはサイド窓から出射される走査線によっては
走査されることがない。そして、ボトムスキャナからサ
イド窓に向けて出射されるBVRパターンとBVLパタ
ーンとにより走査され、読取が行われる。
ボトム窓に対して垂直方向に位置している場合であって
も、バーコードが向いている方向とは無関係に、360
°の読取が可能となる。
ぼ水平な場合の、走査パターンによる走査軌跡を説明す
る図面である。この場合には、ボトム窓に対して平行な
方向に走査される走査パターンを用いてバーコードが走
査される。なお、商品の移動方向は図13の場合と同一
条件である。
を向いているケース、商品移動方向を向いているケー
ス、商品移動方向とは逆方向を向いているケース、オペ
レータ側を向いているケースとの4つのケースを考慮す
ることができる。
明する図面である。
向いているケースを図示した図面である。この場合、バ
ーコードはサイド窓から出射されるSHTRパターン、
SHDRパターン、SHTLパターンあるいはSHDL
パターンにより走査される。なお、図9(1)のケース
では、ほぼ同じ走査軌跡を描くSHTRとSHDR、S
HTLとSHDLとは特に分けて図示していない。
を向いているケースを図示した図面である。この場合、
バーコードはボトム窓から商品移動方向に向けて出射さ
れるBMLパターンにより走査される。
とは逆方向を向いているケースを図示した図面である。
この場合、バーコードはボトム窓から出射されるBMR
パターンにより走査されることとなる。
を向いている状態を図示した図面である。この場合に
は、バーコードはサイド窓から出射される走査パターン
によっては走査されることはない。そして、ボトム窓か
らサイド窓の方向に向けて出射されるBOR、BCR、
BCL、BOLの各パターンにより走査される。
て水平方向に位置する場合でも、本実施形態によれば3
60°の読取を実現することができる。
走査軌跡を描くBVR(BVL)パターンと、ボトム窓
に対してほぼ平行な走査軌跡を描くBOR(BOL)パ
ターンとは、それぞれほぼ同じ方向に向けて、ボトム窓
から出射される。つまり、これらの走査パターンは、走
査軌跡を描く方向は違うものの、ほぼ同じ条件でバーコ
ードを走査する。そのため、バーコードがボトム窓に対
して垂直方向に配置される場合であっても、ボトム窓に
対して水平方向に配置される場合であっても、同様なバ
ーコード読取を行うことが可能となる。
平方向に走査線が走査されるSHDL、SHDR、SH
TL、SHTRの出射について説明した図面である。
SHDR3(SHDL3)で反射された後、サイド窓か
ら出射する。この際、SHDR(SHDL)はボトム窓
とほぼ平行、あるいは若干上向きの方向に出射される。
一方、SHTR(SHTL)は、パターンミラーSHT
R3(SHTL3)により反射された後、サイド窓から
出射する。
ーンSHTRの経路上には、ホログラムが形成されてい
る。このホログラムは、入射したパターンSHTRを図
示下方に回折されるように構成される。そのため、ホロ
グラムにより回折されたパターンSHTRは、ボトム窓
に向けて下向きに出射されることとなる。
パターンは、トレイ商品などのように傾けることができ
ず且つバーコードが商品上面に付された商品のバーコー
ド読取を行う上で非常に有利に働く。一方で、SHDR
のように水平方向に出射される走査パターンも確保され
ている。トレイ商品などを除くと、オペレータはバーコ
ードを窓面に向けて読取を行おうするケースが多々見受
けられるが、SHDRパターンのように水平方向に出射
する走査パターンが確保されているため、このような操
作によるバーコード読取の成功率も低下させなくて済
む。
に対してほぼ垂直方向に走査線が走査されるSVTR、
SVTL、SVR、SVLの各パターンの出射の向きに
ついて説明した図面である。
L)は、それぞれパターンミラーSVR2(SVL2)
により反射された後、サイド窓から出射される。ただ
し、SVRはパターンミラーSVR2の下側で反射され
るのに対し、SVTRはパターンミラーSVRの上側で
反射される。
は、内側ガラス−外側ガラスが配置されており、SVR
はボトム窓面に対してほぼ水平方向に出射される。これ
に対し、SVR2により反射されたSVTRの出射経路
には、ホログラムが形成されている。このホログラムは
図10に図示されたものと同一のものであり、入射する
パターンSVTRを下方に向けて回折する機能を有す
る。
ら出射されるパターンSVTRは、図10のSHTRと
同様に、ボトム窓に向けて出射することとなり、読取領
域に存在する物品を上方から走査することが可能とな
る。
ターンを投影した状態を図示する図面である。このう
ち、図示四角部分はボトム窓を図示する。また、ボトム
窓面上に投影されたサイドパターンを各パターン毎に分
解した状態を、ボトム窓の図示上下に理解を容易とする
ことを目的として図示している。
るいはSHTRパターンとSVTLパターンとは、ボト
ム窓面上で互いに直交(ほぼ)するような軌跡を描く。
ボトム窓面上では、サイド窓から下方に向けて図示され
た4つのパターンが出射されことになる。
は同じサイド窓から水平方向に出射される走査パターン
と、下方に向けて出射される走査パターンとを出射する
ことが可能となる。
ログラムを形成しているが、外側ガラスに相当する位置
にホログラムを形成してもよい。本質的には、外側/内
側の2枚のガラスを用いる必要はない。 (実施形態の変形例) ・第二の実施形態 図13乃至図15は、本発明の第二の実施形態例を図示
する図面であり、バーコード読取装置の断面図および内
部透視図である。
図示されていた装置とほぼ同様の外観からなる。大きな
違いは、サイド窓の断面形状である。
るサイド窓はほぼ「く」の字状に形成されている。そし
て、サイド窓の下部分は第一の実施形態によるサイド窓
とほぼ同じ角度で傾いているが、サイド窓の上部分はボ
トム窓に向けて、やや下方を向くような傾斜がつけられ
ている。本実施形態によるサイド窓は、図1に図示され
たものと同様に、外側ガラスと内側ガラス/ホログラム
とにより構成される。なお、サイド窓以外の構成につい
ては、図13乃至図15に図示された実施形態による装
置内部の構成は、基本的には図1乃至図3に図示された
装置と同じである。
出射される走査パターンのうち、ボトム窓に対してほぼ
水平方向に走査軌跡を描く走査線の出射経路を説明する
図面であり、図10に対応するものである。図10との
相違点は、ホログラムへのパターンSHTRの入射角度
である。図10による実施形態ではホログラムに対して
ほぼ垂直にパターンが入射しているが、本実施形態では
ホログラムに対してある角度(例えば45°)で走査パ
ターンが入射している。
直方向に走査軌跡を描く走査線の出射経路を説明する図
面であり、図11に対応するものである。図11との相
違点は、上記した図10と図16との相違点と同じであ
る。
割し、その一部をボトム窓に対して斜め下方を向くよう
に傾けることで、下記のような作用・効果を期待するこ
とができる。
の上部からは、いかにも下向きに走査パターンが出射さ
れるように見える。そのため、トレイ商品の上側にバー
コードが付されたような商品の読取を行う際に、オペレ
ータは下向きに傾いたサイド窓の上部付近に商品を近づ
けるという動作を取り易くなり、トレイ商品等に付され
たバーコードの読取をより確実に行うことができるよう
になる。
の場合には、どの部分から水平方向の走査パターンが出
射され、どの部分から下方に向けられた走査パターンが
出射されるのかが判りにくい。このように、本実施形態
ではオペレータの心理的な負担を低減させることが可能
となる。
射角、あるいはホログラムからの出射角に差がでる。図
18は第一の実施形態におけるホログラムと走査パター
ンの入射/出射角を示したものである。図18の例で
は、走査パターンはホログラムに対しほぼ垂直(図示入
射角0°)となるように入射している。そして、図18
の例ではホログラムからの走査パターンの出射角度は6
0°となっている。
ログラムと走査パターンの入射/出射角を示したもので
ある。図19の例では、走査パターンのホログラムへの
入射角およびホログラムからの出射角はそれぞれ45°
となっている。
提供するためには、ホログラムへの入射光と出射光とが
なす角を二等分する方向の角度に干渉縞を形成すること
が望ましいことが知られている。ここで、図18の例で
はホログラムへの入射角と出射角とが大きく異なるた
め、ホログラムに形成される縞はホログラムの面に対し
て斜め方向に形成されることとなる。これに対し、図1
9の例ではホログラムへの入射角と出射角とがほぼ同じ
であるため、ホログラムに形成される縞はホログラム面
に対してほぼ垂直に形成することができる。
ラムから型抜きして作製する方法が現在では一般的であ
る。このような方法でホログラムを作製する場合、図1
8のように縞が斜め方向に形成されていると型抜きが困
難となりホログラム作製の歩留りが悪くなるという問題
が生じる。これに対し、図19の例では縞がほぼ垂直方
法に形成されるため、型抜き作業は容易となり、ホログ
ラム作製の歩留りは向上する。
一の実施形態による装置と比較して、サイド窓から出射
される走査パターンの出射方向がより下向きとなるよう
になっている。ここで、トレイ商品の上面に添付される
バーコードへの走査パターンの入射角を考えると、第二
の実施形態の方がより垂直に近い角度で走査パターンが
バーコードに入射する。このため、例えば印刷濃度が低
いバーコードや印刷の倍率が低い小さなバーコードを読
み取る場合に、第二の実施形態の方が読取率が高くな
る。 ・第三の実施形態 図20乃至図22は、第三の実施形態による装置を図示
した図面であり、図1乃至図3、あるいは図13乃至図
15に対応するものである。
第二の実施形態による装置とは異なり、サイド窓部にホ
ログラムは形成されていない。本実施形態のサイド窓
は、外側ガラスと内側ガラスとの2枚のガラスのみによ
り形成される。その代わりに、本実施形態では装置内部
のパターンミラーの配置を変えることによって、サイド
窓から水平方向に出射される走査パターンと、下方に向
けて出射される走査パターンとを生成している。
る装置のパターンミラーSHTR3(SHTL3)は、
図1に図示された同名のパターンミラー比較して、その
反射面が若干上向きとなるように傾斜されて取り付けら
れている。また、第一の実施形態等では一枚のミラーで
あったSVL2/SVR2は、本実施形態ではSVL2
とSVL3(SVR2とSVL3)とに分割されてい
る。ここで、SVL3はSVL2の上方に配置されてお
り、例えば図21あるいは図22に図示される如くSV
L3はSVL2と比較してその反射面がより上方を向く
ように、外側に開くように傾斜して配置されている。
ターンのうち、ボトム窓に対してほぼ水平方向の走査軌
跡を描くパターンの出射経路を説明する図面である。第
一あるいは第二の実施形態による装置と同様に、パター
ンSHDRはパターンミラーSHDR3により反射され
た後、ほぼ水平方向に向けてサイド窓から出射される。
は,下記のような経路を通ってサイド窓から出射され
る。 SHTR:ポリゴン−SHR1−SHTR2−SHTR
3−SHDR2−サイド窓 SHTL:ポリゴン−SHL1−SHTL2−SHTL
3−SHDL2−サイド窓 このうち、ポリゴンミラーからSHTR3(SHTL
3)までの経路は、第一/第二の実施形態と同じであ
る。この先の出射経路については、図23を用いて説明
する。
施形態の場合と比較して、その反射面がやや上方を向い
ている。そのため、第一/第二の実施形態と比べると、
SHTR3からは走査パターンは上向きに反射される。
の先には、反射面が下方を向いたSHDR2が配置され
ており、走査パターンはSHDR2の下方から入射す
る。そして、SHDR2により反射された走査パターン
SHTRは、ボトム窓に向けてサイド窓から下方に出射
されることとなる。
ターンのうち、ボトム窓に対してほぼ垂直方向の走査軌
跡を描く走査パターンの出射経路を説明する図面であ
る。第一あるいは第二の実施形態による装置と同様に、
パターンSVRはパターンミラーSVR2により反射さ
れた後、サイド窓からほぼ水平方向に出射される。
記のような経路を通ってサイド窓から出射される。 SVTR:ポリゴン−SVR1−SVR3−SHDR2
−サイド窓 SVTL:ポリゴン−SVL1−SVL3−SHDL2
−サイド窓 更に図24を用いて走査パターンの出射経路について説
明する。
R3に入射することとなるが、SVR2と比較するとS
VR3の反射面は上方を向いている。そのため、SVR
3による反射光はSVR2による反射光と比較して上方
に出射されることになる。
は、パターンミラーSHDR2が配置されている。前述
の通り、このSHDR2はその反射面が下方に向けられ
ているため、SVR3により反射された走査光はSHD
R2により下方に向けて反射されることとなる。
ターンSVTRは、ボトム窓に向けてサイド窓から下方
に出射されることとなる。
ムを設ける必要がない。ホログラムの作製に当たっては
コストが高いという問題があるが、第三の実施形態の場
合にはホログラムが不要なため、その分装置の価格を下
げることも可能となる。
示されたように、「く」の字状に形成することも可能で
ある。
ラムと、第三の実施形態のようにミラー配置によって下
方に走査パターンを出射する構成とを組み合わせて装置
を構成しても、一向に差し支えはない。いずれも、本発
明の思想に基づいて想到可能な設計的な事項であると言
える。ここで、第一あるいは第二の実施形態では、下方
に向けて出射される走査パターンはホログラムを通過
し、ほぼ水平方向に出射される走査パターンはホログラ
ムを通過しない経路を経て出射されているが、下方に向
けて出射される走査パターンについてはホログラムを通
過せず、水平方向に出射される走査パターンの方をホロ
グラムその他の偏向手段で偏向させるようにしてもよ
い。また、場合によっては両走査パターンを偏向手段で
偏向させるようにしてもよい。なお、サイド窓について
は、厳密にはボトム窓に対して垂直とはなっていない
が、本明細書においてはサイド窓が傾いていたとしても
これを「垂直」と見なしていることを述べておく。
は、一枚の窓から水平方向に出射される走査パターン
と、下方に向けて出射される走査パターンとを出射させ
ることが可能である。特に下方に向けて出射される走査
パターンは、トレイ商品のようにバーコードなどのマー
クが上向きに付され、且つ商品を傾けることが難しい商
品についても、マーク読取を確実に行うために非常に有
用である。
ーンを出射することができるので、装置の大型化などを
招くことがなくなる。
る領域を、利用者が識別可能なように分割することによ
って、どの走査パターンがどの辺りから出射されるのか
を利用者が容易に理解することができ、読取動作の効率
化を図ることができる。
け、少なくとも一方の走査パターンをこの偏向手段によ
り偏向させた後に出射させているが、このような構成を
採用することによって、装置内部に設けられるパターン
ミラー等の数や配置に関わらず、所望の走査パターンを
得ることができる。
側面断面図。
正面断面図。
上面透視図。
走査を説明する図。
明する図。
走査を説明する図。
明する図。
出射経路を説明する図。
出射経路を説明する図。
明する図。
側面断面図。
正面断面図。
上面透視図。
出射経路を説明する図。
出射経路を説明する図。
図。
図。
側面断面図。
正面断面図。
上面透視図。
出射経路を説明する図。
出射経路を説明する図。
Claims (7)
- 【請求項1】光源と、 光源から出射された光線を走査する走査手段と、 走査手段による走査光を反射するミラーと、 前記ミラーにより反射された走査光を第一の走査パター
ンとして出射する第一の窓と、 前記ミラーにより反射された走査光を第一の走査パター
ンとは異なる第二の走査パターンとして出射する、その
延長線が前記第一の窓の延長方向と交わる角度に設置さ
れる第二の窓と、 を備え、 前記第二の窓から出射される前記第二の走査パターン
は、前記第一の窓に対してほぼ平行方向に出射される第
一のパターンと、前記第一の窓に向けて上から下へ出射
される第二のパターンとから構成されることを特徴とす
る光走査装置。 - 【請求項2】光源と、 光源から出射された光線を走査して走査光を生成する走
査手段と、 前記走査手段により走査された走査光によりなる走査パ
ターンを出射する窓とを備える光走査装置において、 前記窓からは、装置の設置面に対してほぼ平行方向に出
射される第一の走査パターンと、前記設置面に向けて上
方から下方へ出射される第二の走査パターンとが出射さ
れることを特徴とする、光走査装置。 - 【請求項3】前記窓には、前記走査パターンを偏向する
偏向手段が設けられ、 前記第一の走査パターンあるいは前記第二の走査パター
ンの一方は前記偏向手段により偏向された後出射される
とともに、前記第一の走査パターンあるいは前記第二パ
ターンの他方は前記偏向手段を通過しない位置より出射
されることを特徴とする、請求項2記載の光走査装置。 - 【請求項4】前記窓は、前記第一の走査パターンが通過
する第一の領域と、前記第二のパターンが通過する第二
の領域とを備え、 前記第一の領域と前記第二の領域とは識別可能に形成さ
れていることを特徴とする、請求項2記載の光走査装
置。 - 【請求項5】前記第一の領域と前記第二の領域とは、そ
の角度が異なるように形成されていることを特徴とす
る、請求項4記載の光走査装置。 - 【請求項6】装置の設置面に対して平行な位置に取り付
けられる第一の窓を備えたボトム部と、前記設置面に対
して垂直な位置に取り付けられる第二の窓を備えたサイ
ド部とを有し、前記第一の窓並びに第二の窓から走査パ
ターンを出射して物品に付されたマークを走査する光走
査装置において、 前記設置面に対して垂直方向に光線を出射する光源と、 その回転軸が前記設置面に対して水平となるように設置
され、前記光線を走査する走査部と、 前記走査部により生成された走査光を反射して前記第一
の窓に向けて走査パターンを出射するボトムパターンミ
ラーと、 前記装置部により生成された走査光を反射して前記第二
の窓に向けて走査パターンを出射するサイドパターンミ
ラーと、を備え、 前記第二の窓からは、前記設置面に対して平行な方向に
出射される第一のパターンと、前記第一の窓に向けて下
方に出射される第二のパターンとが出射されることを特
徴とする、光装置装置。 - 【請求項7】前記光走査装置において、 前記第二の窓は、前記第一のパターンが出射する領域
と、前記第二のパターンが出射する領域とが、識別可能
に分割されていることを特徴とする、請求項6記載の光
走査装置。
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