JP2000309972A - 人体洗浄装置 - Google Patents

人体洗浄装置

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JP2000309972A
JP2000309972A JP11117424A JP11742499A JP2000309972A JP 2000309972 A JP2000309972 A JP 2000309972A JP 11117424 A JP11117424 A JP 11117424A JP 11742499 A JP11742499 A JP 11742499A JP 2000309972 A JP2000309972 A JP 2000309972A
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washing water
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裕紀 本田
Ryosuke Hayashi
良祐 林
Yoshiyuki Kawahara
能行 川原
Haruo Tsutsui
治雄 筒井
Minoru Sato
稔 佐藤
Hiroyuki Matsushita
博之 松下
Koichiro Matsushita
康一郎 松下
Yoshikazu Ushijima
義和 牛島
Michinori Yanase
理典 柳瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の家庭用電源を使用しながら、洗浄水を
十分に加熱して満足な洗浄感を得ることができ、節電に
も寄与する人体洗浄装置を提供する。 【解決手段】 洗浄水を供給する給水路11と、洗浄水
加熱手段14と、加熱された洗浄水の温度を検知する湯
温検知手段24と、湯温検知手段24の信号を取り込み
洗浄水加熱手段14の制御を行う制御器28と、洗浄水
を噴出する洗浄ノズル21とを備えてなる人体洗浄装置
において、給水路11を流れる洗浄水に脈動を与える脈
動発生手段17と、通水を検知する通水検知手段32を
設けた。洗浄水の供給開始に連動して脈動発生手段17
を起動し、洗浄水の供給停止に連動して脈動発生手段1
7を停止する制御器28を設け、又は操作手段からの洗
浄水供給開始信号に基づいて脈動発生手段17を起動
し、洗浄水供給停止信号に基づいて脈動発生手段17を
停止する制御器28を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に給水源から供
給される水を所定温度の適温湯に短時間で加熱して人体
を洗浄する人体洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の人体洗浄装置の例を図3
に示す。ここで図3は、洗浄水の供給系を示す概略構成
図である。図3において、洗浄水を供給する給水配管5
1には、上流側から順に、定流量弁52、電磁弁53、
バキュームブレーカ54が接続されている。バキューム
ブレーカ54の下流は二方に分岐し、一方は余剰の水を
便器内に直接捨てるための捨水配管55へ、他方は流量
調整用ポンプ56へ接続されている。流量調整用ポンプ
56の下流には、順に熱交換器57、流路切替弁58、
ノズル装置59が設けてある。熱交換器57内には温水
ヒータ60が、また熱交換器57の入水部と出水部に
は、それぞれ冷水サーミスタ61及び温水サーミスタ6
2が設けてある。ノズル装置59には、おしり流路6
3、ビデ流路64、捨水路65の3つの流路が構成され
ている。なお上記各部の制御は、制御器66によって行
われる。上記の構成により、電磁弁53の開動作により
給水配管51から供給された洗浄水は、バキュームブレ
ーカ54を押し上げ流量調整用ポンプ56によって流量
調節され、熱交換器57により適温の湯に加熱され、流
路切替弁58へと至る。ここで洗浄水は、流路切替弁5
8により選択された流路を通り、ノズル装置59から噴
出されるのである。
【0003】図4には、従来の人体洗浄装置のタイムチ
ャートを示す。便座(図示せず)に設けられた着座スイ
ッチ(図示せず)により着座を検知すると、電磁弁5
3、流量調整用ポンプ56、温水ヒータ60の順に起動
し、所定時間が経過すると逆の順に駆動を停止する。こ
れにより、熱交換器57内の滞留水は湯に置換されるの
である。なお、この動作中に供給された洗浄水は、流路
切替弁58を経てノズル装置59の捨水路65から便器
内に排出される。(通水加熱) 次に、おしり洗浄を開始するため、おしりスイッチ(図
示せず)が操作されると、電磁弁53、流量調整用ポン
プ56、温水ヒータ60が順に起動される。そしてノズ
ル装置59における流路は、流路切替弁58によりおし
り流路63に切り替えられてノズル装置59のおしり吐
水口部の前洗浄を所定時間行い、再び捨水路65に切り
替えられる。このとき捨水路65の排水先をノズル装置
59の胴体を洗浄できる位置にしておき、ノズル装置5
9の胴体洗浄を行うこともできる。(前洗浄) その後ノズルを伸出させ、流路切替弁58により流路を
おしり流路63に切り替え、おしり洗浄を行うのであ
る。(ノズル伸出・本洗浄) 次に、おしり洗浄を停止するため、停止スイッチ(図示
せず)が操作されると、温水ヒータ60、流量調整用ポ
ンプ56、電磁弁53が順に駆動を停止する。そして流
路切替弁58により流路を捨水路65に切り替えた後、
ノズルを後退させ、収納位置に収納する。(ノズル収
納) 所定時間経過後、再度、電磁弁53、流量調整用ポンプ
56、温水ヒータ60が順に起動し、所定時間が経過す
ると逆の順に駆動を停止する。このときノズル装置59
における流路は、流路切替弁58によりおしり流路63
と捨水路65とに順次切り替えられ、ノズル装置59の
おしり吐水孔部や胴体の後洗浄を所定時間行う。(後洗
浄) 上記の構成によれば、洗浄水の加熱を行うのは着座を検
知しているときのみであるため、非使用時の待機電力の
消費が少なくて済み、常時タンク内に湯を保温させる貯
湯タイプの人体洗浄装置に比べて、大幅な節電を図るこ
とが可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の構成を、通常の家庭用電源を使用して実現した場
合、熱交換器は十分な沸かし上げ能力を持つことができ
ない。すなわち、人体の洗浄を行うのに適した温度や流
量の洗浄水を得るのは難しく、特に寒冷地における冬季
の使用などにおいては、満足な洗浄感が得られず不快で
あるという課題があった。本発明は、上記課題を解決す
るためになされたもので、本発明の目的は、通常の家庭
用電源を使用しながら、満足な洗浄感を得ることがで
き、かつ、節電にも寄与する人体洗浄装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用及び効果】上記目的
を達成するために、請求項1の人体洗浄装置において
は、洗浄水を供給する給水路と、該給水路に接続してな
る洗浄水加熱手段と、該洗浄水加熱手段によって加熱さ
れた洗浄水の温度を検知する湯温検知手段と、該湯温検
知手段の信号を取り込むとともに、前記洗浄水加熱手段
の制御を行う制御器と、洗浄水を噴出する洗浄ノズルと
を備えてなる人体洗浄装置において、前記給水路を流れ
る洗浄水に脈動を与える脈動発生手段と、洗浄水の通水
を検知する通水検知手段と、洗浄水の供給開始に連動し
て前記脈動発生手段を起動するとともに、洗浄水の供給
停止に連動して前記脈動発生手段を停止せしめる制御器
とを設けたものである。上記発明によれば、非使用時に
は洗浄水を加熱しないため節電を図ることができ、ま
た、吐水に脈動を付与できるため実際の洗浄水の量は少
量であるにもかかわらず洗浄感および洗浄力の非常に優
れた人体洗浄が可能となり、結果として節水および節電
に寄与し、全体として大幅な省エネが可能となる。ま
た、実際の洗浄水の量が少なくて済むので、通常の家庭
用電源を使用した場合でも、人体の洗浄を行うのに適し
た温度や流量の洗浄水を得ることができ、寒冷地におけ
る冬季の使用などにおいても満足な洗浄感が得ることが
でき、たいへん有用である。さらに、洗浄水の供給開始
に連動して脈動発生手段を起動し、供給停止に連動して
脈動発生手段を停止させるので、使用者に特別の操作を
強いることなく洗浄水に脈動を自動的に付与させること
ができるので使用者に新たな負荷をかけることがない。
また、非通水時には、脈動発生手段は停止しているため
騒音の発生や不要な電力消費もないうえ、給水路からの
洗浄水の供給が遮断されるなどの異常時に際しても脈動
発生手段の不要な動作をなくすこともできる。
【0006】請求項2においては、洗浄水を供給する給
水路と、該給水路に接続してなる洗浄水加熱手段と、該
洗浄水加熱手段によって加熱された洗浄水の温度を検知
する湯温検知手段と、該湯温検知手段の信号を取り込む
とともに、前記洗浄水加熱手段の制御を行う制御器と、
洗浄水を噴出する洗浄ノズルとを備えてなる人体洗浄装
置において、前記給水路を流れる洗浄水に脈動を与える
脈動発生手段と、洗浄水の供給又は停止を指示する操作
手段と、該操作手段からの洗浄水供給開始信号に基づい
て前記脈動発生手段を起動するとともに、洗浄水供給停
止信号に基づいて前記脈動発生手段を停止せしめる制御
器とを設けたものである。上記発明によれば、非使用時
には洗浄水を加熱しないため節電を図ることができ、ま
た、吐水に脈動を付与できるため実際の洗浄水の量は少
量であるにもかかわらず洗浄感および洗浄力の非常に優
れた人体洗浄が可能となり、結果として節水および節電
に寄与し、全体として大幅な省エネが可能となる。ま
た、実際の洗浄水の量が少なくて済むので、通常の家庭
用電源を使用した場合でも、人体の洗浄を行うのに適し
た温度や流量の洗浄水を得ることができ、寒冷地におけ
る冬季の使用などにおいても満足な洗浄感が得ることが
でき、たいへん有用である。さらに、使用者が洗浄水の
供給を指示しない限り脈動発生手段は起動しないため、
非通水時には脈動発生手段は停止しているので騒音の発
生がなく、節電や静音化に効果があり、また不要な電力
消費もないうえ、給水路からの洗浄水の供給が遮断され
るなどの異常時に際しても脈動発生手段の不要な動作を
なくすこともできる。
【0007】請求項3においては、請求項2記載の人体
洗浄装置において、前記制御器は、洗浄水供給停止信号
により前記脈動発生手段を停止せしめた後に洗浄水の供
給を遮断するものである。上記発明によれば、脈動発生
装置が起動するのは洗浄水の通水中のみであるため、発
生した脈動は下流側に伝わる。このため、脈動が上流へ
伝播して加熱手段等に悪影響を及ぼすことを防止するこ
とができる。
【0008】請求項4においては、請求項1ないし請求
項3記載の人体洗浄装置において、前記脈動発生手段
を、前記洗浄水加熱手段の下流に設けたものである。上
記発明によれば、加熱手段に不要な脈動圧を与えること
を防ぐとともに、吐水部近くに脈動発生装置を配置して
脈動圧の減衰を抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。本発明の一実施例を示す人体洗浄
装置を図1に示す。ここで図1は、洗浄水の供給系を示
す概略構成図である。図1において、洗浄水を供給する
給水配管11には、上流側から順に、定流量弁12、電
磁弁13、流量センサ32、熱交換器14が接続されて
いる。熱交換器14の出口部には、バキュームブレーカ
15が接続されている。バキュームブレーカ15の下流
は二方に分岐し、一方は余剰の水を便器内に直接捨てる
ための捨水配管16へ、他方は流路切替兼流量調整弁1
8へ接続されている。流路切替兼流量調整弁18の下流
は二方に分岐し、一方は捨水路19へ、他方は脈動発生
装置17及び流路切替弁20を介して洗浄水を人体へ噴
出するノズル装置21へ接続されている。なおこの例で
は、流路切替弁20はノズル装置21内に一体的に構成
されている。また、熱交換器14内には温水ヒータ22
が、また熱交換器14の入水部と出水部には、それぞれ
冷水サーミスタ23及び温水サーミスタ24が設けてあ
る。また、捨水路19の排水先は、ノズル装置21の胴
体を洗浄できる位置にしている。また、ノズル装置21
には、おしり流路25、やわらか流路26、ビデ流路2
7の3つの流路が構成されている。なお上記各部の制御
は、制御器28によって行われる。本実施例では、脈動
発生装置17の上流にアキュームレータ29を、熱交換
器14内にはフロートスイッチ30を、また、脈動発生
装置17には温度ヒューズ31を設けてある。アキュー
ムレータ29は、脈動発生装置17で発生した脈動が上
流へ伝播するのを防ぐためのものであり、フロートスイ
ッチ30は、所定の水位を検知していない時には、温水
ヒータ22への通電を行わないようにすることで空焚き
を防ぐためのものであり、また、温度ヒューズ31は、
脈動発生装置17の異常温度上昇時に駆動を停止し、安
全を図るためのものである。
【0010】上記の構成により、電磁弁13の開動作に
より給水配管11から供給された洗浄水は、熱交換器1
4により適温の湯に加熱され、バキュームブレーカ15
を押し上げ、流路切替兼流量調整弁18へと至る。ここ
で洗浄水は、流路切替兼流量調整弁18により流量調節
され、脈動発生装置17により脈動を付与され、流路切
替弁20へと至り、流路切替弁20により選択された流
路を通り、ノズル装置21から噴出されるのである。
【0011】図2には、本発明のタイムチャートを示
す。便座(図示せず)に設けられた着座スイッチ(図示
せず)により着座を検知すると、電磁弁13の開動作に
より洗浄水の通水が始まる。これにより流量センサ32
が通水を検知し、連動して脈動発生装置17が起動す
る。また、熱交換器14内の温水ヒータ22も起動す
る。熱交換器14の出水部に設けられた温水サーミスタ
24が所定温度を検知すると、温水ヒータ22の出力を
下げ、電磁弁13が閉じて洗浄水の通水を停止する。こ
れにより流量センサ32が洗浄水供給停止を検知し、連
動して脈動発生装置17が停止する。これにより、熱交
換器14内の滞留水は所定温度の湯に置換されるのであ
る。なお、この動作中に供給された洗浄水は、流路切替
兼流量調整弁18で選択された捨水路19から排出さ
れ、便器内に排出される。このとき捨水路19の排水先
をノズル装置21の胴体を洗浄できる位置にしておくこ
とにより、ノズル装置21の胴体洗浄を行うことができ
る。また、これら一連の動作は制御器28で制御される
が、熱交換器14の出水部に設けられた温水サーミスタ
24に加え、熱交換器14の入水部に冷水サーミスタ2
3を設けて入水温を検知するようにすれば、温水サーミ
スタ24の制御をより効果的に行うことができる。(通
水加熱)
【0012】上述したとおり、洗浄水の通水を停止した
後に温水ヒータ22の出力を下げるのであるが、このと
き、熱交換器14内に貯えられる洗浄水の温度が常に所
定温度を含む所定温度帯内に保たれるように、温水サー
ミスタ24からの信号を元に、温水ヒータ22の出力を
制御器28で制御する。例えば、所定温度を40℃、所
定温度帯を38℃〜42℃に設定したとき、熱交換器1
4内の洗浄水の温度が常にこの範囲内に納まるように制
御するのである。この保温制御により、人体洗浄時に低
温水が出て不快を感じたり、高温のお湯が出て火傷をし
たりする心配がなくなる。なお、熱交換器14より下流
の配管内の滞留水にこの保温制御を行うことができない
が、後述する前洗浄時にこの滞留水は排出され、適温の
お湯に置換されるため実用上問題はない。(保温制御)
【0013】次に、おしり洗浄を開始するため、おしり
スイッチ(図示せず)が操作されると、電磁弁13の開
動作により洗浄水の通水が始まる。これにより流量セン
サ32が通水を検知し、連動して脈動発生装置17が起
動する。また、熱交換器14内の温水ヒータ22も起動
する。これらの起動はおしりスイッチ操作に連動して行
われるものであるが、勿論、おしりスイッチ操作後、所
定時間遅延させた後にそれぞれを起動させるように設定
することもできる。ここで、流路切替兼流量調整弁18
は予めノズル装置21側へ向かう流路に切り替えられて
おり、その下流の流路切替弁20はセルフクリーニング
(SC)位置に設定されているため、洗浄水はノズル装
置21の吐水口から吐水される。すなわち、吐水口部の
前洗浄が行われるのである。なお、ここで言うセルフク
リーニング位置とは、おしり流路25、やわらか流路2
6、ビデ流路27の3つの流路全てを開とした状態を示
す。このとき、脈動を付与された洗浄水で前洗浄が行わ
れるため、吐水口部の汚れを効果的に洗い落とすことが
できる。(前洗浄)
【0014】前洗浄が所定時間行われた後、流路切替兼
流量調整弁18により洗浄水の流路が捨水路19に切り
替わる。この捨水路19の排水先は、上述したとおりノ
ズル装置21の胴体を洗浄できる位置にしているので、
ノズル装置21の胴体洗浄を行うことができる。そして
ノズルは収納位置からおしり洗浄位置に伸出し、流路切
替弁20はおしり流路25に切り替わる。(ノズル伸
出)
【0015】ノズルのおしり洗浄位置への伸出が終了す
ると、流路切替兼流量調整弁18により洗浄水の流路を
捨水路19からノズル装置21側へ切り替え、かつ、流
量が設定された水勢に向かって徐々に上がるようにす
る。これにより設定された水勢が強い場合でも、ソフト
な吐水から徐々に設定水勢になるため、使用者に不快感
を与えることがない。(ソフトスタート)
【0016】ソフトスタート動作が終了すると、設定さ
れた水勢の適温湯で、おしり洗浄が行われる。このと
き、脈動発生装置17の働きにより洗浄水に脈動が付与
されているので、少量の水でも快適に洗浄を行うことが
できる。(本洗浄)
【0017】次に、おしり洗浄を停止するため、停止ス
イッチ(図示せず)が操作されると、電磁弁13が閉じ
て洗浄水の通水を停止する。これにより流量センサ32
が洗浄水供給停止を検知し、連動して脈動発生装置17
が停止する。また、洗浄水の流路は流路切替兼流量調整
弁18により捨水路19に切り替わり、流路切替弁20
はセルフクリーニング位置に切り替わる。そしてノズル
は後退し、収納位置に収納する。(ノズル収納)
【0018】ノズルの収納が終了すると、洗浄水の流路
は、再度流路切替兼流量調整弁18によりノズル装置2
1側へと切り替えられ、電磁弁13が再び開いて洗浄水
の通水が始まる。これにより流量センサ32が通水を検
知し、連動して脈動発生装置17が起動する。ここで、
流路切替弁20はセルフクリーニング位置に設定されて
おり、洗浄水はノズル装置21の吐水口から吐水され
る。すなわち、吐水口部の後洗浄が行われるのである。
このとき、脈動を付与された洗浄水で後洗浄が行われる
ため、吐水口部の汚れを効果的に洗い落とすことができ
る。(後洗浄)
【0019】なお、上述の前洗浄から後洗浄に至る一連
の動作中、制御器28は、温水サーミスタ24や冷水サ
ーミスタ23からの信号を元に、熱交換器14から流出
する洗浄水が適温に保たれるように制御している。後洗
浄が所定時間行われた後、電磁弁13が再び閉じて洗浄
水の通水を停止する。これにより流量センサ32が洗浄
水供給停止を検知し、連動して脈動発生装置17が停止
する。このとき温水ヒータ22は出力を下げるが、ここ
でも熱交換器14内に貯えられる洗浄水の温度が常に所
定温度を含む所定温度帯内に保たれるように、保温制御
を行う。これは、再び洗浄操作を行う場合にも、低温水
や高温のお湯の吐水を防ぐためである。(保温制御)
【0020】そして、上記着座スイッチ(図示せず)に
より離座(着座オフ)を検知すると、温水ヒータ22の
駆動を停止する。ただし、熱交換器14内の洗浄水の凍
結を防止するため、冷水サーミスタ23か温水サーミス
タ24が凍結の恐れのある水温を検知した場合には、所
定時間温水ヒータ22を駆動して洗浄水を温める制御を
行う。(待機)
【0021】ところで、この実施例では、おしりスイッ
チが操作された場合について述べたが、ビデ洗浄を開始
するためのビデスイッチや、よりソフトな水流でおしり
を洗うやわらか洗浄を開始するためのやわらかスイッチ
が操作された場合も、脈動発生手段の制御はおしりスイ
ッチが操作された場合と同じようになされる。
【0022】本実施例では、脈動発生装置17の起動お
よび停止を、流量センサ32による通水の検知および非
検知に連動させて行っているが、おしりスイッチおよび
停止スイッチの操作に基づいて行うようにしてもよい。
すなわち、脈動発生装置が、おしりスイッチが操作され
たときに起動し、停止スイッチが操作されたときに停止
するようにするのである。この場合、おしりスイッチが
操作されると電磁弁13、脈動発生装置17の順に起動
し、停止スイッチが操作されると脈動発生装置17、電
磁弁13の順に停止するように設定しておけば、使用者
が洗浄水の供給を指示し、実際に通水している間だけ脈
動発生装置17が起動していることになるため、節電や
静音化に効果がある。
【0023】また本実施例では、脈動発生装置17を、
熱交換器14の下流に配置するように構成している。こ
れは、熱交換器14内に不要な脈動圧を与えないとも
に、配管内での脈動圧の減衰を抑えるために脈動発生装
置17をなるべく吐水部近くに配置するためである。
【0024】なお、以上述べた例は全て、人体の中でも
特に局部の洗浄を行う人体局部洗浄装置について説明を
行ったが、シャワーや水栓などの一般的な人体洗浄装置
に本実施例が応用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す人体洗浄装置の概略構
成図。
【図2】図1の例のタイムチャート。
【図3】従来の人体洗浄装置の概略構成図。
【図4】図3の例のタイムチャート。
【符号の説明】
11…給水配管 12…定流量弁 13…電磁弁 14…熱交換器 15…バキュームブレーカ 16…捨水配管 17…脈動発生装置 18…流路切替兼流量調整弁 19…捨水路 20…流路切替弁 21…ノズル装置 22…温水
ヒータ 23…冷水サーミスタ 24…温水サーミスタ 25…おしり流路 26…やわらか流路 27…ビ
デ流路 28…制御器 29…アキュームレータ 30…フロートスイッチ 31…温度ヒューズ 32…流量センサ 51…給水配管 52…定流量
弁 53…電磁弁 54…バキュームブレーカ 55…
捨水配管 56…流量調整用ポンプ 57…熱交換器 58…流路切替弁 59…ノズル装置 60…温水
ヒータ 61…冷水サーミスタ 62…温水サーミスタ 63…おしり流路 64…ビデ流路 65…捨水路 66…制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒井 治雄 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 佐藤 稔 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 松下 博之 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 松下 康一郎 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 牛島 義和 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 柳瀬 理典 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JB04 JH12 JH21 KA14 KA22 3B201 AA46 AB01 BB22 BB55 BB82 BB87 BB92 CB01 CD24 CD42 CD43

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水を供給する給水路と、該給水路に
    接続してなる洗浄水加熱手段と、該洗浄水加熱手段によ
    って加熱された洗浄水の温度を検知する湯温検知手段
    と、該湯温検知手段の信号を取り込むとともに、前記洗
    浄水加熱手段の制御を行う制御器と、洗浄水を噴出する
    洗浄ノズルとを備えてなる人体洗浄装置において、前記
    給水路を流れる洗浄水に脈動を与える脈動発生手段と、
    洗浄水の通水を検知する通水検知手段と、洗浄水の供給
    開始に連動して前記脈動発生手段を起動するとともに、
    洗浄水の供給停止に連動して前記脈動発生手段を停止せ
    しめる制御器とを設けたことを特徴とする人体洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 洗浄水を供給する給水路と、該給水路に
    接続してなる洗浄水加熱手段と、該洗浄水加熱手段によ
    って加熱された洗浄水の温度を検知する湯温検知手段
    と、該湯温検知手段の信号を取り込むとともに、前記洗
    浄水加熱手段の制御を行う制御器と、洗浄水を噴出する
    洗浄ノズルとを備えてなる人体洗浄装置において、前記
    給水路を流れる洗浄水に脈動を与える脈動発生手段と、
    洗浄水の供給又は停止を指示する操作手段と、該操作手
    段からの洗浄水供給開始信号に基づいて前記脈動発生手
    段を起動するとともに、洗浄水供給停止信号に基づいて
    前記脈動発生手段を停止せしめる制御器とを設けたこと
    を特徴とする人体洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の人体洗浄装置において、
    前記制御器は、洗浄水供給停止信号により前記脈動発生
    手段を停止せしめた後に洗浄水の供給を遮断することを
    特徴とする人体洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の人体洗浄
    装置において、前記脈動発生手段を、前記洗浄水加熱手
    段の下流に設けたことを特徴とする人体洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004084288A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレ装置
WO2021241198A1 (ja) * 2020-05-28 2021-12-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 衛生洗浄装置

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