JP2000302742A - アミノ酸誘導体の製造方法 - Google Patents
アミノ酸誘導体の製造方法Info
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Abstract
体またはアミノ酸自体を簡単に製造することができる、
アミノ酸誘導体の製造方法を提供する。 【解決手段】 一般式Iのアミノ酸誘導体 【化1】 を、一般式II 【化2】 の相応するマロン酸モノエステルアミドから、水性の塩
基性媒体中で次亜ハロゲン酸塩を用いるホフマン分解に
より製造し、反応をアルコールまたはアミンの存在で実
施し、出発物質II 1モルにつき次亜ハロゲン酸塩を
1.0〜1.5当量の量で使用し、塩基を0.8〜4.
0当量の量で使用する。
Description
シクロアルキルを表わし、R2はC1〜6アルキル、フェ
ニル、ヘテロアリール、(CH2)1〜3フェニルまたは
−(CH2)1〜4COORを表すかまたはR1およびR2
は一緒になって−(CH2)2〜6、−(CH2)2−O−
(CH2)2−または
よびR2は4〜10のC原子を有する第三級炭化水素基
を表わし、R3は水素または1〜4、殊に1または2の
炭素原子を有するアルキル基を表わし、およびR4はO
Rを表わし、ここでR2およびR4中のRは1〜8のC原
子を有する脂肪族、芳香族または芳香脂肪族基を表わす
かまたはR4はNR′R″を表わし、ここでR′は水素
を表わすかまたは1〜8のC原子を有する脂肪族、芳香
族または芳香脂肪族基を表わしおよびR″は水素または
場合によりR′と異なる1〜8のC原子を有する脂肪
族、芳香族または芳香脂肪族基を表わす]のアミノ酸誘
導体を、一般式II
を有する]の相応するマロン酸モノエステルアミドか
ら、アルコールまたはアミンの存在で、水性の塩基性媒
体中で次亜ハロゲン酸塩を用いるホフマン分解により製
造する方法に関する。
化合物も一般式Iの化合物もキラルである。従って、一
般式IIの化合物のラセミ化合物から、一般式Iのアミ
ノ酸誘導体のラセミ化合物も得られる。他面において、
R1がR2に等しくない一般式IIの相応する鏡像異性体
純粋化合物からは一般式Iの相応する鏡像異性体純粋化
合物も得られる。
活性化合物の合成のために非常に重要である(A:S.
Bommarius、M.SchwarmおよびK.D
rauz、J.Mol.Catalysis B:En
zymatic 5(1998)1〜11)。天然に存
在するアミノ酸のほかに、非天然アミノ酸およびその誘
導体の重要性も増加する。それで、高度に有効な薬剤製
品の合成のためには特殊な非天然アミノ酸誘導体が必要
とされる。従って、特殊なアミノ酸を製造するための適
当な合成法の修得は極めて重要である。
して2,2−ジアルキルアミノ酢酸が特殊なペプチドの
合成のために非常に重要である。天然アミノ酸に比べて
2位の付加的アルキル基は、相応するペプチド結合の配
座的剛性を生じ、これにより全ペプチドの第三級構造に
決定的な影響を及ぼす(D.Obrecht、M.Al
torfer、U.Bohdar、J.Daly、W.
Huber、A.Labhardt、C.Lehman
n、K.Muller、R.Ruffieux、P.S
chonholzer、C.Spiegler、C.Z
umbrunn、Biopolymers42(5)、
575〜626(1997);M.Crisma、G.
Valle、M.Pantano、F.Formagg
io、G.M.Bonora、C.Toniolo、
J.Kamphius、Recl.Trav.Chi
m.Pays−Bas114(7)、325〜31(1
995);S.Prasad、B.R.Rao、P.B
alaram、Biopolymers35(1)、1
1〜20(1995))。
可能な作用物質候補体として挙げられる、ペプチド構成
のための親油性アミノ酸として使用された(P.M.H
ardy、I.N.Lingham、Int.J.Pe
ptide ProteinRes.21.392〜4
05(1983))。
0613号においては、免疫延長剤として使用される
5,5−ジ置換イミダゾリジン−2,4−ジオンの合成
が記載されている。その合成においては、相応する2,
2−ジアルキルアミノ酸エステルから出発する。
原子を有する脂肪族、芳香族または芳香脂肪族基を表わ
す一般式Iの化合物から簡単に製造することのできる置
換ヒダントイン化合物(B.A.Dressmann、
L.A.Spangle、W.Kaldor、Tetr
ahedron Lett.937〜940(199
6))は、一般に薬品生成物または薬品前駆物質として
極めて重要である。医薬領域においては、ヒダントイン
化合物につき殊に鎮痙作用、抗炎症作用(J.Med.
Chem.8、239(1965);Arzneim.
Forsch./Drug Res.27(II),1
942(1977);Pharmazie38,341
(1983)、J.Med.Chem.28、601
(1985))および抗腫瘍作用(J.Med.Che
m.18、846(1975);Arzneim.Fo
rsch./Drug Res.34(I)、663
(1984))が公知である。
2,2−ジ−n−プロピルアミノ酢酸エチルエステルの
合成は、文献に記載されている(J.Chinese
Chem.Soc.8、81〜91(1941))(図
式1)。
ナトリウムメチラートでエノラートに変え、次に臭化プ
ロピル2当量と反応させた。次いで、68%の収率で生
じる2,2−ジ−n−プロピルシアノ酢酸エチルエステ
ル2を硫酸で75%の収率で2,2−ジ−n−プロピル
マロン酸モノアミドエチルエステル3に変えた。それか
ら、カセイソーダ溶液およびクロロホルム中の臭素から
なる混合物との反応により、89%の収率で2,2−ジ
−n−プロピル−N−ブロモ−マロン酸モノアミドエチ
ルエステル4を得た。これを、過剰のカセイソーダ溶液
でホフマン分解により79%の収率で目的化合物5に変
えた。従って、シアノ酢酸エチルエステルから出発する
全収率は36%であった。
とも呼称することもできるこの化合物の合成は、後に最
適化された(P.M.Hardy、I.N.Lingh
am、Int.J.Peptide Protein
Res.21、392〜405(1983))。2,2
−ジ−n−プロピルシアノ酢酸エチルエステル2の合成
は81%の収率で成功し、2,2−ジ−n−プロピルマ
ロン酸モノアミドエチルエステル3への後続反応は82
%の収率を生じた。低温でCHCl3中の臭素およびN
aOHとさらに反応させた後、N−ブロモアミド4を単
離せずに、4倍過剰量のカセイソーダ溶液で処理した
後、相応するイソシアネート6が81%の蒸留収率で得
られた。次いで、これを過剰の3MHClと共に還流下
に煮沸した。引き続き、カセイソーダ溶液でアルカリ性
にすることにより、アミノエステル5が87%の収率で
生じた。この合成の全収率は、シアノ酢酸エステル1か
ら出発して約47%であった。
ートの単離および引き続くアミノエステル5への酸性け
ん化は、この実施法においては後処理の際に非常に邪魔
な尿素誘導体7の生成が避けられるので非常に有利であ
ると強調する。即ち、アルカリ性条件下では、反応生成
物5の一部がイソシアネート6と反応して邪魔な尿素誘
導体7になり、このことが収率をさらに著しく減少す
る。
成された高い収率にも拘わらず、図式による方法は一連
の問題を包含する。それで、臭素およびカセイソーダ溶
液からなる混合物を用いるクロロホルム中でのホフマン
分解の実施は確実に実験室的方法として適当であるにす
ぎない。また、−15℃の反応温度は、工業においては
大きい費用をかけてのみ保証される。この方法のもう一
つの欠点は、尿素誘導体7の生成を阻止するために、イ
ソシアネート単離の必要性である。これは第一に付加的
工程であり、第二に引き続くアミノ酸エステル5への酸
性けん化を必要とする。その際、反応混合物は生成物の
抽出前にアルカリ性にしなければならないので、再び塩
が化学量論的量で生じる。
対し、シアノ酢酸エステル1から出発する全部で47%
の全収率は満足されるものではない。3から5へのホフ
マン分解反応の収率は、約70%である。
セミのノルバリン、非天然のアミノ酸から出発する(E
P770613号)(図式2)。
る。引き続き、ベンズアルデヒドとの反応によりイミン
を合成し、これをn−ブチルリチウムでプロトン除去し
およびヨウ化プロピルでアルキル化し、引き続き加水分
解することによりジ−n−プロピルグリシンエステルに
変換する。すべての工程を通して全収率は、53%にす
ぎない。
シアノ酢酸エステルよりも高価であるという事実は別と
して、エステル化工程までの個々の工程は工業において
は実現が極めて困難であるかないしは非常に高い費用と
結合している。第二工程において化学量論的量のベンズ
アルデヒドが使用され、これはアルキル化後再び分離し
なければならない。
ルを用いて実施される。その上、アルキル化のためには
塩基としてn−ブチルリチウムが必要である。この塩基
は第一に高価であり、第二に工業において大きい安全予
防手段下でのみ取り扱える。
用されるもう一つの問題は、大量の廃塩の生成である。
これらの合成を大規模に実施する場合、廃塩の廃棄物処
理は高い費用を生じる。さらに、図式2による方法にお
いて、出発物質8の合成の際に生じる塩の存在を考慮し
なければならない。
質から出発し、良好な収率および空時収量を生じ、安全
技術的要求の多い物質を必要とせず、生成物のできるだ
け簡単な後処理を、費用のかかる反応塩の分離なしに可
能にする、遊離アミノ基を有する相応するアミノ酸誘導
体またはアミノ酸自体を簡単に製造できる一般式Iのア
ミノ酸誘導体を製造する方法を提供するという課題が生
じた。
解決され、一般式Iのアミノ酸誘導体は有利に、一般式
IIのマロン酸モノエステルアミドをホフマン分解にお
いて、次亜ハロゲン酸塩溶液、殊に1.0〜1.2当量
および水酸化アルカリ1.0〜4.0当量と、1〜8の
C原子を有する脂肪族、芳香族または芳香脂肪族アルコ
ールまたは1〜16のC原子を有する脂肪族、芳香族ま
たは芳香脂肪族第一級または第二級アミンまたはアンモ
ニアの存在において反応させることにより製造される。
シクロアルキルを表わしおよびR2はC 1〜6アルキル、
フェニル、ヘテロアリール、(CH2)1〜3フェニルま
たは−(CH2)1〜4COORを表わすかまたはR1およ
びR2は一緒になって−(CH2) 2〜6、−(CH2)2−
O−(CH2)2−または
よびR2は4〜10のC原子を有する第三級炭化水素基
を表わし、R3は水素または1〜4、殊に1または2の
炭素原子を有するアルキル基を表わしおよびR4はOR
を表わし、ここでR2およびR4中のRは1〜8のC原子
を有する脂肪族、芳香族または芳香脂肪族基を表わすか
またはR4はNR′R″を表わし、ここでR′は水素を
表わすかまたは1〜8のC原子を有する脂肪族、芳香族
または芳香脂肪族基を表わしおよびR″は水素または場
合によりR′と異なる、1〜8のC原子を有する脂肪
族、芳香族または芳香脂肪族基を表わす]のアミノ酸誘
導体を、一般式II
を有する]の相応するマロン酸モノエステルアミドか
ら、水性の塩基性媒体中で次亜ハロゲン酸塩を用いるホ
フマン分解により製造する方法において、反応をアルコ
ールまたはアミンの存在において実施することを特徴と
するアミノ酸誘導体の製造方法である。
マン分解により直接遊離アミノ酸がその塩の形で生じる
(EP−A0676390号、DE19724086
号)。これらは、水に非常によく溶解する。その際、ア
ミノ酸は費用のかかる抽出法またはイオン交換法で同様
に水溶性の反応塩から分離しなければならない。
するアミノ酸またはそのエステルのほかに、相応するN
−アルコキシカルボニルアミノ酸ないしはN−カルバモ
イルアミノ酸またはそのエステルが生じる。これらの化
合物は、アルコールないしはアミン過剰量の除去後およ
び場合により生じる反応混合物を酸性にした後、有機溶
剤での抽出により単離することができる。
リを用いるアミドのホフマン分解が相応するカルバメー
トを生じるという事実は自体公知である(E.S.Wa
llis、J.F.Lane、Organic Rea
ctionsIII、[1946]、267〜30
6)。しかし一般式Iの置換マロン酸モノアミドエステ
ルに対してこの反応実施法を適用することは新規であ
る。マロネートのC原子における置換パターン次第でア
ルコールまたはアミンの存在における一般式IIの化合
物のホフマン分解は、少量の相応するアミノ酸またはそ
のエステルのほかに、遊離のN−アルコキシカルボニル
アミノ酸ないしはN−カルバモイルアミノ酸または相応
するエステルを生じることは意外である。エステルは、
アルコールないしはアミン過剰量を蒸留除去した後に有
機溶剤を用いて抽出することにより得ることができ、遊
離酸は溶剤を除去した反応排出物を酸性にした後に初め
て有機溶剤(たとえばメチル−tert−ブチルエーテ
ル、ジエチルエーテル、トルエン、シクロヘキサン)で
抽出することにより得ることができる。
物および反応塩のイオン交換クロマトグラフィーまたは
特殊な膜法による費用のかかる分離をしなくてもよい。
ー合成、全バイオテクノロジー的方法およびその他)の
場合、アミノ酸および反応塩は一緒に水溶液中で生じ
る。ここで、反応生成物を反応塩から分離するための費
用のかかる方法が必要である。
ーデー等により使用されるよりも極めて僅かなアルカリ
過剰量の使用がN−アルコキシカルボニルアミノ酸ない
しはN−カルバモイルアミノ酸またはその相応するエス
テルの良好な収率を生じることである。
テルに対し当量の水酸化アルカリの使用が、一般式Iの
化合物の良好な収率を生じる。
はN−カルバモイルアミノ酸またはその相応するエステ
ルの直接生成は、薬剤および農業分野において、再び鏡
像異性体へのラセミ化合物分割のために使用できる特殊
なアミノ酸の誘導体を簡単に製造することのできる合成
法が探求される限り非常に重要である。これは、たとえ
ばN−アシルアミノ酸(A.S.Bommarius、
K.Drauz、K.Guenther、G.Knau
pおよびM.Schwarm、Tetrahedro
n;Asymmetry 3197〜3200(199
7))または相応するアミノ酸のN−アルコキシカルボ
ニル誘導体(DE3606401号;Ann.N.Y.
Acad.Sci(Enzyme9)、343〜345
(1988))である。
ハロゲン酸塩、つまり次亜ハロゲン酸の塩が必要であ
る。次亜ハロゲン酸塩溶液のうち、有利には良好に入手
できる廉価な次亜塩素酸塩が使用される。好ましい次亜
塩素酸塩は、漂白液とも呼ばれる水溶液の形の、次亜塩
素酸カリウムおよび殊に次亜塩素酸ナトリウムのような
次亜塩素酸アルカリである。次亜塩素酸カルシウムも同
様に使用できるが、僅かな収率を生じる。次亜ハロゲン
酸塩は、出発物質IIに対して、1.0〜1.5当量、
とくに1.0〜1.2当量の量で適用される。
化カリウムおよび殊に水酸化ナトリウムのような水酸化
アルカリである。水酸化アルカリ土類も適当であるが、
僅かな収率を生じる。一般に、次亜ハロゲン酸塩中にも
存在する陽イオンを有する塩基が使用される。塩基は、
出発物質II 1当量につき0.8〜4.0当量、とく
に0.8〜1.5当量の量で使用される。
たはアミンの2〜20倍モル過剰量の存在で行われる。
一般に、水は反応混合物の30〜80重量%、殊に40
〜80重量%になる。
ル、エタノール、イソプロパノール、t−ブタノール、
2−エチルヘキサノール、ベンジルアルコール等のよう
な1〜8のC原子を有する第一級、第二級または第三級
アルコールを使用することができる。アンモニアのほか
に、たとえばジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミ
ン、ブチルアミンまたはベンジルアミンのような1〜1
6のC原子を有する第一級または第二級アミンを使用す
ることができる。
的に実施することができる。アルコールまたはアミンの
存在で塩基としてたとえば水酸化ナトリウムのような水
酸化アルカリおよび次亜ハロゲン酸の塩としてたとえば
次亜塩素酸ナトリウムのような次亜塩素酸塩を用い不連
続的に実施する場合、まず一般に0〜20℃、とくに5
〜10℃である温度で、0.25〜10時間、とくに
0.5〜4時間の反応時間で反応させ、生じる反応混合
物を40〜100℃、とくに60〜80℃の温度に加熱
する。温度次第で、反応は2分〜2時間後に終了させ
る。
出発物質をまず次亜塩素酸塩水溶液とだけ0〜20℃、
とくに5〜10℃の温度で0.5〜4時間反応させ、水
酸化アルカリの添加後この冷たい反応混合物を引き続き
2〜20倍過剰量のアルコールまたはアミン中へ、場合
により水溶液中で、40〜100℃、とくに60〜80
℃の温度で導入することができる。
によりアルコールまたはアミンを予め蒸留または抽出に
より分離した後に有機相として分離される。水性下相
は、他の生成物を得るために、不活性有機溶剤を用いて
抽出することができる。合した有機相は、たとえばモレ
キュラーシーブまたは水結合塩(硫酸マグネシウム、硫
酸ナトリウム等)上で乾燥した後有機溶剤を除去するこ
とができる。こうして得られる粗生成物Iは、蒸留およ
び/または有機溶剤での抽出により精製することができ
る。こうして、高い純度を有する生成物が80%より高
い収率で得られる。R3=Hである一般式Iの他の粗生
成物を得るために、残留する水相を酸性にし、もう一度
不活性有機溶剤で徹底的に抽出することができる。
に類似である不所望の尿素誘導体の生成を十分に阻止す
る。意外にも、相応する尿素誘導体への不利な二量体化
反応は本発明による条件下では抑えられる。
ボニルアミノ酸ないしはN−カルバモイルアミノ酸また
はその相応するエステルを高い収率および高い選択性で
製造することが可能である。
ートを単離し、別個の工程で濃塩酸中で最終生成物への
加水分解を実施する必要性が省ける。
は脂肪族アミドをメチルカルバメートに変えることは、
実際に原理的には記載されている(W.Keillor
等、J.Org.Chem.62、7495〜7496
(1997)。しかし例外なく、実験室的規模に対して
だけ適当な条件が話題になっている。それで、相応する
アミドを2当量のN−ブロモスクシンイミドと、アミジ
ン塩基の存在において溶剤としてメタノールを用い、4
0%〜最大95%の収率で相応するメチルカルバメート
に反応させる。ケイラー(Keillor)等は、一般
式IIの置換マロン酸モノエステルアミドとN−ブロモ
スクシンイミドとの、一般式Iの相応するアミノ酢酸エ
ステルの相応するメチルカルバメートへの反応を記載し
なかった。
酸アルカリ、殊に次亜塩素酸ナトリウムよりもはるかに
高価である。さらに、ケイラー等により記述された反応
条件下では2当量のスクシンイミドが生じ、これは廃棄
しなければならない。工業においては、スクシンイミド
の廃棄費用は受容できない。これに反して、本発明によ
る方法においては、次亜ハロゲン酸アルカリ、殊に次亜
塩素酸ナトリウムからハロゲン化アルカリ、殊に塩化ナ
トリウムがその水溶液の形で生じる。これは、問題なく
廃棄することができる。
単に相応するアミノ酸に変えうる(Houben We
yl 15/1、117(1974);C.Cativ
iela,M.D.Diaz−de−Villega
s,J.A.Galvez,Y.Lapena,Tet
rahedron 51、5921〜28(199
5))。しかし、一般式I[式中R4はNR′R″を表
わし、R′は1〜8のC原子を有する脂肪族、芳香族ま
たは芳香脂肪族基を表わし、R″は水素または場合によ
りR′と異なる、1〜8のC原子を有する脂肪族、芳香
族または芳香脂肪族基を表わす]のN−カルバモイルア
ミノ酢酸誘導体は、たとえばEP−A−0770613
号に記載されているような置換ヒダントイン合成のため
の高い興味のある出発化合物である。
ボニルアミノ酸ないしはN−カルバモイルアミノ酸また
はその相応するエステルは、相応するアミノ酸から出発
しても得られる。しかしこのためには、当該アミノ酸が
簡単に入手できねばならない。さらに、その際アミノ酸
またはそのエステルをホスゲンまたはホスゲン誘導体と
反応させ、引き続きアルコールまたはアミンと反応させ
ねばならない(Houben Weyl 15/1、4
6(1974))。ホスゲンは高度に有毒であり、大き
い安全予防手段下で取り扱うことができるにすぎない。
この背景に対しても本発明による方法は大きい利点を有
する、それというのも一般式IのN−アルコキシカルボ
ニルアミノ酸ないしはN−カルバモイルアミノ酸または
その相応するエステルは、高度に有毒なホスゲンまたは
ホスゲン誘導体を使用せずに製造することができるから
である。
するが、特許請求の範囲に定義されているようなその保
護範囲を制限するものではない。
エチルエステルアミド60.0g(0.28モル)をメ
タノール300gに溶解する。5℃に冷却した溶液に、
20%のカセイソーダ溶液58.0g(0.29モル)
および9.3%の次亜塩素酸ナトリウム溶液263.4
g(0.33モル)を、反応混合物の温度が10℃を上
回らないように添加する。次に、約5℃で1時間撹拌
し、引き続き得られた懸濁液(塩素化の間無機塩が沈殿
する)を、塩を分離するため、フリットを通して連続的
に配量する。透明な濾液を68℃に加熱した管型反応装
置を通して連続的に配量する。管型反応装置の容積およ
び単位時間当たりの配量の量は、管型反応装置中に2〜
3分の濾液の滞留時間が保証されているように選択す
る。濾液が反応装置を通して配量された後、メタノール
なお200mlをポンプで反応装置を通過させる。反応
排出物から、40mbarの圧力および40℃の温度で
メタノールを除去する。残留物は、メチル−t−ブチル
エーテル(MTBE)で徹底的に抽出する。有機相を合
し、乾燥する。引き続き、溶剤を留去する。油状物5
7.3gが残留し、これは13C−NMRスペクトルに
より97%より多くがN−メトキシカルボニル−2,2
−ジ−n−プロピルアミノ酢酸エチルエステル(収率8
1%)からなる。副成分は、2,2−ジ−n−プロピル
アミノ酢酸エチルエステル(収率3%)である。
−メトキシカルボニル−2,2−ジ−n−プロピルアミ
ノ酢酸エチルエステルおよび2,2−ジ−n−プロピル
アミノ酢酸エチルエステルを合し、混合物を濃塩酸と共
に12時間還流下に煮沸することによりその塩酸塩の形
で得ることができる。冷却した後、MTBEで抽出し、
水溶液を蒸発乾固する。もう一度水にとり、過剰の塩酸
を除去するために、溶液を真空中で濃縮する。ジ−N−
プロピルグリシン塩酸塩43.8g(80%)が残留す
る。これから、先行技術により遊離アミノ酸を得ること
ができる。
ステルアミド60.0g(0.32モル)をメタノール
300gに溶解する。5℃に冷却した溶液に、20%の
カセイソーダ溶液65.0g(0.33モル)および
9.3%の次亜塩素酸ナトリウム溶液280.2g
(0.35モル)を、反応混合物の温度が10℃を上回
らないように添加する。約5℃で1時間撹拌し、引き続
き得られた懸濁液(塩素化の間無機塩が沈殿する)を、
塩を分離するために、フリットを通して連続的に配量す
る。透明な濾液を68℃に加熱した管型反応装置を通し
て連続的に配量する。管型反応装置の容積および単位時
間当たりの配量の量は、管型反応装置中で2〜3分の濾
液の滞留時間が保証されているように選択する。濾液が
反応装置を通して配量された後、ポンプでメタノールな
お200mlを反応装置に通す。反応排出物から、40
mbarの圧力および40℃の温度でメタノールを除去
する。残留物をMTBEで徹底的に抽出する。有機相を
合し、乾燥する。引き続き、溶剤を留去する。油状物4
9.1gが残留し、これは13C−NMRスペクトルに
より85%より多くがN−メトキシカルボニル−2,2
−ジエチルアミノ酢酸エチルエステル(収率60%)か
らなる。副成分は2,2−ジエチルアミノ酢酸エチルエ
ステル(収率12%)である。
希塩酸で酸性にし、次にもう一度MTBEで徹底的に抽
出する。油状物5.8gが得られ、これは13C−NM
Rスペクトルにより80%がN−メトキシカルボニル−
2,2−ジエチルアミノ酢酸(収率8%)からなり、2
0%が2,2−ジエチルアミノ酢酸(収率3%)からな
る。
N−メトキシカルボニル−2,2−ジエチルアミノ酢酸
エチルエステル、2,2−ジエチルアミノ酢酸エチルエ
ステルおよびN−メトキシカルボニル−2,2−ジエチ
ルアミノ酢酸から、濃塩酸との反応によりジエチルグリ
シンの塩酸塩を得ることができる。
エステル−1−カルボン酸アミド60.0g(0.32
モル)をメタノール300gに溶解する。5℃に冷却し
た溶液に、20%のカセイソーダ溶液64.0g(0.
32モル)および9.3%の次亜塩素酸ナトリウム溶液
264.5g(0.33モル)を、反応混合物の温度が
10℃を上回らないように添加する。次に、約5℃で1
時間撹拌させ、引き続き得られた懸濁液(塩素化の間無
機塩が沈殿する)を、塩を分離するために、フリットを
通して連続的に配量する。透明な濾液を、68℃に加熱
した管型反応装置を通して連続的に配量する。管型反応
装置の容積および単位時間当たりの配量の量は、管型反
応装置中に2〜3分の濾液の滞留時間が保証されている
ように選択する。濾液が反応装置を通して配量された
後、ポンプでメタノールなお200mlを反応装置に通
す。反応排出物から、40mbarの圧力および40℃
の温度でメタノールを除去する。残留物はMTBEで徹
底的に抽出する。有機相を合し、乾燥する。引き続き、
溶剤を留去する。油状物7.1gが残留し、これは13
C−NMRスペクトルにより97%より多くがN−メト
キシカルボニル−1−アミノシクロペンタンカルボン酸
エチルエステル(収率:10%)からなる。
塩酸で酸性にし、もう一度MTBEで徹底的に抽出す
る。油状物43.0gが得られ、これは13C−NMR
スペクトルにより97%がN−メトキシカルボニル−1
−アミノシクロペンタンカルボン酸(収率70%)から
なる。例1に記載したように、アミノ酸誘導体 N−メ
トキシカルボニル−1−アミノシクロペンタンカルボン
酸エチルエステルおよびN−メトキシカルボニル−1−
アミノシクロペンタンカルボン酸から、濃塩酸との反応
により1−アミノシクロペンタンカルボン酸の塩酸塩を
得ることができる。
アミド20.0g(0.11モル)をメタノール112
gに溶解する。5℃に冷却した溶液に、20%のカセイ
ソーダ溶液22.0g(0.10モル)および9.3%
の次亜塩素酸ナトリウム溶液86.0g(0.10モ
ル)を、反応混合物の温度が10℃を上回らないように
添加する。次に、約5℃で3時間攪拌させ、引き続き得
られた懸濁液(塩素化の間、無機塩が沈殿する)を、塩
を分離するために、フリットを通して連続的に配量す
る。透明な濾液を66℃に加熱した管型反応装置を通し
て連続的に配量する。管型反応装置の容積および単位時
間当たりの配量の量は、管型反応装置中に2〜3分の濾
液の滞留時間が保証されているように選択する。濾液を
反応装置を通して配量した後、ポンプでメタノールなお
200mlを反応装置に通す。反応排出物から、40m
barの圧力および40℃の温度でメタノールを除去す
る。残留物はMTBEで徹底的に抽出する。有機相を合
し、乾燥する。引き続き、溶剤を留去する。油状物9.
7gが残留し、これは13C−NMRスペクトルにより
98%より多くがN−メトキシカルボニル−t−ブチル
アミノ酢酸エチルエステル(収率40%)からなる。
希塩酸で酸性にし、次いでもう一度MTBEで徹底的に
抽出する。固体(融点:98〜100℃)10.4gが
得られ、これは13C−NMR分光分析により98%よ
り多くがN−メトキシカルボニル−t−ブチルアミノ酢
酸(収率49%)からなる。
N−メトキシカルボニル−t−ブチルアミノ酢酸エチル
エステルおよびN−メトキシカルボニル−t−ブチルア
ミノ酢酸から、濃塩酸との反応によりtert−ロイシ
ンの塩酸塩を得ることができる。
エステルアミド20g(0.093モル)をメタノール
50gに溶解する。5℃に冷却した溶液に、20%のカ
セイソーダ溶液18.6g(0.092モル)および
9.3%の次亜塩素酸ナトリウム溶液87.8g(0.
11モル)を、反応混合物の温度が10℃を上回らない
ように添加する。次いで、約5℃で1時間撹拌させ、引
き続き連続的に10分内に得られた反応混合物を撹拌下
に、ベンジルアミン24.6g(0.23モル)および
メタノール9.0gからなる60℃に調節した混合物中
に配量する。配量後、予備塩素化容器をメタノール1
5.0gで洗浄し、得られた溶液を同様にベンジルアミ
ン/メタノールの混合物に添加する。65℃でなお0.
5時間後反応させる。反応搬出物から、40℃の温度で
メタノールを除去する。残留物はMTBEで徹底的に抽
出する。有機相を合し、乾燥する。引き続き、溶剤を留
去する。油状物40.3gが残留する。この油状物をM
TBEにとり、得られた溶液を、ベンジルアミン過剰量
を除去するために、希塩酸で抽出する。MTBE溶液を
水で後洗浄し、次いで乾燥する。MTBEを蒸留により
除去した後に油状物23.7gが残留し、これから固体
が晶出する。混合物をシクロヘキサンにとり、固体を濾
過により分離し、少量のシクロヘキサンで洗浄する。8
0〜83℃の融点を有する固体22.8gが得られる。
これは、N−2−(2−プロピルペンタン酸)−N′−
ベンジル尿素である。収率は84%である。
Claims (10)
- 【請求項1】 一般式I 【化1】 [式中R1はC1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキ
ルを表わしおよびR2はC 1〜6アルキル、フェニル、ヘ
テロアリール、(CH2)1〜3フェニルまたは−(C
H2)1〜4COORを表わすかまたはR1およびR2は一
緒になって−(CH2) 2〜6、−(CH2)2−O−(C
H2)2−または 【化2】 を表すか、またはR1は水素を表わしおよびR2は4〜1
0のC原子を有する第三級炭化水素基を表わし、R3は
水素または1〜4、殊に1または2の炭素原子を有する
アルキル基を表わし、R4はORを表わし、ここでR2お
よびR4中のRは1〜8のC原子を有する脂肪族、芳香
族または芳香脂肪族基を表わすかまたはR4はNR′
R″を表わし、ここでR′は水素を表わすかまたは1〜
8のC原子を有する脂肪族、芳香族または芳香脂肪族基
を表わしおよびR″は水素または場合によりR′と異な
るC原子数1〜8の脂肪族、芳香族または芳香脂肪族基
を表わす]のアミノ酸誘導体を、一般式II 【化3】 [式中R1、R2およびR3は上述した意味を有する]か
ら、水性の塩基性媒体中で次亜ハロゲン酸塩を用いるホ
フマン分解により製造する方法において、反応をアルコ
ールまたはアミンの存在において実施することを特徴と
するアミノ酸誘導体の製造方法。 - 【請求項2】 出発物質II 1モルあたり、次亜ハロ
ゲン酸塩を1.0〜1.5当量の量で使用しおよび塩基
を0.8〜4.0当量の量で使用することを特徴とする
請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 1〜8のC原子を有するアルコールまた
は1〜16のC原子を有するアミンを使用することを特
徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 出発物質II 1モルあたり、次亜ハロ
ゲン酸塩を1.0〜1.5当量の量で使用し、塩基を
0.8〜1.5当量の量で使用することを特徴とする請
求項1記載の方法。 - 【請求項5】 次亜ハロゲン酸塩として次亜塩素酸アル
カリおよび塩基として水酸化アルカリを使用することを
特徴とする請求項1または2記載の方法。 - 【請求項6】 次亜塩素酸アルカリが次亜塩素酸ナトリ
ウムであり、水酸化アルカリが水酸化ナトリウムである
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項記
載の方法。 - 【請求項7】 方法を不連続的に実施することを特徴と
する請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項8】 方法を連続的に実施することを特徴とす
る請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項9】 マロン酸モノエステルアミドをまず次亜
塩素酸塩溶液の存在で0〜20℃で0.5〜4時間反応
させ、次いで水酸化アルカリの添加後40〜100℃の
温度で、場合により他の溶剤中の、アルコールまたはア
ミンに導入することを特徴とする請求項1から8までの
いずれか1項記載の方法。 - 【請求項10】 マロン酸モノエステルアミドを次亜塩
素酸塩溶液および水酸化アルカリ溶液の存在で、0〜2
0℃で0.5〜4時間反応させ、次いで40〜100℃
の温度で、場合により他の溶剤中の、アルコールまたは
アミンに導入することを特徴とする請求項1から9まで
のいずれか1項記載の方法。
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JP2007501848A (ja) * | 2003-08-12 | 2007-02-01 | ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 1−カルバモイルシクロアルキルカルボン酸化合物、その製法およびその使用法 |
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