JP2000302369A - 配管の吊上装置 - Google Patents

配管の吊上装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潜水作業等を必要とせず、且つ確実に配管の
吊り上げをおこなうことのできる配管の吊上装置を提供
する。 【解決手段】 吊り上げ対象となる配管26の上部より
垂下される吊上棒22と、この吊上棒22の周囲に放射
状に配置されその伸張動作により配管26の内壁を押圧
可能とする複数の油圧シリンダ24とを設ける。そして
複数の油圧シリンダ24は、吊上棒22に沿って2段に
設けられている。ここで油圧シリンダ24に液圧を導入
し前記油圧シリンダ24の突張作用にて配管26と吊上
棒22とを一体化し、その後は吊上棒22とともに配管
26を吊り上げればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管の吊上装置に
係り、特に縦穴に入り込んだ配管の取り出しを行うのに
好適な配管の吊上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下水処理施設や各種産業排水処理
施設などでは、様々な水処理システムが用いられている
が、こうした水処理システムにおいては、好気性微生物
を使用した活性汚泥法が一般的である。
【0003】図4は、汚泥活性法を用いた水処理システ
ムの構成を示す説明図である。同図に示すように、水処
理システム1は、浄化対象となる汚水を溜めておく原水
槽2と、この原水槽2から引き出された汚水を加圧し空
気中の酸素を溶解させる曝気槽3と、当該曝気槽3にて
溶存酸素濃度が高められた汚水の脱気処理を行う脱気槽
4と、この脱気槽4の後段に設けられる沈殿池5とで構
成されている。
【0004】ここで曝気槽3の構造を説明すると、当該
曝気槽3は、半径が約2.4mでその深さが約100m
の縦穴6に、循環用配管7を差し込んだ形態となってい
る。そして前記循環用配管7の外側を汚水下降部6Aと
し、管内側を汚水上昇部6Bとするとともに、配管外側
における配管途中には、エアリフト用空気管8が設けら
れ、また管内における配管途中には酸素供給用空気管9
が設けられている。このように構成された酸素熔解部3
では、エアリフト用空気管8を開くことで汚水中に空気
を吹き込み、エアリフト効果により循環用配管7の内外
で液循環を発生させる。そして液循環が行われた後に酸
素供給用空気管9を開くと、当該酸素供給用空気管9か
ら吹き出された気泡は、汚水の循環とともに底部側に移
動し、底部側の高い水圧にて汚水中に溶け込む。このよ
うに曝気槽3に汚水を通過させると汚水中の溶存酸素濃
度が高まり、好気性微生物の活動を活発にすることがで
きる。
【0005】ところで上述した曝気槽3では汚水を循環
させるため、循環用配管7に腐食が発生し、循環用配管
7に破断が生じる場合があった(破断は10年程度で生
じる)。なお破断の確認は、水上からの超音波探索で行
うようにしている。
【0006】図5は、循環用配管7に破断が生じ脱落し
た状態を断面説明図である。同図に示すように、循環用
配管7が破断すると、循環用配管7の交換が必要にな
り、地上側に残った循環用配管10を取り外すととも
に、破断により縦穴6に沈んだ循環用配管11(全長
は、30〜40m程度)を引き上げ、その後新規の循環
用配管7を縦穴6に挿入するようにしている。
【0007】なお縦穴6に沈んだ循環用配管11の取り
出しは、作業員が潜水具を装着して縦穴6内に潜り、循
環用配管11の端部に穴開けを施すとともに、この穴部
にクレーンから垂下されたフック(図示せず)を掛止さ
せ、前記クレーンで循環用配管11を吊り上げることで
おこなわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した循環用
配管の吊り上げには、以下に示すような問題点があっ
た。すなわち循環用配管の吊り上げにおいては、作業員
が縦穴に溜まった汚水に潜らなければならず、作業環境
は決して快適なものではなかった。また循環用配管への
穴開けは、汚水中で行われるため視界も悪く、その作業
は困難なものになっていた。さらに循環用配管の端部
は、腐食のため脆くなっており、この端部にフックを掛
止させ配管自体を吊り上げると、穴部が循環用配管の自
重にて破壊され、吊り上げ途中で循環用配管が落下する
おそれがあった。本発明は上記従来の問題点に着目し、
作業員の潜水作業を必要とせず、且つ確実に配管の吊り
上げをおこなうことのできる配管の吊上装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明となる配管の吊上
装置は、吊り上げ対象となる配管の上部より垂下される
吊上棒と、この吊上棒の周囲に放射状に配置されその伸
張動作により前記配管の内壁を押圧可能とする複数のシ
リンダとを有し、前記配管の内側における前記シリンダ
の突張作用にて前記配管と前記吊上棒とを一体化し、前
記吊上棒とともに前記配管を吊り上げ可能とするよう構
成した。なお前記吊上棒の周囲に放射状に配置される複
数の前記シリンダは、前記吊上棒に沿って多段に設けら
れていることは望ましい。
【0010】
【作用】上記の如く構成した本発明によれば、吊上棒の
周囲に放射状にシリンダを配置しているので、当該シリ
ンダを稼働させればこのシリンダが伸張し、その先端部
が吊り上げ対象となる配管の内壁に接触する。そしてシ
リンダ先端部をさらに伸張させれば、当該シリンダ先端
部が配管の内壁を押圧することとなる。なおこうしたシ
リンダは前述したように吊上棒の周囲に沿って放射状に
複数配置しているので、配管の内壁からの押付反力のつ
り合いにより吊上棒は配管の略中央部で固定されるとと
もに、シリンダの突張作用にて配管と吊上棒とが一体化
される。このためシリンダにて配管の内壁を押圧した後
に、吊上棒を引き上げるようにすれば、この吊上棒と一
体化された配管も吊り上げることができる。なお配管を
吊り上げて所定の場所に移動させた後は、シリンダを引
き込ませ配管の内壁からシリンダ先端部を離反させれ
ば、配管から本装置を容易に取り外すことができる。
【0011】また放射状に配置される複数のシリンダ
を、吊上棒に沿って多段(少なくとも2段)に設けれ
ば、配管の長手方向に沿った本装置の支持部が2箇所以
上になるので、本装置における吊上棒の延長方向に配管
の延長方向を合わせることができる。このため吊上方向
に対して配管が傾くのを抑えることが可能となり、例え
ば配管が収納されている縦穴等との隙間が僅かしかなく
とも、縦穴の壁面と、配管の表面とが接触するのを防止
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る配管の吊上装
置に好適な具体的実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1は、本実施の形態に係る配管の吊上装置の
側面を示した構造説明図であり、図2は、図1における
AA断面図およびBB断面図である。これらの図に示す
ように、本実施の形態に係る配管の吊上装置(以下、吊
上装置と称す)20は、同装置本体となる吊上棒22
と、この吊上棒22の周囲に放射状に設けられた複数の
シリンダとなる油圧シリンダ24とを主構成部材として
いる。
【0013】吊上棒22は、吊上対象となる断面円形状
の配管26の内径より小径に設定されており、吊上側と
なる端部片側には吊上装置20の吊り上げをなす吊りロ
ッド21(当該吊りロッド21については後述する)を
取り付けるためのピン継手28が設けられている。当該
ピン継手28は、上下の部材端部を重ね合わせ、両者を
通してあけた穴にピンを挿通して締結する継手であり、
吊上装置20に振れが生じても、ピンまわりに摺動が生
じて、前記振れが吊りロッド21側に及ぶことを防止す
るようにしている。
【0014】吊上棒22においてピン継手28が設けら
れる反対側端部には、吊上棒22の表面に支持梁32が
設けられている。当該支持梁32は、前記吊上棒22の
半径方向に突出されるような形態(放射状に伸びる形
態)となっており、本実施の形態における吊上棒22の
周囲には8本の支持梁32が前記支持梁32の周囲に等
角度(45度間隔)で配置されているとともに、本実施
の形態においては、強度確保の為、I型鋼が支持梁32
として用いられている。なお吊上棒22に対する支持梁
32の取り付けは、吊上棒22の表面に支持梁32を直
に溶接することでおこなったり、あるいは配管26の外
径に対応する内径を有したリングを用意するとともに、
このリングにあらかじめ支持梁32を取り付けておき、
リングを吊上棒に固定するようにしてもよい。
【0015】また吊上棒22において、8本の支持梁3
2が取り付けられた端部からさらに内側に入った位置に
は、吊上棒22の半径方向に突出する支持梁32が十文
字(90度間隔)になるよう4本取り付けられている。
ここで十文字に配置された支持梁32は、吊上棒22の
端部側に取り付けられた支持梁32の投影に対し、これ
に重なるよう吊上棒22に取り付けられている。なお説
明の便宜上、吊上棒22において、端部側に取り付けら
れた8本の支持梁32を総称して第1支持フレーム34
と呼ぶこととし、この第1支持フレーム34の内側に位
置する十文字状の4本の支持梁32を総称して第2支持
フレーム36と呼ぶこととする。
【0016】ところで前述したように第1支持フレーム
34および第2支持フレーム36は複数の支持梁32に
よって構成されているが、これらのフレームを取り囲む
よう、すなわち隣り合う支持梁32の先端部同士を結ぶ
よう連結板38が設けられている。このように連結板3
8でこれらのフレームを取り囲むようにしたことから、
フレーム自体の強度を増すことが可能となり、吊上装置
20が配管26に接触した際でも前記吊上装置20に変
形等が生じるのを防止することができる。
【0017】また第2支持フレーム36を構成する支持
梁32の先端からは、第1支持フレーム34側に向かっ
て延長される連結用ロッド40が設けられており、この
連結用ロッド40を第1支持フレーム34を構成する支
持梁32に取り付けることで第1支持フレーム34と第
2支持フレーム36との間の保護を行えるようにしてい
る。
【0018】ところで第1支持フレーム34と第2支持
フレーム36とを構成する支持梁32の上面には、油圧
シリンダ24が設けられている。すなわち油圧シリンダ
24は、支持梁32と同様に、吊上棒22の中心から半
径方向に拡大するように放射状に配置されており、この
油圧シリンダ24に液圧を供給することで、当該油圧シ
リンダ24におけるシリンダロッド24Aの伸縮動作を
可能にしている。なお支持梁32に対する油圧シリンダ
24の取り付けは、油圧シリンダ24におけるシリンダ
ロッド24A側の端部を支持梁32の上面に設けられた
支持ブロック46に挿通させるとともに、油圧シリンダ
24の反対側端部を吊上棒22の表面側に固定すること
で行われる。
【0019】ところでこれらの油圧シリンダ24から
は、供給側油圧ホース42Aおよび背圧側油圧ホース4
2Bがそれぞれ引き出されており、これら油圧ホース4
2A、42Bは、それぞれ継手を介して一本の供給側集
合ホース44Aおよび背圧側集合ホース44Bにまとめ
られている。このように個々の油圧ホース42A、42
Bをそれぞれ集合ホース44A、44Bにまとめたこと
から(一本化したことから)、当該集合ホース44A、
44Bに液圧供給を行えば、個々の油圧シリンダ24に
おけるシリンダロッド24Aの押出力を均一にすること
ができる。
【0020】またシリンダロッド24Aの先端は、ロー
レット加工が施されている。そしてこのローレット加工
を施したことで、前記シリンダロッド24Aを伸張さ
せ、その先端を配管26の内壁を押圧した際に、配管2
6の内壁にシリンダロッド24Aの先端がくい込み、外
力が加わっても両者の相対位置が変動するのを防止する
ことができる。
【0021】第1支持フレーム34を構成する8本の支
持梁32の先端からは、支持ロッド40の取付側の反対
方向に向かって挿入用ロッド48が設けられている。当
該挿入用ロッド48は、支持梁32の根元から引き出さ
れるとともに、その先端部は隣り合う挿入用ロッド48
との包絡線が円錐形状となるように、吊上棒22におけ
る軸心の延長線上に束ねられる。このように第1支持フ
レーム34における支持ロッド40の取付反対側に包絡
線が円錐形状となる挿入用ロッド48を設けたことか
ら、吊上対象となる配管26に傾きが生じていても、挿
入用ロッド48が傾いた配管26に倣うこととなり、吊
上装置20を容易に配管26の内側に挿入することがで
きる。
【0022】このように構成された吊上装置20を用い
て配管26の吊上作業を行う手順を説明する。図3は、
本実施の形態に係る吊上装置20を用いて配管26の吊
上作業を行う吊上作業説明図である。同図(1)に示す
ように、縦穴50に吊上対象となる配管26が入り込ん
でいる。このような配管26を引き上げるためには、ま
ず縦穴26の上方より吊りロッド21を介して吊上装置
20を垂下させる。なお吊りロッド21とは、コマ状の
支持部21Aを軸方向に複数連設した形状をしていて、
一端部に雄ねじ部が形成してあるとともに、他端部側に
他のロッドの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が設けられて
いる。このように構成してある吊りロッド21は、重量
物に対応させることができるとともに、図示しないジャ
ッキにより昇降させられるようになっている。
【0023】そして図示しないジャッキにより吊りロッ
ド21および吊上装置20と下降させ、前記吊上装置2
0を配管26の内部に挿入させる。ここで吊上装置20
には、挿入用ロッド48が円錐状に組まれていることか
ら、配管26が傾いた状態であっても配管26の内側に
挿入用ロッド48が入り込み、配管26の内側に吊上装
置20を容易に挿入させることができる。なお吊上装置
20を配管26に挿入する際、配管26の開口端面が吊
上装置20における第1支持フレーム34と第2支持フ
レーム36との間に達することがあるが、第1支持フレ
ーム34と第2支持フレーム36との間には連結用ロッ
ド40が設けられているのでこのロッドがガイドとな
り、第1支持フレーム34側から引き出された油圧ホー
ス42A、42Bが配管26に接することがない。この
ため連結用ロッド40を設けることにより油圧ホース4
2A、42Bの保護を行うことが可能となる。また吊上
装置20をワイヤによらず曲げ剛性の高い吊りロッド2
1で垂下させたことで、垂下された吊上装置20の振れ
を少なくすることができ、配管26への吊上装置20の
挿入が容易になることはいうまでもない。
【0024】そして配管26の内側に吊上装置20を挿
入した後は、供給側集合ホース44Aに油圧を導入させ
第1支持フレーム34および第2支持フレーム36に設
けられた油圧シリンダ24のシリンダロッド24Aを伸
張させる。当該シリンダロッド24Aの伸張により、そ
の先端部が配管26の内壁を押圧する。ここでシリンダ
ロッド24Aの先端部にはローレット加工が施されてい
るので、配管26の内壁にシリンダロッド24Aの先端
がくい込み、外力によって両者の相対位置が変動するの
を防止することができる。
【0025】なお油圧シリンダ24の稼働により、配管
26の内側で油圧シリンダ24が突っ張ることになり、
この突張作用にて配管26と吊上装置20とは一体化す
る。ところで吊上装置20においては、油圧シリンダ2
4は第1支持フレーム34側と第2支持フレーム36側
とに設けられているので、配管26の内壁を押圧する箇
所は上下2箇所となる。このため吊上装置20の吊上方
向に、配管26の軸心を一致させることができ、配管2
6の外径と縦穴50との間の隙間が僅かであっても、配
管26を縦穴50に擦ることなく確実に配管26を引き
上げることが可能になる。
【0026】また第1支持フレーム34側に設置される
油圧シリンダ24の本数は8本となっており、第2支持
フレーム36側に設けられる油圧シリンダ24の本数
(4本)に対して2倍になっている。これは配管26の
吊り上げ(配管26と吊上装置20との一体化)につい
ては油圧シリンダ24が多く配置された第1支持フレー
ム34側で行い、第2支持フレーム36側は、吊上装置
20の吊り上げ方向に配管26の軸心方向を一致させる
方向決定用として用いるようにしているからである。こ
こで油圧シリンダ24のシリンダロッド24Aを伸張さ
せ、配管26と吊上装置20とを一体化させた状態を同
図(2)に示す。
【0027】そして縦穴50内で配管26と吊上装置2
0とを一体化させた後は、図示しないジャッキを稼働さ
せ、吊りロッド21および吊上装置20とともに配管2
6を縦穴50から吊り上げる。この吊り上げ時の状態を
同図(3)に示す。
【0028】このように吊上装置20を用いて配管26
を吊り上げ、当該配管26を縦穴50より引き出した後
は、ジャッキ(図示せず)を移動させ、地表面側に配管
26を設置すればよい。そして配管26を地表面に設置
した後は、今度は、背圧側集合ホース44Bに液圧を導
入し、油圧シリンダ24内にシリンダロッド24Aの引
き込みを行う。このようにシリンダロッド24Aを油圧
シリンダ24内に引き込めば、配管26と吊上装置20
とは別体となるので、当該吊上装置20を上方に移動さ
せれば、配管26だけが地表面に置かれることとなり、
縦穴50から配管26の取り出しを行うことができる。
【0029】なお本実施の形態に係る吊上装置は、縦穴
の内部に液体が満たされていても、当該液体が障害にな
ることなく確実に配管の引き上げを行うことができる。
このため本吊上装置は、汚泥活性法を用いた水処理シス
テムの曝気槽に落下した循環用配管の吊り上げに適用で
きることは勿論、その他建設現場等などへの幅広い適用
が可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、吊
り上げ対象となる配管の上部より垂下される吊上棒と、
この吊上棒の周囲に放射状に配置されその伸張動作によ
り前記配管の内壁を押圧可能とする複数のシリンダとを
有し、前記配管の内側における前記シリンダの突張作用
にて前記配管と前記吊上棒とを一体化し、前記吊上棒と
ともに前記配管を吊り上げ可能としたことから、作業員
の潜水作業を必要とせず、且つ確実に配管の吊り上げを
おこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る配管の吊上装置の側面を示
した構造説明図である。
【図2】図1におけるAA断面図およびBB断面図であ
る。
【図3】本実施の形態に係る吊上装置20を用いて配管
26の吊上作業を行う吊上作業説明図である。
【図4】汚泥活性法を用いた水処理システムの構成を示
す説明図である。
【図5】循環用配管7に破断が生じ脱落した状態を断面
説明図である。
【符号の説明】
1 水処理システム 2 原水槽 3 曝気槽 4 脱気槽 5 沈殿池 6 縦穴 6A 汚水下降部6A 6B 汚水上昇部6B 7 循環用配管 8 エアリフト用空気管 9 酸素供給用空気管 10 循環用配管 11 循環用配管 20 配管の吊上装置 21 吊りロッド 22 吊上棒 24 油圧シリンダ 24A シリンダロッド 26 配管 28 ピン継手 32 支持梁 34 第1支持フレーム 36 第2支持フレーム 38 連結板 40 連結用ロッド 42A 供給側油圧ホース 42B 背圧側油圧ホース 44A 供給側集合ホース 44B 背圧側集合ホース 46 支持ブロック 48 挿入用ロッド 50 縦穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 昇 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 佐藤 義和 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 Fターム(参考) 3F004 AA03 AB10 AC04 AD06 AE05 AG01 EA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り上げ対象となる配管の上部より垂下
    される吊上棒と、この吊上棒の周囲に放射状に配置され
    その伸張動作により前記配管の内壁を押圧可能とする複
    数のシリンダとを有し、前記配管の内側における前記シ
    リンダの突張作用にて前記配管と前記吊上棒とを一体化
    し、前記吊上棒とともに前記配管を吊り上げ可能とした
    ことを特徴とする配管の吊上装置。
  2. 【請求項2】 前記吊上棒の周囲に放射状に配置される
    複数の前記シリンダは、前記吊上棒に沿って多段に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の吊上装
    置。
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