JP2000300077A - 穀類作物の施肥量決定方法、穀物の品質・収量推定方法及び穀物の生産情報提供装置 - Google Patents

穀類作物の施肥量決定方法、穀物の品質・収量推定方法及び穀物の生産情報提供装置

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JP2000300077A
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覺 佐竹
Yukio Hosaka
幸男 保坂
Hideharu Maruyama
秀春 丸山
Nobuhiko Nakamura
信彦 中村
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Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現実の米の生育状態から、目標の品質・品位の
米を収穫するためには次にどのような施肥を実施すれば
よいのかが明確となる技術の提供。 【解決手段】施肥関係式を記憶する記憶部2と、必要な
葉身情報を含む生育情報と目標とする品質情報を入力で
きる入力部3と、記憶部2と入力部3とが接続され記憶
部2の関係式と入力部3による入力値とにより特定時期
の施肥量を演算する演算制御部4と、演算制御部4の演
算結果である特定時期の施肥量を視覚的に表示する表示
部5とを備えている。また記憶部2に記憶される関係式
は、予め葉身情報6と施肥情報7と品質情報8との関係
から解析決定された、特定時期に施す施肥量を導出する
施肥関係式である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】米・麦などの穀物を生産する
にあたり、時期に合わせた施肥量を決定する方法と、こ
の施肥による結果として米・麦の品質・収量を推定する
方法及びその生産情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの米・麦の穀類作物の生産管理
は、この管理の情報となる葉色や草丈あるいは茎数など
の情報を生産者が独自に収集して栄養診断を実施し、生
産者の経験に基づく勘を頼りに独自の施肥を実施してき
た。
【0003】しかしながら、生産者は必ずしも目的の穀
物(例えば米は良食味米、麦は高タンパク質麦)を生産
するための原理や手法をすべて把握した上で施肥するの
ではなく、長年生産してきた圃場の施肥法を踏襲して行
っていることも多く、そのような方法がその穀物の生産
に妥当なものであるかどうかを他と比較して判断する機
会は、JAや改良普及所の営農指導者から情報を得ると
きであった。
【0004】また一方では、収穫した後において穀物の
食味やタンパク質などの成分、あるいは未熟粒の割合な
どを測定する品質・品位測定装置は多く開発されている
ものの、これらの情報が体系的に集約された情報として
生産者の栽培管理に効果的に反映されたことはなかっ
た。ただ、これらの情報が提供されても、生産者個人が
施肥量や施肥時期と品質・品位の情報との関係に基づき
理解した上で栽培管理に反映することは難しく、結果的
に勘と経験に頼ることになっていた。つまり、これまで
は個々人の持っている穀物の栽培の管理技術と、結果と
しての品質・品位の情報は、関連づけて体系的に利用す
る手段はなく、有益な情報をもとに栽培を管理すること
や、目標とする品質・品位のためのどのような栽培管理
を行えばよいか、などといった確実な情報を生産者個人
が得ることは難しいものであった。
【0005】また、一般的には最終目標の品質・品位を
基準とした栽培管理が行われているが、米の長粒種や麦
などのように収量を最終目標とした栽培管理が行われる
こともある。この収量を最終目標とした栽培管理におい
ても、結果的に勘と経験に頼るものとなっているのは変
わりのないことである。
【0006】勘と経験に基づく栽培管理においては、あ
る理想の品質・品位の穀物や、多い収穫量を描きながら
行われるものであるが、この場合の最終的な評価は収穫
後である。つまり、収穫して初めて品質・品位あるいは
収量が確定することになり、例えば米の味を基準にした
売買が行われる場合には、収穫前に買い付けされるとき
の味の判断は、一律に品種や生産者・土地柄といったと
ころで判断されており、直接的に米の味を基準としたも
のではなく買い付け側の経験と勘によるものである。ま
た生産者側においても収穫後の米の味に対する確実な裏
付けを買い付け側に提示する手段を持ち合わせていなか
った。
【0007】また収量面においても、収穫後でなければ
最終的な収量は確定せず、収穫前になされる買い入れや
それに伴う支出の計画はおおよその数字で行われている
ことが多く、収穫後、収量の多少によってこれらの計画
はしばしば変更されるものとなっている。生産者側にお
いても確実な収量を確約できる手段は持ち合わせていな
かった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、これま
で個人の経験やこれに基づく勘によってなされてきた栽
培管理と、その結果得られる穀物の品質・品位とを関連
づけて体系づけて情報として提供できる方法や装置はな
かったので、目標とする品質・品位を確実に保証でき、
あるいは収量を確実に確保できるといったものではなか
った。したがって具体的に、現在の生育状態から目標の
品質・品位あるいは目標の収量の穀物を収穫するために
は、次にどのような施肥を実施すればよいのかが明確に
なる方法あるいは、それを明示してくれる装置の開発
と、これを誰でも利用可能にして提供されることが望ま
れている。
【0009】また、栽培管理が一応に終了する収穫の1
ケ月程度前には、品質・品位面で目標どおりとなってい
るものか、あるいは目標どおりの収量が確保できるもの
かを知ることにより、売り手側としての品質・品位の保
証、あるいは収量の確保やそれに伴う収益を確実なもの
とすることができる。しかし、現実にこれまでのように
経験と勘に頼る栽培管理だけでは、このような収穫後の
予測は難しく、明確に買い付け側に提示できる方法やそ
れを明示してくれる装置の開発が望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によると、穀類作
物の生育段階における施肥量を決定するために、特定時
期に関係する葉身情報を含む生育情報と、生産された穀
物の品質情報と、特定時期の施肥情報との関係を解析す
ることによって、特定時期の施肥量を求める施肥関係式
を決定し、またこれを記憶部に記憶して、特定時期に関
係する葉身情報を含む生育情報と、目標とする品質情報
とを入手し、これを入力部に入力して、これら情報と解
析によって予め決定した施肥関係式とから、現に生育中
の穀類作物の特定時期の施肥量を導出し、またこの導出
を演算部で演算して、行う穀類作物の施肥量決定方法
と、またさらに演算結果を表示部に表示する生産情報提
供装置により前記課題を解決するための手段とした。
【0011】つまり、目的の品質の穀物を生産するため
に基肥時期、追肥時期、穂肥時期、実肥時期といった特
定時期にどの程度の量の施肥を実施すればよいかを判断
するため予め次のような関係式を決定する。生育の過去
の実績において特定時期に関係する、つまりその特定時
期の生育の結果をもたらした過去の情報である葉身情報
(葉の窒素量、葉色、クロロフィル量等)を含む生育情
報と、施肥情報(施肥量、施肥時期等)と、これらの条
件により生産された穀物の品質情報(米の食味、品位、
麦のタンパク質量等)とから、特定時期の施肥量を目的
変数として、これらの関係を、線形解析あるいは非線形
解析することによって、特定時期の施肥量を求める施肥
関係式を決定する。
【0012】このようにして決定した関係式に、特定時
期に関係する葉身情報を含む生育情報と、生産者が目標
とする品質情報、例えば米の食味値とを入力することに
よって、その特定時期に実施すべき施肥量が導出できる
ものである。生産者はこの結果に従って導出された量の
施肥を特定時期に実施すれば、目標とする品質の穀物が
生産できる生育軌道を辿るものとなる。つまり従来、葉
色、茎数、草丈あるいは各種機関からの情報に基づく施
肥量の決定は生産者の勘と経験に基づくものであり、そ
れは少なくともこれまでと同じか、品質を落とさない穀
物の生産が目標であったが、本発明により、実測された
葉身情報を含む生育情報、施肥情報及び品質情報から解
析された品質関係式は、目標とする品質を入力すること
ができるので、目標とする品質に見合う施肥量を決定で
き、積極的な穀物の生育が可能となる。ここでいう特定
時期とは、例えば米作で重要な施肥時期と言われている
幼穂形成期と減数***期との間の期間における施肥時期
と、減数***期以後の期間における施肥時期、麦作で重
要な施肥時期と言われている幼穂形成期の前後時期最高
分けつ期の前後時期等を含めることが有効である。ま
た、施肥関係式を決定するときの施肥情報に基肥の情報
を加えることにより、生育期間の最初の情報を含めるこ
とができ、より正確な関係式を完成することができる。
なお、関係式は毎年の各情報を加えて毎年更新すること
により、その土地柄や品種に対してより的確な関係式と
していくことができる。
【0013】また、穀類作物の生育段階における施肥量
を決定するために、特定時期に関係する葉身情報を含む
生育情報と、生産された穀物の収量情報と、特定時期の
施肥情報との関係を解析することによって、特定時期の
施肥量を求める施肥関係式を決定し、またこれを記憶部
に記憶して、特定時期に関係する葉身情報を含む生育情
報と、目標とする収量情報とを入手し、これを入力部に
入力して、これら情報と解析によって予め決定した施肥
関係式とから特定時期の施肥量を導出し、またこの導出
を演算部で演算して、行う穀類作物の施肥量決定方法
と、またさらに演算結果を表示部に表示する生産情報提
供装置により前記課題を解決するための手段とした。
【0014】この手段によると、目的の収量を得るため
に追肥時期、穂肥時期、実肥時期といった特定時期にど
の程度の量の施肥を実施すればよいかを判断するため予
め次のような関係式を決定する。つまり生育の過去の実
績における、特定時期に関係する、つまりその特定時期
の生育の結果をもたらした過去の情報である葉身情報
(葉の窒素量、葉色、クロロフィル量等)を含む生育情
報と、施肥情報(施肥量、施肥時期等)と、これらの条
件により生産された穀物の収量情報(米・麦の収穫高収
穫時期等)とから、特定時期の施肥量を目的変数とし
て、これらの関係を、線形解析あるいは非線形解析する
ことによって、特定時期の施肥量を求める施肥関係式を
決定する。
【0015】このようにして決定した関係式に、特定時
期に関係する葉身情報を含む生育情報と生産者が目標と
する収量情報、例えば収穫高とを入力することによっ
て、その特定時期に実施すべき施肥量が導出できるもの
である。生産者はこの結果に従って導出された量の施肥
を特定時期に実施すれば、目標とする収量の穀物が生産
できる生育軌道を辿るものとなる。つまり、従来、葉
色、茎数、草丈あるいは各種機関からの情報に基づく施
肥量の決定は生産者の勘と経験に基づくものであり、そ
れは少なくともこれまでと同じか収量を落とさない穀物
の生産が目標であったが、本発明により、実測された葉
身情報を含む生育情報、施肥情報及び品質情報から解析
された収量関係式は、目標とする収量を入力することが
できるので、目標とする収量に見合う施肥量を決定でき
る。
【0016】更に穀類作物の生育後の穀物の品質を推定
するために、稲の生育期間における葉身情報及び施肥情
報とを含む生育情報と、生育後の穀物の品質との関係を
解析することによって品質関係式を決定し、またこれを
記憶部に記憶して、葉身情報及び施肥情報とを含む生育
情報とを入手し、これを入力部に入力して、これら情報
と解析によって予め決定した品質関係式とから生育後の
穀物の品質を導出し、またこの導出を演算部で演算し
て、行う穀物の品質を推定する方法と、またさらに演算
結果を表示部に表示する生産情報提供装置により前記課
題を解決するための手段とした。
【0017】この手段によると、生育期間全般もしくは
幼穂形成期、減数***期あるいは最高分けつ期といった
特徴のある時期における葉身情報、施肥情報を含む生育
情報と収穫後における穀物の品質から、穀物の品質を目
的変数としてこれらの関係を線形解析あるいは非線形解
析して、収穫後の穀物の品質を収穫前に推定できる品質
関係式を決定する。これによって生産者は、生育期間の
必要な情報を品質関係式に入力すると、適期に収穫した
場合の穀物の品質が推定でき、これまで推定することが
できなかった品質を前もって知ることができるので、こ
れをもって品質の裏付けをすることができる。
【0018】また更に、穀類作物の生育後の穀物の収量
を推定するために、稲の生育期間における葉身情報及び
施肥情報とを含む生育情報と、生育後の穀物の収量との
関係を解析することによって収量関係式を決定し、これ
を記憶部に記憶して、葉身情報及び施肥情報とを含む生
育情報を入手し、またこれを入力部に入力して、これら
情報と解析によって予め決定した収量関係式とから生育
後の穀物の収量を導出し、またこの導出を演算部で演算
して、行う穀物の収量を推定する方法と、またさらに演
算結果を表示部に表示する生産情報提供装置により前記
課題を解決するための手段とした。
【0019】この手段によると、生育期間全般もしくは
幼穂形成期、減数***期あるいは最高分けつ期といった
特徴のある時期における葉身情報、施肥情報を含む生育
情報と収穫後における穀物の収量から、穀物の収量を目
的変数としてこれらの関係を線形解析あるいは非線形解
析して、生産者が生育した収穫後の穀物の収量を、収穫
前に推定できる収量関係式を決定する。生産者は、生育
期間の必要な情報を収量関係式に入力すると、適期に収
穫した場合の穀物の収量が推定できるので、これまで推
定することができなかった収量を前もって知ることがで
きるので、これをもって収量の裏付けをすることができ
る。
【0020】ところで、上記生育情報には穀物の品種や
生産地域の土壌情報を含めることもある。施肥量及び施
肥時期は品種によって異なることもあり、品種別に適用
できるように関係式を個別に決定することにより、更に
適切な施肥量の決定と、的確な品質や収量の推定が可能
となる。また、作物の成長は土壌の地力窒素発現力と施
肥量とに影響を受けるので、灰色低地土・グライ土・黒
ボク土といった土壌別の関係式を決定することにより、
土壌と生育に最適な施肥量が決定できるものとなる。
【0021】また、生育情報には、生育期間における積
算温度や生育日数を加えることで、良品質・多収量のた
めに更に適切な施肥量の決定ができ、あるいは品質や収
量の的確な推定が可能となる。ところで、葉身情報とし
ては葉身窒素量、葉色あるいはクロロフィル量を挙げた
が、これらの葉身関係値が既知の葉に光を照射して得ら
れる吸光度と前記した既知の葉身関係値とにより、葉身
関係値の値を求めるための関係式を予め決定しておき、
葉身関係値が未知の葉身に光を照射して得られる吸光度
と予め決定した関係式とによりこれら葉身関係値を測定
演算することができる。したがって、ここで測定演算し
た葉身関係値を含む生育情報をもって施肥関係式、品質
関係式または収量関係式を決定し、現に生育中の穀類作
物の葉身関係値を含む生育情報と施肥関係式から施肥量
を決定したり、品質関係式から品質を推定したり、ある
いは収量関係式から収量を推定してもよい。更に葉身関
係式を経ないで、吸光度をそのまま葉身情報として、こ
の吸光度からなる葉身情報を含む生育情報をもって施肥
関係式、品質関係式または収量関係式を決定してもよ
い。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を図1と図
2により説明する。ここでは穀類作物のうち稲作を例と
して説明する。図1は複数の稲の生育から取得した葉身
窒素量の変化を示した図である。図2は米の生産情報提
供装置のブロック図である。図2に示す米の生産情報提
供装置のブロック図の1は、施肥関係式を記憶する記憶
部2と、必要な葉身情報を含む生育情報と目標とする品
質情報が入力できる入力部3と、記憶部2と入力部3と
が接続され記憶部2の関係式と入力部3による入力値と
により特定時期の施肥量を演算する演算制御部4と、該
演算制御部4の演算結果である特定時期の施肥量を視覚
的に表示する表示部5とを備えている。また記憶部2に
記憶される関係式は、予め葉身情報(生育情報)6と施
肥情報7と品質情報(収量情報)8との関係から解析決
定された、特定時期に施す施肥量を導出する施肥関係式
である。
【0023】
【実施例】まず、稲の生育段階における施肥量を決定す
る方法について図1及び図2により説明する。ここでは
生育情報が葉身窒素量N1であるとして以下に説明す
る。図1に示された複数のデ−タにおける特定時期の穂
肥1を施す特定時期に関係する葉身情報(生育情報)
6、例えば穂肥1を施す直前の幼穂形成期における葉身
窒素量N1と、穂肥1を施す特定時期の施肥情報7、例
えば穂肥1の施肥量と、この生育の結果として収穫され
た米の品質情報8、例えば米の食味値と、の関係を、穂
肥1の施肥量を目的変数として他の情報を説明変数とし
て解析することによって、特定時期の施肥量を求める施
肥関係式を予め決定することができる。この場合、一定
の地域における同じ品種の多数の情報を収集してこの関
係式を決定することにより、この施肥関係式の完成度は
高まる。線形解析法により、例えば穂肥1を目的変数と
して次のような関係式
【数1】穂肥1=F0+品質情報(食味値)・F1+葉身
窒素量(N1)・F2 F0〜F2:定数 が成り立つとして、穂肥1、品質情報、葉身窒素量の複
数の情報を入力すると
【数2】 穂肥11=F0+品質情報1・F1+葉身窒素量1・F2 穂肥12=F0+品質情報2・F1+葉身窒素量2・F2 ・ ・ ・ ・ 穂肥1n=F0+品質情報n・F1+葉身窒素量n・F2 となり、これを重回帰分析すると、
【数3】 穂肥1=F0+品質情報・F1+葉身窒素量・F2+C ・・・(1) C:補正値 として成育中の稲の品質情報と葉身窒素量を入力するこ
とにより穂肥1が求まる。ここでは線形解析を例にして
説明したが、解析はこの他に非線形解析でもよい。この
ようにして決定された施肥関係式に、現に生育中の幼穂
形成期における葉身情報である葉身窒素量と、この生育
中の稲の生産者が目標とする米の食味値を与えると、施
肥関係式からは穂肥1の施肥量を導出することができ
る。つまり生産者はこの導出された穂肥1の施肥量に基
づいて施肥を実施すればよい。
【0024】前述のように決定された施肥関係式を図2
で示す米の生産情報提供装置のブロック図1の記憶部2
に記憶して、生産者が現に生育中の稲の生育情報と目標
とする米の食味値を入力部3から入力することにより、
予め記憶部2に記憶された施肥関係式と入力部3から入
力された生育情報、米の食味値とから演算制御部4によ
り施肥量が演算される。演算され導出された施肥量は表
示部5に表示される。この表示は印刷紙面あるいはパソ
コン画面といったものが考えられる。従来の勘や経験に
基づく、これまでの品質を維持管理するための消極的な
施肥から、より良い品質の米を生産するための積極的な
施肥が可能となる。なお、式1乃至式3において葉身窒
素量としたものは、葉に光を照射する分光分析により求
めた吸光度と予め定めた吸光度から葉身窒素量を求める
ための葉身関係式とに基づいて演算して求めることもで
きる。更に葉身窒素量に関係する吸光度をそのまま利用
してもよい。
【0025】ここで、穂肥関係式を求めるにあたっては
非線形解析でもよいことを記載したが、前述の式1を例
にならって非線形解析について説明する。ここでは非線
形解析に必要な基礎データに、穂肥1の量と、品質情報
としての食味値と、生育情報としての葉身窒素量を与え
るとともに、播種からの経過日数に基づく穂肥1の時期
と、同じく葉身窒素量の測定時期を同時に与えて、穂肥
1の量と穂肥1の時期のそれぞれを算出するニューラル
ネットワークを構築することによって、最適な穂肥1の
量だけでなく、最適な穂肥1の時期を算出してもよい。
【0026】図3に完成したネットワークの概略図を示
す。ここで示すように入力層ー中間層ー出力層からなる
ネットワークの入力層に、食味値X1と葉身窒素量X2
と穂肥1の時期X3及び葉身窒素量の測定時期X4がそ
れぞれ入力され中間層の例えば45個のユニットでデー
タ処理される。中間層で処理されたデータは1つの出力
層ユニットに入力され、最終的に穂肥1の量yが出力さ
れる。入力層ユニットと中間層ユニットとの間にはティ
ーティングによって求めた結合荷重wが設定されてお
り、入力層ユニットに入力された値は、この結合荷重w
と乗算された値として中間層ユニットに入力される。中
間層ユニットでは各入力層ユニットから入力された値の
総和が計算される。この総和に対してシグモイド変換が
行われ出力層ユニットに出力される。なおθは中間層ユ
ニットのバイアスであり予めティーティングで求めた値
である。中間層ユニットと出力層ユニットとの間にはテ
ィーティングによって求めた結合荷重vが設定されてお
り、中間層ユニットの値はこの結合荷重vと乗算された
値として出力層ユニットに入力される。出力層ユニット
では中間層ユニットから入力された値の総和が計算され
シグモイド変換された後、施肥1の量が出力される。な
おηは出力層ユニットのバイアスであり予めティーティ
ングによって求めた値である。
【0027】このようなネットワークの構築には、穂肥
1の量と、これに対応した食味値X1と葉身窒素量X2
と穂肥1の時期X3及び葉身窒素量の測定時期X4とを
組み合わせたデータを数多く使用して、「X1〜X4が
ある値ならば穂肥1の量がy」というようなパターンを
ネットワークに複数個与えることにより、ネットワーク
をティーティングする。以上のようにニューラルネット
ワークで作成された関係式は記憶部2に組み込まれる。
ところで穂肥1の施肥時期を、播種からの経過期間とし
て見ると毎年同じ時期とは限らず微妙に変わってくるこ
とから、過去の穂肥1の時期に成された穂肥1の量が適
当であったのかを加え、生育状況に合わせた穂肥1の量
を決定する必要があり、前述のように過去の穂肥1の実
施時期を加えることにより、穂肥1の最適な時期を念頭
に加えるべき穂肥1の量が算出できる。また、葉身窒素
量の測定時期を加えることで穂肥1の量を決定する基準
となる葉身窒素量がどの時期に測定されたものかを加え
てあるので、基準となる葉身窒素量の測定時期に応じて
穂肥1の量もコントロールされる。穂肥1の時期を求め
るネットワークについても、穂肥1の量に代えて穂肥1
の時期としてニューラルネットワークをティーティング
することで穂肥1の時期が算出できる。このときも過去
の穂肥1の時期と葉身窒素量の測定時期によって、ネッ
トワークで得られた穂肥1の時期はコントロールされて
いる。
【0028】次に米の食味値を目標値とした穂肥2の施
肥量を導出する施肥関係式について図1及び図2により
説明する。図1に示された複数のデ−タにおける特定時
期の穂肥2を施す時期に関係する葉身情報6、例えば穂
肥2を施す直前の減数***期における葉身窒素量N2
と、穂肥2を施す特定時期の施肥情報7、例えば穂肥2
の施肥量と、この生育の結果として収穫された米の品質
情報8、例えば米の食味値との関係を、穂肥2の施肥量
を目的変数として他の情報を説明変数として線形解析す
ることによって、特定時期の施肥量を求める施肥関係式
を予め決定することができる。この場合、一定の地域に
おける同じ品種の多数の情報を収集してこの関係式を決
定することにより、この施肥関係式の完成度は高まる。
つまり、前述の式1と同様に、
【数4】 穂肥2=G0+品質情報・G1+葉身窒素量・G2+C ・・・(2) G0〜G2:定数,C:補正値 このようにして決定された施肥関係式に、現に生育中の
減数***期における葉身情報である葉身窒素量と、この
生育中の稲の生産者が目標とする米の食味値を入力部3
から与えると、記憶部2の施肥関係式と入力部3の値か
ら演算制御部4は穂肥2の施肥量を表示部5に導出する
ことができる。つまり生産者はこの導出された穂肥2の
施肥量に基づいて施肥を実施すればよい。ここでこの穂
肥2の施肥関係式の決定においては、葉身情報として幼
穂形成期における葉身窒素量N1と施肥情報として既に
実施されている基肥や穂肥1の施肥量を加えることもで
きる。つまり、
【数5】穂肥2=G0+品質情報・G1+葉身窒素量・G
2+基肥・G3+穂肥1・G4+C G0〜G4:定数,C:補正値 として、穂肥2に関係する穂肥2を施す以前の情報をで
きるだけ多く取り込むことにより、更に正確な穂肥量を
算出することができる。
【0029】なお、生育情報のうち葉身情報は、葉の窒
素量、葉色、クロロフィル量を単独であるいは複合的に
使用するものである。生育情報はこの他に、生育日数や
積算温度、草丈や茎数を含むこともあり、特に、米の品
種や生産地域の土壌情報を含むこともある。施肥量及び
施肥時期は品種によって異なることもあり、品種別に適
用できるように関係式を個別に決定することにより、更
に適切な施肥量の決定と、的確な品質や収量の推定が可
能となる。また、作物の成長は土壌の地力窒素発現力と
施肥量とに影響を受けるので、灰色低地土・グライ土・
黒ボク土といった土壌別の関係式を決定することによ
り、土壌と生育に最適な施肥量が決定できるものとな
る。また施肥情報とは特に施肥量であるが、生育日数に
関わる施肥時期を加えることもあり、これを加えること
により、生育日数に基づく施肥時期の特定も可能であ
る。更に品質情報とは、米の食味値であるとか生育に関
係する重要な成分値である例えばタンパク質量や、ある
いは整粒歩合、登熟歩合等と、これらを米の食味値に置
き換えることもある。なお、ここにおける葉身窒素量に
ついても前述のように、葉に光を照射する分光分析によ
り得られる葉身窒素量あるいは吸光度を利用することも
できる。
【0030】図4により、葉身窒素量を近赤外分光分析
法で測定することを前提に更に説明すると、入力部3に
は稲の葉の葉身窒素量を測定するために葉27からの透
過光を受光する受光部20と、受光部20の信号をA/
D変換するA/D変換回路21と、稲の葉に光を照射す
る光源(例えば発光ダイオード)24と、この光源を発
光させる発光回路23、そして文字・数値を入力する入
力手段(以下「キーボード」という)22とを備える。
演算制御部4には演算制御素子であるCPU4bを中心
に、外部との信号出力素子であるI/Oポート4aと、
前述の施肥関係式と処理プログラムが記憶された記憶素
子(以下「ROM」という)4c及び読み出し書き込み
記憶素子(以下「RAM」という)4dを備え、それぞ
れCPU4bに接続してある。ここでは図2の記憶部2
を演算制御部4に含めた構成としている。また前記入力
部3と演算結果等を表示する表示部5は演算制御部4の
I/Oポート4aを介してCPU4bに接続してある。
更に演算結果等を印字するプリンタ装置25がI/Fボ
ード26を介して接続してある。なお、受光部20と光
源24との間には、施肥量を決定するべき圃場で生育す
る稲の葉を入れて測定する。また、前述の如く決定した
穂肥1と穂肥2を求める施肥関係式(1)、(2)はR
OM4cに記憶してある。ところで、受光部20とA/
D変換回路21と発光回路23及び光源24を別体に構
成し記憶回路等を持たせて、携帯可能な測定装置とすれ
ば利便性が向上する。また、入力部3と演算制御部4及
び表示部5を一体に構成してもよく、この場合のキーボ
ード22は、数個の選択キー等で簡単に操作できる仕様
にするとよい。また図3に示した装置を一体にすること
で携帯型の装置にしてもよい。
【0031】ROM4cには前述の施肥関係式ととも
に、図5の如き処理プログラムが記憶してある。同じく
ROM4cには、葉27の透過光から葉身窒素量を測定
するための窒素量換算係数が記憶してある。この窒素量
換算係数は、予め葉身窒素量が既知の葉から葉身窒素量
に関係する波長の光を照射して得られる吸光度と、前記
窒素量とにより葉身窒素量を目的変数として重回帰分析
を行い求めてある。したがって、光源24は測定に必要
な波長の光を含むものであり、光源24と受光部20と
の間には、葉身窒素量に関連する複数の波長の透過光が
受光できるよう複数の狭帯域フィルター28が設けてあ
る。光源24も使用する波長によっては複数設けること
もある。また、数nm間隔で連続した波長が照射できる
光源であれば、数nm間隔の波長ごとに吸光度が測定で
きるので波長フィルターは必要としない。
【0032】さて、オペレータから処理プログラムに対
しキーボード22からスタート信号にあたるリターンキ
ーやマウス等による操作が行われると、測定モード(4
−1)と演算モード(4−2)の選択に移る。ここで以
下に「選択」、「入力」あるいは「演算」とした動作
は、一般的なパソコンによる操作・動作を指している。
この選択で測定モードを選択したときには、葉27の無
い状態で基準板(図示せず)の反射光を受光部20で受
光(4−3)して透過光測定の基準値としてA/D変換
回路21とI/Oポート4aを介してRAM4dに記憶
される。次にオペレータによって光源24と受光部20
との間に葉27が挿入され、キーボード22から測定開
始が入力(4−4)されると、光源24の光が葉27を
透過してくる透過光を受光部20によって受光(4−
5)する。受光信号はA/D変換回路によってA/D変
換されI/Oポートを介してRAM4dに記憶される。
ここでCPU4bはRAM4dに記憶した基準値と受光
信号との信号差を吸光度に変換(4−6)する。更に求
められた吸光度とROM4cに記憶された窒素量換算係
数とにより葉身窒素量を演算(4−7)する。演算した
窒素量は、キーボード22から入力される番号と共にR
AM4dに記憶(4−8)される。このようにして、施
肥量を求めるべき圃場に生育する稲の葉27の葉身窒素
量が測定された。
【0033】次にオペレータによって演算モード(4−
2)が選択された場合について説明する。演算モードが
選択されると演算により求める施肥量が穂肥1であるか
穂肥2であるかを選択する。穂肥1を選択(4−9)し
た場合には、前述の施肥関係式(1)をROM4cから
読み出し(4−10)、この施肥関係式(1)に代入す
べき値をRAM4dから読み出す(4−11)。読み出
しはキーボード22から、測定(4−8)で付加した該
当の番号を入力することで読み出すことができる。また
穂肥2を選択した場合には、前述の施肥関係式(2)を
ROM4dから読み出す。更に、ここでは食味値を稲生
産の目標値とするのでキーボード22から目標の食味値
を入力(4−12)する。ROM4cから読み出した施
肥関係式(2)と(4−11)で読み出した葉身窒素量
と食味値入力(4−12)で入力した食味値とにより施
肥量は演算(4−13)され、演算結果はI/Oポート
4aを介して表示部5に出力(4−14)される。その
後、プリンタ25からの印字を選択(4−15)し、プ
リンタ25から演算結果の施肥量が印字(4−16)さ
れる。この印字において同時に関係データ(品種、地
名、日付、葉身窒素量等)も印字するとよい。印字が終
了すると測定モードと演算モードの選択を繰り返す。な
おキーボード22より終了する停止信号が入力された場
合には、この処理プログラムは終了する。
【0034】以上の説明において吸光度と葉身窒素量換
算係数とにより求めた葉身窒素量を葉身情報の中心とし
て施肥関係式を求めたが、葉身窒素量に関係する吸光度
を生育情報として利用することもできる。つまり施肥関
係式を求める際に説明変数として吸光度を使用するとよ
い。このときの吸光度は複数個の波長によって得られた
複数の吸光度でもよく、つまり吸光度は1つに限定され
ない。したがって吸光度を求める波長も、葉身窒素量に
関係する波長だけに限定されず、稲の生育や施肥に関係
すると考えられる波長に基づいて吸光度を得て、この吸
光度を施肥関係式を求める際に利用することもできる。
なお以下に説明する関係式についても上記の吸光度は葉
身情報に代えて同様に利用できる。
【0035】さて、本発明では前記品質情報に代えて収
量情報とすることにより、前記した目標の食味値に代え
て目標の収量値を得るための施肥量を決定することがで
きる。図1及び図2により説明する。つまり、図1に示
された複数のデ−タにおける特定時期の穂肥1を施す時
期に関係する葉身情報6を含む生育情報、例えば穂肥1
を施す直前の幼穂形成期における葉身窒素量N1と、穂
肥1を施す特定時期の施肥情報7、例えば穂肥1の施肥
量と、この生育の結果として収穫された米の収量情報
8、例えば米の収量値と、の関係を、穂肥1の施肥量を
目的変数として他の情報を説明変数として解析すること
によって、特定時期の施肥量を求める施肥関係式を予め
決定することができる。この場合、一定の地域における
同じ品種の多数の情報を収集してこの関係式を決定する
ことにより、この施肥関係式の完成度は高まる。ここで
いう解析とは線形解析あるいは非線形解析といった解析
手法が適当である。このようにして決定された施肥関係
式に、現に生育中の幼穂形成期における葉身情報である
葉身窒素量と、この生育中の稲の目標とする米の収量値
を入力部3から与えると、記憶部2の施肥関係式と入力
部3の値から、穂肥1の施肥量を表示部5へ導出するこ
とができる。つまり生産者はこの導出された穂肥1の施
肥量に基づいて施肥を実施すればよい。
【0036】図2においては、前述のように決定された
施肥関係式を、米の生産情報提供装置のブロック図1の
記憶部2に記憶して、生産者が現に生育中の稲の情報を
入力部3から入力することにより、これまでの勘や経験
に基づく、これまでの収量を維持管理するための消極的
な施肥から、より良い多い収量の米を生産するための積
極的な施肥が可能となる。
【0037】次に収量を目標値とした穂肥2の施肥量を
導出する例を図1及び図2により示す。図1に示された
複数のデ−タにおける特定時期の穂肥2を施す時期に関
係する葉身情報6、例えば穂肥2を施す直前の減数***
期における葉身窒素量N2と、穂肥2を施す特定時期の
施肥情報7、例えば穂肥2の施肥量と、この生育の結果
として収穫された米の収量情報8、例えば米の収量値と
の関係を、穂肥2の施肥量を目的変数として他の情報を
説明変数として解析することによって、特定時期の施肥
量を求める施肥関係式を予め決定することができる。こ
の場合、一定の地域における同じ品種の多数の情報を収
集してこの関係式を決定することにより、この施肥関係
式の完成度は高まる。このようにして決定された施肥関
係式に、現に生育中の減数***期における葉身情報であ
る葉身窒素量と、この生育中の稲の生産者が目標とする
米の収量値を入力部3から与えると、記憶部2の施肥関
係式と入力部3の値から演算制御部4の演算により穂肥
2の施肥量を表示部5に導出することができる。つまり
生産者はこの導出された穂肥2の施肥量に基づいて施肥
を実施すればよい。ここでこの穂肥2の施肥関係式の決
定においては、葉身情報として幼穂形成期における葉身
窒素量N1と施肥情報として既に実施されている穂肥1
の施肥量を加えることもできる。
【0038】稲の生育後の米の品質あるいは収量を推定
する例を図6示す。図6に示す米の生産情報提供装置の
ブロック図11は、品質関係式を記憶する記憶部12
と、必要な葉身情報と施肥情報を含む生育情報を入力で
きる入力部13と、記憶部12と入力部13とが接続さ
れ記憶部12の関係式と入力部13による入力値とによ
り収穫後の米の品質を演算する演算制御部14と、演算
制御部14の演算結果である収穫後の米の品質を視覚的
に表示する表示部15とを備えている。また記憶部12
に記憶される関係式は、予め葉身情報16と施肥情報1
7と品質情報18との関係から解析決定された、収穫後
の米の品質を導出する品質関係式である。以上の図5に
おいて、生育期間全般もしくは幼穂形成期、減数***期
といった特徴のある時期における葉身情報16(葉の窒
素量、葉色、クロロフィル量等)、施肥情報17(施肥
量、施肥時期等)を含む生育情報と収穫後における米の
品質18(米の食味、品位等)から、米の品質を目的変
数としてこれらの関係を線形解析あるいは非線形解析し
て、収穫後の米の品質を収穫前に推定できる品質関係式
を決定し、記憶部12に記憶する。これによって生産者
は、生育期間の生育情報を入力部13から入力すると、
記憶部12の品質関係式と入力部13の生育情報とか
ら、演算制御部14は米を適期に刈り取りした場合の米
の品質を表示部15に導出することができ、これまで希
望的な推測であった品質を前もって知ることができるの
で、これをもって品質の裏付けとすることができる。
【0039】稲の生育後の米の収量を推定する例を説明
する。図6に示す米の生産情報提供装置のブロック図1
1は、収量関係式を記憶する記憶部12と、必要な葉身
情報と施肥情報を含む生育情報を入力できる入力部13
と、記憶部12と入力部13とが接続され記憶部12の
関係式と入力部13による入力値とにより収穫後の米の
収量を演算する演算制御部14と、演算制御部14の演
算結果である収穫後の米の収量を視覚的に表示する表示
部15とを備えている。また記憶部12に記憶される関
係式は、予め葉身情報16と施肥情報17と収量情報1
8との関係から解析決定された、収穫後の米の収量を導
出する収量関係式である。以上のブロック図6におい
て、生育期間全般もしくは幼穂形成期、減数***期とい
った特徴のある時期における葉身情報16(葉の窒素
量、葉色、クロロフィル量等)、施肥情報17(施肥
量、施肥時期等)を含む生育情報と収穫後における米の
収量情報18から、米の収量を目的変数としてこれらの
関係を線形解析あるいは非線形解析して、収穫後の米の
収量を収穫前に推定できる収量関係式を決定し、記憶部
12に記憶する。これによって生産者は、生育期間の生
育情報を入力部13から入力すると、記憶部12の収量
関係式と入力部13の生育情報とから、演算制御部14
は米を適期に刈り取りした場合の米の収量を表示部15
に導出することができ、これまで希望的な推測であった
収量を前もって知ることができるので、これをもって収
量の裏付けとすることができる。
【0040】なお、生育情報のうち葉身情報16は、葉
の窒素量、葉色、クロロフィル量を単独であるいは複合
的に使用するものである。これらは葉身窒素量と同様に
前述の関係式に説明変数として取り込んで使用すること
ができる。生育情報にはこの他に、生育日数や積算温
度、草丈や茎数を含むこともあり、これらのデータも説
明変数として使用するとよい。この他、米の品種や生産
地域の土壌情報を含むこともある。施肥量及び施肥時期
は品種によって異なることもあり、品種別に適用できる
ように関係式を個別に決定することにより、更に適切な
施肥量の決定と、的確な品質や収量の推定が可能とな
る。また、作物の成長は土壌の地力窒素発現力と施肥量
とに影響を受けるので、灰色低地土・グライ土・黒ボク
土といった土壌別の関係式を決定することにより、土壌
と生育に最適な施肥量が決定できるものとなる。つまり
単純に品種別で土壌別に関係式を決定することでこれは
実現できる。
【0041】また施肥情報17とは特に施肥量である
が、穂肥2の施肥関係式を求めるにあたり穂肥1の施肥
量に生育日数に関わる施肥時期を勘案することもあり、
これを加えることにより、生育日数に対する穂肥1の施
肥量を割合として表し、生育過程の差により生じる施肥
量割合の違いを穂肥2の関係式に反映して施肥時期の違
いに基づく施肥量の補正も可能である。更に品質情報と
は、米の食味値であるとか生育に関係する重要な成分値
である、例えばタンパク質量等の米の成分や、あるいは
整粒歩合、登熟歩合、穂数等と、これらを米の食味値に
置き換えることもあり、食味値と同様に目的変数として
用いることもある。
【0042】上記した米とはうるち米・もち米・酒米を
含むものであり、水稲全般に適用できるものである。そ
の場合、実施例で示した穂肥1、穂肥2といった特定時
期やその名称、施肥に関連する減数***期や幼穂形成期
といった特徴のある時期の捉え方は異なることもあり、
実施例に限定されるものではない。
【0043】次に図7に小麦の生育期間における葉身窒
素量の変化を示してある。小麦においても幼穂形成期の
前後あるいは最高分けつ期の前後における施肥量が、小
麦の品質・収量に大きな影響を及ぼすことが知られてい
るが、この施肥量がどの程度のものかを明確に示唆して
くれる方法及び装置が本発明により提供できるものであ
る。また米と同じく収穫前に、収穫後における小麦の品
質あるいは収量を推定することができる。
【0044】例えば穂肥1の施肥量を目標とする品質、
例えばタンパク質の量を基準に決定するには、過去の実
績である穂肥1を施す特定時期以前の葉身情報を含む生
育情報と、そのときの施肥情報(穂肥1とあるいは基肥
を加える)及び収穫後の品質情報、例えばタンパク質量
とから、穂肥1を施す特定時期の施肥量を目的変数と
し、他の情報を説明変数として解析することで施肥関係
式を決定し、この施肥関係式に、現在の穂肥1の特定時
期以前の葉身情報を含む(あるいは基肥の施肥量を加え
た)生育情報と目標とする収穫後の品質値とを入力する
ことで、施肥関係式からは、目標とする品質値となるべ
く穂肥1の施肥量を導出することができる。また、穂肥
1の施肥量を目標とする小麦の収量を基準に決定するに
は、過去の実績である穂肥1を施す特定時期以前の葉身
情報を含む生育情報と、そのときの施肥情報及び収穫後
の収量情報、例えば小麦の収穫高とから、穂肥1を施す
特定時期の施肥量を目的変数とし他の情報を説明変数と
して解析することで施肥関係式を決定し、この施肥関係
式に、現在の穂肥1の特定時期以前の葉身情報を含む生
育情報と目標とする収穫後の収穫高とを入力すること
で、施肥関係式からは目標とする収穫高となるべく穂肥
1の施肥量を導出することができる。
【0045】穂肥2の施肥量を決定するにあたっては、
過去の実績である穂肥2を施す特定時期以前の葉身情報
を含む生育情報と、そのときの施肥情報(穂肥2とある
いは穂肥1と基肥の施肥量を加えて)及び、収穫後の品
質情報(あるいは収穫後の収量情報)とから、穂肥2を
施す特定時期の施肥量を目的変数とし他の情報を説明変
数として解析することで施肥関係式を決定し、この施肥
関係式に、現在の穂肥2の特定時期以前の葉身情報を含
む(あるいは穂肥1と基肥の施肥量を加えた)生育情報
と目標とする収穫後の品質値(あるいは収穫高)とを入
力することで、施肥関係式からは目標とする品質値(あ
るいは収穫高)となるべく穂肥2の施肥量を導出するこ
とができる。穂肥3の施肥量の場合も以上のようにして
施肥量を決定することができる。生産者はこのようにし
て決定された施肥量を特定時期に実施すればよく、それ
によって目標とする品質あるいは収量に向けた生産過程
を辿ることができる。
【0046】この他、収穫後の品質あるいは収量を推定
する場合においても、米の実施例で示したように品質関
係式や収量関係式を決定することにより本発明を有効に
活用することができる。なお、穀物の施肥は、例えば小
麦の他、大麦、裸麦、麦酒麦のように個々で施肥の主要
成分が窒素、りん酸、カリと異なるので、小麦の品種や
施肥の成分ごとに施肥量を決定することも有効な手段で
ある。
【0047】
【発明の効果】本発明による施肥関係式に生育情報と生
産者が目標とする品質値とを入力することによって、特
定時期に実施すべき施肥量が導出できるので、生産者は
この結果に基づいて施肥すればよく、しかもその施肥量
は明確な目標に向けての施肥量であることから、稲作の
経験に関係なく、また勘に頼ることなく、また迷うこと
なく目標とする品質の穀物を生産するための生育軌道を
辿ることができる。
【0048】また、本発明による施肥関係式に生育情報
と生産者が目標とする収穫高とを入力することによっ
て、特定時期に実施すべき施肥量が導出できるので、生
産者はこの結果に基づいて施肥すればよく、しかもその
施肥量は明確な目標に向けての施肥量であることから、
稲作の経験に関係なく、また勘に頼ることなく、また迷
うことなく目標とする収量の穀物を生産するための生育
軌道を辿ることができる。
【0049】更に、本発明による品質関係式に葉身情報
と施肥情報とを入力することによって、収穫を待つこと
なく収穫後の穀物の品質を推定することができる。例え
ば米の味を収穫前でも保証できることに他ならず、売買
の上でも有利な条件を備えるものとなる。
【0050】本発明による収量関係式に葉身情報と施肥
情報とを入力することによって収穫を待つことなく収穫
後の穀物の収量を推定することができる。つまり穀物の
収量を収穫前でも保証できることに他ならず、収量を予
め確約できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の稲の生育から取得した葉身窒素量の変化
を示した図である。
【図2】米の生産情報提供装置を表したブロック図であ
る。
【図3】非線形解析を説明したネットーワークを示した
図である。
【図4】図2を更に詳細にしたブロック図である。
【図5】施肥量を算出するプログラムのフローチャート
である。
【図6】米の生産情報提供装置を表した別のブロック図
である。
【図7】小麦の生育期間における葉身窒素量の変化を示
した図である。
【符号の説明】
1 生産情報提供装置のブロック図 2 記憶部 3 入力部 4 演算制御部 5 表示部 6 葉身情報(生育情報) 7 施肥情報 8 品質情報(収量情報) 11 生産情報提供装置のブロック図 12 記憶部 13 入力部 14 演算制御部 15 表示部 16 葉身情報 17 施肥情報 18 品質情報(収量情報) 20 受光部 21 A/D変換回路 22 キーボード 23 発光回路 24 光源 25 プリンタ 26 I/Fボード 27 葉 28 狭帯域フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 信彦 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 Fターム(参考) 2B022 AA00 AB20 EA01 2B052 AA27 DD07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀物の生育段階における施肥量を決定する
    方法であって、特定時期に関係する葉身情報を含む生育
    情報と、生産された穀物の品質情報と、特定時期の施肥
    情報との関係を解析することによって、特定時期の施肥
    量を求める施肥関係式を決定する過程と、 現に生育中の穀類作物の特定時期に関係する葉身情報を
    含む生育情報と、目標とする品質情報と、前記施肥関係
    式とから、現に生育中の穀類作物の特定時期の施肥量を
    導出する過程と、 を有することを特徴とする穀類作物の施肥量決定方法。
  2. 【請求項2】穀物の生育段階における施肥量を決定する
    方法であって、特定時期に関係する葉身情報を含む生育
    情報と、生産された穀物の収量情報と、特定時期の施肥
    情報との関係を解析することによって、特定時期の施肥
    量を求める施肥関係式を決定する過程と、 現に生育中の穀類作物の特定時期に関係する葉身情報を
    含む生育情報と、目標とする収量情報と、前記施肥関係
    式とから、現に生育中の穀類作物の特定時期の施肥量を
    導出する過程と、 を有することを特徴とする穀類作物の施肥量決定方法。
  3. 【請求項3】生育情報に品種・土壌情報を含むことを特
    徴とする請求項1または2記載の穀類作物の施肥量決定
    方法。
  4. 【請求項4】葉身情報は、生育中の葉身から分光分析法
    により得られる、作物の葉身窒素量、葉色またはクロロ
    フィル量の少なくとも1つに関連した値であることを特
    徴とする請求項1または2記載の穀類作物の施肥量決定
    方法。
  5. 【請求項5】穀類作物の生育後の穀物の品質を推定する
    方法であって、穀物の生育期間における葉身情報及び施
    肥情報とを含む生育情報と、生育後の穀物の品質との関
    係を解析することによって品質関係式を決定する過程
    と、 現に生育中の穀類作物の葉身情報及び施肥情報とを含む
    生育情報と、前記品質関係式とから生育後の穀物の品質
    を導出する過程と、 を有することを特徴とする穀物の品質を推定する方法。
  6. 【請求項6】穀類作物の生育後の穀物の収量を推定する
    方法であって、穀物の生育期間における葉身情報及び施
    肥情報とを含む生育情報と、生育後の穀物の収量との関
    係を解析することによって収量関係式を決定する過程
    と、 現に生育中の穀類作物の葉身情報及び施肥情報とを含む
    生育情報と、前記収量関係式とから生育後の穀物の収量
    を導出する過程と、 を有することを特徴とする穀物の収量を推定する方法。
  7. 【請求項7】生育情報に品種・土壌情報を含むことを特
    徴とする請求項5または6記載の穀物の品質または収量
    を推定する方法。
  8. 【請求項8】葉身情報は、生育中の葉身から分光分析法
    により得られる、作物の葉身窒素量、葉色またはクロロ
    フィル量の少なくとも1つに関連した値であることを特
    徴とする請求項5または6記載の穀物の品質または収量
    を推定する方法。
  9. 【請求項9】穀類作物の生育期間における特定時期に関
    係する葉身情報を含む生育情報と、 生産された穀物の品質情報と、特定時期の施肥情報との
    関係を解析することによって決定した特定時期の施肥量
    を求める施肥関係式を記憶する記憶部と、 葉身情報を含む生育情報と、目標とする穀物の品質情報
    とを入力できる入力部と、 入力部に入力されたデ−タと記憶部の施肥関係式とから
    特定時期の施肥量を導出する演算部と、 演算部の演算により導出された値を表示する表示部と、 を備えることを特徴とする穀物の生産情報提供装置。
  10. 【請求項10】穀類作物の生育期間における特定時期に
    関係する葉身情報を含む生育情報と、生産された穀物の
    収量情報と、特定時期の施肥情報との関係を解析するこ
    とによって決定した特定時期の施肥量を求める施肥関係
    式を記憶する記憶部と、 葉身情報を含む生育情報と、目標とする穀物の収量情報
    とを入力できる入力部と、 入力部に入力されたデ−タと記憶部の施肥関係式とから
    特定時期の施肥量を導出する演算部と、 演算部の演算により導出された値を表示する表示部と、 を備えることを特徴とする穀物の生産情報提供装置。
  11. 【請求項11】穀類作物の生育期間における葉身情報と
    施肥情報とを含む生育情報と、生育後の穀物の品質との
    関係を解析することによって決定した品質関係式を記憶
    する記憶部と、 葉身情報と施肥情報とを含む生育情報を入力できる入力
    部と、 入力部に入力されたデ−タと記憶部の品質関係式とから
    生育後の穀物の品質値を導出する演算部と、 演算部の演算により導出された値を表示する表示部と、 を備えることを特徴とする穀物の生産情報提供装置。
  12. 【請求項12】穀類作物の生育期間における葉身情報と
    施肥情報とを含む生育情報と、生育後の穀物の収量との
    関係を解析することによって決定した収量関係式を記憶
    する記憶部と、 葉身情報と施肥情報とを含む生育情報を入力できる入力
    部と、 入力部に入力されたデ−タと記憶部の収量関係式とから
    生育後の穀物の収量値を導出する演算部と、 演算部の演算により導出された値を表示する表示部と、 を備えることを特徴とする穀物の生産情報提供装置。
  13. 【請求項13】生育情報に品種・土壌情報を含むことを
    特徴とする請求項9から12のいずれかに記載の穀物の
    生産情報提供装置。
  14. 【請求項14】入力部に分光分析手段を備え、葉身情報
    を分光分析測定により得ることを特徴とする請求項9か
    ら12のいずれかに記載の穀物の生産情報提供装置
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