JP2000298425A - 訓練用分散シミュレーション方法及び装置 - Google Patents

訓練用分散シミュレーション方法及び装置

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JP2000298425A
JP2000298425A JP11106862A JP10686299A JP2000298425A JP 2000298425 A JP2000298425 A JP 2000298425A JP 11106862 A JP11106862 A JP 11106862A JP 10686299 A JP10686299 A JP 10686299A JP 2000298425 A JP2000298425 A JP 2000298425A
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English (en)
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Shoichi Furuichi
昌一 古市
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は多数のプレイヤがそれぞれ異なる端
末上の画面を見ながら同一の仮想訓練環境を共有して対
象業務の訓練を行うための訓練用分散シミュレーション
装置に関し、訓練の規模の増大や訓練の要求精度の高度
化に容易に対処することを目的とする。 【解決手段】 訓練に必要な所定の内容をそれぞれ模擬
する複数の模擬装置(20,30,50,60)を設け
る。模擬装置(20,30,50,60)の模擬結果に
基づいて、その模擬結果に比して精度の細かい高精度模
擬結果を得る現実感向上装置40を設ける。それぞれの
プレイヤ端末(70〜76)に、高精度模擬結果をアニ
メーション表示する表示装置(705,715)を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、訓練用分散シミュ
レーション方法および装置に係り、特に、多数のプレイ
ヤがそれぞれ異なる端末上の画面を見ながら同一の仮想
訓練環境を共有して対象業務の訓練を行うための方法と
して好適な訓練用分散シミュレーション方法、およびそ
の方法を用いる訓練用分散シミュレーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、特開平10−319833号公
報に開示された航空管制シミュレータ装置の構成図を示
す。図6に示す装置は、航空機衝突回避の訓練を可能と
するための装置である。図6に示すシステム以前のシミ
ュレータでは、航空路管制やターミナル管制の訓練を行
うために、航空機それぞれの運動計算を、航空機運動制
御部3033において4秒毎、あるいは10秒毎に行っ
ていた。しかし、衝突回避の訓練を行うためには、パイ
ロットにより操縦されているか否かに限らず、全航空機
運動状態を1秒毎の精度でシミュレーションする必要が
ある。
【0003】そこで、図6に示すシステムでは、全航空
機運動模擬部3040が新たに追加されている。すなわ
ち、図6に示すシステムでは、航空機運動制御部303
3において4秒あるいは10秒毎に運動計算が実行さ
れ、更に全航空機運動模擬部3040において、全航空
機の運動シミュレーションが常時1秒毎の精度で実行さ
れる。図6に示すシステムによれば、衝突回避の訓練に
関して、それ以前のシステムに比して多くの機能を実現
することができる。
【0004】図6に示すシステムと同様の方式を用いて
訓練用分散シミュレーションシステム(航空管制シミュ
レータ装置)を構成した場合、精度の低いシミュレーシ
ョンを行った上で、更に同時に精度の高いシミュレーシ
ョンを同一計算機上で実行することにより航空機衝突回
避の訓練に必要な精度を得ることができる。つまり、訓
練用分散シミュレーションの構成要素として全航空機運
動模擬部3040を新たに設けて、常時高精度のシミュ
レーションを実行させることとすれば、航空機衝突回避
の訓練に必要な精度を得る事が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方式で
は、同一の航空機に対して、同一の計算機上で、精度の
高いシミュレーションと精度の低いシミュレーションと
を同時に実行することが必要である。このため、このよ
うな方式を用いる場合は、計算機の能力によって、実行
可能な訓練の規模と精度とが制限されるという問題が生
ずる。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するた
めに成されたもので、訓練の規模の増大や訓練の要求精
度の高度化に容易に対処し得る訓練用分散シミュレーシ
ョン方法を提供することを第1の目的とする。また、本
発明は、上記の訓練用分散シミュレーション方法を用い
ることにより、訓練の規模の増大や訓練の要求精度の高
度化に容易に対処し得る訓練用分散シミュレーション装
置を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
訓練に必要な所定の内容をそれぞれ模擬する複数の模擬
装置と、シミュレーションの現況をプレイヤに表示する
表示装置と、プレイヤが入力操作を行うための入力装置
と、上記の各装置の動作を同期させると共にそれらの装
置間で所定のデータ交換を実行させる分散シミュレーシ
ョン制御装置とを備える訓練用分散シミュレーション装
置であって、前記模擬装置の模擬結果に基づいて、前記
模擬結果に比して精度の細かい高精度模擬結果を得る現
実感向上装置を備え、前記表示装置は、前記高精度模擬
結果をアニメーション表示するアニメーション表示装置
を備えることを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の訓
練用分散シミュレーション装置であって、前記複数の模
擬装置は、訓練の対象となる業務を模擬する訓練業務模
擬装置と、仮想訓練環境中に登場する移動体の位置情報
の計算を行う移動体運動模擬装置と、移動体の位置情報
を検出するための探知装置の模擬を行う探知模擬装置
と、訓練に必要な自然環境を模擬する自然環境模擬装置
と、を含むことを特徴とするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の訓練用分散シミュレーション装置であって、前記
分散シミュレーション制御装置は、前記複数の模擬装置
の状態と前記現実感向上装置の状態とに基づいて、それ
らの装置が効率良く動作するように、それらの装置間で
実行されるデータ交換を制御することを特徴とするもの
である。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
何れか1項記載の訓練用分散シミュレーション装置であ
って、前記現実感向上装置は、カスケード接続された複
数台の現実感向上装置を含むことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の訓
練用分散シミュレーション装置であって、前記表示装置
および前記入力装置は、複数のプレイヤが独立して利用
できるようにそれぞれ複数台準備されており、前記分散
シミュレーション制御装置は、前記複数の模擬装置の状
態と、前記複数の現実感向上装置の状態と、前記複数の
表示装置のそれぞれに表示すべき内容とに基づいて、そ
れらの装置が効率良く動作するように、それらの装置間
で実行されるデータ交換を制御することを特徴とするも
のである。
【0012】請求項6記載の発明は、訓練に必要な所定
の内容をそれぞれ模擬する複数の模擬装置と、シミュレ
ーションの現況をプレイヤに表示する表示装置と、プレ
イヤが入力操作を行うための入力装置と、上記の各装置
の動作を同期させると共にそれらの装置間で所定のデー
タ交換を実行させる分散シミュレーション制御装置と、
前記複数の模擬装置の模擬結果を入力データとして所定
の処理を行う現実感向上装置とを備える訓練用分散シミ
ュレーション装置で用いられるシミュレーション方法で
あって、前記複数の模擬装置がそれぞれ模擬結果を求め
るステップと、前記現実感向上装置が、前記模擬結果に
基づいて、前記模擬結果に比して精度の細かい高精度模
擬結果を求めるステップと、前記高精度模擬結果を前記
表示装置にアニメーション表示するステップと、を備え
ることを特徴とするものである。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項6記載の訓
練用分散シミュレーション方法であって、前記分散シミ
ュレーション制御装置は、前記複数の模擬装置の状態と
前記現実感向上装置の状態とをモニタするステップと、
そのモニタ結果に基づいて、前記複数の模擬装置と前記
現実感向上装置とが効率良く動作するように、それらの
装置間で実行されるデータ交換を制御するステップと、
を実行することを特徴とするものである。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項6または7
記載の訓練用分散シミュレーション方法であって、前記
現実感向上装置は、カスケード接続された複数台の現実
感向上装置を含み、前記複数の現実感向上装置のそれぞ
れは、前段の装置から供給される模擬結果または高精度
模擬結果に基づいて、それらの結果に比して更に精度の
高い高精度模擬結果を生成するステップを実行すること
を特徴とするものである。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項8記載の訓
練用分散シミュレーション方法であって、前記表示装置
および前記入力装置は、複数のプレイヤが独立して利用
できるようにそれぞれ複数台準備されており、前記分散
シミュレーション制御装置は、前記複数の模擬装置の状
態と、前記複数の現実感向上装置の状態と、前記複数の
表示装置のそれぞれに表示すべき内容とをモニタするス
テップと、そのモニタ結果に基づいて、前記複数の模擬
装置、前記複数の現実感向上装置、および前記複数の表
示装置が効率良く動作するように、それらの装置間で実
行されるデータ交換を制御することを特徴とするもので
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。尚、各図において共通す
る要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略す
る。
【0017】実施の形態1。 図1は本発明の実施の形態1である訓練用分散シミュレ
ーションシステムのブロック図を示す。図1において、
1はネットワーク、10は分散シミュレーションシステ
ム、20は探知模擬装置、30は自然環境模擬装置、5
0は移動体模擬装置、60は訓練業務模擬装置を示す。
これらは、それぞれネットワーク1を介して接続されて
おり、分散シミュレーション制御装置10の制御の下、
互いに協調処理を行うことによって、訓練を行うために
必要な仮想訓練環境を模擬的に形成する。
【0018】図1において、70〜76はプレイヤ端末
を、また、80〜82はそれらを操作するプレイヤを示
す。プレイヤ端末70〜76は、それぞれ仮想訓練環境
を模擬する上述した各模擬装置(20、30、50、6
0)とネットワーク1で接続されており、分散シミュレ
ーション制御装置10の制御の下、それら各模擬装置と
協調処理を行うことによって、仮想訓練環境を利用した
訓練を実行する。
【0019】また、図1において、40は現実感向上装
置を示す。現実感向上装置40は、仮想訓練環境を模擬
する各模擬装置(20、30、50、60)、およびプ
レイヤ端末70〜76とネットワーク1を介して接続さ
れており、分散シミュレーション制御装置10の制御の
下、各模擬装置(20、30、50、60)が模擬した
結果を使って、プレイヤ端末70〜76上で現実感の高
い表示を行うために必要な現実感向上処理を行う。
【0020】本実施形態の装置においては、現実感向上
装置40が上記の処理を実行することにより、全体とし
て現実感の高い仮想訓練環境が実現される。尚、現実感
向上装置40の構成については、後に詳細に説明する。
【0021】上述した移動体運動模擬装置50は、メモ
リ503と、CPU502と、通信制御装置504とで
構成されている。メモリ503には運動模擬プログラム
5031が格納されていると共に、データ領域5032
が設けられている。移動体運動模擬装置50は、データ
領域5032を用いて運動模擬プログラム5031に沿
った処理を実行することで、仮想訓練環境に登場する移
動体の運動を、すなわち、時々刻々変化する移動体の位
置情報を模擬的に計算する。
【0022】尚、本実施形態において、移動体運動模擬
装置50は、航空機や車両等人間の操作により位置情報
を変えるもの、雲や雷等自然現象により位置情報を変え
るもの、或いは、建造物等位置情報を変えないもの等、
仮想訓練環境に登場する全ての物体の状態変化を模擬的
に計算する装置を指すものとする。
【0023】探知模擬装置20は、メモリ203と、C
PU202と、通信制御装置204とで構成されてい
る。メモリ203には探知模擬プログラム2031が格
納されていると共に、データ領域2032が設けられて
いる。探知模擬装置20は、データ領域2032を用い
て探知模擬プログラム2031に沿った処理を実行する
ことで、移動体の位置情報を探知する装置(センサ)を
模擬的に実現し、仮想訓練環境中の移動体の位置情報を
模擬的に探知する。
【0024】自然環境模擬装置30は、メモリ303
と、CPU302と、通信制御装置304とで構成され
ている。メモリ303には自然環境模擬プログラム30
31が格納されていると共に、データ領域3032が設
けられている。自然環境模擬装置30は、データ領域3
032を用いて自然環境模擬プログラムに沿った処理を
実行することで、雲、雷、気流等、仮想訓練環境の中で
必要とされる自然環境の模擬処理を行う。
【0025】訓練業務模擬装置60は、メモリ603
と、CPU602と、通信制御装置604とで構成され
ている。メモリ603には訓練業務模擬プログラム60
31が格納されていると共に、データ領域6032が設
けられている。訓練業務模擬装置60は、データ領域6
032を用いて訓練業務模擬プログラム6031を実行
することにより、航空管制の訓練業務や、道路交通管制
の訓練業務等、訓練業務の模擬処理を行う。
【0026】プレイヤ端末70は、メモリ703と、C
PU702と、通信制御装置704と、アニメーション
表示装置705と、入力装置706と、センサ情報表示
装置707とで構成されている。メモリ703には、ア
ニメーション表示プログラム7031と、入力制御プロ
グラム7032と、センサ情報表示プログラム7033
とが格納されていると共に、データ領域7034が設け
られている。プレイヤ端末70は、データ領域7034
を用いて各プログラムを実行することにより、アニメー
ション表示装置705と、入力装置706と、センサ情
報表示装置707とを制御する。
【0027】現実感向上装置40は、メモリ403と、
CPU402と、通信制御装置404とで構成されてい
る。メモリ403には現実感向上プログラム4031が
格納されていると共に、データ領域4032が設けられ
ている。現実感向上装置40は、分散シミュレーション
制御装置10の制御に従って、各模擬装置(20、3
0、50、60)で模擬的に生成された各種の結果をネ
ットワーク1および通信制御装置704を介して取り込
み、それらのデータをデータ領域4032に格納する。
そして、現実感向上装置40は、データ領域4032を
用いて現実感向上プログラム4031を実行することに
より、現実感向上処理、すなわち、各模擬装置が模擬的
に生成した粗いシミュレーション結果を細かいシミュレ
ーション結果に変換する処理を行う。
【0028】分散シミュレーション制御装置10は、メ
モリ103と、CPU102と、通信制御装置104と
で構成されている。メモリ103には分散シミュレーシ
ョン制御プログラム1031が格納されていると共に、
データ領域1032が設けられている。分散シミュレー
ション制御装置10は、データ領域1032を用いて分
散シミュレーション制御プログラム1031を実行する
ことにより、ネットワーク1を介して各模擬装置(2
0、30、50、60)、プレイヤ端末70〜76、お
よび現実感向上装置 40と通信する。そして、その通
信結果に基づいて、分散シミュレーション全体のシミュ
レーション時刻を同期させるための制御や、各装置間の
データの入出力依存関係の制御を始めとする分散シミュ
レーション種制御を行う。
【0029】プレイヤ端末70に内蔵されるアニメーシ
ョン表示装置705は、プレイヤ80に対して、プレイ
ヤ80の視点で眺めた仮想訓練環境をアニメーション表
示するための装置である。アニメーション表示装置70
5は、分散シミュレーション制御装置10の制御に従っ
て、各模擬装置(20、30、50、60)が模擬的に
生成した結果をネットワーク1および通信制御装置70
4を介して取り込み、そのデータをデータ領域7034
に格納する。そして、アニメーション表示装置705
は、データ領域7034に格納されたデータ(移動体や
自然環境の状態を示すデータ)に基づいて、アニメーシ
ョン表示プログラム7031を実行することにより、訓
練環境のアニメーション表示を行う。本実施形態のプレ
イヤ端末70は、表示媒体として上記の如くアニメーシ
ョン表示を用いるため、現実感のある連続的でなめらか
な表示を実現することができる。
【0030】プレイヤ端末70の構成要素である入力装
置706は、プレイヤ80が仮想訓練環境に参加するた
めの入出力機能を提供する。プレイヤ80が入力装置7
06を介して入力した操作及びコマンドは、分散シミュ
レーション制御装置10の制御により、各通信制御装置
とネットワーク1を介して関連する各模擬装置(20、
30、50、60)に転送されて、それらの模擬装置上
の模擬処理プログラムの実行に利用される。
【0031】プレイヤ端末70の構成要素であるセンサ
情報表示装置707は、仮想訓練環境においてプレイヤ
80が入手可能な探知処理結果をプレイヤ80に対して
表示する。すなわち、プレイヤ端末70は、分散シミュ
レーション制御装置10の制御に従い、各通信制御装置
とネットワーク1を介して、探知模擬装置203の探知
処理結果をデータ領域7034に入手する。そして、入
手した探知処理結果に基づいてセンサ情報表示プログラ
ム7033に沿った処理を実行することで、探知処理結
果に対応するセンサ情報をセンサ情報表示装置707に
表示する。
【0032】アニメーション表示が現実感のある連続的
で滑らかな表示を行うのに対して、センサ情報の表示に
は滑らかで現実感のある表示は要求されない。本実施形
態において、上述したセンサ情報の表示は、例えば、レ
ーダのPPI(Plan PosizionIndicator)のように離散し
た各時刻における移動体の位置情報が表示されるよう
に、或いは、文字による情報が表示されるように行われ
る。
【0033】次に、本実施形態の訓練用分散シミュレー
ションシステムの動作について説明する。先ず、図2を
参照して、訓練用分散シミュレーションシステムにおけ
る基本的な処理内容とデータの流れを説明する。説明を
簡単にするため、ここでは航空管制の訓練用シミュレー
ションシステムを例としてとりあげる。
【0034】図2は、図1の一部を簡略化して表した訓
練用分散シミュレーションシステムのブロック図であ
る。図2のシステムは、各模擬装置(20、30、5
0、60)、現実感向上装置40、プレイヤ端末70お
よび71、および分散シミュレーション制御装置10で
構成されている。
【0035】図2において、各ブロックに対応して示さ
れているΔTは、個々のブロックで構成される装置の精
度を表す。ΔTの値は、精度の細かい方から順に、1、
10、100、1000と表されている。例えばΔT=
1は、1秒周期で状態を更新する細かい精度を示し、Δ
T=1000は、1000秒周期で状態を更新する粗い
精度を示すものとする。
【0036】図2の例で、各装置を精度の粗い方から細
かい方に列挙すると次の通りとなる。自然環境模擬装置
30の精度はΔT=1000、訓練業務模擬装置の60
の精度はΔT=100、プレイヤ端末70、71の入力
装置706、716の精度はΔT=100、移動体運動
模擬装置50、51の精度はΔT=10、探知模擬装置
20の精度はΔT=10、プレイヤ端末70、71のセ
ンサ情報表示装置707、717の精度はΔT=10、
現実感向上装置40の精度はΔT=1、プレイヤ端末7
0、71のアニメーション表示装置705、706の精
度はΔT=1。
【0037】図2の例で、各矢印10001〜1000
9は、各装置間でのデータの流れを示す。各装置は、各
シミュレーション時刻毎に、実行した処理の結果である
データを矢印10001〜10009の流れに従って他
の装置に送信する。各矢印の始点と終点は、分散シミュ
レーション制御装置10の制御により、実行時に動的に
決まるものとする。
【0038】図2において、矢印10001は、プレイ
ヤが入力装置上706で行った入力操作の結果が訓練業
務模擬装置60に送信される様子を示す。矢印1000
2は、訓練業務模擬装置60が、受信データに基づいて
生成した所望の情報を移動体運動模擬装置50に送信す
る様子を示す。矢印10003は、移動体運動模擬装置
50で計算された移動体の位置情報が現実感向上装置4
0に送信される様子を示す。矢印10004は、移動体
運動模擬装置50で計算された移動体の位置情報が探知
模擬装置に20に送信される様子を示す。矢印1000
5は、自然環境模擬装置30が、移動体の運動に関係す
る情報を移動体運動模擬装置50に送る様子を示す。矢
印10006および10007は、探知模擬装置20で
実行される移動体の位置情報の探知処理の結果が、セン
サ情報表示装置707および717に送信される様子を
示す。また、矢印10008および10009は、現実
感向上装置40からアニメーション表示装置705およ
び715へ、現実感の高い表示を行うためのデータが送
信される様子を示す。
【0039】図3は、上述した装置間のデータの流れを
時系列で示すためのタイムチャートである。図3におい
て横軸は時刻の進行する方向を示し、縦軸は各装置を示
す。また、図3中に表される各四角は、各装置が該当す
る論理時刻の処理を実行して、他の装置にデータを送信
するフェーズであることを示す。以下の例では、他の装
置との間で同一フェーズ内でデータのやりとりが可能で
あるものとする。また、図3中に四角が記載されてない
フェーズにおいて、各装置は次の通信の待ち状態にある
が、模擬処理を継続して実行しているものとする。
【0040】分散シミュレーション制御装置10は最も
細かな時刻の刻みで、21001〜21019のメッセ
ージを他の装置との間で送受信している。21001の
メッセージでは、分散シミュレーション装置10から他
の全ての装置(60、30、50、40、705、2
0、707)に対して、「次の時刻の処理を開始せよ」
というメッセージが送信されるものとする。
【0041】また、21002のメッセージでは、最も
精度の細かい(ΔT=1)現実感向上装置40とアニメ
ーション表示端末705とに対して、「次の時刻の処理
を開始せよ」というメッセージを送信しているものとす
る。
【0042】また、21005のメッセージでは、ΔT
=10の運動模擬装置50、探知模擬装置20、および
センサ情報表示端末707と、ΔT=1の現実感向上装
置40およびアニメーション表示端末705とに対し
て、「次の時刻の処理を開始せよ」というメッセージを
送信しているものとする。
【0043】次に、図2と図3とを参照して、本実施形
態の訓練用分散シミュレーション装置の動作をより詳細
に説明する。移動体運動模擬装置50と現実感向上装置
40は、いずれも分散シミュレーション装置10からの
メッセージ21001を受信した後に同一論理時刻の処
理を開始する。ここで、移動体運動模擬装置50は1時
刻前の自分の状態を使って、次の時刻の位置情報を計算
するものとする。
【0044】現実感向上装置40は、矢印10003の
メッセージを、25001および24001のフェーズ
期間中に移動体運動模擬装置50から受信し、このデー
タを用いて該当時刻における移動体の運動模擬結果の現
実感を高めるための処理を行い、続く24002までの
間に現実感向上処理を10回行う。
【0045】現実感向上処理の例としては、特開昭56
−19077「訓練用シミュレータ」に示されるよう
な、あらかじめ高精度なシミュレーションを行った結果
を保持してあるデータベースの中から選択する方法や、
特開昭59−075276「訓練用シミュレータにおけ
る出力データの並滑化方法」に示されるように、アナロ
グ回路を用いて2時刻分のデータの間を等分割する方法
等が知られており、いずれの手法を用いても良い。
【0046】また、特開昭59−075276「訓練用
シミュレータにおける出力データの並滑化方法」に示さ
れる方法はアナログ回路を用いて並滑化する方法である
が、ソフトウェアにより、2時刻分のデータの間を等分
割により並滑化する方法なども容易に推測される。
【0047】図3のタイムチャートでは、説明を簡単に
するために図2で示した移動体運動模擬装置50と51
のうち、50だけしか示していない。しかし、図2で示
すように、2台の移動体運動模擬装置で1台の現実感向
上装置40を共有することにより、効率良く計算機資源
を利用することができる。
【0048】また、目的に応じて移動体運動模擬装置を
更に増やすことにより、大規模な仮想訓練環境を実現す
ることができる。
【0049】また、移動体運動模擬装置の計算能力と模
擬の忠実度に依存するが、1台の移動体運動模擬装置の
上で多数の移動体の運動模擬を行うことにより、大規模
な仮想訓練環境を実現することができる。
【0050】更に、図2で示されているように、本実施
形態のシステムでは、1台の現実感向上装置40は2台
のアニメーション表示端末705、715で共有されて
いる。このため、本実施形態のシステムによれば、効率
良く計算機資源を利用することができる。
【0051】実施の形態2.本実施形態のシステムにお
いて、分散シミュレーション制御装置10は、システム
に接続されている全ての模擬装置(20、30、50、
51、60)の精度と性能と負荷状況、現実感向上装置
40の機能と性能と負荷状況、プレイヤ端末70,71
が必要としている精度、およびプレイヤ端末70,71
の性能と負荷状況を常にモニタする。そして、分散シミ
ュレーション制御装置10は、現実感向上装置40が最
大限に活用され、プレイヤ端末70,71上に現実感の
高い仮想訓練環境が表示されるよう、各模擬装置と現実
感向上装置40とプレイヤ端末70,71の論理的な接
続(データの始点と終点)を動的に決める。
【0052】図2の例では、各矢印10001〜100
09は、各装置が各シミュレーション時刻分の処理を行
った結果のデータを、矢印の指す装置に送ることを示し
ているが、本実施形態のシステムでは、各矢印の始点と
終点は、分散シミュレーション制御装置10の制御によ
り、実行時に動的に決まるものとする。すなわち、本実
施形態のシステムでは、各装置の精度、性能、機能、お
よび負荷状況等に応じて、現実感の高い仮想訓練環境を
表示させるうえで有効なデータ通信のみが効率的に行わ
れる。このため、本実施形態のシステムによれば、計算
機資源を効率よく利用して、現実感の高い仮想訓練環境
を提供することができる。
【0053】実施の形態3.図4は本発明の実施の形態
3の訓練用分散シミュレーションシステムの一部の構成
を示すブロック図である。図4に示すシステムは、移動
体運動模擬装置50と、現実感向上装置A40と、現実
感向上装置B41と、プレイヤ端末70〜76と、分散
シミュレーション制御装置10とで構成されている。
【0054】図4の例で、各装置を精度の粗い方から細
かい方に列挙すると次の通りとなる。移動体運動模擬装
置50、51の精度はΔT=10、現実感向上装置A4
0の精度はΔT=5、現実感向上装置B41の精度はΔ
T=1、プレイヤ端末(71,72,74,76)が備
える各アニメーション表示装置の精度はΔT=5。プレ
イヤ端末(70,73,75)が備える各アニメーショ
ン表示装置の精度はΔT=1。
【0055】図4において、矢印10010〜1001
8は各装置間で授受されるデータの流れる方向を示して
いる。本実施形態のシステムにおいて、各矢印の始点と
終点(データを送信する装置と、データを受信する装
置)は、分散シミュレーション制御装置10の制御によ
り、実行時に動的に決まるものとする。
【0056】図4において、矢印10010は、移動体
運動模擬装置50で計算された移動体の位置情報が現実
感向上装置A40に送信される様子を示す。矢印100
11は現実感向上装置A40が現実感向上処理を行った
結果を更に現実感向上装置B41に送る様子を示す。矢
印10012、10013、10014は現実感向上装
置B41が現実感向上処理を行った結果を、それぞれプ
レイヤ端末70、75、73のアニメーション表示装置
に送る様子を示す。また、矢印10015、1001
6、10017、10018は現実感向上装置A40が
現実感向上処理を行った結果を、それぞれプレイヤ端末
71、76、74、72のアニメーション表示装置に送
る様子を示す。
【0057】図5は、上記図4で説明した装置間のデー
タの流れを時系列で示すためのタイムチャートである。
以下、図4と図5を参照して本実施形態のシステムの動
作を説明する。移動体運動模擬装置50と現実感向上装
置A40と現実感向上装置B41は、いずれも分散シミ
ュレーション装置10からのメッセージ21001を受
信した後に同一論理時刻の処理を開始する。ここで、移
動体運動模擬装置50は1時刻前の自分の状態を使っ
て、次の時刻の位置情報を計算するものとする。
【0058】現実感向上装置A40は、矢印10010
のメッセージを25001および24001のフェーズ
期間中に移動体運動模擬装置50から受信し、このデー
タを用いて該当時刻における移動体の運動模擬結果の現
実感を高めるための処理を行い、続く25002までの
間に2回現実感向上処理を行う。
【0059】現実感向上装置B41は、矢印10011
のメッセージを24001および24101のフェーズ
期間中に現実感向上装置A40から受信し、このデータ
を用いて該当時刻における移動体の運動模擬結果の現実
感を高めるための処理を行い、続く24002までの間
に5回現実感向上処理を行う。
【0060】このように、本実施形態のシステムでは、
現実感向上装置を2台直列に接続することにより、訓練
に要求される高精度な現実感を実現している。尚、本実
施形態では2台の現実感向上装置を直列に接続すること
としているが、装置の接続台数は2台以上であってもよ
い。
【0061】図4の例では、現実感向上装置A40の出
力はプレイヤ端末71、76、74、72のアニメーシ
ョン表示装置で共有され、現実感向上装置B41の出力
はプレイヤ端末70、75、73のアニメーション表示
装置で共有されているが、どの現実感向上装置の出力を
どのプレイヤ端末で共有するかは、分散シミュレーショ
ン制御装置10の制御により、実行時に動的に決まるも
のである。
【0062】実施の形態4.本実施形態のシステムにお
いて、分散シミュレーション制御装置10は、システム
に接続されている全ての模擬装置(20、30、50、
51、60)の精度と性能と負荷状況、現実感向上装置
A40および現実感向上装置B41の機能と性能と負荷
状況、プレイヤ端末70,71が必要としている精度、
およびプレイヤ端末70,71の性能と負荷状況を常に
モニタする。そして、分散シミュレーション制御装置1
0は、現実感向上装置A40および現実感向上装置B4
0が最大限に活用され、プレイヤ端末70,71上に現
実感の高い仮想訓練環境が表示されるよう、各模擬装置
と現実感向上装置40とプレイヤ端末70,71の論理
的な接続(データの始点と終点)を動的に決める。
【0063】図4の例では、各矢印10010〜100
18は、各装置が各シミュレーション時刻分の処理を行
った結果のデータを、矢印の指す装置に送ることを示し
ているが、本実施形態のシステムでは、各矢印の始点と
終点は、分散シミュレーション制御装置10の制御によ
り、実行時に動的に決まるものとする。すなわち、本実
施形態のシステムでは、各装置の精度、性能、機能、お
よび負荷状況等に応じて、現実感の高い仮想訓練環境を
表示させるうえで有効なデータ通信のみが効率的に行わ
れる。このため、本実施形態のシステムによれば、計算
機資源を効率よく利用して、現実感の高い仮想訓練環境
を提供することができる。
【0064】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。請求項1
または6記載の発明によれば、精度の粗い複数の模擬装
置に精度の高い現実感向上装置を組み合わせることで、
現実感の高い仮想訓練環境を実現することができる。模
擬装置と現実感向上装置とは、別個独立の計算機で実現
することができる。従って、本発明によれば、計算機の
能力により制限されることなく、所望の訓練規模と、所
望の精度とを容易に実現することができる。
【0065】請求項2記載の発明によれば、訓練の対象
となる業務、仮想訓練環境中に登場する移動体の位置、
移動体の位置情報を検出するための探知装置、および訓
練に必要な自然環境のそれぞれを模擬し得るシミュレー
ション装置を実現することができる。
【0066】請求項3または7記載の発明によれば、複
数の模擬装置と現実感向上装置とを効率良く動作させる
うえで有効なデータ交換のみを実行させることができ
る。このため、本発明によれば、計算機の能力を効率的
に利用して、現実感の高い仮想訓練環境を効率よく実現
することができる。
【0067】請求項4または8記載の発明によれば、複
数の現実感向上装置をカスケード接続することで、十分
に精度の高い仮想訓練環境を実現することができる。
【0068】請求項5または9記載の発明によれば、複
数の模擬装置と、複数の現実感向上装置と、複数の表示
装置とを効率良く動作させるうえで有効なデータ交換の
みを実行させることができる。このため、本発明によれ
ば、計算機の能力を効率的に利用して、現実感の高い仮
想訓練環境を効率よく実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の訓練用分散シミュレ
ーション装置のブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1の訓練用分散シミュレ
ーション装置の一部を抜き出して表したブロック図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態1の訓練用分散シミュレ
ーション装置の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図4】 本発明の実施の形態3の訓練用分散シミュレ
ーション装置の一部を抜き出して表したブロック図であ
る。
【図5】 本発明の実施の形態3の訓練用分散シミュレ
ーション装置の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図6】 従来の訓練用分散シミュレーション装置のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク、 10 分散シミュレーション制
御装置、 20 探知模擬装置、 30 自然環境
模擬装置、 40 現実感向上装置、 50、51
移動体運動模擬装置、 60 訓練業務模擬装置、
70〜76プレイヤ端末

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 訓練に必要な所定の内容をそれぞれ模擬
    する複数の模擬装置と、シミュレーションの現況をプレ
    イヤに表示する表示装置と、プレイヤが入力操作を行う
    ための入力装置と、上記の各装置の動作を同期させると
    共にそれらの装置間で所定のデータ交換を実行させる分
    散シミュレーション制御装置とを備える訓練用分散シミ
    ュレーション装置であって、 前記模擬装置の模擬結果に基づいて、前記模擬結果に比
    して精度の細かい高精度模擬結果を得る現実感向上装置
    を備え、 前記表示装置は、前記高精度模擬結果をアニメーション
    表示するアニメーション表示装置を備えることを特徴と
    する訓練用分散シミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の模擬装置は、 訓練の対象となる業務を模擬する訓練業務模擬装置と、 仮想訓練環境中に登場する移動体の位置情報の計算を行
    う移動体運動模擬装置と、 移動体の位置情報を検出するための探知装置の模擬を行
    う探知模擬装置と、 訓練に必要な自然環境を模擬する自然環境模擬装置と、 を含むことを特徴とする請求項1記載の訓練用分散シミ
    ュレーション装置。
  3. 【請求項3】 前記分散シミュレーション制御装置は、
    前記複数の模擬装置の状態と前記現実感向上装置の状態
    とに基づいて、それらの装置が効率良く動作するよう
    に、それらの装置間で実行されるデータ交換を制御する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の訓練用分散シ
    ミュレーション装置。
  4. 【請求項4】 前記現実感向上装置は、カスケード接続
    された複数台の現実感向上装置を含むことを特徴とする
    請求項1乃至3の何れか1項記載の訓練用分散シミュレ
    ーション装置。
  5. 【請求項5】 前記表示装置および前記入力装置は、複
    数のプレイヤが独立して利用できるようにそれぞれ複数
    台準備されており、 前記分散シミュレーション制御装置は、前記複数の模擬
    装置の状態と、前記複数の現実感向上装置の状態と、前
    記複数の表示装置のそれぞれに表示すべき内容とに基づ
    いて、それらの装置が効率良く動作するように、それら
    の装置間で実行されるデータ交換を制御することを特徴
    とする請求項4記載の訓練用分散シミュレーション装
    置。
  6. 【請求項6】 訓練に必要な所定の内容をそれぞれ模擬
    する複数の模擬装置と、シミュレーションの現況をプレ
    イヤに表示する表示装置と、プレイヤが入力操作を行う
    ための入力装置と、上記の各装置の動作を同期させると
    共にそれらの装置間で所定のデータ交換を実行させる分
    散シミュレーション制御装置と、前記複数の模擬装置の
    模擬結果を入力データとして所定の処理を行う現実感向
    上装置とを備える訓練用分散シミュレーション装置で用
    いられるシミュレーション方法であって、 前記複数の模擬装置がそれぞれ模擬結果を求めるステッ
    プと、 前記現実感向上装置が、前記模擬結果に基づいて、前記
    模擬結果に比して精度の細かい高精度模擬結果を求める
    ステップと、 前記高精度模擬結果を前記表示装置にアニメーション表
    示するステップと、 を備えることを特徴とする訓練用分散シミュレーション
    方法。
  7. 【請求項7】 前記分散シミュレーション制御装置は、 前記複数の模擬装置の状態と前記現実感向上装置の状態
    とをモニタするステップと、 そのモニタ結果に基づいて、前記複数の模擬装置と前記
    現実感向上装置とが効率良く動作するように、それらの
    装置間で実行されるデータ交換を制御するステップと、 を実行することを特徴とする請求項6記載の訓練用分散
    シミュレーション方法。
  8. 【請求項8】 前記現実感向上装置は、カスケード接続
    された複数台の現実感向上装置を含み、 前記複数の現実感向上装置のそれぞれは、前段の装置か
    ら供給される模擬結果または高精度模擬結果に基づい
    て、それらの結果に比して更に精度の高い高精度模擬結
    果を生成するステップを実行することを特徴とする請求
    項6または7記載の訓練用分散シミュレーション方法。
  9. 【請求項9】 前記表示装置および前記入力装置は、複
    数のプレイヤが独立して利用できるようにそれぞれ複数
    台準備されており、 前記分散シミュレーション制御装置は、前記複数の模擬
    装置の状態と、前記複数の現実感向上装置の状態と、前
    記複数の表示装置のそれぞれに表示すべき内容とをモニ
    タするステップと、 そのモニタ結果に基づいて、前記複数の模擬装置、前記
    複数の現実感向上装置、および前記複数の表示装置が効
    率良く動作するように、それらの装置間で実行されるデ
    ータ交換を制御することを特徴とする請求項8記載の訓
    練用分散シミュレーション方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103996322A (zh) * 2014-05-21 2014-08-20 武汉湾流新技术有限公司 一种基于增强现实的焊接操作训练模拟方法及***

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