JP2000298112A - ガス媒体用センサ装置 - Google Patents
ガス媒体用センサ装置Info
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- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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- G01N27/403—Cells and electrode assemblies
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- G01N27/407—Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長期間の使用に際しても、電気的接続の被測
定ガス空間に対するガス密および液密の閉鎖が確実に保
護され、かつその製造をできるだけ迅速、簡単に、した
がって経済的に行うことができるセンサ装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明のガス媒体用センサは、少なくと
も一つのセンサ要素を有し、センサ要素の電気的接続が
接続リードと接続され、少なくとも一つの保護ケーシン
グがセンサ要素と電気的接続を包囲しており、少なくと
も一つのワイヤ集成体がセンサ要素を保護ケーシング内
に保持しかつ機械的衝撃を吸収する構成を有する。ワイ
ヤ集成体は少なくとも部分的にセラミックキャストコン
パウンドで含浸され、そしてこの集成体でセンサ要素と
保護ケーシング間の開放断面を満たす。
定ガス空間に対するガス密および液密の閉鎖が確実に保
護され、かつその製造をできるだけ迅速、簡単に、した
がって経済的に行うことができるセンサ装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明のガス媒体用センサは、少なくと
も一つのセンサ要素を有し、センサ要素の電気的接続が
接続リードと接続され、少なくとも一つの保護ケーシン
グがセンサ要素と電気的接続を包囲しており、少なくと
も一つのワイヤ集成体がセンサ要素を保護ケーシング内
に保持しかつ機械的衝撃を吸収する構成を有する。ワイ
ヤ集成体は少なくとも部分的にセラミックキャストコン
パウンドで含浸され、そしてこの集成体でセンサ要素と
保護ケーシング間の開放断面を満たす。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一つの
センサ要素を有するガス媒体用センサ装置であって、該
センサ要素の電気的接続が各々１本の接続ケーブルに接
続され、少なくとも一つの保護ケーシングがセンサ要素
と電気的接続を包囲し、そして少なくとも一つのワイヤ
集成体ないし構成体でセンサ要素を保護ケーシング内に
支持しかつ機械的衝撃を吸収するセンサ装置に関する。
センサ要素を有するガス媒体用センサ装置であって、該
センサ要素の電気的接続が各々１本の接続ケーブルに接
続され、少なくとも一つの保護ケーシングがセンサ要素
と電気的接続を包囲し、そして少なくとも一つのワイヤ
集成体ないし構成体でセンサ要素を保護ケーシング内に
支持しかつ機械的衝撃を吸収するセンサ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】このように構成され、例えばガスまたは
温度センサ用のセンサ装置で、自動車両の排気ガス内に
設置されるものが、W095/18965から周知である。この方
法で測定される排気ガスは、センサ要素の応答時間を短
縮しかつ高感度を得るため直接センサ要素の側を通され
る。この装置にあっては、センサ要素の電気的接続およ
び接続リードが位置付けられる領域には、弱点がある。
この種のセンサ装置の動作中、排気ガスによってもたら
される汚染粒子または流体が電気的接触部間に累積し、
これらの間に導電性の接続を生じさせることがある。こ
れは、測定信号に対する擾乱の影響や、電流が流れる接
続リードに関する陽極腐食や、そして究極的にはセンサ
の故障をもたらすことがある。衝撃を吸収するためセン
サ要素と電気的接続間の保護ケーシング内にワイヤ集成
体を配置すると、これが非常に粗い汚染粒子が捕捉され
るがゆえに、排気ガスに対するフィルタとして作用す
る。しかしながら、カーボンブラックや湿気のような細
かな粒子は、電気的接続上に沈積したり、その間に侵入
したりする。
温度センサ用のセンサ装置で、自動車両の排気ガス内に
設置されるものが、W095/18965から周知である。この方
法で測定される排気ガスは、センサ要素の応答時間を短
縮しかつ高感度を得るため直接センサ要素の側を通され
る。この装置にあっては、センサ要素の電気的接続およ
び接続リードが位置付けられる領域には、弱点がある。
この種のセンサ装置の動作中、排気ガスによってもたら
される汚染粒子または流体が電気的接触部間に累積し、
これらの間に導電性の接続を生じさせることがある。こ
れは、測定信号に対する擾乱の影響や、電流が流れる接
続リードに関する陽極腐食や、そして究極的にはセンサ
の故障をもたらすことがある。衝撃を吸収するためセン
サ要素と電気的接続間の保護ケーシング内にワイヤ集成
体を配置すると、これが非常に粗い汚染粒子が捕捉され
るがゆえに、排気ガスに対するフィルタとして作用す
る。しかしながら、カーボンブラックや湿気のような細
かな粒子は、電気的接続上に沈積したり、その間に侵入
したりする。
【０００３】DE 44 15 938 A1 においては、電気的接続
に対するガス密および液密の閉鎖を得るため、封止要素
をもつ円錐形状に賦型された成形セラミック部品が使用
される。この装置は、製造が非常に高価につき、成型セ
ラミック部品と封止用の金属ハウジング間に型ロックを
使用する。それにもかかわらず、自動車両の排気ガス内
に配されたこの種のセンサ装置を動作するに際して定常
的に生ずる温度変化で、金属とセラミックの温度係数の
相違のため、緩化および漏洩をもたらし、これがやはり
その結果として電気的接続の腐食をもたらす。
に対するガス密および液密の閉鎖を得るため、封止要素
をもつ円錐形状に賦型された成形セラミック部品が使用
される。この装置は、製造が非常に高価につき、成型セ
ラミック部品と封止用の金属ハウジング間に型ロックを
使用する。それにもかかわらず、自動車両の排気ガス内
に配されたこの種のセンサ装置を動作するに際して定常
的に生ずる温度変化で、金属とセラミックの温度係数の
相違のため、緩化および漏洩をもたらし、これがやはり
その結果として電気的接続の腐食をもたらす。
【０００４】DE 43 30 447 C2から、温度センサ用のキ
ャストコンパウンドの使用が周知であるが、この装置に
あっては、測定用抵抗とその電気的接続が、キャストコ
ンパウンドにより金属ジャケット内に一緒に鋳造され
る。この装置にあっては、キャストコンパウンドは、金
属ジャケットの開口をガス密および気密に閉鎖し、もっ
て測定抵抗と電気的接続の腐食を防ぐ。
ャストコンパウンドの使用が周知であるが、この装置に
あっては、測定用抵抗とその電気的接続が、キャストコ
ンパウンドにより金属ジャケット内に一緒に鋳造され
る。この装置にあっては、キャストコンパウンドは、金
属ジャケットの開口をガス密および気密に閉鎖し、もっ
て測定抵抗と電気的接続の腐食を防ぐ。
【０００５】DE 38 12 178 A1から、構成部品が摩耗を
受けるのを監視するためのデバイスが周知であるが、こ
のデバイスにあっては、センサが耐高温度電気リードと
接触せしめられる。このリードは、内部導体と、それを
取り囲む耐熱絶縁体と、該絶縁体上に配されかつ閉鎖管
として構成される外部導体より成る同軸のリードとして
構成される。センサのハウジング内の中空の全スペース
内には、セラミックを基材とするフィラー物質を充填し
てよく、それにより水分が浸入できないようにする。
受けるのを監視するためのデバイスが周知であるが、こ
のデバイスにあっては、センサが耐高温度電気リードと
接触せしめられる。このリードは、内部導体と、それを
取り囲む耐熱絶縁体と、該絶縁体上に配されかつ閉鎖管
として構成される外部導体より成る同軸のリードとして
構成される。センサのハウジング内の中空の全スペース
内には、セラミックを基材とするフィラー物質を充填し
てよく、それにより水分が浸入できないようにする。
【０００６】DE 197 14 203 A１は、ガスセンサのセン
サ要素用の耐温度封止要素を開示しているが、この要素
は、窒化硼素の十分に変形可能な六角同位体と、酸化物
セラミック成分、好ましくはステアタイトの混合物より
成る。
サ要素用の耐温度封止要素を開示しているが、この要素
は、窒化硼素の十分に変形可能な六角同位体と、酸化物
セラミック成分、好ましくはステアタイトの混合物より
成る。
【０００７】米国特許第4,597,850号は、センサ要素お
よびセンサハウジングを具備する内燃エンジンの排気ガ
ス中で使用するための酸素センサを開示している。セン
サ要素とセンサハウジング間の気密封止は、酸化アルミ
ニウム粉末、タルカン粉末または無機接合材により作ら
れる。
よびセンサハウジングを具備する内燃エンジンの排気ガ
ス中で使用するための酸素センサを開示している。セン
サ要素とセンサハウジング間の気密封止は、酸化アルミ
ニウム粉末、タルカン粉末または無機接合材により作ら
れる。
【０００８】DE 197 06 208 Alから、マルチ-ストラン
ドリードの２端部の湿気保護電気接続のための接続デバ
イスが周知である。このデバイスでは、ケーシング部材
で、リード端部を接続領域で包囲する。ケーシング部材
とリード端部間の中空スペースは硬化可能、耐熱性かつ
電気絶縁性の封止コンパウンドで充填される。
ドリードの２端部の湿気保護電気接続のための接続デバ
イスが周知である。このデバイスでは、ケーシング部材
で、リード端部を接続領域で包囲する。ケーシング部材
とリード端部間の中空スペースは硬化可能、耐熱性かつ
電気絶縁性の封止コンパウンドで充填される。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、長期間の使
用に際しても、電気的接続の被測定ガス空間に対するガ
ス密および液密の閉鎖が確実に保護され、かつその製造
をできるだけ迅速、簡単、したがって経済的に行うこと
ができるセンサ装置を作り出すことをその課題とする。
用に際しても、電気的接続の被測定ガス空間に対するガ
ス密および液密の閉鎖が確実に保護され、かつその製造
をできるだけ迅速、簡単、したがって経済的に行うこと
ができるセンサ装置を作り出すことをその課題とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上述の課題は、本発明に
従うと、ワイヤ集成体または構成体を少なくとも部分的
にセラミックキャストコンパウンドで含浸し、このセラ
ミックキャストコンパウンドを含浸したワイヤ集成体
で、センサ要素と保護ケーシングとの間の開放断面を満
たすことによって解決される。ここで、ワイヤ集成体
は、型内で圧縮された金属スケルトン、金属織物、金属
ウールまたは類似の弾性的に変形可能な構造体とし得
る。セラミックキャストコンパウンドは、理想的には、
室温で数分内に硬化し、それによりセンサ装置の続いて
の迅速な処理が可能となる。硬化ステップ中、キャスト
コンパウンドは、理想的には、全然または殆ど収縮せ
ず、クラックを形成しない。硬化された塊は、好ましく
は、約1650℃まで耐熱性で、ガスおよび湿気封止性であ
るのがよい。
従うと、ワイヤ集成体または構成体を少なくとも部分的
にセラミックキャストコンパウンドで含浸し、このセラ
ミックキャストコンパウンドを含浸したワイヤ集成体
で、センサ要素と保護ケーシングとの間の開放断面を満
たすことによって解決される。ここで、ワイヤ集成体
は、型内で圧縮された金属スケルトン、金属織物、金属
ウールまたは類似の弾性的に変形可能な構造体とし得
る。セラミックキャストコンパウンドは、理想的には、
室温で数分内に硬化し、それによりセンサ装置の続いて
の迅速な処理が可能となる。硬化ステップ中、キャスト
コンパウンドは、理想的には、全然または殆ど収縮せ
ず、クラックを形成しない。硬化された塊は、好ましく
は、約1650℃まで耐熱性で、ガスおよび湿気封止性であ
るのがよい。
【００１１】ワイヤ集成体と硬化キャストコンパウンド
から構成される「結合材料」は、個々の材料のポジティ
ブな特性を理想的な態様で結合する。一方でワイヤ集成
体の衝撃吸収作用は保持され、他方で硬化されたキャス
トコンパウンドが、ごく細かな汚染粒子や湿気に対して
さえ、障壁を形成する。ワイヤ集成体の熱膨張係数と硬
化塊の熱膨張係数の組合せにより、化学的および機械的
に耐久性のある結合が、センサ部材と保護ケーシング間
に形成され、これが頻繁な温度変化にさえ損傷なしに存
続し得る。
から構成される「結合材料」は、個々の材料のポジティ
ブな特性を理想的な態様で結合する。一方でワイヤ集成
体の衝撃吸収作用は保持され、他方で硬化されたキャス
トコンパウンドが、ごく細かな汚染粒子や湿気に対して
さえ、障壁を形成する。ワイヤ集成体の熱膨張係数と硬
化塊の熱膨張係数の組合せにより、化学的および機械的
に耐久性のある結合が、センサ部材と保護ケーシング間
に形成され、これが頻繁な温度変化にさえ損傷なしに存
続し得る。
【００１２】本発明の他の有利な形態は、特許請求の範
囲請求項２ないし５に提示されている。この形態にあっ
ては、セラミックキャストコンパウンドが、保護ケーシ
ング内に位置する電気的接続と接続リード部分を直接に
覆うことも可能である。これは、一つには、キャストコ
ンパウンドの目標適用により可能となるが、この場合、
個々の電気的接続間にセラミックキャストコンパから成
るブリッジは形成されない。代わりに、保護ケーシング
と電気的接続間の全開放断面をセラミックキャストコン
パウンドで満たしてよい。これは、漏斗またはその他の
注入手段で行うことができる。この場合、電気的接続お
よび含浸ワイヤ集成体間の保護ケーシングは、セラミッ
クキャストコンパウンドで満たしてよい。この変形にあ
っては、保護ケーシング内のセラミックキャストコンパ
ウンドの充填高さは、ワイヤ集成体まで達してよい。
囲請求項２ないし５に提示されている。この形態にあっ
ては、セラミックキャストコンパウンドが、保護ケーシ
ング内に位置する電気的接続と接続リード部分を直接に
覆うことも可能である。これは、一つには、キャストコ
ンパウンドの目標適用により可能となるが、この場合、
個々の電気的接続間にセラミックキャストコンパから成
るブリッジは形成されない。代わりに、保護ケーシング
と電気的接続間の全開放断面をセラミックキャストコン
パウンドで満たしてよい。これは、漏斗またはその他の
注入手段で行うことができる。この場合、電気的接続お
よび含浸ワイヤ集成体間の保護ケーシングは、セラミッ
クキャストコンパウンドで満たしてよい。この変形にあ
っては、保護ケーシング内のセラミックキャストコンパ
ウンドの充填高さは、ワイヤ集成体まで達してよい。
【００１３】基本的に、すでに含浸されたワイヤ織物を
使用し、あるいは代わりに最初に含浸されないワイヤ集
成体を使用し、それを被測定ガス側から始めてセラミッ
クキャストコンパウンドで覆い、完全にまたは部分的に
それを含浸させる可能性が存在する。さらに、非含浸の
ワイヤ集成体を注がれたセラミックキャスト物質中に圧
縮し、かくして電気的接続の側から始めてワイヤ集成体
を完全にまたは部分的にキャスト物質で含浸させる可能
性も成り立つ。それにより、セラミック成形体が、電気
的接続と含浸ワイヤ集成体間の保護ケーシング内に配置
されるという点で、他の具体例が形成される。この具体
例にあっては、保護ケーシングと成形部材間、ならびに
センサ要素と成形体間の残りの空隙は、セラミックキャ
ストコンパウンドを使って閉鎖できる。セラミック成形
体は、上述の全具体例と組み合わせることができ、セン
サ装置の追加の安定化に役立つ。
使用し、あるいは代わりに最初に含浸されないワイヤ集
成体を使用し、それを被測定ガス側から始めてセラミッ
クキャストコンパウンドで覆い、完全にまたは部分的に
それを含浸させる可能性が存在する。さらに、非含浸の
ワイヤ集成体を注がれたセラミックキャスト物質中に圧
縮し、かくして電気的接続の側から始めてワイヤ集成体
を完全にまたは部分的にキャスト物質で含浸させる可能
性も成り立つ。それにより、セラミック成形体が、電気
的接続と含浸ワイヤ集成体間の保護ケーシング内に配置
されるという点で、他の具体例が形成される。この具体
例にあっては、保護ケーシングと成形部材間、ならびに
センサ要素と成形体間の残りの空隙は、セラミックキャ
ストコンパウンドを使って閉鎖できる。セラミック成形
体は、上述の全具体例と組み合わせることができ、セン
サ装置の追加の安定化に役立つ。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１は、本発明のセンサ装置の可
能な具体例で、この具体例にあっては、感知要素２を有
するセンサ要素１が、電気的接続３を介して鉱物絶縁接
続リード４（以下でＭＩリード４と称される）と接続さ
れる。保護ケーシング５は、ＭＩリード４の一部、電気
的接続、感知層２を除くセンサ要素１およびセラミック
キャストコンパウンド７が完全に含浸されたワイヤ集成
体ないし構成体を包囲している。この具体例にあって
は、セラミックキャストコンパウンド７が含浸されたワ
イヤ集成体６が、電気的接続３と感知層２の間において
センサ要素１の周りに配置されており、センサ要素１と
保護ケーシング５との間の開放断面を充填している。感
知層２の領域にあるセンサ要素１を保護するため、ガス
入り口開口９を有する保護キャップ８が設けられてい
る。保護ケーシング５を取り巻くカラー１１の配置によ
り、センサ装置の取付け深さは変更できる。ブッシング
１２は、ＭＩリード４と保護ケーシング５との間の遷移
部を形成しており、そしてこの遷移部は、はんだ付けま
たは溶接により気密に構成される。
能な具体例で、この具体例にあっては、感知要素２を有
するセンサ要素１が、電気的接続３を介して鉱物絶縁接
続リード４（以下でＭＩリード４と称される）と接続さ
れる。保護ケーシング５は、ＭＩリード４の一部、電気
的接続、感知層２を除くセンサ要素１およびセラミック
キャストコンパウンド７が完全に含浸されたワイヤ集成
体ないし構成体を包囲している。この具体例にあって
は、セラミックキャストコンパウンド７が含浸されたワ
イヤ集成体６が、電気的接続３と感知層２の間において
センサ要素１の周りに配置されており、センサ要素１と
保護ケーシング５との間の開放断面を充填している。感
知層２の領域にあるセンサ要素１を保護するため、ガス
入り口開口９を有する保護キャップ８が設けられてい
る。保護ケーシング５を取り巻くカラー１１の配置によ
り、センサ装置の取付け深さは変更できる。ブッシング
１２は、ＭＩリード４と保護ケーシング５との間の遷移
部を形成しており、そしてこの遷移部は、はんだ付けま
たは溶接により気密に構成される。
【００１５】図２は、図１に１例として記述されるセン
サ装置と同様のセンサ装置を図示するものであるが、セ
ラミックキャストコンパウンド７が、保護ケーシング５
内に位置するＭＩリード４の部分間、ならびに電気的接
続３、センサ要素１の部分と保護ケーシング５間の開放
断面を充填している。ワイヤ集成体６は、ここでは電気
的接続３に面する側上のみを部分的にセラミックキャス
トコンパウンド７で含浸されている。
サ装置と同様のセンサ装置を図示するものであるが、セ
ラミックキャストコンパウンド７が、保護ケーシング５
内に位置するＭＩリード４の部分間、ならびに電気的接
続３、センサ要素１の部分と保護ケーシング５間の開放
断面を充填している。ワイヤ集成体６は、ここでは電気
的接続３に面する側上のみを部分的にセラミックキャス
トコンパウンド７で含浸されている。
【００１６】図３は、図１に図示されるセンサ装置と同
様のセンサ装置を例示するものであるが、セラミック成
形体１０が補充されている。このセラミック成形体１０
は、電気的接続３とセラミックキャストコンパウンド７
が含浸されたワイヤ集成体６との間に配置されている。
この例においては、セラミック成形体１０はセンサ要素
１上に滑入され、そしてセンサ要素１と保護ケーシング
５との間の開放断面を充填している。
様のセンサ装置を例示するものであるが、セラミック成
形体１０が補充されている。このセラミック成形体１０
は、電気的接続３とセラミックキャストコンパウンド７
が含浸されたワイヤ集成体６との間に配置されている。
この例においては、セラミック成形体１０はセンサ要素
１上に滑入され、そしてセンサ要素１と保護ケーシング
５との間の開放断面を充填している。
【００１７】例として提示される三つの図は、好ましく
は温度またはガスセンサとして使用できるセンサ装置を
示す。これらの図で、保護ケーシング５、保護キャップ
８、ＭＩリード４の外壁、カラー１１、ブッシング１２
ならびにワイヤ集成体６としては、好ましくは、金属材
料、例えば耐温度鋼が使用されるのがよい。センサ要素
１としては、好ましくは、不活性非導電性キャリヤ例え
ばアルミニウム酸化物を使用するのがよい。セラミック
キャストコンパウンド７は、所望の特性をもつ従来形式
の市販製品として得ることができる。かかる材料は、普
通最初、粉末成分および液体接合剤から使用直前に製造
されるのであるが、混合割合は、注入可能なコンパウン
ドが得られるように調節される。そのときの混合割合
は、キュベットまたは漏斗のような注入手段が使用され
るときにキャストコンパウンドが注入可能状態に留まれ
ば適当である。この際、固体と接合剤の分離は起こって
はいけない。
は温度またはガスセンサとして使用できるセンサ装置を
示す。これらの図で、保護ケーシング５、保護キャップ
８、ＭＩリード４の外壁、カラー１１、ブッシング１２
ならびにワイヤ集成体６としては、好ましくは、金属材
料、例えば耐温度鋼が使用されるのがよい。センサ要素
１としては、好ましくは、不活性非導電性キャリヤ例え
ばアルミニウム酸化物を使用するのがよい。セラミック
キャストコンパウンド７は、所望の特性をもつ従来形式
の市販製品として得ることができる。かかる材料は、普
通最初、粉末成分および液体接合剤から使用直前に製造
されるのであるが、混合割合は、注入可能なコンパウン
ドが得られるように調節される。そのときの混合割合
は、キュベットまたは漏斗のような注入手段が使用され
るときにキャストコンパウンドが注入可能状態に留まれ
ば適当である。この際、固体と接合剤の分離は起こって
はいけない。
【００１８】この際特に適当なセラミックキャストコン
パウンド７としては、例えばシリケートを基材とする接
合剤を含み、アルミニウム酸化物またはマグネシウム酸
化物を基材とするものである。図１ないし図３に例とし
て提示されるセンサ装置用のセラミックキャストコンパ
ウンド７として使用のため、材料の組成は、理想的に
は、硬化状態において、３×１０-6〜９×１０-6ｌ／Ｋ
の範囲の熱膨張係数と高い機械的および熱的安定性を有
するように選択されるべきである。さらに、室温にて、
例えば１０10Ωｃｍの範囲の低導電率を有すべきであ
る。しかしながら、５００℃を越える温度では、この値
は、セラミックキャストコンパウンド７として使用され
る材料に依存して減ぜられることがある。アルミニウム
酸化物またはマグネシウム酸化物を基材とする硬化され
たキャスト化合物は、特にＣｌ-またはＳＯXを含有する
酸に比して化学的に非常に安定である。これは、自動車
両や燃焼設備の排ガスにおけるセンサ装置の使用に関し
て特に有利である。
パウンド７としては、例えばシリケートを基材とする接
合剤を含み、アルミニウム酸化物またはマグネシウム酸
化物を基材とするものである。図１ないし図３に例とし
て提示されるセンサ装置用のセラミックキャストコンパ
ウンド７として使用のため、材料の組成は、理想的に
は、硬化状態において、３×１０-6〜９×１０-6ｌ／Ｋ
の範囲の熱膨張係数と高い機械的および熱的安定性を有
するように選択されるべきである。さらに、室温にて、
例えば１０10Ωｃｍの範囲の低導電率を有すべきであ
る。しかしながら、５００℃を越える温度では、この値
は、セラミックキャストコンパウンド７として使用され
る材料に依存して減ぜられることがある。アルミニウム
酸化物またはマグネシウム酸化物を基材とする硬化され
たキャスト化合物は、特にＣｌ-またはＳＯXを含有する
酸に比して化学的に非常に安定である。これは、自動車
両や燃焼設備の排ガスにおけるセンサ装置の使用に関し
て特に有利である。
【００１９】以上、本発明を好ましい具体例について説
明したが、本発明は、特許請求の範囲に記載される本発
明の技術思想から逸脱することなく、種々の変化、変更
をなし得るものであることを理解されたい。
明したが、本発明は、特許請求の範囲に記載される本発
明の技術思想から逸脱することなく、種々の変化、変更
をなし得るものであることを理解されたい。
【図１】含浸ワイヤ集成体を有するセンサ装置を示す概
略図である。
略図である。
【図２】部分的含浸ワイヤ集成体を有するセンサ装置を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図３】セラミック成形体と含浸ワイヤ構成体を有する
センサ装置を示す概略図である。
センサ装置を示す概略図である。
１ センサ要素 ２ 感知層 ３ 電気的接続 ４ 鉱物絶縁接続リード ５ 保護ケーシング ６ ワイヤ集成体または構成体 ７ セラミックキャストコンパウンド ８ 保護キャップ ９ ガス入り口開口 １１ カラー １２ ブッシング
Claims (5)
- 【請求項１】 少なくとも一つのセンサ要素を有し、該
センサ要素の電気的接続が各々１本のリード線に接続さ
れており、少なくとも一つのの保護ケーシングがセンサ
要素と電気的接続を包囲しており、少なくとも一つのワ
イヤ集成体がセンサ要素を保護ケーシング内に保持しか
つ機械的衝撃を吸収する、ガス媒体用センサ装置であっ
て、前記ワイヤ集成体（６）が少なくとも部分的にセラ
ミックキャストコンパウンド（７）で含浸されており、
該セラミックキャストコンパウンド（７）で含浸された
ワイヤ集成体（６）で、センサ要素（１）と保護ケーシ
ング（５）間の開放断面開口を満たしたことを特徴とす
るセンサ装置。 - 【請求項２】 前記セラミックキャストコンパウンド
（７）が、電気的接続（３）と、保護ケーシングの内側
に位置する接続リード（４）部分をも直接に覆う請求項
１記載のセンサ装置。 - 【請求項３】 保護ケーシング（５）と電気的接続
（３）間の開放断面がセラミックキャストコンパウンド
（７）で満たされている請求項１または２記載のセンサ
装置。 - 【請求項４】 保護ケーシング（５）が、電気的接続
（３）とセラミックキャストコンパウンド（７）で含浸
されたワイヤ集成体（６）の間において、セラミックキ
ャストコンパウンド（７）で満たされている請求項１〜
３のいずれかに記載のセンサ装置。 - 【請求項５】 保護ケーシング（５）内において、電気
的接続（３）とセラミックキャストコンパウンド（７）
で含浸されたワイヤ集成体（６）との間にセラミック成
形体（１０）が配置されている請求項１〜４のいずれか
に記載のセンサ装置。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
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| DE19911516A DE19911516C1 (de) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | Sensoranordnung für gasförmige Medien |
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|---|---|
| JP2000298112A true JP2000298112A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=7901047
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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|---|---|
| EP (1) | EP1037039A2 (ja) |
| JP (1) | JP2000298112A (ja) |
| KR (1) | KR20000071440A (ja) |
| BR (1) | BR0001321A (ja) |
| DE (1) | DE19911516C1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002202282A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ガスセンサ |
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- 2000-03-14 KR KR1020000012673A patent/KR20000071440A/ko not_active Application Discontinuation
- 2000-03-15 BR BR0001321-8A patent/BR0001321A/pt not_active Application Discontinuation
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| EP1037039A2 (de) | 2000-09-20 |
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| DE19911516C1 (de) | 2000-09-28 |
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