JP2000297196A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項１】 Ｉ) 式： CH₂=CH-CO-O-R₂ (ａ)
[R₂は、水素、又はヘテロ原子(好ましくはCl、Ｏ、Ｎ)もしくは１以上の官能基(好ましくはOH、COOH、エポキシド、エステルもしくはエーテル)を任意に含有していてもよいC₁〜C₂₀の飽和もしくは不飽和の炭化水素基]のアクリルモノマーで改質されたテトラフルオロエチレン(TFE)及び/又はクロロトリフルオロエチレン(CTFE)とのエチレンの熱加工性コポリマー；
II）１以上の架橋剤；
III) １以上の任意成分
からなる架橋性ポリマー組成物を電離線に付して得られる架橋ポリマー組成物。
【請求項２】 成分Ｉ)の熱加工性コポリマーが、10〜70モル％、好ましくは35〜55モル％のエチレン、30〜90モル％、好ましくは45〜65モル％のテトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレンもしくはその混合物から選択されるフッ素化モノマー、0.1〜30モル％、好ましくは１〜15モル％のコモノマー(ａ)からなる請求項１に記載の組成物。
【請求項３】 成分Ｉ)のフッ素化モノマーがクロロトリフルオロエチレンである請求項２に記載の組成物。
【請求項４】 式(ａ)のアクリルモノマーがn-ブチルアクリレートである請求項１又は２に記載の組成物。
【請求項５】 架橋剤が、トリアリルイソシアヌレート(TAIC)、トリアリルシアヌレート(TAC)、ジアリルイソフタレート、ジアリルテレフタレート、フェニルインデンエステル、アリールポリカルボン酸のトリアリルエステル、ビス-オレフィンから選択される請求項１〜４のいずれか１つに記載の組成物。
【請求項６】 架橋剤がトリアリルイソシアヌレートである請求項５に記載の組成物。
【請求項７】 架橋剤の量が、架橋に付される組成物の0.1〜10.0重量％、好ましくは0.3〜5.0重量％、より好ましくは0.5〜2.0重量％の範囲である請求項１〜６のいずれか１つに記載の組成物。
【請求項８】 任意成分が充填剤、煙抑制剤、滑剤、顔料、難燃剤、膨張剤、可塑剤、金属酸化物、熱安定剤から選択される請求項１〜７のいずれか１つに記載の組成物。
【請求項９】 任意成分の最大全量が、架橋に付される組成物の30.0重量％である請求項８に記載の組成物。
【請求項１０】 請求項１〜９のいずれか１つに規定の架橋性組成物を、ｘ線、γ線、電子ビーム、ジュウテロン、α粒子又はその組み合わせから選択される電離線に付すことによる架橋法。
【請求項１１】 線量が0.1〜10Mrad、好ましくは0.2〜５Mrad、より好ましくは0.5〜２Mradの範囲である請求項１０に記載の方法。
【請求項１２】 請求項１〜９のいずれか１つに記載の組成物から得られる製品。
【請求項１３】 製品がケーブルである請求項１２に記載の製品。
【請求項１４】 水素化ポリマーと請求項１〜９のいずれか１つに規定の架橋性ポリマー組成物を電離線に付すことからなる多層製品。
【請求項１５】 水素化ポリマーが、
− セルロースポリマー、ポリアミド、ポリアミドコポリマー、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステル、ポリエステルコポリマー、ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、ポリイミド、ポリスチレン、ポリウレタン、塩化ポリビニル(PVC)、ポリスルホン、エチレン/ビニルアセテートコポリマー、ポリアクリルブタジエンスチレン(ABS)から選択される熱可塑性水素化ポリマー；
− アクリルゴム、ニトリルゴム(NBR)、エチレン-プロピレンゴム(EPM)、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(EPDM)、NVCゴム(PVCと混合したニトリルNBRゴム)、エピクロロヒドリンゴム(CO及びECO)から選択される水素化エラストマー
である請求項１４に記載の多層製品。
【請求項１６】 熱可塑性水素化ポリマーがポリアミドであり、水素化エラストマーがエピクロロヒドリン及びニトリルゴム(NBR)である請求項１５に記載の多層製品。
【請求項１７】 製品が燃料ラインと燃料ホースである請求項１４〜１６のいずれか１つに記載の多層製品。
【請求項１８】 燃料ラインと燃料ホースを製造するための請求項１４〜１７のいずれか１つに記載の組成物の使用。