JP2000295699A - オーディオ信号処理システム - Google Patents

オーディオ信号処理システム

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JP2000295699A
JP2000295699A JP11367850A JP36785099A JP2000295699A JP 2000295699 A JP2000295699 A JP 2000295699A JP 11367850 A JP11367850 A JP 11367850A JP 36785099 A JP36785099 A JP 36785099A JP 2000295699 A JP2000295699 A JP 2000295699A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つ以上の入力信号から複数のオーディオ・
チャネル出力信号を得るオーディオ信号処理システムを
提供する。 【解決手段】 単一チャネル・オーディオ信号(10)
を処理することによって、複数のオーディオ・チャネル
信号を得る際、単一チャネル・オーディオ信号を、概し
て音声スペクトルパターンで特徴付けられる第1の分離
信号(18)、および第2分離信号(14)に分離す
る。第2分離信号を処理し、複数のオーディオ出力チャ
ネル信号の残りの部分を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ信号の
処理に関し、更に特定すれば、1つ以上のオーディオ入
力信号を処理し、より多くのオーディオ信号を得ること
に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の重要な目的
は、1つ以上の入力信号から複数のオーディオ・チャネ
ル出力信号を得るオーディオ信号処理システムを提供す
ることである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、単一チ
ャネル・オーディオ信号を処理し、複数のオーディオ・
チャネル信号を得る方法は、単一チャネル・オーディオ
信号を、概して(大体)音声特性を示す周波数スペクト
ルで特徴付けられる第1分離信号と、第2分離信号とに
分離するステップと、第1分離信号から第1チャネル信
号を発生するステップと、第2分離信号を変更し、複数
のチャネル信号の残りの部分を生成するステップとから
成る。
【0004】本発明の別の態様では、単一チャネル・オ
ーディオ信号を処理し、複数のオーディオ・チャネル信
号を得るオーディオ信号処理装置は、オーディオ信号
を、概して音声特性を示す周波数スペクトルで特徴付け
られる第1分離信号と、第2分離信号とに分離する音声
分離器と、音声分離器に結合され、第2分離信号から複
数のオーディオ・チャネル信号の第1部分集合(サブセ
ット:subset)を発生する回路とを備える。
【0005】本発明の別の態様では、オーディオ信号処
理システムは、単一入力チャネル信号のための入力端子
と、中央チャネル出力信号Cのための中央チャネル出力
端子と、対応する複数の出力チャネル信号のための、複
数の出力端子と、入力端子および中央チャネル出力端子
を相互結合し、単一チャネル入力信号を音声オーディオ
信号および非音声オーディオ信号に分離する音声分離器
と、音声分離器を複数の出力端子に結合し、非音声オー
ディオ信号に応答して、対応する複数のオーディオ・チ
ャネル信号を出力端子上に供給する回路とを備える。
【0006】本発明の別の態様では、単一チャネル・オ
ーディオ信号を処理し、5つのオーディオ・チャネル信
号にデコード可能な、2つのデコード可能オーディオ・
チャネル信号を得る方法は、単一チャネル・オーディオ
信号を、概して音声特性を示す周波数スペクトルによっ
て特徴付けられる第1分離信号と、第2分離信号とに分
離するステップと、第1分離信号を処理して、中央チャ
ネル信号Cを得るステップと、第2分離信号を変更し
て、左チャネル信号L、右チャネル信号R、左サラウン
ド・チャネル信号LS、および右サラウンド・チャネル
信号RSを得るステップと、中央チャネル信号、左サラ
ウンドおよび右サラウンド・チャネル信号の和、ならび
に左チャネル信号を結合し、2つのデコード可能オーデ
ィオ・チャネル信号の第1のものを生成するステップ
と、中央チャネル信号、左サラウンドおよび右サラウン
ド・チャネル信号の和、ならびに右チャネル信号を結合
し、2つのデコード可能オーディオ・チャネル信号の第
2のものを生成するステップとを含む。
【0007】本発明の別の態様では、単一チャネル・オ
ーディオ信号を処理し、続いて5オーディオ・チャネル
信号にデコード可能な、3つのデコード可能オーディオ
・チャネル信号を得る方法は、単一チャネル・オーディ
オ信号を、概して音声特性を示す周波数スペクトルによ
って特徴付けられる第1分離信号と、第2分離信号とに
分離するステップと、第1分離信号を処理し中央チャネ
ル信号を与え、中央チャネル信号が第1デコード可能オ
ーディオ信号を含む、ステップと、第2分離信号を変更
し、左チャネル信号、右チャネル信号、左サラウンド・
チャネル信号、および右サラウンド・チャネル信号を与
えるステップと、左サラウンドおよび右サラウンド・チ
ャネル信号の和、ならびに左チャネル信号を結合し、3
つのデコード可能オーディオ・チャネル信号の第2のも
のを生成するステップと、左サラウンドおよび右サラウ
ンド・チャネル信号との和、および右チャネル信号を結
合し、3つのデコード可能オーディオ・チャネル信号の
第3のものを生成するステップと、を含む。
【0008】本発明の別の態様では、2つの入力オーデ
ィオ・チャネル信号を処理し、2つよりも多いオーディ
オ・チャネル信号を得る方法は、2つの入力オーディオ
・チャネル信号の各々を、概して音声特性を示す周波数
スペクトルによって特徴付けられる第1分離信号と、第
2分離信号とに分離するステップと、第1入力オーディ
オ・チャネル信号の第1分離信号を、第2入力オーディ
オ・チャネル信号の第1分離信号と結合し、2つよりも
多い出力オーディオ・チャネル信号の第1のものを形成
するステップと、第1入力信号の第2分離信号を、2つ
よりも多い出力オーディオ・チャネル信号の第2のもの
として送信するステップと、第2入力信号の第2分離信
号を、2つよりも多い出力チャネル信号の第3のものと
して送信するステップとを含む。
【0009】本発明の更に別の態様では、2つの入力オ
ーディオ・チャネル信号を処理し、2つよりも多いオー
ディオ・チャネル信号を得るオーディオ信号処理装置
は、2つの入力オーディオ・チャネル信号の第1のもの
を、音声特性を示す周波数スペクトルによって特徴付け
られる第1分離信号に分離し、2つよりも多い出力オー
ディオ・チャネル信号の第1のものを得る第1音声分離
器と、2つのオーディオ・チャネル信号の第2のもの
を、音声特性を示す周波数スペクトルによって特徴付け
られる第1分離信号と、2つよりも多い出力オーディオ
・チャネル信号の第2のものとに分離する第2音声分離
器と、第1および第2分離信号を結合し、2つよりも多
い出力オーディオ・チャネル信号の第3のものを得る結
合器とを備える。
【0010】その他の特徴、目的および利点は、以下の
詳細な説明から明らかとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】これより、図面更に特定すれば図
1を参照すると、本発明による単一チャネル・オーディ
オ信号処理システムが示されている。単一チャネル信号
入力端子10が、音声分離器12に接続されている。音
声分離器12は、非音声信号ライン14によってマルチ
チャネル・エミュレータ16に結合され、更に音声信号
ライン18によってエミュレーション後処理システム
(ポストエミュレーション処理システム:postem
ulation processing syste
m)20に結合されている。マルチチャネル・エミュレ
ータ16は、エミュレート信号ライン22a〜22zを通
じてポストエミュレーション処理システム20に結合さ
れている。音声分離器12は、2つの出力タップ、即
ち、音声レベル・タップ26および非音声レベル・タッ
プ28を有する。
【0012】動作において、モノフォニック(mono
phonic)・オーディオ信号のような単一チャネル
信号が入力端子10に入力される。単一チャネル入力信
号は、音声分離器12によって音声信号および非音声信
号に分離される。音声信号は、ライン18上に第1出力
チャネル信号としてポストエミュレーション処理システ
ム20に出力される。ライン14上の非音声信号部分
は、次いでマルチチャネル・エミュレータ16によって
処理され、多数の出力オーディオ・チャネル信号を生成
し、次いでこれらをポストエミュレーション処理システ
ム20によって処理する。ポストエミュレーション処理
システム20の要素および機能については、図4ないし
図7に更に詳しく示し、本明細書の対応する部分におい
て更に詳しく説明する。
【0013】音声分離器12は、バンドパス・フィルタ
を含むことができ、その通過帯域は、300Hzないし
3kHzのような周波数範囲であり、即ち、Ameri
can Institute for Physics
for the Acoustical Socie
ty of Americaが出版した刊行物ANSI
S1.4−1983に記載されている、いわゆる「重み
付け」フィルタのようなものである。これは、音声に一
般的に関連する周波数またはスペクトル成分の範囲を含
む。また、異なる言語、イントネーション等を考慮する
ために、異なる特性を有する他のフィルタを用いること
も可能である。また、音声分離器12は、更に複雑なフ
ィルタリング・ネットワーク、または音声を表わす信号
パターンを認識するのに適したマイクロプロセッサのよ
うな、その他の種類の音声認識装置を含むことも可能で
ある。
【0014】図1によるオーディオ信号処理システム
は、会話のオンスクリーン定位(onscreen l
ocalication)を含む現実的な「サラウン
ド」効果を有する5チャネル・オーディオ・システム上
で、モノフォニック・オーディオ・トラックを有する伝
送信号(transmission)またはソース(ビ
デオカセット等)を演奏する(present)ことが
できるので、有利である。
【0015】ここで図2を参照すると、音声分離器12
およびマルチチャネル・エミュレータ16を実施する回
路の一実施形態が示されている。この回路は、単一の入
力チャネルおよび5つの出力チャネルを有する。入力チ
ャネルは、モノフォニック・オーディオ信号入力とする
ことができ、5つの出力チャネルは、ホーム・シアター
・システム(home theater syste
m)におけるように、左チャネル、右チャネル、左サラ
ウンド・チャネル、右サラウンド・チャネル、および中
央チャネルとすることができる。
【0016】音声分離器12は、入力端子10を含むこ
とができ、これは、音声フィルタ80の入力端子、第1
信号加算器82の+入力端子、および第2信号加算器8
4の+入力端子に結合されている。音声フィルタ80の
出力端子は、第1乗算器55および音声レベル・タップ
26に結合され、更に第1信号加算器82の−入力端子
に結合されている。第1乗算器55の出力は、中央チャ
ネル信号ライン22C、および第2信号加算器84の−
入力端子に結合されている。第2信号加算器84の出力
端子は、非音声内容信号ライン14を通じて、マルチチ
ャネル・エミュレータ16に結合されている。第1信号
加算器82の出力端子は、非音声レベル・タップ28に
結合されている。
【0017】非音声内容信号ライン14は、遅延ユニッ
ト32を介して、第3信号加算器34の+入力端子、お
よび第4信号加算器36の−端子に結合され、これによ
って、非音声信号を処理するための多数の経路を与え
る。遅延ユニット32の出力端子は、第4信号加算器3
6の−入力端子、第7信号加算器46の+入力端子、お
よび第8信号加算器48の+入力端子に結合されてい
る。第3信号加算器34の出力端子は、第5信号加算器
38の入力端子、および第2乗算器40の入力端子に結
合されている。第4信号加算器36の出力端子は、第6
信号加算器42の+入力、および第3乗算器44の入力
端子に結合されている。第5信号加算器38の出力端子
は、左チャネル信号ライン22L、および第3信号加算
器46の−入力端子に結合されている。第6信号加算器
42の出力端子は、右チャネル信号ライン22R、およ
び第8信号加算器48の+入力端子に結合されている。
第7信号加算器46の出力端子は、右サラウンド・チャ
ネル信号ライン22RSに結合されている。第8信号加
算器48の出力端子は、左サラウンド信号ライン22L
Sに結合されている。遅延ユニット32の出力端子は、
第7信号加算器46の入力端子、および第8信号加算器
48の入力端子に結合されている。
【0018】遅延ユニット32は、5msの遅延を信号
に加えることができる。第3信号加算器34は、遅延ユ
ニット32からの入力を0.5倍に尺度調整(scal
e)することができる。第4信号加算器36は、遅延ユ
ニット32からの入力を0.5倍に尺度調整することが
できる。第7信号加算器46および第8信号加算器48
は、それらの出力を0.5倍に尺度調整することができ
る。第1乗算器55は、音声フィルタ80からの入力信
号を
【0019】
【数1】
【0020】モノフォニック入力信号Mについて、図2
の回路は、以下の信号ラインに以下の出力信号を生成す
る。
【0021】
【表1】
【0022】次に図3を参照すると、音声分離器12お
よびマルチチャネル・エミュレータ16を実施する回路
の第2実施形態が示されている。この回路は、単一の入
力チャネルおよび5つの出力チャネルを含む。入力チャ
ネルは、モノラル・オーディオ入力とすればよく、5つ
の出力チャネルは、オーム・シアター・システムにおけ
るように、左チャネル、右チャネル、左サラウンド・チ
ャネル、右サラウンド・チャネル、および中央チャネル
とすることができる。
【0023】図3の回路は、図2の回路と実質的に同一
であるが、図3では、乗算器55の入力が、音声フィル
タ80の出力ではなく、入力端子10に直接結合されて
おり、更に中央チャネル信号ライン22C上の信号が、
1.1414倍に尺度調整される点が異なる。
【0024】本発明の回路は、モノフォニック信号から
実際的(写実的)な5チャネル効果が得られるので有利
である。左および右チャネルでは、C-成分は同相であ
るが、.5C-Dt成分は位相外れであり、その結果ステ
レオ効果が得られる。左サラウンドおよび右サラウンド
・チャネルでは、C-成分が位相外れであり、左サラウ
ンドおよび右サラウンド・チャネル上での定位を防止す
る。信号Mの音声内容は、中央チャネルのみによって放
射され、適切なパワー・レベルが得られるように尺度調
整され、音声は、スクリーン上で定位化され、適切なレ
ベルとなる。
【0025】また、本発明による回路は、全信号パワー
が維持されるという点でも有利である。図2および図3
ならびに表1から分かるように、可変利得aが直接チャ
ネル22c内の信号に印加され、信号a(C-+.5C-
Dt)がチャネル22Lおよび22R内の信号と減算的
に結合されので、可変利得aの増大のために、チャネル
22C内の信号の信号強度が上昇し、チャネル22Lお
よび22R内の信号の信号強度が低下する。
【0026】また、本発明による回路は、種々のチャネ
ルに接続されているスピーカによって放射される音響の
相対的な割合が、モノフォニック入力信号の音声内容に
対して適切であるという点でも有利である。入力信号M
が音声を含まない場合、Cはゼロに近づき、C-はMに
近づき、αはゼロに近づく。この状況では、中央チャネ
ル上には信号がなく、他のチャネル上の信号は、表1に
示す通りである。信号Mの大部分が音声である場合、C
はMに近づき、C-はゼロに近づき、αは1に近づく。
この場合、左および右サラウンド・チャネルにおける信
号は0に近づき、左および右チャネル上の信号は、C-
Dtおよび−C-Dtにそれぞれ近づく。信号は遅延さ
れるので、中央チャネルは最初に到達する情報源とな
り、相補チャネルからの情報が時間的に後で到達するの
で、聴取者(リスナ)は中央チャネルからの放射上に定
位する。信号の大部分が音声の場合、左サラウンドおよ
び右サラウンド・チャネル上の信号はゼロに近づくの
で、サラウンド・スピーカからの放射はない。
【0027】本発明による回路の更に別の利点は、回路
の結合効果が時間で変動する(time−varyin
g)ので、左および右チャネルを知覚するソースが空間
的に固定されないことである。
【0028】図4ないし図7を参照すると、ポストエミ
ュレーション処理システム20の代替実施形態が示され
ている。図4では、信号ライン22L,22LS,22
R,22RSおよび22Cは、それぞれの電気音響変換
器52L,52LS,52R,52RS,および52Cに
結合することができる。これらは、信号ライン22L,
22LS,22R,22RSおよび22C上の信号に対応
する音響波形をそれぞれ放射する。電気音響変換器52
L,52LS,52R,52RS,および52Cは、ホー
ム・シアター・システムの左、左サラウンド、右、右サ
ラウンド、および中央チャネル・スピーカとすることが
できる。
【0029】図5の実施形態では、ポストエミュレーシ
ョン処理システム20は、クロスオーバ・ネットワーク
54を含むことができ、これが信号ライン22L,22
S,22Rおよび22RSをそれぞれツィータ56L,
56LS,56R,および56RS、ならびにサブウーハ
58に結合し、信号ライン22Cは、電気音響変換器6
0に結合することができる。ツィータ56L,56
S,56R,および56RSは、左、左サラウンド、
右、および右サラウンド・スピーカとすることができ、
サブウーハ58は、サブウーハとし、電気音響変換器6
0は、サブウーハ/サテライト型ホーム・シアター・シ
ステムの中央チャネルとすることができる。
【0030】図6の実施形態では、ポストエミュレーシ
ョン処理システム20は、マルチチャネル・エミュレー
タ16の出力を3チャネル・システム上での記録(録
音)、送信、または再生に適する3チャネルの信号にダ
ウンミックス(downmix)する回路を含むことも
可能である。第9信号加算器62の入力端子は、信号ラ
イン22LSおよび22RSに結合されている。第9信号
加算器62の出力端子は、第10信号加算器64の入力
端子、および第11信号加算器66の入力端子に結合さ
れている。第9信号加算器62から第10信号加算器6
4への信号は、0.707倍に尺度調整し、第9信号加
算器62から第11信号加算器66への信号は、−0.
707倍に尺度調整することができる。第10信号加算
器64の入力端子は、信号ライン22Lに結合し、第1
0信号加算器64の出力信号が0.707(LS+RS
+Lとなるようにすることができる(ここで、LS
S,およびLは、それぞれ信号ライン22LS,22R
S,および22Lからの入力を表わす)。この出力信号
は、左チャネル出力端子86Lにおいて出力される。第
11信号加算器66の入力は、信号ライン22Rに結合
し、第11信号加算器66の出力が−0.707(LS
+RS)+Rとなるようにすることができる(ここで、
S,RS,およびRは、それぞれ信号ライン22LS
22RS,および22Rからの入力を表わす)。この出
力は、右チャネル出力端子86Rにおいて出力される。
信号ライン22Cは、中央チャネル出力端子86Cに結
合されている。
【0031】図7の実施形態では、ポストエミュレーシ
ョン処理システム20は、マルチチャネル・エミュレー
タ16の出力信号を、2チャネル・システム上における
記録、送信または生成に適した2チャネル信号にダウン
ミックスする回路を含む。信号加算器62の入力端子
が、信号ライン22LSおよび22RSに結合されてい
る。第9信号加算器62の出力端子は、第10信号加算
器64の入力端子、および第11信号加算器66の入力
端子に結合されている。第9信号加算器62から第10
信号加算器64への信号は、ファクタ(係数)0.70
7で尺度調整し、第9信号加算器62から第11信号加
算器66への信号は、係数−0.707で尺度調整する
ことができる。第10信号加算器64の入力端子は、信
号ライン22Lに結合されているので、第10信号加算
器64の出力信号は、0.707(L S+RS)+Lとな
る(ここで、LS,RS,およびLは、それぞれ、信号ラ
イン22LS,22RS,および22L上の信号を表
す)。第10信号加算器64の出力端子は、第12信号
加算器68の入力端子に結合されている。第11信号加
算器66の入力端子は、信号ライン22Rに結合するこ
とができるので、第11信号加算器66の出力信号は、
−0.707(LS+RS)+Rとなる(ここで、LS
S,およびRは、それぞれ、信号ライン22LS,22
S,および22R上からの入力を表わす)。第11信
号加算器66の出力端子は、第13信号加算器70の入
力端子に結合されている。第1乗算器55から第10信
号加算器68への信号は、係数0.707で尺度調整
し、第10信号加算器68の出力信号が、0.707C
+707(LS+RS)+Lとなるようにすることができ
る(ここで、LS,RS,L,およびCは、それぞれ、信
号ライン22LS,22RS,および22Lからの、なら
びに第1乗算器55からの入力を表わす)。第10信号
加算器の出力端子は、左チャネル端子出力84Lに結合
されている。第1乗算器55から第13信号加算器70
への信号は、係数0.707で尺度調整し、第13信号
加算器70の出力が0.707C−707(LS+RS
+Lとなるようにすることができる(ここで、LS
S,L,およびCは、それぞれ、信号ライン22LS
22RS,22L,および22Cからの入力を表わ
す)。第13信号加算器70の出力端子は、右チャネル
出力端子84Rに結合されている。
【0032】図6および図7の実施形態は、2チャネル
または3チャネル・フォーマットに再記録または再送信
し、続いて5チャネル・フォーマットでの表示(プレゼ
ンテーション)のためにデコードすることができるの
で、有利である。
【0033】次に図8を参照すると、本発明の原理を2
入力チャネル・システムにおいて実施する回路が示され
ている。左入力チャネル端子90Lが、左音声フィルタ
92Lの入力に結合され、追加的に左加算器94Lと結
合されている。音声フィルタ92Lの出力は、左加算器
94Lの入力と差動的に結合され、追加的に中央加算器
96Cと結合されている。左加算器94Lの出力は、左
チャネル出力端子98Lおよび左サラウンド加算器94
Sと結合され、更に右サラウンド加算器94RSと差動
的に結合されている。右入力チャネル端子90Rは、右
音声フィルタ92Rの入力に結合され、追加的に右加算
器94Rと結合されている。音声フィルタ92Rの出力
は、右加算器94Rの入力と差動的に結合され、追加的
に中央加算器96Cと結合されている。右加算器94R
の出力は、右チャネル出力端子98Rおよび右サラウン
ド加算器94RSと結合され、更に左サラウンド加算器
94LSと差動的に結合されている。左サラウンド加算
器94LSの出力は、左サラウンド出力端子98LSに結
合され、右サラウンド加算器94RSの出力は、右サラ
ウンド出力端子98RSに結合されている。
【0034】動作において、左および右チャネルを有す
るステレオ信号のような2チャネル入力信号が、入力端
子90Lおよび90Rにそれぞれ入力される。この回路
は、信号の音声帯域部分を分離し、左音声帯域部分CL
および右音声帯域部分CRを結合し、これらを結合し、
中央チャネル信号を形成するようにこれらを基準化(s
cale)し、中央チャネル端子98Cに出力する。左
チャネル信号の非音声部分および右チャネル信号の非音
声部分は、それぞれ、左チャネル出力端子98Lおよび
右チャネル出力端子98Rに出力される。次いで、中央
チャネル端子98Cの出力は、3−チャネルまたは5−
チャネル・オーディオ・システムの中央チャネルとして
使用することができる。次に。左チャネル出力端子98
Lおよび右チャネル出力端子98Rの出力は、3チャネ
ル・システムの左および右チャネルとして使用すること
ができる。5チャネル出力が望ましい場合、加算器94
Rの出力を加算器94Lの出力と差動的に結合し、左サ
ラウンド・チャネル信号を形成するように基準化し、左
サラウンド出力端子98LSに出力することができ、更
に加算器94Lの出力を加算器94Rの出力と差動的に
結合し、右サラウンド・チャネル信号を形成するように
基準化し、これを右サラウンド出力端子98R Sに出力
することができる。
【0035】他の実施形態も特許請求の範囲に該当する
ものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による単一チャネル・オーディオ信号処
理システムのブロック図である。
【図2】図1の音声分離器およびマルチチャネル・エミ
ュレータを実施する回路の回路図である。
【図3】図1の音声分離器およびマルチチャネル・エミ
ュレータを実施する回路の回路図である。
【図4】図1のポストエミュレーション処理システムの
代替実施形態のブロック図である。
【図5】図1のポストエミュレーション処理システムの
代替実施形態のブロック図である。
【図6】図1のポストエミュレーション処理システムの
代替実施形態のブロック図である。
【図7】図1のポストエミュレーション処理システムの
代替実施形態のブロック図である。
【図8】2入力チャネル・システムに本発明の原理を実
施する回路の回路図である。
【符号の説明】
10 単一チャネル信号入力端子 12 音声分離器 14 非音声信号ライン 16 マルチチャネル・エミュレータ 18 音声信号ライン 20 エミュレーション後処理システム 22a〜22z エミュレート信号ライン 22L 左チャネル信号ライン 22LS 左サラウンド信号ライン 22R 右チャネル信号ライン 22RS 右サラウンド信号ライン 26 音声レベル・タップ 28 非音声レベル・タップ 32 遅延ユニット 56L,56LS,56R,および56RS ツィータ 58 サブウーハ 60 電気音響変換器

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一チャネル・オーディオ信号を処理
    し、複数のオーディオ・チャネル信号を提供する方法で
    あって、 前記単一チャネル・オーディオ信号を、概して音声特性
    を示すスペクトル・パターンで特徴付けられる第1分離
    信号と、第2分離信号とに分離するステップと、 前記第1分離信号を処理し、第1オーディオ・チャネル
    信号を与えるステップと、 前記第2分離信号を変更し、前記複数のオーディオ・チ
    ャネル信号の残りの部分を生成するステップと、を含む
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオーディオ信号処理方法
    において、前記変更するステップが、 前記第2分離信号を複数の信号に分割するステップと、 後者の信号の1つに所定の係数を乗算するステップと、
    を含むオーディオ信号処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のオーディオ信号処理方法
    において、前記係数が、時間に対して可変である、オー
    ディオ信号処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のオーディオ信号処理方法
    において、前記係数が、前記第1分離信号を時間平均し
    た大きさおよび前記第2分離信号を時間平均した大きさ
    の和で除算した、前記第1分離信号の時間平均した大き
    さに比例する利得を加える、オーディオ信号処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のオーディオ信号処理方法
    において、前記変更するステップが、 前記第2分離信号を複数の信号に分割するステップと、 前記第2分離信号を時間的に遅延させるステップと、を
    含むオーディオ信号処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のオーディオ信号処理方法
    において、前記変更するステップが、左チャネル信号お
    よび右チャネル信号を与える、オーディオ信号処理方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のオーディオ信号処理方法
    において、前記変更するステップが、更に、左サラウン
    ド・チャネル信号および右サラウンド・チャネル信号を
    与える、オーディオ信号処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の単一チャネル・オーディ
    オ信号処理方法において、前記第1オーディオ・チャネ
    ル信号が中央チャネル信号である、単一オーディオ信号
    処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の単一チャネル・オーディ
    オ信号処理方法において、前記第1分離信号を処理する
    ステップが、前記第1分離信号に第1所定係数を乗算す
    るステップを含む、単一チャネル・オーディオ信号処理
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の単一オーディオ信号処
    理方法において、前記変更するステップが、前記第2分
    離信号に第2所定係数を乗算するステップを含む、単一
    オーディオ信号処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の単一オーディオ信号
    処理方法において、前記第1所定係数および前記第2所
    定係数は、前記第1分離信号の信号強度の増大が、前記
    第2分離信号の信号強度の減少と一致するように決定す
    る、単一オーディオ信号処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の単一チャネル・オーデ
    ィオ信号処理方法において、前記第1所定係数が、時間
    に関して可変である、単一チャネル・オーディオ信号処
    理方法。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の単一チャネル・オーデ
    ィオ信号処理方法において、前記所定係数が、前記第1
    分離信号を時間平均した大きさおよび前記第2分離信号
    を時間平均した大きさの和で除算した、前記第1分離信
    号の時間平均した大きさに比例する、単一チャネル・オ
    ーディオ信号処理方法。
  14. 【請求項14】 単一チャネル・オーディオ信号を処理
    し、複数のオーディオ・チャネル信号を提供するオーデ
    ィオ信号処理装置であって、 前記オーディオ信号を、音声特性を示す周波数スペクト
    ルで特徴付けられる第1分離信号と、第2分離信号とに
    分離する分離器と、 前記分離器に結合され、前記第2分離信号に応答して、
    前記複数のオーディオ・チャネル信号の第1サブセット
    を与える、前記音声分離器に結合された第1回路と、を
    備えるオーディオ信号処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のオーディオ信号処理
    装置において、前記第1回路が、前記第2分離信号に対
    して複数の信号経路を備え、 前記複数の信号経路の1つが時間遅延を与える、オーデ
    ィオ信号処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のオーディオ信号処理
    装置において、前記第1回路が複数の信号経路を備え、 前記複数の信号経路の少なくとも1つが、乗算器を備え
    る、オーディオ信号処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のオーディオ信号処理
    装置において、前記第1の複数の信号経路が、前記可変
    利得を加えた信号を、前記可変利得を加えなかった信号
    経路と減算的に結合するように構成され、配列されてい
    る、オーディオ信号処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項14記載のオーディオ信号処理
    装置において、前記複数のオーディオ・チャネル信号の
    前記第1サブセットが、左チャネル信号および右チャネ
    ル信号を含む、オーディオ信号処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のオーディオ信号処理
    装置において、前記複数のオーディオ・チャネル信号の
    前記第1サブセットが、左サラウンド・チャネル信号お
    よび右サラウンド・チャネル信号を含む、オーディオ信
    号処理装置。
  20. 【請求項20】 請求項14記載のオーディオ信号処理
    装置において、前記分離器が、音声特性を示すスペクト
    ル帯域に実質的に対応する通過帯域を有するバンドパス
    ・フィルタを含む、オーディオ信号処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項14記載のオーディオ信号処理
    装置であって、更に、前記分離器に結合され、前記第1
    分離信号に応答して、前記複数のオーディオ・チャネル
    信号の第2サブセットを与える第2回路を備える、オー
    ディオ信号処理装置。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のオーディオ信号処理
    装置において、前記第2サブセットが、単一のオーディ
    オ・チャネル信号を含む、オーディオ信号処理装置。
  23. 【請求項23】 請求項22記載のオーディオ信号処理
    装置において、前記単一のオーディオ・チャネル信号が
    中央チャネル信号である、オーディオ信号処理装置。
  24. 【請求項24】 オーディオ信号処理システムであっ
    て、 単一入力チャネル信号のための入力端子と、 中央チャネル出力信号Cのための中央チャネル出力端子
    と、 対応する複数の他の出力オーディオ・チャネル信号のた
    めの、複数の他の出力端子と、 前記単一チャネル入力信号を音声オーディオ信号および
    非音声オーディオ信号に分離する分離器と、 前記音声オーディオ信号を前記中央チャネル端子に結合
    する第1回路と、 前記非音声信号に応答して、前記分離器および前記複数
    の出力端子を結合し、対応する複数の他のオーディオ・
    チャネル信号を与える、第2回路と、を備えるオーディ
    オ信号処理システム。
  25. 【請求項25】 請求項24記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記第2回路が複数の信号経路を備
    え、 前記複数の信号経路の1つが時間遅延を与える、オーデ
    ィオ信号処理システム。
  26. 【請求項26】 請求項24記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記回路が複数の信号経路を備え、 前記複数の信号経路の少なくとも1つが乗算器を備え
    る、オーディオ信号処理システム。
  27. 【請求項27】 請求項26記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記乗算器が、左チャネル出力端子
    である、その他の出力端子に結合されている、オーディ
    オ信号処理システム。
  28. 【請求項28】 請求項26記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記乗算器が、右チャネル出力端子
    である、その他の出力端子に結合されている、オーディ
    オ信号処理システム。
  29. 【請求項29】 請求項24記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記分離器が、音声信号のスペクト
    ルに実質的に対応する通過帯域を有するバンドパス・フ
    ィルタを含む、オーディオ信号処理システム。
  30. 【請求項30】 請求項24記載のオーディオ信号処理
    システムであって、更に、前記分離器を前記中央チャネ
    ル出力端子に結合し、前記分離器の出力に所定係数を乗
    算する乗算器を備える、オーディオ信号処理システム。
  31. 【請求項31】 請求項30記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記所定係数が時間に関して可変で
    ある、オーディオ信号処理システム。
  32. 【請求項32】 請求項30記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記所定係数が、前記音声オーディ
    オ信号を時間平均した大きさに比例する、オーディオ信
    号処理システム。
  33. 【請求項33】 請求項32記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記所定係数が、前記音声オーディ
    オ信号を時間平均した大きさおよび前記非音声オーディ
    オ信号を時間平均した大きさの和で除算した、前記音声
    オーディオ信号の時間平均した大きさに比例する、オー
    ディオ信号処理システム。
  34. 【請求項34】 請求項24記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記第2回路が、左チャネル信号
    L、右チャネル信号R、左サラウンド・チャネル信号L
    S、および右サラウンド・チャネル信号RSを与え、 更に、前記複数の他の出力端子および前記中央チャネル
    出力端子に結合され、前記複数の他の出力オーディオ・
    チャネル信号および前記中央チャネル信号をダウンミッ
    クスし、複数のデコード可能なオーディオ・チャネル信
    号を与えるダウンミキシング回路を備える、オーディオ
    信号処理システム。
  35. 【請求項35】 請求項34記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記複数のデコード可能なオーディ
    オ・チャネル信号が、2つのデコード可能なオーディオ
    ・チャネル信号から成る、オーディオ信号処理システ
    ム。
  36. 【請求項36】 請求項34記載のオーディオ信号処理
    システムにおいて、前記複数のデコード可能なオーディ
    オ・チャネル信号が、3つのデコード可能なオーディオ
    ・チャネル信号から成る、オーディオ信号処理システ
    ム。
  37. 【請求項37】 単一チャネル・オーディオ信号を処理
    し、5つのオーディオ・チャネル信号にデコード可能
    な、2つのデコード可能オーディオ・チャネル信号を提
    供する方法であって、 前記単一チャネル・オーディオ信号を、概して音声特性
    を示すスペクトル・パターンによって特徴付けられる第
    1分離信号と、第2分離信号とに分離するステップと、 前記第1分離信号を処理して、中央チャネル信号Cを与
    えるステップと、 前記第2分離信号を処理して、左チャネル信号L、右チ
    ャネル信号R、左サラウンド・チャネル信号LS、およ
    び右サラウンド・チャネル信号RSを与えるステップ
    と、 前記中央チャネル信号、前記左サラウンドおよび前記右
    サラウンド・チャネル信号の和信号、ならびに前記左チ
    ャネル信号を結合し、前記2つのデコード可能オーディ
    オ・チャネル信号の第1のものを生成するステップと、 前記中央チャネル信号、前記左サラウンドおよび前記右
    サラウンド・チャネル信号の前記和、ならびに前記右チ
    ャネル信号を結合し、前記2つのデコード可能オーディ
    オ・チャネル信号の第2のものを生成するステップと、
    を含む方法。
  38. 【請求項38】 請求項37記載の単一チャネル・オー
    ディオ信号処理方法であって、更に、前記中央チャネル
    信号、ならびに前記左サラウンドおよび前記右サラウン
    ド・チャネル信号の前記和を、それぞれ、中央およびサ
    ラウンド係数で尺度調整するステップを含む、単一チャ
    ネル・オーディオ信号処理方法。
  39. 【請求項39】 請求項38記載の単一チャネル・オー
    ディオ信号処理方法であって、更に、前記第1および第
    2デコード可能オーディオ信号の一方を含む前記和成分
    の位相を、他方のデコード可能オーディオ信号を含む前
    記和成分に対して逆転させるステップを含む、単一チャ
    ネル・オーディオ信号処理方法。
  40. 【請求項40】 単一チャネル・オーディオ信号を処理
    し、続いて5オーディオ・チャネル信号にデコード可能
    な、3つのデコード可能オーディオ・チャネル信号を提
    供する方法であって、 前記単一チャネル・オーディオ信号を、概して音声特性
    を示すスペクトル・パターンによって特徴付けられる第
    1分離信号と、第2分離信号とに分離するステップと、 前記第1分離信号を処理し、第1デコード可能オーディ
    オ信号を含む中央チャネル信号を形成するステップと、 前記第2分離信号を処理し、左チャネル信号、右チャネ
    ル信号、左サラウンド・チャネル信号、および右サラウ
    ンド・チャネル信号を与えるステップと、 前記左サラウンドおよび前記右サラウンド・チャネル信
    号の和を、前記左チャネル信号と結合し、前記2つのデ
    コード可能オーディオ・チャネル信号の第1のものを生
    成するステップと、 前記左サラウンドの前記右サラウンド・チャネル信号と
    の和、および前記右チャネル信号を結合し、前記デコー
    ド可能オーディオ・チャネル信号の第3のものを生成す
    るステップと、を含む方法。
  41. 【請求項41】 請求項40記載の単一チャネル・オー
    ディオ信号処理方法であって、更に、所定のサラウンド
    係数で尺度調整するステップを含む、単一チャネル・オ
    ーディオ信号処理方法。
  42. 【請求項42】 請求項41記載の単一チャネル・オー
    ディオ信号処理方法であって、更に、前記第2および第
    3デコード可能オーディオ信号の1つを含む前記和の一
    方の位相を、前記第2および第3デコード可能オーディ
    オ信号の他方に対して逆転させるステップを含む、単一
    チャネル・オーディオ信号処理方法。
  43. 【請求項43】 2つの入力オーディオ・チャネル信号
    を処理し、2つよりも多い出力オーディオ・チャネル信
    号を提供する方法であって、 前記2つの入力オーディオ・チャネル信号の各々を、概
    して音声特性を示すスペクトル・パターンによって特徴
    付けられる第1分離信号と、第2分離信号とに分離する
    ステップと、 前記第1入力オーディオ・チャネル信号の前記第1分離
    信号を、前記第2入力オーディオ・チャネル信号の前記
    第1分離信号と結合し、前記2つよりも多い出力オーデ
    ィオ・チャネル信号の第1のものを形成するステップ
    と、を含み、 前記第1入力信号の前記第2分離信号が、前記2つより
    も多い出力オーディオ・チャネル信号の第2のものを含
    み、 前記第2入力信号の前記第2分離信号が、前記2つより
    も多い出力チャネル信号の第3のものを含む、方法。
  44. 【請求項44】 請求項43記載の2入力オーディオ・
    チャネル信号処理方法において、前記第1入力信号の前
    記第2分離信号が、左チャネル信号を含み、前記第2入
    力信号の前記第2分離信号が、右チャネル信号を含む、
    2入力オーディオ・チャネル信号処理方法。
  45. 【請求項45】 請求項43記載の2入力オーディオ・
    チャネル信号処理方法において、前記2つよりも多い出
    力オーディオ・チャネル信号の前記第1のものが、中央
    チャネル信号を含む、2入力オーディオ・チャネル信号
    処理方法。
  46. 【請求項46】 請求項43記載の2入力オーディオ・
    チャネル信号処理方法であって、更に、 前記第1入力信号の前記第2分離信号を、前記第2入力
    信号の前記第2分離信号と差動的に結合し、前記2つよ
    りも多い出力オーディオ・チャネル信号の第4のものを
    形成するステップと、 前記第2入力信号の前記第2分離信号を、前記第1入力
    信号の前記第2分離信号と差動的に結合し、前記2つよ
    りも多い出力オーディオ・チャネル信号の第5のものを
    形成するステップと、を含む2入力オーディオ・チャネ
    ル信号処理方法。
  47. 【請求項47】 2つのオーディオ・チャネル信号を処
    理し、2つよりも多い出力オーディオ・チャネル信号を
    提供するオーディオ信号処理装置であって、 前記2つのオーディオ・チャネル信号の第1のものを、
    音声特性を示すスペクトル・パターンによって特徴付け
    られる第1分離信号と、前記2つよりも多い出力オーデ
    ィオ・チャネル信号の第1のものを含む第2分離信号と
    に分離する第1分離器と、 前記2つのオーディオ・チャネル信号の第2のものを、
    音声特性を示すスペクトル・パターンによって特徴付け
    られる第1分離信号と、前記2つよりも多い出力オーデ
    ィオ・チャネル信号の第2のものを含む第2分離信号と
    に分離する第2分離器と、 前記第1オーディオ・チャネル信号の前記第1分離信号
    と、前記第2オーディオ・チャネル信号の前記第1分離
    信号とを結合し、前記2つよりも多い出力オーディオ・
    チャネル信号の第3のものを与える第1結合器と、を備
    えるオーディオ信号処理装置。
  48. 【請求項48】 請求項47記載のオーディオ信号処理
    装置であって、更に、 前記第1出力オーディオ・チャネル信号を前記第2出力
    チャネル信号と差動的に結合し、前記2つよりも多い出
    力オーディオ・チャネルの第4のものを与える第2結合
    器と、 前記第2出力オーディオ・チャネル信号を、前記第1出
    力オーディオ・チャネルと差動的に結合し、前記2つよ
    りも多い出力オーディオ・チャネルの第5のものを与え
    る第3結合器と、を備えるオーディオ信号処理装置。
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