JP2000291536A - 流動体圧送ポンプ及びその油圧シリンダ - Google Patents

流動体圧送ポンプ及びその油圧シリンダ

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JP2000291536A
JP2000291536A JP11101874A JP10187499A JP2000291536A JP 2000291536 A JP2000291536 A JP 2000291536A JP 11101874 A JP11101874 A JP 11101874A JP 10187499 A JP10187499 A JP 10187499A JP 2000291536 A JP2000291536 A JP 2000291536A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動体圧送ポンンプ及びその油圧シリンダに
関し、生コンクリート,土砂,軟弱土等のスラリ流体の
ような流動体をピストン式で圧送する時の、上記流動体
の性状に応じて上記ピストンのストローク長さを設定し
て作業効率を向上させる。 【解決手段】 油圧シリンダ3a,3bの途中に複数個
のバイパスポートP1〜P3を設けてバイパス回路BP
1〜BP3を形成し、さらにバイパス回路BP1〜BP
3に開閉可能な仕切弁V3,V4を設けてバイパス回路
BP1〜BP3を選択可能とし、油圧シリンダ3a,3
bのピストン4a,4bは仕切弁V3,V4のいずれか
が開口している上記のポート位置を通過した時点で、作
動油圧がバイパス回路BP1〜BP3のいずれかを通じ
て反対側の上記油圧シリンダに流れその位置で停止する
ように配設し、バイパスポートP1〜P3の設計仕様に
応じて設定される設定位置に応じて、ピストン4a,4
bのストローク長さが選択できるように構成さいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生コンクリート,
土砂,軟弱土等のスラリ流体のような流動体をピストン
で圧送する流動体圧送ポンプの改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来の流動体圧送ポンプである、例えばピ
ストン式コンクリートポンプは、トンネル,ケーソン,
橋梁,建築の内部等の狭い個所にコンクリートを打ち込
むために鉄管中を圧送するために用いられるものであっ
て、機械力又は油圧によってプランジャを往復動させて
コンクリートを上記鉄管中に圧送するようになってい
る。
【0003】そして、上記ピストン式コンクリートポン
プの油圧シリンダには、ピストンストローク長さが可変
の可変方式と、固定方式の2方式が従来使用されてい
る。上記可変方式のものは2個のシリンダのヘッド側又
はロッド側を連通して形成した密閉回路内の作動油量を
増減させて上記ストローク長を調整できるものであり、
又上記固定式のものは可変方式と同様に2個のシリンダ
の片側を連通して形成した密閉回路内の作動油量を強制
的に調整し、必ず一定ストローク長さで作動する様に構
成されている。
【0004】従来例を、図8(A),(B)及び図10に
示した、例えば対をなす油圧シリンダを有する油圧式コ
ンクリートポンプについて説明すると、オイルポンプ1
によって得られた高圧の作動油は、油圧切換弁ブロック
2に入り、コンクリートを圧送するための油圧式コンク
リートポンプの一対の第1,第2油圧シリンダ3a,3
bと、揺動バルブ31を切換えるためのスイング切換用
油圧シリンダSCに分配される。
【0005】又、油圧切換弁ブロック2は、メインリリ
ーフ弁5と、油圧式コンクリートポンプの一対の油圧シ
リンダ3の切換弁6及びスイング切換用油圧シリンダS
Cの切換弁7からなり、一方切換弁6は上記油圧式コン
クリートポンプの上記一対の油圧シリンダのうちのいず
れか一方の第1油圧シリンダ3aと他方の第2油圧シリ
ンダ3bの作動油の流れを制御し、切換弁6の切換用パ
イロット圧は、スイング切換用油圧シリンダSCのピス
トンPSの位置検出スイッチ11a,11bからの電気
信号によりパイロット圧用切換弁8によって制御され、
他方の切換弁7はスイング切換用油圧シリンダSCの作
動油の流れを制御し、切換弁7の切換用パイロット圧
は、上記油圧式コンクリートポンプの第1油圧シリンダ
3aの一端側と他端側に設置された第1ピストン4aの
第1,第2位置検出スイッチS1,S2からの電気信号
でパイロット圧用切換弁9によって制御されている。
【0006】即ち、切換弁6により第1,第2油圧シリ
ンダ3a,3bを駆動し、第1,第2油圧シリンダ3
a,3bの切換えにより切換弁7を制御し、切換弁7の
切換えによってスイング切換用油圧シリンダSCを駆動
し、スイング切換用油圧シリンダSCの切換えによって
切換弁6を制御するサイクルで作動するものである。
又、上記の第1油圧シリンダ3aの第1ピストン4a
が、図8に示した矢印方向に作動している場合、パイロ
ット圧用切換弁8のソレノイドバルブ12が閉の状態
で、他のパイロット圧用切換弁9のソレノイドバルブ1
5が閉になっており、第1油圧シリンダ3aの第1ピス
トン4aが他端側のストロークエンドまで行くと、位置
検出スイッチS2が検出した電気信号がパイロット圧用
切換弁9のソレノイドバルブ14に通電され、切換弁7
により作動油が流れて、スイング切換用油圧シリンダS
CのピストンPSが、図8(A)に示した矢印の方向
に、下方から上方に作動し、揺動パイプ31を、図1に
二点鎖線で示したように左位置31Lに切換わる。
【0007】又、スイング切換用油圧シンダSCのピス
トンPSがストロークエンドまで動くと、位置検出スイ
ッチ11bより電気信号が出てパイロット圧用切換弁8
の他方のソレノイドバルブ13に通電され、図8(A)
における下方から上方に切換弁6が反対に切換わり、第
1,第2油圧シリンダ3a,3bの第1,第2ピストン
4a,4bを、図8(A)に示した矢印と反対の方向に
作動する。
【0008】そして、図8(A)に示した状態から、図
9に示したように第2油圧シリンダ3bの第2ピストン
4bが第2油圧シリンダ4bの他端側のストロークエン
ドに達し、第1ピストン4aが第1油圧シリンダ3aの
一端側に設けられた位置検出スイッチS1に到達しない
場合は、第1及び第2油圧シリンダ3a,3bのヘッド
側が連通されて構成される密閉回路Mの作動油が多すぎ
る状態にあるためであり、密閉回路M内の余分な作動油
量が第2油圧シリンダ3bの他端側に設けられた第2チ
ェックバルブCV2を有するバイパス回路BPeを介し
てリザーバタンクTに排出せしめられる。
【0009】そして、第1ピストン4aのストローク長
さを自動的に補正している。又、第1ピストン4aが位
置検出スイッチS1に到達したことを検出した電気信号
がパイロット圧用切換弁9のソレノイド15に通電さ
れ、図8に示したように切換弁7を切換えスイング切換
用油圧シリンダSCを矢印のように作動せしめて揺動パ
イプ31を、図8(A)に実線で示した位置31Rに切
換えると共に、位置検出スイッチ11aの検出した電気
信号をパイロット圧切換弁8のソレノイドバルブ12に
通電し、図8(A)に矢印に示したように作動せしめら
れる。
【0010】又、図10に示したように第2ピストン4
bが第2油圧シリンダ3bの一端側のストロークエンド
に達し、第1ピストン4aが第1油圧シリンダ3aの他
端側に設けられた位置検出スイッチS2に到達しない場
合は密閉回路Mの作動油量が少な過ぎるためであり、第
2油圧シリンダ3bのPポートより第1チェックバルブ
CV1を有するバイパス回路BP1を介して密閉回路M
へ作動油が補充され、第1ピストン4aを一端側のスト
ロークエンドに到達せしめ第1ピストン4aのストロー
ク長さを自動的に補正されるように構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、例えば
コンクリートポンプにおいて、上記密閉回路M内の作動
油量は常に一定になるようにして、第1,第2ピストン
4a,4bのストローク長さを一定になるようにしてい
るが、上記作動油の温度変化で上記作動油の体積が膨張
したり収縮したりして上記ピストンの動くストローク長
さが変動してしまうので、この変動を防止するため上記
のようなストローク補正や、図示しないが可変型コンク
リートポンプの場合にはマニアルで作動油量の補給又は
排出を行っているが、開閉弁の開閉を行う必要があり手
数がかかり面倒である。
【0012】又、生コンクリート(以下、単に生コンと
称す)の性状により、即ち固い生コンを圧送する場合に
は上記の第1,第2ピストン4a,4bのストロークが
長すぎると押し出す時に力不足になってしまうので、上
記ストロークを短くして、要するに圧送量を小さくして
上記ピストンの作動を円滑にできるようにしなければな
らない。
【0013】又、従来の上記可変式コンクリートポンプ
では、密閉回路内の作動油量がパッキン部分でのリーク
や作動油の変化でストローク長さが変化するため、長時
間の運転中には作動油量を再調整する必要が発生し、又
コンクリートポンプのピストンの下死点で自動的にグリ
ースの給脂を行なっている場合は、ストローク長さを度
々再調整しないとグリースが的確に給脂されない等の不
適合がある。
【0014】又、固定式コンクリートポンプは圧送状態
に応じてストローク長さを最適に調整することができな
い不適合がある。本発明は、これらの課題に鑑み創案さ
れたものであって、油圧シリンダの途中に複数個のポー
トを設けてバイパス回路を形成し、さらに上記バイパス
回路に任意に開閉可能な仕切弁を設けて上記バイパス回
路を選択可能とし、上記油圧シリンダのピストンは上記
仕切弁のいずれかが開口しているポート位置を通過した
時点で作動油圧がバイパス回路のいずれかを通じて反対
側の油圧シリンダに流れその位置で停止するように設
け、上記バイパスポートの設計仕様に応じて設定される
設定位置に応じて、上記ピストンストローク長さが選択
できるように構成されていた流動体圧送ポンプ及びその
油圧シリンダを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の流動体圧送ポンプは、対をなす流動体圧送用
シリンダにそれぞれ接続される対をなす油圧シリンダに
油圧を供給する回路を切換える切換弁と、上記対をなす
油圧シリンダのヘッド側を連通せしめて構成される密閉
回路又は上記対をなす油圧シリンダのロッド側を連通せ
しめて構成される密閉回路と、上記対をなす油圧シリン
ダのいずれか一方の油圧シリンダに配設され設計仕様に
応じて設定される上記一方の油圧シリンダのピストンの
複数個のストロークエンドの位置を検出する位置検出手
段と、上記対をなす油圧シリンダの他方の油圧シリンダ
に設けられた複数個のポートと上記密閉回路側とを連通
せしめる開閉可能な仕切弁を有する複数個のバイパス回
路と、上記密閉回路内の余分な作動油を排出するチェッ
クバルブを有するバイパス回路と、上記位置検出手段が
検出した切換信号により上記切換弁を切換え上記対をな
す油圧シリンダを作動せしめる切換手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0016】請求項2記載の本発明の流動体圧送ポンプ
は、対をなす流動体圧送用シリンダにそれぞれ接続され
る対をなす油圧シリンダに油圧を供給する回路を切換え
る切換弁と、上記対をなす油圧シリンダのヘッド側を連
通せしめて構成される密閉回路又は上記対をなす油圧シ
リンダのロッド側を連通せしめて構成される密閉回路
と、上記対をなす油圧シリンダのいずれか一方の油圧シ
リンダに配設され設計仕様に応じて設定される上記一方
の油圧シリンダのピストンの複数個のストロークエンド
の位置を検出する位置検出手段と、上記対をなす油圧シ
リンダの他方の油圧シリンダに設けられた複数個のポー
トと上記密閉回路側とを連通せしめる開閉可能な仕切弁
を有する複数個のバイパス回路と、上記密閉回路内の余
分な作動油を排出するチェックバルブを有するバイパス
回路と、上記対をなす油圧シリンダのいずれか一方に選
択的に接続される揺動パイプのスイング切換用油圧シリ
ンダに油圧を供給する回路を切換える切換弁と、上記一
方のピストンのストロークエンドの信号を検出して上記
スイング切換用油圧シリンダの切換弁を切換える切換手
段と、上記スイング切換用油圧シリンダのピストンのス
トロークエンドの信号を検出して上記油圧シリンダの切
換弁を切換える切換手段と、上記位置検出手段が検出し
た切換信号により上記切換弁を切換え上記対をなす油圧
シリンダを作動せしめる切換手段とを備えたことを特徴
としている。
【0017】請求項3記載の本発明の流動体圧送ポンプ
の油圧シリンダは、流動体を交互に吸引して吐出する対
をなす流動体圧送用往復動ピストンのそれぞれの流動体
圧送用シリンダと、上記流動体圧送シリンダのそれぞれ
に連結される対をなす油圧シリンダとを有する流動体圧
送ポンプの油圧シリンダにおいて、上記対をなす油圧シ
リンダのヘッド側を連通せしめて構成される密閉回路又
は上記対をなす油圧シリンダのロッド側を連通せしめて
構成される密閉回路と、上記対をなす油圧シリンダの少
なくといずれか一方の油圧シリンダに設けられた複数個
のポートと上記密閉回路側とを連通せしめる開閉可能な
仕切弁を有する複数個のバイパス回路とを備えたことを
特徴としている。
【0018】請求項4記載の本発明の流動体圧送ポンプ
の油圧シリンダは、請求項3記載の構成において、上記
密閉回路内の余分な作動油を排出するチェックバルブを
有するバイパス回路を備えたことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の流動体圧送ポンプを油
圧式コンクリートポンプに適用した場合の油圧回路を示
す概略説明図、図2は図1の油圧シリンダ部分の拡大し
たもので密閉回路内の油量が多すぎた場合のピストンの
第1設定ストローク長さの補正を示す説明図、図3は図
2のヘッド側の密閉回路内の作動油量が少なすぎる場合
のピストンのストローク長さの補正を示す説明図、図4
は油圧シリンダの第2設定ストローク長さの補正を示す
もので、図2と同様の状態を示す説明図、図5は図4の
密閉回路の作動油量が減少した場合を示すもので、図3
と同様の状態を示す説明図、図6は高圧回路で作動する
油圧シリンダのロッド側の密閉回路内の作動油量が少な
すぎる場合のストローク長さの補正を示す説明図、図7
は図6のロッド側の密閉回路内の作動油量が多すぎる場
合のストローク長さの補正を示す説明図である。
【0020】図1に示したように内部に流動体である生
コンが供給されるゲートハウジングGHが設けられ、ゲ
ートハウジングGH内の上記生コンを交互に吸引して吐
出するゲートハウジングGH内部と連通するように、ゲ
ートハウジングGHの外側に設けられた対をなす第1,
第2流動体圧送用シリンダCCa,CCbが設けられて
いる。
【0021】又、上記対をなす第1,第2流動体圧送シ
リンダCCa,CCbにそれぞれに連結されるように設
けられ第1,第2流動体圧送用シリンダCCa,CCb
の第1,第2往復動ピストンPa,Pbを作動せしめる
コンクリートポンプの対をなす第1,第2油圧シリンダ
3a,3bが設けられている。又、一端側が少なくとも
ゲートハウジングGHの内部に位置し他端側の軸心回り
で回転できるように支持された揺動パイプ31が設けら
れ、揺動パイプ31の一端側の端部を上記対をなす第
1,第2流動体圧送シリンダCCa,CCbのいずれか
一方と選択的に連結せしめられるように揺動パイプ31
の他端側の軸心回りで回転させるスイング切換用油圧シ
リンダSCを有している。
【0022】又、第1,第2流動体圧送用往復動ピスト
ンPa,Pbを作動せしめる対をなす油圧シンダのうち
のいずれか一方の第1油圧シリンダ3a及び他方の第2
油圧シリンダ3bに油圧を供給する回路を切換える切換
弁6と、スイング切換用油圧シリンダSCのピストンP
Sを作動せしめるスイング切換用油圧シリンダSCに油
圧を供給する回路を切換える切換弁7を有している。
【0023】又、第1油圧シリンダ3aの他端側に設け
られるストロークエンドの位置を検出する位置検出スイ
ッチS2が設けられ、位置検出スイッチS2が検出した
電気信号をパイロット圧切換用切換弁9に通電せしめて
スイング切換用油圧シリンダSCの切換弁7を切換える
切換手段T1を有している。又、上記位置検出手段が検
出した切替え信号により上記切替弁を切替え、上記対を
なす油圧シリンダを作動させる切替手段T2を有してい
る。又、スイング切換用油圧シリンダSCのストローク
エンドの位置を検出する位置検出スイッチ11a,11
bが設けられ、位置検出スイッチ11a,11bが検出
した電気信号をパイロット圧切換用切換弁8に通電せし
めて第1,第2油圧シリンダ3a,3bの切換弁6を切
換える切換手段T3を有している。
【0024】又、上記の第1,第2油圧シリンダ3a,
3bのヘッドの間を連通路30を介して連通せしめて構
成される密閉回路M又は後述する、図6,図7に示す第
1,第2油圧シリンダ3a,3bのロッド側の間を連通
路30Nを介して連通せしめて構成される密閉回路Nを
有している。又、第1,第2油圧シリンダ3a,3bの
いずれか一方の油圧シリンダに配設され設計仕様に応じ
て設定される複数個の、本実施形態では第1ピストン4
aのストロークエンドの位置を検出する第1油圧シリン
ダ3aに設けられた4個の位置検出手段S1〜S4が設
けられている。
【0025】又、図2に示したように上記対をなす油圧
シリンダの他方の第2油圧シリンダに設けられた複数個
の、本実施形態では3個のポートP1〜P3と密閉回路
側Mとを連通せしめる開閉可能な仕切弁V3,V4及び
第1,第3,第4チェックバルブCV1,CV3,CV
4を有する複数個の、本実施形態では3個のバイパス回
路BP1〜BP3が設けられ、又密閉回路M内の余分な
作動油を排出する第2チェックバルブを有するバイパス
回路BPeが設けられている。
【0026】次に、上記実施形態の構成による作用につ
いて説明する。先ず、流動体である、例えば固めの生コ
ンの性状により設計仕様に応じて設定される第1設定ス
トロークエンドを選定した場合には、仕切弁V3を開に
して仕切弁V4を閉に予めセットする。そして、図1に
示したように油圧式コンクリートポンプにおいて、上記
油圧式コンクリートポンプの第1,第2油圧シリンダ3
a,3bの第1,第2ピストン4a,4bが矢印の方に
作動している場合、パイロット圧用切換弁8の一つのソ
レノイドバルブ12が閉で、他のパイロット圧用切換弁
9のソレノイドバルブ15が閉では切換弁7が、図1の
状態にあって、油圧切換弁ブロック2にオイルポンプ1
より供給された作動油により、第1油圧シリンダ3aの
第1ピストン4aが第1油圧シリンダ3aの他端側のス
トロークエンドまで達すると、位置検出スイッチS2の
電気信号により他のパイロット圧用切換弁9のソレノイ
ドバルブ14が通電され、スイング切換用油圧シリンダ
SCの切換弁7が、図1における下方から上方へ切換わ
り揺動パイプ31が、図1に二点鎖線で示した位置31
Lに切換わる。
【0027】そして、揺動パイプ31のスイング切換用
油圧シリンダSCが、図1において下方から上方に作動
しストロークエンドに達すると位置検出スイッチ11b
より検出された電気信号が一方のパイロット圧用切換弁
8のソレノイドバルブ13に通電され、第1,第2油圧
シリンダ3a,3bの切換弁6が上記と反対に、即ち、
図1において下方から上方へ切換わり第2油圧シリンダ
3bの第2ピストン4bとロッドLbを介して連結され
ている第1コンクリート圧送用往復動ピストンPbが第
2コンクリート圧送用シリンダCCb内に吸引されてい
る生コンを、図1に二点鎖線で示した左位置31Lの揺
動パイプ31へ吐出せしめ、更に吐出パイプ33に供給
せしめられる。
【0028】そして、上記のように第1,第2油圧シリ
ンダ3a,3bの第1,第2ピストン4a,4b及び第
1,第2コンクリート圧送用往復動ピストンPa,Pb
が、図1に示した矢印と反対方向に作動し、図2に示し
たように第2油圧シリンダ3bの第2ピストン4bが第
2油圧シリンダ3bの他端側のストロークエンドに達
し、第1ピストン4aの設計仕様に応じて設定される第
1設定ストロークエンドが第1油圧シリンダ3aの中間
に設けられた第1設定ストロークエンドを検出する位置
検出スイッチS3に到達していない場合は密閉回路M内
の作動油量が多すぎる時であり、密閉回路M内の余分な
作動油量が第2チェックバルブCV2を有するバイパス
回路BPeを介してリザーバタンクTへ排出せしめられ
る。
【0029】そして、密閉回路Mの作動油量が上記のよ
うにリザーバタンクTに排出されて減ると第1ピストン
4aが、図2に示したように第1設定ストロークエンド
の位置を検出する位置検出スイッチS3に達し、位置検
出スイッチS3が検出した電気信号がパイロット圧用切
換弁9のソレノイド15に通電され、切換弁7とスイン
グ切換用油圧シリンダSCが上方から下方に作動して、
図1に示した位置に切換わり揺動パイプ31を、図1に
実線で示した右位置31Rに切換わる。
【0030】そして、スイング切換用油圧シリンダSC
が、図1に示した上方から下方に作動した時を位置検出
スイッチ11aが検出した電気信号がパイロット圧用切
換弁8のソレノイド12に通電されて切換弁6が、図1
における上方から下方に切換わり第1ピストン4aが図
1の矢印方向に作動するように反転する。そして、図3
に示したように第1ピストン4aが、図2に示した状態
から図3に示した状態に反転すると第1ピストン4aが
第1油圧シリンダ3aの他端側に設けられた位置検出ス
イッチS2に到達するまで作動し、第1油圧シリンダ3
aの他端側のストロークエンドで反転する。
【0031】又、図3に示した状態において上記の密閉
回路Mの作動油量が減少すると、作動中第1,第2油圧
シリンダ3a,3bの各ヘッド側を連通路30により接
続される密閉回路Mと第2油圧シリンダ3bに設けられ
たポートP2が接続され、第3チェックバルブCV3,
仕切弁V3を有するバイパス回路BP2を介して第2油
圧シリンダ3bのPポートから作動油が密閉回路Mへ補
充されるため、第1ピストン4aのストローク長さが自
動的に補正される。
【0032】次に、流動体である固めの生コンの性状に
より設計仕様に応じて設定される第2設定ストロークエ
ンドを選定した場合には、仕切弁V4を開にして仕切弁
V3を閉に予めセットする。そして、図4に示したよう
に、第1ピストン4aの設計仕様に応じて設定される他
の第2設定ストロークエンドのストローク長さの位置を
検出する位置検出スイッチS4及び上記のように配設さ
れる第4チェックバルブCV4,仕切弁V4を有するバ
イパス回路BP3の作用について説明する。
【0033】又、図4に示したように、第2ピストン4
bが第2油圧シリンダ3bの他端側のストロークエンド
に達し、第1ピストン4aが上記第2設定ストロークエ
ンドを検出する位置検出スイッチS4に到達していない
場合は密閉回路M内の作動油量が多すぎる状態にあるた
め、密閉回路M内の余分な作動油量が第2油圧シリンダ
3bの他端側に設けられた第2チェックバルブCV2を
有するバイパス回路BPeを介してリザーバタンクTに
排出せしめられる。
【0034】そして、上記のバイパス回路BPeから排
出せしめられ密閉回路M内の作動油量が減ると第1ピス
トン4aが位置検出スイッチS4に達し、第4検出スイ
ッチS4が検出した電気信号がパイロット圧用切換弁9
のソレノイド15に通電され切換弁7を介してスイング
切換用油圧シリンダSCを、図1において上方から下方
へ切換え動揺パイプ31を、図1に実線で示した右位置
31Rに切換えられる。
【0035】そして、上記のスイング切換用油圧シリン
ダSCが下方に切換えられたことを位置検出スイッチ1
1aが検出した電気信号がパイロット圧用切換弁8のソ
レノイド12に通電されると、図1に示した矢印方向に
切換弁6が下方から上方に切換わり第1ピストン4aを
反転させ、第1油圧シリンダ3a内の生コンを動揺パイ
プ31を介して吐出パイプ33に吐出せしめる。
【0036】そして、第1ピストン4aが反転して、図
4に示した状態から、図5に示した第1ピストン4aの
他端側に設けられたストロークエンドを検出する位置検
出スイッチS2に到達するまで作動する。そして、図5
において密閉回路Mの作動油量が減少している場合には
上記のように、作動中上記バイパス回路BP3の第4チ
ェックバルブCV4,仕切弁V4を通って第2油圧シリ
ンダ3bのP3ポートから密閉回路M内へ作動油が補充
されるため、ピストンのストローク長さが自動的に補正
され設計仕様に応じて設定される安定した生コンの供給
ができるものである。
【0037】又、図1〜図5に示した上記実施形態の標
準使用の油圧回路のもので上記の第1、第2油圧シリン
ダ3a,3b間に連通路30を介して接続してヘッド側
に密閉回路Mを設けたものであったが、図6,図7に示
した上記油圧が高圧回路のものでは、第1,第2油圧シ
リンダ3a,3bのロッド側を連通路30Nで接続して
密閉回路Nを構成している。
【0038】即ち、図6,図7に示す上記高圧回路の場
合も、上記図1〜図5に示した標準油圧回路の場合の上
記ピストンのストロークの補正の作動と、原理的には同
様の作動をするが、先ず仕切弁V3を閉にして仕切弁V
4を開にセットする。そして、上記のように設定された
第1設定ストロークエンドを使用する場合の作動の一例
を、図6,図7について簡単に説明する。
【0039】図6において、第2油圧シリンダ3bの第
2ピストン4bが第2油圧シリンダ3bがポートP2
(上記第2設定ストロークエンドに対応する位置)を通
過する位置に達し、第1油圧シリンダ3aの第1ピスト
ン4aが第1設定ストロークエンドの位置を検出せしめ
る位置検出スイッチS3に到達していない場合は密閉回
路Nの作動油量が少なすぎるためであり、第2油圧シリ
ンダ3bのヘッド側のポートPからポートP2、第3チ
ェックバルブCV3,ポート3,仕切弁V3,ポートP
1,連通路30Nを通って密閉回路Nへ作動油が補充さ
れることにより第1ピストン3aのストローク長さを自
動的に補正されるものである。
【0040】又、図7に示した場合には、第2ピストン
4bが第2油圧シリンダ3bの一端側のストロークエン
ドに達し、第1ピストン3aが第1油圧シリンダ3aの
他端側に設けられた第1ピストン3aの位置を検出する
位置検出スイッチS2に到達していない場合は密閉回路
Nの作動油量が多すぎるためであり、密閉回路N内の余
分な作動油量が第1チェックバルブCV1を有するバイ
パス回路BPeを通って第2油圧シリンダ3bのヘッド
側の排出ポートからリザーバタンクTへ排出せしめて第
2ピストン4aのストローク長さを自動的に補正される
ものである。
【0041】又、上記以外の作用は、図1〜図5に示し
た上記標準油圧回路と実質的に同様なので省略する。
又、図1〜図7に示した上記実施形態では、いずれも上
記のバイパス回路BP1からBP3を第2油圧シリンダ
3bのみに設けた場合を説明したが、図示しないが、上
記のように構成されたバイパス回路BP1からBP3を
第1油圧シリンダ3aと第2油圧シリンダ3bの両方に
設けて、上記第1及び第2ピストン4a,4bの上記設
定ストローク長さに応じて上記の仕切弁V3,V4及び
位置検出スイッチ等を適宜設けて作動せしめるようにす
ればより精度のよい上記ストロークエンドの調整を行な
うことができる。
【0042】又、上記実施形態では位置検出スイッチS
1,S2が第1油圧シリンダ3aの一端側と他端側のス
トロークエンドを検出するようになっているが、これは
第1コンクリート圧送用シリンダCCaの一端側と他端
側のストロークエンドを検出するようにしても、又位置
検出スイッチS3,S4を第1油圧シリンダ3a中間で
はなくコンクリート圧送用シリンダCCaの中間に設け
てもよく、上記と略同様の作用効果を奏することができ
る。
【0043】又、上記バイパス回路BP1〜BP3に設
けられている仕切弁V3,V4の開閉は、いずれか一方
が開の時は他方が閉になるように連動するように無線,
電気的、機械的等の連動手段を設けておけば、作業効率
及び信頼性を向上することができる。 (1).上記例では、切換弁により、2種類の油圧シリ
ンダを切換える回路であるが、アクチュエータの数及び
種類に限定されず、又切換弁もその数及び種類に限定さ
れるものではない。
【0044】(2).上記位置検出スイッチは上記実施
形態に限られるものではなく、例えば近接センサ,リー
ドスイッチ等の上記シリンダのストロークエンド位置を
検出することができる位置検出手段であればよい。 (3).上記の信号の取り出し個所は、ソレノイドの通
電個所に限るものではなく、ピストン位置検出信号や、
検出信号からソレノイド迄の間のどこからでも良い。
【0045】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1又は2
記載の本発明の流動体圧送ポンプによれば、対をなす油
圧シリンダに油圧を供給する回路を切換える切換弁と、
上記対をなす油圧シリンダのヘッド側を連通せしめて構
成される密閉回路又は上記対をなす油圧シリンダのロッ
ド側を連通せしめて構成される密閉回路と、上記対をな
す油圧シリンダのいずれか一方の油圧シリンダに配設さ
れ設計仕様に応じて設定される上記一方の油圧シリンダ
の複数個のピストンのストロークエンドの位置を検出す
る位置検出手段と、上記対をなす油圧シリンダの他方の
油圧シリンダに設けられた複数個のポートと上記密閉回
路側とを連通せしめる開閉可能な仕切弁を有する複数個
のバイパス回路と、上記密閉回路内の余分な作動油を排
出するチェックバルブを有するバイパス回路と、上記対
をなす油圧シリンダのいずれか一方に選択的に接続され
る揺動パイプのスイング切換用油圧シリンダに油圧を供
給する回路を切換える切換弁と、上記スイング切換用油
圧シリンダのピストンのストロークエンドの信号を検出
して上記流動体圧送用油圧シリンダの切換弁を切換える
切換手段と、上記位置検出手段が検出した切換信号によ
り上記切換弁を切換え上記対をなす油圧シリンダを作動
せしめる切換手段とを備えているので、上記バイパスの
ポートを複数個設けて選択可能とすることにより、上記
流動体圧送ポンプのピストンのストローク長さを選択す
ることが可能となり、流動体の圧送状態に応じて最適な
上記ストローク長さを選択できるようになり、圧送可能
な上記流動体の範囲を拡大し、作業効率を向上すること
ができる。
【0046】又、上記の選択されたストローク長さは、
上記油圧シリンダの上記密閉回路内の作動油量が変化し
ても上記ピストンは必ず上記設定されたストローク長さ
まで作動するので、運転中の作動油量の調整の必要がな
く、メンテナンスフリで運転することができ、オペレー
タにかかる負担が効果的に減少し、作業効率を向上する
ことができる。
【0047】請求項3又は4記載の本発明の流動体圧送
ポンプの油圧シリンダによれば、流動体を交互に吸引し
て吐出する対をなす流動体圧送用往復動ピストンのそれ
ぞれの流動体圧送用シリンダと、上記流動体圧送シリン
ダにそれぞれに連結される対をなす油圧シリンダとを有
する流動体圧送ポンプの油圧シリンダにおいて、上記対
をなす油圧シリンダのヘッド側を連通せしめて構成され
る密閉回路又は上記対をなす油圧シリンダのロッド側を
連通せしめて構成される密閉回路と、上記対をなす油圧
シリンダの少なくといずれか一方の油圧シリンダの途中
に設けられた複数個のポートと上記密閉回路側とを連通
せしめる開閉可能な仕切弁を有する複数個のバイパス回
路とを有するので、上記パイパス回路に設けた仕切弁を
開口すると、上記の油圧シリンダのピストンは上記仕切
弁が開口している上記ポート位置を通過した時点で作動
油圧が上記バイパス回路を通じて反対側の上記油圧シリ
ンダに流れるため、その位置で停止せしめて、上記バイ
パスポートの設置位置に応じて上記ピストンストローク
長さを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流動体圧送ポンプを油圧式コンクリー
トポンプに適用した場合の油圧回路を示す概略説明図で
ある。
【図2】図1の油圧シリンダ部分の拡大したもので密閉
回路内の油量が多すぎた場合のピストンの第1設定スト
ローク長さの補正を示す説明図である。
【図3】図2のヘッド側の密閉回路内の作動油量が少な
すぎる場合のピストンのストローク長さの補正を示す説
明図である。
【図4】油圧シリンダの第2設定ストローク長さの補正
を示すもので、図2と同様の状態を示す説明図でる。
【図5】図4の密閉回路の作動油量が減少した場合を示
すもので、図3と同様の状態を示す説明図である。
【図6】上記実施形態の高圧回路で作動する油圧シリン
ダのロッド側の密閉回路内の作動油量が少なすぎる場合
のストローク長さの補正を示す説明図である。
【図7】図6のロッド側の密閉回路内の作動油量が多す
ぎる場合のストローク長さの補正を示す説明図である。
【図8】従来の油圧式コンクリートポンプを示すもの
で、(A)は従来の油圧式コンクリートポンプの油圧回
路を示す概略説明図、(B)は図8(A)の上記油圧式
コンクリートポンプの要部のみを示す概略電気回路図で
ある。
【図9】図8(A)の油圧シリンダ部分の拡大したもの
で密閉回路内の油量が多すぎた場合のストローク長さの
補正を示す説明図である。
【図10】図9のヘッド側の密閉回路内の作動油量が少
なすぎる場合のストローク長さを補正を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 オイルポンプ 2 油圧切換弁ブロック 3 油圧シリンダ 3a,3b 第1,第2油圧シリンダ 4a,4b 第1,第2ピストン 5 メインリリーフ弁 6,7 切換弁 8,9 パイロット圧用切換弁 11a,11b 位置検出スイッチ 12〜15 ソレノイドバルブ 31 揺動パイプ CV1〜CV4 チェックバルブ CCa,CCb コンクリート圧送用シリンダ P1〜P3 ポート Pa,Pb コンクリート圧送用往復動ピストン PS スイング切換用油圧シリンダのピス
トン SC スイング切換用油圧シリンダ S1〜S4 位置検出スイッチ(位置検出手段) M,N 密閉回路 V3,V4 仕切弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす流動体圧送用シリンダにそれぞ
    れ接続される対をなす油圧シリンダに油圧を供給する回
    路を切換える切換弁と、上記対をなす油圧シリンダのヘ
    ッド側を連通せしめて構成される密閉回路又は上記対を
    なす油圧シリンダのロッド側を連通せしめて構成される
    密閉回路と、上記対をなす油圧シリンダのいずれか一方
    の油圧シリンダに配設され設計仕様に応じて設定される
    上記一方の油圧シリンダのピストンの複数個のストロー
    クエンドの位置を検出する位置検出手段と、上記対をな
    す油圧シリンダの他方の油圧シリンダに設けられた複数
    個のポートと上記密閉回路側とを連通せしめる開閉可能
    な仕切弁を有する複数個のバイパス回路と、上記密閉回
    路内の余分な作動油を排出するチェックバルブを有する
    バイパス回路と、上記位置検出手段が検出した切換信号
    により上記切換弁を切換え上記対をなす油圧シリンダを
    作動せしめる切換手段とを備えたことを特徴とする、流
    動体圧送ポンプ。
  2. 【請求項2】 対をなす流動体圧送用シリンダにそれぞ
    れ接続される対をなす油圧シリンダに油圧を供給する回
    路を切換える切換弁と、上記対をなす油圧シリンダのヘ
    ッド側を連通せしめて構成される密閉回路又は上記対を
    なす油圧シリンダのロッド側を連通せしめて構成される
    密閉回路と、上記対をなす油圧シリンダのいずれか一方
    の油圧シリンダに配設され設計仕様に応じて設定される
    上記一方の油圧シリンダのピストンの複数個のストロー
    クエンドの位置を検出する位置検出手段と、上記対をな
    す油圧シリンダの他方の油圧シリンダに設けられた複数
    個のポートと上記密閉回路側とを連通せしめる開閉可能
    な仕切弁を有する複数個のバイパス回路と、上記密閉回
    路内の余分な作動油を排出するチェックバルブを有する
    バイパス回路と、上記対をなす油圧シリンダのいずれか
    一方に選択的に接続される揺動パイプのスイング切換用
    油圧シリンダに油圧を供給する回路を切換える切換弁
    と、上記一方のピストンのストロークエンドの信号を検
    出して上記スイング切換用油圧シリンダの切換弁を切換
    える切換手段と、上記スイング切換用油圧シリンダのピ
    ストンのストロークエンドの信号を検出して上記油圧シ
    リンダの切換弁を切換える切換手段と、上記位置検出手
    段が検出した切換信号により上記切換弁を切換え上記対
    をなす油圧シリンダを作動せしめる切換手段とを備えた
    ことを特徴とする、流動体圧送ポンプ。
  3. 【請求項3】 流動体を交互に吸引して吐出する対をな
    す流動体圧送用往復動ピストンのそれぞれの流動体圧送
    用シリンダと、上記流動体圧送シリンダのそれぞれに連
    結される対をなす油圧シリンダとを有する流動体圧送ポ
    ンプの油圧シリンダにおいて、上記対をなす油圧シリン
    ダのヘッド側を連通せしめて構成される密閉回路又は上
    記対をなす油圧シリンダのロッド側を連通せしめて構成
    される密閉回路と、上記対をなす油圧シリンダの少なく
    といずれか一方の油圧シリンダに設けられた複数個のポ
    ートと上記密閉回路側とを連通せしめる開閉可能な仕切
    弁を有する複数個のバイパス回路とを備えたことを特徴
    とする、流動体圧送ポンプの油圧シリンダ。
  4. 【請求項4】 上記密閉回路内の余分な作動油を排出す
    るチェックバルブを有するバイパス回路を備えたことを
    特徴とする、請求項3記載の流動体圧送ポンプの油圧シ
    リンダ。
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