JP2000289376A - 背部固定用バインダ - Google Patents

背部固定用バインダ

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JP2000289376A
JP2000289376A JP11092222A JP9222299A JP2000289376A JP 2000289376 A JP2000289376 A JP 2000289376A JP 11092222 A JP11092222 A JP 11092222A JP 9222299 A JP9222299 A JP 9222299A JP 2000289376 A JP2000289376 A JP 2000289376A
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JP11092222A
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Manfred Baumann
バウマン マンフレート
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Ibico Trading GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙を綴じ込むために綴じ込み機械を必要と
することがなく、綴じ込んだ用紙をほぼ360度めくり
返すことのできる背部固定用バインダーを提供する。 【解決手段】 本発明は、一束の用紙を固着する背部固
定用バインダに関し、背部(3,4,5)と、互いに長
さ方向に距離を隔てて配置され、ループを形成しつつ背
部より延びる指状部(1,11)とを包含する。各指状
部は、前記背部(3,4)上に互いに向かい合って配置
された2つからなり(1、11)を有し、前記背部
(3,4,5)はヒンジ部(2)を形成する。指状部
(1)の少なくとも一方には、背部と反対側の端部(1
2)に押しボタン(7)が設けられ、これに対向する他
方の指状部(11)にはその背部と反対側の端部(2
2)に、この押しボタン(7)にほぼ対応する形状の開
口部(10)が設けられており、これに押しボタン
(7)が係合しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙の束を束ねる
ための、回転式の背部固定用バインダー(回転式バイン
ダーと称する場合がある。)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、背部固定用バインダーは、背の部
分と、これと間隔を開けて配置され、背の部分からリン
グ状に延びる指状部(フィンガー部)とが一体となって
構成されている。例えば、EP−A−0 704 322特許公報
によれば、射出成形法により製造可能なプラスチック製
の背部固定用バインダーは公知である。この背部固定用
バインダーは、用紙を綴じ込むときにリングを広げるた
めの綴じ込み機械(製本機械)を利用する必要がある。
すなわち、個々の指状部のバネ圧により、リングは概ね
閉じて用紙を固定することができる構成である。
【0003】しかしながら、私的に使用したり、半ば職
業的に使用した場合に、こうした背部固定用バインダー
は、初使用あるいは反復使用に当たり、綴じ込み機械を
利用せざるを得ないという短所を持つ。さらにこのよう
な背部固定用バインダーには、然るべく綴じ込まれた用
紙束が完全に360度は回転できないという短所があ
る。それは背部固定用バインダーにおける背の部分が、
このようなめくり動作を大きく妨げるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の背部
固定用バインダーの技術水準を基として、用紙を綴じ込
むために綴じ込み機械を必要とすることがなく、手動で
閉じこむことができる冒頭に挙げた種類の背部固定用バ
インダーを提供することを目的とする。本発明の別の目
的は、綴じ込んだ用紙をほぼ360度めくり返すことの
できる背部固定用バインダーを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】冒頭に挙げた種類の背部
固定用バインダーにおいて、上術したような課題を本発
明により次の点を通して達成する。即ち、個々のフィン
ガー部が二分されて向き合うように背の部分に配置され
ていること、背の部分がヒンジ(蝶番部)を形成してい
ること、フィンガー部の少なくとも一つは、その背の部
分の反対端において、第1の締結手段を備え、またこれ
に向き合うフィンガー部は、その背の部分の反対端にお
いて、概ね第1の締結手段を相補う形状の第2の締結手
段を備え、これら第1および第2の締結手段がそれぞれ
係合する(噛み合う)ことによって着脱可能(解放可
能)な結合状態をもたらす構成である。このような構成
の背部固定用バインダーを用いることにより、簡単に次
の動作を行うことができる。すなわち、相当のパンチ穴
を開けた用紙を一連のフィンガー部に通し、続いてフィ
ンガー部同士を向き合うように押し合わせることによ
り、フィンガー部は、背の部分のヒンジを軸にして回転
し、第1の締結手段(結合要素)、例えば圧入突起が、
対応する相補う形状の第2の締結手段、例えば開口部に
接合すること、特には形状的に勘合することにより結合
状態を生じることができる。
【0006】本発明の好ましい実施形態においては、背
の部分に概ね角材を用い、これを薄い結合部材により繋
ぎ合わせて、離れないようにすることである。そして、
フィンガー部は、好ましくは半円状とし、その端部に圧
入突起からなる締結手段を配することである。
【0007】その他の有利な実施の形態を他の請求項に
記すものである。すなわち、請求項2では、背部(3,
4,5)は、ほぼ直角状の部材(3,4)より成り、こ
の直角状の部材(3,4)に比べて厚さが薄く、ヒンジ
部(蝶番)として作用する連結手段(5)により互いに
連結が保持されていることを特徴とする背部固定用バイ
ンダを開示している。また、請求項3では、指状部
(1,11)はトーラスの一部であり、その角度の総和
とその背部(3,4)を合わせて全円を形成するように
構成してあり、互いに当接する端部(12,22)にお
いて、締結手段(7,27,37:10,30,40)
が設けられていることを特徴とする背部固定用バインダ
を開示している。また、請求項4では、指状部(1,1
1)は半円であり、互いに当接するその端部(12,2
2)において、締結手段(7,27,37:10,3
0,40)が設けられていることを特徴とする背部固定
用バインダを開示している。また、請求項5では、指状
部(1,11)の背部側と反対側の端部(12、22)
とは、指状部(1,11)の外表面が同一平面上にある
ように互いに当接することを特徴とする背部固定用バイ
ンダを開示している。請求項6では、複数の背部固定用
バインダを配列した場合に、2個からそれ以上の全数の
指状部(1,1’、11)のうち、全数ではいくつかの
所定数にのみ締結手段(7,27,37:10,30,
40)を設けることを特徴とする背部固定用バインダを
開示している。請求項7では、指状部(1,11)の断
面を、指状部の端面(6;12,22)と反対側の部分
とから内側方向に形成された凹部(18)により、U字
状としてあることを特徴とする背部固定用バインダを開
示している。請求項8では、指状部(1,11)の断面
の角部に、曲面部を設けてあることを特徴とする背部固
定用バインダを開示している。また、請求項9には、指
状部(1,11)の側面は、指状部の端面(6;12,
22)の反対側の部分に向かって先細(19)になって
いることを特徴とする背部固定用バインダを開示してい
る。また、第1の締結手段は、軸(8;38)および肉
厚の頭部(9;39)からなる押しボタン(7)であ
り、前記第2の締結手段は、中空円筒部(13;43)
を有する開口部(10;50)および頭部(9;39)
を受けるために中空部に比べて拡大した開口部(14;
44)であることを特徴とする背部固定用バインダを開
示している。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明によるバインダーを好まし
い実施の形態を用いて添付図面を参照しながら詳しく説
明する。図面の内容は以下の通りである。
【0009】図1は、全開した状態の背部固定用バイン
ダにおけるフィンガー部(指状部やつまみ部と称する場
合がある。)の部分断面図(一部切り欠け断面図)であ
る。このフィンガー部は、2個のフィンガー部(指状
部)1、11から構成されており、また、これらのフィ
ンガー部はヒンジ2により結合されている。ヒンジ2に
は、バインダーの長手方向に延びる2本の角材3と4が
含まれ、これらは可及的薄型仕様の結合部5によりバイ
ンダーの全長に及んで一体となるべく結合されている。
角材3と4は、結合部5と併せて背の部分を形成してお
り、その背側の背表紙面21の反対面6には、左右に設
けられた各フィンガー部1、11が配置されている。し
たがって、薄い結合部5のヒンジ効果により左右のフィ
ンガー部1、11がそれぞれ閉じ合わされると、前方に
あるその端面同士12と22が接触して、図4に現すよ
うにフィンガー部の閉じた輪ができる。
【0010】また、フィンガー部1の端面12には、圧
入突起7が設けてあり、これは丸い軸部8と広がった頭
体9から構成されている。なお、丸い軸部8は、もちろ
ん四角や他の形状にすることもでき、また丸い突起状の
頭体9は、ここでは概ね対向面を扁平させた円筒形をし
ているが、これも頭体9の肝心な外径を軸径8より大き
くさえ構成すれば、種々の態様に変更することができ
る。同時に、頭体9の直径は、正確にフィンガー部の閉
じた輪を形成するこちができるように、フィンガー部
1、11の幅よりも小さくすることが好ましい。したが
って、左右のフィンガー部1、11を閉じ合わせると、
圧入突起7が、フィンガー部11のヒンジと反対側の端
部22に設けられている開口部10と進入接触にするこ
とになるが、この際、開口部10は、軸部8を相補う形
状、ここでは切り欠いたように形成した円筒状の開口部
13および、圧入突起7の頭体9を収容するための拡張
切り欠き部14を備えている。
【0011】すなわち、図1においては、フィンガー部
1、11を現しており、その射出成形による製造におい
ては、射出開口部16を有する射出ヘッド15が、フィ
ンガー部1の扁平部17上に位置しているところを併せ
て示している。なお、図面中に点線で示す参照記号18
は、切り欠き部の内表面を示し、この他の部分はフィン
ガー部1と11の材料で中実仕様とし、また各々1本の
溝を形成している。
【0012】その他、本発明の他の実施形態において
は、背部固定用バインダーを射出成形で製造するのでな
く、例えばこれらをプラスチック材料から打ち抜くこと
ももちろん可能である。さらに背部固定用バインダー
は、押し出し成形して製造することも可能である。この
他の仕様では、背部固定用バインダーを金属製例えばブ
リキ製とすることもでき、特に打ち抜き法によることも
好ましい。その場合には、背部固定用バインダーは当然
扁平部17を持たず、また内側の切り欠き部18も省く
ことができる。あるいは切り欠き部18は、曲げ成形あ
るいは湾曲打ち抜きした側面部品により形成することも
できる。
【0013】図2は、図1におけるII−II線に沿って切
断し、図中矢向方向から見た場合の2本の隣接するフィ
ンガーの断面図を現している。なお、全図において、同
じ参照記号を以て同じ構成要素を示すものとする。した
がって、2本の隣接するフィンガー部1と1’との間
で、背の部分3が一体結合を成していることを明確に理
解することができる。同時に、ヒンジ5が背の部分3の
高さにおいて僅かな割合しか占めないことも理解でき
る。またここでは、フィンガー部1と1’の中心部が切
り欠き部18により抉られており、その断面がU字形と
してあることも理解できる。なお、ここに現した仕様例
においてはフィンガー部1、1’あるいは11の側面が
僅かに、例えば参照記号19で示すように、一例として
2度の角度を持ち、フィンガー部が僅かに先細って綴じ
込んだ用紙がフィンガーの中央部でより軽く捲られるよ
うになっている。
【0014】図3は、図2と同じ線、すなわち、図1に
おける線III−IIIに沿って切断し、視線方向を逆にして
見た場合のフィンガー1、11の断面を示している。こ
の実施形態においては、圧入突起7が、側面見附におい
てその頭部9を軸部8の上に迫り出していないことが理
解できる。同時に圧入突起7の幅が、切り欠き部18の
幅に合わせて選択されていることも理解できる。
【0015】図4は、図1の背部固定用バインダーにお
けるフィンガー1、11の閉じた状態を示している。こ
の図から、薄いヒンジ構成要素5の突出が少なく、背部
固定用バインダーの寸法を極く僅かしか増加させていな
いことが理解できる。同時に、極く薄型の角材3と4を
選択することにより、背の部分を全体として極めて薄く
することができるので、フィンガー部1、11に用紙を
綴じ込んだ場合であっても、バインダーの長手軸19の
回りにほぼ360度回転可能である。さらに、背部固定
用バインダーの表面12、22が一定の様態で接触し、
背部固定用バインダーの外面が滑らかに閉じ合い、また
図示した実施形態では内輪と外輪を形成することが良く
判る。
【0016】図5は、ヒンジ5を全開したときの、並列
配置された一連の背部固定用バインダーにおけるフィン
ガー部1、1’の上面図である。ここでは、フィンガー
部1上に、背部固定用バインダーのプラスチック材料の
噴射点(噴射位置)が設けられていることが理解され
る。
【0017】図6は、図5による背部固定用バインダー
の下面図であるが、圧入突起7および対向する開口部
(切り欠き部)10の構成要素が小さいために、その違
いを表現できない。すなわち、薄いヒンジ5が、角材3
と4の間を平坦に延びているので、下面図では全体とし
ての平坦面21しか認識されない。図6は、使用者が初
めて用紙を綴じ込むときに背部固定用バインダーを広げ
た状態を示している。したがって、使用者は用紙をフィ
ンガー部1または11にはめ込んでから、フィンガー部
1と11を続けて閉じていき、図4に示すような閉じた
状態に至らしめることができる。
【0018】背部固定用バインダーは、好ましくはプラ
スチック製とし、射出成形による製造が好ましい。図中
誇張して描いた角材3と4の高さは、例えば0.5mm
であり、背の部分の全高は1mmとなる。背の部分の構
成要素3と4を四角形以外に成形することももちろん可
能である。これはフィンガー部1および11についても
同様である。これらは特に同じ円弧に揃える必要はな
い。つまり一本のフィンガー部が180度より大きな円
弧、例えば270度あるいは360度近くを巡らせ、相
補う円弧を相応に短くすることも可能である。
【0019】さらに綴じ込んだ用紙のめくりにとって若
干不利とはなるものの、フィンガー部1、11を円形に
替えて例えば長方形や正方形を選択することももちろん
可能である。特にフィンガー部1、11の形状は、これ
を閉じたときに弦状の底面を持つ半円となり、例えば、
そこの箇所に標記(表示部)ができるように構成するこ
とも可能である。その場合、フィンガーは断面をD型と
するのが好ましい。さらには、背部固定用バインダーに
おけるフィンガー部を面取りして、綴じ込んだ用紙の滑
動を軽くすることもまた可能である。このような面取り
はフィンガー部1、11の全四縁を対象とすることにな
る。すなわち、特に好ましいのは、図3において参照記
号24を以て示される全ての縁を面取りすることであ
る。
【0020】ここに提示した背部固定用バインダーを用
いれば、特に、パンチ穴を開けた用紙を機械を使用する
ことなく、取り外したり、付け加えたりすることが可能
である。それは圧入突起による結合が何度も開閉できる
ためである。提示した実施の形態では、締結手段として
の圧入突起は、各構成フィンガー対に設けてあるが、こ
れは必ずしも必要ではない。例えば、背部固定用バイン
ダーを複数配列しておき、2つに1つのフィンガー対
(ひとつおき)にのみ圧入突起を設けて結合しただけで
も、閉じたヒンジ5が相接する背の部分の構成要素3と
4と共に、間にあるフィンガー部については圧入突起を
設けず(結合なし)ともしっかりと離れないように保持
するからである。このことは特に、個々の圧入突起を誤
って折ったり、あるいはそれが摩滅した場合であって
も、綴じ込んだ用紙の確実なバインディングが確保され
ることを意味している。
【0021】簡易仕様の形状においては、圧入突起7、
8、9は、迫り出した頭部9を省いた形にしてもよい。
各圧入突起が軸部8のみを持つのであれば、開口部10
の直径を軸径よりも幾分か小さく選択することにより、
形状締結に替えて摩擦締結によるしっかりした結合が得
られる。
【0022】図7は、第2の実施の形態による背部固定
用バインダーのフィンガー部の側面図である。圧入突起
による結合と並んで、フック構成要素を用いて、着脱可
能(解放可能)な結合状態を形成することも可能であ
る。ここでは各フィンガー部1、11が、締結手段にお
いて相補う形状を有するフック27、37をそれぞれ備
えている。これらは滑らかに係合し、フィンガー部1か
らフィンガー部11への(数学的意味において)連続的
な移行部が形成される。図示したフック27、37の簡
単な仕様においては、これらはフィンガー部1、11の
全幅を占めている。他の実施の形態においてはフック2
7、37の部分に、さね溝の組合せを設けることもで
き、これにより、剪断力が発生した場合にかかるフック
が、横向きに外れることを防止することができる。
【0023】図8は、第3の実施の形態による背部固定
用バインダーのフィンガー部の正面見図である。ここで
は締結手段(固定構成要素)30、40は、フィンガー
部1の端部から突出するピン30からなり、これは例え
ば両側に小突起31を持たせることも好ましい。これに
対する相補う形状のものが、フィンガー部11の端部に
溝40を設けて、この中にピン30を入れ込むようにし
たものである。ここでこの溝40は、端部の全幅に渡っ
て延びるもので図中には描かれていない切り欠き部を持
ち、この中にノッチまたは小突起31を填め込むことが
できるように構成してあることが好ましい。
【0024】図9は、第4の実施の形態による全開状態
の背部固定用バインダーにおけるフィンガー部の横断面
を示す。他の図と対比して、これらのフィンガー部から
形成される背部固定用バインダーの同じ特徴について
は、同じ参照記号で現す。フィンガー部1の端面12に
は、締結手段として圧入突起7が設けてあり、これは部
分的に丸くまた部分的に扁平した軸部38を持ち、また
部分的に迫り出した頭体39を持つ。ここで頭体39の
肝心な外径は、少なくとも部分的には軸径38よりも大
きくしてある。フィンガー1の内向き側には、側面の扁
平部41が設けてあり、これは丸みを付けた前面部42
と繋がっている。
【0025】左右のフィンガー部1、11を閉じ合わせ
ると、圧入突起7が、フィンガー部11のヒンジの反対
端22にある開口部50に係合する。ここで、開口部5
0は軸部38に対して相補う形状、この場合は円筒状の
開口43を持ち、開口縁は広まっている。また、圧入突
起7の頭体部分39を収容するための拡張切り欠き部4
4を持つ。ここで切り欠き部44の内向き部分45は、
圧入突起7の扁平部分に対して相補う形状に成形されて
いることが好ましい。
【0026】図9は、フィンガー部を示し、その射出成
形による製造中に射出ヘッドがフィンガー部1の扁平部
分17に載っていることを併せて示している。ここでは
一般的なA4判において例えば34本のフィンガー部が
設けられており、この際端から数えて6番目ないし7番
目のフィンガー部の、上部あるいは中央よりのフィンガ
ー部上に噴射口が設けられていることがわかる。参照記
号18は、切り欠き部の内表面を示し、この他の部分は
フィンガー部1と11の材料で中実仕様とし、また各々
1本の溝を形成している。この例では、ヒンジ5は、そ
の面21に向き合う側で円弧状に丸みが付けられてい
る。
【0027】図10は、図9における線X−Xに沿った
線で切断した場合のフィンガー部1の縦断面を示す。こ
こでもまた、迫り出した頭体39の下方に配された下面
12の足部分47が見えていることを指摘することがで
きる。
【0028】最後に、図11は、図9によるバインダー
のフィンガーの下面図である。ここでははっきりと円形
の開口部50が認識でき、これには軸部分のための半円
状の先細り部分が設けてある。突起7の下見附は内側部
分が扁平化してあり、また足部分47を持たないことを
示している。このことにより、バインダーの射出成形金
型からの容易な剥離を可能にしている。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、従来の背部固定用バイ
ンダーの技術水準を基として、用紙を綴じ込むために綴
じ込み機械を必要とすることがなく、容易に使用するこ
とができるようになった。また、本発明によれば、綴じ
込んだ用紙をほぼ360度めくり返すことができるよう
になり、極めて使い勝手が良好となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による全開状態の背部固定用
バインダーのフィンガー部の横断面を示す図である。
【図2】2本の隣接するフィンガー部の視線方向および
図1による線II−IIに沿う縦断面を示す図である。
【図3】フィンガー部の視線方向および図1による線II
I−IIIに沿う縦断面を示す図である。
【図4】図1に示すフィンガー部の閉じた状態における
部分断面図である。
【図5】図1に示すフィンガー部を複数装備した背部固
定用バインダーの上面図である。
【図6】図1に示すフィンガー部を複数装備した背部固
定用バインダーの下面図である。
【図7】第2の実施の形態における背部固定用バインダ
ーのフィンガー部の側面図である。
【図8】第3の実施の形態における背部固定用バインダ
ーにおけるフィンガー部の正面図である。
【図9】第4の実施の形態における全開状態の背部固定
用バインダーにおけるフィンガー部の横断面である。
【図10】フィンガー部の視線方向および図9における
線X−Xに沿って切断した場合の縦断面である。
【図11】図9における背部固定用バインダーにおける
フィンガー部の下面図である。
【符号の説明】
1、1’、11 指状部(フィンガー部) 2 蝶番部 3、4、5 背部 6 指状部の端面 7、27、37 第1の締結手段(押しボタン) 8、38 軸 9、39 頭部 10、30、40 第2の締結手段(開口部) 12 反対側の端部 13、43 円筒部 14、44 開口部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背部(3,4,5)と、互いに長さ方向
    に距離を隔てて配置され、ループを形成しつつ背部より
    延設された指状部(1,1’、11)と、を含む、一束
    の用紙を固定するための背部固定用バインダにおいて、 前記指状部(1および11)は、前記背部(3,4)上
    に互いに向かい合って配置された2つの部材から形成し
    てあり、さらに背部(3,4,5)にはヒンジ部(2)
    が形成してあり、前記指状部(1)の少なくとも一方
    は、背部と反対側の端部(12)において第1の締結手
    段(7,27,37)を有し、これに対向する他方の指
    状部(11)の背部と反対側の端部(22)に、第1の
    締結手段(7,27,37)に対応する形状の第2の締
    結手段(10,30,40)を有し、第1の締結手段
    (7,27,37)と第2の締結手段(10,30,4
    0)との係合により、着脱可能な結合部を形成すること
    を特徴とする背部固定用バインダ。
  2. 【請求項2】 前記背部(3,4,5)は、ほぼ直角状
    の部材(3,4)より形成してあり、この直角状の部材
    (3,4)に比べて厚さが薄く、ヒンジ部として作用す
    る連結手段(5)により互いに連結が保持されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の背部固定用バインダ。
  3. 【請求項3】 前記指状部(1,11)はトーラスの一
    部であり、その角度の総和とその背部(3,4)を合わ
    せて全円を形成するように構成してあり、互いに当接す
    る端部(12,22)において、前記第1および第2の
    締結手段(7,27,37:10,30,40)が設け
    られていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    背部固定用バインダ。
  4. 【請求項4】 前記指状部(1,11)は半円であり、
    互いに当接するその端部(12,22)において、前記
    締結手段(7,27,37:10,30,40)が設け
    られていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    項に記載の背部固定用バインダ。
  5. 【請求項5】 前記指状部(1,11)の背部側と反対
    側の端部(12、22)とは、指状部(1,11)の外
    表面が同一平面上にあるように互いに当接することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の背部固定
    用バインダ。
  6. 【請求項6】 2個からそれ以上設けられた全数の指状
    部(1,1’、11)のうち、いくつかに締結手段
    (7,27,37:10,30,40)を設けることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の背部固
    定用バインダ。
  7. 【請求項7】 前記指状部(1,11)の断面を、指状
    部の端面(6;12,22)と反対側の部分とから内側
    方向に形成された凹部(18)により、U字状としてあ
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載
    の背部固定用バインダ。
  8. 【請求項8】 指状部(1,11)の断面の角部におい
    て、曲面部が設けてあることを特徴とする請求項1〜7
    のいずれか一項に記載の背部固定用バインダ。
  9. 【請求項9】 前記指状部(1,11)の側面は、指状
    部の端面(6;12,22)の反対側の部分に向かって
    先細(19)になっていることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれか一項に記載背部固定用バインダ。
  10. 【請求項10】 前記第1の締結手段は、軸(8;3
    8)および肉厚の頭部(9;39)を有する押しボタン
    (7)であり、前記第2の締結手段は、中空円筒部(1
    3;43)を有する開口部(10;50)および前記頭
    部(9;39)を受けるために中空部に比べて拡大した
    開口部(14;44)から構成してあることを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれか一項に記載の背部固定用バイ
    ンダ。
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