JP2000287837A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

Info

Publication number
JP2000287837A
JP2000287837A JP11102441A JP10244199A JP2000287837A JP 2000287837 A JP2000287837 A JP 2000287837A JP 11102441 A JP11102441 A JP 11102441A JP 10244199 A JP10244199 A JP 10244199A JP 2000287837 A JP2000287837 A JP 2000287837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
power
power supply
rice cooker
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11102441A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3594834B2 (ja
Inventor
Tadashi Tamura
匡 田村
Masaharu Irie
正治 入江
Tokuji Betsushi
篤司 別枝
Fumiaki Murakami
史晃 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP10244199A priority Critical patent/JP3594834B2/ja
Publication of JP2000287837A publication Critical patent/JP2000287837A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3594834B2 publication Critical patent/JP3594834B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炊飯器を使用していない状態での待機電力の
低減を図り、省エネを図る。 【解決手段】 内鍋2と、該内鍋2を加熱する加熱手段
(誘導加熱コイル4)や温度センサ10等の負荷部品
と、各負荷部品を制御する駆動回路28と、負荷部品お
よび駆動回路28に電力を供給する電源回路(直流電源
回路22)とを備えた炊飯器1において、電源回路を起
動させるための起動スイッチ29と、電源回路からの電
力の出力状態を維持または停止する電源制御回路30
と、起動スイッチ29が操作されると電源制御回路30
を介して電源回路から電力を出力させる一方、全ての負
荷部品が非動作中であると判断すると電源制御回路30
を介して電源回路から電力の出力を停止する制御部(マ
イコン34)とを設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作待機中の消費
電力の低減を図るようにした炊飯器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
種の炊飯器は、炊飯または保温の動作をしていない待機
状態で、例えば、炊飯、保温および予約実行時に動作す
るLED、誘導加熱コイルおよびセンサを動作させる駆
動回路に対して何時でも動作できるように電力を供給し
ている。また、誘導加熱方式の炊飯器においては、素子
冷却用のファンを動作させる駆動回路にも電力を供給し
ている。
【0003】近年では、各電化製品について、電力の省
エネを図る要望が高まっているが、前記炊飯器では、全
く使用していない待機状態で、前記のように駆動回路に
電力(待機電力)を供給しているため、単位時間当たり
約2Wの電力を消費する。
【0004】そこで、本発明では、炊飯器を使用してい
ない状態での待機電力の低減を図り、省エネを図ること
ができる炊飯器を提供することを課題とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の炊飯器は、内鍋と、該内鍋を加熱する加熱
手段や温度センサ等の負荷部品と、各負荷部品を制御す
る駆動回路と、前記負荷部品および駆動回路に電力を供
給する電源回路とを備えた炊飯器において、前記電源回
路を起動させるための起動スイッチと、前記電源回路か
らの電力の出力状態を維持または停止する電源制御回路
と、前記起動スイッチが操作されると前記電源制御回路
を介して前記電源回路から電力を出力させる一方、全て
の負荷部品が非動作中であると判断すると前記電源制御
回路を介して前記電源回路から電力の出力を停止する制
御部とを設けた構成としている。
【0006】前記炊飯器によれば、使用者が起動スイッ
チを操作することによって電源回路が電力を出力し、そ
の出力状態を制御部が電源制御回路を介して維持する。
また、制御部は、全負荷部品が非動作状態となると、前
記電源制御回路を介して電源回路からの電力の出力を停
止するようになっているため、非使用状態で消費する待
機電力の低減を図ることができる。
【0007】前記炊飯器では、前記加熱手段は、整流回
路を介して交流電源に接続された誘導加熱コイルであ
り、前記炊飯器は該誘導加熱コイルへの通電をオン、オ
フするIGBTと、該IGBTのオン、オフを制御する
IGBT制御回路とを備え、前記整流回路および誘導加
熱コイルの両端と、前記IGBT制御回路とを、夫々ス
イッチング素子を介して接続し、全負荷部品が動作して
いない待機状態で、更に微細な電力を消費する誘導加熱
コイルの駆動回路の電力消費を防止できるようにするこ
とが好ましい。
【0008】また、前記起動スイッチは、炊飯、保温、
予約等の操作スイッチであるようにし、電源回路からの
電力が非出力状態で、使用者が、直接、炊飯操作を行う
ことにより、電源回路から電力を出力し、その出力状態
を維持することが好ましい。
【0009】さらに、前記電源回路からの電力の出力が
停止した状態で、時計を動作させるための電池回路を設
け、該電池回路からの電力によって前記制御部が起動ス
イッチの操作を検出するようにしてもよい。
【0010】さらにまた、本発明の第2の炊飯器は、内
鍋と、該内鍋を加熱する加熱手段や温度センサ等の負荷
部品と、各負荷部品を制御する駆動回路と、前記負荷部
品および駆動回路に電力を供給する電源回路とを備えた
炊飯器において、前記内鍋の有無を検出するスイッチを
設け、このスイッチにより、鍋無し時に前記電源回路へ
の電力の供給を遮断する一方、鍋有り時に前記電源回路
へ電力を供給する構成としている。
【0011】前記炊飯器によれば、使用者が内鍋を洗浄
するために、該内鍋を取り出すと、スイッチがオフ状態
となることにより、交流電源から電源回路への電力の供
給が遮断されるため、使用者が全く使用する可能性の無
い内鍋の未セット状態では、確実に電力の消費を防止す
ることができる。また、使用者が炊飯するために、希望
する量の米と水を内鍋にセットし、該内鍋を炊飯器にセ
ットすると、その重量によってスイッチがオン状態とな
ることにより、炊飯器は駆動可能な状態となる。一方、
使用者が内鍋をセットしない状態で炊飯動作を実行しよ
うとした場合には、電源回路への電力が遮断されている
ため、炊飯動作を実行することはできない。これによ
り、使用者は、電源コードが接続されている場合であれ
ば、内鍋がセットされてないと直に判断することができ
る。
【0012】また、前記スイッチは、前記内鍋の温度を
検出するための温度センサのスイッチ機能であるように
し、部品点数の増加を防止することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の炊飯器1を示す。
この炊飯器1は誘導加熱方式であり、大略、内鍋2、本
体3、加熱手段である誘導加熱コイル4、内鍋2用の温
度センサ5、蓋体6、回路基板20、および、該回路基
板20に搭載した素子を冷却するためのファン8からな
る周知の構成のものである。
【0014】前記蓋体6には、内部に保温用の蓋ヒータ
9、内鍋2の内部温度を検出する温度センサ10が配設
されるとともに、外部に図2に示す表示パネル11が取
り付けられている。この表示パネル11には、中央の液
晶表示部12の周囲に、炊飯スイッチ、保温スイッチ、
取消スイッチ、予約スイッチ、および、各種選択スイッ
チの各操作部13a〜13gが配設されるとともに、本
実施形態では、後述する起動スイッチ29の操作部14
が配設されている。
【0015】前記第1実施形態の回路基板20は、図3
に示すように、直流電源回路22と、負荷部品の駆動回
路28と、起動スイッチ29と、電源制御回路30と、
マイコン34からなる制御部を備えている。
【0016】前記直流電源回路22は、交流電源21に
直列に接続されて交流電流を整流するダイオード23
と、該ダイオード23と直列に接続されて平滑した直流
高電圧を形成する電解コンデンサ26と、降圧型チョッ
パー方式等の周知の方法により降圧させて直流低電圧を
得るスイッチング電源回路25と、直流低電圧を安定化
させる電解コンデンサ27とを備えている。なお、上記
スイッチング電源回路25の代わりにトランス方式のも
のや、抵抗降圧方式のものを用いてもよく、また、電源
ICを用いてもよい。
【0017】前記駆動回路28は、大別して、交流電源
21に接続される誘導加熱コイル4、蓋ヒータ9等の駆
動回路28aと、直流電源回路22に接続される素子冷
却用のファン8、温度センサ5,10等の駆動回路28
bとからなり、前記各負荷部品をマイコン34からの指
示に従って駆動するものである。
【0018】前記起動スイッチ29は、両端が前記スイ
ッチング電源回路25のスイッチング電源回路25に接
続され、この直流電源回路22のスイッチング動作を起
動するもので、非動作時は電流の通電を遮断する常開ス
イッチからなる。なお、前記スイッチング電源回路25
の代わりにトランス方式の電源回路または抵抗降圧方式
の電源回路を適用する場合には、それぞれトランスまた
は抵抗へ電流を供給する接続ラインに前記起動スイッチ
29を介設する。
【0019】前記電源制御回路30は、前記直流電源回
路22からの電力の出力状態を維持または停止するもの
で、スイッチング素子であるトランジスタ31を備えて
いる。このトランジスタ31は、エミッタとコレクタが
前記起動スイッチ29と並列に接続され、ベースが抵抗
32を介してマイコン34に接続されるとともに、抵抗
33を介してエミッタ側と接続されている。
【0020】前記マイコン34は、従来と同様に、記憶
されたプログラムに従って、前記誘導加熱コイル4およ
び蓋ヒータ9を制御して、予約炊飯を含む所定の炊飯動
作および保温動作を実行する。また、本実施形態では、
非通電状態で直流電源回路22から電力が供給されて動
作可能な状態になると、前記起動スイッチ29が操作さ
れたと判断し、前記電源制御回路30を介して前記直流
電源回路22から電力の出力状態を維持させる一方、全
ての負荷部品が非動作中であると判断すると前記電源制
御回路30を介して前記直流電源回路22から電力の出
力を停止するものである。
【0021】次に、前記炊飯器1による各構成部品への
電力供給について説明する。まず、図4に示すように、
全負荷部品が非動作中で、かつ、起動スイッチ29が操
作されない状態では、直流電源回路22のスイッチング
電源回路25は、スイッチング動作を停止した状態であ
るため、該直流電源回路22からは電力が出力されず、
非出力状態を維持する。なお、前記スイッチング電源回
路25の代わりにトランス方式の電源回路または抵抗降
圧方式の電源回路を適用した場合でも同様である。
【0022】そして、図5に示すように、起動スイッチ
29が操作されると、前記直流電源回路22のスイッチ
ング電源回路25は、スイッチング動作を開始する。こ
れにより、上記直流電源回路22は、スイッチング電源
回路25から電力を出力することにより、図6に示すよ
うに、マイコン34に電力が供給され、該マイコン34
が起動する。この状態で、使用者は希望する炊飯動作を
設定可能となる。
【0023】ついで、マイコン34は、図7に示すよう
に、電源制御回路30におけるトランジスタ31のベー
スに電流を通電することにより、このトランジスタ31
のベースの電位を高め、該トランジスタ31をオン状態
とする。これにより、直流電源回路22は、図示のよう
に、起動スイッチ29がオフ状態になっても、前記電源
制御回路30におけるトランジスタ31がマイコン34
を介してオン状態を維持することにより、電力の出力状
態を維持する。
【0024】使用者が設定した所定の炊飯動作が終了す
ると、炊飯器1は保温動作に移行する。そして、使用者
が取消スイッチを操作することによって全負荷部品の動
作が停止し、その非動作状態をマイコン34が検出する
と、該マイコン34は前記電源制御回路30への電流の
出力を停止する。
【0025】そうすると、前記電源制御回路30のトラ
ンジスタ31はオフ状態となる。これにより、直流電源
回路22のスイッチング電源回路25は、遮断状態とな
るためスイッチング動作を停止することにより電力の出
力を停止し、図4に示す電力の非出力状態となる。
【0026】このように、本発明の第1実施形態の回路
基板20を搭載した炊飯器1では、使用者が起動スイッ
チ29を操作することによって直流電源回路22が電力
を出力し、かつ、この直流電源回路22は、全負荷部品
が非動作状態となると電力の出力を停止して非出力状態
となるため、非使用状態で消費する待機電力の低減を図
ることができる。
【0027】図8は、前記炊飯器1に搭載する第2実施
形態の回路基板20を示す。この回路基板20は、前記
第1実施形態のうち、全負荷部品が動作していない待機
状態で、更に微細な電力を消費する誘導加熱コイル4の
駆動回路40の電力消費を防止するために、該駆動回路
40を電気的に非駆動状態とする制御回路44を設けた
ものである。
【0028】具体的には、前記誘導加熱コイル4の駆動
回路40は、整流回路41の下流側に、IGBT制御回
路42と、IGBT43aと、コンデンサ43bおよび
ダイオード43cを有するインバーター回路43とを備
えている。ここで、従来の駆動回路では、待機状態にお
いて、前記整流回路41とIGBT制御回路42との接
続ラインL1、および、このIGBT制御回路42と誘
導加熱コイル4との接続ラインL2,L3で、電力を消
費していた。
【0029】そこで、本発明では、スイッチング素子で
あるリレー45a,45b,45cと、トランジスタ4
6とからなる制御回路44が設けられている。前記リレ
ー45a,45b,45cの接点端子は、前記ラインL
1,L2,L3に夫々介設され、そのコイル端子の一方
は直流電源VDDに接続され、他方はトランジスタ46
のコレクタに接続されている。前記トランジスタ46
は、前記第1実施形態のトランジスタ31と同様に、ベ
ースが抵抗47を介してマイコン34に接続されるとと
もに、抵抗48を介してアースされ、エミッタがアース
されている。なお、前記リレー45a,45b,45c
の代わりにフォトカプラ等のスイッチング素子を適用し
てもよい。
【0030】この第2実施形態の回路基板20を適用し
た炊飯器1では、第1実施形態と同様に、全負荷部品が
非動作中で、かつ、起動スイッチ29が操作されない状
態では、直流電源回路22が非出力状態を維持する。そ
して、起動スイッチ29が操作されると、直流電源回路
22から出力された電力でマイコン34が起動し、該マ
イコン34が電源制御回路30におけるトランジスタ3
1のベース、および、制御回路44のトランジスタ46
のベースに電流を通電することにより、これらトランジ
スタ31,46をオン状態とする。
【0031】これにより、スイッチング電源回路25
は、起動スイッチ29がオフ状態であっても、電力の出
力状態を維持する。また、制御回路44のリレー45
a,45b,45cは、スイッチ部のオン状態を維持
し、誘導加熱コイル4の駆動回路40に対して電力を通
電して駆動可能な状態を維持する。
【0032】そして、炊飯器1が所定の動作を終了し、
使用者が取消スイッチを操作することによって全負荷部
品の動作が停止すると、マイコン34は前記電源制御回
路30および制御回路44のトランジスタ31,46へ
の電流の出力を停止する。これにより、直流電源回路2
2が非出力状態を維持するとともに、整流回路41と接
続されたIGBT制御回路42が電気的に駆動不可の状
態になる。
【0033】図9は、前記炊飯器1に搭載する第3実施
形態の回路基板20を示す。この回路基板20は、前記
第1実施形態に示す専用の起動スイッチ29を設けず
に、2極単投方式のスイッチ50a,50b,50cを
炊飯スイッチ、保温スイッチ、予約スイッチに適用し、
いずれかの操作部13a,13b,13cを操作する
と、同時に直流電源回路22から電力を出力するように
構成している。
【0034】この第3実施形態の回路基板20を適用し
た炊飯器1では、前記第1実施形態と同様に、全負荷部
品が非動作状態のときには、マイコン34によって電源
制御回路30を構成するトランジスタ31をオフさせる
ため、待機電力の低減を図ることができる。そのうえ、
専用の起動スイッチ29を設けるのではなく、2極単投
式のスイッチ50a,50b,50cを適用しているた
め、使用者は、直接、炊飯操作を行うことにより、マイ
コン34を駆動させて炊飯可能な状態とすることができ
るため、操作性の向上を図ることができる。
【0035】図10は、前記炊飯器1に搭載する第4実
施形態の回路基板20を示す。この回路基板20は、前
記第3実施形態と略同様に、専用の起動スイッチ29の
操作を検出するのではなく、単投式の炊飯スイッチ51
a,保温スイッチ51b,予約スイッチ51cの操作を
マイコン34が検出するようにしている。そして、直流
電源回路22の非出力状態ではマイコン34によるスイ
ッチ51a,51b,51cの操作の検出は、図示しな
い時計を動作させるための電池回路52の電力を利用す
るようにした点で、前記各実施形態と相違している。
【0036】この第4実施形態の回路基板20を適用し
た炊飯器1では、使用者がスイッチ51a,51b,5
1cのいずれかを操作すると、電池回路52からの電力
がマイコン34に通電される。そうすると、このマイコ
ン34は、前記第1実施形態と同様に、電源制御回路3
0を構成するトランジスタ31に電流を通電してオン状
態とすることにより、直流電源回路22から電力を出力
させる。一方、時計を除く全負荷部品が停止した場合に
は、前記と同様に、トランジスタ31への通電を停止す
ることにより、電源制御回路30を介して直流電源回路
22からの電力の出力を停止する。
【0037】図11は、前記炊飯器1に搭載する第5実
施形態の回路を示す。この回路は、前記各実施形態のよ
うに、表示パネル11に操作部を配設したスイッチ2
9,50a,50b,50c,51a,51b,51c
の操作を検出するのではなく、内鍋2の有無を検出する
スイッチ55によって、待機電力の低減を図るようにし
た点で前記各実施形態と相違している。
【0038】具体的には、前記スイッチ55としては、
内鍋2の温度を検出するために配設された周知の炊飯器
1に適用されている温度センサ5のスイッチ機能を利用
している。そして、この温度センサ5のスイッチ55
は、前記交流電源21と直流電源回路22との間に介設
されている。
【0039】前記構成の炊飯器1では、所定の炊飯動作
および保温動作を終了し、使用者が内鍋2を洗浄するた
めに、該内鍋2を本体3から取り出すと、前記温度セン
サ5のスイッチ55がオフ状態となることにより、交流
電源21から直流電源回路22への電力の供給が遮断さ
れる。その結果、使用者が全く使用する可能性の無い内
鍋2の未セット状態では、確実に電力の消費を防止する
ことができる。
【0040】その後、使用者が炊飯するために、希望す
る量の米と水を内鍋2にセットし、該内鍋2を本体3に
セットすると、その重量によって温度センサ5のスイッ
チ55がオン状態となることにより、交流電源21から
直流電源回路22へ電力が供給され、駆動可能な状態と
なる。
【0041】一方、使用者が内鍋2をセットしない状態
で炊飯動作を実行しようとした場合には、直流電源回路
22への電力が遮断されているため、マイコン34も動
作しないため、炊飯動作を実行することはできない。こ
れにより、使用者は、電源コードが接続されている場合
であれば、内鍋2がセットされてないと直に判断するこ
とができるうえ、鍋無し状態での炊飯を確実に防止する
ことができる。
【0042】なお、本発明の炊飯器1は前記実施形態に
限定されるものではない。例えば、前記第1実施形態か
ら第4実施形態に示す電源制御回路30は、スイッチン
グ素子としてトランジスタ31を適用したが、リレーを
適用してもよい。また、前記第5実施形態では、スイッ
チ機能を備えた温度センサ5を利用したが、内鍋2の有
無を検出する専用のマイクロスイッチを本体3に配設し
てもよい。
【0043】さらに、本実施形態では、誘導加熱方式の
炊飯器に適用したが、電気ヒータによって内鍋2を直接
加熱する方式の炊飯器にも適用できる。さらにまた、前
記実施形態では、加熱手段として誘導加熱コイル4と蓋
ヒータ9を配設した構成としたが、蓋ヒータ9の代わり
に胴ヒータを配設した炊飯器、あるいは、蓋ヒータ9と
胴ヒータの両方を配設した炊飯器等にも適用可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の炊飯器では、使用者が起動スイッチを操作することに
よって電源回路が電力を出力し、その出力状態を制御部
が電源制御回路を介して維持する一方、全負荷部品が非
動作状態となると、前記電源制御回路を介して電源回路
からの電力の出力を停止するようになっているため、使
用者が全く使用しない状態で消費する待機電力の低減を
図ることができる。
【0045】また、前記加熱手段は、整流回路を介して
交流電源に接続された誘導加熱コイルであり、前記炊飯
器は該誘導加熱コイルへの通電をオン、オフするIGB
Tと、該IGBTのオン、オフを制御するIGBT制御
回路とを備えた誘導加熱方式の炊飯器である場合には、
前記整流回路および誘導加熱コイルの両端と、前記IG
BT制御回路とを、夫々スイッチング素子を介して接続
しているため、全負荷部品が動作していない待機状態
で、更に微細な電力を消費する誘導加熱コイルの駆動回
路の電力消費を確実に防止することができる。
【0046】また、前記起動スイッチを、炊飯、保温、
予約等の操作スイッチとすれば、電源回路からの電力が
非出力状態で、使用者が、直接、炊飯操作を行うことに
より、電源回路から電力を出力し、その出力状態を維持
することができるため、操作性の向上を図ることができ
る。
【0047】または、炊飯器に内鍋の有無を検出するス
イッチを設け、このスイッチにより、鍋無し時に前記電
源回路への電力の供給を遮断する一方、鍋有り時に前記
電源回路へ電力を供給する構成とすれば、使用者が全く
使用する可能性の無い内鍋の未セット状態では、確実に
電力の消費を防止することができる。また、使用者が炊
飯するために、内鍋を炊飯器にセットすると、その重量
によってスイッチがオン状態となることにより、炊飯器
は駆動可能な状態となるため、操作性の向上を図ること
ができる。さらに、使用者が内鍋をセットしない状態で
炊飯動作を実行しようとした場合には、電源回路への電
力が遮断されていることにより、炊飯動作を実行できな
いため、使用者は、電源コードが接続されている場合で
あれば、内鍋がセットされてないと直に判断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の炊飯器の概略図である。
【図2】 炊飯器の表示パネルを示す平面図である。
【図3】 第1実施形態の回路基板を示す回路図であ
る。
【図4】 図3の回路基板の電流の流れを示す回路図で
ある。
【図5】 図4の状態から起動スイッチを操作した場合
の電流の流れを示す回路図である。
【図6】 図5の続きの電流の流れを示す回路図であ
る。
【図7】 図6の続きの電流の流れを示す回路図であ
る。
【図8】 第2実施形態の回路基板を示す回路図であ
る。
【図9】 第3実施形態の回路基板を示す回路図であ
る。
【図10】 第4実施形態の回路基板を示す回路図であ
る。
【図11】 第5実施形態の回路基板を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1…炊飯器、2…内鍋、3…本体、4…誘導加熱コイ
ル、5…温度センサ、6…蓋体、7…回路基板、8…フ
ァン、9…蓋ヒータ、10…温度センサ、20…回路基
板、21…交流電源、22…電源回路(直流電源回
路)、25…スイッチング電源回路、28…駆動回路、
29…起動スイッチ、30…電源制御回路、31…トラ
ンジスタ、34…マイコン(制御部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別枝 篤司 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 (72)発明者 村上 史晃 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA03 AA09 BA27 CC01 CD02 CD57 DB14 GA01 GB32 GB44 GD01 GD06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内鍋と、該内鍋を加熱する加熱手段や温
    度センサ等の負荷部品と、各負荷部品を制御する駆動回
    路と、前記負荷部品および駆動回路に電力を供給する電
    源回路とを備えた炊飯器において、 前記電源回路を起動させるための起動スイッチと、 前記電源回路からの電力の出力状態を維持または停止す
    る電源制御回路と、 前記起動スイッチが操作されると前記電源制御回路を介
    して前記電源回路から電力を出力させる一方、全ての負
    荷部品が非動作中であると判断すると前記電源制御回路
    を介して前記電源回路から電力の出力を停止する制御部
    とを設けたことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段は、整流回路を介して交流
    電源に接続された誘導加熱コイルであり、前記炊飯器は
    該誘導加熱コイルへの通電をオン、オフするIGBT
    と、該IGBTのオン、オフを制御するIGBT制御回
    路とを備え、前記整流回路および誘導加熱コイルの両端
    と、前記IGBT制御回路とを、夫々スイッチング素子
    を介して接続したことを特徴とする請求項1に記載の炊
    飯器。
  3. 【請求項3】 前記起動スイッチは、炊飯、保温、予約
    等の操作スイッチであることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記電源回路からの電力の出力が停止し
    た状態で、時計を動作させるための電池回路を設け、該
    電池回路からの電力によって前記制御部が起動スイッチ
    の操作を検出するようにしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 【請求項5】 内鍋と、該内鍋を加熱する加熱手段や温
    度センサ等の負荷部品と、各負荷部品を制御する駆動回
    路と、前記負荷部品および駆動回路に電力を供給する電
    源回路とを備えた炊飯器において、 前記内鍋の有無を検出するスイッチを設け、このスイッ
    チにより、鍋無し時に前記電源回路への電力の供給を遮
    断する一方、鍋有り時に前記電源回路へ電力を供給する
    ようにしたことを特徴とする炊飯器。
  6. 【請求項6】 前記スイッチは、前記内鍋の温度を検出
    するための温度センサのスイッチ機能であることを特徴
    とする請求項5に記載の炊飯器。
JP10244199A 1999-04-09 1999-04-09 炊飯器 Expired - Fee Related JP3594834B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10244199A JP3594834B2 (ja) 1999-04-09 1999-04-09 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10244199A JP3594834B2 (ja) 1999-04-09 1999-04-09 炊飯器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004133861A Division JP3710466B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000287837A true JP2000287837A (ja) 2000-10-17
JP3594834B2 JP3594834B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=14327564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10244199A Expired - Fee Related JP3594834B2 (ja) 1999-04-09 1999-04-09 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3594834B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012066762A1 (ja) * 2010-11-17 2012-05-24 パナソニック株式会社 回路装置
JP2014023855A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 炊飯器
JP2018038909A (ja) * 2017-12-14 2018-03-15 タイガー魔法瓶株式会社 電気炊飯器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012066762A1 (ja) * 2010-11-17 2012-05-24 パナソニック株式会社 回路装置
JP2014023855A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 炊飯器
JP2018038909A (ja) * 2017-12-14 2018-03-15 タイガー魔法瓶株式会社 電気炊飯器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3594834B2 (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0632291B2 (ja) 電子レンジ用始動回路
JP2000287837A (ja) 炊飯器
JP3710466B2 (ja) 炊飯器
JPH0676946A (ja) 集合形加熱装置
JP3464635B2 (ja) 炊飯器
JP2007222570A (ja) 家庭用電気製品
JP3932865B2 (ja) 炊飯器
JP3655796B2 (ja) 炊飯器
JP2003033273A (ja) 誘導加熱式炊飯器
JP4591207B2 (ja) 炊飯器
JP3330058B2 (ja) 加熱調理器
JP2002142987A (ja) 家庭用電気製品の水濡れ検知システム
JP2001176652A (ja) 加熱調理器
JPH10262335A (ja) 家庭用電気機器の制御回路装置
JP2002215078A (ja) 家電機器
JP3573994B2 (ja) 調理器
JP2001258727A (ja) 調理器
JP2003033272A (ja) 誘導加熱式炊飯器
JP4063006B2 (ja) 炊飯器
JP3611443B2 (ja) 電気機器
JPS6347022Y2 (ja)
JP2000037289A (ja) 炊飯器
JP2004192444A (ja) 電源回路
JP2006026204A (ja) 電気調理器
JP2002022181A (ja) 家電機器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees