JP2000285389A - 移動体運行管理システム - Google Patents

移動体運行管理システム

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JP2000285389A
JP2000285389A JP11087762A JP8776299A JP2000285389A JP 2000285389 A JP2000285389 A JP 2000285389A JP 11087762 A JP11087762 A JP 11087762A JP 8776299 A JP8776299 A JP 8776299A JP 2000285389 A JP2000285389 A JP 2000285389A
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mobile
station
mobile station
speed
base station
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JP11087762A
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Akira Takai
章 高井
Shuichi Arai
秀一 荒井
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Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 渋滞発生等により迅速に対処できる移動体運
行管理システムを実現する。 【解決手段】 移動局を搭載した移動体例えば車両の現
在位置、現在時刻及び速度を、GPS受信機等により検
出する(100)。現在位置が登録済のチェックポイン
トと一致したとき(102)、そのチェックポイントを
発着又は通過する予定時刻と検出した現在時刻との比較
(104)及びそのチェックポイントにて採るべき速度
の範囲と検出した速度との比較(106)を実行する。
予定時刻に対する現在時刻の遅れが許容誤差範囲内にと
どまっていない場合及び検出した速度が範囲内にない場
合に、現在位置、現在時刻、速度等の情報を基地局に無
線送信する(108)。速度の比較を行っているため、
現時点では遅延が生じていないものの渋滞による遅延が
見込まれる場合でも、運行異常として検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の移動体の
運行を管理する移動体運行管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】路線バス、タクシー、トラック、宅配車
両等貨客輸送の分野や、観光バス等観光業の分野や、更
には自動販売機への商品補充等商業の分野では、その事
業に用いられ一般に多数に上る車両の効率的かつ正確な
管理を、どのようにして実現しまたどのように改善して
いくかが、従来から懸案となっている。この問題への対
策のため各種の技術的手段が提案されている。中でも、
これらの分野で用いられ車両に代表される各種の移動体
の運行を、無線通信技術と測位技術とを利用して少なく
とも部分的に自動化する試みは、例えば特開平10−1
49498号公報に開示されるような形で、成果を生む
に到っている。
【0003】上掲の公報に記載されているシステム(以
下、「従来システム」)は、定期便トラック等の車両を
管理対象としている。この従来システムは、各管理対象
車両に搭載される移動局と、固定的に設けられる基地局
から、構成されている。各移動局と基地局との間は、携
帯電話等の手段で無線接続される。移動局は、予め登録
されている運行予定条件を満足しない状況が発生した場
合に、現状を基地局に無線通報し、基地局は、その移動
局乃至車両の現状に関する情報の映像表示等を実行す
る。
【0004】従来システムにて運行予定条件として登録
されるのは、 ・出発地点、主要通過地点、目的地点等の位置を示す情
報、 ・出発地点から登録済位置までの予定運行所要時間を示
す情報、である。運行予定条件を満足しているか否かの
判定は、これら、登録されている情報の他に、 ・搭載しているGPS(Global Positioning System)受
信機から得られ現在位置及び現在時刻を示す情報、 に基づき行う。上掲の公報、特にその請求項4では、従
来システムで採用可能な判定方法として、次の3通りの
方法を示している。
【0005】第1の方法では、まず、出発時にGPS受
信機により現在時刻即ち出発時刻を計測しておく。更
に、登録されている予定運行所要時間とこの出発時刻と
の加算により、各登録済位置の予定発着又は通過時刻を
求める。出発後は、GPS受信機から得られる現在位置
と登録済位置との比較を、所定頻度で実行する。この比
較の結果、両者が一致したことを検出した場合、当該登
録済位置の予定発着又は通過時刻と、GPS受信機から
得られる現在時刻とを、比較する。その結果、予定発着
又は通過時刻+所定の許容遅れ<現在時刻であることを
検出した場合、搭載先車両の運行に遅れが生じていると
見なし、基地局に無線通報する。
【0006】第2の方法では、まず、出発時にGPS受
信機により現在時刻即ち出発時刻を計測しておく。出発
後は、GPS受信機から得られる現在位置と登録済位置
との比較を、所定頻度で実行する。この比較の結果、両
者が一致したことを検出した場合、GPS受信機から得
られる現在時刻と、出発時にGPS受信機で計測した出
発時刻との差、即ち実際の運行所要時間を求める。更
に、このようにして求めた実際の運行所要時間を、登録
済の予定運行所要時間と比較する。その結果、登録済の
予定運行所要時間+所定の許容遅れ<実際の運行所要時
間であることを検出した場合、搭載先車両の運行に遅れ
が生じていると見なし、基地局に無線通報する。
【0007】第3の方法では、まず、出発時にGPS受
信機により現在時刻即ち出発時刻を計測しておく。更
に、登録されている予定運行所要時間とこの出発時刻と
の加算により、各登録済位置の予定発着又は通過時刻を
求める。出発後は、GPS受信機から得られる現在時刻
と、各登録済位置の予定発着又は通過時刻との比較を、
所定頻度で実行する。この比較の結果、両者が一致した
ことを検出した場合、GPS受信機から得られる現在位
置と、該当する登録済位置とを、比較する。その結果、
現在位置から登録済位置までの残りの道のり>所定の許
容誤差であることを検出した場合、搭載先車両の運行に
遅れが生じていると見なし、基地局に無線通報する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上掲方法に記載されて
いる3通りの方法に共通する問題点として、運行異常の
検出に遅れが生じることがある、という問題点がある。
例えば、移動局を搭載する車両が、登録済位置又はその
ごく近傍まではスムーズに運行を続けたが、それ以後は
道路渋滞に巻き込まれたとする。その場合、上述した第
1乃至第3の方法のいずれでも、渋滞に巻き込まれたこ
とをその時点で運行異常として検出することはできな
い。運行異常が検出されるのは、その車両が次の登録済
位置に到ったとき(第1及び第2の方法)又は次の登録
済位置の予定発着若しくは通過時刻が到来したとき(第
3の方法)まで、遅延される。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、渋滞の発生に伴う
運行異常検出の遅れを減らし又はなくし、従来システム
に比べ運行異常検出の信頼性が高いシステムを実現する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、本発明に係る移動局においては、(1)自局の予
定移動経路上に設定されているチェックポイントの位
置、及び当該チェックポイントにおいて上記移動体が採
るべき速度若しくはその範囲を記憶しておく手段と、
(2)移動体運行中に自局の位置及び速度を検出する手
段と、(3)移動体運行中に、上記記憶の内容及び上記
検出の結果に基づき、自局がチェックポイントを発着又
は通過した速度が上記採るべき速度若しくはその範囲と
合致しているか否かを判定する手段と、(4)その結果
合致していないと判定された場合に、その旨を基地局に
無線にて通報する手段と、を設けることとした。
【0011】このように、本発明においては、チェック
ポイントでの速度を移動局にて記憶している。従って、
GPS受信機等の手段で検出される現在の速度と、記憶
されているチェックポイントでの速度若しくはその範囲
とに基づき、現在の速度が正常であるかどうか、例えば
渋滞に巻き込まれていないかどうかを、検出することが
できる。その結果、本発明においては、渋滞の発生状況
等をも検出しこれを考慮に入れた運行異常検出を実現し
ているため、従来システムに比べ運行異常検出の信頼性
が高まる。
【0012】更に、本発明には、様々な実施形態があ
る。例えば、移動体に搭載された移動局から固定的に配
設された基地局へと、速度上の運行異常を無線で報知す
る際に、その移動局がチェックポイントを発着又は通過
した速度も、基地局に無線にて通報するようにした方が
よい。基地局では、移動局からの無線による通報を受信
しこれに応じて運行異常の発生を周囲に報知する際に、
当該速度に関する情報を有効利用できる。例えば、通報
元の移動局に係る移動体がその目的地に所定程度以上遅
延して到着することが見込まれる場合や、その移動体が
顕著な渋滞に巻き込まれていると見なせる場合に、その
旨を、その移動体の出発地若しくは目的地又はその移動
体に係るサービスの利用者に通知するようにすればよ
い。この種の処置は、例えば、荷物を運ぶ車両を管理す
るシステムで、荷物の届け先に到着の遅延を知らせる等
の形で、利用することができる。
【0013】なお、本発明は、移動局の発明としても、
これを使用する移動体運行管理システムの発明として
も、把握できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。
【0015】図1に、本発明の一実施形態に係る移動体
運行管理システムの構成を示す。この図に示すシステム
は、固定的に配設されている基地局10及び管理対象移
動体に搭載されている移動局20から構成されている。
複数の移動体を管理対象としてもよいが、ここでは、図
示の簡便化のため及び説明の簡略化のため、管理対象移
動体や移動局20を1個とする。また、地球上を移動す
る物体であって計画運行が必要なものであれば、本実施
形態に係るシステムによる管理対象にすることができ
る。ここでは、説明の具体化のため、顧客のもとへ荷物
を配送する車両を管理するものとする。
【0016】基地局10における演算処理機能・制御機
能は、専ら移動体管理処理部11により担われている。
移動体管理処理部11には、外部記憶装置或いは各種の
メモリである記憶部12、使用者により操作される部材
例えばキーボードや各種のポインティングデバイスであ
る操作部13、CRTや液晶等のデバイスである表示部
14、各種の電子音源やスピーカで構成される音声出力
部14a、他の情報処理装置との接続のため設けられた
インタフェース15、公衆回線やLAN等との接続のた
め設けられたインタフェース16等が接続されている。
これら、移動体管理処理部11及びこれに接続されてい
る各部材12〜16は、パーソナルコンピュータ(P
C)17により実現できる。音声出力部14aに代えて
パトライト(警報用の点灯光源)を設けてもよい。イン
タフェース15はRS232C等に準拠したインタフェ
ースとする。インタフェース16はファクシミリ、ペジ
ャー等に用いる。更に、PC17には無線部18が接続
されている。無線部18はそのアンテナ19を介して移
動局20と無線接続するための部材であり、例えば、携
帯電話、PHS等の電話関連装置や、専用の無線機によ
り、実現できる。場合によっては、PC17の機能拡張
カード等の形としてもよい。
【0017】移動局20における自局運行状況検出機能
は、専ら、自局運行状況検出部21の制御の下に実行さ
れている。自局運行状況検出部21には、各種のメモリ
である記憶部22、他の情報処理装置との接続のため設
けられたインタフェース23等が接続されている。これ
ら、自局運行状況検出部21及びそれに接続されている
部材22〜23は、基地局と同様にPCにより実現する
こともできる。移動局20が車両等に搭載される装置で
あり小形・軽量・低消費電力であることが求められるこ
とからすれば、携帯型の情報端末24等により実現して
もよいといえる。インタフェース23は例えばRS23
2C準拠とする。移動局20には、更に、そのアンテナ
28を用いて人工衛星からの信号を受信しその信号に基
づき自局の現在位置、現在時刻、移動速度等を計測する
GPS受信機25や、そのアンテナ26を用いて基地局
10と無線接続する無線部27が、設けられている。無
線部27も、無線部18と同様の形態で実現できる。
【0018】図1に示した構成では、基地局10と移動
局20とを接続する手段が2通り準備されている。その
うち一つは、無線部18と無線部27との無線接続であ
る。無線部18から無線部27への送信(下り)は、例
えば、基地局10の記憶部12内にある又は操作部13
から入力された運行状況判断のための情報を、移動局2
0内の記憶部22にダウンロードする際に、行う。ま
た、無線部27から無線部18への送信(上り)は、移
動局20の搭載先車両の運行異常を基地局20に無線報
知する際に、行う。基地局10と移動局20とを接続す
る手段としては、この無線接続の他に、インタフェース
15とインタフェース23の接続がある。例えば、移動
局20内の記憶部22に運行状況判断のための情報をダ
ウンロードする際に、これらのインタフェース15及び
23を相互接続する。インタフェース15及び23は例
えばRS232Cに準拠したインタフェースとする。
【0019】図2(a)に、本実施形態で運行状況判断
に使用される情報、特に基地局10から記憶部22にダ
ウンロードされる情報の種類を示す。この図に示すよう
に、位置P0から出発して位置P5に到着するという経
路を考える。更に、チェックポイントとして、この経路
上にある位置P1〜P4の4箇所(出発地点=P0と目
的地点=P5を含めると6箇所)を想定する。更に、位
置P0〜P5を車両が発着又は通過する予定時刻をt0
〜t5とし、位置P1〜P4を車両が通過する際採るべ
き速度をv1〜v4とする。本実施形態で記憶部22に
ダウンロードされる情報は、これらチェックポイントの
位置P0〜P5、予定時刻t0〜t5、速度v1〜v4
である。本実施形態における運行状況判断は各時点毎に
独立して行われるから即ち走行履歴を参照しないで行え
るから、各チェックポイントが出発地点、目的地点及び
通過地点のいずれに該当するかを示す情報を、ダウンロ
ード対象に含める必要はない。また、位置P0〜P5に
ついては、GPS受信機25から得られる位置情報がW
GS84準拠の緯度経度であることから、緯度経度の形
式とするのが望ましい。更に、速度v1〜v4について
は、互いに等しい値にしてもよい。また、速度v1〜v
4については、採るべき速度ではなく、許容される速度
範囲とする方がよい。
【0020】これらの情報は、車両の運行を開始するの
に先立って、移動局20内の記憶部22に格納される。
例えば、基地局10から移動局20へと、無線部18・
無線部27間の無線接続を介してこれらの情報を伝送
し、自局運行状況検出部21による制御の下にこれを記
憶部22に格納するようにしてもよい。この手法を採る
場合、例えば、車両運行中に基地局10からのダウンロ
ードを行うことによって、情報の訂正乃至更新を実行す
ることができる。或いは、インタフェース15とインタ
フェース23とを接続して、移動体管理処理部11(及
び自局運行状況検出部21)の制御の下に、これらの情
報を記憶部22に格納させてもよい。また、基地局10
と移動局20とを直接無線又は有線接続するのではな
く、チェックポイント等に関する情報を移動局20に供
給するための専用の装置から、或いは他の移動局から、
無線接続又はインタフェース23による接続を介して記
憶部22にダウンロードしてもよい。
【0021】図3及び図4に、本実施形態における移動
局20及び基地局10の動作の流れを示す。移動局20
内の自局運行状況検出部21は、運行状況判断のための
情報をダウンロードしその記憶部22に格納した後に、
図3に示す手順を所定の頻度で繰返し実行する。図3に
示す手順では、まず、GPS受信機25にて得られる現
在位置、現在時刻、移動速度等の情報が自局運行状況検
出部21に入力される(100)。入力した情報のうち
現在位置が記憶部22上に格納されているいずれかのチ
ェックポイントの位置Pi(i=0〜5)と一致した場
合(102)、自局運行状況検出部21は、そのチェッ
クポイントに係る予定時刻tiと、GPS受信機25か
ら得た現在時刻とを比較する(104)。自局運行状況
検出部21は、ステップ104を実行した結果、現在時
刻<予定時刻ti+所定の許容誤差であった場合にはス
テップ106を、そうでなかった場合にはステップ10
8を、それぞれ実行する。ステップ106では、自局運
行状況検出部21は、GPS受信機25から得られた移
動速度と、記憶部22上に格納されている速度又はその
範囲と比較する。測定された移動速度が記憶部22上の
速度に対し所定程度以上の差を有している場合又は測定
された移動速度が記憶部22上の速度範囲に属していな
い場合、自局運行状況検出部21はステップ108を実
行し、それ以外の場合には図3に示す手順を終了する。
ステップ108では、自局運行状況検出部21は、GP
S受信機25にて得られた現在位置、現在時刻、移動速
度等の情報を、無線部27を介し基地局10に送信す
る。GPS受信機25で得られた情報以外の情報を付帯
的に送信してもよい。
【0022】基地局10内の移動体管理処理部11は、
図4に示す手順を実行する。この手順においては、移動
体管理処理部11は、いずれかの移動局20から現在位
置、現在時刻、移動速度等の情報即ち運行異常を示す情
報を受信したとき(200)、これを記憶部12に格納
する処理、運行異常に係る車両の位置等を表示部14の
画面に該当する地図と重ね合わせて表示させる処理、音
声出力部14aから運行異常を示すメッセージを出力さ
せる処理等を実行する(202)。報知された運行異常
の内容が、顧客への荷物の到着が顕著に遅れること又は
その可能性を示す内容である場合(204)、移動体管
理処理部11は、該当する顧客に対し遅延が発生するこ
とや遅延の程度(の見込み)を通知する(206)。こ
の通知には、インタフェース16による回線接続を使用
できる。場合によっては、無線部18を使用することも
できる。通知先は荷物の届け先でもよいし発送元でもよ
い。
【0023】従って、本実施形態にて運行異常として検
出され得るのは、図2(b)に示すように時刻条件が満
たされていないときや、図2(c)に示されるように渋
滞等で車両の速度が低下しているとき等である。このよ
うに時刻に基づく管理と速度に基づく管理を行っている
ため、本実施形態によれば、時刻時間換算処理を移動局
20で行う必要がなく、また、渋滞に巻き込まれた後の
比較的早い時点でこれを運行異常として検出できる。更
に、GPS受信機25の出力をデータとして保存する必
要がないため、外部記憶装置等を記憶部22として使用
する必要がなく、装置が小型になる。
【0024】なお、図2(b)中でCとして示した状況
即ち予定時刻よりも早い通過乃至到着を検出した場合に
これを運行異常として扱うかどうかは、システムの性質
・目的に応じて決定すべきである。更に、GPS受信機
25による測位結果には、通常、GPS運用当局による
意図的な精度劣化処理や、地球を取り巻く電離層の影響
等で、誤差が含まれている。測位誤差を抑える手法とし
て従来から開発されているDGPS(Differential GPS)
を、移動局20と基地局10との無線接続を利用して実
行してもよい。即ち、そもそも移動体の運行異常の通報
等に用いるべき無線伝送路を、DGPS実施のための誤
差情報伝送等に使用してもよい。更に、基地局10側
で、運行異常に関する情報を受け取ったときに、記憶・
表示・音声出力・顧客通報以外の処置を採ってもよい。
例えば、運行異常の発生に応じ、その車両に係るチェッ
クポイントの位置Pi、予定時刻ti、速度vi等を訂
正すべく、その車両に係る移動局20にこれらの情報を
送信して記憶部22上の情報を更新するようにしてもよ
い。或いは、例えば顧客が組立工場であり運んでいる荷
物が工場で使用する部品である場合、運行異常の通報に
応じて顧客側の工程管理システムに接続し部品投入計画
に自動修正を加える、といった処置も採ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る移動体運行管理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態の原理的説明のための図であり、
特に(a)は経路とチェックポイントの関係を示す概念
図、(b)は時刻による比較判定を示すタイミングチャ
ート、(c)は渋滞状況を示す概念図である。
【図3】 移動局の動作の流れを示すフローチャートで
ある。
【図4】 基地局の動作の流れを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 基地局、11 移動体管理処理部、18 無線
部、20 移動局、21自局運行状況検出部、22 記
憶部、25 GPS受信機、27 無線部、P0〜P5
チェックポイント、t0〜t5 予定時刻、v1〜v
4 速度。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 BB05 CC12 DD04 EE02 FF04 FF12 FF13 FF22 FF25 FF32 5J062 AA01 AA12 BB01 CC07 GG01 GG02 HH01 HH05 5K067 AA21 BB26 DD20 DD51 EE02 EE10 EE12 FF03 FF05 FF31 HH22 JJ52

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定的に配設された基地局及び移動体に
    搭載された移動局を有する移動体運行管理システムにて
    使用される移動局であって、 自局の予定移動経路上に設定されているチェックポイン
    トの位置、及び当該チェックポイントにおいて上記移動
    体が採るべき速度若しくはその範囲を記憶しておく手段
    と、 移動体運行中に自局の位置及び速度を検出する手段と、 移動体運行中に、上記記憶の内容及び上記検出の結果に
    基づき、自局がチェックポイントを発着又は通過した速
    度が上記採るべき速度若しくはその範囲と合致している
    か否かを判定する手段と、 その結果合致していないと判定された場合に、その旨を
    基地局に無線にて通報する手段と、 を備えることを特徴とする移動局。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動局であって、 合致していないと判定された旨を基地局に無線にて通報
    する際、自局がチェックポイントを発着又は通過した速
    度も、基地局に無線にて通報することを特徴とする移動
    局。
  3. 【請求項3】 固定的に配設された基地局及び移動体に
    搭載された移動局を有する移動体運行管理システムであ
    って、 移動局が、請求項1又は2記載の移動局であり、 基地局が、移動局からの無線による通報を受信する手段
    と、当該通報を受信したときその旨を周囲に報知する手
    段と、を備えることを特徴とする移動体運行管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 固定的に配設された基地局及び移動体に
    搭載された移動局を有する移動体運行管理システムであ
    って、 移動局が、請求項2記載の移動局であり、 基地局が、移動局からの無線による通報を受信する手段
    と、通報元の移動局に係る移動体がその目的地に所定程
    度以上遅延して到着することが見込まれる場合又はその
    移動体が顕著な渋滞に巻き込まれていると見なせる場合
    に、その旨を、その移動体の出発地若しくは目的地又は
    その移動体に係るサービスの利用者に通知する手段と、
    を備えることを特徴とする移動体運行管理システム。
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