JP2000282896A - エンジンの燃料制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料制御装置

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JP2000282896A
JP2000282896A JP11087462A JP8746299A JP2000282896A JP 2000282896 A JP2000282896 A JP 2000282896A JP 11087462 A JP11087462 A JP 11087462A JP 8746299 A JP8746299 A JP 8746299A JP 2000282896 A JP2000282896 A JP 2000282896A
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JP
Japan
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fuel
actuator
engine
position sensor
sensor
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JP11087462A
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Yasuo Fujii
保生 藤井
Hajime Yama
一 山
Toshio Nakahira
敏夫 中平
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】位置センサ1と、制御手段2と、電磁アク
チュエータ3とを備え、位置センサ1は、センサコイル
5と被検出部6とを備え、センサコイル5は、電磁アク
チュエータ3の可動部9と一体に動く被検出部6の位置
を検出することに基づいて、燃料調量部4の調量位置を
検出し、この検出に基づいて、制御手段2は、電磁アク
チュエータ3の作動を制御し、この作動に基づいて、燃
料調量部4の調量位置が制御されるように構成した、エ
ンジンの燃料制御装置において、位置センサ1が、前記
電磁アクチュエータ3内に配置されている。 【効果】位置センサ1が電磁アクチュエータ3の可動部
9に近づくので、これらの組付誤差が小さくなり、位置
センサ1の検出精度が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの燃料制
御装置に関し、詳しくは、位置センサの検出精度を高め
ることができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの燃料制御装置は、次の
ように構成されている。位置センサと、制御手段と、ア
クチュエータとを備え、位置センサは、センサコイルと
被検出部とを備え、センサコイルは、アクチュエータの
可動部と一体に動く被検出部の位置を検出することに基
づいて、燃料調量部の調量位置を検出し、この検出に基
づいて、制御手段は、アクチュエータの作動を制御し、
この作動に基づいて、燃料調量部の調量位置が制御され
るように構成されている。このような燃料供給装置とし
て、位置センサが、アクチュエータ外に配置されている
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の燃料制御装
置は、次の問題がある。位置センサが、アクチュエータ
外に配置されているため、次の欠点がある。位置センサ
が、アクチュエータの可動部から離れるので、これらの
組み付け誤差が大きくなり、位置センサの検出精度が低
くなる。本発明の課題は、位置センサの検出精度を高め
ることができる、エンジンの燃料制御装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の構成
は、次の通りである(図1及び図2参照)。位置センサ1
と、制御手段2と、アクチュエータ3とを備え、位置セ
ンサ1は、センサコイル5と被検出部6とを備え、セン
サコイル5は、アクチュエータ3の可動部9と一体に動
く被検出部6の位置を検出することに基づいて、燃料調
量部4の調量位置を検出し、この検出に基づいて、制御
手段2は、アクチュエータ3の作動を制御し、この作動
に基づいて、燃料調量部4の調量位置が制御されるよう
に構成した、エンジンの燃料制御装置において、前記位
置センサ1が、前記アクチュエータ3内に配置されてい
ることを特徴とする。
【0005】
【発明の作用及び効果】(請求項1の発明)請求項1の発
明は、次の作用効果を奏する(図1及び図2参照)。前記
位置センサ1が、前記アクチュエータ3内に配置されて
いるため、次の利点がある。位置センサ1が、アクチュ
エータ3の可動部9に近づくので、これらの組付誤差が
小さくなり、位置センサ1の検出精度が高くなる。ま
た、位置センサ1とアクチュエータ3との相互調節を、
エンジンへの組み付け前に、行うことができるので、こ
れらをエンジンに組み付けた後の燃料制御装置の調節が
簡単になる。
【0006】(請求項2の発明)請求項2の発明は、請求
項1の発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏する
(図1参照)。前記アクチュエータ3がリニアアクチュエ
ータであり、そのケーシング8は、前記可動部9の移動
方向に位置するケーシング端壁10を備え、このケーシ
ング端壁10は、その内部に中空部10aを備え、この
中空部10aに前記位置センサ1のセンサコイル5が配
置されているので、次の利点がある。ケーシング端壁1
0内がセンサコイル5の収容部として有効利用されるの
で、アクチュエータ3を小型にできる。また、センサコ
イル5がケーシング端壁10の内部に配置されるので、
センサコイル5のリード線12の取り出しが容易に行え
る。
【0007】(請求項3の発明)請求項3の発明は、請求
項1の発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏する
(図2参照)。前記アクチュエータ3がリニアアクチュエ
ータであり、前記可動部9は、その内部に中空部11を
備え、この中空部11に前記位置センサ1のセンサコイ
ル5が侵入するように構成したので、次の利点がある。
可動部9内がセンサコイル5の収容部として有効利用さ
れるので、アクチュエータ3を小型にできる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1から図4は本発明の実施形態を説明
する図である。この実施形態のエンジンは、ディーゼル
エンジンで、燃料供給装置と燃料制御装置とを備えてい
る。
【0009】燃料供給装置について説明する(図3参
照)。燃料供給装置は、エンジンの燃焼室に燃料を供給
するためのもので、燃料噴射ポンプ13と燃料噴射カム
軸20と始動増量具16とを備えている。
【0010】燃料噴射ポンプ13の構成は、次の通りで
ある。燃料噴射ポンプ13は、燃料調量ラック4aを備
え、この燃料調量ラック4aは、燃料増減方向にスライ
ドできるようになっている。図中のRは燃料増量方向、
Lは燃料減量方向を示す。燃料噴射ポンプ13は、ポン
プケース15内に収容されている。ポンプケース15
は、クランクケース(図外)の横側に形成され、その上部
開口から燃料噴射ポンプ13を挿入する。燃料噴射ポン
プ13から吐出された燃料は、燃料噴射管と燃料噴射弁
とを経由して燃焼室に噴射される。
【0011】燃料噴射カム軸20の構成は、次の通りで
ある。燃料噴射カム軸20は、ポンプケース15内で、
燃料噴射ポンプ13の下方に架設されている。燃料噴射
カム軸20の入力部は、ギヤケース21内に侵入してい
る。ギヤケース21は、クランクケースの前部に取り付
けられている。燃料噴射カム軸20の入力部には、燃料
噴射カムギヤ22が取り付けられ、燃料噴射カムギヤ2
2は、クランクギヤで駆動される。
【0012】始動増量具16の構成は、次の通りであ
る。始動増量具16は、エンジン始動時に燃料増量を行
うためのもので、ケーシング17とスタートスプリング
18とロッド19とを備えている。ケーシング17は、
ポンプケース15の端壁に固定され、スタートスプリン
グ18は、ケーシング17に収容されている。ロッド1
9は、ケーシング17からポンプケース15内に突出
し、スタートスプリング18で突出方向に付勢され、そ
の先端は、燃料調量ラック4aの燃料減量側端面に接当
している。このため、燃料調量ラック4aは、スタート
スプリング18で燃料増量方向Rに付勢される。エンジ
ン停止中は、後述するアクチュエータ3の出力杆32が
大きく突出しており、燃料調量ラック4aは、スタート
スプリング18の付勢力に抗して、燃料無噴射位置に止
められている。エンジン始動時には、出力杆32がアク
チュエータ3側に引かれ、燃料調量ラック4aは、スタ
ートスプリング18の付勢力で、始動増量位置まで移動
する。
【0013】燃料制御装置について説明する(図3参
照)。燃料制御装置は、燃料噴射ポンプ13の燃料調量
ラック4aの調量位置を制御するためのものであり、メ
カニカルガバナと電子制御部とを備えている。燃料制御
装置では、メカニカルガバナによるメカ制御と電子制御
部による電子制御とが行われる。燃料調量ラック4aの
調量領域のうち、エンジン始動領域を除く通常運転領域
では、途中で電子制御とメカ制御とが自動的に切り替わ
り、この切り替わり位置よりも燃料減量側の領域では、
電子制御が行われ、この切り替わり位置よりも燃料増量
側の領域では、メカ制御が行われ、エンジン始動領域で
は、電子制御が行われる。エンジン始動領域では、後述
するアクチュエータ3の出力杆32の突出量が温度によ
って変わる。すなわち、エンジン温度とエンジン周辺の
外気温度のうち、少なくとも一方の検出温度が所定値を
越える場合には、これが所定値未満である場合に比べ、
エンジン始動領域での燃料供給量を少なくする。
【0014】燃料制御装置の利点は、次の通りである。
電子制御部を、既にメカニカルガバナの調整が終了して
いるメカニカルガバナ付きエンジンに追加する場合に
は、電子制御部の調整は、電子制御領域についての部分
的な調整だけで済むため、調整の手間がかからない。電
子制御部を、調量特性に実績がある既存のメカニカルガ
バナ付きエンジンに追加する場合には、燃料増量側の領
域については、メカニカルガバナの実績ある調量特性を
そのまま引き継ぐことができる。燃料増量側の領域での
調量特性は、排気ガス規制の対象となる排気ガス特性に
直接影響するので、電子制御部を、排気ガス規制をクリ
アしたメカニカルガバナ付きエンジンに追加するした場
合には、このエンジンも排気ガス規制をクリアできる可
能性が高い。電子制御部のプログラム設定により、負荷
変動に対する速度変動率を小さくしておくと、電子制御
領域での作業能率を高めることができる。温暖始動時
や、エンジン停止直後の再始動時に、燃料供給量を少な
めに設定しておくと、無駄な燃料消費と、未燃焼有害ガ
スの排出を抑制できる。
【0015】メカニカルガバナの構成は、次の通りであ
る(図3参照)。メカニカルガバナは、ガバナレバー23
と調速レバー24とガバナウエイト25とガバナスリー
ブ26とを備えている。ガバナレバー25は、ギヤケー
ス21内に枢軸23aで揺動自在に取り付けられてい
る。ガバナレバー23の先端は、ポンプケース15内に
侵入し、燃料調量ラック4aのラックピン29にその燃
料増量側から臨んでいる。調速レバー24は、ギヤケー
ス21に取り付けられている。ガバナレバー23と調速
レバー24との間には、ガバナスプリング(図外)が架設
され、ガバナレバー23は、ガバナスプリングのスプリ
ング力で燃料増量側に付勢される。ガバナウエイト25
は、球形で、傾斜孔27に収容されている。傾斜孔27
は、燃料噴射カムギヤ22に内設され、ガバナレバー2
3に近づくにつれて回転中心から遠ざかる向きに傾斜し
ている。ガバナスリーブ26は、燃料噴射カム軸20に
外嵌され、ガバナウエイト25とガバナレバー23との
間にスライド自在に設けられている。
【0016】メカニカルガバナの機能は、次の通りであ
る(図3参照)。ガバナスプリングのスプリング力とガバ
ナウエイト25から発生するガバナ力との不釣り合い力
により、ガバナレバー23が揺動する。燃料調量ラック
4aは、スタートスプリング18で燃料増量方向Rに付
勢されているため、メカ制御領域では、ラックピン29
はガバナレバー23にその燃料減量側から接当する。メ
カ制御領域では、燃料調量ラック4aは、ガバナレバー
23の揺動に追従し、エンジン負荷の変動に拘わらず、
エンジン回転速度がほぼ一定に維持される。
【0017】電子制御部の構成は、次の通りである。電
子制御部は、エンジン回転速度設定手段30とエンジン
回転速度検出手段31と位置センサ1と制御手段2とア
クチュエータ3と電源37とを備えている。エンジン回
転速度設定手段30は、操作レバーである。エンジン回
転速度検出手段31は、燃料噴射カム22の回転速度の
検出に基づいて、エンジン回転速度を検出する。位置セ
ンサ1は、燃料調量ラック4aの位置を検出する。制御
手段2は、マイコンであり、アクチュエータ3の作動を
制御する。アクチュエータ3は、燃料調量ラック4aの
位置を制御する。位置センサ1とアクチュエータ3の構
成は、後述する。
【0018】電子制御部の機能は、次の通りである。電
子制御部は、回転優先制御機能と負荷優先制御機能を備
えている。回転優先制御機能は、負荷の変動に拘わら
ず、エンジン回転速度を一定に維持する電子ガバナ機能
である。負荷優先制御機能は、エンジン負荷を全負荷に
維持する機能であり、耕耘作業のように、エンジン負荷
が変動する場合に、エンジン負荷が全負荷となるように
制御を行い、作業能率を高める。
【0019】電子制御部では、エンジンの設定回転速度
と実際の回転速度と燃料調量ラック4aの位置との検出
値に基づいて、制御手段2が、燃料調量ラック4aの目
標値を演算し、電源32からアクチュエータ3への通電
量を制御し、アクチュエータ3の作動を制御する。燃料
調量ラック4aは、スタートスプリング18で燃料増量
方向Rに付勢されているため、電子制御領域では、燃料
調量ラック4aの燃料増量側端部は、アクチュエータ3
の出力杆32の先端に接当し、燃料調量ラック4aは、
アクチュエータ3の出力杆32の作動に追従する。
【0020】アクチュエータ3の構成は、次の通りであ
る(図1及び図2参照)。アクチュエータ3には、リニア
ソレノイドが用いられ、ケーシング8と可動部9と付勢
スプリング35とコイル7とを備えている。ケーシング
8は、ケーシング周壁38と一対のケーシング端壁10
・34とを備え、いずれも磁性体で形成されている。ケ
ーシング周壁38は、筒形に形成され、一対のケーシン
グ端壁10・34は、可動部9の移動方向に位置し、ケ
ーシング周壁38の両端に取り付けられている。アクチ
ュエータ3には、他の形式の電磁アクチュエータやリニ
アソレノイドを用いてもよい。
【0021】可動部9は、コア33と出力杆32とを備
えている。コア33は、磁性体で形成され、ケーシング
8内にスライド自在に収容されている。出力杆32は、
非磁性体で形成され、コア33に貫通状に固定され、そ
の先端部は、一方のケーシング端壁34から突出され、
燃料調量ラック4aの燃料増量側の端面に臨んでいる。
付勢スプリング35は、ケーシング端壁10とコア33
との間に介設され、可動部9を出力杆32の突出方向に
付勢している。コイル7は、筒状に形成され、ケーシン
グ8内に収容され、コア33をその周囲から取り囲んで
いる。コイル7に通電すると、内部に磁界が発生し、付
勢スプリング35の付勢力に抗して、コア33が吸引さ
れる。
【0022】位置センサ1の構成は、次の通りである
(図1及び図2参照)。位置センサ1は、センサコイル5
と被検出部6とを備えている。センサコイル5は、筒形
に形成され、複数の一次励磁コイル5aと複数の二次誘
導コイル5bとを備え、一次励磁コイル5aの間に二次
誘導コイル5bが挟まれている。各一次励磁コイル5a
の巻き方向は同じとし、直列に接続している。各二次誘
導コイル5bの巻き方向は互いに逆とし、直列に接続し
ている。被検出部6は、磁性を備えた直線の線状体で、
ピアノ線が用いられている。センサコイル5は、被検出
部6の先端位置を検出する。
【0023】位置センサ1の第1の取付構造は、次の通
りである(図1参照)。出力杆32の突出側を前、その反
対側を後と見て、図1のアクチュエータ3の後のケーシ
ング端壁10は、中空部10aと蓋10bとを備えてい
る。中空部10aは、ケーシング端壁10の後面から前
向きに凹設され、その内部に位置センサ1のセンサコイ
ル5を収容している。蓋10bは、センサコイル5aを
収容した中空部10aを閉塞し、センサコイル5aのリ
ード線12を貫通させて、中空部10aからのリード線
12の引き出しを行っている。被検出部6は、出力杆3
2の後端に片持ち支持され、その先端がセンサコイル5
内に侵入している。
【0024】位置センサ1の第2の取付構造は、次の通
りである(図2参照)。図2のアクチュエータ3の後のケ
ーシング端壁10は、コイル支持ボス10cを備え、コ
ア33は、中空部11を備えている。コイル支持ボス1
0cは、後のケーシング端壁10から前向きに突設さ
れ、その先端部にセンサコイル5が取り付けられてい
る。中空部11は、コアの後部33の後面から前向きに
凹設され、その内部にセンサコイル5を取り付けたコイ
ル支持ボス10cを侵入させている。
【0025】位置センサ1の検出原理は、次の通りであ
る。一次励磁コイル5aに交流電圧を印加すると、セン
サコイル5内に磁界が発生し、二次誘導コイル5bにそ
れぞれ誘起電圧が誘起される。各誘起電圧は被検出部の
変位に基づいて変化する。制御手段2は、各誘起電圧の
信号で図4に示すサインカーブの合成波14を合成す
る。制御手段2は、被検出部6が所定の基準位置にある
場合に発生するサインカーブの基準波36のゼロクロス
点36aと、合成波14のゼロクロス点14aとの位相
差に基づいて、被検出部6の先端位置を検出する。尚、
図中の縦軸は電圧、横軸は時間を示す。
【0026】位置センサ1による利点は、次の通りであ
る。前記被検出部6が磁性体で形成され、前記センサコ
イル5が複数の一次励磁コイル5aと複数の二次誘導コ
イル5bとを備え、上記一次励磁コイル5aに交流電圧
を印加して、上記センサコイル5内に磁界を発生させ、
上記二次誘導コイルにそれぞれ誘起電圧を誘起させ、各
誘起電圧が被検出部6の変位に基づいて変化するように
し、各誘起電圧の信号を合成した合成波14を形成し、
この合成波15の位相に基づいて、被検出部6の位置を
検出するように構成したので、次の利点がある。
【0027】被検出部6の位置を合成波14の位相に基
づいて検出するので、被検出部の位置を複数の二次誘導
コイルの各誘起電圧の差に基づいて検出する差動トラン
スに比べ、センサコイル5の巻き数が少なくて済む。ま
た、センサコイルの長さが検出距離の6倍程度必要とな
る差動トランスに比べ、センサコイル5の長さを短くで
きる。これらの理由により、センサコイル5を小型化で
き、センサコイル5をアクチュエータ3内に無理なく配
置できる。
【0028】また、エンジンの発熱量が変動することに
より、センサコイル5の温度が変化し、誘起電圧が変動
しても、合成波14の位相には大きな変動がないので、
誘起電圧の差をとる差動トランスに比べ、温度変化によ
る検出誤差が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態で用いるアクチュエータの縦
断面図である。
【図2】図1のアクチュエータの変更例の縦断面図であ
る。
【図3】本発明の実施形態で用いる燃料供給装置と燃料
制御装置の説明図である。
【図4】本発明の実施形態で用いる位置センサの検出原
理の説明図である。
【符号の説明】
1…位置センサ、2…制御手段、3…アクチュエータ、
4…燃料調量部、5…センサコイル、6…被検出部、8
…ケーシング、9…可動部、10…ケーシング端壁、1
0a…中空部、11…中空部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中平 敏夫 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 Fターム(参考) 3G060 AB01 AC02 AC08 BA02 CA01 DA06 EA04 FA07 GA02 GA03 3G301 HA02 JA17 JA20 LB14 LC02 PB04Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置センサ(1)と、制御手段(2)と、ア
    クチュエータ(3)とを備え、 位置センサ(1)は、センサコイル(5)と被検出部(6)と
    を備え、センサコイル(5)は、アクチュエータ(3)の可
    動部(9)と一体に動く被検出部(6)の位置を検出するこ
    とに基づいて、燃料調量部(4)の調量位置を検出し、こ
    の検出に基づいて、制御手段(2)は、アクチュエータ
    (3)の作動を制御し、この作動に基づいて、燃料調量部
    (4)の調量位置が制御されるように構成した、エンジン
    の燃料制御装置において、 前記位置センサ(1)が、前記アクチュエータ(3)内に配
    置されている、ことを特徴とするエンジンの燃料制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたエンジンの燃料制
    御装置において、 前記アクチュエータ(3)がリニアアクチュエータであ
    り、そのケーシング(8)は、前記可動部(9)の移動方向
    に位置するケーシング端壁(10)を備え、このケーシン
    グ端壁(10)は、その内部に中空部(10a)を備え、こ
    の中空部(10a)に前記位置センサ(1)のセンサコイル
    (5)が配置されている、ことを特徴とするエンジンの燃
    料制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されたエンジンの燃料制
    御装置において、 前記アクチュエータ(3)がリニアアクチュエータであ
    り、前記可動部(9)は、その内部に中空部(11)を備
    え、この中空部(11)に前記位置センサ(1)のセンサコ
    イル(5)が侵入するように構成した、ことを特徴とする
    エンジンの燃料制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002025133A1 (en) 2000-09-19 2002-03-28 Nissan Motor Co.,Ltd. Apparatus for estimating clutch temperature
JP2010216404A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Kubota Corp ディーゼルエンジンの電子ガバナ

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WO2002025133A1 (en) 2000-09-19 2002-03-28 Nissan Motor Co.,Ltd. Apparatus for estimating clutch temperature
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