JP2000282764A - 戸袋構造及び戸袋の組立方法 - Google Patents

戸袋構造及び戸袋の組立方法

Info

Publication number
JP2000282764A
JP2000282764A JP11086001A JP8600199A JP2000282764A JP 2000282764 A JP2000282764 A JP 2000282764A JP 11086001 A JP11086001 A JP 11086001A JP 8600199 A JP8600199 A JP 8600199A JP 2000282764 A JP2000282764 A JP 2000282764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door pocket
surface forming
door
face
forming member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11086001A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Shukutani
昌宏 宿谷
Masaru Oi
勝 大井
Kensho Iwase
憲昭 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP11086001A priority Critical patent/JP2000282764A/ja
Publication of JP2000282764A publication Critical patent/JP2000282764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 戸袋の外面を形成する外面形成部材を容易に
取り扱うことができる戸袋構造及び戸袋の組立方法を提
供すること。 【解決手段】 引戸3は上枠4の内部に配置されている
レールから吊り下げられた上吊り式であり、このレール
に案内されて後退した引戸3は壁8の内部に設けられた
戸袋9に収納される。戸袋9の外面は、壁材である壁ボ
ード12を取り付ける下地材であって外面形成部材にな
っている2枚の面材41,42で形成され、これらの面
材41,42は上下に並設されているため、正方形又は
正方形に近い形状となっている。このため、引戸装置施
工現場等で面材41,42を持ち運ぶなどの取扱時に、
面材41,42の撓みが少なく、容易に取り扱える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式開閉体を収
納するための戸袋の構造及び戸袋の組立方法に係り、例
えば、上吊り式引戸や、上下レールに案内されて移動す
る一般的な引戸、上吊り式等の移動型間仕切りパネル等
のための戸袋に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】特開平10−46923号には、上吊り式
引戸の戸袋が示されている。この戸袋は壁の内部に設け
られており、戸袋の外面を形成する外面形成部材である
面材の外側に壁材が配置され、この壁材は面材に取り付
けられ、面材が壁材の下地材となっている。また、戸袋
の同じ側の外面は2枚の面材を左右方向に並設すること
により形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】戸袋を壁の内部に配置
し、戸袋の外面を形成する面材に壁材を取り付けてこの
面材を壁材のための下地材とする場合には、大きな面材
強度が必要となるため、面材として、例えば1.6mm程
度の大きな板厚を有する金属板を使用しなければならな
い。このような場合に、戸袋の同じ側の外面を1枚の面
材で形成しようとすると、その面材は大重量となり、戸
袋施工現場等での面材の持ち運び等の取り扱いが面倒で
困難となるため、戸袋の同じ側の外面を複数の面材の並
設で形成し、1枚の面材の重量を小さくすることが望ま
しく、特開平10−46923号でも、2枚の面材の並
設で戸袋の同じ側の外面を形成している。
【0004】しかし、特開平10−46923号では、
2枚の面材を左右方向に並設している。引戸を収納する
ための戸袋は、天井の高さ、引戸の高さ、引戸の幅に応
じた上下寸法、左右寸法に形成され、左右寸法よりも上
下寸法の方が大きい。このため、戸袋の同じ側の外面を
左右方向に並設した2枚の面材で形成した場合には、そ
れぞれの面材は、左右寸法に比べて上下寸法が大きい細
長の長方形のものとなってしまう。
【0005】これによると、戸袋施工現場等において面
材を持ち運ぶときなどに面材が大きく撓むことになり、
また、戸袋の外枠を形成する上枠、下枠への面材の取付
作業が面倒になる。このため、1枚の面材が軽量化され
ても、面材の取り扱いや取付作業に手間がかかることに
なり、戸袋施工作業上、好ましくない。
【0006】これと同様な問題は、戸袋が壁の内部に配
置されず、したがって外部から視認できるタイプの戸袋
の場合にも生じ、この戸袋の同じ側の外面を左右方向に
並設した複数の面材で形成すると、それぞれの面材は上
下寸法の大きい細長のものとなり、その取り扱いや取付
作業に手間がかかることになる。
【0007】本発明の目的は、戸袋の外面を形成する外
面形成部材を容易に取り扱うことができるようになる戸
袋構造を提供するところにある。
【0008】また、本発明の目的は、戸袋の外面を形成
する外面形成部材の取付作業を容易に行えるようになる
戸袋の組立方法を提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る戸袋構造
は、移動式開閉体を収納する戸袋の少なくとも同じ側の
外面が複数の外面形成部材により形成されている戸袋構
造において、複数の外面形成部材を上下方向に並設する
ことにより戸袋の少なくとも同じ側の外面を形成してい
ることを特徴とするものである。
【0010】本発明では、複数の外面形成部材を上下方
向に並設することにより戸袋の少なくとも同じ側の外面
を形成しているため、左右寸法よりも上下寸法が大きく
なっている戸袋では、それぞれの外面形成部材は正方形
又は正方形に近い形状になる。このため、戸袋施工現場
等において外面形成部材を持ち運びなどの取り扱いを行
うとき、外面形成部材の撓みを少なくでき、取り扱いが
容易になる。
【0011】本発明に係る戸袋は壁の内部に配置される
ものでもよく、壁の内部に配置されないものでもよい。
すなわち、外面形成部材の外面に壁を形成するための壁
材を取り付けてもよく、取り付けなくてもよい。
【0012】戸袋を壁の内部に配置するために外面形成
部材の外面に壁材を取り付ける場合には、必要とされる
強度を確保するため外面形成部材は厚さの大きなものが
使用される。このように厚さが大きく、このため重量が
重くなった外面形成部材を使用するとき、本発明では、
外面形成部材を細長のものとさせず、上述のように正方
形又は正方形に近い形状にさせることができるため、重
量が重い外面形成部材でも取り扱いを容易にできるとい
う効果を得られる。
【0013】また、戸袋の少なくとも同じ側の外面に上
下方向に並設する複数の外面形成部材には、上下寸法が
同じになっている複数の外面形成部材を含ませてもよ
い。このようにすると、これらの外面形成部材を生産す
るとき、所定の上下寸法(幅寸法)となっている長尺の
材料を用意し、この材料を必要長さに切断することによ
り上記複数の外面形成部材を生産できるようになり、材
料の共通化を図ることができる。この場合、長尺の材料
の切断長さは、上記複数の外面形成部材の全部について
同じとしてもよく、異ならせてもよく、その切断長さは
これらの外面形成部材に求められる長さに任意に設定で
きる。
【0014】さらに、戸袋の少なくとも同じ側の外面に
上下方向に並設する複数の外面形成部材に面積が異なる
ものを設け、面積の小さい外面形成部材を面積の大きい
外面形成部材よりも上方に配置してもよい。このように
すると、面積が大きく、したがって重量が重い外面形成
部材を取付作業時に高い位置まで持ち上げることが不要
になり、高い位置に持ち上げるのは、面積が小さく、し
たがって重量が軽い外面形成部材でよいため、外面形成
部材の取付作業を容易に行えるようになる。
【0015】外面形成部材は板材等による平坦な部材で
もよく、あるいは、戸袋の外面形成後等における充分な
強度を確保するために、凹凸等による補強部を備えたも
のでもよい。
【0016】補強部を設ける場合には、補強部を戸袋内
側に突出した突出部として形成することが好ましい。こ
の補強部は、外面形成部材を面材とした場合には、この
面材の一部折り曲げで形成してもよく、面材とは別の部
材による補強部材を溶接等で面材に固設することにより
形成してもよい。
【0017】外面形成部材に戸袋内側に突出した補強部
を設けると、外面形成部材の戸袋外側の面の大部分又は
全部が平坦となるため、戸袋を壁の内部に配置する場合
には、その面を壁材の取付面としてそのまま利用でき
て、壁材の下地材としての外面形成部材の機能を確保で
き、戸袋を壁の内部に配置しない場合には、戸袋外面の
触り感触を良好にできる。
【0018】この補強部は、上下方向に延びるものとし
てもよいが、左右方向に延びるものとすることがより好
ましい。左右方向に延びるものとすると、各種の戸袋に
おいて、一般的に戸袋高さ寸法はほぼ一定で、左右寸法
だけが異なる場合が多いため、外面形成部材の材料とし
て補強部が長さ方向両端まで達する長尺のものを生産
し、この長尺材料を戸袋の種類に応じた長さ寸法に切断
することにより所望の外面形成部材を得ることができ
る。したがって、同じ長尺材料から、補強部を備えかつ
任意な左右寸法の外面形成部材を簡単に製造できるた
め、その長尺材料を各種の戸袋のための外面形成部材を
製造するために共通使用できるようになる。
【0019】以上の本発明に係る戸袋構造において、複
数の外面形成部材を上下方向に並設するとは、これらの
外面形成部材を、外面形成部材同士を互いに突き合わせ
る場合とオーバーラップさせる場合とを含む密接させて
配置する場合と、これらの外面形成部材の間に間隔を開
けて配置する場合との両方を含む。また。これらの両方
において、最上段の外面形成部材の上方、最下段の外面
形成部材の下方に開口部を設けてもよい。
【0020】本発明に係る戸袋の組立方法は、移動式開
閉体を収納するための戸袋の少なくとも同じ側の外面を
外面形成部材を複数並設することにより形成する戸袋の
組立方法において、複数の外面形成部材の並設方向を上
下方向とし、これらの外面形成部材のうちの少なくとも
1つの外面形成部材の取付作業を、この外面形成部材の
下に配置されている部材に載せながら行うことを特徴と
するものである。
【0021】この戸袋の組立方法によると、複数の外面
形成部材のうちの少なくとも1つの外面形成部材の取付
作業を、この外面形成部材の下に配置されている部材に
載せながら行うため、この外面形成部材の取付作業時に
作業者は外面形成部材の重量を支持しなくてもよくな
る。このため、外面形成部材の取付作業を容易に行え、
作業効率の向上、作業者数の削減を図ることができる。
【0022】ここで、外面形成部材を下に配置されてい
る部材に載せるとは、下に配置されている部材に単に載
せることでもよく、あるいは、これらの部材の少なくと
も一方に、外面形成部材を下の部材に対して戸袋内外方
向に位置決めする位置決め部材を設け、この位置部材で
位置決めしながら載せることでもよい。
【0023】後者を採用した場合には、作業者は外面形
成部材の重量を支持しなくてよいとともに、外面形成部
材を戸袋内外方向に位置決めしなくてもよくなるため、
外面形成部材の取付作業を一層容易に行える。
【0024】外面形成部材を載せる下の部材は、上下方
向に複数並設される外面形成部材のうちの一つでもよ
く、最下段の外面形成部材を載せときの下の部材は、例
えば、戸袋の下枠でもよく、この下枠に取り付けたブラ
ケット等でもよい。
【0025】また、位置決め部材は、外面形成部材と下
の部材とのうちの一方と共に他方を戸袋内外方向に挟着
するタイプのものでもよく、あるいは、外面形成部材と
下の部材のうちのいずれか一方に取り付けられ、それ自
身だけで外面形成部材を下の部材に対して戸袋内外方向
に挟着するタイプのものでもよく、その構造、形状は任
意である。
【0026】また、本発明に係る他の戸袋の組立方法
は、移動式開閉体を収納するための戸袋の少なくとも同
じ側の外面を外面形成部材を複数並設することにより形
成する戸袋の組立方法において、前記複数の外面形成部
材の並設方向を上下方向とし、これらの外面形成部材の
うちの少なくとも1つの外面形成部材の取付作業を、こ
の外面形成部材の上に配置されている部材に吊り下げな
がら行うことを特徴とするものである。
【0027】この戸袋の組立方法によると、複数の外面
形成部材のうちの少なくとも1つの外面形成部材の取付
作業を、この外面形成部材の上に配置されている部材に
吊り下げながら行うため、この組立方法でも、作業者は
外面形成部材の取付作業時に外面形成部材の重量を支持
しなくてもよくなり、外面形成部材の取付作業を容易に
行え、作業効率の向上、作業者数の削減を図ることがで
きる。
【0028】この組立方法において、外面形成部材を吊
り下げる上の部材は、上下方向に複数並設される外面形
成部材のうちの一つでもよく、最上段の外面形成部材を
吊り下げるときの上の部材は、例えば、戸袋の上枠でも
よく、この上枠に取り付けたブラケット等でもよい。
【0029】また、この組立方法において、外面形成部
材を、この外面形成部材の上に配置されている部材に吊
り下げるとは、引っ掛けることや保持させること等を含
み、要するに、上の部材に外面形成部材の重量を支持さ
せることができるものであればよい。
【0030】本発明に係る戸袋の組立方法において、戸
袋を壁の内部に配置してもよく、壁の内部に配置しなく
てもよい。すなわち、外面形成部材の外面に壁を形成す
るための壁材を取り付けてもよく、取り付けなくてもよ
い。
【0031】前者とする場合には、外面形成部材への壁
材の取付作業は外面形成部材を戸袋の所定位置に取り付
けた後に行ってもよく、外面形成部材を戸袋の所定位置
の取り付ける前に行ってもよい。
【0032】以上の本発明において、戸袋に収納される
移動式開閉体は引戸でもよく、間仕切りパネルでもよ
く、任意な開閉体のための戸袋に本発明を適用できる。
また、引戸は上吊り式のものでもよく、上下のレールに
摺動自在に係合し、これらのレールに案内されて移動す
る一般的な引戸でもよい。間仕切りパネルも上吊り式の
ものでもよく、上下のレールに案内されて移動する間仕
切りパネルでもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の一実施形態に
係る戸袋が適用された引戸装置1の一部破断の正面図が
示されている。建物内に設置されているこの引戸装置1
は、左右動することにより出入口用の開口部2を開閉す
る移動式開閉体である引戸3を有し、引戸3は、建物躯
体等に結合されて開口部2の上縁を形成している上枠4
の内部のレールから吊り下げられた上吊り式である。開
口部2における引戸移動方向に対して直角をなす戸先側
の縁部は戸先側竪枠5で形成され、開口部2における引
戸移動方向に対して直角をなす戸尻側の縁部は竪額縁6
で形成され、開口部2における下縁は床7で形成されて
いる。戸先側竪枠5に引戸3の戸先が当接することによ
り、引戸3は閉じ側の移動限に達する。
【0034】竪額縁6の後側は壁8になっており、この
壁8の内部に、後退移動して開口部2を開けたときの引
戸3を収納するための戸袋9が配置されている。戸袋9
の後端は上下方向を長さ方向とする戸尻側竪枠10で形
成され、上枠4は戸先側竪枠5から戸尻側竪枠10まで
の長さを有している。戸袋9の下端は下枠11で形成さ
れ、この下枠11は竪額縁6から戸尻側竪枠10までの
長さを有する。
【0035】図1のIV−IV線断面図である図4に示すよ
うに、壁8は、戸袋9の両側に配置された壁材である壁
ボード12と、この壁ボード12の表面に貼られた壁仕
上げ材である壁クロス13とで形成されている。この壁
8は戸先側竪枠5の後側にも設けられ、また、図1のII
−II線断面図である図2に示すように、壁8は、上枠4
の一方の面である上枠4の正面の上部と、上枠4の他方
の面の表面にも設けられている。図1で示した上枠4の
正面と、戸先側竪枠5と、竪額縁6は、壁8から露出し
ており、これらは、開口部2と壁8との間の見切り材と
なっている。
【0036】図2及び図3には、上枠4の内部に配置さ
れている引戸3のための移動機構が示されている。図3
は、上枠4の内部に配置されているこの移動機構の正面
図である。図2で示すとおり、上枠4の閉鎖面部4Aの
内面には補強部材14が取り付けられ、この補強部材1
4は、図3で示すように、引戸3の移動方向に複数設け
られている。これらの補強部材14には上枠4とほぼ同
じ長さのレール15が結合され、このレール15は図2
のように縦断面L字状であり、水平部15Aの先端に引
戸3の移動を案内するガイド部15Bが設けられてい
る。図3で示すとおり、上枠4内に挿入されている引戸
3の上部にはローラ16がローラ保持部材17に取り付
けられて回転自在に支持され、複数個あるローラ16が
レール15のガイド部15Bに係合されている。これに
より引戸3はレール15に吊り下げ支持されているとと
もに、レール15に沿って移動自在になっている。
【0037】また、図1で示す床7にはガイドローラ1
8が配置され、図2で示すとおり、このガイドローラ1
8は引戸3の下向きに開口した下フレーム3A内に挿入
され、開口部2を開閉する引戸3の移動は、引戸3の下
端がガイドローラ18で案内されながら行われる。
【0038】図3で示す複数のローラ保持部材17のう
ち、最後部のローラ保持部材17にはゴム等による緩衝
部材19が後ろ向きに取り付けられ、この緩衝部材19
が引戸3の後退移動によりレール15に結合されている
ストップ部材20に当接することにより引戸3は後退限
に達する。また、レール15の先端に連結された連結部
材21にはピン22が垂下固定され、このピン22には
ワイヤー23の一端が結合され、ワイヤー23の他端
は、複数個のローラ保持部材17のうちの最前部のロー
ラ保持部材17に連結されているブラケット24内の図
示されていない渦巻きばね機構に結合されている。
【0039】このため、図1で示す把持部3Bを握った
手で引戸3を後退移動させると、ワイヤー23が渦巻き
ばね機構から繰り出されるとともに、ワイヤー23から
の引っ張り力で渦巻きばね機構の渦巻きばねが蓄圧さ
れ、把持部3Bから手を離すと、この渦巻きばねの蓄圧
力により引戸3が自動的に前進移動し、開口部2を閉じ
るようになっている。このため、本実施形態に係る上吊
り式引戸装置1は、半自動式(自閉式)である。
【0040】また、図3で示すように上枠4内のレール
15にはブラケット25でエアシリンダ26が後ろ向き
に取り付けられ、このエアシリンダ26のピストンロッ
ド27の先端部は、最後部のローラ保持部材17に設け
られているキャッチ部材28で把持されている。このた
め、引戸3の往復動によりピストンロッド27はエアシ
リンダ26に対して伸縮動する、エアシリンダ26に
は、引戸3が後退移動したとき、すなわちピストンロッ
ド27が伸び作動したときに多量の空気をエアシリンダ
26内部に吸引し、引戸3が前進移動したときはこの空
気を絞りながら排出するバルブが設けられているため、
上記渦巻きばねの蓄圧力により開口部2を閉じるときの
引戸3の前進移動は、エアシリンダ26のダンパー作用
で低速で行われるようになっている。
【0041】上枠4の内部に配置されている以上の機
構、構造を点検できるように、上枠4には図2で示す点
検口29が設けられ、図1で示した開口部2の真上に設
けられているこの点検口29は、通常時、点検カバー3
0で塞がれている。図2に示すとおり、上枠4には斜め
上向きの傾斜突片4Bが設けられ、点検カバー30の上
辺にはこの傾斜突片4Bに係止する係止部30Aが形成
されている。係止部30Aを傾斜突片4Bに係止し、図
1で示した戸先側竪枠5と竪額縁6のそれぞれに設けら
れている図示しないブラケットのねじ孔に点検カバー3
0を挿通させたローレットねじ31をねじ込むことによ
り、点検カバー30は上枠4に点検口29を塞いで取り
付けられる。また、ローレットねじ31の取り外しを行
い、係止部30Aを傾斜突片4Bから外すことにより、
点検カバー30を上枠4から取り除いて点検口29を開
放でき、これにより、上枠4の内部に配置されている上
記機構、構造の点検が可能になる。
【0042】図5は図4の一部拡大図で、図6は図5の
VI−VI線断面図である。これらの図は、前記壁8と、こ
の壁8の内部に配置されている前記戸袋9の構造を示し
ている。図6に示すように、戸袋9の一方の外面(図6
では右側の外面)は、外面形成部材である2枚の金属製
面材41,42を上下に並設することにより形成され、
戸袋9の他方の外面も、2枚の金属製面材43,44を
上下に並設することにより形成されている。図6におい
て、上枠4の左側には右側に存在しない垂下部4Cが形
成されているため、これら合計4枚の面材41〜44の
うち、右側の面材41と42の合計上下寸法は、左側の
面材43と44の合計上下寸法よりも大きい。
【0043】図6の右側上部の面材41は、上枠4の上
面に結合したブラケット45にビス46で取り付けら
れ、右側下部の面材42は、チャンネル材からなる前記
下枠11の右側起立部11Aにビス46で取り付けられ
ている。また、図6の左側上部の面材43は、上枠4の
垂下部4Cに結合したアングル材からなるブラケット4
7にビス46で取り付けられ、左側下部の面材44は、
下枠11の左側起立部11Bにビス46で取り付けられ
ている。さらに、図5に示すように、これらの面材41
〜44は、いずれも上下方向に延びている竪額縁6の後
方延出部6Aと前記戸尻側竪枠10に結合したブラケッ
ト48とにビス46で取り付けられている。
【0044】面材41〜44の外側には前記壁8の構成
材である壁ボード12が配置され、この壁ボード12
は、図5で示すステープル、ビス等の止め具49で面材
41〜44に取り付けられている。このため、面材41
〜44は、壁ボード12の下地材として利用されてい
る。壁ボード12には前記壁クロス13が貼られ、壁8
の仕上げ材となっている壁クロス13で止め具49が隠
されている。
【0045】以上において、図1及び図5に示すよう
に、面材41〜44の左右寸法は、戸袋9の幅寸法と対
応したWである。また、図6の右側の2枚の面材41,
42の上下寸法は、戸袋9の高さ寸法の半分と対応した
H1であり、左側の2枚の面材43,44の上下寸法
は、戸袋9の高さ寸法から垂下部4Cの垂下長さを差し
引いた寸法の半分と対応したH2である。
【0046】戸袋9の高さ寸法は建物の天井高さ等に応
じて決定され、この高さ寸法は戸袋9の幅寸法よりも大
きい。このため、戸袋9の外面を上下2枚の面材41と
42、43と44の並設で形成すると、上下寸法H1,
H2を左右寸法Wと同じ値又は左右寸法Wに近い値にす
ることができ、面材41〜44は正方形又は正方形に近
い形状になる。
【0047】このため、引戸装置1の生産工場から建物
の建築現場である引戸装置施工現場へ面材41〜44を
運ぶとき、あるいは施工現場で面材41〜44の取付作
業のために面材41〜44を取り扱うとき、面材41〜
44の撓みを少なく抑えることができ、このため、面材
41〜44の取扱作業が容易となる。
【0048】また、面材41と42、面材43と44
は、それぞれ上下寸法H1,H2と左右寸法Wが同じに
なっている。このため、同じ材料から生産されるこれら
の4個の面材41〜44のうち、2個ずつが共通化され
ることになり、その生産作業を合理化することができ
る。
【0049】また、面材41〜44の取付作業を行って
戸袋9を施工現場で組み立てるときには、図6の右側下
部の面材42を下枠11の右側起立部11A等にビス4
6で固定した後、この面材42の上面に右側上部の面材
41を載せ、そしてこの面材41をブラケット45等に
ビス46で固定する。図6の左側の面材43,44につ
いても同様で、面材44を下枠11の左側起立部11B
等にビス46で固定した後、この面材44の上面に面材
43を載せ、そしてこの面材43をブラケット47等に
ビス46で固定する。
【0050】このため、左右両側の上部の面材41,4
3は、その下の面材42,44に載せられながらビス4
6による取付作業が行われ、したがって、作業者は面材
41,43の重量を支持することなく取付作業を行え、
作業の容易化、作業性の向上を図ることができる。
【0051】図7〜図9は、本発明に係る第2実施形態
に係る戸袋構造を示す。図7は前記実施形態における図
5と同様の図で、図7のVIII−VIII線断面図である図8
に示すように、戸袋9の右側外面は上下寸法が同じにな
っている上下2枚の金属製面材51,52の並設で形成
され、左側の外面も上下寸法が同じになっている上下2
枚の金属製面材53,54の並設で形成されている。面
材51の下端と面材53の上下端には折り曲げによる補
強部51A,53A,53Bが形成され、上下方向中央
部にも補強部51B,53Cが形成されている。また、
面材52と54の上端には折り曲げによる補強部52
A,54Aが形成され、上下方向中央部にも補強部52
B,54Bが形成されている。
【0052】これらの補強部は戸袋9の内側に突出する
ものとなっているとともに、面材51〜54の左右両端
まで連続して延びている。
【0053】図7に示すように、戸尻側竪枠10の戸袋
内側左右には、面材51〜54の後端を取り付けるため
の断面コ字状のブラケット55が固定され、このブラケ
ット55の外側フランジ55Aには、図9に示すとお
り、面材51〜54の上記補強部と対応する位置に切欠
部56が形成され、これらの切欠部56に補強部が挿入
可能になっている。これと同様な切欠部は、図7で示さ
れている竪額縁6の外側後方延出部6Aにも形成されて
いる。
【0054】図8で示された左右両側の下部の面材5
2,54の内面には、面材52,54を下枠11に対し
て戸袋9の内外方向に位置決めするための位置決め部材
になっている挟着部材57が取り付けられている。この
挟着部材57は板金の折り曲げで形成され、面材52,
54との間に下枠11の起立部11A,11Bを挿入で
きる隙間を有している。また、この挟着部材57は引戸
移動方向の寸法が短い短寸法のもので、面材52,54
に引戸移動方向に複数設けられている。
【0055】面材52,54の取付作業を行うときは、
先ず下枠11の起立部11A,11Bを面材52,54
と挟着部材57との間の隙間に挿入しながら、面材5
2、54の補強部52A,52B,54A,54Bの左
右端部をブラケット55と竪額縁6の切欠部56に挿入
する。次いで、面材52,54の下端を図8のビス46
で下枠11の起立部11A,11Bに固定するととも
に、補強部52B,54Bの左右端部を図7で示すブラ
ケット55の内側フランジ55B、竪額縁6の内側後方
延出部6Bに図9で示すビス58で固定し、さらに、補
強部が設けられていない面材52,54の左右端部をブ
ラケット55の外側フランジ55A、竪額縁6の外側後
方延出部6Aにビス46で固定する。これにより、面材
51〜54のうち、下部の面材52,54の取付作業が
終了する。
【0056】この後、上部の面材51,53の補強部5
1A,51B,53A,53B,53Cをブラケット5
5と竪額縁6の切欠部56に挿入し、面材51,53の
下端を面材52,54の上端の補強部52A,54Aの
上面に載せる。この状態で上下の面材51と52、53
と54のそれぞれの重ね合わせ端部を図8、図9のビス
58で結合するとともに、これらの重ね合わせ端部の左
右端部ではビス58をブラケット55の内側フランジ5
5Bと竪額縁6の内側後方延出部6Bに螺入する。ま
た、面材51,53の補強部が設けられていない左右端
部をビス46でブラケット55の外側フランジ55Aと
竪額縁6の外側後方延出部6Aに固定する。さらに、右
側の面材51の上端を図8で示されている上枠4のブラ
ケット45にビス46で固定し、左側の面材53の上端
を上枠4の垂下部4Cに結合したブラケット59にビス
58で固定する。
【0057】この実施形態でも、戸袋9の外面は上下2
枚の面材51と52,53と54で形成されているた
め、面材51〜54を取扱時に撓みの少ない正方形又は
正方形に近い形状にできるとともに、上部の面材51,
53は下部の面材52,54の上端の補強部52A,5
4Aに載せられて取付作業が行われるため、作業者は上
部の面材51,53の重量を支持することなく、取付作
業を簡単に行える。
【0058】また、この実施形態によると、下部の面材
52,54には下枠11の起立部11A,11Bを挟着
する挟着部材57が設けられ、この挟着部材57により
面材52,54の重量を下枠11の起立部11A,11
Bで支持させることができるとともに、面材52,54
を起立部11A,11Bに対して戸袋9の内外方向に位
置決めできるため、面材52,54の取付作業を、作業
者が面材52,54の重量を支持せず、そして面材5
2,54を戸袋9の内外方向の所定位置に位置決めした
状態で行え、取付作業の効率を向上させることができ
る。
【0059】また、面材51〜54には補強部51A,
51B,52A,52B,53A,53B,53C,5
4A,54Bが形成されているため、取付作業前及び後
の面材強度を大きくでき、壁8の壁ボード12を取り付
けるための下地材としての必要な充分の強度を確保でき
る。また、これらの補強部は戸袋9の内部に突出したも
のとなっているため、面材51〜54の外面の大部分
を、壁ボード12を当てがってステープル等の止め具4
9で取り付けるための取付面として利用でき、補強部を
設けたにもかかわらず壁ボード12の下地材としての面
材51〜54の機能を充分確保できる。
【0060】ここで、止め具49で壁ボード12を面材
に取り付けるとき、戸袋内側へ窪んだ凹部となっている
上記補強部を避けて止め具49の打ち込みを行うが、止
め具49の打ち込みが誤って補強部の位置で行われて
も、止め具49の打ち込みは多数行われるため、面材へ
の壁ボード12の取り付けを確実に行える。また、使用
する止め具49を補強部の底部まで達する長いものとす
ることにより、補強部の位置を気にせずに止め具49の
打ち込みを行えるようになる。
【0061】また、この実施形態によると、補強部51
A,51B,52A,52B,53A,53B,53
C,54A,54Bは左右方向に延びるものとなってい
るため、予め長尺に形成され、その長さ方向に補強部が
連続して形成されている面材用の材料を生産しておき、
この材料を面材の左右寸法として必要な所望長さ(図
1、図5ではW)に切断することにより、補強部を備え
た面材を容易に製造できる。すなわち、戸袋の高さ寸法
は各種の戸袋においてほぼ同じであるが、これらの戸袋
は一般的に幅寸法が異なっており、これらの戸袋の外面
形成部材として補強部を有する面材を使用する場合に、
この実施形態のように、補強部を左右方向に延びるもの
とすることにより、予め生産しておいた長尺の材料を切
断することによって左右寸法が必要長さになっ各種の面
材を容易に用意することが可能になる。
【0062】もちろんこれに限らず、左右寸法が必要長
さになっていて補強部が設けられていない平坦な面材を
予め生産し、この平坦な面材に後加工による折り曲げで
又は別に用意した補強部材を固着することにより、左右
方向に延びる補強部を有する面材を製作するようにして
もよい。
【0063】なお、この実施形態において、図8で示さ
れているとおり、上記補強部51A,51B,52A,
52B,53A,53B,53C,54A,54Bの戸
袋内側への突出量は、戸袋9に収納されたときの引戸3
と干渉しない長さに設定されているため、止め具49に
よる壁ボード12の面材51〜54への取付強度を大き
くするために止め具49の長さを上記補強部と同じ程度
に戸袋内側に突出するものとしても、止め具49が引戸
3と干渉することはない。
【0064】また、この実施形態と同じく、図6の実施
形態において、上下2枚の面材41と42,43と44
のうちの下部の面材42,44に挟着部材57を設け、
これにより、面材42,44の取付作業を、面材42,
44の重量を下枠11で支持させ、かつ面材42,44
を戸袋内外方向に位置決めしながら行えるようにしても
よい。
【0065】図10は、第3実施形態に係る戸袋構造を
示す。この実施形態では、戸袋9の外面を形成する上下
2枚の金属製面材61と62,63と64のうち、下部
の面材62,64だけではなく、上部の面材61,63
にも挟着部材57を設けている。これにより、この挟着
部材57で上部の面材61,63の重量を下部の面材6
2,64に支持させ、かつ上部の面材61,63を戸袋
内外方向に位置決めしながら面材61,63の取付作業
を行える。
【0066】なお、この実施形態と同じく、上部の面材
にも挟着部材57を設けることは図6の実施形態でも実
施可能である。このためには、図6の下部の面材42,
44の上端と上部の面材41,43の下端とのうち、少
なくともいずれか一方に戸袋内外方向に折れ曲がって上
下方向に延びる延出部を設ければよい。
【0067】図11は、第4実施形態を示す。この実施
形態では、戸袋9の右側の外面は上下に並設された3枚
の金属製面材71〜73で形成され、左側の外面は上下
に並設された2枚の金属製面材74,75で形成されて
いる。これらの面材71〜75のうち、右側最上部の面
材71の上下寸法は上枠4の垂下部4Cの垂下量と対応
している。このため、この実施形態によると、左右に互
いに対向する面材72と74,73と75は同じ上下寸
法のものにでき、したがって、面材72と74,73と
75を同じ材料から製造でき、用意しなければならない
材料の種類を削減できる。
【0068】また、右側の面材71〜73の左右寸法は
全部同じであるが、上下寸法は最上段の面材71のもの
が小さく、その下の面材72,73のものが大きい。し
たがって、面材71の面積は面材72,73の面積より
も小さい。これらの面材は同じ材料が形成され、その厚
さは同じであるため、最上段の面材71の重量は面材7
2,73の重量よりも小さい。
【0069】このように面積が小さくて軽い面材71の
配置位置を面積が大きくて重い面材72,73の配置位
置よりも上方にすることにより、面材の取付作業時に所
定高さまで持ち上げる作業を容易に行えるようになり、
作業性が向上する。
【0070】なお、この実施形態のように戸袋9の外面
を合計5枚の面材で形成した場合でも図10の実施形態
のように、全部の面材に、その下に配置されている下枠
11、面材を挟着して戸袋内外方向に位置決めするため
の挟着部材57を設けてもよい。
【0071】また、戸袋9の外面を合計5枚の面材で形
成することは、図6で示した実施形態のように補強部を
有しない面材を使用する場合にも適用できる。この場合
にも、下枠11とその上の面材との結合及び面材同士の
結合を図11のようにビスで行ってもよく、図10と同
様に、全部の面材に、その下に配置されている下枠1
1、面材を挟着して戸袋内外方向に位置決めするための
挟着部材57を設け、この挟着部材57で面材の重量を
支持しかつ面材を戸袋内外方向に位置決めするようにし
てもよい。
【0072】図12は第5実施形態を示す。この実施形
態でも戸袋9の外面は合計5枚の金属製面材81〜85
で形成されている。この実施形態では、上枠4の垂下部
4Cに結合されたブラケット86は断面コ字状であり、
その下端は戸袋外側へ延びた係止部87となっている。
このブラケット86の真下に配置される面材84の上部
には、戸袋内側へ延びていて係止部87へ係止可能なフ
ック部88が形成されている。
【0073】これ以外にも、係止部87は、その下に面
材が配置される全部の面材81,82,84の下端にも
設けられており、フック部88は係止部87が形成され
ている面材の下に配置される面材82,83,85の上
部にも形成されている。
【0074】このため、この実施形態によると、右側の
面材81〜83については、最上部の面材81を上枠4
のブラケット45にビス46で取り付けた後は、その下
の面材82,83の取付作業を、係止部87にフック部
88を係止して順次面材82,83を吊り下げながら行
え、左側の面材84,85についても、ブラケット86
に吊り下げた面材84の取付作業を行った後、面材84
に面材85を吊り下げ、面材85の取付作業を行える。
【0075】この実施形態によっても、作業者が面材の
重量を支持せずに取付作業を行え、この取付作業を容易
に行える。
【0076】なお、この実施形態のように、面材の取付
作業を上に配置された部材に面材を吊り下げて行うこと
は、係止部87とフック部88の他には補強部が設けら
れていない平坦な面材により戸袋9の外面を形成するよ
うにした場合にも適用できる。
【0077】なお、以上の各実施形態において、面材同
士を結合するためや、面材を下枠やブラケット等に結合
するためにビスを使用したが、この結合手段はこれ以外
に、例えば、溶接、接着、リベット、ボルト及びナット
等でもよく、任意である。
【0078】
【発明の効果】本発明に係る戸袋構造によると、戸袋の
外面を形成する外面形成部材を容易に取り扱うことがで
きるという効果を得られる。
【0079】また、本発明に係る戸袋の組立方法による
と、戸袋の外面を形成する外面形成部材の取付作業を容
易に行えるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る上吊り式の引戸装置の全体
を示す正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1で示された上枠の内部に配置されている引
戸の移動機構を示す正面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図4の戸袋部分の拡大図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】第2実施形態を示す図5と同様の図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】図7で示されたブラケットへの面材の取付関係
を示す分解斜視図である。
【図10】第3実施形態を示す図8と同様の図である。
【図11】第4実施形態を示す図8と同様の図である。
【図12】第5実施形態を示す図8と同様の図である。
【符号の説明】
1 引戸装置 3 移動式開閉体である上吊り式引戸 4 上枠 8 壁 9 戸袋 11 下枠 12 壁材である壁ボード 13 壁クロス 41〜44,51〜54,61〜64,71〜75,8
1〜85 外面形成部材である面材 57 位置決め部材である挟着部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩瀬 憲昭 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化シ ヤッター株式会社内 Fターム(参考) 2E020 GA01 GA03 GB01 HC01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動式開閉体を収納する戸袋の少なくと
    も同じ側の外面が複数の外面形成部材により形成されて
    いる戸袋構造において、複数の前記外面形成部材を上下
    方向に並設することにより前記戸袋の少なくとも同じ側
    の外面を形成していることを特徴とする戸袋構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の戸袋構造において、前
    記外面形成部材の外面には壁材が取り付けられ、前記戸
    袋はこの壁材で形成された壁の内部に配置されているこ
    とを特徴とする戸袋構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の戸袋構造におい
    て、前記複数の外面形成部材には、上下寸法が同じにな
    っている複数の外面形成部材が含まれていることを特徴
    とする戸袋構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の戸袋構
    造において、前記複数の外面形成部材には面積が異なる
    ものがあり、面積の小さい外面形成部材が面積の大きい
    外面形成部材よりも上方に配置されていることを特徴と
    する戸袋構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の戸袋構
    造において、前記外面形成部材には補強部が設けられ、
    この補強部は戸袋内側へ突出した突出部となっているこ
    とを特徴とする戸袋構造。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の戸袋構造において、前
    記補強部は左右方向に延びるものとなっていることを特
    徴とする戸袋構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の戸袋構
    造において、前記移動式開閉体は上吊り式引戸であるこ
    とを特徴とする戸袋構造。
  8. 【請求項8】 移動式開閉体を収納するための戸袋の少
    なくとも同じ側の外面を外面形成部材を複数並設するこ
    とにより形成する戸袋の組立方法において、前記複数の
    外面形成部材の並設方向を上下方向とし、これらの外面
    形成部材のうちの少なくとも1つの外面形成部材の取付
    作業を、この外面形成部材の下に配置されている部材に
    載せながら行うことを特徴とする戸袋の組立方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の戸袋の組立方法におい
    て、下に配置されている前記部材と、この部材に載せら
    れる前記外面形成部材とのうちの少なくとも一方に、下
    に配置されている前記部材に対し、この部材に載せられ
    る前記外面形成部材を戸袋内外方向に位置決めするため
    の位置決め部材を設け、この位置決め部材で位置決めし
    ながら前記取付作業を行うことを特徴とする戸袋の組立
    方法。
  10. 【請求項10】 移動式開閉体を収納するための戸袋の
    少なくとも同じ側の外面を外面形成部材を複数並設する
    ことにより形成する戸袋の組立方法において、前記複数
    の外面形成部材の並設方向を上下方向とし、これらの外
    面形成部材のうちの少なくとも1つの外面形成部材の取
    付作業を、この外面形成部材の上に配置されている部材
    に吊り下げながら行うことを特徴とする戸袋の組立方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかに記載の戸
    袋の組立方法において、前記外面形成部材の外面には壁
    材が取り付けられ、前記戸袋はこの壁材で形成される壁
    の内部に配置されることを特徴とする戸袋の組立方法。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれかに記載の戸
    袋の組立方法において、前記移動式開閉体は上吊り式引
    戸であることを特徴とする戸袋の組立方法。
JP11086001A 1999-03-29 1999-03-29 戸袋構造及び戸袋の組立方法 Pending JP2000282764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086001A JP2000282764A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 戸袋構造及び戸袋の組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086001A JP2000282764A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 戸袋構造及び戸袋の組立方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006118734A Division JP4444233B2 (ja) 2006-04-24 2006-04-24 戸袋構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000282764A true JP2000282764A (ja) 2000-10-10

Family

ID=13874435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11086001A Pending JP2000282764A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 戸袋構造及び戸袋の組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000282764A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186977A (ja) * 2005-12-13 2007-07-26 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置用外枠組み
JP2010159630A (ja) * 2010-04-21 2010-07-22 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体用戸袋の掃除口構造
JP2014141866A (ja) * 2012-12-28 2014-08-07 Bunka Shutter Co Ltd 収納用間仕切壁
JP2014206012A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 文化シヤッター株式会社 引戸装置及び該引戸装置の設置構造
JP2019151977A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 三協立山株式会社 防火建具

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186977A (ja) * 2005-12-13 2007-07-26 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置用外枠組み
JP2010159630A (ja) * 2010-04-21 2010-07-22 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体用戸袋の掃除口構造
JP2014141866A (ja) * 2012-12-28 2014-08-07 Bunka Shutter Co Ltd 収納用間仕切壁
JP2014206012A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 文化シヤッター株式会社 引戸装置及び該引戸装置の設置構造
JP2019151977A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 三協立山株式会社 防火建具
JP7085365B2 (ja) 2018-02-28 2022-06-16 三協立山株式会社 防火建具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000282764A (ja) 戸袋構造及び戸袋の組立方法
US6981301B2 (en) Device for installing a pre-hung door
JP5279997B2 (ja) 開閉装置用外枠組み
US20120242109A1 (en) Hollow torque rod for a closure panel
JPH08144637A (ja) 内装用枠付き扉およびその枠体と扉のずれ止め用ラッチ受け具
JP4444233B2 (ja) 戸袋構造
JP3640058B2 (ja) 戸袋パネル付きの引き戸装置
KR20200058663A (ko) 측면 셔터 수납 방식 카고 스크린 유닛 및 차량
JP3321417B2 (ja) 引戸装置
JP2000291180A (ja) 引き戸式扉の戸袋装置
JPH09235938A (ja) 吊り懸け式引き戸装置
JP4811002B2 (ja) 組立式デスクにおける支柱取付装置
JP4870620B2 (ja) 多重引き式引戸装置
JP2000282758A (ja) 戸袋構造
JP2653984B2 (ja) 内装用枠付き扉およびその据付け方法
JP4867323B2 (ja) キャビネットにおける開閉扉の開扉防止装置
JP2000120357A (ja) シャッターボックスの取付構造
JP2003343167A (ja) 引き戸装置
JP5189794B2 (ja) 引戸装置のガイド部材支持構造
JP4816044B2 (ja) デスクにおける上キャビネットの支持装置
JP4566480B2 (ja) ドア用外枠構造体及びその施工方法並びにドア用外枠構造体への改修方法
JP7359666B2 (ja) 開閉体、及び開閉体の取り外し方法
JP5495857B2 (ja) エレベータの袖壁支持構造体
JP4142860B2 (ja) アウトセット構造のドア装置
JP3537048B2 (ja) 横方向吊り込み丁番

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060808