JP2000282367A - セルロース系繊維含有繊維製品及びその製造方法 - Google Patents

セルロース系繊維含有繊維製品及びその製造方法

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JP2000282367A
JP2000282367A JP8916399A JP8916399A JP2000282367A JP 2000282367 A JP2000282367 A JP 2000282367A JP 8916399 A JP8916399 A JP 8916399A JP 8916399 A JP8916399 A JP 8916399A JP 2000282367 A JP2000282367 A JP 2000282367A
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cellulosic
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Shunzo Abe
俊三 安倍
Yusuke Shimizu
祐輔 清水
Masatoshi Yoshikawa
雅敏 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 力学特性の低下が小さく、高温繰返し洗濯に
対して耐久性のある形態安定性を示すセルロース系繊維
含有繊維製品を提供する。 【解決手段】 130℃で30分間の熱水処理によっ
て、熱水処理前より水分率が高められる特性を有するセ
ルロース系繊維を含有するセルロース系繊維含有繊維製
品及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】シャツ、スラックス、ブラウ
ス等の衣料用及び帽子、ハンカチ等繊維雑貨品として好
適な形態安定性に優れたセルロース系繊維含有繊維製品
及びその製造方法に関するものであり、さらに詳しく
は、セルロースの架橋結合による強度低下を抑制し、防
縮性、W&W性、プリーツ性及びパッカリング性、保型
性を向上させ、さらには高度の洗濯耐久性を持たせたセ
ルロース系繊維含有繊維製品及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】セルロース系繊維のしわになり易い、収
縮し易い等の欠点の改善は、永久的課題であり、縫製製
品においては、特に従来よりセルロース系繊維含有繊維
製品の繰り返し洗濯による生地と縫い糸又は生地部位間
の伸縮性の差により生ずるパッカリング現象(ひきつれ
現象)や製品形状での保型性の改善が強く望まれてい
る。この解決法として、橋かけ反応が利用されてきた経
緯がある。しかしながら、これら橋かけ剤特に、ジメチ
ロールジヒドロキシエチレン尿素(DMDHEU)を主
として用いるプレキュア法、ポストキュア法は高温洗濯
(例えば、60℃〜90℃)した場合、防縮性、W&W
(ウォッシュアンドウエア)性、プリーツ性及びパッカ
リング性、保型性が低下するという問題点があり見未解
決のままになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は良好な風合い
を有し、防しわ性に優れ、かつ繰り返し洗濯後のパッカ
リング性、W&W性、防縮性、保型性に優れ、同時に強
力低下、特にすそ部、プリーツ部、えりおよび袖部等の
角部の摩耗強力低下を極力おさえると共に繰り返し高温
洗濯にも耐えるセルロース系繊維含有繊維製品を提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
の解決のために鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明は、 1.130℃で30分間熱水処理後のセルロース系繊維
の水分率の増加率(%)が、前記熱水処理前の水分率に
対して0〜25%であるセルロース系繊維を含有するこ
とを特徴とするセルロース系繊維含有繊維製品。
【0005】2.メチロール化可能な活性水素を少なく
とも2ケ有する環状尿素化合物が付与されたセルロース
系繊維含有繊維織編物を縫製し、次いでセルロースを架
橋させることができる薬剤及び該薬剤の反応触媒の存在
下に該薬剤によってセルロースを架橋させることを特徴
とする前記1記載のセルロース系繊維含有繊維製品の製
造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明におけるセルロース系繊維
含有繊維構造物とは、木綿100%はもちろんのこと、
他の繊維、例えば麻、亜麻、パルプ、バクテリアセルロ
ース繊維等の天然セルロース繊維、ビスコース法レーヨ
ン(ポリノジックを含む)、銅アンモニア法レーヨン、
溶剤紡糸法レーヨン等の再生セルロース繊維類であり、
これらとポリエステル、ポリアミド、アクリル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等の合成繊維との混繊、混紡、
交織、交撚等で混用して得られる紡績糸、織物、編物、
不織布等のことである。他の繊維と混用する場合、本発
明の効果をよく発揮されるため、セルロース系繊維の含
有率は20重量%以上が好ましく、30重量%以上がよ
り好ましく、さらに好ましくは50重量%以上である。
【0007】また、本発明でいう繊維製品とは、前記の
セルロース繊維やその混用繊維を用いた布団わた、マッ
ト材などをはじめ、織物、編物、不織布等の布帛及びそ
れを用いて得られたシャツ、ジャケット、スラックス、
ブラウス、帽子、ハンカチ、毛布等の縫製品を意味す
る。
【0008】本発明で使用されるメチロール化可能な活
性水素を少なくとも2ケ有する環状尿素化合物として
は、(i)セルロース系繊維へ均一な浸入を妨害しない
こと。(ii)メチロール化反応が容易であること。(ii
i) 他の薬剤(帯電防止剤、蛍光増白剤、青味付剤、潜
在性酸性触媒、ホルマリンキャッチャー、柔軟剤等)と
の相溶性もよく浴安定性に優れること等が必要である。
【0009】メチロール化可能な活性水素を少なくとも
2ケ有する環状尿素化合物とは、織編物等の布帛の架橋
に起因する歪を低減させるためのものであり、ポリオー
ルと共存下で使用しいもよい。この効果は該化合物がメ
チロール化された後、セルロースと架橋させる、いわゆ
る架橋鎖長制御により発揮されるものである。このこと
により、製品の洗濯後の保型性および防縮性が向上する
と同時に引裂強力、抗張力に加え、特に摩耗強力が著し
く改善される。このことにより、製品染めの際のプリー
ツ部、すそ部、えり部および袖部等の角部のすり切れの
問題を改善することができる。又その他、貯蔵安定性や
耐塩素性に優れるなど多くの利点がある。
【0010】本発明で使用できるメチロール化可能な活
性水素を少なくとも2ケ有する環状尿素化合物は一般式
(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)および(ヘ)
で示すことができる。
【0011】
【化1】
【0012】
【化2】
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】R1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびR6
は同種または異なる基であり、各基はH、OH、COO
R、R、ORまたはCOORであり、Rは炭素原子数1
〜4のアルキル基または置換アルキル基を表し、Xは
C、OまたはNで、XがOの場合、R3 とR4 は各々存
在せず、XがNの場合、R3あるいはR4は存在しない。
また、YはHまたはCH3であり、pまたはqは0〜
4、rおよびmは0または1である。
【0018】(イ)と(ニ)(単独又は(イ)と(ニ)
の混合系)の夫々2分子以上をホルムアルデヒド、ホル
ムアルデヒド/ポリアルキレングリコールなどで直鎖状
に連結させたもの((ロ)、(ハ)、(ホ)および
(ヘ))あるいは、それら以外の例としてグリオキザー
ルなどで直鎖状に連結させた初期縮合物で両末端がNH
基を有するものであってもよい。
【0019】かかる化合物の代表的なものはエチレン尿
素、プロピレン尿素、ウロン、テトラヒドロ−5−(2
−ヒドロキシエチル)−1,3,5−トリアジン−2−
オン,4,5−ジヒドロキシ−2−イミダゾリジノン、
エチレン尿素/ホルマリン縮合物で両末端がNH基を有
するもの、4,5−ジヒドロキシ−2−イミダゾリジノ
ン/ホルマリン縮合物で両末端がNH基を有するものな
どとそれらの混合物である。また、水酸基をアルコキシ
化した4,5−ジヒドロキシ−イミダゾリシノン系誘導
体は弱アルカリ下でのN−メチロール化反応速度高まり
好ましい。
【0020】メチロール化可能な活性水素を少なくとも
2ケ有する環状尿素化合物の繊維製品まに対する付与量
は、0.1〜10重量%であり、好ましくは0.5〜5
重量%である。多量の付与は風合いを粗硬にするだけで
はなく形態保持性をも低下させる。
【0021】本発明におけるセルロースを架橋させるこ
とのできる薬剤とは、セルロースの水酸基と反応するこ
とができる活性水素反応性化合物であり、アルデヒド系
化合物であるが、好ましくは加熱時によりホルムアルデ
ヒド等のセルロースと反応する蒸気を発生することがで
きる薬剤であり、パラホルムアルデヒド、ホルマリン水
溶液、ジヒドロキシメチレンと蟻酸とのエステル化合物
等を挙げることができる。これらのセルロース橋かけ剤
に補助橋かけ剤として、前記メチロール化可能な活性水
素を2ケ以上有する環状尿素化合物を併用することが、
高温洗濯耐久性の点で好ましい。
【0022】一方、本発明で使用できる架橋触媒は、塩
化水素ガス、亜硫酸ガスなどの酸性ガスや潜在性酸性触
媒であるが、これらの触媒で気相ホルムアルデヒド加工
する場合は予めメチロール化可能な活性水素を少なくと
も2ケ有する環状尿素化合物と潜在性酸性触媒等を付与
した後、縫製しついで反応槽中でホルムアルデヒドを注
入した後、キュアーし、セルロース系繊維を架橋させる
方法を採用することが好ましい。
【0023】本発明で使用できる潜在性酸性触媒として
はAlCl3 、Al2 (SO43、MgCl2 、Mg
(H2 PO42 、Zn(BF42 、Zn(NO3
2 、ZnCl2 、Mg(BF42 、Mg(ClO4
2 、Al2 (OH)4 Cl2などの各種金属塩など各種
アルカノールアミンの酸性塩、酢酸、塩酸、硫酸、りん
酸などの強酸のアンモニウム塩、グリコール酸、マレイ
ン酸、乳酸、クエン酸、酒石酸および蓚酸などの有機酸
類及びこれらの混合物などが含まれる。これら潜在性酸
性触媒の使用量は0.1〜5重量%である。ホルムアル
デヒド蒸気の処理後のキュア条件は、触媒の共存下、通
常、20〜160℃で1〜60分間である。好ましく
は、120〜160℃で5〜15分間である。
【0024】本発明において架橋反応の程度は、ホルム
アルデヒド系化合物の場合は結合ホルムアルデヒド量で
示すことができる。本発明の目的を達成するための木綿
中の結合ホルムアルデヒド量は0.6重量%以上必要で
ある。好ましくは0.8重量%以上である。結合ホルム
アルデヒド量が0.6重量%未満の場合、耐摩耗性は良
いものの十分な改質効果が得られない。即ちパッカリン
グ性、W&W性、保型、プリーツ性や防縮性が不十分で
ある。
【0025】本発明において、各種強力を更に向上させ
る目的で通常使用される表面平滑剤(柔軟剤、フイルム
形成能を有するポリマーエマルジョン)を併用してもか
まわない。
【0026】本発明のセルロース系繊維含有繊維製品
は、織物の場合、JIS L−1059B法(モンサン
ト法)における乾防しわ度が270度以上であり、湿防
しわ度との合計値は530度以上が好ましく、550度
以上がより好ましい。特に乾防しわ度と湿防しわとの合
計値が高い程、W&W性が高くなり、パッカリング性及
び保型性にも優れる。
【0027】これらの防しわ性を達成できるように改質
されたセルロース系繊維が含まれる縫製品は、AATC
C124−1984法におけるW&W性が3級以上かJ
ISL−0127の103法による洗濯5回後のAAT
CC法におけるパッカリング性が3級以上の保型性を示
す。また、本発明の繊維構造物は、架橋剤成分を少なく
することも可能であり、吸水性に優れることも特徴であ
り、このことは湿潤快適性によい効果をもたらす。
【0028】本発明のセルロース系繊維含有繊維構造物
は水酸化ナトリウムによる通常のシルケットや液体アン
モニア(以後、液安)処理、更にはこれらの組合せ処理
したものも使用できる。ポリエステルで代表される合成
繊維との混用では必要があれば予めヒートセットしても
かまわない。
【0029】本発明における架橋処理は、布帛の状態及
び縫製品の状態のいずれでも処理できるが、縫製品にし
た後にする方が、縫製上の問題発生がなく、縫製品の形
状をも効果的に固定するので、パッカリング性、保型性
が著しく高くなり、好ましい実施態様である。
【0030】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例で用いた評価法を以下に示す。 引裂強力;JIS 1096 ペンジュラム法(ヨコ方
向) W&W性;AATCC 124−1984 5段階レプ
リカ法にもとづいて判定を行った。5級(良好)〜1級
(不良)
【0031】水分率(%):セルロース繊維を蒸留水に
24時間浸漬後、(株)トミー精工製、高速冷却遠心機
RX−200を用い、20℃、3000rpm、20分
間遠心脱水した後の重量を、この試料をさらに105℃
で2時間絶乾した後の重量で割った値である。即ち、水
分率の増加率(%)は130℃で30分間の熱水処理前
および後の水分率(W1およびW2)を用い、式(1)
で算出した。 水分率の増加率(%)=(W2−W1)×100/W1(%) (1)
【0032】熱水処理:高温染色機((株)テクサム技
研製)を用いて。試料を浴比1:500、130℃で3
0分間の純水による熱水処理を実施した。
【0033】高温洗濯;JIS L−1042 6.6
F−3法に準じて、3回高温ワッシャー洗濯を繰り返し
た。但し、遠心脱水後の乾燥はJIS L−1042
6.9.2 1−2法によるタンブルドライ法を採用し
た。シャツのW&W性、保形性、引裂強さ、その他の評
価は、20℃、65%RH下に1日放置したものを使用
した。
【0034】保型性;JIS L−1042 FII法
による洗濯、タンブル乾燥(I−2条件)を5回繰り返
した後、視覚で5段階に判定した。 5(級):非常に良好 4 〃 :良好 3 〃 :普通 2 〃 :やや不良 1 〃 :非常に不良
【0035】風合い:官能検査により5段階法で評価し
た。 5(級):非常にソフト 4 〃 :ソフト 3 〃 :普通 2 〃 :やや硬い 1 〃 :非常に硬い
【0036】実施例1 精練漂白後、さらに液安処理した木綿織物(80/2×
80/2/133×74)を下記組成の加工液(A)に
浸漬し、絞り率70%になるよう絞り、110℃で3分
間乾燥し、次いでサンフォライズ加工した後、常法によ
りシャツを縫製した。このシャツに通常の気相ホルムア
ルデヒド加工を施し、本発明のシャツを得た。得られた
シャツの評価結果を表1に示した。
【0037】 加工液(A)組成: ジヒドロキシエチレン尿素(住友化学(株)製) 2重量部 ポリエチレングリコール#200 (ナカライテスク(株)製ポリエチレングリコール平均分子量200) 6重量部 PEN(大日本インキ化学工業(株)製ポリエチレン系ソフナー)3重量部 水 89重量部
【0038】実施例2 実施例1を同じ木綿織物を下記加工液(B)に浸漬し、
絞り率70%になるように絞り、110℃で3分間乾燥
し、次いでサンフォライズ加工した後、常法によりシャ
ツを縫製した。得られたシャツの評価結果を表1に示し
た。
【0039】 加工液(B)組成: ジヒドロキシエチレン尿素(住友化学(株)製) 2重量部 MgCl2・6H2O(ナカライテスク(株)製) 2重量部 ポリエチレングリコール#200(前出) 6重量部 PEN(前出) 3重量部 水 87重量部
【0040】実施例3 実施例1で使用した綿織物を下記組成の加工液(C)に
浸漬し、絞り率70%になるように絞り、110℃で3
分間乾燥し、次いでサンフォライズ加工した後、常法に
よりシャツを縫製した。シャツをSO2ガスを使用しな
いほかには実施例1同様にして気相ホルマリン加工し、
本発明のシャツを得た。得られたシャツの評価結果は表
1に示した。 加工液(C)組成: MgCl2・6H2O(前出) 2重量部 ポリエチレングリコール#200(前出) 6重量部 PEN(前出) 3重量部 水 89重量部
【0041】比較例1 実施例1で使用した液安前処理木綿織物をサンフォライ
ズ加工した後、常法によりシャツを縫製して比較例1の
シャツとした。得られたシャツの評価結果を表1に示し
た。
【0042】比較例2 実施例1と同様の木綿織物を下記組成の加工液(D)に
浸漬し、絞り率70%になるように絞り、110℃で3
分間乾燥し、次いでサンフォライズ加工した後、常法に
よりシャツを縫製した。このシャツをオーブンに入れ、
145℃で4.5分間キュアーし、シャツを得た。得ら
れたシャツの評価結果を表1に示した。 加工液(D)組成: ベッカミン425(大日本インキ化学工業(株)製 ジメチロールジヒドロキ シエチレン尿素系樹脂加工剤) 18重量部 キャタリストG(大日本化学工業(株)製、架橋触媒) 5重量部 ポリエチレングリコール#200(前出) 6重量部 PEN(前出) 3重量部 水 68重量部
【0043】比較例3 加工剤を下記組成の加工液(E)に変更する以外は比較
例2と同様にしてシャツを得た。得られたシャツの評価
結果は表1に示した。 加工液(E)組成: ベッカミン425(大日本インキ化学工業社製、ジメチロールジヒドロキシ エチレン尿素系樹脂加工剤) 10重量部 ポリエチレングリコール#200(前出) 6重量部 キャタリストG(前出) 4重量部 PEN(前出) 3重量部 水 77重量部
【0044】
【表1】
【0045】本発明のシャツは、高温洗濯後でも、風合
いが粗硬化せず防しわ性が高く、引裂強力や屈曲摩耗の
低下が小さく、W&W性に優れ、著しくパッカリング
性、保型性に優れる。比較例に示した従来法によるシャ
ツでは、本発明のように、上記の全ての特性を満足させ
ることは困難である。
【0046】
【発明の効果】本発明におけるセルロース繊維は、熱水
処理によって水分率が高くなるため、本発明によれば繰
返し高温洗濯に対しても、耐久性のある防しわ性、W&
W性、保型性、防縮性などの形態安定性を示すので高温
の商業洗濯にも耐えるすぐれたセルロース系繊維含有繊
維製品を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B154 AA12 AA16 AB31 BA60 BD06 BD17 BE02 BF13 BF29 DA15 DA18 4L033 AA02 AB01 AC01 AC15 BA79 DA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 130℃で30分間の熱水処理後のセル
    ロース系繊維の水分率の増加率(%)が、前記熱水処理
    前の水分率に対して0〜25%であるセルロース系繊維
    を含有することを特徴とするセルロース系繊維含有繊維
    製品。 水分率の増加率=(W2−W1)×100/W1(%) W1:熱水処理していない試料を蒸留水中に24時間浸
    漬、遠心脱水(3000rpm、20min、20℃)
    後の重量を同試料のさらに105℃で2時間絶乾した試
    料の重量で割った値を示す。 W2:130℃で30分間熱水処理した試料を蒸留水中
    に24時間浸漬、遠心脱水(3000rpm、20mi
    n、20℃)後の重量を同試料のさらに105℃で2時
    間絶乾した試料の重量で割った値を示す。
  2. 【請求項2】 メチロール化可能な活性水素を少なくと
    も2ケ有する環状尿素化合物が付与されたセルロース系
    繊維含有繊維織編物を縫製し、次いでセルロースを架橋
    させることができる薬剤及び該薬剤の反応触媒の存在下
    に該薬剤によってセルロースを架橋させることを特徴と
    する請求項1記載のセルロース系繊維含有繊維製品の製
    造方法。
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