JP2000281101A - 螺合装置 - Google Patents

螺合装置

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JP2000281101A
JP2000281101A JP11088078A JP8807899A JP2000281101A JP 2000281101 A JP2000281101 A JP 2000281101A JP 11088078 A JP11088078 A JP 11088078A JP 8807899 A JP8807899 A JP 8807899A JP 2000281101 A JP2000281101 A JP 2000281101A
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JP
Japan
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thread
screw cap
screwing
loosening
protruding piece
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Pending
Application number
JP11088078A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakamura
弘幸 中村
Haruo Tsuchida
治夫 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弛み止め突片の弾接により、ねじキャップと
壜体口部との間に必要とする摺動摩擦抵抗力を発生させ
て螺合の弛み発生を防止する螺合装置において、螺合組
付き限間近で摺動摩擦抵抗力を急増させるようにして、
確実な弛み止めと良好な回動操作性とを得る。 【解決手段】 螺合する壜体口部10の螺条11とねじ
キャップ1の螺合条3の一方に近接して、他方に弾接す
る弛み止め突片4を突設し、螺合組付き限間近で螺合条
3と螺条11の他方に弾接する弛み止め突片4部分を、
他の弛み止め突片4部分よりも突出高さを大きくし、こ
れにより螺合組付き限間近では大きい摺動摩擦抵抗力を
発揮させ、他の範囲では適当な摺動摩擦抵抗力となるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壜体口部と、この
壜体口部に螺合組付きする開閉キャップとしての合成樹
脂製ねじキャップとで構成される、螺合装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】壜体口部と、この壜体口部に螺合組付き
する開閉キャップとしての有頂円筒形状をしたねじキャ
ップとで構成される、螺合装置において、壜体口部に螺
合締め付け限まで螺合組付けされて、壜体を密閉してい
るねじキャップの、壜体口部に対する螺合組付きの自然
な弛みによる密閉劣化を防止する目的で、このねじキャ
ップの周壁の内周面に、壜体口部に螺合する螺合条と平
行に、螺合条よりも突出高さの低い突条状の弛み止め突
片を設けたものが知られている。
【0003】この螺合装置は、ねじキャップを壜体口部
に螺合組付けした状態において、弛み止め突片の突出端
面が、壜体口部に刻設されている螺条の突出表面に弾接
し、この弾接により壜体口部の螺条とねじキャップの弛
み止め突片との間に発生する摺動摩擦抵抗力によって、
壜体口部に対するねじキャップの自然な螺脱方向への回
動変位の発生を防止し、これにより螺合組付きの弛み発
生が防止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、ねじキャップの弛み止め突片と
壜体口部の螺条との間に発生する摺動摩擦抵抗力が、ね
じキャップの壜体口部に対する螺合量に比例して増大す
るので、ねじキャップを螺合限まで締め付け組付けする
のに多大な操作力を要することになり、このためねじキ
ャップの開閉キャップとしての操作性がきわめて悪くな
る、と云う問題があった。
【0005】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、弛み止め突
片の弾接により、ねじキャップと壜体口部との間に摺動
摩擦抵抗力を発生させ、この摺動摩擦抵抗力によりねじ
キャップの壜体口部に対する螺合の自然な弛みの発生を
防止する螺合装置において、弛み止め突片により得られ
る摺動摩擦抵抗力を、壜体口部に対するねじキャップの
螺合が、螺合組付き限に近づくまでは緩やかに増加する
が、螺合組付き限に近づいてから必要とする大きさに急
増させることを技術的課題とし、もって螺合着脱の操作
性を良くして好ましい使用感を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、壜体口部
の外周面に刻設した螺条と、壜体口部に上方から外嵌状
に螺合する、合成樹脂製有頂円筒形状のねじキャップの
周壁内周面に刻設した螺合条と、この螺合条と螺条の何
れか一方に近接して一体に設けられ、ねじキャップが壜
体口部に螺合した状態で、突出端を他方の表面に弾接さ
せる弛み止め突片と、から構成すること、螺合組付き限
間近で螺合条と螺条の何れか他方に弾接し始める弛み止
め突片部分の突出高さを、他の弛み止め突片部分よりも
大きく設定すること、にある。
【0007】壜体口部に対するねじキャップの螺合が、
螺合組付き限に近づくまでの範囲では、突出高さの小さ
い弛み止め突片部分だけが、螺合条と螺条の何れか他方
に弾接しているので、ねじキャップと壜体口部との間に
は大きな摺動摩擦抵抗力は発生せず、壜体口部に対して
ねじキャップを比較的軽く螺合回動させることができ
る。
【0008】これに対し、壜体口部に対するねじキャッ
プの螺合が、螺合組付き限に近づいてからの範囲では、
突出高さの大きい弛み止め突片部分も、螺合条と螺条の
何れか他方に強く弾接するので、ねじキャップと壜体口
部との間に大きな摺動摩擦抵抗力が発生し、その分、比
較的大きな螺合操作力を要するものの、この大きな摺動
摩擦抵抗力により、壜体口部に螺合組付き限まで組付い
たねじキャップは、その螺合組付き状態に自然な弛みを
生じることなく、安定した螺合組付き状態を維持するこ
とになる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に、弛み止め突片を、ねじキャップの螺合条と壜体口
部の螺条の何れか一方と平行に設けた突条構造とした、
ことを加えたものである。
【0010】この請求項2記載の発明にあっては、弛み
止め突片を、螺合条および螺条と同じ螺条構造としたの
で、螺合条および螺条との一体成形が容易であり、ねじ
キャップ側および壜体口部側の何方に対しても、弛み止
め突片の一体成形を簡単に実施することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明に、弛み止め突片を、ねじキャップの螺合条と壜体口
部の螺条の何れか一方に近接して、周方向に沿って間隔
を開けて複数設けた突起構造とした、ことを加えたもの
である。
【0012】この請求項3記載の発明にあっては、弛み
止め突片を、複数の分離した突起構造としたので、個々
の弛み止め突片が発揮する摺動摩擦抵抗力を、比較的正
確に設定することができ、これにより良好で円滑な開閉
回動操作を発揮する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を
参照しながら説明する。図1および図2は、本発明の第
一の実施例を示すもので、ねじキャップ1は、合成樹脂
材料により有頂円筒体構造に一体成形され、その周壁2
の内周面には、壜体口部10の外周面に設けた螺条11
に螺合する螺合条3と、突出高さの低い弛み止め突片4
とが平行に形成されている。
【0014】弛み止め突片4は、ねじキャップ1が壜体
口部10に螺合組付けされた状態において、その突出端
面が壜体口部10の螺条11の外周表面に弾接する突出
高さで成形されているが、この弛み止め突片4の突出高
さは、弛み止め突片4がねじキャップ1側に設けられて
いるので、ねじキャップ1と壜体口部10との螺合組付
きの当初から螺条11に弾接する弛み止め突片4の下位
部分の内径R2に対して、ねじキャップ1と壜体口部1
0とが螺合組付き限間近で初めて螺条11に弾接する弛
み止め突片4の上位部分の内径R1が小さくなるよう
に、弛み止め突片4の各部分の突出高さが設定されてい
る。
【0015】この弛み止め突片4の上位部分の内径R1
と下位部分の内径R2との相違は、徐々に変化させる構
成であっても、適当と思われる箇所で段状に変化させる
構成であっても良く、要は、壜体口部10に対するねじ
キャップ1の螺合組付き限間近の螺合範囲で、弛み止め
突片4の上位部分が螺条11に強く弾接すれば良いので
ある。
【0016】弛み止め突片4の上位部分の内径R1は、
螺条11に対する弛み止め突片4の弾接により、壜体口
部10に螺合しているねじキャップ1に自然な弛み回動
を起こさせない摺動摩擦抵抗力を発生させる値に設定さ
れており、また弛み止め突片4の下位部分の内径R2
は、弛み止め突片4ができる限り弱い力で螺条11に弾
接し、これにより適当に制限した大きさの摺動摩擦抵抗
力を発生させ、この摺動摩擦抵抗力により、壜体口部1
0に対してねじキャップ1をガタツクことなく螺合回動
させることができるようにしている。
【0017】図3と図4は、本発明の第二の実施例を示
すもので、壜体口部10の螺条11に近接して、この螺
条11のねじ切り始め位置Aから中心角135°の位置
Bに第一の弛み止め突片4を、中心角225°の位置C
に第二の弛み止め突片4を、そして中心角360°の位
置Dに第三の弛み止め突片4をそれぞれ突設して構成し
ている。
【0018】三つの弛み止め突片4は、上から第一、第
二、第三の弛み止め突片4の順で位置すると共に、第
三、第二、第一の弛み止め突片4の順でその突出高さが
大きくなるように設定されている。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。弛み止め突片は、壜体口
部に対するねじキャップの、密閉状態を含む、螺合組付
き限間近の範囲で、壜体口部の螺条に強く弾接して大き
な摺動摩擦抵抗力を発生させ、壜体口部に対するねじキ
ャップの螺合組付き限間近以外の範囲では、壜体口部の
螺条に弱く弾接して大きな摺動摩擦抵抗力を発生しない
ので、ねじキャップの円滑で良好な螺合回動操作を得る
ことができると共に、ねじキャップによる確実で強力な
密閉確保を得ることができる。
【0020】請求項2記載の発明にあっては、弛み止め
突片は、螺合条および螺条と同じ螺条構造であり、かつ
螺合限側の突出高さを大きくした構成となっているの
で、従来からのねじの成形技術をそのまま利用して成形
することができ、これによりその実施が容易である。
【0021】請求項3記載の発明にあっては、個々の弛
み止め突片が突起構造であるので、各弛み止め突片が発
揮する摺動摩擦抵抗力の設定を正確に行うことができ、
これにより円滑で良好な螺合動作と、確実な弛み止め動
作とを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、ねじキャップが壜体
口部に密閉位置まで組付いた状態での要部拡大縦断面
図。
【図2】図1に示した実施例の、弛み止め突片の、螺合
組付き限間近部分と他の部分の突出高さの差による、内
径の差を示した、要部拡大縦断面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す、ねじキャップが壜
体口部に密閉位置まで組付いた状態での要部拡大縦断面
図。
【図4】図3に示した実施例の、三つの弛み止め突片の
配置を示す壜体口部平面図。
【符号の説明】
1 ; ねじキャップ 2 ; 周壁 3 ; 螺合条 4 ; 弛み止め突片 10 ; 壜体口部 11 ; 螺条 A ; 位置 B ; 位置 C ; 位置 D ; 位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壜体口部(10)の外周面に刻設した螺条(1
    1)と、前記壜体口部(10)に上方から外嵌状に螺合する、
    合成樹脂製有頂円筒形状のねじキャップ(1)の周壁(2)
    内周面に刻設した螺合条(3) と、該螺合条(3) と螺条(1
    1)の何れか一方に近接して一体に設けられ、前記ねじキ
    ャップ(1) が壜体口部(10)に螺合した状態で、突出端を
    他方の表面に弾接させる弛み止め突片(4) と、から構成
    し、螺合組付き限間近で前記螺合条(3) と螺条(11)の何
    れか他方に弾接し始める弛み止め突片(4) 部分の突出高
    さを、他の弛み止め突片(4) 部分よりも大きく設定して
    成る螺合装置。
  2. 【請求項2】 弛み止め突片(4) を、螺合条(3) と螺条
    (11)の何れか一方と平行に設けた突条構造とした請求項
    1記載の螺合装置。
  3. 【請求項3】 弛み止め突片(4) を、螺合条(3) と螺条
    (11)の何れか一方に近接して、周方向に沿って間隔を開
    けて複数設けた突起構造とした請求項1記載の螺合装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009132437A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Yoshino Kogyosho Co Ltd キャップ付き容器の螺合構造
JP2009149368A (ja) * 2007-11-30 2009-07-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器
JP2009208794A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器
JP2010521345A (ja) * 2007-03-23 2010-06-24 カウテックス テクストロン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 熱可塑性プラスチック製押出ブロー成形品
JP2016159937A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社吉野工業所 積層剥離容器

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