JP2000278848A - 引留クランプ用ジャンパソケット - Google Patents

引留クランプ用ジャンパソケット

Info

Publication number
JP2000278848A
JP2000278848A JP11080475A JP8047599A JP2000278848A JP 2000278848 A JP2000278848 A JP 2000278848A JP 11080475 A JP11080475 A JP 11080475A JP 8047599 A JP8047599 A JP 8047599A JP 2000278848 A JP2000278848 A JP 2000278848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
jumper socket
jumper
clamp
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11080475A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Numao
一正 沼尾
Kazushi Nakauchi
一志 中内
Takeshi Ishibashi
武 石橋
Toshimitsu Tezuka
利充 手塚
Toshihiko Nagasawa
利彦 長沢
Satoshi Maeno
智 前野
Keisaku Ibata
恵作 井畑
Tetsuya Saiki
哲哉 齊木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumiden Transmission and Distribution Systems Products Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Sumiden Transmission and Distribution Systems Products Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Sumiden Transmission and Distribution Systems Products Corp filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP11080475A priority Critical patent/JP2000278848A/ja
Publication of JP2000278848A publication Critical patent/JP2000278848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に本体部とジャンパソケットとを分離で
きるような引留クランプ用ジャンパソケットを提供す
る。 【解決手段】 本体部2の凸部4にジャンパソケット3
の凹部6をはめ込むことで連結される引留クランプ用ジ
ャンパソケットである。この凹部6の底面に、本体部2
とジャンパソケット3とを分離する際に工具を差し込む
ための溝10を形成した。この溝10にくさび状の工具を差
し込み、こじることで凸部4と凹部6とを容易に分離で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】送電線とジャンパ線の引留め
に用いられる引留クランプ用ジャンパソケットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、鉄塔30におけるジャ
ンパ装置では、送電線本線31とジャンパ線32が引留クラ
ンプ1で接続されている。この引留クランプ1の拡大図
を図9に示す。この引留クランプ1は、送電線を圧縮し
て保持する本体部2と、ジャンパ線が圧縮して保持され
るジャンパソケット3とからなる。本体部2の一端に
は、ほぼ直角方向に板状の凸部4が形成され、ジャンパ
ソケット3の一端には、前記凸部4がはめ込まれる二股
状の凹部6が形成されている。そして、凸部4に凹部6
をはめ込んだ状態で、これらの双方をボルトで貫通し、
締め付けにより本体部2とジャンパソケット3とを連結
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなジャンパ装
置において、架空送電線路の区間分断を目的として引留
クランプ部分でジャンパ線の両端を取り外すことがあ
る。その場合、本体部の凸部4からジャンパソケットの
凹部6を引抜いて行うが、ジャンパ線32は両端が引留ク
ランプ1に接続されているため、一端の凹部6を凸部4
から抜こうとしても他端側に引張られる。その結果、凸
部4に対して凹部6を捻じる力が作用し、人力では容易
に凸部4から凹部6を分離することができないと言う問
題があった。
【0004】従って、本発明の主目的は、容易に本体部
とジャンパソケットとを分離できるような引留クランプ
用ジャンパソケットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は本体部の凸部に
ジャンパソケットの凹部をはめ込むことで連結される引
留クランプ用ジャンパソケットにおいて、前記凹部の底
面に、本体部とジャンパソケットとを分離する際に工具
を差し込むための溝を形成することで上記の目的を達成
する。
【0006】ここで、凸部の端面および凹部の底面は、
凸部から凹部を引抜く際の引抜き方向と交差(より好ま
しくは直交)する面であれば良い。
【0007】溝の断面形状は、多角形、半円状などが挙
げられる。また、溝の長手方向に沿ってテーパ状に形成
しても良い。すなわち、工具差し込み口の溝の深さが大
きく、工具差し込み口から遠ざかるに伴って溝の深さが
小さくなる形状としても良い。溝をテーパ状に形成した
場合、工具を溝に沿って差し込み易い。
【0008】溝の深さは、工具が容易に差し込める程度
とし、約5mm以上が適切である。溝の幅も差し込む工具
のサイズに対応させれば良い。
【0009】鉄塔作業者は、通常、端部がくさび状に形
成されたラチェットレンチを携帯しており、このラチェ
ットレンチのくさびを、溝により形成される凸部と凹部
との隙間にはめ込んでこじることで容易に凸部と凹部と
の分離作業を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1(A)は810mm2のACSR用本発明ジャンパソケ
ットを用いた引留クランプを示す部分正面図、図1
(B)は同右側面図である。
【0011】この引留クランプ1は送電線を圧縮して保
持する本体部2と、ジャンパ線を圧縮して保持するジャ
ンパソケット3とを有する。本体部2は、図1(A)で
は全体を示していないが、図8と同様の構成である。す
なわち、送電線の鋼心部を圧縮する鋼心クランプ2Aと、
鋼心クランプ2Aの外周にはめ込まれて送電線のアルミよ
り線部を圧縮する筒状のアルミクランプ2Bとを具えてい
る。鋼心クランプ2Aの端部には碍子連に接続するための
取付片2Cが突設され、本体部2Bの一端には矩形板状の凸
部4が突設されている。この凸部4は複数のボルト孔5
が形成されている。
【0012】一方、ジャンパソケット3は、一端にジャ
ンパ線が挿入される筒状部3Aが形成され、他端が二股状
に形成されて、この二股部分の間が凹部6として構成さ
れている。二股部を構成する各矩形片3Bにもボルト孔7
が形成されている。また、凹部6はほぼ凸部4の長さと
厚さに対応したサイズに形成されている。凸部4と凹部
6の連結は、凸部4を凹部6に挿入し、各ボルト孔5、
7をボルト(図示せず)で貫通してナット(図示せず)
で締め付けることにより行う。
【0013】ここで、凹部6の底面に断面が矩形状の溝
10を形成した。溝10の深さは約8mmとした。溝10は長手
方向にわたって一様な断面形状に構成されている(図1
(B))。この溝10により、凸部4と凹部6とを連結し
たとき、両者の間には幅が約8mmの隙間が形成される。
【0014】溝を形成した部分の拡大断面図を図2に示
す。図2(A)は本発明ジャンパソケットを用いた引留
クランプの部分断面図で、図2(B)は従来の引留クラ
ンプの部分断面図である。両図の比較から明らかなよう
に、従来の引留クランプは凸部4の端面と凹部6の底面
との間には2mm弱程度しか間隔がなかったが、本発明引
留クランプ用ジャンパソケットでは、溝10により開口部
の高さ約10mmの隙間が形成されることになる。従って、
凸部4と凹部6を締め付けるボルトを抜いた後に、この
隙間にくさび状の工具を差し込み、凸部端面と凹部底面
とが離れる方向に工具をこじれば、容易に凸部4と凹部
6を分離することができる。
【0015】ここで利用する工具としては、既製のラチ
ェットレンチが最適である。その平面図を図3(A)
に、側面図を図3(B)に示す。ラチェットレンチ20
は、一端にラチェット機構を具えたレンチ部21を有し、
他端がくさび部22を具えるレンチである。このくさび部
22は、ボルト孔の位置合わせなどに利用されており、通
常、鉄塔作業者はラチェットレンチ20を携帯している。
従って、ラチェットレンチのくさび部22を利用すれば、
特別の工具を用意する必要がなく、非常に便利である。
なお、図4に示すように、ラチェットレンチ20のくさび
部22をハンマ40の柄に差し込むことで一体化できる工具
を用いれば、凸部と凹部を貫通するボルトを緩める際
に、ラチェットレンチとハンマの一体状態とすることで
より柄が長い工具とし、容易にボルトを回すことができ
る。そして、くさび部を凸部と凹部との間に形成される
隙間にはめ込む際、ハンマをラチェットレンチから分離
して、ラチェットレンチのレンチ部側をハンマで叩けば
便利である。
【0016】以上の説明は、断面形状が矩形で、長手方
向に一様な形状の溝を例として説明したが、これ以外に
も図5や図6に示すものが挙げられる。
【0017】図5は溝11の断面形状を半円状にした構成
を示している。この溝11は長手方向に一様な形状に形成
されている。また、図6、7は溝12をテーパ状に形成し
た構成を示している。この溝12は、溝12の両端部、すな
わち開口部側が深く形成され、溝12の中間部に近づくに
伴って浅く形成されている。すなわち、円錐台の外周面
を2分割し、その各々を細径側で突き合わせたような形
状の溝である。そのため、くさび状の工具を容易に挿入
することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明引留クラン
プ用ジャンパソケットによれば、本体部とジャンパソケ
ット部とを連結する凸部と凹部のうち、ジャンパソケッ
ト部の凹部に溝を設けたことで、この溝に工具を差し込
むことにより、容易に本体部とジャンパソケットとの分
離を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明ジャンパソケットを用いた
引留クランプを示す部分正面図、(B)は同右側面図で
ある。
【図2】図2(A)は本発明引留クランプ用ジャンパソ
ケットの断面図で、図2(B)は従来の引留クランプ用
ジャンパソケットの断面図である。
【図3】図3(A)はラチェットレンチの平面図で、図
3(B)は同側面図である。
【図4】図4はハンマと一体のラチェットレンチを示す
平面図である。
【図5】図5(A)は断面が半円状の溝を有する本発明
ジャンパソケットを用いた引留クランプを示す部分正面
図、(B)は同右側面図である。
【図6】図6(A)はテーパ状の溝を有する本発明ジャ
ンパソケットを用いた引留クランプを示す部分正面図、
(B)は同右側面図である。
【図7】図6におけるテーパ状の溝を示す斜視図であ
る。
【図8】ジャンパ装置の概略図である。
【図9】従来の引留クランプを示す外観図である。
【符号の説明】
1 引留クランプ 2 本体部 2A 鋼心クランプ 2B アルミクランプ部 2C 取付片 3 ジャンパソケ
ット 3A 筒状部 3B 矩形片 4 凸部 5 ボルト孔 6 凹部 7 ボルト孔 1
0、11、12 溝 20 ラチェットレンチ 21 レンチ部 22 くさび部
30 鉄塔 31 送電線本線 32 ジャンパ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中内 一志 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 石橋 武 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 手塚 利充 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 長沢 利彦 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 前野 智 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 井畑 恵作 兵庫県伊丹市北河原字当田20番地の2 朝 日金属精工株式会社内 (72)発明者 齊木 哲哉 兵庫県伊丹市北河原字当田20番地の2 朝 日金属精工株式会社内 Fターム(参考) 5G367 EB03 EB08 EB09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部の凸部にジャンパソケットの凹部
    をはめ込むことで連結される引留クランプ用ジャンパソ
    ケットにおいて、 前記凹部の底面に、本体部とジャンパソケットとを分離
    する際に工具を差し込むための溝を形成したことを特徴
    とする引留クランプ用ジャンパソケット。
  2. 【請求項2】 溝の断面が多角形であることを特徴とす
    る請求項1記載の引留クランプ用ジャンパソケット。
  3. 【請求項3】 溝の断面が半円状であることを特徴とす
    る請求項1記載の引留クランプ用ジャンパソケット。
  4. 【請求項4】 溝が長手方向にテーパ状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の引留クランプ用ジャ
    ンパソケット。
  5. 【請求項5】 工具差し込み側の溝の深さが5mm以上で
    あることを特徴とする請求項1記載の引留クランプ用ジ
    ャンパソケット。
JP11080475A 1999-03-24 1999-03-24 引留クランプ用ジャンパソケット Pending JP2000278848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11080475A JP2000278848A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 引留クランプ用ジャンパソケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11080475A JP2000278848A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 引留クランプ用ジャンパソケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000278848A true JP2000278848A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13719305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11080475A Pending JP2000278848A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 引留クランプ用ジャンパソケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000278848A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101877358B1 (ko) * 2018-02-07 2018-07-11 주식회사 한국건설관리공사 송전선 고정용 압축 인류클램프 및 그 시공방법
US10700504B2 (en) 2017-07-14 2020-06-30 Sumiden Transmission And Distribution System Products, Ltd. Assembly component of compression joint member, compression joint structure of power-transmission line and method of constructing compression joint member

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10700504B2 (en) 2017-07-14 2020-06-30 Sumiden Transmission And Distribution System Products, Ltd. Assembly component of compression joint member, compression joint structure of power-transmission line and method of constructing compression joint member
KR101877358B1 (ko) * 2018-02-07 2018-07-11 주식회사 한국건설관리공사 송전선 고정용 압축 인류클램프 및 그 시공방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2985021B2 (ja) 電気ケーブル接続装置
US5423699A (en) Electrical connector
US6004165A (en) Multiple cable connector and method therefor
US5821463A (en) Mechanical connector splice for cable
US4764131A (en) Electrical connector
JP2009512984A (ja) 電池用ケーブルコネクタ装置
US20060272140A1 (en) Positioning pin removing tool for vehicles
KR102104667B1 (ko) 전선케이블 고정클램프
KR102304628B1 (ko) 클램프 장치의 클램프 암의 착탈 장치
JP2000278848A (ja) 引留クランプ用ジャンパソケット
CN210350125U (zh) 一种箱内电缆接地装置
JP2001359210A (ja) ジャンパソケット開放工具
JP2001165245A (ja) 楔式ロープ留め装置
US5035400A (en) Staple removal tool
JPH09303364A (ja) ボルト締付け構造及びボルト
JP7472161B2 (ja) 索体引留金具、くさび着脱治具、及び、引抜治具
KR200433314Y1 (ko) 소켓 렌치
JP5172396B2 (ja) 電力ケーブル用プーリングアイ
JPH1198665A (ja) 交差電線固定金具
JP2002165323A (ja) 電力ケーブル導体接続部品
JP3056982U (ja) C型鋼ネジ締め用ソケットレンチ
JP2728788B2 (ja) 延線兼緊線用連結具本体
JPH0625893Y2 (ja) ホールド金具付分岐接続コネクタ
JP3051813U (ja) 十字穴付ポスト
JP2001315030A (ja) 割り締め弛緩工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050715

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051117