JP2000278063A - 電力増幅回路とその送信出力制御方法 - Google Patents

電力増幅回路とその送信出力制御方法

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JP2000278063A
JP2000278063A JP11086572A JP8657299A JP2000278063A JP 2000278063 A JP2000278063 A JP 2000278063A JP 11086572 A JP11086572 A JP 11086572A JP 8657299 A JP8657299 A JP 8657299A JP 2000278063 A JP2000278063 A JP 2000278063A
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JP
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frequency
temperature
signal
power amplifier
variable attenuator
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JP11086572A
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English (en)
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Masato Fujii
誠人 藤井
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数ホッピング方式等の、周波数が広域に
変化しかつオンオフも生じる高周波信号を、その出力レ
ベルが一定となるように制御して増幅する電力増幅回路
を実現する。 【解決手段】 電力増幅回路の周波数と温度に対する出
力レベル特性を予め計測し、その変動を補正するデータ
を周波数と温度の組ごとにテーブル11にテーブル化し
ておく。そして、周波数信号と検出温度によりCPU1
0はテーブル11を検索し、その制御信号値CPを可変
アッテネータ2へ与えて送信出力レベルを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力増幅回路とそ
の送信出力制御方法に係り、特にタイムスロットにより
オンオフされ、また複数の周波数チャネルで切換使用さ
れるシステムに適した電力増幅回路とその送信出力制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、周波数ホッピング方式(FH方
式)やTDMA方式等で用いられる送信用の電力増幅回
路の構成例を示すブロック図で、入力される高周波信号
RFは、システムで定められたタイムスロットごとに一
般には異なる周波数チャネルの信号であり、従って前置
増幅器1から方向性結合器4に至る回路は広帯域で動作
する特性を持つ。また、全てのタイムスロットに高周波
信号が存在するとは限らない。送信要求信号Tは、受信
動作のみのときなどに前置及び電力増幅器1、3の動作
をオフとする信号である。
【0003】前置増幅器1及び電力増幅器3で増幅され
た高周波信号はアンテナ5から送信されるが、その一部
の電力Pfは方向性結合器4で分岐され、検波器6でそ
のレベルが検出され、比較器7で基準電圧V0との差が
電力制御信号CPとして求められる。この制御信号CP
は可変アッテネータ2の制御電圧として用いられ、以上
のフィードバックループにより送信電力が一定となるよ
うに制御される。また、アンテナ5で反射された高周波
信号Prは方向性結合器4で分岐され、そのレベルが検
波器6で検出され、比較器8で基準電圧V1と比較され
る。その結果、もし反射波レベルの方が大きいときは、
アンテナ、フィーダ系の異常の可能性があるとして、モ
ニター信号Mがシステム側へ出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、検波器6がフィードバックループに入っているが、
FH方式やTDMA方式で高周波信号のないタイムスロ
ットの次に信号が入ってきたときには、検波器の応答遅
れの間は出力レベル制御が正確に行うことができない。
これはタイムスロットのインターバルが短くなる程その
影響が大きくなるという問題があった。また、方向性結
合器もフィードバックループに入っているが、この周波
数特性によるフィードバック量の変化はそのまま送信出
力に反映してしまうという問題があった。
【0005】本発明の目的は、高周波信号のオンオフが
あっても、また高周波信号の周波数が変化したときでも
常に正確に送信出力を一定とすることができるようにし
た電力増幅回路とその送信出力制御方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高周波信号の
レベルを制御するためのその減衰率が可変制御可能な可
変アッテネータと、高周波信号を電力増幅するための電
力増幅器とを備えた電力増幅回路において、周波数と温
度の値の組ごとにその周波数と温度に対する電力増幅器
出力レベルが所定値となるような可変アッテネータの制
御信号値を予め格納したテーブルと、前記電力増幅器の
温度を検出して温度信号を出力するための温度検出手段
と、高周波信号が入力されたときにその高周波信号の周
波数を示す周波数信号と前記温度検出手段により検出さ
れた温度信号とを入力としてそれら周波数と温度の組に
対応する制御信号値を前記テーブルから読み出して前記
可変アッテネータへ出力する制御手段と、を備えたこと
を特徴とする電力増幅回路を開示する。
【0007】更に本発明は、高周波信号のレベルを制御
するためのその減衰率が可変制御可能な可変アッテネー
タと高周波信号を電力増幅するための電力増幅器とを備
えた電力増幅回路の送信出力制御方法において、周波数
と温度の値の組ごとにその周波数と温度に対する出力レ
ベルが所定値となるような可変アッテネータの制御信号
値を予め格納したテーブルを設け、前記電力増幅器の温
度検出値と入力高周波信号の周波数に応じた制御信号値
を前記テーブルから読み出して前記可変アッテネータの
減衰率を制御するようにしたことを特徴とする電力増幅
回路の送信出力制御方法を開示する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明になる電力増幅回路の構成例を示
すブロック図で、従来技術のようなフィードバック制御
は行わず、CPU10、周波数/温度テーブル等を用い
てフィードフォワード制御を行っているのが特徴であ
る。温度検出器12は電力増幅器3の内部温度を検出す
るもので、その検出温度tはA/D変換器14でディジ
タル化されてCPU10へ入力される。また、周波数信
号Fはシステム側から与えられる信号で、各タイムスロ
ットで送信する高周波信号の周波数を示す信号である。
周波数/温度テーブル11は、前置増幅器1、可変アッ
テネータ2、電力増幅器3、及び方向性結合器4の全
体、さらには入力される高周波信号レベルの周波数特性
を予め測定し、その全体のケインの変動を可変アッテネ
ータ2の減衰量制御によって補正するように周波数ごと
に定めた電力制御信号CPを格納しており、またこの電
力制御信号CPは、温度変化によっても変わる必要があ
るから、各周波数の各温度に対する値としてテーブル1
1に格納されている。但し温度変動による影響は電力増
幅器3に於けるものが殆どであるので、温度データとし
ては前述のように電力増幅器3の温度tをここでは用い
ている。
【0009】CPU10は、入力された周波数信号Fと
検出温度tを用いてテーブル11にアクセスし、対応す
る電力制御信号CPを読み出し、D/A変換器16でア
ナログ化して可変アッテネータ2の減衰量を制御する。
このフィードフォワード構成の制御法を用いることで、
検波器5や方向性結合器4が制御ループに入らないの
で、高周波信号のオンオフや周波数切り換えが行われて
も、それらの過度応答や周波数特性による制御誤差をな
くすことができる。
【0010】ここで周波数/温度テーブル11について
具体例を用いて説明する。今、対象としているシステム
は225〜399.975MHzの周波数範囲を25k
Hzステップで切り換え使用するものとする。そうする
と、使用周波数の個数は(399.975−225)M
Hz/25kHz+1=7000波である。また、電力
増幅器内温度は10〜70゜Cの変動範囲とし、これを
例えば2゜Cステップでテーブル11にデータを用意す
るには10、12、…、70゜Cの31個の温度数とな
る。従って上記の周波数25kHzごと、温度2゜Cご
とにデータを用意しようとすると
【数1】7000×31=217,000 個のデータをテーブル11に用意する必要がある。この
場合、周波数の方は25kHzごとの離散的な値しか入
力されないが、温度の方は連続的な変化をする。従っ
て、上記した2゜C間隔の間の温度の時は、一番近い温
度で近似するか、必要があれば内挿法を用いて補間す
る。
【0011】この保存データは、例えば1データに2B
(バイト)を使うとしても全体で434kBで、実現可
能であるが、経済性等の観点から大幅に減らすこともで
きる。その方法は、使用周波数の個数7000に対して
例えば2MHz間隔のデータのみを周波数/温度テーブ
ル11に用意するものである。この場合、周波数の個数
は225、227、…、399、401MHzの89個
となり、テーブル11に用意すべきデータの総数は、温
度は2゜C間隔のままとして
【数2】89×31=2759 個でよい。これは(数1)の場合の約1/80のデータ
量である。そして周波数が上記89個の値のどれにも一
致しないときは、その周波数の両側の値を使って内挿に
より電力制御信号CPを求める。この内挿の演算は極め
て簡単なものであるから、その演算時間が制御信号CP
の出力遅れの原因となることはない。
【0012】なお、図1の方向性結合器4、検波器5
は、従来技術と同様に送信電力レベルPf、アンテナよ
りの反射波のレベルPrを検出し、これらはA/D変換
器13でディジタル化されてCPU10へ入力される。
これらの検出レベルはフィードバックループに使われる
のではなく、送信出力の制御には用いられない。そして
それらの検出レベルはCPUで監視され、異常があれば
モニタ信号Mとしてシステム側へ通知される。これによ
って、例えば送信要求信号Tがオフとされ、CPU10
経由で送信制御信号T′として各増幅器に出力され、送
信の停止等の措置がとられる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、送信タイムスロットご
とにオン/オフされ、また周波数が切り換えられるよう
なシステムであっても、送信電力レベルが常に目標値と
なるような制御が容易になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる電力増幅回路の構成例を示すブロ
ック図である。
【図2】従来の電力増幅回路の構成例を示すブロック図
である
【符号の説明】
1 前置増幅器 2 可変アッテネータ 3 電力増幅器 10 CPU 11 周波数/温度テーブル 12 温度検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号のレベルを制御するためのそ
    の減衰率が可変制御可能な可変アッテネータと、高周波
    信号を電力増幅するための電力増幅器とを備えた電力増
    幅回路において、 周波数と温度の値の組ごとにその周波数と温度に対する
    電力増幅器出力レベルが所定値となるような可変アッテ
    ネータの制御信号値を予め格納したテーブルと、 前記電力増幅器の温度を検出して温度信号を出力するた
    めの温度検出手段と、 高周波信号が入力されたときにその高周波信号の周波数
    を示す周波数信号と前記温度検出手段により検出された
    温度信号とを入力としてそれら周波数と温度の組に対応
    する制御信号値を前記テーブルから読み出して前記可変
    アッテネータへ出力する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電力増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記入力された高周波信号の周波数信号
    の示す周波数が、前記テーブルに用意された周波数と温
    度の組のどの周波数とも一致しないときは、周波数信号
    の示す周波数をその間に含む前記テーブル上の2つの隣
    接周波数に対応する制御信号値を用いて内挿により当該
    周波数に対する制御信号値を前記制御手段が算出して前
    記可変アッテネータへ出力することを特徴とする請求項
    1に記載の電力増幅回路。
  3. 【請求項3】 高周波信号のレベルを制御するためのそ
    の減衰率が可変制御可能な可変アッテネータと、高周波
    信号を電力増幅するための電力増幅器とを備えた電力増
    幅回路の送信出力制御方法において、 周波数と温度の値の組ごとにその周波数と温度に対する
    電力増幅器出力レベルが所定値となるような可変アッテ
    ネータの制御信号値を予め格納したテーブルを設け、前
    記電力増幅器の温度検出値と入力高周波信号の周波数に
    応じた制御信号値を前記テーブルから読み出して前記可
    変アッテネータの減衰率を制御するようにしたことを特
    徴とする電力増幅回路の送信出力制御方法。
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