JP2000275564A - レーザ出射光学系 - Google Patents

レーザ出射光学系

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JP2000275564A
JP2000275564A JP11086068A JP8606899A JP2000275564A JP 2000275564 A JP2000275564 A JP 2000275564A JP 11086068 A JP11086068 A JP 11086068A JP 8606899 A JP8606899 A JP 8606899A JP 2000275564 A JP2000275564 A JP 2000275564A
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JP
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prism
optical system
laser
optical fiber
lens
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JP11086068A
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Inventor
Sadahiko Kimura
定彦 木村
Akira Sugawara
彰 菅原
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で集光スポットを円軌道に沿って
移動させる機能を持つレーザ出射光学系を提供するこ
と。 【解決手段】 出射光学系のレーザ光入射部とリコリメ
ートレンズ11との間に傾斜プリズム14を配置し、該
傾斜プリズムを回転運動させてレーザ光の中心光路を変
化させることにより、前記レーザ光の集光スポットを円
運動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光により溶
接や切断を行うためのレーザ加工装置に適用され、レー
ザ光の集光スポットを被加工部材上で円運動させる機能
を持つレーザ出射光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光により金属部材を溶接あるいは
切断したり、樹脂材を切断するレーザ加工装置が各種提
供されている。この種のレーザ加工装置は、レーザ発振
器からのレーザ光を光ファイバを通して出射光学系と呼
ばれる光学系に導入し、この光学系を通して被加工部材
に照射する。出射光学系は、通常、光ファイバ端面から
拡大するレーザ光を平行光にするリコリメートレンズ
と、このリコリメートレンズからの平行光を集光させて
被加工部材上に集光スポットを形成するための加工レン
ズとを内蔵している。この種のレーザ溶接や切断におい
ては、レーザ光の集光スポットを円軌道に沿って動かす
ことにより、円形の溶接や切断を行うことができる。そ
して、レーザ光の集光スポットを円軌道に沿って動かす
方法として、以下の方法が知られている。
【0003】(1)X−Yテーブルなどの駆動系にて出
射光学系全体を動かす方法。
【0004】(2)加工レンズをレーザビーム中心から
ずらし、集光スポットを円軌道に沿って動かすことによ
りその位置を変える方法。
【0005】(3)加工レンズとリコリメートレンズの
間に傾斜プリズムを配置する方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の方法で
は、出射光学系を支持する駆動系にて円軌道を作るた
め、駆動系が大きくなる。
【0007】上記(2)の方法では、駆動径により加工
レンズ中心を円運動させることで、集光スポットが円軌
道を描くようにしており、加工レンズをレーザビーム中
心からずらした距離に応じて、円軌道の半径が決まる。
この方法では駆動系を加工レンズに設置しなければなら
ず、出射光学系が大きくなる。また、円運動に際して加
工レンズ中心が常にレーザビーム中心と一定間隔になる
ようなホルダが必要である。このホルダは円運動の半径
に比例して大きなものとなる。
【0008】上記(3)の方法では、傾斜プリズムを回
転駆動径で回転させることにより、集光スポットが円運
動するもので、傾斜プリズムの角度により集光スポット
の円運動半径が決まる。このための回転駆動系は加工レ
ンズ径と同じサイズの傾斜プリズムが必要になり、回転
駆動系は(2)の方法と同様に大きくなる。また、集光
スポットの円運動半径は傾斜プリズムの角度により一義
的に決定され、円運動半径の調整が困難である。
【0009】そこで、本発明の課題は、簡単な構成で集
光スポットを円軌道に沿って移動させる機能を持つレー
ザ出射光学系を提供することにある。
【0010】本発明の他の課題は、簡単な構成で集光ス
ポットの円運動の半径を調整できる機能を持つレーザ出
射光学系を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、リコリメート
レンズと加工レンズとを内蔵し、レーザ光の集光スポッ
トを円運動させるレーザ出射光学系において、該出射光
学系の入射部と前記リコリメートレンズとの間にプリズ
ムを配置し、該プリズムを回転運動させてレーザ光の中
心光路を変化させることにより、前記レーザ光の集光ス
ポットを円運動させるようにしたことを特徴とする。
【0012】前記レーザ光が光ファイバにより前記入射
部に導入される場合、前記光ファイバの端面と前記リコ
リメートレンズとの間に前記プリズムが配置される。
【0013】本レーザ出射光学系には更に、前記プリズ
ムを回転させる回転駆動機構が備えられる。
【0014】更に、前記光ファイバ端面と前記プリズム
との間の距離を調整できる機構を備えていることが望ま
しい。
【0015】特に、前記プリズムを、該出射光学系のケ
ースに着脱自在なリング状の回転保持部材により保持
し、該回転保持部材と前記プリズムとの間には更に、リ
ング状のスペーサを、その厚さを変えることにより前記
光ファイバの端面と前記プリズムとの間の距離が変化す
るように配置することにより前記調整機構を構成するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の好まし
い実施の形態を説明する前に、動作原理を説明する。レ
ーザ出射光学系には光ファイバ10を通してレーザ発振
器からのレーザ光が導入される。レーザ出射光学系は、
光ファイバ10の出射端面から拡大するレーザ光を平行
光にするリコリメートレンズ11と、このリコリメート
レンズ11からの平行光を集光させて被加工部材13上
に集光スポットを形成するための加工レンズ12とを内
蔵している。これらのレンズに加えて、光ファイバ10
の端面とリコリメートレンズ11との間に上面に傾斜面
を持つ傾斜プリズム14が配置される。
【0017】集光点でのスポット径dは、光ファイバ1
0の直径d0 及びリコリメートレンズ11の焦点距離f
2、加工レンズ12の焦点距離f1によって次式(1)
により決定される。
【0018】 d=(f1/f2)・d0 (1) 傾斜プリズム14をその中心軸が、レーザ光の中心軸と
一致した状態で回転させると、被加工部材13上での集
光スポットは円運動する。
【0019】円運動の半径aは、傾斜プリズム14の傾
斜面の角度α、屈折率n、光ファイバ10端面から傾斜
プリズム14までの距離xとすると、次式(2)により
決定される。
【0020】 a=sin{(n−1)・α}・x・(f1/f2) (2) 上記式(2)より、距離xを変えることにより、円運動
の半径aを変えることができることが理解できよう。
【0021】上記のように、光ファイバ10の出射端面
とリコリメートレンズ11との間に傾斜プリズム14を
設置することで、傾斜プリズム14の大きさを加工レン
ズ12の大きさより小さくすることができる。また、円
運動半径aの調整が可能になる。
【0022】図2を参照して、本発明の実施の形態につ
いて説明する。図2において、図1と同じ部分には同じ
番号を付している。図1で説明したように、本出射光学
系は、上から順に、傾斜プリズム14、リコリメートレ
ンズ11、加工レンズ12の順序でケース20内に配置
されている。光ファイバ10(図1)の出射端面は、ケ
ース20の上部20aに固定される。
【0023】傾斜プリズム14を回転させるための回転
駆動機構について説明する。傾斜プリズム14の回転駆
動はモータ21によって行う。モータ21の回転は、そ
の出力軸に固定された第1のギア22A、この第1のギ
ア22Aに歯合した第2のギア22Bを介して、円筒状
のプリズムホルダ23に伝達される。プリズムホルダ2
3は、傾斜プリズム14を回転可能に保持しているもの
であり、第2のギア22Bの内径側に固定されている。
プリズムホルダ23は、ベアリング24を介してケース
20に支持されており、ケース21から取り外すことが
できる。モータ21の回転数を制御することにより、集
光スポットの円運動の速度を制御し、定回転での連続照
射または、円軌道での多点打ちを行うことができる。
【0024】次に、光ファイバ10の端面と傾斜プリズ
ム14間の距離の調整機構について説明する。プリズム
ホルダ23は、その下端部に内面側に突出するフランジ
部を有しており、このフランジ部に傾斜プリズム14が
搭載される。傾斜プリズム14の上側には、傾斜プリズ
ム14と同じ傾斜面を持つカラー25が設けられ、この
カラー25の上には更に、プリズムホルダ23の内径面
に形成されためねじに螺入可能なねじリング26が設け
られていることにより、傾斜プリズム14が押さえ付け
られている。特に、プリズムホルダ23のフランジ部と
傾斜プリズム14との間には、リング状のスペーサ27
が配置されている。そして、スペーサ27の厚さを変え
ることにより光ファイバ10の端面と傾斜プリズム14
との間の距離が変化することで前記距離の調整機構を構
成している。したがって、光ファイバ10の端面と傾斜
プリズム14との間の距離の調整は、プリズムホルダ2
3をケース20から取り外して行われる。勿論、距離の
調整機構は、このようなものに限らず、モータ21を含
めた可動部全体を上下動可能にケース20に組み込んで
も良いし、光ファイバ10の出射端を固定しているケー
ス20の上部を分離可能とし、しかも上下動可能にして
も良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、小型で設置スペースが少なくて済み、集光スポット
を円軌道に沿って動かすことのできるレーザ出射光学系
を実現でき、円軌道の半径の調整に必要な時間は短時間
で済むので、溶接、切断の短時間加工が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態を示した断面図である。
【符号の説明】
10 光ファイバ 11 リコリメートレンズ 12 加工レンズ 13 被加工部材 14 傾斜プリズム 20 ケース 21 モータ 22A、22B 第1、第2のギア 23 プリズムホルダ 24 ベアリング 25 カラー 26 ねじリング 27 スペーサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リコリメートレンズと加工レンズとを内
    蔵し、レーザ光の集光スポットを円運動させるレーザ出
    射光学系において、該出射光学系の入射部と前記リコリ
    メートレンズとの間にプリズムを配置し、該プリズムを
    回転運動させてレーザ光の中心光路を変化させることに
    より、前記レーザ光の集光スポットを円運動させるよう
    にしたことを特徴とするレーザ出射光学系。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザ出射光学系におい
    て、前記レーザ光は光ファイバにより前記入射部に導入
    され、前記光ファイバの端面と前記リコリメートレンズ
    との間に前記プリズムが配置されていることを特徴とす
    るレーザ出射光学系。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のレーザ出射光学系におい
    て、前記プリズムを回転させる回転駆動機構を備えてい
    ることを特徴とするレーザ出射光学系。
  4. 【請求項4】 請求項2あるいは3記載のレーザ出射光
    学系において、前記光ファイバ端面と前記プリズムとの
    間の距離を調整できる調整機構を備えていることを特徴
    とするレーザ出射光学系。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のレーザ出射光学系におい
    て、前記プリズムは、該出射光学系のケースに着脱自在
    なリング状の回転保持部材により保持されており、該回
    転保持部材と前記プリズムとの間には更に、リング状の
    スペーサがその厚さを変えることにより前記光ファイバ
    の端面と前記プリズムとの間の距離が変化するように配
    置されていることにより前記調整機構を構成することを
    特徴とするレーザ出射光学系。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101088119B1 (ko) 2009-09-16 2011-12-02 주식회사 제이미크론 리드 프레임과 컨넥터에 대한 레이저 가공 장치 및 이를 이용한 레이저 가공 방법
KR101291381B1 (ko) * 2011-10-10 2013-08-07 김장주 레이저 드릴링을 이용한 기판의 제조 장치
CN107900562A (zh) * 2017-10-27 2018-04-13 湘潭大学 一种用于焊缝跟踪的环形激光传感器
CN110900010A (zh) * 2019-12-25 2020-03-24 广东电网有限责任公司 一种电力设备生产用的板材激光切割机

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