JP2000275097A - 振動モニタ装置 - Google Patents

振動モニタ装置

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JP2000275097A
JP2000275097A JP11079628A JP7962899A JP2000275097A JP 2000275097 A JP2000275097 A JP 2000275097A JP 11079628 A JP11079628 A JP 11079628A JP 7962899 A JP7962899 A JP 7962899A JP 2000275097 A JP2000275097 A JP 2000275097A
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JP
Japan
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vibration
signal
generator
acceleration detector
acceleration
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Pending
Application number
JP11079628A
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English (en)
Inventor
Sadakazu Nakajima
貞和 中嶋
Takashi Minamishima
隆志 南島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANAGAWA DENSHI GIKEN KK
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
KANAGAWA DENSHI GIKEN KK
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震発生時においても発電機の振動を検出す
ることができる振動モニタ装置を提供することである。 【解決手段】 原動機ユニットに振動を検出する第1加
速度検出器を設け、前記原動機ユニット以外の場所に前
記第1加速度検出器とは別の第2加速度検出器を設け、
前記第1加速度検出器で検出した信号から前記第2加速
度検出器で検出した信号を差引きかつ前記差引き後の信
号を増幅する差動増幅器を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ式エンジ
ン、モータ、タービン及び水車等の原動機の異常動作
(異常振動)を監視する振動モニタ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】振動モニタ装置は、発電機の安全装置で
ある。発電機が正常に動作しているか否かを振動を監視
することにより検出している。発電機の調子が悪くなる
と、発電機自身から異常振動が発生する。しかし、振動
には発電機自身から発生する振動以外に地震により発電
機本体に伝達される振動もあり、従来は、この地震によ
る振動を発電機から発生した異常振動と誤検出し、安全
装置が作動して発電機が停止する恐れがあった。地震時
の非常用発電機は、地震発生時にこそ動作しなければな
らない。地震が発生しても発電機自身が正常であれば、
発電機を作動させなければならない。
【0003】この問題を解決する先行技術としては、例
えば本件出願人の出願である特願平10−367314
号がある。特願平10−367314号の振動モニタ装
置では、地震を察知すると発電機本体の振動値が通常レ
ベルを超過しても発電機の異常を知らせる警報は出さ
ず、発電機の稼動は続行する。
【0004】したがって、特願平10−367314号
の振動モニタ装置では、地震が発生したときは、強制的
に停止信号や警報信号を遮断してしまうため、地震時に
おいて発電機自身から異常な振動が発生しているか否か
は不明である。地震振動と発電機自身から発生する振動
の主成分が近い(振動周波数が近い)ときは特に発電機
から発生する異常振動の有無は不明であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、地震発生時
においても発電機自身から発生する振動を検出すること
ができる振動モニタ装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原動
機ユニットに振動を検出する第1加速度検出器を設け、
前記原動機ユニット以外の場所に前記第1加速度検出器
とは別の第2加速度検出器を設け、前記第1加速度検出
器で検出した信号から前記第2加速度検出器で検出した
信号を差引きかつ前記差引き後の信号を増幅する差動増
幅器を備えたことを特徴とする振動モニタ装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の振動モニタ装置
100の信号系統図である。振動モニタ装置100は、
発電機1に設置した加速度検出器3、床2に設置した加
速度検出器4、加速度検出器3及び4で検出した信号を
それぞれ増幅する入力信号増幅器5及び6、入力信号増
幅器5の信号の移相を調整する移相調整器7及び操作パ
ネル10等から構成されている。
【0008】加速度検出器3と詳しくは後述する操作パ
ネル10は、信号線31で接続されている。加速度検出
器3は発電機1の振動を検出し、検出信号を信号線31
を介して操作パネル10へ伝送する。また、加速度検出
器4は、床2の振動(地震)を検出し、信号線32を介
して検出信号を操作パネル10へ伝送する。加速度検出
器3、4及び操作パネル10は、例えばリチウムイオン
バッテリで駆動する。
【0009】図3は、加速度検出器3、4から伝送され
た信号の処理系統の流れ図である。加速度検出器3、4
で検出した振動信号は微弱なので、まず入力信号増幅器
5、6で増幅する。
【0010】感度設定器11、12によりそれぞれ加速
度検出器3、4の感度を調整し、検出する信号のレベル
を設定する。この感度設定器11、12による調整は、
操作パネル10のメンテナンス時などに行う。感度設定
器11、12は、振動を電圧値(振動信号)に変換す
る。例えば、9.8m/s2の加速度値を1V(ボル
ト)と定義し、検出された振動の加速度値を電圧値の振
動信号に変換する。
【0011】加速度検出器3で検出された検出信号の位
相と加速度検出器4で検出された検出信号の位相とのず
れは、移相調整器7により調整される。加速度検出器
3、4で検出されたそれぞれの検出信号は、差動増幅器
8に入力され、図2に示すように加速度検出器3で検出
された検出信号から加速度検出器4で検出された検出信
号が差し引かれ、発電機1による振動のみが取り出さ
れ、かつ増幅される。
【0012】差動増幅器8で取り出された発電機1によ
る振動のみの信号はハイパスフィルタ9へ送られる。ハ
イパスフィルタ9は、低周波帯域の振動信号を減衰さ
せ、高周波帯域の振動信号(例えば概ね25Hz以上の
振動信号)はそのまま通過させる。ハイパスフィルタ9
を通過した高周波帯域の振動信号のうち、所定の帯域以
上の振動信号(例えば5000Hz以上の振動信号)が
ローパスフィルタ13により除去される。
【0013】ハイパスフィルタ9及びローパスフィルタ
13を通過した振動信号は、実効値整流器14で整流さ
れ、操作パネル10の表示窓(図示せず)に設けたパネ
ル表示部17に振動の加速度の大きさを表示する。
【0014】また、ローパスフィルタ13を通過した振
動信号は、積分器(速度算出器)15へ送られ、積分器
15により積分され、算出された速度パラメータを実効
値整流器16で整流し、操作パネル10の表示窓(図示
せず)に設けたパネル表示部18に振動の速度の大きさ
を表示する。図3において、ローパスフィルタ13は、
回路を簡素化するために省略してもよい。
【0015】図3に示すように、操作パネル10(破線
内)内には、基準電圧発生器20により駆動される加速
度トリップ設定器21と速度トリップ設定器23が設け
てある。加速度トリップ設定器21では、予め所定の加
速度(例えば500m/s2)を設定しておき、この加
速度の値と実効値整流器14で算出された値を加速度比
較器22で比較し、比較した結果を判定器25へ伝送す
る。加速度比較器22で比較した結果、検出された振動
の方が予め設定した所定の加速度値より大きければ信号
「Y」を判定器25へ伝送し、逆に所定加速度値より小
さければ信号「N」を判定器25へ伝送する。
【0016】速度トリップ設定器23では、予め所定の
速度(例えば20mm/s)を設定しておき、この速度
の値と実効値整流器16で算出された値を速度比較器2
4で比較し、比較した結果を判定器25へ入力する。速
度比較器24で比較した結果、検出された振動の方が予
め設定した所定速度値よりも大きければ信号「Y」を判
定器25へ伝送し、逆に小さければ信号「N」を判定器
25へ伝送する。
【0017】加速度比較器22と速度比較器24が判定
器25へ送った信号のうち少なくとも一つが「Y」であ
れば、判定器25はアクチュエータ30をアクチュエー
タ30の種類によりON又はOFFにするための信号を
アクチュエータ30へ伝送する。ここで、アクチュエー
タ30が警報器であれば、異常を示す警報ランプを点灯
させたり、警報音を鳴らしたりする(すなわち、警報器
をONにする)。アクチュエータ30が発電機1の停止
装置であれば、この停止装置で発電機1を停止させる
(すなわち、停止装置をONにする)。
【0018】加速度比較器22及び速度比較器24の出
力信号がどちらも「N」であれば発電機1は正常に動作
しており、地震による振動があっても差動増幅器8によ
ってキャンセルされるので警報器(図示せず)等の安全
装置は作動させず、発電機1の運転は継続して行う。
【0019】上記において、検出された加速度又は算出
された速度が、加速度トリップ設定器21又は速度トリ
ップ設定器23で設定した値の所定%(例えば50%)
以上になると警報ランプ(アクチュエータ30)を点灯
させ、上記設定した値以上になると発電機1を停止装置
(アクチュエータ30)により停止させるようにしても
よい。
【0020】以上のように、地震振動の主要成分の周波
数帯域と発電機1自身から生ずる振動の主要成分の周波
数帯域が接近していても、発電機1自身から生ずる異常
振動のみを検出することができる。
【0021】振動が発電機1の異常振動のみの場合は、
差動増幅器8なしでも発電機1の異常振動の検出信号は
検出される。振動が地震及び発電機1の異常振動の場合
は、差動増幅器8により信号が検出される。つまり、本
発明の威力が発揮される。
【0022】以上の説明では、加速度検出器3は発電機
1に直接取付けた例を示したが、加速度検出器3は、発
電機1を支持する機械台等の発電機1の振動が直に伝達
されるユニットに設置するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】1回路で増幅器等を構成することができ
るのでコストがあまりかからない。地震と発電機1の振
動成分が同じ帯域にあっても、発電機1のみの振動をモ
ニタ(監視)することができる。
【0024】地震振動と発電機1の振動の主成分が近い
(振動周波数が近い)ときでも、地震の振動は建物(床
2)と発電機1に同位相で影響し、発電機1自体の振動
は建屋(床2)側では極めて減衰することを利用し、発
電機1に直接取付けた加速度検出器3の信号から床2に
取付けた加速度検出器4の信号を差動増幅器8により差
し引くことにより、発電機1の振動信号のみを検出する
ことができる。
【0025】図1に示す振動モニタ装置100を使用す
ると、地震時に発電機1に異常が発生しても、加速度検
出器3が検出した発電機1の異常振動及び地震振動の検
出信号から加速度検出器4が検出した地震振動の検出信
号を差動増幅器8で差し引くので、発電機1から発生す
る異常振動のみを検出することができる。
【0026】本発明では、発電機1自身から発生する振
動のみを監視することができるので、地震発生時におい
て発電機1の異常振動の発生を検出することができ、発
電機1の運転を停止するべきか否かを適切に判断するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の振動モニタ装置の信号系統図であ
る。
【図2】 発電機に設置した加速度検出器で検出した検
出信号から床に設置した加速度検出器で検出した検出信
号を差し引いた状態を示すグラフである。
【図3】 加速度検出器から伝送された信号の処理系統
を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 発電機(原動機ユニット) 2 床(原動機ユニット以外の場所) 3 第1加速度検出器 4 第2加速度検出器 8 差動増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南島 隆志 神奈川県横須賀市津久井3−21−35 カナ ガワ電子技研株式会社内 Fターム(参考) 2G064 AA05 AA12 AB01 AB02 AB19 AB22 BA02 BA28 BD17 CC03 CC13 CC17 CC30 CC62 DD15 DD29

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機ユニットに振動を検出する第1加
    速度検出器を設け、前記原動機ユニット以外の場所に前
    記第1加速度検出器とは別の第2加速度検出器を設け、
    前記第1加速度検出器で検出した信号から前記第2加速
    度検出器で検出した信号を差引きかつ前記差引き後の信
    号を増幅する差動増幅器を備えたことを特徴とする振動
    モニタ装置。
JP11079628A 1999-03-24 1999-03-24 振動モニタ装置 Pending JP2000275097A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006065590A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の監視システム
JP2008139293A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Samsung Electronics Co Ltd デバイスの環境を分析する方法およびこれを利用したデバイス
JP2016038275A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 新日鐵住金株式会社 振動検出装置及び振動検出方法
CN110631693A (zh) * 2019-10-10 2019-12-31 衢州职业技术学院 一种基于空压机运行用振动检测仪
CN111220312A (zh) * 2020-02-28 2020-06-02 中国铁道科学研究院集团有限公司 一种螺栓状态的诊断方法及***

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